91
付録
C
R
のインストール
The R Project for Statistical Computing(http://www.r-project.org/)からCRAN(Comprehensive R Archive Network)を選択 し、日本のミラーサーバー筑波大学*1、東京大学*2または会津大学*3から利用しているパソコンのOSに適応したソフトウェアRをダ ウンロードすることから始まります。ここでは、Mac OS X版とWindows版のインストールの説明を行う。UnixやLinux(Debian、 Mandrake、FedoraCore、SUSE、Vine)についても同様にインストールをすることができます。
C.1
Mac OS X
版
C.1.1
R
のインストール
サーバーから圧縮されているファイル“R-2.4.1.dmg”をダウンロードし、解凍することで、デスクトップに が現れます。 “R-2.4.1.dmg”をクリックすることで、インストールが始まり、 *1http://cran.md.tsukuba.ac.jp/ *2ftp://ftp.ecc.u-tokyo.ac.jp/CRAN/ *3ftp://ftp.u-aizu.ac.jp/pub/lang/R/CRAN順に“続ける”をクリックし、使用許諾契約に同意し、
起動ディスクを選択し、“続ける”をクリックし、“インストール”をクリックします(上右画面は“インストール”でなく“アップグ レード”となっています)。
C.1 Mac OS X版 93 ソフトウェアが正常にインストールされると、アプリケーションのフォルダー内に のアイコンが作成され、これをクリックすることでRが起動されます。必要なら、このアイコンをドックにドラッグ&ドロップし ます。
C.1.2
パッケージのインストール
HDDにtgzファイルをダウンロードした後インストール パッケージをHDDにダウンロードし、それをRに組み込むことを説明します。これはネットに繋がっている状態のときに必要な パッケージをダウンロードし、その後他のパソコンにもインストールするときにも利用できます。CRANウェブページ*4の左フレームの“Packages”をクリックすると、右のフレームに“Contributed Packages”が現れます。
この“Contributed Packages”からダウンロードしたいPackage名(以下の例はcarの場合)を探し、Package source“car_1.1.0.tar.gz” をCtrlキーを押しながら、クリックし“リンク先のファイルを別名でダウンロード...”を選択し、 適当な所にダウンロードします。他の機械にパッケージをインストールするときは、これをUSBメモリー等の外部記憶装置に保存 しておきます。ファイルをダブルクリックしてダウンロードを行うと、ダウンロードしたファイルの拡張子が変更され、以下に記述 されていることが出来なくなります。 Rのメニューの“パッケージとデータ”の“パッケージインストーラ” *4http://cran.md.tsukuba.ac.jp/
を選択し、“CRAN(バイナリ)”の所で
“このコンピュータ上のパッケージ”を選択し、
C.1 Mac OS X版 95 上の例は、“car_1.0-17.tgz”をインストールしています。インストール終了後、コンソールには成功したというメッセージが表示さ れます。 CRANからの直接インストール Internetに接続しており、利用しているパソコンのみにパッケージをインストールすることを考える*5。メニューの“パッケージ とデータ”から “パッケージインストーラ”を選択し、“一覧を取得” をクリックし、ミラーサーバーとして、筑波大学 *5滋賀大経済からの場合は Sys.putenv("http_proxy"="http://cachesrv.biwako.shiga-u.ac.jp:8080/") という一行をファイル Rprofile に加える必 要があります。またはパッケージをインストールしたいときに Sys.putenv("http_proxy"="http://cachesrv.biwako.shiga-u.ac.jp:8080/") をコン ソールに入力します。
を指定します。このミラーサーバーの選択・変更はRの環境設定から“起動”-“デフォルトのCRANミラー”を用いて行うことが出 来ます。必要なパッケージを選択し、 “インストール/アップデート”をクリックします。tgzファイルをインストールしたときと同じように正しくインストールできたと き、成功したというメッセージが表示されます。
C.2
Windows
版
C.2.1
R
のインストール
CRAN*6のウェブページの右フレームのWindows (95 and later)をクリックし、Subdirectories:の“base”をクリックします。次に Rの最新版である“R-2.4.1-win32.exe”をクリックすることでダウンロードが始まり、ハードディスクの適当な所に保存されます。
このファイルをクリックすることで、ソフトのインストールが始まります*7。
*6http://cran.md.tsukuba.ac.jp/。
C.2 Windows版 97
始めに、インストール中に使用する言語を選択し、
“次へ(N)>”をクリックし、使用許諾を読み、
インストール先を設定し(デフォルトのままでよい)、“次へ(N)>”をクリックし、
インストールが終了します。 “スタート”-“プログラム”にRというフォルダーが作成され、 その中に“R 2.4.1”というアイコンが作成されています。このアイコンまたはデスクトップのRのアイコンをクリックすることで、 Rが起動されます。上の図は日本語版“R 2.4.1”をインストールしたときのものです。 スタート-プログラム内のメニューは、どの項目でも良いが、右クリックして “名前順で並べ替え(R)”を選択すると名前順に整列し、ソフトのフォルダを見つけやすくなります。
C.2 Windows版 99
C.2.2
パッケージのインストール
HDDにzipファイルをダウンロードした後インストール
パッケージをHDDにダウンロードし、それをRに組み込むことを説明します。これはネットに繋がっている状態のときに必要な
パッケージをダウンロードし、その後他のパソコンにもインストールするときにも利用できます。CRANウェブページ*8の左フレー
ムの“Packages”をクリックすると、右のフレームに“Contributed Packages”が現れます。
この“Contributed Packages”からダウンロードしたいPackage名(以下の例はcarの場合)を探し、Package source“car_1.1.0.zip” を右クリックし“対象をファイルに保存(A)...”を選択し、 適当な所にダウンロードします。他の機械にパッケージをインストールするときは、これをUSBメモリー等の外部記憶装置に保存 しておきます。 Rのメニューの“パッケージ”の“ローカルにあるzipファイルからのパッケージのインストール...”を選択し、 先ほど、ダウンロードしたファイルまたは外部記憶装置のファイルを指定します。 *8http://cran.md.tsukuba.ac.jp/
上の例は、“car_1.1-0.zip”をインストールしています。インストール終了後、コンソールには成功したというメッセージが表示され ます。 CRANからの直接インストール Internetに接続しており、利用しているパソコンのみにパッケージをインストールすることを考える*9。メニューのパッケージ から “CRANミラーサイトの設定...”を選択し、日本のミラーサイト *9滋賀大経済からの場合は Sys.putenv("http_proxy"="http://cachesrv.biwako.shiga-u.ac.jp:8080/") という一行をファイル Rprofile.site に加 える必要があります。またはパッケージをインストールしたいときに Sys.putenv("http_proxy"="http://cachesrv.biwako.shiga-u.ac.jp:8080/") をコンソールに入力します。
C.2 Windows版 101
を指定します。
メニューから“パッケージのインストール...”
上の例ではcarをしていしています。zipファイルからのインストールと同じように正しくインストールできたとき、成功したとい うメッセージがコンソールに表示されます。 HHH J JJ,, Tips demoについて 入力 > demo() # demo の表示。 demo()とすると13種類のデモンストレーションの一覧が 表示されます。興味深いものとしては数式の例を表示する demo(plotmath)とRを用いて描画される図の例を表示 するdemo(graphics)があります。