BIG-IP800 LTM
かんたんセットアップガイド
(
v11.4.0 HF2
対応)
V1.0
BIG-IP 800 LTM かんたんセットアップガイド(v11.4.0 HF2対応) V1.0 ...1 1. はじめに ...3 1.1. LTM動作概要 ...3 2. L3構成:スタンドアローン ...4 2.1. L3構成:スタンドアローンイメージ ...4 2.2. L3構成:スタンドアローンのネットワークサンプル ...5 3. 設定 ...6 3.1. 初期設定 ...6 3.1.1. 管理ポートのIPアドレス設定 ...6 3.1.2. 管理ポートへのGUIアクセス→ライセンスの取得 ...10 3.1.3. VLANの作成 ...19 3.1.4. Self IPの設定 ...20 3.1.5. デフォルトゲートウェイの設定 ...21
3.2. PoolとVirtual Server(HTTP:Port80)の設定 ...22
3.2.2. クライアントからのHTTPアクセス ...25
3.3. Virtual Server(HTTPS:Port443)の設定 ...26
3.3.1. サーバ証明書の作成とインポート ...26 3.3.2. クライアントからのHTTPSアクセス...34 4. L3構成:冗長化 ...35 4.1. L3構成:冗長化イメージ ...35 4.2. L3構成:冗長化のネットワークサンプル ...36 4.3. Active機(big208.f5jp.local)の設定 ...37 4.4. Standby機(big209.f5jp.local)の設定 ...43 4.5. デバイストラスト設定(Active機側から実施) ...46 4.6. デバイスグループの設定 ...49 4.7. トラフィックグループの設定 ...50 4.8. ConfigSync ...53 4.9. Traffic-group-1の優先度設定 ...54 4.9.1. クライアントからのHTTPアクセス ...56 5. ブリッジ(L2)構成:冗長化 ...57 5.1. ブリッジ(L2)構成:冗長化イメージ ...57 5.2. ブリッジ(L2)構成:冗長化のネットワークサンプル ...58 5.3. Active機(big208.f5jp.local)の設定 ...59 5.3.1. VLANの作成 ...59 5.3.2. VLANのグループ化 ...59 5.3.3. Self IPの設定 ...60
5.3.4. PoolとVirtual Server(HTTP:Port80)の設定 ...61
5.3.5. クライアントからのHTTPアクセス ...62
5.3.6. 冗長化の設定...63
本セットアップガイドにてBIG-IP Local Traffic Manager(以下、LTM)の設定方法についてご案内します。 BIG-IP LTMはサーバ負荷分散をはじめとしてSSLのオフロードやコンテンツスイッチング、また圧縮やキャッシュなど多 彩な機能を搭載し、アプリケーションサービスの可用性を高め快適なユーザエクスペリエンスを提供するのに役立ちます。 本ガイドでは、BIG-IP LTMをご購入いただいてすぐに使い始められるように、サーバ負荷分散を実現するのに必要となる 典型的なセットアップ手法を豊富なスクリーンショットを交えて解説します。 これにより、ネットワークを構成し、クライアント−サーバ間での簡単なWEBの負荷分散環境を構築することができます ので、セットアップ時の手引きとしてご活用ください。
1.1. LTM
動作概要 LTMは以下のような流れで動作します。 BIG-IP800 LTMWeb1 Web2 Web3 Web4 Web5
1 2 URL:www.f5.comを入力 クライアントPC 仮想サーバ(仮想IP) Webサーバ群(プール) Internal-IP Web2-IP ヘルスモニタ DNS 4 7 3 Internet 5 6 8
1.
はじめに
2.1. L3
構成:スタンドアローンイメージ 上図①∼⑥のIPアドレスが必要になりますので、あらかじめご用意ください。 なお、①管理IPは工場出荷時に192.168.1.245/24がプリセットされています。 項目 名前(サンプル) 値 - ホスト名 Big208.f5jp.local ① 管理IP --- 172.28.15.208/24 ② Externalインタフェース External 10.99.1.208 ③ Internalインタフェース Internal 10.99.2.208 ④ デフォルトゲートウェイ 10.99.1.254 ⑤ 仮想サーバアドレス http-vs-001 10.99.1.101:80 https-vs001 10.99.1.101:443 ⑥ Webサーバ1のアドレス:ポート --- 10.99.2.215:80 Webサーバ2のアドレス:ポート --- 10.99.2.217:80L3
構成:スタンドアローン 必要なサブネット • マネジメント用 • クライアント用 • サーバ用 1 2 4 3 5 6 管理IP External-IP Internal-IP デフォルトゲートウェイ 仮想サーバ Webサーバ 管理者 マネジメント2. L3
構成:スタンドアローン
2.2. L3
構成:スタンドアローンのネットワークサンプル まずは、冗長化しない状態のL3構成を想定して、1台のみ設定していきます。 BIG-IPのVirtual Serverは10.99.1.101:80と10.99.1.101:443の2つを設定します。 プールメンバーは、以下2つです。 10.99.2.215:80 10.99.2.217:80 BIG-IPのデフォルトゲートウェイは、インターネット方向を想定したルーター:10.99.1.254に設定します。 big208.f5jp.local テスト用クライアント 仮想サーバ http-vs-001: https-vs-001: 10.99.1.101:80 10.99.1.101:443 10.99.1.222 10.99.1.254 (デフォルトゲートウェイ) 10.99.2.215:80 Interface 1.1 VLAN: External External-IP: 10.99.1.208 Interface 1.2 VLAN: Internal Internal-IP: 10.99.2.208 管理IP: 172.28.15.208 172.28.15.0/24 管理セグメント 10.99.1.0/24 External 10.99.2.0/24 .254 Internal ルーター プール Webサーバ1: 10.99.2.217:80 Webサーバ2: 社内LAN Internet Internet L3sw デフォルトゲートウェイ設定:10.99.2.2083.1.
初期設定 3.1.1. 管理ポートのIPアドレス設定 BIG-IPへ専用コンソールケーブルを使用しBaud Rate 19,200で接続します。 例:TeraTermのシリアルポート設定 (1) デフォルトログインは、以下です。 ID: root Password: default(2) 管理ポートのIPアドレスを設定するために、コマンド:config を入力し、Enterします。
RS232C
ケーブル(メス)
オス
(3) OKします。
(4) DHCPを利用するかどうかを聞いてきますので、環境に合わせて設定します。
本環境では、DHCPは利用しないので、「No」を選択します。
(6)サブネットマスクを設定します。
(7)デフォルトゲートウェイを設定するかどうかを聞いてきますので、環境に合わせて設定します。
本環境では必要なので、「Yes」を選択します。
3.1.2. 管理ポートへのGUIアクセス→ライセンスの取得 管理用PCから、設定したBIG-IPの管理IPアドレスへ、HTTPSでアクセスします。 管理用PCはライセンスアクティベーションの為、インターネットへ接続できる環境である必要があります。 デフォルトの証明書は、正式に取得した証明書ではないため、以下のような画面が現れますが、「続行する」を選択してく ださい。 (1)ログイン画面が現れますので、以下のデフォルトのIDとPasswordでログインしてください。 ID:admin Password:admin
(2)「Next」ボタンを押します。
(4)購入したライセンスのレジストレーションキーを入力し、「Next」ボタンを押します。
(5)「Dossier」をコピーし、Step2の「Click here to access F5 Licensing Server」をクリックします。
レジストレーションキーを入力。
(6) ライセンス取得するためのWebサイト:activate.f5.comへ飛びますので、「Enter your dossier」フィールドの中に、 上記でコピーしたDossierを貼り付けます。「Next」ボタンを押します。
コピーしたDossierを 貼り付け。
(7)チェックボックスをチェックして「Next」ボタンを押します。
(8) ライセンスキーが表示されるので、全てをコピー(またはファイルをダウンロード)します。
(9) Webサイトでコピーしたライセンスを、「Step3:License」欄に貼り付けます。「Next」ボタンを押します。
(10)プロビジョニング画面がでますが、そのまま「Next」ボタンを押します。
(12)ホスト名、タイムゾーン、Root/Adminそれぞれのパスワードを設定します。「Next」ボタンを押します。
設定したパスワードでログインを試みるよう、ログアウト→ログインするように指示があります。「OK」ボタンを押します。
ホスト名をFQDNで指定。 タイムゾーンを指定。
(13) ID : Adminと、設定したパスワードで再度ログインします。
(14) この後、設定ウィザードも選択できますが、この手順書では一つ一つオブジェクトを設定していくこととしますので、
「Finished」ボタンを押します。
3.1.3. VLANの作成
まず、VLANを作成します。
「Main」メニュー → 「Network」 → 「VLAN」で表示された画面の右上にある「Create」ボタンを押します。 (1) External VLANの設定 (2) Internal VLANの設定 名前(任意)を指定。 名前(任意)を指定。 ポートを選択。 ポートを選択。
3.1.4. Self IPの設定
BIG-IPに設定したVLANそれぞれに対して、IPアドレスを設定していきます。 BIG-IP自身に設定するIPアドレスを、Self IPと呼びます。
「Main」メニュー→「Network」→「Self IPs」で表示された画面の右上にある「Create」ボタンを押します。 (1) External VLANの設定 (2) Internal VLANのIP設定 名前(任意)、IPアドレス、 サブネットマスク、VLANを設定。 名前(任意)、IPアドレス、 サブネットマスク、VLANを設定。 このアドレス上でのサービス(SSH/GUIアクセス等)を拒否。 このアドレス上でのサービス(SSH/GUIアクセス等)を許可。
(3)一覧では、以下のような状態になります。
(1) 以下の通り入力し、「Finished」を押します。 3.1.5. デフォルトゲートウェイの設定
BIG-IPのデフォルトゲートウェイを設定します。
「Main」メニュー → 「Network」 → 「Routes」で表示された画面の右上にある「Add」ボタンを押します。
任意の名称を入力。 左記の通りに入力。 ゲートウェイのアドレスを入力。
3.2. Pool
とVirtual Server
(HTTP:Port80
)の設定 (1) Poolの作成まず、Poolから作成します。Poolは、ロードバランス対象の複数サーバの集合を指します。
「Main」メニュー → 「Local Traffic」 → 「Pools」で表示された画面の右上にある「Create」ボタンを押します。
名前(任意)を指定。 プールメンバーへの ヘルスモニタを選択。
Address:とService Portを入力し、 「add」ボタンを押すと、メンバーに追加される。 ロードバランシング方式を選択。
(3)前画面の「http-pool-001」をクリックし、「Members」タブをクリックします。
(4)次にVirtual Server(HTTP:Port80)を作成します。
「Main」メニュー → 「Local Traffic」 → 「Virtual Servers」で表示された画面の右上にある「Create」ボタンを押します。
名前(任意)を指定。
HTTP Profileを選択。
先ほど設定したPoolを選択。 仮想IPアドレスとサービスポート:80を指定。
(5) Statusがグリーンであれば、正常に動作していることを示します。
3.2.2. クライアントからのHTTPアクセス
(1) テスト用クライアントから、作成したVirtual ServerへWebブラウザでアクセスし、Web画面が表示されることを確認し ます。
(2) 「Main」メニュー → 「Statistics」 → 「Module Statistics」 → 「Local Traffic」タブをクリックします。 「Statistics Type」のプルダウンメニューから、「Pools」を選択します。
それぞれのWebサーバの、Bits,Packets等のカウントがアップしていることを確認し、ロードバランシングが正常に行わ れていることを確認します。
3.3. Virtual Server
(HTTPS:Port443
)の設定HTTPSの仮想サーバを設定する場合の例です。
3.3.1. サーバ証明書の作成とインポート
(1) CSRの作成
認証局(CA)に対して、サーバ証明書の発行を依頼するためのCSR(Certificate Signing Request)を作成します。 「Main」メニュー → 「System」→ 「File Management」→ 「SSL Certificate List」タブで表示された画面右上の
「Create」を押すと、以下の画面が表示されます。
名前(任意)を指定。
Certificate Authorityを選択。
申請するRSA鍵長。 以下の項目へ値を入力。
Common Name(WebサーバのFQDN)
Organization Locality State Or Province Country
(2) CSRを、ローカルPCへダウンロード保存します。 CSRを保存してから、「Finished」を押します。
a)CSRをダウンロード。
b)CSRをダウンロード保存してから、押す。
(4)「Main」メニュー→「System」→「File Management」→「SSL Certificate List」を確認します。
(5) ダウンロード保存したCSRにて、認証局(例:ベリサイン、サイバートラスト等)へSSLサーバ証明書の申請を行ってくだ さい。
(本例では、OpenSSLを使って、サーバ証明書を発行しました。)
(7) 認証局から入手したサーバ証明書をアップロードします。 (6)認証局から発行されたSSLサーバ証明書をインポートします。
「Main」メニュー → 「System」 → 「File Management」 → 「SSL Certificate List」から該当するもの(本例では、
SSL-server)を選択すると、以下の画面になります。「Import」を押します。
Importを押す。
入手したサーバ証明書を選択。
(8)その結果、以下の状態になります。
名前(任意)を指定。 右端のチェックボックスをチェックし、
作成したサーバ証明書とKeyを選択。
(9) Client SSL Profileを作ります。
「Main」メニュー → 「Local Traffic」 → 「Profile」 → 「SSL」 → 「Client」で表示された画面右上の「Create」ボタンを 押すと、以下の画面が表示されますので、以下のように設定します。
(10) Virtual Server(HTTP:Port443)を以下のように設定します。 名前(任意)を指定。 HTTP Profileを選択。 先ほど設定したPoolを選択。 仮想IPアドレスとサービスポート:443を指定。 作成したSSL Profileを選択。
3.3.2. クライアントからのHTTPSアクセス
(1) テスト用クライアントから、作成したVirtual Server(HTTPS)へアクセスし、正常にSSL処理が行われることを確認し ます。
(2)「Main」メニュー→「Statistics」→「Module Statistics」→「Local Traffic」タブをクリックします。 「Statistics Type」のプルダウンメニューから、「Pools」を選択します。
それぞれのWebサーバの、Bits,Packets等のカウントがアップしていることを確認し、ロードバランシングが正常に行わ
れいていることを確認します。
スタンドアローン構成に加え、冗長化用サブネットが必要になります。また、2台で共有し、どちらかがActiveに動作する共 用IPアドレスを設定し、サーバのデフォルトGWとして指定します。
4.1. L3
構成:冗長化イメージ4. L3
構成:冗長化
項目 名前 値 名前 値 1号機 2号機 ホスト名 big208.f5jp.local big209.f5jp.local ① 管理インタフェース --- 172.28.15.208/24 --- 172.28.15.209/24② Externalインタフェース External 10.99.1.208/24 External 10.99.1.209/24
③ Internalインタフェース Internal 10.99.2.208/24 Internal 10.99.2.209/24
④ デフォルトゲートウェイ 10.99.1.254 ⇒ 設定同期によりコピー ⑤ 仮想サーバアドレス http-vs-001 https-vs-001 10.99.1.101:80 10.99.1.101:443 ⇒ 設定同期によりコピー Webサーバ1の 冗長化
L3
構成:冗長化 必要なサブネット • マネジメント用 • クライアント用 • サーバ用 • 冗長化用9
Internal共用IP8
External共用IP7
冗長化用IP10
NTPサーバ 管理者 マネジメント 管理IP 1 External-IP 2 Internal-IP 3 Webサーバ 6 仮想サーバ 5 デフォルトゲートウェイ 44.2. L3
構成:冗長化のネットワークサンプルもう一台BIG-IPを追加して、L3構成の冗長化設定を行います。
Webサーバのデフォルトゲートウェイを、Internal-flo-IP(10.99.2.253)へ変更します。
このサンプルでは、NTPサーバを10.99.2.217とし、BIG-IPはこのサーバとの時刻同期を行うことします。 (冗長化を行うBIG-IP同士は、時刻を合わせておく必要があります。)
BIG-IP間のHA(High Availability)VLANは、冗長化の制御パケットをやり取りする専用のVLANです。Externalや big208.f5jp.local big209.f5jp.local テスト用クライアント 仮想サーバ http-vs-001: https-vs-001: External-flo-IP: 10.99.1.253 Internal-flo-IP: 10.99.2.253 10.99.1.101:80 10.99.1.101:443 10.99.1.222 10.99.1.254 (デフォルトゲートウェイ) 10.99.3.0/24(HA) 10.99.2.215:80 Interface 1.1 VLAN: External External-IP: 10.99.1.208 Interface 1.3 VLAN: HA HA-IP: 10.99.3.209 Interface 1.3 VLAN: HA HA-IP: 10.99.3.208 Interface 1.1 VLAN: External External-IP: 10.99.1.209 Interface 1.2 VLAN: Internal Internal-IP: 10.99.2.208 Interface 1.2 VLAN: Internal Internal-IP: 10.99.2.209 管理IP: 172.28.15.208 172.28.15.0/24 管理セグメント 10.99.1.0/24 External 10.99.2.0/24 .254 Internal ルーター プール Webサーバ1: 10.99.2.217:80 & NTPサーバ Webサーバ2: Internet Internet L3sw デフォルトゲートウェイ設定:10.99.2.253 管理IP: 172.28.15.209
4.3. Active
機(big208.f5jp.local
)の設定 (1) HA VLANの設定「Main」メニュー →「Network」→「VLANs」で表示された画面の右上にある「Create」ボタンを押し、HA用VLANを設 定します。
(2) HA VLANのIP設定
「Main」メニュー→「Network」→「Self IPs」で表示された画面の右上にある「Create」ボタンを押し、HA用VLANのIP を設定します。 名前(任意)を指定。 ポートを選択。 名前(任意)、IPアドレス、 サブネットマスク、VLANを設定。 このアドレス上でのサービス(SSH/GUIアクセス等)を許可。
(3) 一覧は以下のような状態になります。
(4) 次に、「Main」メニュー→「Device Management」→「Devices」で、自分自身:big208.f5jp.local(self)を選択し ます。
(5) 「Device Connectivity」プルダウンメニューから「ConfigSync」を選択し、HA VLANに指定したIPアドレスを選択し 「Update」を押します。
HA VLANに設定したIPアドレスを選択。
(7) HA VLANに設定したIPアドレスを選択します。
(8) 「Device Connectivity」プルダウンメニューから「Mirroring」を選択し、HA VLANに指定したIPアドレスをプライマ リに指定します。任意ですが、ここではSecondaryとして、Internal VLANに指定したIPアドレスを選択しています。選
択後、「Update」を押します。
HA VLANに設定したIPアドレスを選択。
PrimaryにはHA VLANに設定したIPアドレスを選択。
[参考] NTP同期状態の確認
NTP同期状態の確認は、コマンドラインから実施します。以下に、Tera Termを利用した場合の確認方法を示します。
① SSHでログインします。
② User nameに「root」を入力し、Use challenge/response to log inをチェックします。
③パスワードを入力します。(デフォルト状態のパスワードは「default」です)
④ SSHアクセスが完了したら、「ntpq -np」を実行します。先頭に「*」がついていれば、同期が完了しています。 (同期完了状態になるまで、時間がかかる場合があります。)
[root@big208:Active:Standalone] config # ntpq -np
remote refid st t when poll reach delay offset jitter ==============================================================================
4.4. Standby
機(big209.f5jp.local
)の設定(1) Active機でのVLAN,Self IP,Devicesの設定と同様の設定をStandby機に対しても行います。
(2) Standby機に設定されたVLANは以下のようになります。
(4) 次に、「Main」メニュー →「Device Management」→「Devices」で、自分自身:big209.f5jp.local(self)を選択し、 Active機同様に、Device Connectivityの設定を行います。
以下はConfigSync設定。
(5) Failover設定。
HA VLANのIPアドレスを選択。
(6) Mirroring設定。
PrimaryにはHA VLANに設定したIPアドレスを選択。
4.5.
デバイストラスト設定(Active
機側から実施)デバイストラスト設定にて、冗長化する機器間で信頼関係を結びます。
以降は、Active機からのみ、設定します。
(1) 「Main」メニュー→「Device Management」→「Device Trust」→「Peer List」を選択し、「Add」ボタンを押します。
(2) Standby機のIPアドレスと管理者ID(Admin)とパスワードを指定します。「Retrieve Device Information」ボタンを 押します。
Standby機のIPアドレスを指定し、 管理者ユーザー名(Admin)およびそのパスワードを指定します。
(3) Standby機の証明書情報が表示されます。「Finished」ボタンを押して終了します。
(5) 「Device Management」→「Devices」で見ると、(self)に加え、Standby機も表示されます。 (ここは確認のみです。)
4.6.
デバイスグループの設定デバイスグループは、デバイストラストで信頼関係を結んだ機器の間で、どの機器間で冗長化を行うかの指定です。 デバイストラストはBIG-IP×3台以上で構成することも可能で、例えば、(1)と(2)で冗長化を行い、(2)と(3)はコンフィグ 同期のみ行う、という組合せが可能となっています。この組み合わせをデバイスグループで指定します。
2台で冗長化を行う場合はデバイスグループの組み方をあまり意識する必要はありませんが、設定は必要です。
(1) 「Main」メニュー →「Device Management」→「Device Groups」から、デバイスグループを作成します。
(2) デバイスグループが作られた状態です。
名前(任意)を設定。 「Sync-Failover」を選択。
ネットワークフェイルオーバを行うので、チェック。 冗長化を行うデバイス(自分自身を含む)を選択。
4.7.
トラフィックグループの設定トラフィックグループは、デバイスグループ内で移動するオブジェクトの集合です。 主に、Virtual Serverと共用IP(Floating IP)がトラフィックグループのオブジェクトです。 「Main」メニュー→「Device Management」→「Traffic Groups」を確認します。 (1) デフォルトで、「Traffic-group-1」という名前のトラフィックグループが存在しています。
以降、このTraffic-group-1に対して、Floating IPおよびVirtual Serverを割当てていきます。
(2) Internal VLAN側の共用IP(Floating IP)を追加設定します。
Floating IPは、Active機ダウン時にStandby機が引き継ぐ、自身に設定されたIPアドレス(Self IP)を指します。 実サーバは、このIPアドレスをデフォルトゲートウェイに指定することで、Active/Standbyの切り替わり発生時にも、即 座に通信を再開できます。
「Main」メニュー→「Network」→「Self IPs」から設定します。
ここで、Traffic-group-1を選択することで、そのトラフィックグループに属させます。 名前(任意)を設定。 フローティングIPアドレスを設定。 サブネットマスクを指定。 VLANを選択。 このIPアドレス上のサービス(SSH/GUI等)を許可。 「traffic-group-1」を選択。
(3) External VLAN側の共用IP(Floating IP)も追加設定します。
名前(任意)を設定。 フローティングIPアドレスを設定。 サブネットマスクを指定。 VLANを選択。 このIPアドレス上のサービス(SSH/GUI等)を停止。 「traffic-group-1」を選択。
(4) 「Main」メニュー→「Local Traffic」→「Virtual Servers」→「Virtual Address List」を選択します。 このPropertiesのTraffic Groupで、「traffic-group-1」が選択されていることを確認します。
(5) 「Main」メ ニ ュ ー →「Device Management」→「Traffic Groups」のTraffic-group-1を クリック →「Failover
Objects」タブをクリックして、中身を確認すると、フェイルオーバーオブジェクトは以下のようになっています。
クリック。
4.8. ConfigSync
Active機のみに行った設定を、Standby機に同期するために、ConfigSyncを行します。 (1) 「Main」メニュー→「Device Management」→「Overview」を選択します。
Active機(Big208.f5jp.local)を選択し、「Sync」ボタンを押すことで、コンフィグ同期が行われます。
4.9. Traffic-group-1
の優先度設定デフォルトでは、管理IPアドレス設定の大きい値を持つものがTraffic-group-1のActive機になります。
したがって、本構成では、Standbyにしたい機器(big209.f5jp.local)がこのTraffic-group-1のActiveとなっています。 以降、Active機にしたい機器(big208.f5jp.local)がTraffic-group-1のActiveになるように設定します。
(1) 「Main」メニュー→「Device Management」→「Traffic Groups」からTraffic-group-1を選択し、Failover Order= フェイルオーバ順序を指定します。
Activeにしたい方を上に設定。
(4)その結果、big209.f5jp.localがStandbyになります。
(3) big209.f5jp.localへ移動し、「Main」メニュー→「Device Management」→「Traffic Groups」からTraffic-group-1 を選択し、「Force to Standy」ボタンを押します。
(5) big208.f5jp.localはActiveになります。
以上で冗長化設定は終わりです。 4.9.1. クライアントからのHTTPアクセス
(1) テスト用クライアントから、作成したVirtual ServerへWebブラウザでアクセスし、Web画面が表示されることを確認し ます。
(2) 「Main」メニュー→「Statistics」→「Module Statistics」→「Local Traffic」タブをクリックします。 「Statistics Type」のプルダウンメニューから、「Pools」を選択します。
それぞれのWebサーバの、Bits,Packets等のカウントがアップしていることを確認し、ロードバランシングが正常に行
External VLANとInternal VLANをグループ化することで、BIG-IPはブリッジ(L2)として動作します。
そのグループ化したVLANに対してIPアドレスを設定します。(そのIPアドレスを使って、サーバへのヘルスモニタを行いま す。)
BIG-IPをブリッジ(L2)として設定することにより、External VLANとInternal VLANを同一のブロードキャストドメイン にすることが可能です。
5.1.
ブリッジ(L2
)構成:冗長化イメージ5.
ブリッジ(
L2
)構成:冗長化
項目 名前 値 名前 値 1号機 2号機 ホスト名 big208.f5jp.local big209.f5jp.local ① 管理インタフェース --- 172.28.15.208/24 --- 172.28.15.209/24② Externalインタフェース External --- External
---③ Internalインタフェース Internal --- Internal
---冗長化 ブリッジ(
L2
)構成 必要なサブネット • マネジメント用 • クライアント&サーバ用 • 冗長化用 VLANのグループ化2
&3
管理者 管理IP 1 External 2 Internal 3 Webサーバ 6 NTPサーバ 10 仮想サーバ 5 冗長化用IP 7 デフォルトゲートウェイ 4 (VLANのみ) (VLANのみ) クライアント&サーバ用 同一ブロードキャストドメイン マネジメント5.2.
ブリッジ(L2
)構成:冗長化のネットワークサンプル BIG-IPをブリッジとして設定します。 Webサーバのデフォルトゲートウェイは、ルーター(10.99.1.254)に設定します。 このサンプルでは、NTPサーバを10.99.1.217とし、BIG-IPはこのサーバとの時刻同期を行うことします。 (冗長化を行う機器同士は、時刻を合わせておく必要があります。) big208.f5jp.local big209.f5jp.local テスト用クライアント 仮想サーバ 同一ブロードキャスト ドメイン Active Standby http-vs-001: VLAN-group: vgroup vgroup-ip: 10.99.1.208 VLAN-group: vgroup vgroup-ip: 10.99.1.209 10.99.1.222 10.99.1.254 (デフォルトゲートウェイ) 10.99.3.0/24(HA) 10.99.1.215:80 Interface 1.1 VLAN: External Interface 1.3 VLAN: HA HA-IP: 10.99.3.209 Interface 1.3 VLAN: HA HA-IP: 10.99.3.208 Interface 1.1 VLAN: External Interface 1.2 VLAN: Internal Interface 1.2 VLAN: Internal 管理IP: 172.28.15.208 172.28.15.0/24 管理セグメント 10.99.1.0/24 External 10.99.1.0/24 .254 Internal ルーター プール Webサーバ1: 10.99.1.217:80 & NTPサーバ Webサーバ2: Internet Internet L3sw デフォルトゲートウェイ設定:10.99.1.254 管理IP: 172.28.15.209 10.99.1.101:80 社内LAN5.3. Active
機(big208.f5jp.local
)の設定 5.3.1. VLANの作成まずは、VLANを作ります。以下のような状態になります。
5.3.2. VLANのグループ化
同一ブロードキャストドメインにしたい複数VLANを、グループ化します。
(1) VLAN Groupの設定 名前(任意)を指定。 グループ化するVLANを選択。 (デフォルトのまま) 5.3.3. Self IPの設定 作成したVLAN Groupに対してIPアドレスを設定します。 (1) VLAN GroupへのIP設定 名前(任意)、IPアドレス、 サブネットマスクを設定。 作成したVLAN Groupを選択。 このアドレス上でのサービス(SSH/GUIアクセス等)を拒否。
(2) HA VLANへのIP設定も行い、以下の状態にします。
5.3.4. PoolとVirtual Server(HTTP:Port80)の設定 (1) Poolの作成
Poolを作ります。(このブリッジ構成の例では、サーバのアドレスは10.99.1.xです。)
(2) Virtual Server(HTTP:Port80)の作成
名前(任意)を指定。
HTTP Profileを選択。
先ほど設定したPoolを選択。 仮想IPアドレスとサービスポート:80を指定。
5.3.6. 冗長化の設定
「Main」メニュー→「Device Management」→「Devices」から、自分自身((self)の記載のあるデバイス)を選んで、 以下の設定を行います。
(1) Config Syncの設定
(2) Failoverの設定
5.3.7. 時刻同期(NTP)設定
「Main」メニュー → 「System」 → 「Configuration」 → 「Device」 → 「NTP」を選択します。 Address欄に、NTPサーバのIPアドレスを入力し、「Add」ボタンを押します。
NTPサーバのアドレスを入力し、「Add」を押す。 このタブで
5.4. Standby
機(big209.f5jp.local
)の設定 5.4.1. VLANの作成Active機と同様の設定を行います。
5.4.2. VLAN のグループ化
5.4.3. Self IPの設定
Active機と同様の設定を行います(Standby機用のIPアドレスを設定します)。
5.4.4. 冗長化の設定
Standby機においても、Active機同様、「Main」メニュー →「Device Management」→「Devices」から、自分自身 ((self)の記載のあるデバイス)を選んで、以下の設定を行います。
(2) Failoverの設定
5.5.
デバイストラスト設定(Active
機側から実施)5.6.
デバイスグループの設定Active機(big208.f5jp.local)の「Main」メニュー →「Device Management」→「Device Trust」→「Peer List」で、 Standby機を指定すると、以下の状態になります。
5.7. Traffic-Group
の設定5.8. ConfigSync
「Traffic Groups」からtraffic-group-1を選択し、Failover Order(優先度)を設定します。
5.9. traffic-group-1
をActive
機(big208.f5jp.local
)へ移動設定直後は、IPアドレスの大きい値を持つ方がActive機になるため、本例では、Standbyにしたい機器(big209.f5jp. local)がActiveになります。
Standbyにしたい機器(big209.f5jp.local)のtraffic-group-1にて「Force to Standby」を実施することで、big208. f5jp.localがActive機になります。
(1) Force to Standbyの実施
5.10.
クライアントからのHTTP
アクセス(1) テスト用クライアントから、作成したVirtual ServerへWebブラウザでアクセスし、Web画面が表示されることを確認し ます。
(2) 「Main」メニュー→「Statistics」→「Module Statistics」→「Local Traffic」タブをクリックします。 「Statistics Type」のプルダウンメニューから、「Pools」を選択します。
それぞれのWebサーバの、Bits,Packets等のカウントがアップしていることを確認し、ロードバランシングが正常に行
われていることを確認します。
基本的なセットアップに関しては以上で終了となります。
BIG-IPには、送信元IPやクッキーを用いたセッション維持、外部Syslogサーバへの詳細な通信ログ送信、iRuleと呼ばれ るスクリプティング機能を利用したトラフィック処理のカスタマイズなど、本セットアップガイドにてカバーしきれない豊富 な機能が実装されています。使い方次第で単純な負荷分散から高度なトラフィックコントロールまで、さまざまにご利用頂 けます。 またBIG-IP 800以外のBIG-IPシリーズ製品ラインナップにおいては、ソフトウェアモジュールライセンスを追加するこ とで広域負荷分散やファイアウォール機能、SSL-VPN機能など、アプリケーションアクセスを最適化する為の多彩な機能 が使用できるようになりますので、詳細は各種WEBサイトにてご確認いただくか、購入元にお問い合わせください。 F5ネットワークスジャパン総合サイト