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事例 1 意思表出の代替ツールとしての利用報告者黒川杏樹 1 ねらい 車いすやウォーカーの写真を選択して 発語のない生徒の意思表出の手段にする 2 使用したアプリなどと使用理由 (iworknote!) 選択肢を写真で提示でき 表示サイズも設定できる 上肢の欠損がある本生徒でも 触れること で操作す

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Academic year: 2021

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事例1 意思表出の代替ツールとしての利用

報告者 黒川杏樹

1 ねらい 車いすやウォーカーの写真を選択して、 発語のない生徒の意思表出の手段にする。 2 使用したアプリなどと使用理由 (iWorkNote!) ・選択肢を写真で提示でき、 表示サイズも設定できる。 ・上肢の欠損がある本生徒でも、触れること で操作することができる。 ・画像に触れると登録した音声が再生され、 意思表出の代替ツールとして利用できる。 3 事例対象生徒 中学部重複学級 3 年女子生徒 4 使用場面 認知についての学習場面 活動に取りかかる前など 5 使用方法・工夫 ・車いすとウォーカーのそれぞれの写真を 一つの画面に提示して、選択し、乗るよ うにする。 ・触れた写真が拡大表示され、「○○に乗り たい」と女性の声で音声が出力される。 教師と一緒に 写真を確認 どちらかの 写真に触れる 写真が拡大、 音声が出力 選択した方を 実際に確認 選択したウォ ーカーに乗る

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6 生徒の様子・結果 ・始めは教師と一緒に画面に触れ、車いすか ウォーカーの選択した方に乗った。 ・初めて iPad に触れる本生徒は、画面を見る 機会が増え、自分で触れることも増えた。 ・ウォーカーを選択することが多く、選択後 に近寄って、乗ろうと意識している様子が 見られる場面が増えた。 7 その他の使用方 目的地の選択

事例2 中学部重複音楽発表会の取り組み

報告者 黒川杏樹

1 ねらい 自分のできる(iPad に触れる)ことを生かし て BGM やセリフを再生して発表劇をする。 2 使用したアプリなどと使用理由 (iWorkNote!) ・発語はないが手を動かすこと のできる生徒がセリフを言う (再生する)ことができる。 ・iTunes で BGM の取り込み、セリフを iPad で直接録音することができる。 ・画面に触れて音声の再生、次の画面に進む、 戻るなどを設定することができる。 3 事例対象生徒 中学部部重複学級1~3年9名 4 使用場面 学部行事(音楽発表会) 自由に行き先が決められる時に 使用する。図書室や体育館などの 写真に触れて行き先を選択し、選 んだ場所に向かうようにする。

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5 使用方法・工夫 ・アプリを使って BGM やセリフを設定する。 ・始めの BGM をタッチして発表が始まる。 ・セリフのタイミングごとに生徒が前に出て 教師が手元に寄せた iPad の画面に触れる。 ・再生した BGM に合わせて車いすダンスをし ながら発表劇をすすめる。 ・Bluetooth のレシーバーを使用して、音声を 体育館のアンプに接続、聞き取りやすい音量 で発表できるようにした。 6 生徒の様子・結果 ・アプリで設定した BGM やセリフの流れは常 に同じになり、練習から発表まで見通しのも ちやすい発表劇になった。 ・全ての生徒が手でタッチして発表劇をするこ とができ、活動をシンプルにしたことで車い すダンスを楽しみながら取り組むことがで きた。 7 その他の使用法 朝の会司会進行 ・音声を外部入力できるラジカセに接続して、 音量の調節をする。 劇の始まりの BGM を再生 する 役を演じる生徒が 前に出てiPad に触れる セリフのページを 表示して触れる 位置に提示する 朝の会の司会進行をするのに使用する。触れるごと に次のページへ進み、録音した音声が再生される。 (男子→男声、女子→女性)

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事例3 宿泊学習の取り組み

報告者 小野 勝

1 ねらい 重複学級 6 名の発語のない生徒たちが、 校外で質問や挨拶を iPad を使って行う。 2 使用したアプリなどと使用理由 ① iWorkNote! ・写真、文字、音声を組み 合わせることができる。 ・画面タッチで次の画面に進む、戻るなど。 ②Photosynth ・パノラマ撮影ができる。 ③カメラ(標準のアプリ) ・写真や動画を撮影できる。 ④その他 「AirStash」、AppleTV、無線 LAN ・デジカメ、iPad の画像データを 1 台に まとめることができる。 ・大型 TV に無線で音声と画像を送り視聴。 3 事例対象生徒 高等部重複学級 1,2 年6名 4 使用場面 教室、宿泊場所、見学場所 5 使用方法・工夫 1)宿での 1 日目のはじめの挨拶、 2 日目のお礼の挨拶 ・車椅子で、iPadを おなかにのせて画面 にタッチした。 2)鴨川シーワールドで質問 ( iWorkNote! の画面) 「シーワールドで は魚たちは1日にど れくらいの量のエ サを食べますか」 (画面2) 写真に触れると録 音した質問文が再 生される。同時に 次の画面に進む。 (画面1)

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3)事前に質問を練習。 4)顔写真+挨拶文を録音。 5)次画面に質問文を表示。 繰り返し質問できるように 「最初に戻る」のボタンを設定。 6)パノラマ写真を見学先で撮影 6 生徒の様子・結果 1)繰り返し腕を動かして画面に触れて再生す ることがあった。 2)従業員の人たちの視線が iPad の写真や、 生徒に向きやすくなった。 3)宿泊先で生徒へ直接声をかけられることが あった。 4)事後学習で大型 TV に写真、動画、挨拶・ 質問内容などを、3 年生と一緒に視聴するこ とができた。

事例4 学校祭の取り組み

報告者 小野 勝

1 ねらい 学校祭の企画として、iPad を使っ て写真を撮影し、スライドショーにして発表 する。『わたしたちの見ている風景』 2 使用したアプリなどと使用理由 ① Camera Plus ・「全画面シャッター」モードができる。 ② iPad タッチャー ・外部スイッチ(丸、棒)と連動して使える。 ③ AirStash+ ④ iWorkNote!、メモ(標準のアプリ) Voice4u ・録音した挨拶文を再生する。 ⑤トーキングエイドテキスト版、 VoiceTextMicro[MISAKI] ・入力した挨拶文を男子の声、 女子の声で読み上げる。

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3 事例対象生徒 高等部重複学級 1~3 年 8 名 4 使用場面 教室、廊下、校外、上映会場 5 使用方法・工夫 1)生徒 8 名がそれぞれ校舎内外を撮影。 2)PC のソフトで BGM をつけて1人 1 分 半程度のムービー。 3)ポスターを渡す時や会場の挨拶で使用。 4)実際の映像は、3種類。 ①ピタゴラスイッチ風の仕掛け 30 秒程度 ②各生徒のムービー 1 分半程度×8 名分 ①と②を繰り返し。①の仕掛けは 8 種。 ③メイキングのムービー 2 分半程度 5)押した時にすぐにシャッターが切れる Camera Plus を使用。 6)「どっちもクリップ強力タイプ」2 本で固定。 7)上映会場でヘッドセットマイク拡声器に入力。 8)A 機で「VoiceTextMicro[MISAKI]」の 音声を再生し、B 機で「Voice4u」に録音。 6 生徒の様子・結果 1)画面を見ながらタッチして撮影した。 2)iPad タッチャーを接続して撮影した。 3)真剣な表情で iPad の画面や景色を見て シャッター切ろうと腕を動かしていた。 4)iPad タッチャーは有効。 5)他学部の児童生徒や職員が興味深そうに 見て、何をしているのか話しかけてきた。 6)校内でポスターを配布した時に、iPad で 挨拶すると「ありがとう」「楽しみにしてい るよ」など声をかけられた。 7 最終報告書には、その他の事例として、 小学部重複学級の取り組み、普通学級への貸出、 FaceTime を使った終業式の中継、高等部重複 学級の音楽発表会などを紹介する予定です。

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詳 細 は 「 魔 法 の プ ロ ジ ェ ク ト 」 http://maho-prj.org/ を参照してください。 1 「魔法のじゅうたんプロジェクト」とは、 平成24年度に全国の公立・私立と障がいの 種別を問わずに特別支援学校、特別支援学級、 障害者職業能力訓練校、障害者職業能力開発 校から指導者(教員)と対象者のペアでの応 募を募り、45 校 51 組に iPad、iPhone、 Androide 端末等 100 台の無償貸出を一定期 間(1 年間)行うことで学校の内外での障が い児の学習を支援して、学習のバリアフリー の促進と社会参加の機会を増やすことを目 的にしたプロジェクトでした。君津特別支援 学校も参加しました。 2 「魔法のランププロジェクト」とは、平成 25年度に実施されるプロジェクトで、 「iPad」、「iPhone」等「携帯情報端末」を活 用した障がい児の学習支援事例研究「魔法の ふでばこプロジェクト」「魔法のじゅうたん プロジェクト」に続く研究の一環として行な うものです。学校は勿論、通学や家庭など必 要な場所での、より具体的な活用事例を発表 していくことで、障がいを持つ子どもの学習 や社会参加の機会を増やすことを目指しま す。今回、「魔法のじゅうたん」から、「魔法 のランプ」に変更したのは、校内での学習は 基より、例えば眼鏡のように障がいのある子 どもたちが必要とする場所のどこでも活用 し、社会参加を促進する取り組みに発展させ たいという趣旨です。(募集要項より抜粋) 君津特別支援学校も「魔法のランププロジェ クト」に参加します。 ※この原稿は A3 サイズで作成しています。

参照

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