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9
.バンコク大都市圏の副都心計画地における機能集積からみた都市構造変貌
A Study on the Evolution of the Urban Structure of 8angkok Metropolis: Agglomerations of Activities in the Planned Subcenters
西浦定詰ぜ・大語
隆で奥山育英 Sadatsugu Nishiura,
Takashi Onishi and YasUhide Okuyama Due to theAsian fmancia1and economic crisis started in the mid of 1997,
its economy tumed out to bestagnating and the construction boom seemed to .cease. However
,
there are still many urban problems such as traffic congestion,
serious air and water pol1ution阻dpoor living environment. We investigated how theurban structure have evolved for the last decade in terms of commercia1and business agglomerate changes in plぉmedsubcenter areas of the last comprehensive plans for the Metropolis. It moves toward themultic~ntric formation but desperately needs a growth management policy
Keywords :
Bangkok,
ComprehensivePlan,
Subcenter,
Urban Structure がンJ!J、総合計菌、副都心、都市構造 1 .はじめに 1997年 7月、タイ通貨(パーツ)の変動相場制移行が 引き金となり始まった fアジアの通貨、経済危機jは、 今だ記穫に新しいところである。海外の投機資金が一斉 にタイから引き上げ、 1990年代の高度成長をもたらし た開発ブームは瞬〈間に崩壊した。この時代に言十爾さ れ、現在建設が中断されているピルは、バンコク市内で 300箇所にのぼると言われている九このような状況を 見ると、バンコクの都市成長は一端は治まったかに見え る。しかし、交通渋滞や居住環境改善など、根本的に都 市の成長と都市基接整備がアンバランスな状況にあるこ とに起因する都市問題は、依然として深刻な状況にあ る。 過去 10年間の人口増加をみると、バンコク都市圏 (Bang孟okMetropolitanArea)では、 88年の 570万人から 何 年 の 520万 人 と 減 少 傾 向 に あ る も の の 、 周 辺 5県 (Samtげ rakan,
Nonthaburi,
Nakhorn Pathom,
Ph加M泌則a剖tl間 n叫t伐h証R必i Samt凶E此tSa比ko促r吋)で増加が著しく、それらを合わせたバンn コク大都市園地域(BangkokMetropolitan Region)では 88 年の 800万人から 98年には 1000万人に増加してきでい る九交通面での対策では、外環状道路、都市内高速道 蕗、地下鉄、高架鉄道の建設が進められているが、プロ ジェクト管理や行政内部での担当部局問調整の課題を抱 えており、一つのプロジヱクトが都市全体の交通システ ム改善につながるためのマスタープランの欠如が指摘さ れている丸一方、土地利用の面では、地域指!に基づく バンコク都総合計画(BangkokMetropolitan General Plan) が 1992年に内務省令として発布されの、その 5年毎の見 直し作業の中で先の外環状道路沿線での副都心計酪が検 討されている(1)。このように、問題をはらみながらも対策 が取られてきているが、実際のところ市街化の拡大に伴 う人々の日常生活上の需要の増大に対して、それがどこ でどのように供給され都市留の変容にどう現れてきてい るのかということを考えた場合、はたしてその需要に応 えるかたちで、または管理するかたちで、の対策となって きているのかという疑需が残る。長山(1998)が言うよう に、「途上国の多くの大都市が共通して抱える今日的問題 は、突き詰めれば都市の成長管理を如何にするかJとい うことであり、それには成長の方向性を的確に把握する ことが第一義といえる。そこで本論文では、過去に策定 されたマスタープランの中で副都心計画地(Subcenter:以 下、サブセンター)として記されている地誌を対象に、立 地する蕗業業務機能の集積鵠査を実施し、この課題に応 えていく。2
.
調査対象と方法 1988年、以下に示す 3年代に策定された大都市開計画 の中の41のサブセンター指定地底を対象に、集積調査を 実施したら6):1) Greater Bangkok Plan 1990 (1960)、 2) The Metroplitan Plan 1990 1st Revised Edition (1972)、
3) The Bangkok Metropolitan General Plan (1986年に DTCP (Department of Town and Country Planning)により公表、そ の後修正が加えられ 1992年に正式に発布)。この 3年代 の計画を通じ目標とされていることは、都心一極集中型 から多極分散型への転換である。道路網では、 1)のプ ランでは都心部から幹線道路が放射状に、 2)、3)のプ *正会員 鳥取大学工学部社会開発システム工学科(fottiriUniv.) 材正会員 東京大学先端科学技術研究センター (RCAST,
Univ. ofTokyo)ランではさらにそれら幹線道蕗を結ぶ環状道路が細かく 計画されているの。それに合わせるかたちで、土地科用 計器では商業業務集積地としてサブセンターが記され、 機能分散を推進しようとする意図が読み取れる。そこ で、 1988年、 41地窪を対象にそこに集積する商業業務機 能の数と種類を調査し、各地鼠の実態把援および地区の 相互関係からみる都市構造を明かにし、サブセンター計 繭地の検証を行った。結果として、階題構造で高位およ び中位にランクされた地区の多くは、 CBDから北東、南 東、西の 3方向に伸び、る幹繰道路沿いに約 10キロの範囲 に連なってあり、都心の拡大ともとれる状況にあった。 そこで本研究では、 1998年夏、再び 88年と舟様の調 査を実施し、 10年間での大都市鶴の変容を探った。調査 主体は、
B'
タイ大学の共同研究班である。調査方法は、 対象地区を踏査し、機能集積数を対外した。ただし、露 J一
一
一
/
一
Phothvmlhoni 9 図1 綴査対象地区 表l 調査対象地区名 銭 芭 番 号 綾 寵 名 続 匿 容 得 綾 包 容 捨 話 番 号 地1&'" 蝕区語審昇 級 匿 名 SC(I) P.k Kret SC(1のα時α凶4 SC(31) Ba時 8咽 SC(46)下onbuti SC(2) Ti'抽 悶1 SC(l乃Katpt問 。 SC(32) B.暗お国 SC(4'η ぉMumM凶ng SC(声) San3:r由inNam SC(l吟Sp叩 結 問i SC(33) Tal.t Ph1u SC(特) WangHin SC(4) N刷 出buri SC(19) Bang Kapi SC(34) WOOF:N明Yai SC(4ゆ')Lad Kurabang S叩)Ra間 VI SC(20) Hua Mak SC問 Sa町ael:.Faicb SC(50) SU3.n 1潮 時SC(6) Tao Pun SC(21)限時間gTan SC(話) Bang訟lunN闇 SC(SI) BangPhiNewT酬
SC(ηSrI Yan SC(22)Samut針a帥n SC(3ηTal泊sα羽'" SC(S2) B胡,gB国 首 悶'8
SC(8)Rat雨 明t SC(23)Sam R叩.g SC(38) P拙lao SCσ3) DinDang SC(9)Rallj;'iti SC(24) Ba曙Na SC(39)臨 時Plat SC(S吋 Nnngα拙
SC(1的 F叩M問 時 SC(2S)onNut SC(拍)粗削対!Toei SC(S5) Ba略 B n
SC(l1) S戸nMai SC(26)計 四 地a附'8 SC(41) SaintUlUis SC(56) Watα鳩Lar SC(12)α四a協eB岨 SC(2ηPhra Pra品 開 SC(42) Bang Yai SC(5η 臨 時 間iOldT脚3 SC(1玲Lat出 路 沿o SC(認:) S由a抽t SC(43) B明 白 羽k SC(S8) Lat Phrao 47 SC(14)出 陣mWnng W.. SC(29) Ba昭 PaKa開 SC(判}伽暗 Wa伽 田 SC(S9)Lat p!u帥103 sα15) Kaset SC(30)nao K加 問12.SC(4S) Minburi 110 天高などについては、 88年と同様、調査対象から外した。 以下に、鵡査に関する要点を記す:1)対象地区は、 88 年調査の 41地区に、 98年 8月時点で新たに集積の確認 される 18地区を加えた言十 59地 底 ( 留 し 表 1)とする 。)、 2) 対象とした地区のそれぞれの調査エ ~r について は、 88年務査を基本とし、地区の中心部から商業業務底 舗が途切れるまでのエりを基本とした。ただし、その広 がりが大きい場合は中心部から
2
つめのハ・ス停留所を境 界としたσ)、3)商業業務機能の種類のカテJ'リー分けは30 種類とした(表2
)
0 88年調査では 150種類以上に分類 しデみを収集したが、最終的な分析では類似するものそを まとめ30種類に整理したため粉、今回も30種類を用い た。 3. 機能集積の変化 88年と 98年の各地藍の調査ヂザをもとに、全体およ び各地匹毎の集積の増減をみてみる。 表3に全体での集積数の変化を示す。 88年、 98年を連 表3 集積数の変化 年代 対象地区 1988 1I1、ら41 17927 1998 lカミら41 17043 1998 1カミら59 21227 437 416 360 じて調査対象となった 1から 41地鼠で比較す ると、総数、平均規模 (平均集積数)ともに 減少した。さらに、新 たな対象地区である No.42から No.59を加えた平均規模 でも減少してきでいる。これは、大都市圏内の主要な集 積地として取り上げた対象地区以外に、商業業務機能の 立地が進んで、いることを街わせる。地域を特定するデゅ は示せないが、現地調査において88年時と比べて幹繰道 路沿いに立地が確認された。 次に、各地区毎に増減を比較してみる。対象は、同年 を通じて対象地区となった 1から 41地区とする。表4
に 増減率が20%を越える地区を取り上げ、集積数、増減に 最も寄与した機能、 88年と 98年の特化捺数上位 3つを 示す。図2
にはそれら地区を示す。考察として以下の3
点をまとめる。一つには、北部に増加した地区、南部に 減少した地区がみられる。近年、北部において民間住宅 開発が進んでおり、その需要に応えるかたちで集積が進 んだと考えられる。減少している地区では、 NO.17、18、 表2 商業業務機能の種類 BAQ_主主!'_艶a三一一一一一_12思u虫島忠恕~一一一点銭旦笠役割1盟主一一 BAN bank ELE electric. music tape. MAR ma出d一 一 一 一 一 一
品M..2設:!!!..pho役一一一一...ElliL,~~怨!!.一一一一一一_Q民盟主主一一一一一一… CAR car, 担 問Ice.叩8rcpart GLA glasses. watch PAW pawn功。p
一 一 一 一 一 一 一 一
CU clinic, dentistry GOL gold.juwelry PET pe a,tnimal food. 一一-一一一一一一一一一一一一一一一一叩一_._-一一一一也一一一一~.短dn窓口ι…ーー一一一C1ρclothes. cl。仇 GRO grocery PRI printing~,!;あ搬出塁止一一 一一一…一一一一一一
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表4 増減が20%を越える地区 する機能についてみると、増加地区では88年から 98年 にかけて特化が低くなってきているが、減少地区では逆 に 区 な 関 い 能 路 減 は 化 み 汀 地 き 活 て 機 、 増 に 変 を 慌 た 大 生 つ の ち の 地 の 貌 配 つ に 常 な 飽 わ 連 立 係 変 区 な の 日 と の な 関 の 関 の 治 に も た り そ す 活 能 。 的 菌 判 上 の べ ま 、 。 生 機 る 対 市 減
1
そ 述 高 で る 常 的 い 棺 都 、 吉 数 に 的 様 よ 日 躯 て に り ば 刊 積 先 対 同 に 、 中 れ 象 よ え 戸 集 に 相 も と と つ 現 対 例 如 、 特 る て こ る 持 が を i M m し 、 よ い た 見 を と 区 t v る 刊 か 能 に つ つ を 閤 こ 地 州 い 刊 し 機 と に ま 化 商 い 化 全 , へ て 謝 。 の こ 区 低 変 い な 変 心 情 き d る 他 た 地 が の 広 れ 的 年 堕 て そ あ の し 加 化 数 、 ら 対 間 的 初 っ 、 が そ 減 増 特 積 し 見 相J
齢 ま と ) 、 激 、 り 集 響 が の 年 割 高 る 路 く が は よ の 影 化 地 m m が み 、 な 能 れ に 年 く 変 積 J S 化 て 口 は 機 こ 加 渇 き な 集 に 表 特 い h 減 の 。 増 J 大 き ・ 次 に つ 仔 増 連 る の 年 が 大 4 Z 一一 NRO 同 む 庁 TAaEEOMWA--此 M O O N G R R R ι U W 四 位約一一 m m h 山 脚 内 州 民 間 以 州 開 聞 は ∞ α 一一向叫ん凶仇札附臥州内山小川∞ M N 一 上 一 一 -一 一 一 立 一 制 御 問 問 山 側 凶 叩 附 削 附 附 口 一 間 側 臥 附 M ω ω 附 凶 側 即 興 抑 止 一 お お 抑 制 民 附 附 盟 関 二 州 問 附 州 附 叩 附 間 四 附 附 側 一 位 悦 一 T m m 酬附州問問一出問一附 m m ⋮ 山 一 一 則 側 一 町 一 向 山 ⋮ m u m 脚 m w ⋮ ぃ 一 上 一 一 一 一 一 一 一 品 部 ω 相 川 凶 附 凶 叩 附 側 間 抑 制 二 州 併 問 問 ω 附 m 州 問 ω 帥 C 附 止 前 州 問 削 附 酬 附 凶 附 附 剛 問 就 一 関 附 問 問 附 ω 附 叩 凶 附 側 ω 一 健 一 一 J j J 一 一 一 一 家 今 一 立 で 側 一 宮 抑 制 制 問 問 m u 間 間 島 一 開 一 窓 思 議 稔w
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1
7
個の地区)が圧倒的に多 く、続いてHAI(6個の地区)となっている。これら機 能は、市民のB
常生活に深く係わるものでありめ、その 意味からは集積数の増加、減少はB
常生活行動の変化 と関連していると推測される。三つには、特化係数例、 特にHOT
、DEP
、THE
などの比較的広い商霞を必要とていく。ただし、88年、 何年のず国タをそれぞ れ独立に分析している ため、分類分けによる グjトプ化は各々の年内 での各地区の相対的関 係によるものとなって いる。したがって、両 者を比較する場合、比 較対象グ
J
v
-
)
"
の特性を 再び属性デザから確認 する必要があり限定的 な考察となる。最終的 には、 88年、 98年の 2 時点における現地調査 での観測を鰭まえての ものとなった。 はじめに、OTH
を除 く29種類の集積データ について因子分析を行い得られた主成分ののうち上位2
つ を取り上げみていく(表5
)
0 88年では、第 1主成分にお いてCLI,
DRU
,
ELE
の植が正に高くなっている。これら 機能は地区の集積総数との相関が高く (CLIは 0.858、DRU
は0.853、ELE
は0.912)、したがって第 1主成分は 集積の規模を表すと解釈する。第2主成分については、正 には周沼の開発需要と係わる CON,
CRA,
MARが、負に1988 1998 機能一嘉了一家了一蒙了一驚
T
BAG 0.207 -0.242 0.190 0.238 BAN 0.210但0.028 0.225 0.017 C冶M 0.210 -0.112 0.218 -0.001 CAR 0.184 0.173 0.154 -0.304 CLI 0.225 -0.071 0.239 -0.028 CLO 0.176 -0.263 0.189 0.226 CON 0.177 0.290 札200-0.244 CRA 0.125 0.273 0.193 -0.180 DEP 0.157 -0.116 0.154 0.190 DRE 0.155 0.224 0.134 0.013 DRU 0.231 -0.022 0.247 0.035 ELE 0.243 -0.064' 0.239 -0.099 FUR 0.136 0.306 0.158司0.230 GLA 0.210 -0.235 0.224 0.205 GOL 0.209 -0.114 0.223 0.076 GRO 0.203 0.204 0.209 -0.197 HAI 0.232 0.034 0.223 0.072 HOT 0.108。
向
.229 0.046 0.289 HOU 0.169 0.174 0.113 -0.185 LAU 0.143 0.173 0.159 0.009 MAC 0.186 0.160 0.160 -0.280 MAR 0.157 0.297 0.158“0.163 OFF 0.159“0.062 0.144 0.072 PAW 0.197“0.173 0.164 0.200 PET 0.149 0.132 0.146情0.243 PRI 0.192 -0.072 0.191 0.224 RES 0.226 0.018 0.229 -0.040 STA 0.145 -0.037 0.169 0.106 THE 0.170 -0.327 0.130 0.352 図有緩14.85 3.01 13.39 2.83 寄与率 0.51 0.10 0.46 0.10 表6 主成分による分類 分 類 各 主 成 分 の 符 号 地区J番号 第l 第2 1988 19犯 1 ) 1.0 ) 1.0 4,6,19,22,23,24 7,15,18,20,26,34 2 ) 1.0 <ー1.0 18,20,26,34 1.4,6,9,10,22,23,在すると考えられる地区で、
8
8
年から9
8
年にかけて No.19,24が消える一方で、 No.1,9,10が加わっている。 この No.1,9, 10は、前節の分析で述べたとおり北部に位 置し、住宅開発の進展とともに成長してきた地区であ り、主成分値による分類でもそれが現れている。(2)に ついては、集積規模が大きく買い回り品などが集積し、 比較的広い商圏を持つ地区で、9
8
年にかけてN
O
.
7
が加 わっただけとなっている。8
8
年、9
8
年ともいずれの地区 も都心周辺に位置し、旧来からの高業集積地区が依然と して商圏という点では優位 にあることが現れている。 次に、全地区をその属性で ある集積デゅより分類して 相対的関係の変化をみてゆ く。手法として、主成分値か らクラリー分析を行う方法と ニュヴ}~初トワークの浦和自己組織 化マッ7"(Self-Organizing Maps: SOM)を用いて行い、 2つの 結果を比較検討し、現地調査 での観測も踏まえて SOMの 結果を採用した(向。 SOMは、 ニューラルネットワークの教師なし学習 の代表的ネットワみであり、多 次元情報の2次元可視化にす ぐれており、工学のみならず 広く社会科学の領域まで応 用されている視覚的情報処 理である(9),η,8),9)。ここでは、 本 調 査 の 集 積γ
ータより SOM'177"上に各地区を 7'ロット した結果を元に分類を行っ た。図3、4に8
8
年、9
8
年 の 2次元 SOMを示す。灰色 の濃淡で分けてみると A,
B,
C,
Dの 4つにグルー 7'化でき る。8
8
、9
8
ともC,
Dグルー7' については、個々の地区の集 積デー夕、現地調査での観測 をもとに一つにまとめ C+D とした。表 7に、 A,
B,
C+D について地区数、平均規模、 機能別特化係数の上位5つ(10) を示す。また、図 5、6にグ }~ -7'化された地区を示す。 平均規模で見てみると両年 は買い回り品などの GLA,BAGが高く現れている。9
8
年 では、第1主成分は8
8
年と同様の傾向がみられ、第2主 成分についても正負が逆転したかたち、すなわち正に8
8
年の負の傾向が、負に正の傾向が現れている。それぞれ の2つの主成分値について、正については1.0以上、負 については-1.0以下(第 2主成分のみ)をとる地区を表 6に整理する。比較するのは、(1)8
8
年の分類1と9
8
年の分類 2、(2)8
8
年の分類 2と9
8
年の分類 1とする。(
1
)については、集積規模が大きく周辺に開発需要が存7
~9
27
•
‘
'
•
3
5
8
12
13
図38
8
年のSOM'1.,7'36
37
30 3
54 8
43
•
44
i!.l46
50
56
57
門 / ﹄ Q U 7 ' Q U 4 E n / ﹄必斗必斗 ﹀ -A サ A M U ' 4 4 E n / ﹄ 図49
8
年のSOMマッ7' 112ともA,B,C+Dのrj穫となっているが、大きさを比べる
と、 A,Bについては 98は縮小しているが C+Dについて
は拡大している。規模の富では、中小の地区が成長して きていることがわかる。次に,~.}ト7'毎の特化係数によ るr}国位をみると、 88年の
A
ではDEP
,HOT
,PAW
,官誌 など広域高額に支えられる機能がみられ比較的中心性の ある地区と言える。一方、 98年についてみると、これら 機能、特にHOT
,百認がみられるのはB
:7'}Y-7。となって いる。図でみると、このB:7'}ト7'には88年でAであっ たN
o
.
1
8
,2
6
が含まれていることが分かる。これは、前 節の分析で述べたように生活関連機能が著しく減少した 地区で、それによりHOT
,THE
などの特化が相対的に高 まったことによる。では、 98年のAグ}Y-7。はどういう地 区であろうか。.No
.4,1
9
,3
4
に加えてNo
ム
9
,2
2
,4
0
が加 わっている。No
ふ9
は北部の住宅開発に伴って急成長し てきた地区、N
O
.
2
2
は南部のS
a
m
u
tP
r
a
k
a
n
の拠点地区、No
.40は都心に隣接する地区である。したがって、 2時点 での間に生活関連機能が著しく減少した地区があるため、9
8
年のB
が8
8
年のAとの比較対象に見えるが、中心性 という点では9
8
年のAが8
8
年のAとの較対象と考えら れる。これら9
8
年のAと8
8
年のAを比較すると、ハ'ンコク 大都市圏地域におけるトγ
ョナ}vセンターの育成がみられる。8
8
年では、N
o
.
1
8
,2
6
など都心部から1
0
キロ圏の地区が 含まれていたが、9
8
年ではN
o
n
t
h
a
b
u
r
i
のNo
ム
B
a
n
gk
a
p
i
表 7 グ J~ゲ別特性 地区童文平均規稼 クラスごとの機能別平均特化係数による綴f立付け 地区数 平均幾淡 クラスごとの機吉告別平均特化係委主による煩f立付け 1988 1位 2佼 3位 4位 5佼 . 1998 l{立 2{立 3位 4位 5位A 5 859.0 CLβDEP HOT PAW THE A 7 698.3 FUR MAC CRA MAR GOL
2.129 2.075 1.876 1.484 1.463 1.608 1.590 1.364 1.266 !.l62
B 6 572.2 OFF STA PRI HOU BAN B 6 467.2 HOT THE DRE PRI CLO
1.244 1.190 !.l43 1.113 1.086 3.241 2.116 2.071 1.919 1.794
C+D 30 255.4 CRA MAR MAC LAU CON C+D 46 270.0 HOU PET CAR CON RES
1.364 1.245 1.207 !.l95 1.182 1.198 1.186 1.146 1.105 1.088
Pholhumlhoni
。~、_...t_一回目」耽m 」日----ーーーよ蜘
のNo.19
,
Bangkok NoiのNo.34に加えて、 PhathumthaniのNO.9やSamutPrakanのNO.22の各地域の拠点とも言
える地区が含まれてきており、 10年の間に捨々に将来サ プセンターとなりうるト
γ
ョナ)!-センタeで、の商業業務機能の集積 が進んできていることが伺える結果となった。4
.
最後に 88年から98年の10年間で、バンコク大都市圏の都市 成長は明かに北部に伸びてきている。88年の現地鵡査で は、都心から10キロ圏外にある幹繰道路沿いはほとんど が田畑や原野などの緑地帯であった。しかし、昨年 (98 年)の調査ではこの幹隷道路沿いに軒並み大型ショッピ ングセンターなどの商業施設が確認された。この10年で タイは著しい経済成長を経験してきた。それにより都市 中間層が台頭し、郊外住宅と自家用車という生活スタイ ルが浸透bつつあり、郊外部の幹線道路沿いで開発が進 んだと考えられる。一方、衰退がみられるのは南部で、 特に都心部周辺地区では高速道蕗、高架鉄道の建設工事 や周辺での再開発事業の影響がみられる。近年、都心の 商業拠点であるチャイナタウンでも需要の落ち込みが言われて いる。モー灼{(-ションの進展、郊外化、i
日来からの中心市街 地の衰退という構図はバンコクでも同様で、都市基盤整 備が脆弱なだけに需要を与件とする対策ではなく需要を 管理する、いわゆる成長管理型の都市政策をもって拠点 地区育成を伴う多極分散型都市構造を推進していく必要 性がある。 謝辞 本調査は、財語法人鹿島学術振興財団研究助成金を受 けて実施されました。前回の88年の調査も畏財団の助成 を受けており、このような機会を与えていただいたこと に深く感謝申し上げます。 また、チュラロンコン大学のNopanantTapananont博士には、 共同研究者として終始アドJ¥'イスをいただきました。本論 文は、氏の許可を得でまとめたものであります。ここに 御礼申し上げます。 (被注) (1) 1996年、バンコク誉都圏庁(BangkokMetropoIitan AdmiIUstration)が、 見践し作業としてマサチューセッツ工科大学(Mロ7
のGaryHack教授 (現在はペンシルパニア大学)率いる研究ティームに依託して作成 した"TheBangkok Plan: A Vision for出eBangkok Metropolitan A合凶n. istration Area 1995♂∞5"において 11のわ.tiターが外環状道路沿線で 提案されている。 (2)新たな地区の選定にあたっては、タイの共同研究者であるチュラロ ンコン大学のNopanantTapananonti専土と検討し、まず該当する地区 に行き、現地の状況を把握したうえで対象地区に含めるかどうかを 114 全体との比較の上で決定した。したがって、新たに加えた18の地 区は実際の認査ではそれ以上の数を検討した結果である。 (3)その理由は、中心部でパスを降りて徒歩で用率を務ますのは、2つ めの}¥'7..停までが限度と判断したためである。 (4) 1988年に行った主成分分析で、主成分の意味を解釈する作業にお いて150以上の指標から行うのは困難と判断したためである。加え て、98年の現地翻査で徒歩でデザ収録を行うに当たっての作業上の 問題も考・話ました。 (5)タイ入の日常生活は、外食に極めて強く依存した生活となってい る。 (6) 特化係数時として、毛田(ん
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ただし、ん:地区におけるj機能の立地数 (7) 間有佳 1以上、寄与華客 80%でみると、 88年では 4つ、ヲ8年では 6 つの主成分が検出された。 (8)実際の計算では、 1) 88年、 98年ともに第2主成分までとり各地 区の主成分得点からクラスター分析をかけてデンドログラムをもと めたもの、 2)88年で第4主成分、 98年で第 6主成分までとり、そ れぞれ各地区の主成分得点からクラスター分析をかけてデンドログ ラムをもとめたもの、 3)88年、98年 の SOMマップ、の 3パター ンを主役め、現地調査での観測も踏まえて検討した結果である。本論 文の主旨は都市圏の変貌を明かにすることであり、ニューラルネッ トワークSOMの有用性を検討する考察は認さなかった。しかし、 3 パターンともほぼ同様の結祭が得られ、作業の中ではSOMの有用 性が筏めて蒔く喜平俗された。 (9) 以下の制緩まえにおいて Wj(t +吟田町(t)+s[X _ ~(t)]x
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入力ベクトル、 Wj :各ニューロンjの護みベクト ル、 s:学習率係数 学習回数(りを 1∞∞問、学習率係数は0.5を用いた。マップの大き さについては、収束時間を考I設して88年では 8・
6の 42ニュ氾〉を、 88 年では9*7の 63こyめとして計算した。プログラムソフトは、Labo・ raぬryof Computer and Information Science, Helsinki UIUversity of Tech-nologyの SOM_PAKを用いた。
(l0)各グループに分類された地区について、各機能の平均{遣を求め滋 綴に主主べ変えたもの。 (参考文献) 1)鐙谷日本人言語ヱ会議所(1998.3)、所報、 pp41-42 2) the Bangkok MetropoIitan AdmiIUS註ation(19拘,Statistica! Profil,eBMA 3)演E8俊一(1977)、 来"、交通工学、 Vo1.3,2No.4 4)城所哲夫、議回文芸去、大西経(1996),"役界都市化にともなうバンコク 首都留の都市構造湾綴過程についての研究ヘ第31回日本都市計菌学 会宅金筏論文築、 pp745-750 5) Nopanant Tapananont, Sadatsugu Nishiura and Takashi Onisl世(1989),'勺le Functiona1Structure of Subcenters in Bangkok Me位。poIisヘ第24凶臼本都 市計額学会学術研究論文集、 pp343-348 6) Nopanant Tapananont (1990), "The Subcenter Pattem in Bangkok Metro・ poIitan Development", Ph.D dissertation, the UIUversity ofTokyo ηSOMProgr田nmingTe白 羽oftheHe!si凶dUIUversity of Technology Labora
-toηof Computer andInformation Sci悶 e(1995),官OM_PAK:the Self -Organizing Map program Packageヘ(http://nucleus.hut.fi/nnrc/nnrc -programs.html) .
8)徳潟平蔵、斧包?言、藤村喜喜久郎 (1999)、"自己組織化マップの応用ヘ
海文堂
9) Wasserman, P脳 P(198, " め Neura1Computing:τlleαy andPractice", Van Nostrannd Reinhold 10)長山勝笑 (1998),"途上閣の都市問題をめぐって 一都市計濁コンサ ルタントの立場から"、開発と文化5 :地球の環境と開発、 pp63-82、 岩波警h5 11)高橋琢薦、関志竣、佼野鉄可 (1998)、"アジアの金磁危機"、東洋経 済新報社