• 検索結果がありません。

内査について―捜査前の活動

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "内査について―捜査前の活動"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

内査について―捜査前の活動

著者 鈴木 敏彦

雑誌名 明治学院大学法律科学研究所年報 = Annual Report of Institute for Legal Research

巻 34

ページ 51‑60

発行年 2018‑07‑31

URL http://hdl.handle.net/10723/00003431

(2)

内査について――捜査前の活動

鈴 木 敏 彦

1 内査とは

捜査を開始する犯罪の嫌疑があるかどうかを確認するための捜査機関の活動

韓国の刑事訴訟法では、当然のように使われているが、日本では「内査」という概念を全く 使っていない。

しかし、日本の刑訴法は、内査に当たる活動を前提にしている。

(警察) 「司法警察職員は、犯罪があると思料するときは、犯人及び証拠を捜査するものとす る。」(第189条 2 項)

(検察) 「検察官は、必要と認めるときは、自ら犯罪を捜査することができる。」(第191条)

「犯罪があると思料」したり、自ら犯罪を捜査することが「必要と認める」ためには、

そのための資料を収集する活動が必要であり、捜査前の活動(内査)が前提にされて いる。

2 捜査と「内査」を区別する必要性

⑴ 捜査とは・・・公訴の提起・遂行のための準備活動

⑵ 強制処分法定主義の存在

捜査については、その目的を達するため必要な取調をすることができる。但し、強制の処分 は、この法律に特別の定のある場合でなければ、これをすることができない。(第197条)  

⑶  ここから「任意処分と強制処分の区別」という有名で重要な、問題点が発生し、さらに、

任意処分なら何でもできるのかという任意処分の限界の問題が生じる(最決昭和51年 3 月16 日で抽象的には一応解決)。

3 捜査前の活動として、どのようなことができるか(強制処分はできるか)

⑴ 刑事訴訟法上の規定

検視 229条「変死者又は変死の疑いのある死体があるときは、その所在地を管轄する地 方検察庁又は区検察庁の検察官は、検視をしなければならない」

変死体がある場所に立ち入ることができる、変死体の外表検査のみ可能(解剖はできない)

とされている。

(3)

⑵ 犯罪捜査規範59条 捜査の端緒

「警察官は、新聞紙その他の出版物の記事、匿名の申告、風説その他広く社会の事象に注 意するとともに、警ら、職務質問等の励行により、進んで捜査の端緒を得ることに努めなけ ればならない。」

⑶ 職務質問

警察官職務執行法第 2 条「警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して 何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既 に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると 認められる者を停止させて質問することができる。」

ア 所持品検査 最決昭和53年 6 月20日 米子銀行事件

所持品の検査は、口頭による質問と密接に関連し、かつ、職務質問の効果をあげるうえで 必要性、有効性の認められる行為であるから、同条項による職務質問に附随してこれを行う ことができる場合があると解するのが、相当である。所持品検査は、任意手段である職務質 問の附随行為として許容されるのであるから、所持人の承諾を得て、その限定においてこれ を行うのが原則であることはいうまでもない。しかしながら、職務質問ないし所持品検査は、

犯罪の予防、鎮圧等を目的とする行政警察上の作用であつて、流動する各般の警察事象に対 応して迅速適正にこれを処理すべき行政警察の責務にかんがみるときは、所持人の承諾のな い限り所持品検査は一切許容されないと解するのは相当でなく、捜索に至らない程度の行為 は、強制にわたらない限り、所持品検査においても許容される場合があると解すべきである。

もつとも、所持品検査には種々の態様のものがあるので、その許容限度を一般的に定めるこ とは困難であるが、所持品について捜索及び押収を受けることのない権利は憲法三五条の保 障するところであり、捜索に至らない程度の行為であつてもこれを受ける者の権利を害する ものであるから、状況のいかんを問わず常にかかる行為が許容されるものと解すべきでない ことはもちろんであつて、かかる行為は、限定的な場合において、所持品検査の必要性、緊 急性、これによつて害される個人の法益と保護されるべき公共の利益との権衡などを考慮し、

具体的状況のもとで相当と認められる限度においてのみ、許容されるものと解すべきである。

イ 留め置き

職務質問を継続するためや採尿令状の執行までの間、一定の場所に留め置くこと。

⑷ GPS捜査  

 最判平成29年 3 月15日

「GPS捜査は、対象車両の時々刻々の位置情報を検索し、把握すべく行われるものであるが、

その性質上、公道上のもののみならず、個人のプライバシーが強く保護されるべき場所や空 間に関わるものも含めて、対象車両及びその使用者の所在と移動状況を逐一把握することを 可能にする。このような捜査手法は、個人の行動を継続的、網羅的に把握することを必然的 に伴うから、個人のプライバシーを侵害し得るものであり、また、そのような侵害を可能と

(4)

する機器を個人の所持品に秘かに装着することによって行う点において、公道上の所在を肉 眼で把握したりカメラで撮影したりするような手法とは異なり、公権力による私的領域への 侵入を伴うものというべきである。  

憲法35条は、『住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない 権利』を規定しているところ、この規定の保障対象には、『住居、書類及び所持品』に限ら ずこれらに準ずる私的領域に『侵入』されることのない権利が含まれるものと解するのが相 当である。そうすると、前記のとおり、個人のプライバシーの侵害を可能とする機器をその 所持品に秘かに装着することによって、合理的に推認される個人の意思に反してその私的領 域に侵入する捜査手法であるGPS捜査は、個人の意思を制圧して憲法の保障する重要な法的 利益を侵害するものとして、刑訴法上、特別の根拠規定がなければ許容されない強制の処分 に当たるとともに、一般的には、現行犯人逮捕等の令状を要しないものとされている処分と 同視すべき事情があると認めるのも困難であるから、令状がなければ行うことのできない処 分と解すべきである。」

※通信傍受 ・・・・ 犯罪捜査のための通信傍受に関する法律

⑸ 荷物のエックス線検査  最決平成21年 9 月28日

「本件エックス線検査は、荷送人の依頼に基づき宅配便業者の運送過程下にある荷物につ いて、捜査機関が、捜査目的を達成するため、荷送人や荷受人の承諾を得ることなく、これ に外部からエックス線を照射して内容物の射影を観察したものであるが、その射影によって 荷物の内容物の形状や材質をうかがい知ることができる上、内容物によってはその品目等を 相当程度具体的に特定することも可能であって、荷送人や荷受人の内容物に対するプライバ シー等を大きく侵害するものであるから、検証としての性質を有する強制処分に当たるもの と解される。そして、本件エックス線検査については検証許可状の発付を得ることが可能だっ たのであって、検証許可状によることなくこれを行った本件エックス線検査は、違法である といわざるを得ない。」

⑹ おとり捜査 

最決平成16年 7 月12日

「おとり捜査は、捜査機関又はその依頼を受けた捜査協力者が、その身分や意図を相手方 に秘して犯罪を実行するように働き掛け、相手方がこれに応じて犯罪の実行に出たところで 現行犯逮捕等により検挙するものであるが、少なくとも、直接の被害者がいない薬物犯罪等 の捜査において、通常の捜査方法のみでは当該犯罪の摘発が困難である場合に、機会があれ ば犯罪を行う意思があると疑われる者を対象におとり捜査を行うことは、刑訴法197条 1 項 に基づく任意捜査として許容されるものと解すべきである。」

(5)

4 捜査前活動の対象事件

 ア 犯人が特定していない・・・犯人を特定するのは当然に捜査活動である。

 イ 事実が特定していない・・・捜査前活動 検  視・・・犯罪死かどうかが不明な段階

職務質問・・・「何らかの犯罪」が対象であり犯罪の具体性がない

GPS捜査・・・犯人と目される人物が対象となるが、具体的犯罪の発生前 

5 内査段階で弁護人選任権・接見交通権があるか?

職務質問段階で弁護人との接見が認められるか。

6 日本法と韓国法の違い

捜査主体は検事・・・警察は検事の補助者にすぎない。警察の独自の活動を正当化するた めに捜査ではない内査概念を広げている傾向がある。

7 結論・今後

韓国の内査概念を理解するためには、警察と検事の関係をさらに研究する必要がある。

関連文献

加藤 康栄 行政警察活動と犯罪の事前捜査上下・日大法学80巻 4 号・81巻 1 号 金子  章 行政警察活動と捜査(長井古稀)

中野目善則 職務質問に伴う停止・留め置き(長井古稀)

チョ・カンフン著「内査論」目次 1.総論

1 この本の執筆背景と目的

カ 内査に関する問題点の認識:内査、信頼回復のための第一歩はどうすべきか ナ 内査の望ましい改正方案:内査の問題点をどうやって克服するか 

タ 内査の立法必要性:内査の法的根拠をどうやって用意するか 2 この本の目的

第2節 この本の範囲と論証方法 1 この本の範囲

2 叙述方法 第2章 内査制度の概観

第1節 内査の概念、歴史性、そして概念の再定立の必要性 1 内査の概念

カ 形式説または実質説の立場での内査の概念をとる諸見解

⑴ 形式説の立場での内査の概念をとる諸見解

⑵ 実質説の立場での内査の概念をとる諸見解 ナ 警察内査と検察内査として概念を分類する見解

⑴ 警察内査の概念

⑵ 検察内査の概念

(6)

タ 憲法裁判所の態度と検察事件事務規則での内査の概念 2 我が国の刑事訴訟法の文献において見いだされる内査の歴史性

カ 刑事訴訟法制定時(1954年 9 月23日)〜1973年上半期 ナ 1973年下半期〜1984年

タ 1985年上半期〜現在まで 3 内査の概念の混乱と制定の必要性 第2節 内査と区別する諸概念

1 真相調査 2 陳情 3 嘆願 4 事前調査 5 捜査事件 6 おとり捜査 7 秘密捜査

第3節 内査の本質と機能 1 内査の本質

カ 徹底した密行主義 ナ 比例性と相当性 2 内査の機能

カ 純機能 ナ 副機能

第4節 内査の主体と客体そして種類 1 内査の主体

2 内査の客体 カ 被内査者の概念 ナ 被内査者の法的地位 タ 被内査者と被疑者の関係 3 内査の種類

カ 一般内査と真相内査 ナ 報告内査と非報告内査 タ 直接内査と間接内査 ラ 普通内査と特別内査 マ 純粋内査と非純粋内査

第5節 内査の受付、開始、手続き、終結 1 検察内査の受付と処理状況

2 検察陳情の受付と処理状況 3 内査の開始

4 内査の端緒

5 内査の手続きと方法 カ 内査の手続き

⑴ 内査番号と電算入力

(7)

⑶ 検察内査 ナ 内査の方法 6 内査の終局類型

第6節 各国の内査と我が国の内査の比較法的検討 1 ドイツの内査と比較法的検討

カ 内査の概念の認定要否に関する検討 ナ 内査の法的根拠に関する比較法的検討 2 日本の内偵との比較法的検討

3 米国の捜査開始前の手続きと比較法的検討 第7節 要約

第3章 内査の問題点とこれを巡る諸争点と論争 第1節 内査手続きに表出する問題点

1 被内査者に対する人権侵害の違法性 2 内査に対する正しい認識不足 3 捜査機関の債権徴収化の深化 4 過度な実績競争

5 実績広報のための不必要な言論報道

第2節 内査の法的根拠に関する争点と妥当性検討

1.刑事手続き法定主義と人権国家の理念 2 内査の法的正当性の論難の素地 3 内査の法的根拠に関する学説と判例

カ 学説の立場

⑴ 刑事訴訟法第199条に求める見解

⑵ 刑事訴訟法第195条、196条に求める見解

⑶ 刑事訴訟法第222条に求める見解

⑷ 捜査機関の内部規定に求める見解 ナ 判例の態度

タ 検討と評価

⑴ 刑事訴訟法第199条に求める見解に対する検討

⑵ 刑事訴訟法第195条、196条に求める見解に対する検討

⑶ 刑事訴訟法第222条に求める見解に対する検討

⑷ 捜査機関の内部規定に求める見解に対する検討

⑸ 評価

第3節 内査と捜査の区別に関する論争 1 内査と捜査の区別の必要性

カ 被内査者の人権保護のための区別

ナ 内査の法的統制と正当性確保のための区別 タ 調査方法のための区別

2 内査と捜査の区別に関する学説と判例 カ 形式説の論拠と長・短所

ナ 実質説の論拠と長・短所

(8)

タ 判例の立場 ラ 既存実務の慣行 マ 検討

3 捜査機関の犯罪の認知 カ 犯罪認知の概念 ナ 犯罪認知の種類

⑴ 即時認知

⑵ 内査後認知

タ 犯罪認知と犯罪認知に必要な「嫌疑」の程度、そして立件 ラ 犯罪認知権と捜査開始権の関係

マ 犯罪認知の要件

パ 犯罪認知権(捜査開始)の濫用問題

4 捜査機関の犯罪認知行為(捜査開始)の具体的所徴表 カ 被疑者尋問の出席要求や被疑者尋問を開始する時

ナ 被内査者が自白し、自供書(自筆陳述書)を作成しようとするとき

タ 告訴・告発人に対して出席要求したり、告訴・告発人の取り調べを開始するとき ラ 告訴・告発を受理し、公私務所に対して事実照会を実施するとき

マ 司法警察官または検事が逮捕状を申請したり、請求するとき パ 捜査機関が現行犯逮捕したり緊急逮捕するとき

ザ 捜査機関が準現行犯状態で尋問を開始したり、現行犯人の引致を受けたりして犯罪行為を確 認し、逮捕者の陳述を聴取するとき

ア 一般的に捜索差し押さえ令状を申請したり、請求するとき チャ 緊急捜索差押を実施するとき

ジャ 変死者検視(または剖検)後、最初の捜査行為を始めるとき カ 被内査者を指名手配するとき

第4節 内査の許容範囲を巡る争点と論争 1 内査の始期と終期

カ 内査の始期

⑴ 捜査機関が諜報または情報収集活動として被内査者の犯罪嫌疑の蓋然性(抽象的犯罪嫌疑)

を捕捉し、内査を開始しようと内部的に意思を決定したとき

⑵ 被内査者の特定のための事実照会や資料収集活動を開始しようとするとき

⑶ 被内査者に対する監視や備考を開始しようとするとき

⑷ 被内査者の周辺状況に対する聞き込み活動を開始するとき

⑸ 被内査者と関連する利害関係人らに対し陳述聴取を開始するとき ナ 内査の終期

2 内査の具体的許容範囲と関連する争点と見解の対立 カ 情報収集(資料収集)の可否

ナ 被内査者の周辺に対する起訴調査の許否 タ 公・私事務所に対する各種事実照会の許否 ラ 参考人に対する調査の許否

マ 被内査者に対する調査の許否

(9)

⑵ 被内査者の調査はできないとする見解

⑶ 被内査者に対する情報収集質問のみ可能だとする見解

⑷ 検討

パ 対物的捜索差押え検証の許否 サ 通信事実確認と通信除外措置の許否 ア 金融取引調査と口座追跡の許否 ジャ 出入国照会と出国禁止の許否 第5節 要約

第4章 内査の法的統制の必要性と改正方案

第1節 刑事訴訟の理念に見られる人権と内査の正当性 1 被内査者の人権保護の当為性

2 内査の適法性と正当性の確保

3 刑事手続き法定主義の確立と実現のための条件 4 刑事訴訟法上の指導理念と内査

カ 実体的真実主義と内査 ナ 適正手続きの理念と内査

⑴ 適正手続きの原則と内査

⑵ 公正な裁判を受ける権利と内査

⑶ 被内査者の防御健と内査 タ 迅速な裁判を受ける権利と内査 第2節 内査の法的統制の必要性

1 警察内査に対する統制

カ 検事の捜査指揮権と司法警察官内査健の関係

⑴ 刑事訴訟法第196条第 2 項の制定背景 カ 司法警察官吏の捜査現実と法規範の合致化

ナ 刑事訴訟法第196条第 2 項の立法過程における国会論議

⑵ 刑事訴訟法第196条第 3 項を根拠とする執行令の妥当性の検討 カ 執行令の制定背景

ナ 執行令第18条の規定

タ 執行令第18条に関連する解釈論 ラ 執行令第18条の問題点と検討 ナ 警察内査の法的統制の必要性

タ 警察内査の検事の捜査指揮権の包摂問題 2 検察内査に対する法的統制

カ 検察内査に対する法的統制の必要性 ナ 検事の犯罪認知権の司法的統制

第3節 内査の問題点と信頼回復のための改善方法 1 捜査機関の内部システムの実質的改善方法

カ 捜査機関の内部システムと制度の改善

⑴ 厳格な内部システムの構築と整備

⑵ 実質的な内部事務監査強化

(10)

ナ 捜査機関の憲法上の価値規範の適切な認識 タ 内査の処理期限と処理結果通知規定新設 ラ 捜査開始報告書の作成記録添付

2 被内査者の権利保障を通じた信頼回復方法 カ 憲法的観点で被内査者の基本権保障

ナ 被内査者に対する供述拒否権告知と実質的保障 タ 弁護人との接見交通権保障

ラ 被内査者に対する利益事実陳述権の保障

マ 逮捕拘束適否審査請求権・国家賠償請求権・損害賠償請求権等の保障

⑴ 逮捕拘束適否審査請求権

⑵ 国家賠償請求権

⑶ 損害賠償請求権

⑷ 刑事補償請求権

パ 準抗告権の保障と証拠保全請求権 サ 内査終結に対する憲法訴願の認定 ア 内査記録の閲覧・謄写権の認定

3 内査手続きにおける適正手続きの遵守を通した信頼回復 カ 捜査機関の適正手続きと客観義務の遵守

ナ 非公開主義の手続きにおける遵守 タ 犯罪認知権の適正な行使

ラ 内査手続きへの令状主義の適用

マ 被内査者の任意同行時の適法手続きの遵守 パ 逮捕手続きにおける適法手続きの遵守 サ 被内査者に対する指名手配の止揚 ア 過度な出国禁止の止揚

第4節 要約

第5章 内査の立法論と内査の発展のための過程 第1節 内査の立法必要性

1 被内査者の人権保護のための規範の研究 2 規範的価値実現のための帆的根拠の必要性 3 法治国家の具現と内査の信頼回復

第2節 内査の立法論 カ 立法案 1 ナ 立法案 2 2 我が国の立法案

カ 立法案 1 ナ 立法案 2 タ 立法案 3 3 立法案の論拠 4 立法案の妥当性検討

カ 我が国の立法案 1 の検討

(11)

タ ドイツの立法案 1 及び立法案 2 の検討 5 妥当な立法案の論拠と提示

カ 立法案の論拠 ナ 立法案の提示

⑴ 刑事訴訟法第195第 2 (検事の内査)

⑵ 刑事訴訟法第196条第 2 項第 1 号(司法警察官の内査)

第3節 内査の発展のための過程

1 検察と警察の不協和音の克服と強調 2 内査の法的統制と人権に関係する示唆点 3 内査の実証的研究

4 危険社会における内査の拡大問題 第4節 要約

第6章  最終要約と結論 第1節 この本の最終要約 第2節 結論

核心要約

参照

関連したドキュメント

In Partnership with the Center on Law and Security at NYU School of Law and the NYU Abu Dhabi Institute: Navigating Deterrence: Law, Strategy, & Security in

12―1 法第 12 条において準用する定率法第 20 条の 3 及び令第 37 条において 準用する定率法施行令第 61 条の 2 の規定の適用については、定率法基本通達 20 の 3―1、20 の 3―2

California (スマートフォンの搜索の事案) と、 United States v...

Stunz, Warrants and Fourth Amendment Remedies, (( Va.L.Rev..

を受けている保税蔵置場の名称及び所在地を、同法第 61 条の5第1項の承

2 学校法人は、前項の書類及び第三十七条第三項第三号の監査報告書(第六十六条第四号において「財

(4) 「舶用品に関する海外調査」では、オランダ及びギリシャにおける救命艇の整備の現状に ついて、IMBVbv 社(ロッテルダム)、Benemar 社(アテネ)、Safety

だけでなく, 「家賃だけでなくいろいろな面 に気をつけることが大切」など「生活全体を 考えて住居を選ぶ」ということに気づいた生