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『整関数の微分積分』がよくわからないときに開く 本 改訂版

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(1)

著者 井上 昌昭

雑誌名 大学数学への道 基礎数学シリーズ

5

発行年 2007

URL http://hdl.handle.net/10173/663

(2)

改訂版

高知工科大学

KOCHIUUNIVERSITYNIVERSITYOFOFTTECHNOLOGYECHNOLOGY

井上昌昭 著

Copyright(C) Masaaki Inoue Copyright(C) Masaaki Inoue

よくわからないときに開く本

例題で式の計算がよくわかる!

例題で式の計算がよくわかる!

関数の増減 速度

整関数の不定積分 内容

整関数の微分

定積分 面積

『整関数の微分積分』

『整関数の微分積分』 が

(3)

< 極限値 >

関数 f(x) において,xa以外の値を取りながら,aに限りなく近 づくとき,f(x) の値が一定の数αに限りなく近づくことを,

xa のとき f(x)α または

xlimaf(x) = α

と表し,α xaのときの f(x) の極限値という。aに近づく変数は x以外でもよい。

1 lim

x5

¡x23x¢

= 10, lim

x1

3x x+ 1 = 3

2, lim

h0

h+ 3 2h+ 1 = 3

2 lim

x1

x2 +x2

x21 = lim

x1

(x1)(x+ 2)

(x1)(x+ 1) = lim

x1

x+ 2 x+ 1 = 3

2

3 lim

h0

(3 +h)232

h = lim

h0

(9 + 6h+h2)9

h = lim

h0(6 +h) = 6

次の極限値を求めよ。

(1) lim

x2

7x+ 3 x+ 1 =

(2) lim

x2

x2x2 x24 =

(3) lim

x3

x22x3 x3 =

(4) lim

h0

(4 +h)242

h =

(4)

< 関数の値 >

一般にy x の関数であることを y=f(x) のような記号で表す。

1 関数y=x2+ 5x4 y=f(x) と表すと

f(x) =x2+ 5x4 ¡

f(□) =2+ 5×4 ¢ である。このときx= 1 , x= 2 , x= 3 に対応する関数の値 f(1) , f(2) , f(3) は次のように求められる。

f(1) = 12 + 5×14 = 1 + 54 = 2 f(2) = 22 + 5×24 = 4 + 104 = 10 f(3) = 23 + 5×34 = 8 + 154 = 19

1 f(x)が以下の場合に関数f(x)のそれぞれの値を求めよ。

(1) f(x) =x23x+ 5 , f(0) = , f(1) = , f(2) = (2) f(x) =x32x , f(1) = , f(2) = , f(3) = (3) f(x) = 10 , f(3) = , f(0) = , f(3) = (4) f(x) = (x21)(x+ 1) , f(0) = , f(1) = , f(5) =

2 f(x) = x2+ 3x のとき

f(1) = 12+ 3×1 = 4 , f(1 +h) = (1 +h)2+ 3(1 +h) f(a) = a2+ 3a , f(a+h) = (a+h)2+ 3(a+h)

2 f(x)が以下の場合にf(a)およびf(a+h)を求めよ。ただし k は定数とする。

(1) f(x) =x3 , f(a) = , f(a+h) = (2) f(x) =x+ 1 , f(a) = , f(a+h) = (3) f(x) = 2x25 , f(a) = , f(a+h) = (4) f(x) =x2+ 3x , f(a) = , f(a+h) = (5) f(x) =k , f(a) = , f(a+h) =

(5)

< 平均変化率 >

関数y=f(x) において,

x の値がa から b まで変化するとき , x の変化量は ba

y の変化量は f(b)f(a)

である。このとき A

yの変化量

xの変化量 = f(b)f(a) ba

, x の値がa から b まで変化するときの f(x) 平均変化率 という。

f(x) = x2 に対し, x 2 から5 まで変わるときの平均変化率は f(5)f(2)

52 = 5222

52 = 254 3 = 21

3 = 7

1 f(x) が次の各場合に, x 1 から 3 まで変わるときの 平均変化率を求めよ。

(1) f(x) = 4x

(2) f(x) = 2x2

2 f(x) が次の各場合に, x a から b まで変わるときの 平均変化率を求めよ。

(1) f(x) = 4x

(2) f(x) = x2

B

(6)

< 微分係数 1 >

関数y=f(x) に対し,xの値が a からa+h に変わるときの 平均変化率

yの変化量

xの変化量 = f(a+h)f(a) h

を考える。

ここでxの増分h をかぎりなく 0に近づけたとき,平均変化率が,

あるきまった数に近づくならば,その極限値を,関数 y=f(x) x=a における 微分係数 といい,f0(a) で表す。

f0(a) = lim

h0

f(a+h)f(a)

h (x=a における微分係数)

f(x) = 5x2 x= 3 における微分係数 f0(3) を求める

f0(3) = lim

h0

f(3 +h)f(3)

h = lim

h0

5(3 +h)25×32 h

= lim

h0

5(9 + 6h+h2)5×9

h = lim

h0

30h+ 5h2 h

= lim

h0(30 + 5h) = 30

f(x) a が以下の場合にf0(a) を求めよ。

(1) f(x) = 4x, a = 2, f0(2) =

(2) f(x) = 2x2, a= 1, f0(1) =

(3) f(x) = 10, a= 5, f0(5) =

(7)

< 微分係数 2 >

関数f(x) = 3x2 に対し,次の微分係数を求める。

f0(1) = lim

h0

f(1 +h)f(1)

h = lim

h0

3×(1 +h)23×12

h = lim

h0

6h+ 3h2

h = lim

h0(6+3h) = 6 f0(2) = lim

h0

f(2 +h)f(2)

h = lim

h0

3×(2 +h)23×22

h = lim

h0

12h+ 3h2

h = lim

h0(12+3h) = 12 以下同様に f0(3), f0(4) 等を求めたい。

そこで一般にx=a における微分係数 f0(a) を求めておく。

f0(a) = lim

h0

f(a+h)f(a)

h = lim

h0

3×(a+h)2 3×a2

h = lim

h0

6ah+ 3h2

h = lim

h0(6a+3h) = 6a であるから,f0(a) = 6a より,f0(3) = 6×3 = 18 f0(4) = 6×4 = 24 等が求まる。

このように,同じ関数のいくつかの微分係数は,ひとつひとつを計算しなくても,

x=a における微分係数 f0(a) を求めておいて,

a に必要な値を代入することによって求められる。

関数f(x) = 4x2 に対して,次の問を求めよ。

(1) f0(a) を求めよ。

f0(a) =

(2) f0(3), f0(0), f0(1), f0(5) を求めよ。

f0(3) = f0(0) = f0(1) = f0(5) =

(8)

< 接線 >

放物線の外側にある点Aを通る直線は図1 ように3通りある。放物線と直線との交点の 個数で分類すると,

①:交点なし

②:交点は1

③:交点は2

となる。直線②を接線といい,そのときの交 点を接点という。

2のように点Aが放物線上にあるときは,

直線②が接線であり,点Aが接点である。

2の接線②を求めるためには,図3のように 放物線上にA以外の点Bをとり,直線ABを引 く。点Bを点Aに近づけると直線ABは接線に 近づく。

放物線y =x2上の点A (1 , 1)を接点とする 接線を求めたい。小さい正数hに対し,放物 線上の点をB ( 1 +h,(1 +h)2 )とする(図4)。

(1) 直線ABの傾きをhで表せ。(できるだけ簡単な 式になおす。)

(2) h= 0.1のときのABの傾きを求めよ。

(3) hが限りなく 0に近づくとき, AB の傾きは何に近づくか?

(9)

< 接線の傾き >

微分係数の意味を関数のグラフについて考えてみる。

関数y=f(x)のグラフ上に,x座標が,それぞれ,

a , a+hである2A , Bをとると,y=f(x)

x=aからx=a+hまでの平均変化率 f(a+h)f(a) h

は,直線ABの傾きを表す。ここでh0に近づけると,

f(a+h)f(a)

h −→ f0(a) (h 0のとき)

であるから,直線ABは,傾きがf0(a)であるような 直線ATに限りなく近づいていく。この直線AT

Aにおける曲線y =f(a)の接線といい,点Aを接点という。

関数y=f(x)x=aにおける 微分係数 f0(a) は,この関数 のグラフ上の点¡

a , f(a)¢における 接線の傾き である。

関数f(x) =x2の微分係数は f0(a) = lim

h0

f(a+h)f(a)

h = lim

h0

(a+h)2a2 h

= lim

h0(2a+h) = 2a であるから,

(2, 4)における接線の傾きはf0(2) = 2×2 = 4

(1, 1)における接線の傾きはf0(1) = 2×(1) =2 である。

関数f(x) = 2x2に対して,次の問いに答えよ。

(1) 微分係数f0(a)を求めよ。

f0(a) =

(2) (3 , 18)における接線の傾きを求めよ。

(10)

< 導関数 1 >

1 関数f(x) = x25xに対し,微分係数f0(a)は,

f0(a) = lim

h0

f(a+h)f(a)

h = lim

h0

¡(a+h)25(a+h)¢

(a25a) h

= lim

h0(2a5 +h) = 2a5

となる。f0(a) = 2a5x=aにおける接線の傾きを意味する。

たとえば

f0(1) = 2×15 =3 よりx= 1における接線の傾きは3 f0(3) = 2×35 = 1 よりx= 3における接線の傾きは1 である。f0(a) = 2a5は,aをいろいろな値をとる 変数とみれば,aの関数になっている。

そこで,f0(a) = 2a5axでおきかえた f0(x) = 2x5

を,関数f(x) = x25x 導関数 という。

一般に関数f(x)に対して,x=aにおける微分係数 f0(a) = lim

h0

f(a+h)f(a) h

aの関数とみて,axでおきかえた関数 f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x) h

¡f(x)の導関数¢ を,関数f(x) 導関数 という。

2 f(x) = x23x+ 2の導関数は f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x)

h = lim

h0

¡(x+h)23(x+h) + 2¢

(x23x+ 2) h

= lim

h0

2xh+h23h

h = lim

h0(2x+h3) = 2x3

f(x) = x25の導関数を求めよ。

(11)

< 導関数 2 >

関数y=f(x)の導関数

f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x) h

を求めることを,関数f(x)x について微分する,あるいは,単に微分するという。

例題 関数f(x) = x3を微分せよ。

()

f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x) h

= lim

h0

(x+h)3x3 h

= lim

h0

x3+ 3x2h+ 3xh2+h3x3 h

= lim

h0(3x2+ 3xh+h2) = 3x2

次の関数を微分せよ。

(1) f(x) = x, f0(x) =

(2) f(x) = x2, f0(x) =

(3) f(x) = 1, f0(x) =

(12)

< パスカルの三角形 >

(a+b)3 = (a+b)(a+b)2 = (a+b)(a2+ 2ab+b2)

=a(a2+ 2ab+b2) +b(a2+ 2ab+b2)

=a3+ 2a2b+ab2+ba2+ 2ab2+b3

=a3+ 3a2b+ 3ab2+b3

1 次の展開式を求めたい。   の中に適当な数字を入れよ。

(1) (a+b)4 = (a+b)(a+b)3 = (a+b)(a3+ 3a2b+ 3ab2+b3)

=   ×a4 +   ×a3b+   ×a2b2+   ×ab3+   ×b4 (2) (a + b)5 = (a + b)³

  ×a4+   ×a3b+   ×a2b2+   ×ab3 +   ×b4 ´

=   ×a5+   ×a4b+   ×a3b2+   ×a2b3+   ×ab4 +   ×b5

2 (a+b)n の展開式の係数だけを取り出すと,右のようになる。

(a+b)0= 1· · · · 1 (a+b)1= 1×a+ 1×b · · · · 1 1 (a+b)2= 1×a2+ 2×ab+ 1×b2 · · · · 1 2 1 (a+b)3= 1×a3+ 3×a2b+ 3×ab2+ 1×b3 · · · ·1 3 3 1

(a+b)4=   ×a4+   ×a3b+   ×a2b2+   ×ab3+   ×b4 · · · ·          

(a+b)5=   ×a5+   ×a4b+   ×a3b2+   ×a2b3+   ×ab4+   ×b5            

右のようにピラミッド状に並んだ数をパスカルの三角形という。

これは上の段の数字がわかると,下の段の数字がわかるようになっている。

この法則を発見し,(a+b)6 の展開式を求めよ。

(a+b)6 =   ×a6+   ×a5b+   ×a4b2+   ×a3b3+   ×a2b4+   ×ab5+   ×b6

(13)

< 導関数 3 >

f(x) =x4を微分したい。4乗の展開式

(x+h)4 =x4+ 4x3h+ 6x2h2+ 4xh3+h4 を使うと

f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x)

h = lim

h0

(x+h)4x4 h

= lim

h0

4x3h+ 6x2h2+ 4xh3+h4 h

= lim

h0(4x3+ 6x2h+ 4xh2+h3) = 4x3

1 f(x) =x5を微分せよ。

2 f(x) =x6 を微分せよ。

(14)

< 導関数 4 >

関数 y=f(x) の導関数 f0(x) y0 や記号 dy

dx で表すこともある。

例えば,f(x) = x2 のとき,f0(x) = 2x だから,

y =x2 の導関数は y0 = 2x と表すこともある。これを更に略して,

¡x2¢0

= 2x と記す。

1 表を完成し,右の に適当な文字を入れよ。

¡x¢0

=

¡x3¢0

=

¡x4¢0

=

2 上の問から,一般に y=xn の導関数を類推せよ。

¡xn¢0

=

3 傾きa,切片b の直線 y=ax+b に対し,

導関数 y0 を求めたい。f(x) =ax+b とおくと,

y0 =f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x) h

= lim

h0

a(x+h) +b(ax+b) h

である。この計算を完成し,y0を求め,

y0は元の直線の何を意味するか答えよ。

(解) y0 =

4 定数k に対し, 定数関数 y=k の導関数 y0 を求めたい。

f(x) = k とおいて f0(x) を求めよ。

y0 =f0(x) = lim

h0

f(x+h)f(x)

h =

(15)

< 導関数 5 >

1 関数y =mx+k (mkは定数)

のグラフは,傾きm,切片kの直線を表す。

これを微分せよ。

(解) (mx+k)0 =

2 関数y =k (kは定数)のグラフは,

傾き0 (ゼロ)の直線を表す。

これを微分せよ。

(解) (k)0 =

関数 y=x3 の導関数は y0 = 3x2 である。つまり

¡x3¢0

= lim

h0

(x+h)3x3

h = 3x2

である。これを利用して,5x3 を微分する。

¡5x3¢0

= lim

h0

5(x+h)35x3

h = lim

h05×

½(x+h)3 x3 h

¾

= 5ס x3¢0

= 5×3x2 = 15x2 同様にして,7x3 を微分する。

¡7x3¢0

= 7ס x3¢0

= 7×3x2 = 21x2

3 ¡x3¢0 = 3x2を利用してkx3 (kは定数)を微分せよ。

() ¡ kx3¢0

=

4 (xn)0 =nxn1 (n= 1,2,· · ·)を利用して,次の関数を微分せよ。

(1) ¡ 7x4¢0

= (2) ¡

5x2¢0

=

(3) µ2

3x

0

=

(16)

< 導関数 6 >

¡x2¢0 = 2x,¡ x3¢0

= 3x2,すなわち

¡x2¢0

= lim

h0

(x+h)2x2

h = 2x

¡x3¢0

= lim

h0

(x+h)3x3

h = 3x2 を利用して x2+x3 を微分する。

¡x2 +x3¢0

= lim

h0

©(x+h)2+ (x+h)3ª

©

x2+x3ª h

= lim

h0

½(x+h)2x2

h +(x+h)3x3 h

¾

=¡ x2¢0

+¡ x3¢0

= 2x+ 3x2 同様に ¡

x2x3¢0

=¡ x2¢0

¡ x3¢0

= 2x3x2

1 (xn)0 =nxn1 (n= 1,2,3,· · ·), (k)0 = 0 (kは定数)を利用して,

次の関数を微分せよ。

(1) ¡

x3+ 4¢0

= (2) ¡

x4x5¢0

= (3) ¡

x2x+ 3¢0

= (4) ¡

4x2+ 5x36x4¢0

=

2 一般の関数f(x)g(x) および定数kに対して,次の式をf0(x)

g0(x)kの式で表せ。

(1) ©

k×f(x)ª0

= (2) ©

f(x) +g(x)ª0

= (3) ©

f(x)g(x)ª0

=

(17)

< 接線の方程式 >

1 mを定数とする関数

y=m(x3) + 2

は,x= 3のときy= 2であるから,

(3,2)を通り,傾きmの直線の方程式を意味する。

1 a, b, mを定数とする。点(a, b)を通り,傾きmの直線の方程式を求めよ。

()

2 関数y =x24x+ 4 のグラフ上の点A(3,1) における接線の方程式を求めたい。

f(x) =x24x+ 4 とおくと,接線の傾きm x= 3における微分係数f0(3)である。

f0(x) = (x24x+ 4)0 = (x2)04×(x)0+ (4)0 = 2x4

2x 1 0

より

m =f0(3) = 2×34 = 2

となる。点A(3,1)を通り傾きmの直線の方程式は y=m(x3) + 1 だから y=m(x3) + 1 = 2(x3) + 1 = 2x5

より,接線の方程式はy = 2x5となる。

2 y=x2 +x上の点A(1,2)における接線の方程式を求めよ。

3 一般の関数y=f(x)のグラフ上の

A(a, b)における接線の傾きはf0(a) である。接線の方程式を求めよ。

(18)

< 関数の増減 1 >

2次関数 y =x2+ 6x の導関数は y0 =2x+ 6 =2(x3)

となる。xの範囲によってy0のプラス,マイナス を場合分けする。

(1) y0 = 0となるxの値はx= 3である。

このとき,x= 3における接線の傾きy00 (ゼロ) である。すなわち,2次関数の頂点を意味する。

x= 3のときy= 9より,頂点の座標は(3,9)である。

(2) y0 >0となるxの範囲はx <3である。

このとき,接線の傾きy0はプラスであるから,グラフは 右上がり(%)になる。yの値は(xの増加とともに)増加する。

(3) y0 <0となるxの範囲はx >3である。

このとき,接線の傾きy0はマイナスであるから,グラフは 右下がり(&)になる。yの値は(xの増加とともに)減少する。

以上(1),(2),(3)をまとめて,右の表にした。

このような表を増減表という。増減表を 作れば,グラフのだいたいの様子がわかる。

2次関数の場合は,頂点の座標がわかる。

この場合の頂点の座標は(3,9)である。

次の2次関数を微分し,増減表を作り,頂点の座標を求めよ。

(1) y=x2+ 4x+ 3 (2) y= 2x2+ 4x5

y0 = y0 =

頂点( , ) 頂点( , )

(19)

< 関数の増減 2 >

関数 y=x33x の導関数は y0 = 3x23 = 3(x1)(x+ 1)

となる。この関数の増減表を以下のようにして作る。

(1) y0 = 0 となるxの値は x=±1 である。

そこで x= 1 x=1で範囲を分ける。

(2) x >1 のとき y0 >0

(たとえばx= 2のときy0 = 123 = 9>0であるから) (3) 1< x < 1 のとき y0 <0

(たとえばx= 0のときy0 =3<0であるから) (4) x <1 のとき y0 >0

(たとえばx=2のときy0= 123 = 9>0であるから)

右の増減表で,xの範囲は省略した。このように書く時は常に右の 方がxの値の大きい範囲であると約束することにする。この表をもと にグラフを描くと,上図のようになる。

(ア) x=1 の近くでは,x=1 のときyは最大になる。

このような場合極大といい x=1のとき極大値y= 2 と書く。

() x= 1 の近くでは,x= 1 のときyは最小になる。

このような場合極小といい x= 1のとき極小値y=2 と書く。

(注 1)極大値と極小値とをあわせて,極値という。

(注 2)極大と極小は1個だけとは限らない。(右図参照)

次の関数を微分し,増減表を作り,極値を調べよ。

(1) y = 12xx3 y0 =

x= のとき 極大値 y= x= のとき 極小値 y=

(2) y=x36x2+ 9x y0 =

x= のとき 極大値 y = x= のとき 極小値 y =

参照

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