ソーシァル・ツーリズムについて : 丁扶有給休暇 法を中心として
その他のタイトル Social Tourism,
著者 河村 宜介
雑誌名 關西大學商學論集
巻 2
号 1
ページ 1‑31
発行年 1957‑05‑30
URL http://hdl.handle.net/10112/00021843
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河村
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ソーツァル・ツーリズムは第二次世界大戦後急速に発達した観光事業の一分野であるが︑その発生は今世紀の初
頭に遡るといい得るであろう︒これは労働連動指導者の創案でもなければ︑また観光宜伝の一手段として唱え出さ
れたものでもない︒いはば近代泄界における社会進化途上の一段階なのである︒
ソーシアル・ツーリズムは︑掘光往来の社会性を特に論議の対象とする︒ソーシァル・ツーリズムが取上げてい
る現象は︑勤労大衆の生活程度の向上と不可分に結びついてをり︑産業機構の発達と社会の進化との上に成立って
いる︒それは一般大衆の観光往来であり︑旅行の民主化であるといえる︒蓋し︑生産手段が進歩発達すると︑人間
が仕事に繋縛される時間は短縮され︑自由に使用する時間が増加する︒人間解放の辿った道程を顧ると︑常ては世
界の大部分の地域における最大多数の人間が奴隷の如き境遇にあったが︑今日では企業経営に参画することが可能
となった︒社会の進化と共に労働は次第に保護せられるに至り︑労働階級は徐々にではあるが﹁閑暇の時間﹂を獲
得し
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2︒この閑暇の征服は機械文明の発達と共に急速に達成され︑今や原子力時代を迎えようとしてその可能性は
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ー丁扶有給休暇法を中心として
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註( 1) (2 )
来その総会においてこの問題を取上げ︑ ソーシァル・ツーリズムを推進し︑ 労働階級によるこの閑暇の征服が今日具体的に到達し得た段階は︑年間に一定日数の有給休暇を得る権利が法律により或は暗黙のうちに認められたということである︒この勝利は社会生活に甚大な影響を及ぼすものであるが︑観光往来に対するこれが影響とそれに伴って生起する諸問題とを解明し組織化しょうとするのが︑ーリズムである︒
結果
︑
ソーシァル・ツーリズムの推進に伴う技
ソーシァル・ツ
﹁ソーシアル・ツーリズム研究委員会﹂を設置した︒しかし研究を重ねた ソーシァル・ツーリズムの発展に対する臨路は依然として旅行費並びに宿泊料金の問題であり︑また︑学校 その他専門的職業の休暇期間を互い違いにすることが解決されない限り︑
術的問題を解決することは︑不可能であるとの認識に到達した︒そして一九五
0年ダブリンで開かれた総会におい
てはソーシアル・ツーリズムの国際的組織化を図ることは時期尚早であるとして︑これに対する施策の樹立はこれ を会員各国に委ねるという決議が採択された︒しかし右はソーシァル・ツーリズムに対する技術的困難の表明であ
るに
止ま
り︑
ソーシァル・ツーリズムの持つ意義の大きさが減殺されたわけでない︒このことは各国におけるその
② 発達が最も雄弁に実証している︒
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一九四八年に有給年次休暇に関して一の立法︑一の慣習すら持っていなかった若干の国々も︑今やこの段階をこえて来 てしまっている︒その著しい事例としては南アフリカ聯邦︑コロンビア︑東アフリカ︑インドおよびトルコの諸国があ る ︒
実に予見し難いものとなった︒
国際的に組織化するために︑
ソーツァル・ツーリズムについて︵河村︶
国際観光機関連盟
( I U O T O )
は一九四八年以
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生活者等がそれである︒ ソーツァル・ツーリズムという観念は︑
労働者階級という理論的限界を越 はじめ︑労働者に有給休暇を与える制度が一般化されて来た時︑
れと混同されていたことがあった︒蓋し︑有給休暇という言葉に随伴する劣等感とか卑俗さというようなものを受
益者から取除いてやるという心遣いからきたものらしい︒従って幾年かの間︑専門家の用語において︑
ソー
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ツーリズムは﹁労働者に対する休暇﹂と同義語であって労働者が観光旅行を行うことによって起る問題を扱うもの
と考えられたのであった︒
しかし今日では︑これを修正する必要がある︒即ち︑在来の観光施設を利用するためには︑余りに切りつめられ
た旅行資金しか捻出できないような人達全般にあて嵌められるのである︒例えば︑教師︑小商人︑職人︑少額金利
次の定義は欧洲経済協力機構
(O EE C)
のソーシァル・ツーリズム研究部会が︑満場一致で採択したものである︒
﹃ソーシァル・ツーリズムの基本的な目標は︑旅行資金に乏しいか︑または旅行になじんでいないか︑或は
教育の不足乃至は旅行事情にうとい等のために今日まで観光旅行の埒外にあった大きな国民層を掘光往来に参加さ
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せる必要な状態を作りあげることである︒﹄従ってソーシァル・ツーリズムは︑
えるものとして︑且つまた実際上は観光旅行の目的で低額所得の人々が移動することに伴う現象のすべてを包含す
るものとして考えなければならない︒こうした見解は実際的且つ理論的な価値をもっている︒実際のところ︑潜在
的な観光市場の研究において︑またそれらの研究を各種の観光施設の問題に︑また観光宜伝とか観光親念の普及と
二 ︑ ソ ー シ ァ ル ツ ー リ ズ ム の 概 念
一時
こ
一驚に値するものがある︒ かに道用するに当って︑今日までソーシァル・ツーリズムの研究において無視されていたこの厖大なる限界観光客
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る訳
語が
種々
考え
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てい
るが
︑た
とえ
ば﹁
大衆
旅行
﹂﹁
厚生
旅行
﹂等
︑然
しま
だ一
定さ
れて
いな
い︒
観光専業活動には基本的な二つの目的がある︒その一は知的なもので︑出来得る限り多数の人間を美しい地点︑
この生ける冊界において何等かの意味で人の関心を唆る地点に接触せしめることである︒その二は物質的なもので︑
旅客移動によって惹起される富の流通循環から最大限の利益を収めることである︒
然らば︑新しく拾頭したソーシァル・ツーリズムは︑これらの二つの目的に対していかに作用しているか︒今日 のソーシァル・ツーリズムの動向は疑もなく第一の目的に適っているものであるように思われる︒しかし一般的に いって必ずしも満足すべき状態において行われているわけではない︒急行列車や遊覧バスであわただしく旅行した り︑或は︑混雑したキャン︒フ場に割込んだり休養をとるべき休暇が一変して市の立つ日の願ぎとなるというような ものは︑民衆に対する公民教育の実を挙げ得るものとはいえないのである︒しかし喜ばしいことには︑次第により
多く
の人
々︑
より多くの労働者が如上の安易な休暇旅行の定型から脱出して︑
暇を過そうとしている︒しかも彼等が︑極めて短日月のうちにかなり高度の教養を身につけるに至ったことは誠に
ソ ー シ ァ ル
・ ツ ー リ ズ ム の 発 達 と 問 題
註
(1 )
層について考慮を払う必要があるのである︒
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河村
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一層よく計画された︑目的のある休
四
多くの国において特にソーシァル・ツーリズムの発達を促進したものは︑観光地の開発︑観光地に設備のよい簡
易宿泊所などが建設されたこと︑観光宜伝印刷物の豊富な頒布︑観光会議の開催︑観光映画の上映︑案内者附団体
旅行の発達等である︒しかしながら︑やはり多くの国において︑勤労大衆の大部分は休暇旅行の享受を防げられて
いるという事実が見られる︒休暇旅行は︑彼等にとって依然として高嶺の花である︒今日の段階では︑労働者は自
分逹に与えられた有給休暇から部分的な利益を引き出しているに過ぎない︒彼等の所得と休暇旅行費との間に越え
難い懸絶が見られるのである︒ここにソーシァル・ツーリズムの当面する問題が存する︒
一九
五
0年六月︑イクリーのネルヴィにおいてイクリー国民旅行会議が開催されたが︑その際︑労働者が一家の
生計を維持するために一切の不必要な支出を削減することを余儀なくされている限り大衆の旅行を論ずることは滑
という議論が圧倒的であった︒
稽で
ある
︑
この問題は結局︑労働者の購買力が交通費︑宿泊費︑食費︑及び娯楽費を賄い得る租度に増大されぬ限り解決す
ることは困難である︒そしてこれが解決のために各国において各種の施策が講ぜられている︒
ベルギーの法律は労働者に対して︑休暇期間中は倍額の給料を与えることを規定している︒この法律が施行され
たのは一九四六年であるが︑今までのところこのベルギーの例に倣った国はない︒
一般的には休暇旅行のための特別な貯蓄が勧奨されている︒
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オースクリー︑ドイッ及びオランダに設けられた︒ スイスの休暇貯蓄銀行を範とした同様な機構がフラ
またこの問題解決の第二の方法として︑労働者の購買力に対処する﹁物価﹂の引下げ策が講じられている︒これ
は大体次の三種で︑大多数の国において一二つとも同時に行われている︒
五
テルに対してこそ交附せらるべきであると主張している︒
Jれが影響に予測し難いものがあるからである︒ せざるを得ない状況にあるのである︒
2
︑ホテル事業をソーシァル・ツーリズムの要求する線に合致せしめること
3
︑休暇旅行の労働者に利用せしめる簡易宿泊所︑
しか
し︑
キャ
ンプ
︑ ホリディ・センター等の設置︒
以上の対策は未だ何れも問題を全面的に解決するに至っていない︒この新しい顧客層の一部を吸収し得 るホテルにせよ︑また簡易宿泊所やホリディ・センクーにせよ︑労働者の大多数は依然としてこれらの利用を断念 交通機関についていえば︑大衆の旅行往来を可能ならしめ︑且つこれを奨励するような措置が到るところでとら
れたことは事実である︒しかしながらこれらの措置は有給休暇を利用して旅行する労働者だけを対象としたもので はないのが普述である︒鉄道諸会社も休暇旅行者に対する特別割引連賃の設定には反対している︒
ホテルやホリディ・センターなどにとっては旅行シーズンの短いこと︑従ってそれらの営業期間の短いことに困 難がある︒維持費︑従業員の給料︑減価償却費等はすべてこの限られた期間に稼ぎ出されなければならないのであ るから︑料金は必然的にこれが影響を蒙らざるを得ない︒
勤労大衆の利用に供する宿泊施設の建築や維持のためには公共団体の補助金を要請すべきであるという議論もあ る︒しかし︑これにも難点がある︒その国のホテル事業︑また場合によっては国際的なホテル事業はこれを不当な
競争とみなすであろうからである︒
ホテル業者は寧ろ︑国家の補助金は︑この新しい顧客を迎えようとしているホ
ー︑連賃割引 ソーシァル・ツーリズムについて︵河村︶一ノ
一般客に対する
ソーシァル・ツーリズムについて︵河村︶
そこでこの観光委員会は︑この問題を解決するためには強力な啓発宜伝を広く実施する必要を認め︑所謂オフ・
シーズンに休暇をとる労働者に対しては現実に何等かの特典を与うべきことを勧告している︒
ソーシァル・ツーリズムに伴う諸問題はあらゆる社会問題と同様に︑それ︱つを抽出してこれが解決を図ること はできない︒それが関連する全体の領城を常に考慮の対象としなければならないが故に︑何処においても問題の解
決に著しい進展が見られないのであるが︑しかし決して等閑に附されているわけではない︒ ているのも︑要因の一として数えられる︒
以上のうち如何なる対策が採用されるにせよ︑それだけでほソーシァル・ツーリズムの健全な発達を阻んでいる 問題を完全に解決することはできない︒たゞ︱つの根本的な解決策としては︑学校その他の休暇の時期を広く年間 に拡げること︑これである︒
こうすることの必要は既に久しく世の識者の認めているところであり︑学問的な論議の対象となり︑また数多の 委員会で決議されたけれども︑未だ現実に行われたためしほない︒スイスだけはその各県における基礎的産業につ いて休暇時期を散開しようと努力しているが︑これは特筆に価する︒その他の国ではすべて社会的な休暇は学校の 休暇と結びついたま
4
である︒そして各国とも同じ教育的な理由によって︑休暇の時期を散開し従って旅行のシー ズンを延長することは不可能であるように見える︒
しか
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た︑
七
ソーシァル・ツーリズムにおける休暇時期の問題が学校の休暇のみによって規制されていると考え るのは誤りである︒欧洲経済協力機構の観光委員会の調査によって︑休暇旅行の時期を決定している他の要因が明 らかにされた︒中産階級の旅行シーズンは既に習慣的に一定されているが︑新しい階層の旅行大衆がそれを模倣し
デ ン マ ー ク の 有 給 休 暇 法
デンマークでは既に永年にわたって国民の或る部分は有給休暇を保証されてきた︒例えば︑国家公務員に一定の
有給休暇を賦与することが法律で定められたのはかなり前のことであり︑公共団体の吏員や学校教職員の多くに対
しては地方的な規定によって休暇が認められている︒また家庭の使用人や農場の手伝人︑商社や銀行の社員等も有
給休暇を貰うことができ︑各種の産業における従業員は団体協約によって一定の休暇を享受することができた︒
しかしデンマーク国民の殆ど全員が収入の上損失を招くことなしに年間一定の休暇を享受し得るようになったの
一九三八年四月十三日に有給休暇法が制定されて以来のことである︒現行の有給休暇法は一九五三年四月一日
に施行されたが︑根本においては一九三八年の法と同じで︑たゞ同法適用対象者の権利が数力所拡張されたもので
ある︒この法は全労働者︑被傭者︑手伝人に適用され︑就職先の公私による差別はない︒
回国際労働会議において採用された年次有給休暇に関する申合せ及び勧告とも繋りがあってこの法ができたのであ
るがこの有給休暇法はすべての点において上記の勧告よりはるかに有利なものである︒
たゞし公務員︑見習者︑農業︑家内労働者等既に特別法によって休暇の保証を得ているものは本法の規定から除
外されている︒次に︑被傭者と雇傭者との間の服務関係がある︒この場合どちらとはっきりきめるのに困難な場合
は︑原則として独立の職人︑特に不特定多数人のために仕事をする職人にはこの法は適用されない︒ある人に有給
休暇法が適用されるか否かについて疑問が起った時には大体において被傭者に有利なように解釈して同法を適用す
ることになっている︒またその人に有給休暇法が適用されるうかどうかは︑社会省の管轄に属する労働監督署長に ま ︑
'
四 ︑
ソーシァル・ツーリズムについて︵河村︶
一九三六年開催の第二十
八
ソーシァル・ツーリズムについて︵河村︶
えられなければならない︒ 社会大臣が特例を設けうることを認めている︒
農業労働者に対しては特別な規定が設けられている︒即ち︑休暇年度中に同一雇主の下で少くとも二十五日間働 いたものは休暇の権利を得る︒しかもこの揚合︑雇傭期間は連続している必要はない︒
また労務の種類によっては連続六日間の雇傭という条件を充し得ないものもあるので︑休暇法はこれらの場合に 休暇法によって与えられる休暇は︑休暇年度明けの一定期間即ち五月二日から九月三十日までの間に連続して与
一方農業労務者に対しては︑農業の特殊事情にかんがみて︑六日間だけが通常の休暇期 間に残りは(+二日まで︶同期間外に与えられる︒但し︑この残余の十二日のうち六日間は連続的に︑また三日間
は五月一日から十月三十一日までの間に与えられねばならない︒ って働くものに対しては︑やはり休暇が認められている︒︶ 続六日間を下らざるものでなければならない︒ よって決定される︒その決定については社会省に控訴することができる︒
本法は年間一定数の休日と︑その休暇をとることによって蒙ることあるべき所得の喪失に対し︑補償を得るの権
利を保証する︒
九
休日は︑前年度︵これを休暇年度と呼び︑四月一日から三月三十一日までである︶に厖傭されていた一箇月に対 し一日の割で賦与される︒従って一年間完全に賑傭されていた者はウ︑イークディ十二日の休日を得るわけである︒
休暇は休暇年度中になされた仕事を全部通算して与えられる︒雇主が同一人であろうとまた数人であろうと差支 えはない︒働いた期間が一箇月未洞の揚合は一日の休暇が認められる︒但し︑同一雇主の下における雇傭期間は連
︵しかし︑同一賑主の下で少くとも一週三日間づ4相当長期にわた
﹁有給休暇法﹂の条項をあてはめることはその仕亭の特殊性にかんがみて困難であるので︑同 法は権限を商業大臣に与え特別扱いをすることができるようになっている︒すなわち事情により休暇期間︵五月二 日より九月三十日︶以外の時に休暇を与えることができ︑また本人の都合が良ければ次年度の分も合せて与えるこ とができる︒また特殊事情によって全然休暇がとれないときには︑代りに現金手当が支給される︒
本法はまた︑法定休暇中の所得補償を規定している︒補償額は休暇年度中の収入の四形である︒
或る者が一人以上の麗主のために働く揚合︑その者がたまたま休暇を得る資格を獲得しようとする時に雇った雇 主をしてその休暇に対する費用の全額を負担させることは不公平であるから︑休暇法は被傭者が給料を受ける度ご とにそれに相応する休暇補償金を受くべきことを規定している︒しかしながら︑休暇補償金は休暇年度明けの夏に 実際に休暇をとるに当って必要となるものであるから︑給料と一諸に現金で支給されてしまってはならないのであ る︒そこで一般には現実に休暇をとる際に︑雇主の事業が関係をもっている労働組合を通じて支払われる︒しかし︑
これが不可能な場合には休暇切手の方式が採用される︒休暇切手は特別な休暇通帖に貼附され︑郵便局がこの事務 を取扱う︒この方式による場合は︑被傭者は給料の支払を受ける毎に休暇補償金額に相当する切手を通帳に貼って 貰う︒同時に雇主は被傭者が自分の所で働いた期間を通帳に記入する︒
休暇の始めに雇主は︑休暇通帳に裏書する︒休暇をとろうとするとき︑本人が失業している場合には︑職業紹介 所ないしは公の機関が通帳に裏書する︒これによりその失業者は休暇補償金を受けるが︑失業保険金はこれを受け ることができない︒裏書を受けた通帳を呈示すれば︑どこの郵便局からでも金を引出すことができる︒
チップや心附の形で給料を得ている人達に対しては︑特別の休暇補償金の算出法が用いられている︒ 船員については︑
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10
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以上がデンマークにおける有給休暇法の棚要であるが︑これによって︑今まで休暇を享受することのできなかっ
た厖大な数の人々が所得を失うことなしに休暇を保証され︑
なった︒その社会的影響の大きさには計り難いものがある︒勿論休暇法の制度以前にも休暇を得ていた人々はかな
りあった︒しかし︑彼等竺雇主側の一方的な決定に基づいて︑これを与えられていたのであった︒ところが︑今は
法的根拠に基づいて休暇が保証されているのであり一方的な意思決定によって奪い去られることはないのである︒
更に︑休暇切手制度は︑休暇補償金をば現実に休暇をとる際に受領できるように保証している︒例えば︑休暇の時
期が来る前に雇主が支払不能に陥るようなことがあっても︑この制度によって休暇補償金は確保されるのである︒
さて︑有給休暇法が制定されて勤労大衆には大きな福音がもたらされたのであるが︑休暇に対する権利を得た人
人は︑それを十分に活用することができたかということが問題となる︒休暇旅行に出かける人々も多数に上る一方︑
適当な宿泊設備がなく︑ために高くつく休暇旅行費を賄い得ないで家に留る人々も多かった︒それらの人々のため
ュース︒ホステル連盟
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ステルの数は年ごとに増加し︑今日ではその数一六〇︑宿泊者九︑八
00
人を収容し得る︒
デンマークの田園保護協会︑
用に
供し
た︒
設され︑やがて︑
一九
二
0年代に開
一九四九ー五0年度の
宿泊延人員は三四九︑三0七に達した︒連盟は今後更にュース・ホステルを増設して旅行大衆の要望に応えようと
およびデンマーク観光協会は︑各地に立派なキャンプ揚を用意して休暇旅行者の利 安価な休暇旅行が発達し始めた︒ホ に休暇旅行を可能としたものの一っは︑ュース・ホステルである︒最初のユース・ホステルは︑ レクリェーションと休養とをとることができるように
泊可能人員は現在三︑000
名で
ある
︒
屋も幾つか設けられており︑売店などの設備もある︒ 婦は食事の準備をしなくともよいようになっている︒ 休暇法の制定と共に︑デンマーク休暇旅行局
(D
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F o l k
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が設立された︒休暇旅行局は総理大臣の斡
旋により各産業団体の労働組合を構成分子として組織されたものでソーツァル・ツーリズムに関するあらゆる問題
を取扱う︒構成機関たる組合に所属していない者であっても︑休暇旅行に関しては親切な援助を受けることができ
休暇旅行局は︑開設以来単に純粋なインフォーメイションの提供のみに止まらず︑ホテルや旅館の予約事務をも
取扱い︑更に︑安価な休暇旅行を可能とするような観光地の開発にも乗出した︒そしてこれらの観光地においては
団休旅行や講習会を主催した︒
また休暇旅行局は︑多くの都市に働きかけ︑それらの都市の近辺にある観光地に休暇旅行に関する施設の整備を
悠憩した︒その結果ュトランドのアールボルグにはホテルが建設され︑
建てられた︒ここでは家族ごとに独立して休暇を楽しむことができ︑
一家
しかもレストランが設けられているため︑主
それから休暇旅行局は国家︑地方公共団体︑各産業の経営者並びに労働組合等から資金の援助を受けて恰好の土
地︑特に海辺に休暇用キャソプを建設した︒各キャンプは約五0戸のバソガローより成り︑各バンガローは︑
族用であって四人ないし五人を収容し得る︒台所にはすべてガスが引いてある︒キャンプには共同使用のための部
最近︑休暇旅行局はコペソハーゲン︑地方の諸都市︑及び海辺地方にあるホテルや旅館を購入した︒それらの宿 る ︒
ソー
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ニスプイエルクには十五戸のバンガローが
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デンマークにおけるソーシァル・ツーリズムを論ずるとき︑忘れてならないのは母に対する休暇制度である︒最 のホリディ・キャンプに行き残りは農家の厄介になった︒
戦前には︑デソマーク休暇旅行局はノールウェイやスエーデンの同種の機関と協定を結び︑休暇旅行客の交流を 図り︑互に︑安価な休暇を楽しむことができるようにした︒今後は︑このような国際的便宜の一層推進されること また︑休暇旅行局の主唱により︑農村が都市在住の人々を迎え入れて農家に分宿せしめ︑柩めて安く休暇を過さ
l l せることも可能となった︒既に何万という都会人がこの方法で田園における休暇を楽しんでいる︒
戦前には︑小規模ではあるがクルーズとか︑同一職業に従事する者の外国への見学旅行とかが計画された︒これ らは再び計画され︑休暇旅行局は参加者の便宜のために既に旅行貯蓄切手の発売を開始した︒
有給休暇法の制定とは直接の関係はないが︑デンマークにおけるソーツァル・ツーリズムの発展を促しつ
4あ
る ものに学童に対する休暇旅行の便宜供与がある︒学童のためのホリディ・キャンプが初めて設けられたのは一八九 九年であった︒学校教職員の発議に基づくものであった︒それ以後全国各地に設けられ︑また村の公会堂︑国民学 校の校舎等も暑中休暇中学童の為に提供された︒
学童の休暇旅行は現在でも学校教職員組合の管掌するところであり︑これに要する費用は地方公共団体よりの補
助金︑個人の寄附金︑及び毎年︑
とな
った
︒
が期待されている︒
日を定めて行われる募金運動によって集められた金で賄われる︒
学校の休暇旅行は︑今日非常に普及し︑事実︑あらゆる学童の父兄は夏の間子供逹を田園で過させることが可能
一九四五年の数字をみると︑夏の休暇旅行に出た学童は二八︑
000
名︑そのうち八︑
000名が学校
更に︑デンマークでは︑ 初
は︑
艇を幼児と共に田園に送り︑家庭の煩労を離れて休暇を楽しませようとの努力がなされた︒しかし︑栂は幼 児以外の子供達を家に残して出かけることを好まないということが分ったので︑
とに
なっ
︒た
罷の休暇は政府が維持している宿泊所で過され︑期間は二週間︑ 七才以下の子供は同伴してよいこ
全く無料である︒出来るだけ舟の手を省くため
に保娘が子供逹の面倒をみてくれる︒休暇中の母は赤坊の世話をしさえすればよい︒
一定の職業に従事していない主婦は︑休暇法の適用を受けないが︑戦後レクリェーショ ンに費用を割くことのできない主婦逹に短期間の休暇を与えようという運動が各種の方面からおこってきている︒
これがために各関係団体及び政党の代表者は︑この目的達成のために﹁主婦休暇委員会﹂というものを設立し︑ま た丁抹赤十字社︑救泄軍︑妊婦扶助協会のような多くの博愛団体はその本来の目的活動の他に休暇をとることが非 常にむずかしい主婦達を援助する運動を始めた︒これら各種団体は︑この方面の活動に対して公共補助金を受ける が︑その活動に利用しうる基金が少いので経済的に非常に困窮している主婦のみが考慮される︒詮考には︑病気上 り︑過労のため特に休養を必要とする郎親逹でも︑医師の診断書による書面証拠を必要とされ︑さらにその舟親は 子供のある人で︑それも四︑五人なければならない︒但し︑現在︑有夫がどうかは問わない︒詮考された人はサマ ーキャンプ・レクリェーションホーム滞在費︵全額又は一部︶及び往復旅費を支給される︒ある条件付で就学前の 児童を一諸に連れて行くことができるが︑この場合子供にも補助金がでる︒然し︑主婦休暇制度を設ける特別立法
は考慮中といわれるが︑いまだ具体的には出きていない︒
有給休暇法が制定されてから十八年︑第二次大戦中には流石にその組織化と発展とは多少の停頓を見せたとはい
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一五
え︑デンマークにおけるソーツァル・ツーリズムは諸外国に十分に範を示すものとい4得るであろう︒デンマーク
は今日︑事実上殆どすべての国民が年間一定日数の有給休暇を保証されている段階に到達したのである︒
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一九四七年九月十二日に制定された観光局設置法は︑観光局
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は観光事業に関する中央官庁であることを明らかにし︑その管掌する事務の第一として﹁観光事業活動の組織編成
並びに一般大衆の旅行往来に関する適宜の描置を企画する﹂ことを規定している︒
イクリー当局が如何にソーシァル・ツーリズムの
イクリーにおいては︑組織的にではないが一般大衆の安価な休暇旅行を可能ならしめるような措置が講ぜられつ
最近ローマに二五0人を収容し得る簡易宿泊所が試験的に設けられた︒料金は一人部屋一︑二〇〇リラ︑食事附
きにすると二︑000リラを少し超過する︒
イクリー山岳会は一二八0の山小屋を持ちそのベッド数は約一0︑五
00
である︒このほかに他の機関に属する小
イタリー・ユースホステル連盟は現在二九の宿泊所を擁しているが︑そのベッド数は九七四である︒ つ
ある
︒
問題を重要視しているかが窺われるのである︒ 1イクリー
. . 註
(1
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五 ︑
この
一泊一五〇 ﹁一般大衆の旅行往来
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︵ ホ ︶
特別季節乗車券
︵ 二
︶
一週
間︑
二週
間︑
一箇月︑及び一箇年の一般季節乗車券
異方式複合季節乗車券
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粁 ︶
︵ ハ
︶
︵ 口
︶
回遊乗車券︵二0
彩割
引︶
︵ イ ︶
日曜乗車券︵冬季のみ︶ スイス鉄道は︑次のものに対して割引を実施している︒ ②スイス 註
( 1 )
イクリー観光局設置令︵国際観光情報第六四号︶ リラを要する︒またフェラーラ︑ジェノア︑
マチ
ェラ
ーク
︑
ローマ及びトリノの諸大学はそれぞれ独自の学生用簡易宿泊所を持っている︒外国の学生もこれ
らを利用することができるが︑毎年七月一日から八月三十一日までの期間に限られている︒食事附きで一泊一︑五
00
リラ
であ
る︒
イクリー国有鉄道は休暇旅行に出る勤労者のために特別運賃を制定することは考えていない︒但し割引運賃によ
る特別列車はこれを運転している︒︵週末の観光旅行に対しては六0彩の割引が行われている︒︶また団体割引も実
施されている︒五0人の団体に対しては三0彩一五0名の団体に対しては四0彩の割引が行われている︒
有給休暇に関する立法措置については︑連邦政府はこれに関与することなく専ら各県に委ねられてい
る︒現在スイスにおいて有給休暇を与えられている者の数は六四0︑000である︵因にスイスの総人口は四︑七
八0︑000
であ
る︒
︶
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ソーツァル・ツーリズムについて︵河村︶
メッシーナ︑ミラノ︑
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河村
︶
規則によれば︑二等が一八スイス・フラン︑ というに︑先ず最初に基本料金が決められる︒これは︑ て計算される︒このような規定はさておき︑ 休暇旅行者のための安価な宿泊施設は全国に散在し︑旅館︑下宿︑簡易宿泊所︑個人住宅の貸室等を合算して︑そのベッド数約二七︑五
00
であ
る︒
ところで︑戦後︑スイスで一番人気のある新しい制度はスイス・ホリデー・ティケットであろう︒これにより︑
スイスに来る多くの休暇旅行者は︑相当な額の連賃節約ができるようになったわけである︒最近ではスイスヘの旅
行に大抵︑このホリディ・ティケットが入っている︒スイス・ホリデー・ティケットは︑
過︑周遊の各旅行に対し︑国境を入ってから国境を出るまでの条件で発行される︒この場合空港も︱つの国境とし
るものである︒ 一体スイス・ホリディ・ティケットは普通の区間切符といかに異るか
一九五六年六月三日より適用された新しい二等級制旅行の
一等が二三スイス・フラソである︒この基本料金に自分の旅行する距
離のキロ当りの料金を加えるのであるが︑これはスイス・ホリディの運賃によるもので︑同じ旅行の普通の運賃よ
り逝かに安くなっているのである︒最初にニスイス・フランの定額が加算される︒これは調盤喪として知られてい
また︑このティケットは特定の休暇旅行地以外の一寸したニクスカーションでも鉄道︑汽船︑郵便馬車とかいう
ような定期の交通機関を利用する旅行ならばホリディ・ティケットの適用範囲に入るのである︒例えばインテルラ
︵ チ ︶
団体乗車券︵割引率二OI五0形学童の場合は四五ー七五%︶
︵ 卜 ︶ ︵ へ ︶
休暇季節乗車券
家族乗車券
一 七
スイス国内での往復︑通
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③フランス に記入しておかなければならないことになっている︒
特別な委員会
(C om mi ss io n
一等
が一
0スイス・フランである︒
ーケン方面からのユングフラウ登山旅行にスイス・ホリディ・ティケットを使うこともできるし︑
ルツェルンその
更に︑このティケットにはそれぞれ五枚のクーボソが特別のサーヴィスとして︑その裏表紙に付いていて︑持主 が五回のニクスカーションを普通料金の半額ですることができるようになっている︒
スイス・ホリディ・ティケットの普通の有効期間は一カ月である︒しかし︑これはその度に追加料金を払えば︑
一回に十日ずつ一二回まで延期することができる︒その上ティケットの持主が﹁クーポン﹂を全部使ってしまっても︑
もっと入用の場合には︑もう三枚ェクスカーショソのための切符を買うことができる︒
スイス・ホリディ・ティケット利用の旅行者は鉄道や汽船のどの駅でも︑何の手続きもなく自由に途中下車をす ることができる︒但し︑郵便馬車の場合には︑途中下車をする時には予め馬車が出発する前にその旨をティケット 以上は︑普通のスイス・ホリディ・ティケットについてであるが︑更に︑団体用のものも発行されている︒そし
て︑これは通常旅行業者によって計画されるスイス請負旅行の中に入れられているものである︒団体用のホリディ・
ティケットは別に基本料金が決まっていて︑二等が八スイス・フラン︑
このように︑国の経済が観光客の人気を保つことに大きくかかっているスイスでは︑外国からの休暇旅行者を惹 きつける方策を考え出すことでは︑これまで常に諸国の先端を行っていた︒
フランスはソーシァル・ツーリズムに対しては非常な関心を示し︑
を設けてあらゆる角度からこれが促進の方途を研究しつ
4ある︒この委員会は︑有給
他からルガノヘの鉄道旅行にも利用することができる︒
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河村
︶
一八
休暇を得ているフランス勤労者のうち休暇旅行を賄い得るものは約二
00
万であると見ている︒彼等が休暇旅行に
平均二週間をあてるとすれば︑総宿泊日数は二八︑000︑000日である︒旅行期間を五カ月とすれば︑これが
ために宿泊施設として二
00
︑000の部屋を用意しなければならない︒当局は交通費の引下げ︑旅行シーズソの
延長︑休暇旅行の分散︑宿泊料金の引下げ等の諸問題を検討中である︒
実際に︑有給休暇を利用しての旅行の場合は︑年一回︑鉄道運賃の割引︵往復運賃の三割引︶が受けられる︒ま
た﹁観光と労働﹂
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④ドイツ
西独においては︑すべての労働者ないし︑被傭者は有給休暇の権利を有する︒法律によってこの権利
を認められている者の数は二二︑000︑000である︒独逸シンヂケート連合は︑労働者のために相当数の休養
所を提供している︒また︑同連合の地方機関は︑その地方の青少年団体のために︑それぞれ自発的に青年宿泊所を
てい
る︒
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︶
スエーデン政府は最近︑この休暇日数を更に増加し三週間︵一八労働日︶とした︒
スニーデンの国有鉄道は︑休暇旅行者に対する割引は実施していない︒しかし︑
から無賃乗車証の交附を受けている︒即ち︑その一は︑十五才以下の子供を二人もっている舟︵結婚しているかど
うかを問はない︶及び︑特別な理由に基づき休養を必要とする録である︒彼女等は︑毎年一回無料の往復切符を与
えられる︒︵行先はスデーデンのどこでも構わない︶︑但し︑彼女等の年収は七︑
000
クローネを越えてはならない︒ 固スエーデソ 開設している︒ い
る︒
一九
一九四六年以来︑次の者は国家 というような大衆的な観光機関に対しては政府の補助金が与えられて
一九
五0年四月には勤労大衆のために旅行貯蓄銀行
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が開
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れた
︒
年間二週間︵十二労働日︶の有給休暇を与えられている労働者の数は二︑二
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英本国における十六才以上の成年人口の約半数は休暇旅行に出かけている︒ m英国 註
( 1 )
ネの割で支払われる国家補助金によって運営されるようになった︒
ノルウェイ国家休暇旅行基金
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⑥ノルウェイ
旅行施設助成のため九0︑000ボンドに上る補助金を交附することになっている︒この助成金交附の対象となる
主な機関のうち︑家庭の主婦に無料休暇旅行を提供する機関に約二0︑000ボンドが割り当てられ︑また旅行︑
スキー・クラブは山小屋の建設維持補助金として九︑000ボンドを交附されることになっている︒
ユース・ホステル協会はホステルの増築その他に五︑000ボンド︑各種団体で経営しているホリデー・ホームー
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七︑
000ボンドの補助金を受けるはずであが︒
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極めて僅かな例外を除き︑事実上すべての労働者は一週間乃至それ以上の有給休暇を与えられている︒ は募金︑献金による資金より部分的経済援助を得ていたが︑ 子供サマー・キャンプは長年の間︑特殊休日協会︑宗教団休︑ごくまれには地方機関によって後援せられ︑前に 奉仕によるものではない︒ 0名︑大人の附添が四三︑000名であった︒この費用は︑社会政策を担当する政府部門の負担であって︑鉄道の に対しても無賃乗車証が発給される︒ その二は︑十五才以下の子供に対するものである︒〇クローネ以下のものは︑毎年一回︑無料の往復切符を交付される︒十才以下の子供の場合は︑これに附添う大人
一九四八年には︑右の制度によって無賃の旅行をなし得た子供は七0︑
00
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河村
︶
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ま ︑一九五六年︑各種休暇 スニーデン国内の行先のどこであるかを問わず︑年収七︑
00
一九四三年以来︑普通子供一人当り︑ ︱1
0
一日一クロー