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国際シンポジウム「東アジアの平和と民主主義 : 北朝鮮問題と日韓の役割」をソウルで開催(総合研究所News) 利用統計を見る

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Title 国際シンポジウム「東アジアの平和と民主主義 : 北朝鮮問題と日韓の役 割」をソウルで開催(総研News)

Author(s) 聖学院大学総合研究所

Citation 聖学院大学総合研究所 Newsletter, Vol.20-3 : 24-25

URL http://serve.seigakuin-univ.ac.jp/reps/modules/xoonips/detail.php?item_i d=2653

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聖学院学術情報発信システム : SERVE

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(2)

国際シンポジウム「東アジアの平和と 民主主義——北朝鮮問題と日韓の役割」

をソウルで開催

 聖学院大学総合研究所は、すでに10年以上に 亘って「東アジアの平和と民主主義」の確立のた めに、北朝鮮問題をどのように解決するかを研究 してきた。特に5月に、北朝鮮の潜水艦が、韓国 の哨戒艦「天安」を魚雷によって攻撃し、海軍の

兵士が多数死亡するという事件が起きたばかりで あり、また、中国の軍拡を抱える東アジアで、ど のように地域安定基盤を形成するかは喫緊の課題 である。

 その研究活動の一環として、2010年9月17日に ソウルのプレスセンター会議室で、国際シンポジ ウム「東アジアの平和と民主主義――北朝鮮問題 に対する日韓の役割」(助成:東京倶楽部、共催:

韓半島平和研究院、韓国統一部)を開催した。

200名を越える参加者があった。

 とくに、今回はソウルで開催する会議として日 本、韓国、米国の北朝鮮問題専門家が参加して、

北朝鮮の核保有志向と政治体制、経済状況を分析 し、それを基に北朝鮮の核放棄に向けてその可能 性と条件を探った。それと同時に、緊張緩和策の 一環としての北朝鮮に対する人道支援の現状と課 題、中国の支援が北朝鮮情勢に及ぼす影響をも分 析した。日韓両国が地域の総合的な安全保障の確 立に向けて果たすべき役割に焦点をあてて討論を 展開した。

 会議は、日韓の同時通訳で進められた。

 プログラム

 ◇挨拶  玄 仁澤韓国統一省長官       大木英夫総合研究所長(代読)

 ◇第1部(講演)

  コーディネーター:小田川興(聖学院大学客 員教授)

 尹 永寛(韓半島平和研究院院長、韓国・元外 交通商省長官)「東アジアと朝鮮半島平和のため の日韓協力」

挨拶される玄仁澤統一省長官

(3)

25  ヤン・C・キム(ジョージワシントン大学名誉

教授)「米国の対北朝鮮政策と国連の対応」

 小此木 政夫(慶応大学教授)「北朝鮮問題と 日本の役割」

 金 千植(韓国統一省政策室長)「北朝鮮問題 と東アジアの地域安定:韓国の立場」

 ◇第2部(報告とコメント)

 ★報告

   コーディネーター:康 仁徳(元統一省長 官、極東問題研究所理事長)

 洪 性国(極東問題研究所北韓研究室長)「北 朝鮮経済の最近の動向と展望」

 超 明哲(対外経済政策研究院統一国際協力 チーム長)「中国の対北支援が北朝鮮に及ぼす影 響」

 遠藤 哲也(元日朝国交正常化交渉担当大使)

 「日朝関係と国交正常化問題の現状と展望」

 ★コメント

 任 成彬(長老会神学大学院教授)「韓国の民 間団体の対北援助に関する現状と類型分析」

 宮本 悟(聖学院大学総合研究所准教授)「日 本の対北朝鮮支援の現状と課題」

 ◇第3部(ディスカッション)参加者全員     コーディネーター:尹永寛

 ◇総括  康 仁徳

  玄統一省長官は、開会の挨拶で「朝鮮半島の 統一は、自由と人権、民主主義に対する熱望の中 で進められる」と語られた。この挨拶にこのシン ポジウムを主導する思想が示されていた。

 報告・討論の主なテーマ

 ①北朝鮮核問題の解決策と日韓連携

 2回の核実験を強行した北朝鮮の意図を分析 し、北朝鮮の核放棄の条件を探る。オバマ大統領 が主導して4月に初めて開催された核セキュリ ティーサミットの第2回会議が2012年に韓国で開 催されることは、北朝鮮の核放棄を促す米国と国 際社会の強い意思表示である。

 そうしたオバマ政権と、休戦協定から平和体制 への転換を求める北朝鮮との米朝対話の見通し、

南北朝鮮と日米中ロの6者協議の展望を考える。

特に北朝鮮の核の脅威を直接受ける日韓が問題解

決に果たすべき役割と、そのための連携策につい て話し合う。

 ②北朝鮮の政治体制と経済の現状と展望  金日成生誕百年にあたる2012年に「強盛大国」

実現をうたう北朝鮮の経済は昨年末のデノミネー ション失敗で困難の度を強めている。国際社会か ら改革・開放の圧力を受けながら試行錯誤を重ね る北朝鮮経済の現状と課題を分析する。金正日総 書記の健康不安と後継者問題を抱える政治体制の 先行きを展望する。

 ③対北朝鮮支援・協力の現状と課題

 韓国の民間による対北朝鮮人道支援が、東アジ アの緊張緩和に果たしてきた役割を検証する。中 国が昨年、中朝国境地帯を国家級開発区に指定し たが、それを含む東北振興開発計画が北朝鮮の経 済再生に及ぼす影響を分析する。制裁措置を続行 する日本の対北民間支援を検証する。

 ④東アジアの安定基盤構築に向けて

 ポスト冷戦下の朝鮮半島で韓国と中国、旧ソ連

(ロシア)の国交樹立が先行したが、地域の安定 基盤構築へ重要な要因となる米国、日本と北朝鮮 の国交樹立の条件と可能性を探る。韓国が北朝鮮 との統一に向けて担おうとしている役割を考え る。

 なお、このシンポジウムの記録は、「聖学院大 学総合研究所紀要」50号別冊として、まとめられ ることになっている。

聖学院大学総合研究所Newsletter Vol. 20-3, 2010

2010年12月31日発行 発行人 大木 英夫

発行所 聖学院大学総合研究所

    〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1     TEL:048-725-5524FAX:048-781-0421 e-mail : [email protected] Homepage : http://www.seigakuin-univ.ac.jp

参照

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