奈良教育大学学術リポジトリNEAR
小学生の学業成績と家庭における学習習慣の関係
著者 杉村 健
雑誌名 奈良教育大学教育研究所紀要
巻 24
ページ 29‑36
発行年 1988‑03‑01
その他のタイトル Relationships between Children's Academic Achievements and Study Habits in home URL http://hdl.handle.net/10105/6654
小学生の学業成績と家庭における学習習慣の関係*
杉 村 健**
(心理学教室)
要旨:小学校2,4,6年生でIQ、国語、社会、算数、理科のそれぞれの成 績が上位の者と下位の者について、家庭における学習習慣を比較した。平均値 では、生活習慣、宿題・復習・予習および勉強の仕方が成績と関係があり、特 に6年生で顕著であった。項目別にみると、遅刻をしない、翌日の時間割を確 かめる、テレビを見すぎない、勉強の仕方を工夫するといった習慣が、主に6 年生で成績の規定因であった。
キーワード:学業成績、生活習慣、宿題・復習・予習、勉強の仕方
子どもの学習習慣が学業成績に影響を与えると予想されることから、先の研究(杉村・井上・
豊田,1986)においては、学習習憤を査定することができる調査項目を作成し、学業成績との関 係を検討した。その研究では学習習慣の構成要因として、家庭における学習習慣(生活習慣、学 習環境、宿題・復習・予習、計画と実行、勉強の仕方)、学校における学習習慣(登校意欲、授 業の受け方、ノートの取り方、テストの受け方)および学習意欲(積極性・向上心、集中力・持 続力)が取り上げられた。小学2,4・6年生について・国語・社会・算数、理科の学期末成績
(素点)の合計点が高い者と低い者を選び、両群の学習習慣の平均値および項目ごとの膏点の分 布を比較したところ、次の結果が得られた。(1)2年生では生活習慣、集中力・持続力および登校 意欲で有意差があり・4年生ではこれら3つに加えて宿題・復習・予習・授業の受け方・および テストの受け方の6つの要因で、6年生では学習環境以外の1O要因で有意差があり・いずれも成 績上位群の方が下位群よりも望ましい学習習慣が身についている。12)項目ごとの比較では、62項
目中2年生では1O項目、4年生では12項目、6年生では21項目で有意差があり、いずれも成績上 位群で望ましい答えをした者が多かった。以上の結果から、学業成績と学習習慣の関係は学年が 進むにつれて強くなると結論された。
次の研究(杉村・井上・清水,1987)では、学業成績と学習習慣の関係をより詳細に検討する ために、国語、社会、算数、理科のそれぞれの教科の成績と学校における学習習慣との関係を調 べた。杉村(1982)の研究によると、学業成績と学習意欲の関係が学年と教科によって異なるこ とが明らかにされており、杉村・藤田・玉瀬(1983)の研究では学業成績の原因帰属が、また杉 村(1985)の研究では授業の受けとめ方が、学年と教科によって異なることが示されている。こ
* Re1ationships between Chi1dren s Academic Achievements and Study Habits in home.
** Takeshi Sugimura(D印αr亡肌e枇。ゲPsツ。ん。王。gツ,Mαrαση三Uθrs光ツ。ナ亙肋。α亡三0π,Nαrα)
れらの結果からみて、学校における学習習慣と学業成績との関係もまた、学年と教科によって異 なることが予想された。得られた主な結果は次の通りであった。(1〕国語では2年生と4年生はど の要因にも有意差がなかったが、6年生では授業の受け方、ノートの取り方、テストの受け方で 成績上位群の方が高かった。12)社会では2年生はテストの受け方、4年生では登校意欲と授業の 受け方、6年生では4つの要因において成績上位群の方が高かった。(3〕算数では2年生はどの要 因にも有意差がなかったが、4年生では授業の受け方とノートの取り方、6年生では授業の受け 方で成績上位群の方が高かった。(4腰科では2年生はどの要因にも有意差がなかったが、4年生 では授業の受け方、6年生では授業の受け方とテストの受け方で成績上位群の方が高力)った。以 上の結果から、4年生と6年生では授業の受け方が学業成績の規定因として最も重要であり、そ れに加えて、6年生ではテストの受け方とノートの取り方が大切であることがわかる。また、項 目ごとにみると、4年生と6年生では「授業中、先生の話をよくきく」「先生の質問に自分から 進んで答える」「ぼんやりしていない」「先生に言われなくてもノートに書く」の4項目が学業 成績と特に関係があった。
本研究においては、小学生の家庭における学習習慣と国語、社会、算数、理科の各教科の成績 との関係を検討する。なお、学習習慣の調査と同時に知能検査を実施したので、学習習慣と知能 との関係についても調べることにす乱
方 法
調査対象 表1に示したように、調査対象は小学2年生3学級、4年生3学級、6年生4学 級からなり、男女合計353名である。
表1 調査対象の内訳 (人数)
学 年
2 4 6 合計
男児 50 62 69 181 女児 50 55 67 172 合計 1OO 117 136 353
調査内容 11〕学習習慣一杉村・井上・豊田(1986)が作成した62項目のうち、家庭にお ける学習習慣を調べることができる次の25項目である。
生活習慣(6項目)
家の人に言われなくても、決まった時間に寝ますか。
朝寝坊をして、遅刻することがありますか。
寝る前に、明日の時間割りを確かめておきますか。
忘れ物をしないように気をつけていますか。
勉強する時間と遊ぶ時間を分けていますか。
テレビを見すぎて勉強しないことがありますか。
学習環境(5項目)
家では決まった場所で勉強していますか。
家で勉強するとき、姿勢や明かりに気をつけていますか。
勉強机の上には、勉強で使うものだけを置いていますか。
家では本やノートの整理・整頓をしていますか。
辞書や図鑑は勉強机のそばに置いていますか。
宿題・復習・予習(4項目)
1 宿題は忘れずに、きちんとやっていますか。
2 学校で習ったことは・その日のうちに復習していますか。
3 次の日の授業の予習をしていますか。
4 宿題がなくても勉強していますか。
計画と実行(5項目)
家で勉強の計画を作っていますか。
計画した勉強は最後までやりますか。
その臼に家で勉強する教科を決めていますか。
家では何時から何時まで・勉強するかを決めていますか。
家では決めた時間に勉強していますか。
勉強の仕方(5項目)
教科書を何回も読みますか。
どこが大切かを考えながら教科書を読んでいますか。
教科書を読んだあとで、大切なところをまとめていますか。
大切なところは、忘れないように覚えようとしていますか。
勉強の仕方を工夫していますか。
(2〕学業成績一1学期末の国語、社会、算数、理科の成績(素点)を調査校から提供しても
らった。
(3〕知能検査 G I T総合学年別知能検査(茂木・松原,1982)を用いた。この検査はギル フォードの知能観を主に参考にして作成されたもので、低学年ではB式が多く高学年ではA式と B式が混合しており、各下位検査(6〜8種類)の知能因子が明確にされている。
手続き 知能検査と学習習慣の調査は著者と心理学専攻の大学院生、3,4回生によって、
午前中に各教室で実施された。まず、知能検査を手引書に従って実施した。そのあとで、「はい、
いつも」は○、「はい、ときどき」は△、「いいえ」は×という答え方と、項目番号が印刷して ある回答用紙を配布し、答え方をよく理解させてから、質問項目を順に読みあげ、○、△、×の いずれかで回答させた。2年生と4年生は昭和62年10月29日に、6年生は1O月27日に実施した。
結果と考察
成積上位群と下位群の構成 知能偏差値および各教科の成績について、2年生と4年生では
男女別に上位から15名、下位から15名、6年生ではそれぞれ20名を選び、成績上位群と成績下位 群にした。抽出率は上位群、下位群それぞれ2年生30%、4年生26%、6年生29%であった。
平均値の比較 生活習慣の2番と6番の2項目については「はい、いつも」をO点、「はい、
ときどき」を1点、「いいえ」を2点とし、それ以外の項目については「はい、いつも」を2点
「はい、ときどき」を1点、「いいえ」を0点として採点した。したがって、得点が高いほど、
望ましい生活習慣が身についており、適切な学習環境であり、宿題・復習・予習の習慣がついて おり、計画を立てて実行し、そして、望ましい勉強の仕方が身にづいていることを示す。
表2は2年生について、表3は4年生について、表4は6年生について、それぞれ成績上位群 と下位群の平均とSD、および両群の差とその.亡一検定の結果を示したものである。差は上位群の 値から下位群の値を引いたものであり、正の値は上位群の方が、負の値は下位群の方が学習習慣 が身にづいていることを示す。
表2に示した2年生では、国語、社会、理科で生活習慣に有意差があり、生活習慣が学業成績 の規定因として重要である。理科の宿題・復習・予習でも有意差があった。この表で目立つのは、
25個の差のうち12個が負の値(有意差はないが)を示したことである。知能ではすべての要因で、
国語と算数では3つの要因で負の値がみられたのに対し、理科はすべて正の値であった。
表3に示した4年生では、算数では計画と実行、理科では生活習慣と学習環境に有意差があっ た。算数の場合は負の値であるので、成績が上位の者ほど計画と実行の習慣が身についていない という、予想外の結果であった。差が負の値は2年生よりも少なくて6個であり、そのうち計画
表2 2年生の成績上位群と下位群の平均とSD
生活習慣 学習環境 宿題・復習・予習 計画と実行 勉強の仕方
X sD X sD X sD X sD X sD
知能
上位群 コ位群
7,70 V.73
2,54 Q.52
6,70 U.73
2,13 Q.54
4,47 S.50
1,80 Q.23
4,13 S.53
2,90 Q.65
4,90 T.43
2.72
Q63
差 一〇.03 一〇.03 一〇.03 一0.40 一〇.53
国語
上位群 コ位群
7,94 U.90
2,17 Q,37
5,84 T.44
1,95 Q.23
4,34 S.07
1.99
Q117
3,27 S.37
2,51 Q.71
4,73 T.13
228
Q.57
差 1.04+ 一〇.60 O.27 一1.10 一〇140
社会
上位群 コ位群
8,20 V.20
2,01 Q.23
6,67 U,00
2,09 Q.38
4,34 S.34
1,90 Q.10
4,17 S.07
3.11 Q.67
4,93 T.17
2,69 Q.71
差 1.00+ O.67 O.00 O.10 一〇.24
算数
上位群 コ位群
8,37 V.80
2,32 Q.33
6,23 U.73
2,20 Q.34
4,47 S.77
1,73 Q.16
3,97 S.63
2,74 Q.79
5,50 T.17
2,28 Q.84
差 O.57 一0.50 一〇.30 一〇.66 0.33
理科
上位群 コ位群
8,23 U.53
2,19 Q.14
6,57 T.77
2,08 Q.42
5,17 R.77
1,71 Q.16
4,33 R.77
2,83 Q.95
5,40 S.30
2,65 Q.54
差 1.70** O.80 1.40** O.56 1.10
㈱ 亡検定の蜥=58 +ρ<一10 **ρ<。0.1
表3 4年生の成績上位群と下位群の平均とSD
生活習慣 学習環境 宿題・復習・予習 計画と実行 勉強の仕方
X
sり X SD X 8D X sD X sり上位群 m能下位群
7,44 V.40
2,50 Q.67
5,37 T.60
2,86 Q.61
3,77 R.1O
1,91 P.96
3,00 R.60
2,57 Q.91
4,44 S.24
3,23 Q.41
差 O.04 一〇.23 O.67 一0.60 O.20
国語
上位群 コ位群
7,67 U.80
2,13 Q.35。
6.10 T.50
2,52 Q.68
3,74 R.24
1,95 P.71
3,40 R.10
3,03 Q.36
4,37 R.73
2,81 Q,32 差 O.87 O.60 O.50 O.30 O.64
社会
上位群 コ位群
7,47 V.20
2140
P.89
5,53 T.37
2,39 Q.06
3,33 R.17
1,33 P.71
2,50 R.17
2,05 Q.78
3117 S.07
2,33 Q.27
差 O.27 0,16 0.16 一〇.67 一〇.90
算数
上位群 コ位群
7,74 V.23
2,45 Q,40
5,90 T,44
2,44 Q.46
3,74 R.00
2,13 P.59
1,98 R.97
2,65 R.06
3,50 R.97
2,86 Q.07
差 0.51 O.46 O.74 一1.99* 一0.47
理科
上位群 コ位群
8,50 U.63
1,98 Q.23
6,57 S.87
1,94 Q.63
3,77 Q,90
1,91 P.66
3,53 Q.50
2,84 Q.76
4,50 R.94
2,86 Q.58
差 1.87** 1.70** 0.87 1.03 O.56
㈲ 工検定のψ二58 *ρ<.05 **ρ<.O1
表4 6年生の成績上位群と下位群の平均とSD
生活習慣 学習環境 宿題・復習・予習 計画と実行 勉強の仕方
X SD X SD X SD X 8D X SD 上位群
m能下位群
9,08 2,04 V,15 2.45
6,80 2,09 U,23 1.97
4,75 1,76 R,78 1.84
5,25 2,40 S,63 2.61
5,98 2,21 S,38 2.08
差 1.93** O.57 O.97* O.62 1.60**
上位群 糟皷コ位群
8,70 2,06 V,23 2.17
6,55 2,16 U,43 1.73
4,35 1,75 R,63 1.88
5,08 2,71 S,28 2.89
5,63 2,05 S,30 2.01
差 1.47** O.12 O,72+ O.80 1.38**
上位群 ミ会 下位群
9,03 2,43 V,68 2.08
6,63 2.n U,30 1.96
4,32 1,97 R,83 1.86
4,95 2,71 S,28 2.57
5,63 2,46 S,10 1,77
差 1.35* O.33 O.49 O.67 1.53**
上位群 Z数下位群
9,13 1,90 V,232.49
6,632,10 U,40 1,82
4,50 1,99 R,70 1.86
4,78 2,77 S,75 2.80
5,30 2,47 S,302.04
差 1.90** 0.23 O.80+ 0.03 1.00+
上位群 揄ネ下位群
8,85 1,88 V,35 2.58
6,502,05 U,182.03
4,45 1,96 R,80 1.73
4,48 2,81 S,93 2.68
5,18 2,53 S,50 2.22
差 1.50** 0.32 O.65 一〇.45 0.68
㈲ ご検定のψ=78 +ρ<一10 *ρ<・05 淋ρ〈.O1
と実行が半数を占めている。2年生と同様に理科はすべての要因で正の値であり、しかも2つの 要因で有意であった。これらのことから、2年生と4年生では理科の成績が家庭における学習習 慣、特に生活習慣と関係があるといえ孔
表4に示した6年生では、全部で12個の有意差が得られ、他の学年と比べて家庭における学習 習慣と学業成績との関係が深いことを示す。中でも生活習慣は知能および4教科のすべてにおい て有意差があり、この要因が重要であることがわかる。勉強の仕方も理科以外で有意差があり、
勉強の仕方が身についている者は知能、国語、社会、算数の成績がよい。宿題・復習・予習も知 能、国語、算数で有意差があった。これに対して、学習環境と計画と実行では1つも有意差がな かった。
学年ごとに有意差の数を調べてみると、2年生が4っ、4年生が3っ、6年生が12であり、6 年生が最も多かった。学年をこみにして、知能、教科ごとに有意差の数をみると、知能が3っ、
国語が4っ、社会が3つ、算数が2つ(但し1つは逆の値)、理科が5つであり、算数が最も少 ない。また、学年をこみにして要因ごとに有意差の数をみると、生活習慣が9っ、学習環境が1 っ、宿題・復習・予習が4っ、計画と実行が1っ、勉強の仕方が4つであり、生活習慣が最も多 かった。
項目ごとの比較 各項目について2(上位群、下位群)×3(2点・1点・O点)のZ2検定 を行った。その結果が表5である。項目番号が抜けているところは、1つも有意差がなかったこ
とを示す。有意差があった場合は、上位群が下位群よりも2点の者が多いか、O点の者が少ない か、あるいは2点の者が多くてO点の者が少ないかのいずれかである。
表5 項目ごとの群差の検定(κ2,砂=2)
2 年 生 4 年 生 6 年 主
要 因 項目
ヤ号 知能国語社会算数理科 知能国語社会算数理科 知能国語社会算数理科
**
* *
生活習慣
***
**
磨
***
*** *****
*****
45 *
学習環境 *
134
* *
宿題・復習・予習 * *
* *
計画と実行 5 ** **
135 ** *
勉強の仕方 *
*
**
磨 ** **
*ρ<.05 **ρ<.01
有意差があった項目数を学年別にみると、2年生が8っ、4年生が8っ、6年生が22であり、
6年生が著しく多い。これは平均値で有意差のあった数と対応してい一る。学年をこみにした場合、
知能8項目、国語5項目、社会6項目、算数9項目、理科10項目で有意差があった。項目ごとに みると、生活習慣の項目2、項目3、項目6、勉強の仕方の項目5で有意差が多くみられ、「朝 寝坊をして遅刻する」(4年と6年)、「寝る前に、明日の時間割を確かめておく」(6年)、「テ レビを見すぎて勉強しない」(6年)といった生活習慣と、「勉強の仕方を工夫している」(6 年)ことが成績の重要な規定因となっている。なお、テレビ視聴時間と学業成績の間には、6年 生で有意な関係があることが報告されたいる(杉村・藤田,1981)。
要 約
小学校2,4・6年生でI Q、国語、社会、算数・理科のそれぞれの成績が上位の者と下位の 者について、家庭における学習習憤を比較した。
(1〕平均値の比較一2年生では・生活習慣で国語、社会、理科の・宿題・復習・予習で理科 の成績上位群の得点が高かった。4年生では、生活習慣と学習環境で理科の成績上位群の得点が 高く、計画と実行では算数の成績下位群の得点が高かっれ6年生では・生活習慣で知能と全教 科・宿題・復習・予習で知能、国語、算数、勉強の仕方で知能、国語、社会、算数の成績上位群
の得点が高かった。
(2〕項目ごとの比較一成績上位群と下位群の間に有意差があった項目は、2年生と4年生が 8つずつ、6年生が22であった。「朝寝坊をして遅刻する」「寝る前に、明日の時間割を確かめ ておく」「テレビを見すぎて勉強をしない」「勉強の仕方を工夫している」といった項目が成績 の重要な規定因となっている・
以上のように、生活習慣、宿題・復習・予習および勉強の仕方が成績と関係しており、特に6 年生で顕著である。とはいうものの、低学年のうちからこのような習慣を形成しておくことが大 切である。
引 用 文 献
茨木茂八・松原達哉 1982 G I T総合学年別知能検査東京:日本文化科学社
杉村健 1982小学生における学習意欲,知能および学業成績 奈良教育大学教育研究所紀 要,18,101−108.
杉村健 1985ノ」、学生における授業の受けとめ方の分析 奈良教育大学教育研究所紀要,21,
81−9i.
杉村健・井上登世子・豊田弘司 1986小学生における学習習慣と学業成績の関係 奈良教 育大学教育研究所紀要、22,43−57.
杉村健・井上登世子・清水益治 1987小学生における教科の成績と学習習慣の関係 奈良教 育大学教育研究所紀要,23,55−62.
杉村 健・藤田 正 1981小学生におけるテレビ視聴暗闇と家庭学習時間の分析 奈良教
育大学教育研究所紀要,17,87−99.
杉村健・藤田正・玉瀬耕治1983小学生における学業成績の原因帰属
育研究所紀要,19,105−1王4.
奈良教育大学教
<付記> 資料の収集にあたり、磯城郡川西町立結崎小学校の協力を得ました。資料の収集には 本学心理学専攻大学院生、4回生、3回生の協力を得、統計的分析には大学院生清水益治、3 回生多喜裕美、陶慧珠、藤波央の諸君の協力を得ました。心から感謝します。