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線形代数 I 演習一学期末試験

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Academic year: 2021

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(1)

線形代数I演習(試験) 2005629

線形代数

I

演習 一学期末試験

担当:佐藤 弘康

(1) すべての答案用紙に,名前,学籍番号を忘れずに記入してください.

(2) すべての答案用紙の右上に,全体の中で何枚目かを記入してくだ

さい(例えば,1/2のように).答案用紙は裏を使用しても構いま

せん.解答が表裏にまたがる場合は「裏へ続く」と書くなどして てください.

(3) 解答は結果だけでなく,計算のプロセス,思考の過程など,でき るだけ丁寧に記述するようにしてください.

(2)

線形代数I演習(試験) 2005629

1. 平面ベクトルu= ( 1

2 )

に直交する長さ1のベクトルを求めよ.

2. 次の行列Aの逆行列を求めよ.

A=

2 3 0 1 0 3 0 1 4

3. 連立一次方程式

x+ 2y4z= 2 2x+ 3y+ 7z = 1 3x+ 5y+ 3z =k

(1)

が解を持つための実数kの条件を求めよ.また,そのときの解と,解の自由度を 求めよ.

4. ベクトルa,b,cが線形独立のとき,

a+ 2b+ 3c, 2a+kb2c, 3a+ 3b+c (2) が線形独立となるための実数kの条件を求めよ.

5. 線形代数Iの講義と演習の内容に関して,深く印象に残ったこと(概念,定 理,方法など何でもよい)をひとつあげて,その理由を具体的に述べよ.

(3)

線形代数I演習(試験) 2005629

¥ 試験問題の解 1.v=

( x y

)

とおく.uvが直交するとき,内積(u,v)は消える.つまりx+2y= 0 したがって,v =

( 2l l

)

と書ける(lR).さらに,kvk= 1だから,1 = 4l2+l2 = 5l2 より,l=±15.以上のことから,uと直交する長さ1のベクトルは±15

( 2 1

)

である.

2.

2 3 0 1 0 0 1 0 3 0 1 0 0 1 4 0 0 1

−−−−−−−−→

E21(2)P12×

1 0 3 0 1 0 0 3 6 1 2 0 0 1 4 0 0 1

−−−−−−−−−−−−→

E32(3)E2(1)P23×

1 0 3 0 1 0 0 1 4 0 0 1 0 0 −6 1 −2 −3

−−−−−−−−−−−−−−→

E13(3)E23(4)E3(16)×

1 0 0 12 2 32 0 1 0 23 43 1 0 0 1 16 13 12

.

したがって,A1 =

12 2 32

23 43 1

16 13 12

3.

1 2 4 2

2 3 7 1

3 5 3 k

−−−−−−−−−−−→

E21(2)E31(3)×

1 2 4 2 0 1 15 3 0 1 15 k6

−−−−−−−−−−−−−−−−→

E12(2)E2(1)E32(1)×

1 0 26 4 0 1 15 3 0 0 0 k3

したがって,k= 3のときに限り,方程式(1)は解を持つ.このとき,解は

x y z

=

4 3 0

+l

26 15

1

(ただしlR)

であり,解の自由度は1である.

(4)

線形代数I演習(試験) 2005629

4. (2)式のベクトルが線形独立とは

x(a+ 2b+ 3c) +y(2a+kb2c) +z(3a+ 3b+c) = 0 (3)

を満たす実数の組(x, y, z)(0,0,0)に限ることである.(3)式は (x+ 2y+ 3z)a+ (2x+ky+ 3z)b+ (3x2y+z)c= 0 と表すことができ,ベクトルa,b,cが線形独立であることから,x, y, z

x+ 2y+ 3z= 0 2x+ky+ 3z= 0 3x2y+z= 0

(4)

を満たす.したがって,

(2)式のベクトルが線形独立 ⇐⇒ (4)の解はx=y=z= 0のみ

である.つまり,斉次連立一次方程式(4)が非自明解を持たないためのkの条件を求めれ ばよい.

1 2 3

2 k 3

3 −2 1

−−−−−−−−−−−→

E21(2)E31(3)×

1 2 3 0 k4 3

0 −8 −8

−−−−−−−−−−−−−−−→

E13(2)E23(3)E3(18)×

1 0 1 0 k1 0

0 1 1

.

ここで,k= 1ならば,解は

x y z

=l

1

1 1

(lR)となり,非自明解が存在する.

k6= 1のときは

1 0 1 0 k1 0

0 1 1

−−−−−−−−−−−−−−−−−→

E13(−1)E32(−1)E2(k11)×

1 0 0 0 1 0 0 0 1

となり,解はx =y =z= 0のみである.したがって,(2)式のベクトルが線形独立であ るための条件はk6= 1である.

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