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堀 部 靖 雄

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Academic year: 2021

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(1)

商業と經濟

信託受益者及其權利に就いて

部 靖

信託受益者の権利の性質に閲して嘗て作ってあった草稿を本文としたものである.︒本問題に

関しては既に二三の論文あるを知ら本文を本誌に掲げるのを差軽へて居たのであるが︑多少の

英米法に於ける理論を盛って之を本誌に載せる決心をした︒本文を草するに用ひた参考書は三

淵 氏 の 信 託 法 通 癖

∴ P g e r t

⁚ H a ロ d b

︒ ︒ k ︒ f t h e

− a w ︒ f t 2 S t S 二 霊 I ・ U n d e r h i ロ

⁚ 害

︒ − a w r ︒ l a t i

︒ g t O ぎ s t s a n d t r u s t e e s 二 霊 1

. W 巳 s h e r e

⁚ p r i n c i p

− e s ︒ h E q u 草 藁

︒ ・ で あ っ て

︑ 既 に 本 問 題 に つ

き有益な研究が塔表されて居る論文は私の知る限らに於では以下の三種であるが不幸にして未

だ之皇潰んで居らぬ︑遺憾に思って居る︒

細矢 祐治氏 信託受益者 国民経醇雑誌第二十四谷第四我︒

英 文 柄 信託受者の樺利に就いて 銀行研究第三巻第六我︒

竹之内 信氏 信託法に於ける受益権 信託研究 第三集 第四集︒

最後に本文は受益者の樺利の個々の場合に関する説明は之を省略してある︒ 八八

(2)

信託受盆者さは信託利盆を亨受し得る権利を有する者にして信託行免成立後に於ては信託関係

¥ ノ

の蛍事者の一人である︒

信託受盆者ざなり得る者については何等の制限なく権利能力を有する限り︑其自然人たるさ

法人たるごは之を問ふ必要はない︒又自然人であっても行匁無能力者たるさ行ゑ能力者たるど

はこれを問はぬ︒未成年者は剣断能力の侠乏のため康ヤ範囲に於て財産的治律行潟に関する能

カが制限されて居るが︑受盆者ごして受盆権ぞ得るは民法第四僚第一項但書に於ける箪に権利

ケ得る場合にすぎないから未成年者も蛍然に受盆者たり得る︒妻及準禁治産者に就きても民法

第一二俊第一項第五腕及第一四僚第一項第一波の趨用なきものご解するを正常ざするや﹄以て︑

之等の者も蛍然受盆者たり得ペく︑信託行結局に於て受盆の意思表示を要求される場合に於ても

さうである︒信託法第七保本文に於ける規定より見て斯く解せぎるを待ない︒

禁治産者は民法第八僚により後見に付せられ︑後見人が禁治産者の財産的利盆の亨受につき

全 般

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︑ ︐

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同 立

雄 含

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ハ 民

法 第

九 二

三 除

唱 す

J

照﹀︑信託行ゑに於て受盆の意思表示を要求せら

れる場合に於ては︑禁治産者は後見人の同意を得た後に非ぎれば受益者さなる事を得ないさ解

する事が出来る︒蓋し受盆の意思表示の結果受盆継は放カを後生しこれがために禁治産者は信

信話受益者及英控刺に就いて

八 九

(3)

商 業 主 経 波

託の営然の蹄結ごして財産上の樫利を取得するからである︒尤も此黙については疑はしき駐が あるから本文に於ては之を述ぺなレつもりである︒ぜもかく信託法第七僚の精紳ごは異った槻 方ではあるが斯く解する事をも得るさ云ふ事を通ぶるに止る

o

又受盆の意思表示の性質の親方 の異るにより又考へ方も異る徐地があるやうに思はれる︒

英米法に於ては財産上の利盆を亨受し符ゴる者はずや一盆者たる事争待ざるものさして居るハ切omo円昨日

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ご ﹃

こ 言

︒ ご

E A S N Y

‑ t c

︒未成年者は財産権亨受の能力あるぞ以て同マ一盆者たり得るも

其財産の管理底分をなし得る能力争制限せらる︑を以て︑受盆者ごしても完全に受盆様を庭理 する能は

5

るものである︒泥酔者に於ても同様にして信託財産におする権利の行使につきでは 能カを制限せられ︑受盆者が破産したる場合に於ては共機限はすげて受託者に蹄屈すぺきもの なる訟以て破産者を受盆者さなす事は貫際上無意義なりさ一去はねばならぬ︒又外因人は英閤叉 は米国の図蒋を有する船舶の所有を制限され又は禁止さる︑を以て︑船舶を信託財産ざする場 合に於ては受盆様ケ制限さる︑か又は亨受する事を得ぎるものである

o

法人につきても定款に

於て禁止規定なき場合去さしての

03 8

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一 室

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︒ ロ

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∞によろもの﹀又は図王により特に放詐さ

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れ た る 場 合 ハ 主 ざ し て 冨

2 u z k g

の誼用らうくろものにつき﹀に於ては︑土地を以て信託財産ざする信託に

於ける受益擁を得ないさ翻る事が出来るハヨ

] 5 3 H

句 円 一 口

口 一 勺 ]

自 民 間 心

口 一 守 匂

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2

妻 照

O

(4)

信託注第一

O

伎は受盆者たり得る者を制限し﹁法令‑一依

y

或財産権ヲ亨有ス Y 事ヲ得ザ Y 者

山 受

盆 者

ト ジ

‑ プ

其 櫨

利 ヲ

有 λ

y ト同一ノ利盆ヲ亨受

λ

y 事ヲ待ズ﹂さ規定せり︒従て例へば般

舶法第一僚に於ては外凶人は日本図説加を有する船舶の所有権を有する事能はぎれば受託者を日

本人ざし受盆者を外国人ざして其利盆合亨受せしめんざするが如きは信託訟の禁歩る所にし

て︑之を換

A

一一目すれば或財産格ぞ亨有する事能はざる者は其財産楼に於ける信託の受盆者たる含

得ざる事さなる︒是一定の積類に属する者の財産棒亨有禁止の法令の目的を達せんがために設

けられたる規定であ.る︒船舶治第一僚の他外国人の権利亨有を禁十る法令は︑鎖業法第五係︑

砂鎖法第二三係︑ 日本銀行保令第五僚横演正金銀行僚

A T

第五係︑朝鮮銀行法第五僚︑東洋拓

殖株式合一枇注第三使︑明治三九年放令第一四二挽第二保等である︒

きれば信託財産中に外岡人の亨有し得ぺからぎる財産を合めて外国人ぞ受盆者ざする信託行

匁がなされた場合ありごすれば︑新くの如き場合に於ては其信託行結局の放カ如何ご一玄ふ問題が

生・?る︒信託財産ご一宮ふ一位ざしての財産様を認めない我図の法制の下に於ては︑信託によ

b

移轄する財産権は各締立の財産権ごして委託者に移って行くものである︒きうすれば此勤だけ

を着服して考へるさ上述の如き場合に於ては残部の財産につきて信託は有数に成立するものさ

考伐られきうであるが︑信託に於ける委託者の目的殊に信託目的は信託財産ケ離れては考へる

伝記長益者及其協和に就いて

(5)

商 業 さ 経 済

事が出来ないであらう︒合すれば外岡人の亨有すべからぎる財産が信託財産の一部をゑす場合

にあっては信託目的は成立し得ないであらう︑故に原則ごして信託行匁を無放なりさなす方が

適切であるご考へられる︒

受託者吉昇︒︒が受盆者たるは信託目的を害するさ共に理論上債務者が同一債務に濁する債権

者たる地位に在るは不可なるを以て︑受託者が共同受盆者たる場合を除く外は如何なる名義を

も っ

て す

る も

信 託

利 盆

ゃ 一

宇 受

す る

事 舎

得 な

い ︿

第 九

館 ︑

三 淵

氏 信

託 法

語 部

入 一

頁 )

之に反し委託者が同時に受盆者たるは信託制度が一の財産利用又は保全の制反なる結より見

るも敢て差支へなきご共に︑信託法第五七僚に於ても委託者も受益者た

b

得るを前提ごし﹁委

託者が信託利盆ノ全部ヲ亨受ス Y 場合三十品々﹂なる規定を設︿︒

而て何人が信託受盆者なりやは先づ信託行忽に定なる所によって之ケ決せねばならぬが︑信

託行結局に何等の定なき時は委託者

ω 2

2 2

自身が受盆者な

b

ど 見

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ぬ (

三 淵

氏 一

信 話

一 訟

諮 問

科 大

七 一

良 ﹀

O

蓋し信託は委託者が自己の財産権を受託者に移聴其他の彪分を匁し︑受託者をして信託目的に

従ひ其財産の管理彪分を然きしむるものにして(信託法第一怒︑受託者が信託財産の管理底分を匁

すは自己の匁になさいるを以て信託の特徴ざするが放に︑信託関係には必ら子三個の人格会必要

ごするも︑而も委託者自身が何人をも受盆者ごして指定せ︒さる時は自己が信託利盆を亨受せん

(6)

ぜする意思あるは︑信託制度が一の財産保全又は財産利用の制度なるに照らして明かであらう︒

信託受盆者は信託行忽に於て定めらる︑を以て通常さするが信託受盆者は必ら十しも特定

す る

事 は

必 要

で な

い ︿

信 号

法 第

八 保

第 一

項 委

照 ﹀

o 又信託行結局成立の時に於て存在する必要はない

a e

尤も受益者が信託行待成立の時に於て存在しない場合︑例へば未だ生れゴ﹂る者又は成立︑過程中

に於げる法人が受盆者ごして指定されたる場令に於ては.英米治は其者が貫在するに到る迄は

信託は完成せ子︑従て其放カを殺生せざるものさ観るやうである一

2 0

m 2

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勺 ・

2

・ ﹀

O

信託行匁が委託者ご受託者さの問に於て完成したる時より受託者は受盆者に調し信託財産を

信託目的に従ひ管四一底分するの債務を負ふに到る(信話法第一九保参照﹀が故に︑受盆者が信託行匁成

立の官時に於て未だ存在せ玄る場合は債格者の未だ存在なさじ拘らや

J

債務者の存する事さな

b

︑民法に於ける債権成立の理論にては到底説明し得ぎる場合を生十る(遊佐兵信号法制評論三五頁

参 照

)0

債権が成立するがためには債権者が客観的に確定せざるべからやご一式ふ‑理論争﹄取る時に於

ては.未だ存在せ

5

る受盆者ケ信託行匁に於て指定したる場合は︑権利者が客観的に確定せる

ものどは云ひ難きを以て受盆椛は成立する事能はや

J

さ一去はねばならぬ︒従て受託者は受盆者に

調し債務含住民ふべき理由がない事ごなる Q 丁皮第三者のためにする契約に於て第三者が未だ受

信話受益者及其権利に就いて

(7)

商 業 主 経 抗

九 四

盆の意思表示?なさい

γ

る場合ご同様に︑債権者に擬せらる︑人は定まるも未だ其者が債権者ご

なるや否や不確定なる場合であつで︑客観的に債権者確定せ玄るものなれば債椛成立せや芯一再

ふ に

あ た

る (

中 島

博 士

︑ 民

法 相

仲 義

谷 之

三 八

頁 妻

照 ﹀

O

然し此理論は到底成り立ち得ないであらう︒何故なら民法第五三七依じ於げる第三者のため にする契約に於ても第三者の不特定又は存在せ古る事は其契約成立の要件ケなすものに非ら歩

してハ鳩山博士︑債措各論一八六瓦ゴ第三者の権利は第三者の存否に拘らや其契約の放カごして生子ゐ

¥3J QG 

ものでゐる注解するが至蛍であるが故に︑又信託に於ては信託行匁が成立すれば営然受金者の

権利は成立し得ぺきものさ解せぎる可からぎるが故に(第七係﹀︑受盆格其もの︑成立は信託行局

成立の時にあるものにして︑其殺カの後生が受盆者の受盆の意思表一不にか︑る場合があるにす

ぎ な い ︒ 従て問題は信託受盆者が未だ存在せぎるに拘ら宇其椛利が何故に殺果子殺生するやに蹄肴す

信託関係を設定せんさする委託者の意思は受盆者たる第三者に調し信託上の利盆を得せしめ

んごするに在り︑且つ斯︿の如き出括合なすいい到る勤機は︑此場合に於ては主ごして精紳的近

徳的である芯共仁︑新︿の如き場合の信託は委託者の債権者を害する意思ぞ以て忽きる︑ょす

(8)

がなさが故に特殊なる制度ごして受益者未

r

存在せざる場合にも受益棒たる債権は其殺果を生

十るものごなす事堂得るであらう︒斯︿して信託法第七僚の意味が一つ生じた事になる︿尤も同

僚は他の目的で規定され士のではあるが﹀︒

上越の如く受盆者が・未だ存在せぎる場合に於ても其桜利は成立し始以来を生子るのが原則であ

るに拘ら子︑事貫主︿穣利を行ふ者なき時は其者の利盆の由一一向せらる﹀事があり︑同時に委託者の

目的は寄せらる︑恐がある︒故に信託法に於ては信託管理人の制'反ケ設け受盆者の保護をなさ

んごして居る(伝記管出人口受益者不特定なる揚合に於ても同誌の理由で認められて居る﹀

O

信託管理人さは自己の名に於て受盆者のために信託に関する一切の裁剣上裁剣外の行局を匁

す 様

限 を

有 す

る 者

に し

て ハ

第 八

依 第

二 項

﹀ ︑

信 託

行 結

局 に

よ り

指 定

さ る

3 か︑又は利害関係人袋詰者︑受

託 者

︑ 受

A 2 2 V

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れ に

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請 求

じ 因

り 又

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権 争

﹄ 以

て 裁

剣 所

が 選

任 す

る の

で あ

る ハ

同 第

一 項

﹀ ︒

信託管理人は自己の名に於て其権限念行使するものなるケ以て受盆者の代理人ではない︒而

て信託管理人は受盆者の有するご同範国の権限を有するのである︒従て他面に於ては信託管理

人は受盆者の有するよ

b

も大なる権限を有する事を得ない事さなる︒

信託管理人が信託行震に於て指定されたる場合に於ても其椛限は常に受盆者が有するさ同一

範同にして︑特に之が制限を加へ待ゴるものご解せねばならぬ︒

信話受益者及其搭利に就いて

九 五

(9)

商 業 さ 経 済

九 六

信託管理人は上越の如く信託に関する裁剣上裁剣外の一切の行結局につき様限を有するの結果

は︑信託管理人は信託治第一六僚︑第二三僚︑第二七係︑第二九係︑第三三僚︑第四

O

僚第二

項に定むる権限密行ふ事を得るものにして︑其権限は治定範囲の様限である︑従て前述の如く

任意に営事者間に於て制限を加ふる事ケ得ないのである︒信託管理人が信託行震に於て指定さ

れたる時も勿論きうである︒

信託管理人は上惑の如きものなるか﹂以て共性質は既逃の如く代理人にもあら十又受託者の代

表者にもゐらが d る事さなる︒従て是も亦信託注に特有なる受盆者保護の機関にして︑法定範図

¥1J 

の権限を有するものであるさ一式はねばならぬ︒

非‑議事件手緩注第七一一保ノ五に於て信託管理人の選任又は改任につきでは民法に於ける不在

者の財産管理人に閲する規定の準用ゐる事を規定し︑信託管理人を不在者の財産管理人類似の

取扱をなして居る︒従て法律上信託管理人は準委任の関係に立つもの︑従で受任者に準十ぺき

ものざして居る︒故に其蛍然の結果ごして︑信託管理人じは非諮事件手続注第四三僚により民

法第六四四係︑第六四六係︑第六四七係及第六五

O

伎の規定の準用を受くるものごせねばなら

ぬ︒其結果の梗概を示めせば次の如くなる︒

ー︑信託管理人は善良なる管理者の注意を以て受盆者のために共権利を行使せまるぺから

(10)

十 ハ

民 法

第 六

四 四

傑 ﹀

2

︑信託管理人が受託者より得たる金銭其他の物及び牧取したる来賓はこれぞ受盆者に引波

す事守要し︑取得したる椎も又受盆者に移轄せねばならぬ︿民法第六四六銃汚

3

︑信託管理人が受盆者に引波すぺき金銭︑受盆者のために使用すべき金銭を自己の用に供

したる時は其金額︑利息を返還し︑生じたる損害ぞ賠償せねばならぬ︿民法第六四七係

UO

4

︑信託管理人は受盆者の様利行使につき支出

ι

たる必要費に濁しては弊償を求むる事を得

ぺ︿︑権利行使につき必要なる任務含負携したる時は受盆者守して之が覆行を結局しむる事

を得ぺ︿︑旦自己の︑過失に因ら十して権利行使につき損害を受けたる時は其賠償を求なる

事 ケ

得 る

( 民

法 第

六 五

O 除

ゾ ︒

肢 に

述 べ

京 市

b

たるが如く信託受盆者が不特定又は不存在の時は信託管理人が受盆者の有す

る権利を行使するものなるも︑未だ存在せゴる者を受益者さなしたる場合に於て其者が事質上

存在するに到ら宇又は存在するの可能性が客観的に消滅したる場合に於ては︑受託者診して渇

重の義務を負はす恐あるのみなら歩︑賞際上委託者の目的は達成不能なれば︑斯くの如き場合

に於ては信託行翁は目的不能により共役カを失ふぺきものなりさ解せぎるを得ない︒

英米法に於ては受盆者が信託利盆を受くるは信託利盆亨受の承諾ある事を要すさなすを原一則

信記受益者及巽擢利に就いて

九 七

(11)

商 業 さ 経 諮

九 入

ご す る ( 尤 も 受 益 者 さ し て 指 定 さ れ れ ろ 者 は 一 摩 ︑ れ を 取 引 ザ し れ ろ も の な り さ 宥 品 川 さ ろ あ ﹀ ハ 出

c m

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︒ 蓋 し 何 人

ε

も利盆の亨受を強制せらる﹀理由なきが故である︒従て英米法に於ては受盆者は原則ざして兵

陸的に定られるか又は一定の方治の下に於て確定し得ぺき方決により定められねばならぬ

J

出 荷

主 日

匂 ・

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我闘に於ても受盆者は不特定又は・未だ存在せまる場合に於ては何等かの受盆者を定め得ぺき

標準がなければならぬ︒さう視なければ受託者をして永遠に信託事務の執行を何人のためにす

るか知らやして負携せしれ

U

る事ごなる︒そこで信託業法施行細則は偉業信託の場合に於ては︑

信託契約書に不特定'又は未だ存在せざる受盆者の範園︑資絡其他受盆者たるぺき者を知る事を

得ぺき事項ケ定むる事を命じて居るハ同法第七係第二項活きれば信託治に於ける信託に於ても斯く

解しても敢て不蛍ではない︒

印ち不特定の受盆者を指定する場合に於ても

一 定

m m

態に入るぺき者さか一定の秘類︒

g ω

を一不めす事により受盆者は確定し得らる︑︒例へば某倶楽部員又は某曾々員を以て受盆者ごな

したる場合に於ては受盆者は不特定であるが一定の椅類︒

g ω

が一不めされて居るから確定し得

ぺき朕態にあ

b

︑信託は成立するものさ観る事が出来る︒未だ存在せゴる者を受盆者さする場

合に於ても一定の種類(又は積別)が示めきる︾事が必要であるさ云はねばならぬ︒例へば某に

(12)

生れるべき子供︑又は設立されつ︑ある某法人さなすが如くである︒ きれば受盆者ケ定なるに っき数人の特定人又は彼等の内の一名又は数名さなすが如きは受盆者?不特定ならし

h u

るもの

さ視なければならぬ︒

性 1 ︑信託行却の官事者同委話者さ受託者の二人の一みであろは官然である︑然 L 信託閥係に於げる営事者は理論上必ら?受

盆者在加へて委託者受託者及受益者の三人でなければならぬ︑何故なろ受託者さ受益者さが同一人であらうさも又別人

であらうても法律上の槌能に於て相法がある例へぽ第三一候に於げら受益者の取消躍は受益者のみ︿信託管理人も之島

有すろ事はお三三伐により切かであろ﹀の有すろものでわろから︑よし委託者さ受益者さが同一人なろ場合に於ても委

話者士ろ者が此の以前枯ら行ふりは受益者さしての資絡に於て行はねぼならぬ︑位てなが受益者た以℃信託の営然なる

営事者なリミなすは右の意味に於て云ふのであろ事島断って置く o

設 2 ︑第コ一者のれ・めにする契約に於げる第三者の受盆の意思表示は其契約成立の要件であろさな?者があろハ秘博士︑民比仏

嬰設第三谷四三五頁︑脇田博士︑倍能各論一四九頁)︑が此理論の誤っておろ事は民法第五コ一七除に於げる要約者の意

思より観ても併ろ︑従って此頼契約に於て第三者の受盆の意思表示品嬰ぜずさなされ士ろ揚合に於て第三者が未ロ存在

ぜざる時は第三者り存在すろに到る迄其権利の殺呆は後生ぜナハ皐に第三者の権利は成立ぜるにすいマず﹀さ云ふ事になリ

さ う で あ る ︒

詰向︒︑伝記管理人は民法に於げろ不在者の財産管理人さは性質た呉

ι

すろ︑不在者財産管理人口不在者の設げれる時は委任

契約に基く代理人であリ︑裁列所が設げ士ろ時は法定代理人であって其の権限も特別の定なみ

c

限り民法第一 O 三伐によ

り℃定められるが伝記管理人は自己の名に於℃格利払行ひ受益者さ同一の槌限たすろた以℃代理人でもなげれぼ又民法

ι

於げる代理人よリも炭い法広範回の槌能た有する︑あ士かも制定的受益者の如くに︒此貼はしっかりさしれ

ah

区別が必

要である o

伝記受益者及北(粧利に就いて

(13)

商 業 さ 控 訴

OO

信託行免は委託者が財産棋の移特共他の底分骨匁し︑受託者が信託目的に従ひ其財産機の管

理底分を匁すにより成立するものである(第一候﹀

O

印も信託行結局は委託者の物権行結局又は準物権

行匁さ︑委託者

ε

受託者三の問に於ける債椛行免ごにより成立って居るごなされて居るハ三淵︑一入

頁 遊

佐 二

一 四

頁 以

下 点

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き 信

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契 約

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一 日

に よ

り な

さ れ

る ︒

託行刷局が契約によりて成され︑受盆者が信託行ゑに於て指定せられたる時は︑信託行怨は民法

第五三七僚に於ける第三者のためにする契約さ同一の性質を有するものさいへる(三淵六七瓦

v o 従て受託者は信託行匁に於ける債務者ごして委託者に調し信託事務履行の債務を負ひ︑同時 に第三者たる受盆者に調し信託財産の限度に於て信託財産の管理底分を結局すぺき義務?負ふ

ハ 民

法 の

言 葉

に よ

れ は

定 め

ら れ

ο 給付在

8 7

事 を

f

ろ場合にあてはまろ)︒英米法に於ては我闘に於けるが如く

委託者は受託者に謝し信託行忽に基き秘利ぞ行ム事争処川るものさなさ子して︑信託成立さ同時

に委託者は信託関係より分離し信託財産上に於ける権利を失

ο

︑受託者の信託債務に封し強制

履行をゑす事を得まるは勿論委託者は自己の意思に基き信託行佐川の取消又は鑓更を刷局す事を得

まるものさす

2 0

宮正宅

主同・﹀︒尤も此原則に濁しては僅少の例外はある︒ M

従て英米法に於ては信託債務の履行請求様︑信託違反に謝する損害賠償請求権は受盆者のみ

(14)

之を有するものにして︑委託者は信託関係に基く訴権争行ふ事を得ない

9 5

2 v o

然るに

我図に於ては委託者も受託者の信託財産管理の失蛍︑信託財産

信託の本旨に反し底分したる J T

場合又は信託財産さ佃有財産さを混同したる場合に於ては受託者に釣し権利を有するハ第二七依

第二九除妻照﹀のである︒蓋し受託者は委託者におし信託行忽に定められたる方法に従って︑信託

財産の管理又は底分をなすべき義務を有するものなるが故であらう︿第四候率一号︒

放に我闘に於ける受益者は英米法に於ける受盆者ご其地位を異にすぺきものであるさ一去はね

ばならぬ︒是我法制さ英米法制ごが根本に於て異るより生歩る区別である(此貼は後越すろ所により

明かさなろ﹀

O

従て英米訟に於ける受盆者の地位及其権利企以て我図に於ける受盆者の地位及び其権利を論 十るは早計に失する

J

銃に述ぺたるが如く信託行震が契約によりでなされ︑而も受益者ご一委託者ごが別人なる場合

に於ては︑受盆者は民法第五三七僚に於ける第三者に該蛍すぺきも︑次の結に於て相異るもの さ 一 去 は ね ば な ら ぬ ︒ 第三者のためにする契約により第三者が契約による権利を受︿るためには︑契約に於て別段 の定なき限り受盆の立思表示を匁す事を架する︒従て第三者の権利の数呆後生は受盆の意思を

信話受益者及其踏剥に就いて

(15)

商 業 さ 経 涛

表示したろ時からである︒叉受盆の意思表示を忽す一部を要する以上は其場合に於ける第三者は

行結局能力を有する事を要するのである︒然るに信託受盆者の場合はさうではなく︑信託行怨に

別段の定なき限り受盆者は蛍然信託利盆の亨受ケ魚し得るものであってハ第七保﹀︑特別に受盆の

︑ ︑ ノ

怠忠表示をゑす事を要せ子︑従て受盆者は必ら十しも行結局行能者たる事は必要でないさ共に︑

受盆者の受盆様は信託行匁成立ご同時に後生し殺力守生十べきである︒

其他民治第五三七僚に於ける第三者は普通の債格者の有すぺき様利ケ有するに止る︒然るに 信託受

A 他者は信託治に於て特に定むる椛利例へば信託財産の復護請求権(第二七係三信託財産の

分別管理の請求権等(第二九除)を有すものである︒

要するに信託受益者ど民治第五三七僚に於りる第三者ごは︑治体制度が一般的なるさ特殊の 制反なるさによ

h

各々特色を有するものなるも︑ぞれ以外の理由を除けては此雨者間に於げる 相違を認むるの必要なく︑従て民法第五三七僚に於ける第三者に関する規定は信託訟に抵鰯せ

ゴる限り準用さるべきものにして︑業結果は凡そ次に通ぶるが如きものである︒

第三者のためにする契約の第三者が債務者に謝して権利を得るは債格者債務者間に於ける契 約に於て定められたる範国に限る︒信託受盆者が有する様利も叉信託行匁によりて定まりたる

絡国内に限らる︑も.たい信託の本質をや一

MV

︐さる程度に於てのみ信託受盆者の権利を制限し得

(16)

るのは勿論である︒従て例ヘば信託法第三一僚に定められたる受盆者の取消格を制限し又は取

治権争﹄排尽すべきは信託行結局をして破滅あらしなるものさ解す︒何故ならば信託の目的は受託

者をして受益者のために信託財産の管理又は底分せしむるものにして︑受盆者をして充分に信

託利盆を亨受せしなるに非れば信託制度其もの︑存在の償値ぞ失ふ︒主(他第二七僚に就てもさ

うである︒

信託受盆者の様利は信託行匁に基きて生子るものであるから英機利には蛍然信託行忽に基因

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例へば信託行結局中の物権行怨の目的なる動産た

る信託財産が未だ受託者に引渡され︐さる時は受託者は受盆者に割し未だ信託事務を行ム事を得

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さる回目を抗辞ごなし得ぺ︿︑信託行匁に無殺又は取消の原因ゐる時は受託者は之を以て受盆者

に濁抗する事ぞ得ぺきは勿論である︒

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泣 一 一 一 一 回 に よ る 信 託 に 於 け る 受 盆 者 は 法 一 一 一 回 が 其 殺 力 を 生 じ た る 時 よ り 其 権 利 を 得 ぺ し い 受 託 者 ご して指定されたる者が受託者た右事を承託せ

5

し時又は受託者たる事能はゴる時は裁剣所に

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濁 し 新 ら し き 受 託 者 の 選 任 を 妥 求 す る 事 を 得 る ハ 第 四 九 保

﹀ ( 本 一 慌 に 所 謂 利 益 閥 係 人 の 内 に 受 益 者 さ し て 指 定 さ 又泣言信託に於ける信託財産が民法第一

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六四僚に定むる

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減殺請求棒ぞ行使され(民法第二三四候)其信

信 訴

受 益

者 及

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槌 利

に 就

い て

O 三

(17)

商 業 さ 経 済

O 四

託財産に濁する権利も其範図に総少されるであらう︒

註 1 ︑信話法第二俗より観れぼ信話行局は泣言以外の単調行潟によリては之島潟す事た得ぎろものさぜねぽならぬ︒

詰 2 ︑信話行局にが︑て受益の意思表示た要ずるさなす場合にが︑ては受益の意思表示あリ土ろ時よリ受盆槌は設力品生じ︑受

益者は行局詑力た宥すろー事お要し︑禁治産者は立(抱力の補充与なして意思表示為ぜねばならぬ事さなろ︒

註 3 ︑遺一吉岡山いより信話行局が局され︑受益者の受益の意思表示あろ事与要求ぜらあろ場合に於ては受益の意思や表示しれる

時より受益者の搭剥は殺力品愛生すろものさなさねぽならぬ︒

信託受盆者の権利は信託行忽成立の時よ

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泣一マ一口一か其始以力を殺生し︑受託者に財産権が移轄したる時より受益者は実権利ぞ得るさ翻なけれ

ばならぬだらう︒

而て信託受盆者の権利は受託者が信託財産守管理し又は底分する事によって生子る利盆の亨 受診業内容さなす︑信託行待が契約によりでなされ而も委託者さ受盆者さが別人なる場合に於

ては英行結局は第三者のためにする契約なりぜ解する事争得るを以て︑此場合診考への基黙さな

す時は︑受盆者の権利は債権なりや又は草に受託者が負携する無図的債務に於ける利盆のみを

亨有し得る様利にすぎゴるやの問題︒ T 生争るのが勝同然である o 若し前者なりざすれば受盆者は

信託利益の亨受+ゲ金一附求する事を得ぺく︑且つ受託者の信託迷反に謝して信託財産の復宮を諮問求

(18)

し︑なほ損害の賠償を要求し得ゴるぺからぎる事さなる︒然るに後者なりさなす時は斯︿の如 き権利を受盆者は得る事を得ぎるに到る︒然るに信託法に於ては信託成立後に於ては受盆者が

信託関係の営面の蛍事者ぜなり自己の権利を亨有し得るものにして︑且つ第一九僚に於ては︑

﹁ 受

盆 者

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負 携

Y 債務‑一ツキテハ一式々﹂さ規定し︑同時に第三四僚に於ては受託者が法

人なる場合に於て任務に反したる時は理事又は之に準宇ぺき者が連帯して責任を負ふぺき事含 規定するのみなら子︑信託事務が適法に彪理せられぎる場合に於ては受盆者に調し救済手段を

奥へ︑不泊任なる受託者の解任を求なる事ぞ得る権利ケも輿へて居る︿第二七館︑第二'九除︑第三一候

第四七係﹀︒これによれば受盆者の権利は明かに債格なりさ一式ふ事を得る︒受盆者の椛利は財産上

の利益争目的ぎするものなるを以て信託行忽に於て別段の定なき限り受盆者の一身に専属する

様利に非らざるぺし︒従て相績を匁し得ぺきは砂田然の理である︿三淵︑前出︑第六八頁妻照﹀然しなが

ら信託に於ては信託目的の範囲内に於て受託者は信託財産の管理又は底分を結局すの義務を有す

るものなれば︑受盆者の権利も又信託目的の範囲内に於て︑印も委託者の指定したる目的の範

園内に於てのみ存在の債値あり三しなければならぬ︒従て受盆者の権利が相績し得らる¥みや否

やは先づ信託目的に照らして之?決せなければならぬ︒

信託受盆者の椛利は債格たる性質を有するものにして其内容は信託行匁によって定まる

o 従

信託受益者及並(桔刺に就いて

O 五

(19)

商 業 主 総 前

O 六

て受盆者の権利は或は信託財産の利用による股盆に関してのみ存在する場合があり︑信託財産

の蹄属権をも包合する場合がある之等は一に信託行匁によりてのみ定まるべきである o

信託行匁がなされたる時は信託財産上の穣利は受託者に移轄し︑受託者は自己の名に於て其

財産の管理廃れ??結局す事ケ得るも︑其管理成分の椛能は受盆者のために行使する事を要するぞ

以て︑受盆者の権利?此知から観察する時は信託行須の結果受託者は所謂調物叫慨を得るじ反し

受盆者は調人権を得るに到る︒此所に於て私は英米法に於ける受盆格の性質につき簡躍なる設

明を匁す一帯ぞ要するに到った︒しばらく英米法に於けるぞれについて国高

2

氏の信託治論に披

って説明を進めて行かふさ忠ふ︒

英米訟に於ては法系が普通泌さ衡平法さに分たれ︑此雨者は相調立し︑衡平注は普通法の快

陥や﹂補ひっ︑而も濁自の後達

e T 匁し︑裁剣所構成法

Ta gZ BP 25

ロ・ュロ・の制定以後に於

ても共理論は各々特質を有し︑而も信託制度は衡平法に於て後達したる制皮である︒故に街平

法に於ける信託理論さ普通法の凱たる信託理論どは相異り︑且つ現在に於ても衡平泌さ普通法

ごが相互に信託制反に調し其力を及ぼす以上受盆者の様利につい

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ての視方も程々異ならぎるを

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其庭で先づ英米治に於ける受盆者の桜利が調人権江

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(20)

85

なりや︑に関する守から逃ぺて行かふ︒

受盆者の腕似利を以て釣人権たりぎなす論者には

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得る︒而て其論披ごする所は次の四賂に存するやうである︒郎も︑

1 ︑受盆者の椛利は第三者に割抗する放カを有せぬ︒印も信託財産

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2

の善意無過失な

る民受人に潤しては受盆者は其格利を主張する一平を待ない︒

2

︑衡平法に於て認なる救済方法は普通法に於て認なるものさは異

b

人的執行の方法であ

る︒而て受盆者の権利は衡平法に於て認めらる︑もきれば受盆棋は秒間然釣人格でなければ

な ら

ぬ ︒

3 ︑同一財産に劉し二人以上の所有権者の存在は理論上不可能である︒而て信託に於て信託

財産上に於ける所有権は普通法上受託者に在る︒受益者は衡平法上の権利ケ有るにすぎ

子︑而も受盆者の権利は前惑の如︿濁人権にすぎぬ︒

4 ︑受託者が受盆者に濁して有する義務は積極的に一定の行動?なすべき義務にして斯くの

如き作定義務は濁人権に特有なる義務である o

上越

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如き瑚由により受盆者の権利は釣人様ならぎるべから十てなすのが普通である︑然る

に之に到し切

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氏は次の如き理由で反謝をして居る

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伝記受待者及立(徳利に就いて

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(21)

商 業 さ 経 済

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第一の結については多くの濁世様さ雌も善怠の取得者に濁しては本来の権利者吉雄も謝抗す

る去を得ない場合がある︒例へば公の市場に於ける貰買の場合︑流通詮券の流通︑人的財産が

‑腕偽の支主により貝却されたる場合︑表見代理人による物ロ仰の買却の如き場合に於ては善意の

財産取得者は其財産上に完全なる椛利を得るのみなら歩︑受託者が信託財産上に於て衡卒泌上

の権利を善意の第三者に譲渡したる場合に於ては︑受盆者は之がために其衡平治上の椛利を失

ふものでない︒きれば此黙に於ては受盆者の権利吉雄も調世力含有する︒

第二の黙についても様利の賀行の方泌さして奥へらる︑救済方注の性質によっては必ら十し

も権利の性質は直別きる︑ものでない︒

第三の結についても衡平泌さ普通法定が謝立して居る限りに於ては同一物につ・き衡卒︑法上の

様利さ普通法上の棒利ごが存在するも敢て不都合守生性ぬ︒

第四の黙につきて考ふるも受託者は信託事務の遂行さ一疋ふ作結局義務を有するさ共に受託者は

信託財産を自己の財産さなきい γ る義務及び自己の利盆のために財産営管理する事能はぎる義務

ぞ有す︒従て此勃に於ては受託者も不作品局義務ありさ一去はねばならぬ︒

之に反し受盆椛ケ以て調物権なりごなす者は∞

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兵にして氏の所設を原文のま︑主主要な

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る部分を抜き出せば次の如くなる︑広んによれば受盆者さ受託者の関係は受託者の財産上に於け

(22)

る権利の性質より翻る事が出来︑却も出町

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である︒然し此関係は蛍事者の内部に於てのみさうであって︑外部に濁する関係に於ては受託 者は信託財産の所有権者な

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さ擬制きる︑のであるぜし︑宜(結果は吋日混同

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例受盆様は柏縫人又は選

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w 受盆棒が他人に移轄する事︑

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信託財産の占有侵奪者ハ横領者さ

も認されろ仏

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は共財産を一信託関係より離脱せしめ得ざる事︑仙門受盆者の債榛者は信託財産の差

押ケ佐川し得る事等(並福島一略す﹀が詮明せられねばならぬ︒而て之に就きてもロ

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の 主

一 一

口 に

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ば仰に閲して受盆者が泣一一一一口なくして死己し且其信託が其死後にも纏緩きる冶場合に於ては遺産

承繕人は受盆州住金受︿るを以て︑あたかも受盆者は信託財産上の樵利を有するが如きも遺産承

絞人の受くる椛利はむしろ衡平法上の樵利にすぎぬ︒問英図に於てはピクト

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ア女王第四七年

伝話受益者及実権利に就いて

O 九

(23)

商 業 さ 経 抗

一 一

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及第四入年の法律が制定さる︑迄は図王は受盆者の標利争波紋する事を得十さなし︑米岡に於 ては州に浅吹きる︑事ざなって居るが︑これは信託財産が不動産なる場合に於て正確に趨用さ

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原別である︒従て本来は財産設牧の制・反は

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一盆者の椛利に適用されなかったが︑受盆者の様

利が共調人権たる性質を有するさ調物権たる性質を有するさが﹂問は子︑ さもかく米関に於ては

州英図に於ては国王に蹄属するケ以て其意味に於て財産波放の制度が適用

3

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ぺ きである︒仰に閲しでも又受盆者たる妻の死己によりて夫が得る権利は買は衡平法上の権利に

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すぎ歩︑又夫の死己により妻の得るものも必ら子しも信託財産上の割物権ではない︒又刊につ

いても受盆者の桜利が譲渡せらる﹀は信託行結局に於て之を禁止する旨の表示なきか又は法令に

より禁止されざる場合に限るものにして︑其上に信託目的の性質により受盆棋を譲渡する事能

は︑ざる場合がある︒きれば之を以て立論の基礎ざするのは必ら令しも正蛍ださは云へぬ︒共他

の結につきても此設営絡調に正しさする黙は立設されきうにないが︑たいえ λ 品位格は近来に到り

信託財産上に於ける様利郎ち謝物権ざしての取扱診受くる傾が頴著になって来たご一玄ふ事が一不

めされるにすぎぬのであって︑受盆椛を以て性質上濁世椛なりさは云ヘぬゃうじ思はれる︿立(他

詳細についてはが I

W ト氏信話論によられ士い﹀ 0

故に或は受盆様は受託者じ謝する椛利さ信託財産に濁する椛利ごよりなるものであるぎなす

(24)

ものがあって出荷

22

比は此設に従ふゃうである︒此設を採るものに戸司

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﹂て︿日比巳︒︒﹃等がある︒之等の者の説く所に擦れば︑受盆者は受託者に制到し信託行須の定むる所及

び衡平法の定なる所仁従ひ信託事務をなすぺき旨を請求し得る権利を有し︑第三者におしては

信託財産な侵害せぎる事及び信託財産を自己の用に供せざる事を請求し得る権利を有するもの

にして︑之等の椛利は元来衡平法裁剣所に於て行はれ件ぺきもの一であったが後に到り普︑通法裁

剣所に於ても之を行ひ得る場合を生じたさするのである︒然し之前述の裁剣所構成法によりて

営然生じたる結果なるを以て︑受盆者の権利が或場合に於ては蛍然濁物楼なる場令守生十るも

のごは一玄ひ得ないし︑又受盆穣が調人様に非十さなす事ケ得ないであらう︒

放に最後の説・によりても完全なる説明を結局し得ないが︑最後の設は受盆棒に謝人的数カどお

世的役力ごの雨面ゐる事を肯定して居る o 而て我等の考によれば権利は必らや此雨面を有する

ものであって専ら之によって楳利の区別をしゃうごするは必ら歩しも完全さは一エひ得ないので

あ る

o 而て受益擁の主要なる始以力は受盆者が受託者の行動を要求し得るものであるご共に︑並日

通法上信託財産の所有権は受託者に移り︑受託者は信託債務履行の目的以外の目的のために其

財産を利用し牧盆し件ぎる意味に於て︑受盆者は信託財産上に於て格利を有するものにすぎぎ

れば受盆者の椛利をお人格な

b

さ解しても何等の不都合なき事さ信十る︒

信託受益者及其挫利に就いて

(25)

商 業 主 総 持

信託の受盆者の権利が信託財産上に実力を及ぼし︑あたかも其財産上に物標的放カを及ぼし

得るが如く蹴ゆるは受盆者の権利を完全に保護せんがために生じた法理であって︑之がために

受盆者の権利がお世権又はお物権な

b

さは一式へないであらう o 要するに英米治に於ける斯くの

如き争は衡平法さ普通泌さの調立よ h 生子る一産物にして︑我固に於けるが如き単一日法制の図

に於ては少なくさも英米治に於けるが如き信託財産を中心ごして受盆者の椛利ぞ説明しなけれ

ばならぬやうな放態は生じないし︑従て上越の如き守の生十る徐地もない︒然し英米法に於け

る受盆者の権利を以て謝人権な

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さなす説明さ︑我闘に於ける受盆者の権利を以て債権なりさ

なす考へさは相応十るものである︒

我図じ於ては信託行結局の成立により受託者は信託財産上の完全なる格利ぞ符.受盆者は信託

利益の亨受のみをなし得るにすぎない︒斯くの如く受盆様は債権にして債様である以上は信託

法に別段の定なき限り民法債格編に於ける規定の越用を見るぺきは勝目然である o

然し之等の結

に閲する説明は本文の目的外にあれば之を省略する︒

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制門戸

R. Pound: 16 Harv. Law Rev. p. 412; Huston: The enforcement of the decrees in Equity

, 

p. 138; Scott: The 

Rights of cestui qu{' trust

, 

17 Co

l.工

awRev. p. 269

・;、iV

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och:Classification of the Iaw of trust

, 

I. Ca

l. 

Law 

Rev. p. 215. 

(gr'""  1"  I} 司'"

~r...)

12 沼町〈唱将肖判(鑓存己誌 V

1  1 

1  1  1 

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