為 替 レ ト ト 原︑ 油 価 格 の動 向
■ と静 岡 県 経 済 への 影 響 の分 析
・・
︱
︱ 静 大
・静 岡県 計量 経 済 モデ をル 通 じ て
土
目 次
︲ ャは めじ に︱ 分析 のね ら い 一 第 章一 県 民経 済計 算 から みた 静 岡県 経済 の構 造と 計量 モデ ルの 基本 的特 徴 盆
︶
﹁6 の字
﹂型 県経 済︱ 産業 連関 表 から みた 県経 済 公 一︶
他県 経済 と の比 較︱ 県民 所得 統 計 から 第 二章 県 内産 業 への 円高 原・ 油安 の影 響と 計量 モデ ル の構 成 2
︶ 円高
・原 油安 の県 内産 業 への 影響
︹補 注︺ 静岡 県内 産 業 の貿 易 に
︐関 する 種各 の統 計資 料と そ の比 較 に つい て 全 一︶
静岡 県計 量経 済 モデ ルの 構成 第二 章 為替 ーレ ト 原・ 油価 格 の変 化 と静 岡県 の産 業経 済︱ シミ ツュ ー シ ンョ 析分 を つう てじ
︱ 盆
︶ ミシ レュ ーシ ンョ の概 要 公 一︶
分析 結 果 おわ り 為 に 替 ーレ ト︑ 原油 価格 の動 向と 岡静 経県 済 への 影響 の分 析
居
九 英
九
法経 研究 三六 巻三 号 ア︵ 八九 八︶ は じ め に
︱ 分 析 の ね ら い
一〇〇
稿本 課の 櫃 は︑ 静 岡大 学 法﹃ 経 研究
︲ ﹄第 三五 巻 三
・四 号
︵一 九 八七 年 月三
︶ に掲 載 tた 利浅 郎一 氏と 筆 者 の 共 同 論 文 岡﹁静
肝 経済 の計 量モ デ ル分 格ぃ で紹
卜 し た証 岡縣 経済 計の 量 モデ ルを 改 定 し︑ これ を用 い て︑ 為替 ーレ やト 原油 価 格 な ど の内 外 環境 要因 の今 後 の変 化 が︑ 静 岡県 の産 業 と経 済︑ 県 民 生活 にど のよ う な影 響 をも たら す かを 分 析 す る こと で あ る︒ こ の作 業 は︑ 時同 に今 後 予想 され る いく つか のケ ー スの 環 境変 化 にた いし て︑ 県 内関 連産 業 の対 応︑ 他 産業 への 波及 と 県 経済 全 体 への 影響 諸︑ 産業 の趨 勢 など を るみ こと で︑ 進 行 途上 のテ ク ノポ リ ス構 想 特︑ そに の成 否 の カギ を握 る企
.業 誘 致問 題 に た いし 一定 の分 析 資料 を提 供 うし ると 考 えら れ る︒ 第 一章 県 民経 済 計 算か ら みた 静 岡 県経 済 の構 造 と計 量 モデ ルの 基本 的特 徴
︵一
︶ 6﹁ の字
﹂型 県 経済
︱ 産業 連 関表 から みた 県経 済 わた たし ち の モデ ルの 第 一の 特 徴 は︑ 静 岡 県経 済 の再 産生
= 環循 構 造 と動 向 を包 括 的
・体 系 的 に示 す意 味 で︑ 県 民所 得 の生 産
・分 配 o支 出 三の 面 把の 握 を骨 格 と し︑ また 基本 的 ね ら いと し て いる こと であ る︒ 県 民所 得 の生 産局 面 は県 経 済 全体 を 主導 す 部る 面 であ り︑ そ 産の 業 動別 慮 は県 民 所得 計統 ベー スの
﹁経 済活 動 別 純 生 産﹂
= 産業 別発 所生 得 ベ ー スで 示 てし いる
︵そ のう ち製 造業 の純 産生 は︑ 工業 統計 ベ ー スの 七 つの う ちわ 部け 門 の出 荷 額 も 示す
︶︒ われ われ のモ デ ルの 第 二 の特 徴は
︑ これ 各ら 産業 の生 産活 が動 需
=要 場市 因要 によ てっ 規 定さ れ る︑ と いう 考 え方 で組
み上 げ てい る点 であ る︒ そ の市 場要 因 は産 業 によ てっ 次 のよ う に異 な る︒ 一
. .
︐ 総じ て︑ 岡静 県 の第 二次 産業
︵鉱業 建・ 設業 を除 く⁝ し たが てっ 残 る のは 製 造業 であ るが ここ はで 図式
︱ 的に 第 二次 産 業 呼と んで おぐ
︶は 市 場面 から みれ ば
﹁県
=外 全国
・世 市界 場型
﹂ 産業 あで り 第︑ 二次 産 業 は 内﹁県
= 地域 内市 場型
﹂ 産業 大ど 別 うし る︒ 第 1表 は︑ 昭和 五 年五 の静 岡県 産業 連 関表 をも と に作 成 し た県 内産 業 の市 場構 成 であ る︒ し たが って 第︑ 次二 産業
︵製 造業
︶ 生の 産活 動 を説 明す る需 要要 因 とし て︑ 全国 市 場
・世 界 市 場 の動 向 を表 す な んら か 指の 標 を︑ ま た第 二次 産業 の需 要 要因 と し て県 内= 地域 内 の市 場動 向 を表 すな んら か の指 標 を選 択 なし けれ ばな らな い︒ まず 後 者 の
﹁県
︐内
= 地 域内 市場
﹂型 第 二次 産業 そ︒ の市 場 は︑ 県 民所 得 分の 配局 画
︵雇 用者 所得 営+ 業 余剰 十財 産 所得 等
︶ の次 にぐ る県 民 所得 の支 出局 面
︵民間 消費 支 出
+政 府 消費 支出
+民
︲間 設備 投資 十住 宅 投資 等
︶ に依 存 し て いる
︒ いい 力 ︑︲え
れば 第二 次産 業に 限 てっ いえ ば︑ モデ ルの 構造 各= 推定 式の 関連 は︑ 民県 所得 の生 産局 面← 分配 局面
←支 出局 面← 生 産局 面と 円を 描い た循 環構 造を もつ 点が 特徴 的で ある ︒
´ これ にた いし 外﹁県
= 全国
・世 界 市 場型
﹂ の第 二次 産業 の生 産 活 動 を規 定 す る市 場 要 因と し て︑ い たっ いど んな 説 明 を す べき か︒ 第 二次 産業 の市 場 要因 は︑ 地域 内経 済循 環 から 独 立し て りお
︑ いわ ば
﹁外 的﹂ であ
¨る︒ われ われ のモ デ ルで は︑ 主 と し て これ を モデ ルの 体 系外 から 与え れら る外 生変 数 扱 いと し︑ 毎 年末 翌︑ 年度 に つい て典 府 から 発表 さ れ る 政﹁ 府経 済見 通
﹂し な ど 国の 民 経済 計算 ベ ー スの 予測 デ ータ
=
﹁国内 潤民 消費 支出
︑ 国内 投資
︑ 輸 等出
﹂ を用 いた
︒ した が てつ 一わ︑ れわ れ のモ デ ルの 第二 の特 徴は 比︑ 喩的 に表 現す れば 静︑ 岡県 経済 は数 字 の 6﹁ の字︲ 型﹂ の経 済循
=環 再生 産 を行 てっ いる と︑ うい 認識 で組 み上 げ れら てい る点 であ る︒
︵第 1図
︶
為替ィー ^卜︑原油価格の動向と静岡県経済への影響の分析一〇一
(県内・県外・海外市場)の推定て1980年)
単位 100万円・%
〔産業連関表ベニス〕 13)移・ 輸出の うちわけ推定額
④県内市場(②一③) ⑤県貿易事情調査 ⑥国内市場 (③―⑤)
価 額 構成比 輸 出 額 構成比 推 定 額 構成比
384,000 1,464,616 436,287 1,308,489 1,997,306
81・7 100.0
90。6 92.8 21.2 23.0
25。2 33.7 25.0 18.8
10。4 71.8 26,1 37:5 31.2 32.6 4.8
30。3 10.1 17.2 18.5 9.0 99.4 90.4 82.1
0,
11076,471 0.0
11.4
0.0
67.4 280,524
54,326 178,082 224,992 22,843 90,831 93,648 26,870 57,819 45,226 140,673 16,338 301,122 84,378 299,857 :14,289 53,754
49,866 55,626 2,806 26,990 '1 0 64,903 0 i387 0 4,529 8,239, 713 136,066 91,762 552.524 13,047
69‐063
4。1 25.8 0.5
‐3.0 0.0 7.4 0.0
0。3 0.0 3.1 1.9
0。2 13.7
10。9 31.7 16.9 11.6
887,968 105,755 348,301 646,936 98,354 721,237 36,741 75"597 96,346 95,023 282,401 322,199 555,590 662,881 892,396 49,871 474,931
72.9 49,0
65。8 72.0 81.2 82.2 28.2 73.5 6215 65.6 65.5 95,0 56.0 79.0 51.1 6416 79.5 1,460,950
2,343,495 925,342
10,320,598 (1,0761471) (5。め 0,111,19の (38:.`め
法経研究三六巻三号︵一九八八︶
一〇 二 字を掲げた。
55年度)静1岡県貿易事情調査報告書』より作成
為替レート︑原油価格の動向と静岡県経済への影響の分析
第1表 静岡県産業の販路■市場構成
(注1)―は該当な・し。・・「は不明。
(注2)産業合計欄の( )で示 した移・ 輸出の内訳は,.参考に製造業のみ,数
(資料出所)静岡県.『昭和55年静岡県産業連関表』,静1岡‐県『 昭和56年度 (昭和
一〇
業 産
① 生 産 額 12)市 場 構 成
①舌著評充務 ③県外市場 (移・ 輸出)
「
結 1繭屁
I.農林漁鉱業
Ⅱ.建 設 業
Ⅲ.電・ ガ・水業
Ⅳ.卸売小売業
V.製 造 業 9,531,175
535,743 1,464,616 481,291 1,410,312 9,426,304
151,660 0 45,004 101,823 7,428,998
28.3 0.0 9.4 7.2 73.8
1.食 料 品
2.繊維・ 衣服 3.木材 。家具 4.パルプ・ 紙
5。 出版・ 印刷
6.化 学
7.石 油 石 炭
8。 ゴ ム 9.窯業・ 土石
10。 鉄 鋼 11.非 鉄 金 属 12.金 属 製 品 13.一 般 機 械 14.電 気 機 械
15。 輸 送 機 械 16.精密 機 械 17.'そ の 他
1,118,507 309,123 545,273 848,570 137,111 913,587 128,204 111,557 150,388 1741603 511,739 385,692 638,593 916,497 1,901,309 81,704 658,720
.1,218,358 215,707 529,189 898.918 121,197 876,971 130,389 102,804 154,165 144,778 431,313 339,250 992,778 839,021 1:744,777 77,207 597,748
937,834 161,381
351,107 .
673,926 98,354 786,140 36,741 75,934 96,346 99,552 290,640 322,912 691,656 754,643 1,444,920 62,918 543,994
77.0 74.8 6633 75.0 81.2 89.6 28.2 73.9 62:5 68.8 67.4 95.2 69,7 89.9 82.8 81.5 91.0 金・保̀不革
サービス業 運輸通信業 一Ⅵ
.Ⅷ
Ⅷ
1,470,084 2,592,799 1,127,080
9,134 249,304 201,738
0.6 9,6 17.9
産 業 合 計 18,508,229 8,187,661 44.2
. :4.第 1回・ 「 6の 宇型J‐県経済の構造と計量 モデルの骨格
〔 ① 所得の生産過程 〕 県 内 市 場 ― ヽ県 外 市 場 法経研究三六巻号︵一九八八︶
す〇 四 そ の構 造 は︑
① 6 の字 の下 半分 の円 環部 分 を・ 表 す第 二次 産 業
地の 域内 常経 環循 扮部
⁚⁚⁚と︑
︐②それ から 孤立 いし 栓掴 ンベ ルの 家
消計 費や 設備 投資 ヽ住 宅 資投 など の国 内市 場情 勢と 輸︑ 出動 向 に依 す存 る第 二次 産業
︵製造 業︶ 分部
=6 の字 の上 半分 に大 別 され るこ と︑
③ さら に県 経済 全体 の規 模と 動向 は︑ この 第 二次 産業 にリ ード され 第︑ 二次 産業 の生 産活 . 動も ヽ最 終的 には 製造 業 の生 産活 を動 っう てじ 生発 する 所得 に主 導さ てれ いる こと
︑ の三 点を 特徴 とし て いる こと であ る︒ たし が てっ こ︑ よの う に世 界市 場 o全 国市 場 に依 存す 製る 造 業 に主 導さ れる 静岡 経県 済 之に てっ
︑ これ から 分析 よし うと す る為 替 ーレ やト 油原 価格 など の
︲ 内外環 境要 因 の変 が化 内県 産業 と経 済︑ 県民 生活 にも たら す影 は響 他県 にも ま てし 構造 的に 大 き いこ がと 予想 され る︒ モデ ルで は︑ 県下 産の 業 に つい て︑ 次 のよ う 製な 造業 七分 類 十非 製 造業 分七 類 合︑ 計 一四 産業 に分 け て この 影 響 を みよ う と たし
︒ 一︑ 農 林 水 産︑ 鉱 業
︑ 二︑ 建 設業
︑ 一云 電 気
◆ガ ス
・水 道 業 四︑ 卸︑ 売
・小 売業 五︑ 製︑ 造業
︵① 輸 送 用機 械
②︑ 化 学
③ 電気 機 械
④︑ 楽 器
︐ ・ 具 ド⑤ 食贔
⑥︑ 一般 機械 一⑦︑ そ の他 製
製 造 業 生 産 所 ・得
県内民間消費 ……
県1内政府消費 県内民1間投資
匡躙魏籐
県内政府投資 農 林:漁 鉱 生 産 所 i得
建 設 業 生 産‐
所 得
第二次産業群 (
1電気・ ガス・ 水道業生産所得 卸 売 をヽ売 業 生 産 所 得 金融・保険・不動産業生産所得 サービ
^業
(含公務)生産所得 運 輸・通 信 業 生 産 所 得
雇 用 者 所 得・個 人 業 主 所 得 0法 人 所 得
(注)図は,単純化してあるので,現実の規定関係は必ず しも矢印だけではない。
〔 ② 所 得 分 配 過 程 〕
造業
︶
︑ 六︑ 金融
・保 険
・不 動 産業
︑ 七︑ サ ービ ス業
︵含む 公務
︶ 八︑ 運︑ 輸
・通 信業 以 上 の県 経済 特の 徴 づ け は︑ 稿前 で示 たし 地域 経済 モデ ルと し て わの れ れわ の モデ ルの 基本 的特 徴 でも あ る︒
︵二
︶他 県経 済 と の比
︱較 県 民所 得統 計 から 静岡 県経 済が
︑ 6﹁ 字の 型
﹂ の循 環構 造 をも てっ いる こと は︑ 県民 所得 統計 にも
﹁移
・輸 出 依存
﹂型 特の 徴 と し て表 れ て いる
︒ そ 意の 味 すを こし 検討 し よう
︒ 域地 内 に おけ る産 業 は︑ 地 域内 産業 が生 産 し た中 間 産生 物 い︒X と地 域 外 から 購 入す る中 間 産生 物 oX をも ち い て︑ 付 加 値価
= 租税 T 十可 分処 所 得 Yを 含 む生 産 額 Zを 生産 す る︒ X 十X o十 く+ 哺
=N
⁝
⁝⁝ C 他方
︑ この 地 域 生産 額 Z の販 路 は︑ 域地 外 に売 れら 部る 分 E と︑ 地 域内 に売 ら れ る部 分 す︑ な わち 地 域産 業 の中 間 生 産 物X いと︑ 地域 内 の最 終 需 要
︵消 費o 民い︑
間 投資 日︑ 財 政 支出 じ0 と に分 け ら れ る︒
=い
+X
+︼
■
+
+ 0中
⁝
⁝
⁝ S︶ 0 式 よ り え ら れ るX
=い 1N 0♂
+ く
+↓
︶ を 0 式 に代 入 し て ヽ= U十
︵い1 0δ 十く
+哺
¥
+0 い+
+0
︻ く
=︵∪
XI 3・+
0
+冒
+0 い ︒︱↓
⁝⁝
⁝〇 こ の③ 式 は︑ 地 域 内産 業 の財 貨
・サ ービ スの 産生 程過 で生 産 され る地 域 所得 Yが 右︑ 辺 のど のよ う な需 要 要因 によ てっ 規定 さ れ る か︑ を示 し て いる
︒ 為替 ーレ ト︑ 原油 価格 の動 向と 静
︲ 岡県経 済 への 影響 の分 析 一〇 五