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獨   占   價   格   計   算

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(1)

獨   占   價   格   計   算

山 邊 六 郎

序       説 こ ゝ に 猫 占 債 絡 計 井 M o n o p o ︼ p r e i s k a l k u l a t i o n と は カ ル テ ル 其 他 の 猫 占 腔 に 於 け る 償 柏 攻 究 の た め の 煽 情 封 第 を 意 味 す る ︒

抑ミ経管に於ける債椅政策の原理並に方法は経済側皮の如何によって規定せられる︒即ち︑その原理並に方法

は自由競軍の場合と統冊経済の場合とで粕達するし︑また競争制度の種々の形態によっても相達する︒現今の経

潜 祉 合 に は 銃 . I 的 な 組 紙 原 理 O r g a n i s a t i o n s p r i n z i p が 快 如 し て 居 鷲 完 全 な る 自 由 競 争 の 諮 市 場 と 並 ん で ' 所 謂

﹃ 制 限 さ れ た る 窺 畢 ﹄ b e s c l i r a n k t e K o n k u r r e n z の 諸 富 が あ る

︒ 且 つ ︑ 後 者 は 更 に 分 れ て 二 種 の 市 場 よ り 成 る ︒

その一はカルテル其他の猫占健の存在するが弱め競争が禍根せられてゐる諸市場であり︑その二は統制経済的に

組紙せられてゐるが弱めに競争が阻止せられつゝある所の詰市場である︒何︑之彗一種の︑互にその組綴原理を異

にせる請市場の間には︑だ過渡的状態にある話市場が介准する︒しかして自由地等の行はれる市場に於て成立

猫占横路計算

五七

(2)

商 業 と 穂 波

五八

す る

債 椛

が 自

由 債

椛 ﹃

円 ︒

目 ︒

P1 2

であるに反し︑制限されたる競争の市場に於て去はれるところの債はいは何れも

規 制

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叉 ︑

拘 束

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或は﹁拘束

債 格

n o E E B O P 3 0

と 総

稽 す

る ︒

債絡攻策のための原債計算︑郎ち償給計算の問題は︑これ在第一個々の企業に於ける償給計算︑第二カルテル

立 ハ

他 の

溺 占

般 に

於 け

る .

債 椛

計 算

︑ 第

二 一

同 一

家 の

債 務

規 制

p o F H

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︒ 口問に分ちて論中る+が委する︒この小支が右の

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中︑第二の課題冶取扱ふものであることは云ふ迄もないが︑これはコンラヴド・メレログィッチ教授の研究在組述

せるものなることを改め断って泣かねばならない︒

カルテル其他の濁占障に於ける債絡攻策は︑経営経済上の問題としての償旅攻策の中で︑ 一の特殊部分である

と共にまた最重要なる部分でもある︒すでに二=口し

K

如く濁占躍の債絡は︑制限されたる競争の下に成立する拙

に於て︑また規制債格︑拘束償給である貼に於て︑自由市場に於ける自由債絡に針立する︒

自由競争の干に於ては︑企業の債椛攻策は主として︑市場に輿へられたる債格欣態に針し経営白健在順癒せし

むることに外ならぬ︒すなはち︑企業は自己に有利な使絡のおきであると生産を披張し︑自己に不利な償給のおさ

であると生産そ制限するつかくの如き操作は︑若し之を多数企業が同時に行ふのであつになら︑市場に封し影響

;

lcllcrowicz1Ollrau; 1ostcnIlnu Kostcnrcchnllllg, 1I. Zwcitcr Tcil, I936. 

高度の統制結問spち計笠松訴に於てはm格政策はl'ii早ゃ,経皆吉miJ't上 の 問 題

に非ずLて純

1

平に図民紹許J:n]fmとなる.

1) 

(3)

を拠へるが故に︑五日々はそれ冶依椛攻策的指置と呼ぶことが出来るであらう︒然るに個々の企業の償給計算は︑

市場に於て其の計算低絡を笠現させる機合をもち得ない企自由債格の形成さるミ現資の市場に於て個々の企業家

彼は主として︑ 市場債格からの僅かばかりの開きに基いで操 は如何なる債総攻策的指置か}講ホるやと云ふに︑

yi  

業 を

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一 正

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に 池

ぎ な

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かやうに市場債格に封し企業が無力であることは︑市場が成大であればある程また競

手主義

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が行はれることに封し制限が無ければ無い程甚がいしい︒

白山市場と兵り︑制限されにる競争の市場に於ける諸経営は積極的に債格形成過程に干渉し︑且つ市場債格の欣

態を自己の牧盆性のにめ右利になる如く統御しゆくことが可能である

Q

かくの如き制限されにる競争は︑時とし

て(自然的溺占の場合の如く)市場そのものに依て胤(へられることもめるが︑普通それは生産者法の組織的結合ハカ

ルテルの場合の如く)︑或は稀には消費者淫の組織的結合によって︑また最近は同家の干渉によって人銭的に創ら

る 込

も の

で あ

る ︒

制限されたる競争と規制的.位旅形成とは一定の産業部門(すなはち︑鍛業其他の採取産業・京工業・大量生・産

的加工業・大なる機械其他の生産手段身製作する工業)に於て既に極めて屡ミ見らるミ現象であり︑

そ し

て ︑

) れ

は今後盆々炭汎なる市場に波及せんとする傾向にある︒競争沿除去せんとする斯くの如き努力は︑経営の資本・並

に版低構成の後化したといふ事資(郎ち近代の経営に於て同定版債が増大したといふ事質)から自然じ生じたもの

¥hJ

で あ

る ︒

狗 占 債 裕 計 算

五 九

而 し て そ の 手 段 と な る も の は ジ ユ マ ーνシパYハ の 述 べ て ゐ る 如 し 「 利 益 の

附加」である.拙諒本『ミ/ュマーνシパyρ債格政策論』昭和13年参照.

後述する強制カルテル之である.

Schmalenbach, Ellgen.;  Die  Betriebswirtschaftslehre  an  der  Schwellc  der

neuen ¥Virtschaftsverfassllng  (Z. f. hw. F.  1928.  S241ff.)  2) 

s) 

(4)

商 業 と 経 済

/

自由経済の下に於けるかの破壊的競争とか資本武減の危険なるものは︑この固定原債増大の事資に結びついて

ゐるのであって︑人々はその様な危険を債格形成への干渉に依て防止しようと試みるのである︒

︿詮)﹁パン屋や靴屋は︑需要が減った時又は同じ町内に競争者が噌加した時には︑幾人か職人を解雇してパンや靴の製造を

11J Y今までの宇分に止めることが出来る︒生産が減ずるから不景気だと云ってこぼすだらうが︑零一泊することはないc﹄これ らの純管の原債は主として可箆原慌に依て構成されてゐるか故に︑彼等にとっては所謂︑破壊的競争とか資本潰滅の危

険は生じなかったのである︒

これに反し︑その原債構成に於て固定原慌が大きを占むる諸経営の問に競争が行はれるとした

b

︑それは破壊的競争と なり︑従ってそこに資本潰滅の危険が生ずる︒印ち︑かくの如き諸経皆の聞に若し何等の協定が無かったならば︑各経 管はいづれも完全なる操業服態に差せんとして生産を皆む結果︑市場に於ては遁羽生産を来し従って市債の低落を来す こと

L

なる︒このことを詳説せんに︑この場合何れの経管も生産を減少すれば却て経管原債は高まるのであるか

b

︑生 産減少に依って侭持の下落を調節することは出来ない︒むしろ何れの招替も平均原促以下の債絡であっても限界原慎以 上の債格が符られるなら(或は更に限界原償以下の依絡しか符られないでも﹀生産を綬行或は披張すること与なる︒依て 右の如き固定原債大なる諸経替が完全の自由競争の下に立づときは全く共倒れとならざるを得ないのである︒﹃例へば

今ライシ川の左右の沿岸を走る銭泣のやうなニつの銭道が︑

m M りに︑使範囲に互て競争し双方別々の︑融和することの 出来なふ管理の下にあったと想像するがよい︒何れの一位遣でも完全な操業に遣する迄には︑ライン川の水と共に歳月 は俄程流れねばならぬ︒恐らくそれは数十年計査であらう︒それまでは雨紹皆とも典型的な紹菅原侭逓減の下に生活す るであらう︒そして互に限界原債を償ふだけの運賃を課することによってその縄張り内の管業の充貨を闘るだけで︑儲

lOJ けは少しもないことぶならう︒﹄

Schmalenbach

, 

E.;  Grundlagen  der  Sclbstkostenrechnung nnd Preispolitik

, 

I930. S. 88 (土岐教授課本, I70頁).

Schmalenbach, E.; a.  a.  O. S.  892) 

(5)

制限せられたる競争の市場の後生が︑私的濁占組織に蹄すべきや或は岡家の干渉に蹄すべきゃに依て︑或は債

格形成に封し同家と経営何れが規制を行ふかに依て︑吾々は閉口端的規制債椛己

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と私的規

制 債 依 仰

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︒ 円 ︒

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と在区別することが出来る︒既に吾々は自由経済時代に訣別し一の新らしい統制

経済の時代に這入ってゐるので‑めるが︑夫の自由経済の時代には私的規制使格(これは就中︑溺占債格及び有標

商品の債杓と云ふ二つの形態を以て支はれる(詰))に長も重要なるな設があつに︒然るに獄占企業家に依て治求さ

れる所の利己的な・枇合一般のこと在等閑に附せる債桁政策と結びつける自由な.債桁形成は︑次第に経済枇舎の

中から取除かれてゆき︑それに代て新らしい経済思想に照応せる経法的秩序が究第に築かれつよのる︒

(詑)本稿は前ふ迄もなく狗占似絡の形成を主題として述べ︑有掠品の偵格については別稿に於て詳説したいと思ふ白

有様品と稲するのは直接泊究用品にして箱・踏・場その他一定の存器に収められ︑且つ一定の商標を有し︑盛なる庚告 丘停によワて品質・成分・性能などが泊費者の問に周知されてゐる商品である︒印ちドイ

Y

語の いロ ロ門

] 5

5 E

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に 相 官 ずる︒有探品については毘

5剖一小頁伯祐の制度が行はれてゐる︒その一は定償制度であり︑製法家・問屋などにおいて

全国的に剖一なる小史的陥を決定し︑これを︐民告・問品またはその容器への明記などの手段に主ワて消費者に知らしめ

ると同時に︑小買業者に封し稀々の方策を講じてこの定的に上る販買を要請する︒尤も製造家その他が中小経営の製品 を排斥せんとする坊合︑または大経皆相互間に競争の行はれる場合︑特に新治者が師に地盤を有する先駆者に誌随凌駕 せんとする場合などには︑市場制覇の過渡的便法として︑定偵販一同の殻守を要求しないこともあるQ

割一小頁債格制度 の第二は︑同業組合その他が小百偵絡について協定を行ふ坊令がある︒有探口聞については居5

競争の結果︑世頁が行は

J'

iれ︑岡政策に利用されるととがあるため︑迭に配給業者間に頁偵協定を設けるに至る︒

狗 占 偵 絡 計 算

/

1宮地庸治郎博士稿「有標品の小豆債格に閲するー調査J(内池康吉博士還暦祝

賀記念論文集に牧む)

(6)

商 業 と 経 済

..L. 

/ 、

然らば獄占は高度の統制経済の下に於ては存在を許されないかと云ふに︑ドイツ︑イタリー一等の如き図々に於て

も猫占は依然として存在してゐる︒印ち之等の先進国に於ては市場の或る方而に封し秩序や拠へるにめ新らしい

i

獄占をば同家の力在籍りでつくり出してゐる(謂はゆる強制カルテ

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の猫占たる︑従来の獄占に比べれば践に外的組織形態を共通にするのみ︑ その精神その日椋守兵にするものであ

る︒すなはち︑獄占組織は今や岡家の監督の下に一の図民経済的生産政策および.位旅攻策(その究局の日的は於

平や日以一口同利盆の獲得にあるのではなく︑市場への長遁なる供給

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にある)を迫求す

るところの︑市場統轄聯合

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とならねばならないのである︒人!日末︑にすべての獄占組織

が︑か﹄る新らしい精神によって貫徹されてゐないことは事資である

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が同家は今日すでに従来の獄占償給玖

策に於て行はれたる夫々の肱川川を防止し︑またその再愛守阻止するにめに充分なる操作を行ってをり︑この古き

利己的な獄占精神が完全に消え失せるのは単に時間と教育との問題である︒

それにも拘ら守︑五日々にとって︑落に獄占債杓形成の問題に深入りして論述する興味は失はれてゐない︒第一に

獄占をして﹁市場への最適なる供給﹄といふ日標在放果的に氾本せしむるにめには︑精宿なる獄占.位協刊形成に闘す

る理論の研究在必要とする︒にとひ獄占の日的は異って来ようとも︑その組織の技術及び市場攻策の技術は依然

として同一である︒印ち︑新らしい獄占に封し五日々は古いカ

Y

テルの市場政策上の経験在利川する方が有利であ

り︑これに依て多くの不必要高債なる賢験をせやに済ますことが可能である心突に債格攻策上の技術やこれに開

l!"J32jl三イタリー「同種企業者聯合樫ノ構成及ピ活動ニ閥ス1レ法律」及ピ1933

ドイyr強制カルテル設立二関ス1レ法律」参照.1a],強制カルテ1レに闘する最

近の丈献には BrunncrH.;  Zwangskartcllc, 193iが あ る .

(7)

聯せる諸問題も大腿に於て同一である︒古いカルテルの場合には最高利盆獲得と云ふ貼から︑まに新らしい獄占

の場合には市場への長遁なる供給と云ふ観鈷から︑ いつでも数量︑版偵及び債格二一者の最適なる関係在見出すこ

とが必要となる︒向︑獄占化されたる市場なるものは︑市場関係を全く山単純化しにものであるが故︑吾々が経営

の蹴倒的な債桁政策の可能性︑限界︑課題在ハツキリと去すことが出来てに側めて好都合である︒

し か

の み

な ら

守 ︑

ロシア︑ドイツ︑イタリー及び日本(?)以外の図々に於ては依然として︑私的獄占領絡の形

成が倫ほ支配的な役削在泌じて居り︑札つ五日々は凶際商業に於て今日なほ︑私的規制償絡に出合ふ機九百も少くな

い︒依て五日々は依然獄占債総形成および獄占債総政策に泌脱するの必要.かあり︑且つこれによって吾々の経営が

t

出合ふ其の︐政な機合にあにり五日々の経営をして不利盆を蒙らぬゃう配慮すべきである︒かく五日々はここに医

史的放に現代的な関心から︑却はゆる資本主義的な狐占.位杓形成の問題在仔細に説述する必要がある︒

さて︑獄占は一人の民産者ハ或は一人の消技者)︑父は組織せられ・にる生産群(或は消去者群)が財の偵絡に封し

持続的な影響在拠へ得る時に存花する︒その手段は統一的なる・一定の償給影響を日指しにる市場政策である︒

獄 占

は ︑

それが向日間供給量の全部を支配するか或は充分大なる部分(少くとも七五パーセント)在支配するかに

従ひ︑紹針的(完全)狐占或は相針的ハ不完全)獄占となる︒不完全獄占の場合には︑獄占経営のほかにアウトサイ

l

ハ ・

一 北

外 者

) が

あ る

次 に

狐 占

は ︑

‑刀ルテルの場合の・如く多数絞管の連結によって中一宇るか︑或はトラストの場合の如く軍一絞管が

籾 占 似 特 計 算

ノ、

(8)

商 業 と 経 済

六回

充分大なる供給量冶その手中に牧めるかに従ひ︑問躍的濁占及び個別的獄占に匝別せられる︒(治もトラストは必

示しも濁占を有するとは限らないが)

私的濁占債絡の形成は濁占鰹(供給者または需要者)の一方的債椛決定である︒これ︑自由競争の市場に於て

供給︑需要両者が同等の債格構成の機合唱ぜ有するのと異る︒

私的規制債絡にる獄占債絡は自由債格よりも高くなり勝である︒且つそれは企業家に最高利盆冶資現させる債

yi  

格とはなるが最高債総とはならないこと別の機舎に述べた如くである︒経管利盆は常に個々の債絡の高さのみで

なく︑同時に販頁量及び原債の高さに依存する︒債松︑販頁量及び原位三数字の間には一の函数的関係があり︑獄

占債椛計算はこの関係に注意する必要がある︒市場に於ては債格の高さと販頁量とが︑また経管に於ては生産量

と原債の高さとが不可分に結びついてゐるが故に︑濁占憶は一宮に使桁に針して関心を有するのみなら宇︑同時に

また販頁可能登(これは債格の高さに依存する)に封しでも関心をもっ筈であり︑それは原債と使椅との最遁なる

関係をつくり出すことを努めねばならない︒その際︑数量ハ操業皮)そ種々に幾化するとき原債と債椛とが如何な

る反感在室するかと云ふことが困難な問題として表はれてくる︒供給量を大にすれば原債は低くなるが︑同時に

債秘も低くなる

o

供給量を小にすれば原債は高くなるが︑同時に債絡も高くなる

o

かくて獄占佼格計算は一の債

絡計算であると共に︑また一の数量計算であるといふ特徴冶もつのである︒

数量計算に極めて重要な意義が附加せられるのは次の二個の場合に於て

Y

あれ

o

前掲拙謀本, 39頁以下参照.

これに就ては拙稿『需要の開力性と債格政策J(長崎高等商業皐校研究館桑報

26巻第10披〉参照.

(9)

( 一

) 市

市 立

が 開

力 的

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る と

( 一

一 )

以 伎

が 多

分 に

回 定

的 性

質 守

帯 び

る と

すなはち︑之等の仮定の下に於ては︑経管及び市場は数是・及び債総の愛化に封して特に著るしき反感守口王す

る︒依て猫占債総計算もその前提として︑経管及び市場に関する深刻なる認識を必要とする︒原償計算︑市場分

析は猫占俄松政策にとり不可快なる前提である︒

︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑ 獄占償給の形成に針し最有利の傑件が賦興せられるのは非掠力的な需要をもっ財の場合に於てゾある︒

なぜと

いふに︑この場合には債椛在高めるも・市川立の減退を来す恐れはないからである︒購入者は市場に封して皐に僅か

の影響在及惜し符るに過ぎ宇︑彼は狐占鰹の指令に服従せねばならない︒そして斯くの如き場合に於て獄占憶は

思に.償給の高さに封して関心︒ぜもっに止まる︒販一民量の減退および其れに作って原債が割高となってくるといふ

事柄について狐占企業家は除︒頭脳か悩まさないで済む︒

いかにも︑回定的需要をもっ獄占商品の市場に於て債総が大いに引上けられ︑且つそれが維持されてゆくこと

は事官である︒例へばアムステルダムのキニーネ(規尼浬)局己

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世界消費高の

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一 日

占むる︑前旬︑来インドのキニーネの版一はは同局の手中にある)は此の十年間にその依絡を約二一倍に引上けたが︑

著るしい版良一品の減少は生じてこなかった︒けれども純粋に管利経滅的な観貼の下に於てゾさへ︑猫占にもとづ

狗 占 的 格 計 算

六五

(10)

商 業 主 経 済

六六

︑品川︑債椛巻偽りに高くすることは問題である︒と云ふのは︑それは競争者をつくるであらうし︑にとひ同一商品でな

くとも代用品在生産する所の競争者をつくるで此らうと忠はれるからである︒キニーネの如きできてその獄占

の地伏は︑今日は代用品在つくるためマラリア接種

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51

ロロ間(キニーネは主としてマラリア病に到する解熱剤

'として用ひらるA

が故に︑其の代用品としてマラリア接種が問題となる)

とか其他の有放な試みによって︑全く危殆に頻

してゐると云はれる︒ま大︑

ス ペ

イ ン

イタリー雨闘の子中にある水銀の獄占とても︑これら雨図に於ける慎前一

そ快く債格政策のために︑今日すでに其の猪占的地位を自ら破壊して了ってゐる︒印ち︑独占侭絡が依りに一品か

つにのでメキシコの鏡山の再採加およびニ

Al

ジランドの鏡山の出現をば採算上引合ふやうにして了ったのであ

っ た

かく︑回定的な需要の場合に於てすら獄占偲絡には限界がある︒況や蹄力的な前市立の場合に於ては尚更のこと ︒

である︒邸力的な需要の場合には︑若し経管の償祁要求額が依りおいならば消技者は蛍該財の使用を縮小するか

或は代用品の使用に韓中るであらう︒かくの如くして抑力的な・市要は総資に︑債炊仰の形成に協働するのである︒

最も有利な獄占債絡を算定するには次の三数字冶見積ることが必要である︒

( 一

) 輪

以 想

的 獲

得 可

能 債

(11)

( 二

) こ

の 債

格 の

下 に

珠 想

さ る

込 販

一 日

可 能

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) か

込 る

販 一

民 量

m m 舷せる生産費

輪以想的獲得可能位以仰に大般の手がかりや典へて呉れるのは︑市場である︒全くの新商品に針する獄占債絡の形

成 は

Mm

く稀にから蕊では省略してもよいと忠ふ︒

より以上附難な問題は版民可能是の見積りである︒現在の償給欣態に於て如何程販頁し得るやに関しては︑

ル テ ル 及 び 北 ︑ の 加 盟 者 ー に る 個 々 の 企 業 者 の 手 詐 に ︑ 屡

t

統計がつくられてをり︑これが手がかりとして役立ち得

る︒是れから決めようとする債総とは異る依桁を以て販貸せるところの過去何年間かの販貢量の護展に関する統

計も︑修正の上︑参照することが出来る︒が然し︑販一民量の吟味は多かれ少かれ感鰯的に且つ投機的に震されね

ばならない︒これは普通︑獄占債総計算に於て以も不確資なる要素をなすものである︒

債総決定のため第二百諜備手続は︑種々具なる販資金の場合に於ける生・産費削ち原債の算定である︒しかして

これが算定は︑計算制度のふ

1

日の護法から兄て︑大した閃難そ生じない︒

︑ ︑

︑ ︑

個人的獄占の場合に於ける償給計算は以上漣ベたる三つの数字を基礎として行へばよろしい︒郎ち︑販貰可能

量︑獲得可能位協刊および原債在見積り︑之等の数字在基礎としつ二郎債・.債旅関係に於ける最有利なる鈷を決定

すれば其れでよい︒

これに反し︑或る経営に於ては悶定設が多く︑他の経管に於ては可鐙設が多いと云ふ瓜に多数の経管が屡ミ全

溺 占 伯 祐 計 算

六七

(12)

商 業 主 経 済

六八

︑ ︑

︑ ︑

く差異ある原俊構成問

25

E ‑

弘正吾以て参加してゐる所の園陸的濁占の場合には︑ 事情はより以上困難であ

る︒すなはち︑閤躍的濁占の債椛計算については突の二貼より至難の問題が生じてくる

o'

(一)濁占障の構成員にる個々の経管に於ける原俊欣悠同

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には大なる差異が存する︒設も優良の経営と

段も劣悪な経営とで原伎の差が数倍に淫することも屡々ある︒例へば加里工業に於て以前は最悪の工場の原債

は俊良工場の三︑四倍になってゐたが︑十年間に一旦る合理化並に集中過程在経たる今日の原俊差異は三

Ol

O

パ ー セ ン ト を 普 通 と す る ︒

(ニ)従て濁占陛の債格並に販貰攻策は北九の構成員六る個々の経営に於ける原債の後展開︒

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8 3

2 日 の

Egm

に 卦

て種々異なる殺呆沿奥へる︒周知の如く︑経笹口費用は操業度との関係に於て遁滅的傾向←比例的傾向←遁培的

傾向なる後民在示す︒経営設用が何故この様な義肢の傾向在示すかは︑費用の方面から冗けでは説明できホ牧

盆の方面をも注目する必要がある

0

か今それは兎も角として︑原俊遜滅的傾向なるものは経営費用の一部分を

.

構成せる同定原債の利用

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四にもとづくのであるから︑斯かる傾向はや旧該企業の経営費用に於て同定

原 伎 が 大 き 与 一 占 め る 程 顕 著 と な り 得 る 諮 で あ る ︒

濁占組織に加盟せる各企業は︑この組織から各自の経済欣態の改善在期待してゐる︒その経前欣態の改善とは牧

金性の増大および地位の安定である︒従来︑カルテルは︑其の生所費の肢も高き構成員に封しでも原俊回牧在保詮

するところの促絡攻策を迫求してきにのである︒この政策によると民高生・既設の経管の原債が獄占償給冶決定す

(13)

ることとなる︒か

: ω

債杓欣態なるものは︑多くの場合︑甚にしき生産制限在行ふことなしには維持できるもの

ではない︒これがにめ︑多くのカ川テルに於ては︑ カルテル入五位としては其の生産能力守完全に利用しきれ宇︑

従て多数カルテルの内部には利害相反する二つの経営群が封立することとなる︒

(一)その一は︑経営技用が主として可後胤位より椛成されてゐる経管群︑印ち附労働中心の・機械利用の砂い経営

訴であり︑これは何よりも先づ向い債総守安本する︒

(ニ)他は︑回定的版低構成の経待群︑印ち設備資本中心の経管群であり︑これは段高利盆密資らす操業度︑

り︑大なる生産量の達成を欲する︒

か く

て ︑

カルテル内部に・位争る利害の針立は︑位椛攻策に関する意見の一致を極めて困難ならしめ︑惹いては

獅占組織を解散せしめた例も決して少くない︒従来の経験に徴するに︑

一 個

の .

位 以

仰 +

倍 以

て 総

べ て

の 経

営 の

要 求

在 充すことは殆

E

不可能なるが放に︑何れの力ルテル倍以刊も妥協的性質密俳びて守り︑且つカルテルの持続性及び

狐占偵杓の安定性は︑その様な妥協が加問者たる多数の経営を長期に瓦て満足さすかどフかに依存してゐると云

っ て

よ い

(詰)尤も︑多数のカタテシは︑その似格政策に却し決定的影訴を興ふる一経世或は一群の諸経営の支配下にあることは注意 を一 安す る︒ 例へばドイ

Yの宗宗工業ジンアィケ1トは

I 染料合祉によって支配され︑G

板前子ジンディケ1トはブラシ

スの印?の

c g

E 2

YLU

ン(これかドイ

y

に於ける肌百社の四六戸以上を占める)及びベルギーの

2

c

忌 ヨ ン

y

溺 占 的 給 計 算

六九

(14)

商 業 主 経 済

ルン(これかドイ

y

に於ける販貰去の二五

μ

以上を占める)に上って支配されてきた如く︒

ハ 一

) 純

粋 曾

計 的

方 法

猫占償給は︑原理的には︑日以一口同利盆が賢現されるやうに決定せられる︒その計算には三通りの方法がある︒

先づ種々の獲得可能債格の段階と︑それぞれの債格段階に件ふ販

s

琵琶並に生産設を見積

打︑これによって線設用と総利盆とを算出し︑之等の諸数字を一表の下に纏める︒上の去が印ちこれである︒こ

20  1

000  18

000  20

000  2

000  19  2

000  31

200  38

000  6

800  18  3

000  39

600  54

000  14

400  17  4

000  45

600  68

000  22

400  16  5

000  50

000  80

000  30

000  15  6

000  55

200  90

000  3.1

800  14  7

000  63

000  98

000  35

000  13  8

000  72

000  104

000  32

000  12  9

000  82

800  108

000  25

200  11  10

000  100

000  110

000  10

000  10  11

000  132

000  110

000 ‑22

000 獲 得 可 │ 販 賢~.;,,,.:: I:í1r~ñß l+t ~.恵費用 l 総牧盆|総利益:i1mrrh/"' 

能 債 格 │ 可 能 量 IIbC;<);~fTJ Ij.,C;,'f^= 

の表中には債務・利盆の目盛が刻まれる諜であり︑これによって

最高利盆の貼(上挽去では三五︑

000

回)及び共れに照応せる債

椛(一四国)が容易に知れる︒この場合吾々が︑債終段階を小刻み

にとればとる程︑その結果は盆ミ正確となるであらう︒

i

( ニ

) 国

一 示

この・万法に於てもい総投用と線牧盆との把握が計算

の出護貼+ぜなす︒この方法は一の座標面(縦座標に促椛在︑横座

慌に数是を夫示す)の上に総収低曲線と総牧盆山線とを図示し︑

種々の数量の場合に於ける之等雨曲線の差額をもこの座標面上に

同 一

不 す

る ︒

それに依て総利盆曲線が抽出されるが︑この仙一限に批判

し横座標に平行に切線冶引くことに依て段高利盆の貼は容易に定められ得る︒利盆曲線と切線との切貼

( M )

を池

Barone

, 

Grnndziige der theoretischen Nationalokonomie

, 

1935.  S.  177 ff. 

(15)

っ て 垂 線 在 引 け ば ︑ これと総牧盆曲線との交はる貼は段高牧盆を鷲らす取引償額の淵であり︑又︑か﹄る取引債

140000 

130000 

100000・ ・ ー ‑

20000  120000  110000 

90000  80000  70000  60000  50000  40000  30000 

額に伴ふ販一民量は横座標の︐上に表示せられ

1 1 

る︒依て斯くの如き最有利の取引償額在最有

利の取引量を以て割ることにより泣有利の濁

占位以仰が算出される︒第一の計算法に於ける

数字に従てグラフに示せば上去の如くにな

る ︒

このダラフに於ては最高の利盆は二一五︑

0 00

闘であり︑この場合の販頁量は七︑

0 0 O

個︑総牧盆は九八︑

000

同である︒従て

民有利の債絡は失の如く一四国となる︒

uC OO

cc u

エ 毘

法 この方法は︑一組以債と総牧盆︑単位版債と川単位牧盆の何れもが利盆に針して決定的のものではなくて︑夫々 ハ三)限界原債及び限界収益を基礎とする方

の生応笠に於ける限界以依・限界牧盆が基準であるとする考に基づいて居る︒生産量+倍増加することによって限

凋 占 債 格 計 算

(16)

商 業 と 経 済

界牧盆が限界原債を超過する事情にあるなら︑こは経営にとり有利であり︑経営はかミる事情の下に於ては︑限

長 ド 位 原 慎l

吋 1 . I ' ! J j l ( < l ;

1限 叫 限 界 陥l限 問

20  1000  18. 18000  20000 

19  2000  15.60  31200  38000  13200  18000  1800  18  3000  113.20  39600  54000  8400  16000  7600  17  4000  11.40  45600  68000  6000  14000  8000  16  5000  10.‑ 50000  80000  4400  12000  7600  15  6000  9.20  55200  90000  5200  10000  4800  14  7000  9.ー ー 63000  98000  7800  8000  200  13  8000  9.‑ 72000  10.1000  9000  6000 3000 12  9000  9.20  82800  108000  10800  4000  ‑ 6800  11  10000  10.‑ 100000  110000  17200  2000 15200 10  11000  10. 132000  110000  32000  ‑32000

H4bn

リ ・ 1

J 1ι  

H

界利盆が零となる迄更に引緩いて生・産量一を増加してゆくべきであ る︒限界利盆が零に注する貼に最高総利盆を残らす最有利の債秘 が存する︒この上生産量を冷すときは︑限界原債が上井し︑

そ の

結果として治加的生産の上に損失が費生する︒印ち総牧盆は総原

慣に比べて盆々小さくなる︒

前に用ひた数字に依て解説すれば上掲去の如くになる︒この衣

に 見

る 如

く ︑

日 以

有 利

の 債

格 は

一 四

国 と

一 一

一 一

凶 と

の 間

に あ

る ︒

版償・債炊仰の日以遁なる関係を算定することは事前原俄計算の性

質を有する︒濁占的地位にあるとは云へ︑カルテルにとって︑その

算定したる促炊仰を宜現させることは無傑件に昨貨ではない︒なぜ

と い ふ に ︑ 市 場 分 析 は ︑ 大 部 分 ︑ 見 積 り に 依 る も の ザ い か ら で あ る ︒

猫占者も(個々の企業と同じく)獲得可能債絡は慎重に感鰯にょっ

て求めねばならない︒従て︑新らし︒結成されたるカルテルの偵

(17)

‑絡は︑始めの内は︑往々ひどく動揺する︒けれども一度︑通常なる使椛欣態に注すると︑多くのカルテルは出来

る限り債総の安定化を回る攻策を治求する︒彼等は季節上の鐙化に封しでも叉景気愛動に針しでも債絡巻援宇る

こと在しない︒そして︑殆ど平均がとれぬと云ってよい動揺した物債水準であっても︑これに見切りをつける前

にひどい操業上の動採山ぜ甘受することが屡

t

ある︒いったい︑吾々は経法生活の循環運動が摩擦なく行はれるこ

とを竪んでゐるのにが︑上惑の如くカルテ〆の拘束位絡が硬化性在帯びることは経済生活の循環運動の摩擦なき

遇制作一のために何桜かの危険をふくむものである︒経波恐慌の阿川護および其の持続に封し安定的債格が如何なる立

一戒をもつかに就ては未克明白な論詮はなされてはゐない︒けれどもカルテルの拘束償給および其他の拘束債格が

恐慌を強める作用そなす所の一の.破化的要因を経済過程の裡に持込むものであること疑ない︒

上に述べ大るカルテル原位計算の諸方法は︑

ky

完全獄占に封して訟ではまるに過ぎない︒其等の方法は不完

全獄占の場合には非常に複雑化してくる︒

(JfJ 

この場合には数量や原債の外に向︑ アウトサイダーの競争を も願

u m

仰山に入れる必要がある︒これは市場全憾の供給量中︑

︑ ︑ の中一応能力がより以上生長する可能性大であればある料︑主きそ加へるものである︒ アウトサイダーの剖蛍量が大であればある程︑まに彼

( 詰

) カ

レ テ

レ の

加 盟

者 は

カ ル

テ レ

に 抗

し て

一 定

の 支

抑 印

ち 合

設 の

支 抑

を 伐

す こ

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要 す

る が

︑ ア

ウ ト

サ イ

ダ ー

は か

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支 排

を な

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要 が

な く

︑ そ

れ だ

け 山

片 山

を 節

約 し

狩 る

ζ

と に

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︒ こ

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よ っ

て ア

ウ ト

サ イ

ダ ー

は 似

絡 を

引 下

げ る

可 能

性 が

溺 占 伯 祐 計 鉱

(18)

商 業 と 経 済

ーと 円

へられるに至る︒乙れアウトサイダーが優勢となり符る一の理由であるゆ

︑ ︑

濁占障が井︑の債松守ば原債以上の高さに於て釘付けにすることに成功するや否や︑アウトサイダーはより低い 債格を以て商品在供給し︑それに依て彼れの生産能力の完全利用を般質に困ることが出来る︒かくてアワトサイ グ!はカルテルの構成員法ょのも版債の上で佼位に置かれる︒

( ) 西 Yセメント聯合に於ては最近の恐慌時(一九三一年l三二年)に︑カルテル構成員は慌かに其の生産能力の

01

OMP

の操業をなしてゐたに拘らず︑アウトサイダーは共の設備を完全に利用することが出来た︒その設備

から一式ふと︑アウトサイダーは同地方の総生産能力の1一叩にしか官らないのだが︑彼等は聯令の買上高の宇分を生産し

i

O

年に於て平均三八%の制限を行った︒同一時期にアウトサイダーは

背に完全な操業乏なしたのみならず︑更に一OMYだけ採掘を高めてゐる︒とのやうな操業上の差異に針してはカルテル

偵格は何等の調節をなすことを符ない︒依てカルテW化の試みがいつもアウトサイダーの競争といふ暗礁に乗上げるこ

とによって駄目になるのは多数の産業部門(例へば煉瓦・並にセメント工業)に於て見受けられる所であるo

カルテルのアワトサイダーは恒に︑その牛一・原能力を撰張せんとする傾向中ぜもっ︒なぜといふに︑

カルテル(上 速の如︑き不利な事情を有するカルテル﹀に附纏ふことによりアクトサイダーはその完全操業に到法するを得︑そ れに依て多くの場合一の高ま牧盆性を獲得するのみなら宇︑││カルテルが債格を高く保持してゐる限り

l l

に新らしい設備をつくり其そも完全に利用し得る見込あるを以てである︒

何れの不完全猪占も︑現存する競争者のほかに︑新らしい競争者の出現を勘定に入れて置かねばならない︒而

(19)

してこの事の必要は︑新規経営を開業するのに必要な資本が小額で済めば済む程︑又その開業に要する期間が短

くて清めば済む程盆々大である︒それ故︑ カルテルは恒に︑その債格攻策が競争者の出現を容易に喚起する懐あ

る如き大なる刺戟を血ハへぬ様に注意すべきである︒

アクトサイダーの競争が現存してゐることはカルテルにとって極めて妨碍となる︒なぜといふに︑

ハ一﹀猫占による市場支配の機舎を砂くする︒

( 二

﹀ 市

場 統

制 を

困 難

に す

る ︒

(二一)或は必要となるべき全慌の生岸制限がカルテル白憾に課せられる︒(アウトサイダーには課せられない)︒

(四)アクトサイダーの後肢を顧慮するため濁占利盆獲得の可能性在制限せられる︒

カルテルはその牛一応能力甚にしく過剰(不完全利用)にして且つアウトサイダーの競争激しき場合には︑ この内特に主要なのはハ二一)である︒市場統制のため必要なる生産制限在皆自己の陣式肩に荷はねばならぬが故に

カ ル

テ ル

白位の目的必注する在符ない︒偽りにひどい生産制限は原俊構成の上に不利な作用を及一怯すから︑それに依て一背

に カ

ル テ

ル 債

総 の

利 盆

が 無

( .

な る

の み

な ら

中 ︑

一 史

に 扱

央 が

牛 一

ホ ノ

る に

一 主

る で

あ ら

う ︒

不完全溺占の場合に於ける供給債総の計算については︑アウトサイダーの生産能力冷充分に勘定に入れる必要

¥hT

がある︒この供給促椛計算・右前述の純粋合計的方法によって行へば次の如くになる︒但しこれに於ては前の計算

例の諸数字在踏襲する外︑向アウトサイダーの生応能力を一︑

000

個 と

・ す

る ︒

70頁参照。

調 占 償 給 計 算

七五

(20)

商 業 と 経 済

七六

左 に 示 す 如 く ︑ アウトサイダーの生・産能力が常に幾りないとするならば︑品有利の濁占償椛の位置は何等幾更

がない︒(印ち︑前の例と同じく上の例に於ても民有利の猫占償給

│内アウト

I

l...,._~ .

I .

Jrfr/

8 . . . . 6 " 1

l.. ..= .

I .

l.. ..= 

" . 1  

l~ ~ ~~ ~ Iカルテ州獲得可能│カルテル│カルテル│カルテル 総販頁畳|サイダー l~fV ~\~T.r~J~~I~'~rÆ: ;~,\~,  ..sm ~I

1

1の分 │の 分│債 格 │ の 牧 盆 │ の 費 用 │ の 利 益

1000  1000  20 

2000  1000  1000  19  19000  18000  1000  3000  1000  2000  18  Bi.fOOO  31200  4800  .jsOO  1000  3000  17  51000  B9600  11400  5000  1000  4000  16 

I i ム

000 .15600  18.100  6000  1000  5000  15  75000  50000  25000  7000  1.000  6000  1.1  84000  5;')200  28800  8000  1000  7000  13  91000  6B000  28.000  8000  1000  8000  12  96000  72000  24000  10000  1

9000 11  99000  82800  16200 

11000  10001  10000  10  100000  100000 

は依然として一四国である)︒然し獲得可能のカルテル利盆は三

五 ︑

000

同 か

ら 一

一 八

︑ 八

OO

闘に低下し︑従て絶封的獄占の場合

の利盆の一七・二三%にけ低下することとなる︒ 他かに於て︑獄占

酬胞は︑上述の如き事情の下に於ては︑アウトサイダーに封しその

生産能力披張への一の大なる刺戟そ加へることなくして︑

一 四

といふ俄絡を何慮迄も押通寸甲)とは不可能である︒

︑ ︑

そこでより低い債旅を選び︑アウトサイダー活躍の機合唱ぜ依り

有利に作らしめぬのが賢明なる戦術となる︒カルテルの市場攻策

としてアウトサイダーに針する闘争は屡ミ償給算定自憾と同じ税

主要な部分ぞ占める︒何となれば︑市場開保守清掃

ZB E

︒ ロ

たる後に於て︑印ちアウトサイダーを除去したる後に於て︑始め

て︑有放なるカルテル.債持政策は可能となるからである︒

闘争の手段はその数多く且つその種類も多岐に疋るが︑吾々はこれを弐の二大群に分つことが出来る︒

参照

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