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外来患者の心理的ストレス過程の      構 造 方 程 式 モ デ リ ン グ

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(1)

外来患者の心理的ストレス過程の      構 造 方 程 式 モ デ リ ン グ

山 崎 久 美 子

  

逸 見 功

防衛医科大学校進学過程研究紀要

    

第37号別刷

    2014

年3

(2)

防 医 大 進 学紀 要 第

37

号115 ‑ 133

2014

外来患者の心理的ストレス過程の

    

構 造 方 程 式 モ デ リ ン グ

Structural Equation Modeling of Psychological Stress Processes       in Outpatients

山崎 久美 子゛逸 見.功* *

(2014

1

7

目 受 理 )

|.研究の背景

  

厚 生 労働 省 (

2010

1

) の 統計 に よ ると 、 わ が国 の 推計 外 来 患者 数は

6

,865,000人と多い。入院患者2)のみならず、外来患者3)にも、病気に伴い 不 安 や 抑 う っ な ど 種 々 の 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 が 生 起 し て い る 。

  

日常生 活におい て人が経 験するス トレッサー によって ストレス 反応が生 じる過 程はダイナ ミックな 過程であ り、媒介 要因とし て、スト レッサーに 対する認 知的評価 やコーピ ングが重視されてきた4)。すなわち、認知的評 価とコ ーピングが ストレス 反応の表 出に重要 な影響を 及ぼして いることが 明らかにされている。

  

患者の 心理的ス トレス過 程の研究 においては 、患者の 心理的ス トレス反 応を低 減するには どのよう な介入が 有効であ るかを検 討するこ とに意義が あるが、そのためには、心理的ストレス反応の他に、患者のストレッサーヽ ストレッサーの認知、コーピング、その他の要因を測定しなければならない。

゛ 看 護 学 科 設 立 準 備 室

¨日本赤十字看護大学看護学部

115

(3)

  

林 ら

(2011)5

) が 指 摘 す る よ う に 、 ・ ス ト レ ッ サ ー を ど の よ う に 捉 え る か と ぃ う 個 人 の 認 知 と ス ト レ ス 反 応 の 関 係 を 扱 っ た 研 究 が 大 部 分 で あ る 。

Oberst et al.. (1991)

6

| は 放 射 線 療 法 を 受 け て い る 患 者 を 対 象 | こ 、

Carey et

甜 .

 (1991)

1

ま糖 康 鏑患 者 を対 象 に 、勺 面 |,(2000) 81¥ま 、 轟轟 血 管障 害 患者 を 対 象 に 、

Taylor‑Piliae

Molassiotis

2001

9

) は 心 臓 カ テ ー テ ル 検 査 を 受 け た 患 者 を 対 象 に 、 中 西 ら (

2002

10

) は 腎 移 植 後 の 患 者 を 対 象 に 、 外 来 患 者 の ス ト レ . ス を 検 討 し た 。 こ れ ら は く 特 定 の 疾 患 を も ち ぃ 特 定 の 治 療 を 受 け て い る 外 来 通 院 特 有 の ス ト レ ッ サ ー に 対 す る 認 知 的 評 価 を 測 定 し て い る 。

  

外 来 患 者 を 対 象 に 行 っ た 研 究 の 枠 組 み は 、 病 気 と ぃ う ス ト レ ッ サ ー と 認 知 的 評 価 り ふ 理 的 ス ト : レ ス 反 応 を 扱 っ た も の が ほ と ん ど で 、 コ ー ピ ン グ や 他 の 影 響 要 因 を 測 定 し て い る 研 究

n

12

13

14

) は 筆 者 ら の 知 る 限 り あ ま り な い 。 平 賀 (

2004

15

) は 、 コ ー ピ ン グ を 測 定 し て い る が 、 ネ フ ロ ー ゼ 症 候 群 患 児

30

名 を 対 象 に し た も の で 、 症 例 数 が 少 な い 。 最 近 で は コ ー ピ ン グ と ソ ー シ ャ ル ・ サ ポ ー ト を 加 え て 面 接 ・ 調 査 し た 向 井 ら (

2012

16

) の 研 究 が あ る が 、 進 行 肺 が ん 患 者

13

名 を 対 象 に : し た 質 的 研 究 で あ る 。 ス ト レ ッ サ ー に 曝 さ れ た 個 人 は 、 大 抵 な ん ら か の コ ー ピ ン グ 方 略 を 採 用 す る か ら 、 コ ー ピ ン グを 測 定す る 必要 が ある 。

  

一 方 で | 入 院 患 者 を 対 象 ` と し た ス ト レ ス 研 究 は 、 以 下 の 通 り で あ る 。

Comock

1998

17

) は 、 集 中 治 療 室 と ぃ う 環 境 に お い て 患 者 が 直 面 し て い る ス ト レ ッ サ ー の り ス ト

35

項 目

i

を 作 成 し て い る 〆 任 ら (

1999

l8

) は 、 一 般 入 院 患 者 を 対 象 と し て 、

Volicer

& ご

Bohannnon

1975

l9

) が 開 発 し た

Hospital S

廿

e

§

sRatingScale

を 参 考 に ス

I

ト レ ッ サ ー の 認 知 項 目 と し | ス ト レ ッ サ ー の 認 知 お よ び ス ト | レ ス 反 応 に 影 響 す る 要 因 を 検 討 ・ し た 。 森 本 ら (

2005

20

| ま 、 一 般 入 院 患 者 を 対 象 に 、 病 気 や 生 活 ( 「 病 気 ・ 症 状 悪 化 」 . 「 医 療 の 質 の 不 確 実 性 」r生 活 制 限 . ・ ・ 縮 小 」 「 家 族 , 友 人 関 係 の変 化 」 「目 的 価 値 喪失 」 )に 関 す る 不 安 認 知 が 患 者 の 精 神 的 健 康 に 及 ぼ す 影 響 を 検 討 . し 、 病 気 関 連 不 安 認 知 の な か で は 、 ゛ 「 目 的 ` . 価 値 喪 失 」 の 因 子 の 精 神 的 健 康 へ の 影 響 が 強 い こ と を 報 告 し た 。 林 ら (2011

5

) は 、 ‐ 般 入 院 患 者 を 対 象 に 、 . 自 覚 症 状 な ら び に ス ト レ ス 認 知 と 心 理 的 状 態 の 関 係 を 明 ら か に し て い る 。 , 自 覚 症 状 の 測 定 に は

111nessPerceptionQuestionnaire21

) の

12

項 目 に

CM122

) 卿 の

12

項 目 を

―.116 ‑

(4)

参考にした13項目(動悸、胸やけ 痰、.便秘、゜下痢丶・・・微熱、 咳、.耳鳴り,、

頭が重 い、 .汗が 多い 、 食 欲不 振、胃 痛、 腹痛)を組み合わせて、ストレッサー とし く ゛ ス ト ・ レ ス認 知 の 測 定 に は 病気 関連 不安認 知尺 度却ぐ 心 理的状 態の 測定 には

Hospital Anxiety and Depression Scale25

)26)を用い てふ 検討じ た。

ただし:いずれも対象患者数は多く′ない。‥∴

  

ま た 、 谷 村 ら

(2008)27

) は 、 計

4

施 設 の 総 合 病 院 に 入 院 し て い る

565

の 患 者 を 対 象 に 、 病 気 や 障 害 を も ち な が ら 生 活 す る 一 般 入 院 患 者 の ス ト レ ッ サ ー や ス ト レ ス 認 知 を 評 価 で き る 指 標 を 開 発 し た 。 「 病 気 関 連 不 安 認 知 尺 度 」 の 因 子 構 造 モ デ ル の 不 変 性 を 検 討 す る と と も に 、 年 齢 の 違 い に よ る 病 気 関 連 不安 認 知 の 特 徴 を 明ら か に す る こ と を目 的 と し て い

f

1

ス ト レ ス認知 を. 「病 気や 障害を も、 ちなが ら生 活するう えで患者がも・つ不安」とい う側面 からとり、あげでく、構造方程式モデ,リ.ン.グを用いデータ に対する適合 度 の 高 い 「 病 気 関 連 不 安 認 知 尺 度 」 を 検 討 し て い る 。

  

  

以 上 の 研 究 は.ば 里 的ス ) ト レ ス 過 程 に影 響 を 及 ぼ す と 考, えられ る個 人差 変数を検討していな い。法ず、゛山崎、、 (2005)14)は、,堀毛:|(1991)響の指摘を 重 要 視 し た 。 す な わ ち 、 神 仏 や 迷 信 を 大 切 に す る 日 本 の 文 化 や 、 家 族 と の 関 係 が 密 な 日本 人 の 特 性 を 考 慮に 入 れ る こ と は 、心 理 的 ス ト | レ ス 過程 、 , と りわ けコー ピン グに与 える 影響を 検討 するこ とに なる・ 。ま ,た゛ 、外 来患者 は、

患 者 で あ る と 同 時 に 一 生 活 者 で も あ り 、 些 細 で あ る が 、 そ れ ら が 持 続 的 、 慢 性 的 、 常 態 的 な 性 格 を も つ 日 常 の 苛 立 ち 事 ( 騒 音 や 過 剰 な 仕 事 量 や 近 所 と|うま くいかないことなど)2?!、を抱えながら医療機関を受診して,いる。|宗

(1996)

卿 は 、 . ス トレ ス反 応を、 高め るのは 、ス トiレスフ ルな ライフ イ ンッより、日常苛立ち事であをとする。  .  .、  r

    

さら に、 小林 ら

(2004)31

)、Solowiej。&.Upton (2010)32)、Upton

Solowiej "(2010)

矧 功 ミ 示 す よ う、 に 、 外 来 患 者 が経 験 す る 身 体 的 苦痛 の 有 無 別 に心 理 的 ス , ト レ ス過 程 ・ を 研 究 す る視 点 ぼ き , わ め て 重要 であ る。I小 林ら

(2004)31

) は 、

230

名 の 外来 患 者 を 対 象 と し、 苦 痛 有 群 で は 苦痛 無群に 比し て、

心 理 的 ス ト レ ス 過 程 の

3

つ の 変数 、 す な わ ち 、 医療 場 面 で 経 験 す る ス; ト レ ツ サ ー、 コ ー ピ ン グ 、 心理 的 ス ト | レ ス 反応 の得 点が著 し、 く高い こと を示レ た。

, そ こ で 、 本 研 究 で は 、 全 国 サ ッ プ ル の多 数 の 一 般 外 来 患者 を 対 象 に

.

! 通

117

(5)

常 の 心 理 的 ス ト ′ レ ス 過 程 の 変 数 に 個 人 差 要 因 ど し て 、

3

信 念 と ノ ヾ ー ソ ナ リ テイ 特性 の両 面をあ わせ、 ・ もつ と考えられ て,い,る 堀毛(1991),28 の主観的健 康 統 制 感 と宗 像 ら ゜ (

l986).

7

t

1

常 苛 立 ち 事 の . ;2つ の変 数 を加 え 、 、 身 体的 苦痛 |( 統制 変数) 。の 有無 別に、 .構 造方 程式 モ デ リ: ンゝ グを 用・い デ, 亠タ に対す る 適 合 度 の高 い 、 「 よ り 包 括 的 な 心 理 的ズ ・ ト ∴ レ ´ ス 過 程」 ニ を検 討 す るこ と を目 的 と す る 。

    

       

, 一

    

゛ ・ ・ ; , :

  

  

    

  f

    l  

  I  

    J

    

、  ̄ メ ‖ . ●

l

. 方 。 。 法 ∴ 、

    

  

一、

  

・ ・、 ,,

  

こ・ .:

    

  

  

  

. .  ,  

  

1

. 調 査 対 象 , ・ .

  

・ ,

  

  

゛ ∴ ・

J

I

・ ・

  

I

・ 〜 、 : 。

  

, 医 療 系 大学 の 太 学 生 の 周 辺 で ミ : 本 研究 の 趣 ゛ 旨 に 賛 同 。 じ 協 力, が 得 ら : れ ヾ 面 接 調 査 と 質 問 紙 調 査 に 応 . . じ た 外 来 通 院 患 者

556

. 名 ( 男 性

216

名 く 女 性

340

名 ) を 分 析 対 象 に し た 。 除 夕 怯 準 と し

1

.

本 調 査 に 耐 え ら れ な ぃ と 恩 わ れ た 者 と 精 神 科 お : よ び 心 療 内 ・ 科 に 通 院 す る 者 を あ ら か 、 じ め 調 査 対 象 か ら 除 い た 。 対 象者 の平均 年齢 は男 性,

40.4

歳 ・(SD 212)く 女性

37.5

歳、 (SD 20.・6冫二・で あグたら

    

, :

  

一 一

  

  

` ; ゛

  

‥ ∴ イ , ∴ ・

  

、 | , ● ー

2

メ 調査 時 期● . 、 ∴一 ・ つI・ 、  − ・・ ・ . ―・ 、 ゛| 。  

1

・I

  

:    '●     i

  

| 調 査 時 期 は .

2004

年 ,

7

. 月 ん

2004

年 ぼ 月 で あ

'O

た 。  

  

一 ・ 、 ・ 、

    

. ; ; ,

J

  

ー 、 、

  

: |

t  

. |

  

、 ー ― 、 、

  

一 ・

  

3

. . 手 続 き ― |

I

‥ ∴ | ● :

  

、 ∴ ∴

  

・ ・ ・ ,

  

II

・ ― , こ , ゛ 調 査 票 に 沿 う た イ : ン タ ; ビ ュ

I

形 式 の 面 接 調 査 お よ び 自 己 記 入 式 の 質 問 紙 調 査 を 行 っ た ふ 事 前 に 訓 練 が な さ れ た 医 療 系 大 学

1

年 生 が 、 夏 休 み に 家 族 . . 親 戚 ・ 友 人 な ど ト ラ ブ ル が 生 じ な い 者 を 選 定 し 、 約 .

30

分 〜 . .

40

分 の 調 査 を 行 っ .た 。 ,対 象 者fに 過 去、1 ケ 月

J

間 の 経験 に つい て回 答 を求 め : 、調査 票は その

` 場 で 回 収| し たご : コー ピ ン| グ につVゝ |て : は、 外 来に 通 院し て い る患者 の発 言を 調 査 者 に そ の ま ま 記 入 さ | せ 、 研 究 者 が コ ー 、 . ピ ン グ を 最 終 判 定 し , た 。 ゛

    

    

1・ , 」

、 了 ‐ 、 . ` | ● . ・

I

  

  

‥ ・

  

  

  

‥ .

4

ヾ倫 理的 配慮 、゛・ ,― :: ●、 .  、 , ,ー  〕 ・ ̄1

  

対 象 者 に は 、 , 調 査 に 対 し て 学 生 に よ る , 口 頭 で 、 , , 研 究 の 目 的 く 方 法 、 参 加

| は自 ,由意 思 であ 、み こ .

i

参加 を決 めて .も 途中で 辞退で き る!こ と、個人tま特

、 118

(6)

定さ れ ない こ と等を 説明 した。 なお 、:調 査の 回答を もっ て、同 意と みなし た。

5

..測定尺度

(1)ストレッサ一尺度

  

新名ら11) によ・る外来患者用ストレッサー´|、スケールのうち、゛,,ス..ト 、レッ

    I

サ ‐ に 関 す る

4

つ の 下 位 尺 度 「 診 療 と . 治 療

(6

項 目 ) ( 例

I

検 査 を 受 け ま , し た か) ,」、 「医 師 とのニ軋 轢.佃項目 )(例. :自覚症状 は悪いの. に、゛医師 に軽く あ し らわ れ るこ と が あ りま ・し た か) . 亅 く ′

f

説 明 の不 足 (5項 目) (例 :医師 の 説 明 がよ く ′わ か らな い こと が あり ま した か ) 」ヽ . 「医 療 環境 的 負荷 ゛

(7

, 項目・ 冫

( 例 : 病 院 の 事 務 職 員 の 態 度 が お 役 所 的 で 、 不 親 切 な . こと  ̄ が あ り ∴ ま し た か ) 」 を 用 い た 。

1

. 対象 者 に 下 位 尺 度 の 項 目 | に 関す る 経 験を 、 「あ り く な し 」の

2

法 で 回 答 さ せ た

6

・ 回 答 が 「 な し 」 な ら ; ば 、 そ の 項 目 の 評 価 得 点 を

0

点 と し た ふ 回 答 が 「 あ り 」 な ら ば 、 項 目 の刺 激 事 態 に 対 す る

t

イ シ パ ク. . : ト の 程 度 ゛ 、 て そ の 出 来 事を ど の程 度 シ . ヨ ̄ ツ 、ク だ 、不 快 だ ●い や だく ; 不満 , だ、 困. った ぃ・わ ず ら.わし¥/゛ゝ などと感じたかについて)を4件法;(「感じなカゝら:た1・(0!点),」|・:・ん

「 非 常 に 感 じ た

3

点 ) . 」 )  ̄ で 評 価 を 求 め 、 項 目 の評 価 得 点 と し た 。 下 位 尺 度 得 点 は 、 各 項 目 の 評 価 得 点 を す べ て の 項 目 に 関 し て 合 計 | し た も の で あ る

'

・ ・

o 4

゛ づ の 下 位 尺 度 得点 は 順I| ご 、0. ん‐ .

1

・8点 、

0

15

点、

O

〜 .1い 点、

0

一21、 点

    I  

´  

の範囲.に分布する。.

  

さ ら に 、 ス 、 ト レ ッ サ ー ・ − ケ ー ル の 項 目 か ら 統 制 変 数 と し て 、 病 気 に 由 来 す る 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 の 有 無 を 示 す 「 身 体 的 苦 痛 く ・

l

項 目

H

病 気 に よ る 体 の 苦 痛 や 不 快 感 が あ り ま し た か ) 」 を 用

V

. ゝ た 。 . 得 点 は ,

O

〜 ゛

3

点 の 範 囲 に 分 布 す る 。 | 対 象を 「 身 体的 苦 痛」 . の有 無 によ . って 、 ∴「 苦 痛有 群 ′( 得 点 、1点 以 上 ) (

405

名 ) 」 と ゛ 「 苦 痛 無 群 ( 得 点 、

0

点 ) (

151

名 ) 」 に 分 け た 。 . ′

(2)コーピング尺度

  

′  .  .  ′.

  

坂 田 ら

12

) に よ る 夕

I

来 患 者 用 コ ー ピ ン グ ・ ス ケ ー ル を 用 し ) た 。 ゛ コ ー ピ ン グ と し て

5

つ の 下 位 尺 度 ( 「 受 容 . ( 医 療 ス タ ッ フ に

l

よ る 指 示 や 現 状 な ど を 受 け 入 れ る ) 」 、 「 情 報 収 集 ( 医 療 ス タ ッ フ 以 外 か ち 関 連し た 情 報 を 収 集 す る ) 」 、

「 要 請 ( 医 療 ス タ ゾ フ に 病 状 や 現 状 を 伝 え た り 、 ・ 自 分 の 意 思 や 要 望 を 伝 え る ) 」 ` 「 努 力 ( 医 療 ス タ ッ フ に 要 請 す る 以 外 に 自 分 で で き る こ と は 自 分 で

−119

(7)

なん、 とカゝした りへ、気を つける). 」.、fな,し・ (特にコー ピングとし て何もしなかっ た ) 」 ) を 考 え 、 こ れ ら の 得 点 は 外 来 患 者 用 ス ト レ ッ サ ー ・ ス ケ ー ル の 各 項 目 に 対 し て 対 象 者 が 行 っ た コ ー ピ ン グ の 項 目 数 と し た 。 得 点 は そ れ ぞ れ の コ ー ピ ン グ が

0

 24

点 の 範 囲 に 分 布 す る 。

  

・ ・ ,  ̄ , . . ,

  

一 ゛ , .

(3).ー心 理的ス卜レ ス反応尺度 .  |  

  

.  

. 新名

35

によ . る´ 閃 里的 スfト、 、 レス 反 応尺 度 −50項 目 版(:PSRS

50R

) |を用 いた 。 こ の 尺 度 は :

5

件 法 で 回 答 する 、 計

50

項 目 か ら : な ・ る |:11. 下 位 尺 度 を も っ が 、本 研 究 で は 下 位 尺 度 を

4

の領 域 . | 「 情 動 領 域 ( う つ・ 丶 不 安 、 怒 り ) 」 ` 「 意欲 領域∴ 、(自信喪 失・ 、: 無気カ゜|絶望)Jこ「対人領域..(ひきこもり、依存、 対人 不 信 ) 」 、 「 思考 領 域 ( 思 考 力 低 下 、 侵 入的 思 考 ) 」 に まと め ;た ・ も のを 用 い た 。 こ こ で 、 各 領 域 の 下 位 尺 度 を か , ろ で 内 に 示 し | た 。

u

の 、 下 位 尺 度 は 、 情 動 領 域 に つ い て . ば 、

01

・ マ

24

. 点 、 . そ の 他 は す べ て

O

1n

点 の 範 囲 に 分 布 す る

6

(4),,主 観的健康統 制感尺度∴  ●●.   ̄、,

  

´

. | 病 気 や 健 康 に 関 す : る 信 念 を 測 定 す る た め に 開 発 さ れ た 堀 毛 .

28

) の 日 本 版 主 観 的 健 康 統 制 感 尺 度 , (

JHLC

) : を 用 い た 。 下 位 尺 度 ば 「 超 自 然 ( 例 : . 先 祖 の因縁 などによっ て病気に な。るう」丶・lf自分自;身、(例I・.ニ病気が良ぐなる・か ど う ,か は ぐ自 分 の努 力 次第 で 、 ある ) 」` , 「偶 然 ・( 例 |病 気 が. ど のく らい良 く, な る か は ` 時 の運 だ ) 」 く 「 家 族 ( 例 ; :病 気 が 良 く な る. | かど う カ )ぼ 、 周囲 の 温 か い援 助 によ る )」 、 「専 門 職 (例 :病 気が どの くらい 良く ・一 な,る ;か どう

I

カ )は 、 医 師 の ち カ ) ら に よ る )

J

の |

5

つ で あ り 、 各 下 位 尺 度 は

6

. 件 法 で 回 答 す る

5

目 の 合 計 点 で あ る 。 得 点 は す べ て

5

25

| 点 の 範 囲 に 分 布 す . る ぃ

  

(5冫、 デ イリ,.ハ ッスルズ尺 度...  ・  

    

  

●  

  

.,゛;

、 日 常 生 活 で 生 じ る . 些 細 で 不 快 | な 苛 立 ´ ち 事 を 測 定 す る た め に 開 発 し た 宗 像

34

) の 日 常 苛 立 ち . 事 尺 度 を 用 い た 。 , こ の 尺 度 は

34

項 目 イ か ら な り 、 得 点 は 経 験 し た 項 目 数 で あ る 。

3

点 以 上 は 日 常 苛 立 ち 事 が 多

V

ゝ と 判 定 さ れ る ぃ .

(6)、スト レ久行動ル スト  :・

  

山 崎 ら

13

) の ス ト 亅 レ ス 行 動 リ ス ト の

5

項 目 ( 「 処 方 さ れ た 薬 を ま っ た く 飲 ま な か っ た 」 く ∴ 「 処 方 さ れ た 薬 を 医 師 の 指 示 通 り に 飲 ま ず 丶 丶 ・ 量 や 回 数 を 減 ら し た り ヾ 服 用 を 中

1

止 し た り し た 」 、 「 医 師 に 制 限 あ る い は 禁 止 さ れ た こ と , , (食 事 、  ̄ 飲 酒 、 喫 煙 、 . 日 常 生 活 の 活 動 ) を や っ . た 」 、「 医 師 の 指 示 通 ・ り に 通 院し

120

(8)

なかった」、「医師の指示では,奄ぐ、|i,今の病気のことで他の病院にも受診し た」)を用いたらこれらの経験数をとって1変数として、1Jストの内容から

変 数 名 を 「 非 遵 守 」 と 呼 ぶ 。 得 点 は

O

5

点 の 範 囲 に 分 布 す : る 鹹 . ご ; | . : | |

f   

一,、、|・、ー,:、・.  一、∴. ∴, :.. ,Iー・● ●

  

・ー.・・;」..1   ;∴..メ:二・●

6

. デ ー タ 解 析 、  ̄ 、 | :

  

; ∴ .

  

、 ・ . . 。 。 | ,

I

・ − ・ , : ・ ・ . |  ̄

3

| .

     1

、 ・ , 病 気 に 由 来 す る 身 体 的 苦 痛 の 有 無 に よ , ろ | . て 心 理 的 ス . 小 | : レ . ス 過 程 が 異 な る こ;とが考え.ら:れたの…、対象者を苦痛有群と苦痛無群の|2群に分け、心理

的 ス :ト ,, レ ス過 程に つ いて 検討 し た6′ ‥ , ̄ 。, 、 ,:

  

,:● .、, ・.| :二・ ,゛ ′.。 |

∴次の3つの仮定を置いて、スート:レス過程の構造方程式モ!デルを構成1した。

  

心理的ストレス反応は、ストレッサー、コーピング、日.常苛立ち事、 非 遵守に直接影響さ1れる!oー 

 

・ |・|ー.、  ・・|.. ,.,∴∴ 、:

一コ、一ゼシグの下位尺・度はス小レッ。.サ;一.・およぴ主観的健康統制感に直接 影響゛さ|れる。,:●∴ 、.  ′・二ニ一一・・・・ ・ ̄―●  い`―.∴

  

非遵守はストレッサーおよび主観的健康統制感に直接影響される。

  

苦 痛 有 群 と 苦 痛 無 群 で 心 理 的 夊 ∴ ト レ ス

3

適 程 . を 士 匕 較 ず る ・ た | め く

t

 ̄ 多 毎 集 団 の 同 時 分 析 に よ . 、 茗 箕 分 散 構 造 分 析 . 甚 | 符 ら た び 土 適 、 ゼ を ! 、 心 理 的 ス ト レ ス 過 程 の 仮説に基づいて構造方程式モデルを構成す杏際: ス ド:レッサーおよび心理

    

;. 

 

ヽ,1|  

 '.

.  e'`:|

的ス;トレス反応を表す潜在変数をそれぞれ導入;しく1|ほかの変数は観測変数 のま,ま使用したふなお、ストレッサ、t、の下位尺度,)曇変数、コーピングの変 数:「受容」「情報収集」「要請」「努力」く:日常苛立ち事の分布は右裾が重かっ

. た の で ● 共分 散 構 造 分 析. の 際 | ー | ̄ も , と の 、 デ‐ ダ に 、 ニ

1

・ , を加 ; え て. が ら対 数を と る 変を施したふ:・二l  ′  ゜ ・,・′.・゛,

    

、  .」∴!:

  

・1  

1

|,..・  

JI

|一 ..

, ∴ モ デ ル の パ , ラ メ

I     ‑

. 、 夕 , は 尺 度 不 変 最 小 、

2

乗 法 に 錘

j

づ そ 推 定 、 し 、 パ ラ メ ー 夕 .

    

,  t

の信頼区間とp値.はブートス゛トラツ. プ法(1フ吠ツ、プリング400

0

回のノヾイ

    

.  、I  ;|

  

.ふ丶ニ・;、‥,一∴、t、:ミ−.|

アス修正パーセンタイル法)によって求めた6  .|,,

‥ 心 理 的 ス 。 ト , . レ ス 過 程 の 構 造 方 程 式 モ ぽ ノ レ を 以 下 の ヱ う . , に し て 得 た ぃ は ー め に、前述した心理的ストレス過程に関ずる仮定に基づき変数投入法によらて

初期モデルを求めたふ次に、初期モデルに含まれる、モデ)レ.の。うち、赤池の情 報量規準(A

IC

)を最小とするモデルを、最終的なモデルとした。なお、結果 の統計処理は、SP

SS f or W indo ws 13

.OJおよびAMOS

6

を用いて行われた。

(9)

III

.・ぞ結果と考察

1

. 記 述 統 計 量 ゞ | . ´ ` ‥

11

  

身体的苦痛の有無別に、各尺度の変数の平均得点とSDを表1に示す。

苦 痛 有 群 と 苦 痛 無 群 の 間 で 、 ス ト レ ッ サ ー 、 コ ー ピ ン グ 、 ・ ふ 理 的 ス ト レ ス 反 応 の 下 位 尺 度 す べ ゛ で : ど 日 ー 常 苛 立 ぢ 事 尺 度 の 平 均 に 有 意 差 が あ り ` ∴ ゆ く.Ol)丶rいずれ!も 著痛有・群.の方,カざ高得 点・で:あ ̄っ、た。苦痛有群において、|医 療 場 面 で 経 験 す る ス ト レ ッ サ ー の 数 、 採 用 . す る 、 コ

7

ー ピ ン グ 方 略 、, 、 心 理 的ス , ト、 レス, 反応が 増加:していたぐ ま.たで. 旧:常苛立ち事 が多いと 判定さ.れる 3 .

    

,  ,|

以上の患者が多かった。

  

,−  

  

以 上 の こ と か ら 、 苦 痛 有 群 で は 苦 痛 無 群 に 比 べ 、 医 療 場 面 で 経 験 す る 出 来事がス :ト;二レ・ヅサニ;化する′こ とが多`く 、いろ、.いろな|コ‐ピシグ方略を採用 し つ っ も 、 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 が 多 く 出 現 し て い る と 言 え る 。 こ の こ . と は |

    

  J

` ∴ ● , : : ● . 、 ′ ・ | . ・ ; ● ・ ・ ・ ・ : ゝ

  

′ !

  

  

, | 表 。

1

, ご 変 数 の 平 均 得 点 と

SD,

・ ・ 身 体 的 苦 痛 の 有 無 別 , ユ

  

● ∴ | : .二 − 二

1     

了 一 瓦 度 ― 一 一 一 一 了 了 ― 嚢 数二 一 二  ̄ ―吾 霜 蚕 登 ・ニ . 董 痘 盤登 : ― 了 了尸 碩 了 ニ一一I・一ー−F一  . 2844i厂31:8  ーて而『

    

‥診療と治療.  :3.O   ,11で.32土1:8´

    

  I

; スト レッ サ ̄

: 医師 と の 軋轢 ‥.1:35

2

58t

. .y

O

53

土1.54   ,〈O,pQl

  

′  F   r  .   1  ;t

説 明の 不 足

  O

.92

1

79  0

.52土1.09  0.002

‥ ̄1:;,h∴::. :−・‥|`. ,、|;環境 的負荷 .t'2・1 46土,2.61.  f

1

.84土2.39   0.012,゛・

−;,.|゛:  、,  受容.−  ,  3.73土3.04,  1.66土1.75,,〈O.001

。  , 情

f4収集  O

.73土1:24  0.28土0.79:  〈0.001 コーピング

    

要.§青,  f,!0.99、土`1.58),O.49|土1.21  〈O.001‑

    

。ll゛  .  、  ,  t.  、  

       

努力  1.08土1.43  0.42土0;94  <O.001

.−ご一

I

ー− ̄| 了|―― ―  ̄ー■I‐1一了 、情動領域,、  

15

.18.土13.38; ゛:f゛:8.02,|土8ニ94  〈O:001

    

意欲領域  8.37土8.66  4.61士5.83  <O.001

  

心理的ストレス反応

    

対ノペ´額域  8.63士.7.67  4.81士5.67   ̄ <0.001

    

。∴,思考領域 、.  5 96土、―6.03 ̄、

3

.62土4.04,.〈O.001

    

:  

    

■■一■■■1■一■.■・1■■■■一.■一■■■−

    

超自嚢§  11.21土5.08  12.31土5.62  0.04

    

|.∴  自分自身:  ・,23|68土3.98!  23.01:.士f4.9.9

0

ニ14 主観的健康統制感偶然  14.47土5.02  14.25土5.31  0.67

    

家族  .22.52土4.33

21

.91土4.2  

0

.13

    

、、  、.専門職  :.:  1,9.07土′4.53一,

19

、:61土4.51  :O.21

−―丐ぎー./一r―リー‐./ヽッスノレズ  日常苛立ち事  3.24土4.04  2.11土3.63  0.002

    

■■■一■一■■一■■一■■■■■■■−

.ノンコンプライア冫/.ス|,、゛非遵く事t、ーI・lー了, 、′0|72゛士ーO.92∴、.  O.65!土.0:9〜、.|.、.O 44.、.

尸 値 : 苦 痛 有 群 と 苦 痛 無 群 間 の 平 均 の 差 に 関 す る

t

検 定

    f  ゛   、 .   |   

    F  ,   1  1  丶   I  丶 ト

1122

(10)

患 者 の 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 を 取 り 除 く こ と が 優 先 さ れ な け れ ば な ら な ぃ こ とを示唆 している 。.  。 ・,  ・ 、  

  

主 観 的 健 康 統 制 感 で

2

群 の 平 均 に

5

% 水 準 で 有 意 差 が 認 め ら れ た 下 位 尺 度 は 「 超 自 然 」 の み で 、 苦 痛 無 群 の 方 が 高 得 点 で あ ら た 。 こ の こ と は 、 患 者 は 身 体 的 苦 痛 や ; 不 快 感 が 無 い と 、 自 分 の 病 気 を 「 超 自 然 」 に 帰 属 さ せ る 傾向に` あること を示唆 するo ̄ 他方、、.「超自然」を除く 主観的健康統制感の下 位 尺 度 お よ び 「 非 遵 守 」 の 平 均 は ,2群間 に 有 意差 を 認 めな か っ た 。 病 気 や

    1

●.. ,  

健 康 に 関 す る 信 念 や ュ ン プ ラ イ ア ン ズ は 丶 ・ 身 体 的 苦 痛 の 有 無 か ら み た 心 理 的ストレ ス過程と は独立 している 変数で あること が示 唆さ.れ たO・l, .  .・

     I  

|, 

 

、、

2

●構造方程式モデル.  

    

  

初 期 モ デ ル の モ デ ル 適 合 度 は カ イ .

2

乗 値 =

519

8

( 自 由 度

232

) ,

    

一  J

GF

エ=.953,AGFI〓.922,CFI=,946,.RMSEA=.048,AエC〓55:8であるのに対 し て 、最 終 モ デル の 適 合度 は カ イ2乗値 〓537.ヂ ( 自由 度279),

GFI

= ,951

AGFI

= .

933

CFI

=.

951

RMSEA

〓 .

041

.AIC

= −

2015

で あっ た。 最終 モデ ル

    

,  I  ;  , ヾ  

と 初 期 モ デ ル の 適 合 度 に 有 意 差 は な く ( カ イ

2

乗 値 =

17

7

, 自 由 度 =

47

p

= .

999

) 、 適 合 度 指 標 の 値 か ら 最 終 モ デ ル の デー タ ヘ の適 合 は 良い こ と が示 された。  ∴ ̄

、 最 終 モ デ ル の 苦 痛 無 群 の パ ス 図 を 図

1

に 、 苦 痛 有 群 の ノ ヾ ス 図 を 図

2

に 示 す 。

/

ヾ ス 図 に 、 パ ス 係 数 の 非 標 準 解 を 示 す とと も に 、か っ こ 内 に標 準 解 を 併 記し た・

o

. ただ し、 図を 見やす くする ため、誤 差項お よび主観 的健康 統制 感 の 下 位 尺 度 間 の 相 関 関 係 (

IRI

く .

38

) は 省 略 し た

6

ま た 、

5

% 水 準 で 有 意

    

.  

なノヾスは太線で|有意でないパスは細線で示,した。・゛

(1・冫ストレッサ一  ,,.∴,・

  

苦 痛 有 群 と 苦 痛 無 群 に お け る ス ト レ ッ サ ニ か ら

4

つ の 下 位 尺 度 へ の パ ス

     f

係 数 を 非 標 準 解 で 比 較 す る と 、 値 を ・

1

∴ に 制 約し た 「 医療 環 境 的 負荷 」 を 除 い た

3

つ の 下 位 尺 度 へ の ノ ヾ ス 係 数 に

5070.

水 準 で 有 意 差 が あ り 、 苦 痛 有 群 の 方 が 大 き か っ た 。 し た が っ て 、 下 位 尺 度 の 平 均 と

SD

が 苦 痛 有 群 で 大 き い こ と と あ わ せ て 、 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 有 る と | 医 療 場 面 で 経 験 す る 出 来 事(「診療と治療亅・厂医師 との軋轢」 「説明不足」)がスト・レッサー化しやすい

(11)

こと が示 唆され た。

次に 、パス係 数の標準解ば両群と も「医師との軋轢 」へのパスで大き かっ

図1心理的ス 卜レス過程(苦痛無群)の構造方程式モデル

図2心理的ス卜レス 過程、・.(苦痛有群)の構造方程式モデル

124

(12)

た 。 し か し 、 苦 痛 有 群 に お い て 「 説 明 の 不 足 」 へ の ノ ヾ ス 係 数 が 大 き か ら , た の に 対 し て ゝ | 苦 痛 無 群 に お い て 「 医 療 環 境 的 負 荷 」

f

ぶ の パ ス 係 数 が 大 き 、 ぐ く . . ス ト レ ミ ・ ツ

r

サ ー の . 滞 タ . ー ン が 両 群 で 多 少 異 な っ た 。 ゛ 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 有 る と 、 , 医 師 に . よ : る 説 明 の 不 足 が ス ト ・ 、 レ スに る が く ・ , ・ 身 体 的 苦 痛 ニ や 不 快 感 が 無 い と 、 泊 分 を 取 め 巻 く 医 療 環 境 の 不 備 が ス , ト , レ ス に な る . , こ と . カ ざ 示 唆 さ れ た

6

2

冫 ・ コ ● ピ ン グ お よ び コ ÷ : ピ シ グ を 規 定 す る 変 数 ー ´ ; ・

I

・ 二 ・ ― ・ − , . , 一

  

構 造 方 程 式 モ デ ッ レ に 、 お い

f

コ ー ピ シ グ の 下 位 尺 度 「 受 容 」 「 情 報 収 集 」 「 要 請 」 「 努 力 」 は ス ト レ ッ サ ー と 主 観 的 健 康 統 制 感 の 下 位 尺 度 に よ ・ ら て 規 定 さ れ る が く . 分 散 説 明 率 は 苦 痛 有 群 、 の ′ . 「 受 容 」 や 苦 痛 無 群 の . 、 「 要 請 」 の よ う に ほ ぼ |

5

割 に 達 す る も の カ き あ ・ る 一 方 ヽ 両 群 の , 「 努 力 」 ・ の ´ よう に .

2

割 程 度 と 小 さ いもの・ もあった ::(表 .2)ふ●

u

:∴. ‥,′| 、.・.. ●●  . ;|.f!.・∴・・・・  〜  ::

  

ス , ト レ ッ サ ー 、 か | ら . : コ ー ピ ン グ の 下 位 尺 度 へ の ノ 弋 ス 係 数 は ヽ : | 苦 痛 有 群 ・ お よ び苦痛無 群ともす べて有意 であった ゆ.く.

01

)゛o. 両群の非 標準解で バス係

数 を 比 較 す ぢ & 。 「 受 容 」 「 情 報 収 集 」 「 努 力 」 へ の パ ス 係 数 で 両 群 間 に 有 意 差 が あ

1

一 ニ ル 、 ・ ・ 、 ゆ く .

05

) く  ̄ 苦 痛 有 群 の 方 が 大 き か り た ふ ゜ す な わ ち く 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 有 る 場合 、 ス : ト レ ッ サ 一 が 増大 す る

t

に りれ ・ ヽ .. こ ・・ ・ , れら

3

つ の : コー ニ ピ ング`を よ、. り・多く 採用し たふ一方丶J,.「要請」へのノ・.ヾ|ス係数は両群で等・丶しく、.身 体 的 苦 痛 の 有 無 に か か わ ´ ら . ず ゝ | 医 療 ス ダ ツ フ に 病 状 や 現 状 を 伝 え た 、

f

り ・ ・ 丶

1

ー ¨ 自 分 の 意 思 や 要 望 を 伝 え で レ 。 た 。 ,

  ;   

. . こ ・ . : ‥ ∴

  

: 、

  

、 . ・

  

ストレ ッサーか らコーピ ング下位 尺度への ノヾス係 数の標準解 を4:つ の下

位 尺 度 で 比 較 す る と く 苦 痛 有 群 で | 「 受 容 」 へ の ノ ヾ ス 係 数 が 大 ! き か づ | だ の に 対 し て 、 苦 痛 無 群 で は 「 要 請 」 へ の パ ス 係 数 が 大 丶 き か ブ た 。 し , た が っ , て 身 体 的 苦 痛 の 有 無 に よ っ て コ ー ピ ン グ 方 略 が 異 な み こ ,

t

と が 示 唆 ! さ : れ た 。 . | す

.な わ | ち、 . 身 体的 苦 痛: や 不 |1央感 が 有 !を ど医 療者 ・に 対: して 受動 的 で; ある ,の ;に 、 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 無

¥/

う と 医 療 者 − こ 対 し て 積 極 的 に 働 . き か . け る 傾 向 が

2

コ . 一 ピ ン グ , 非 遵 守

r

・ 心 理 的 ス . ト , レ ス 反 応 に 対 す る 分 散 説 明 率

(010)

    

. 〓

  

ゴ 丶

  

  

  

  

  

  t

(13)

あった6 ,  ・l|.  ,  .丶I.|゛

    

.  ・  、.、  .  ゝ;  .  . ,′

. 次 に : 主 観 的 健 康 統 制 感 の

f

下 位 尺 度 . か

3

コ ー ピ ン グ の 下 位 尺 度 へ の 効 果 は、 ス, .ト :レウ サN‑・の効果 よ.り小さ かづたが、 以下の、 よ、う、な 効果がみら れた。

F

受 容 」 に

5

% 、 水 準 で 有 意 な 影 響 を 及 ぼ し た 主 観 的 健 康 統 制 感 の 下 位 尺 度 は認め: ら :れな・、か っ,たoIしかし、|有意ではなレゝがく| 苦痛有群で.′|「偶然」が正 の 効 果 お よ び 「 超 自 然 」 「 家 族 」 陣 門 職 」

I

カ ざ 負 の 効 果 を 示 す

f

方 、 「

1

自 分 官 身 」 の 効果 ば認 めら、 ・れ なかづた ふ :苦痛 無群,で. 「超自然」 のみカ演. の効果を示 :し、

他 ゛ の 下 位 尺 度 に 効 果 は み ら | . れ な か ら 、 : た 沁 | ・ ・

     

. −

  

苦 痛 無 群で ; ,

F

家 族 」 . 、

(ji"‑1:04

) の み が 「 情報 収 集 」ヤ に 有意 な 正の 効 果を 認 め た 。ぞ の 他有 意 でな い が、 . 両群 に おVゝて 「自分 自| 身」 .ゆ 、 ′ =ユ め、 が負| の効 果 を示した。身体的苦痛や不快感の無い患者は家族の影響を受けながら、情

報 収 集 す る 傾 向 に あ る と 言 え よ う 。 . . こ の こ と か ら 、 場 合 に よ っ て は 家 族 へ の 教 育 が 必 要 に な る か も : し れ な い 。 一 . 、

  

. ゛

  

′ . : ・ . 、 ・ ‐ :

1

一 ;

..

,l‑

要請 」| に影 響を及 ぼ・ した 変数 はぐ苦 痛有 群に おいて「 専門職亅・ ・・・ゆく .01 が 有意 な 正の 効 果を 、 ゛イ 偶 然」 ゆ テ.09)tおよ |び

r

自 分自 、 身」 ゆ = ユ2)が 負の 効 果 を 示 し たぃ 他 方 、 苦 痛 無 群 に お い て 有意 で な い が .J厂 自 づチ . ・・ 自 身」 ゆ三 ユ

4

が 正 の 効 果 を 示 ! し 、 。 苦 痛 有 群 の 非 標 準 解 と 有 意 差 , ゆ〈 .

05

冫 が 認 め ら | れ た 。 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 有 る 場 合 で ミ 病 気 ゜ は 医 師 の ち か ら に 。 よ り ・ ・ 丶 、 偶 然 や 自 分 の 努 カ と は 関 係 な い と 捉 え て い る 患 者 は 、 医 療 ス 夕 ゜ ッ フ に 現 状 等 を 二 伝 え る行動をと|`り、やす、い。・・,゛  .∴,..  ―     

  

「 努 力」 に 有 意 な 影 響 , を 及 、 ぼ した 変 数 は 認 .め ら れ な か った カ ふ. 苦 痛有 群 に

。おいで 「偶然」. ゆ=.06) ,が正の効 果を示゛し た。二、・゛  ,,●I・・・・I。 ̄、  

    1  f

(3)

心理的ス:卜レス反応∴゜、∴ 、―.   ,  .、―∴一、  ●,・

  

構造方程式モザンレにお.いて:´ム理的ス11ト丶レス:反ミ応はス;ニト゜レ、ゾサ;ーいコーピ ン 、 ダ の 下 位 尺 度 お よ び 日 ` 常 苛 立 事 に よ づ て 規 定 さ ; れ ` ∴ そ の 分 散 説 明 率 は 苦 痛有群で約4割、苦痛無群で3割余りであった(表2)。

    

,|−、一|三.   .  

  

心 理 的 ズ1ト レ ス , 反 応 の 下 位 尺 度 の非 標 準 解 ′ を み ざ と . 、 「対 人 領 域 」 へ の ン ヾ ス係数が 苦痛有群 よ り,苦 痛無群の, 方で大きい こ;;とニを除い.て::..他の領域への

    

ヨ  F

パ ス 係 数 は 両 群 で 等 し く 、 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 の パ タ ー . .ン は 類 似 し , て レ ゝ ・ た 。

  

ス ト レ ッ サ ー か ら 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 へ の ノ ヾ ス 係 数 の 非 標 準 解 は 両 群 で

̲'126 ‑

(14)

等 し く 、 有 意 ( 苦 痛 有 群 少 一 ー .

02

, 無 群 少 く .

01

) で あ り 、 ス ・ ト . レ ッ サ ー が も つ 正 の 効 果 . は 等 し か っ た 。 す な わ ち 、 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 の 有 無 に か か わ ら ず 、 ス ト レ ッ サ ー か ら 生 じ る 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 の 強 度 .

t

ま 同 ・ じ で あ る と 言 え る 。 ´ し か し 、 ′ 標 準 解 の 値 は 苦 痛 有 群 で0.50こ 苦 痛 無 群 で0

81

で あ : り 、 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 無 い ゛ 場 合 く ´ ス ト レ ッ サ ー が 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 を 主 に 規 定し て いた ( 寄与 率 :苦 痛 有 群25% ,苦 痛 無群

66

%) 。

    

コ ー ピ ン グ の 下 位 尺 度 か ら 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 へ の パ ス 係 数 を み る と 、 苦 痛 無 群 で は す べ て の 下 位 尺 度 が 負 の 効 果 を 示 し 、 標 準 解 を み る と | 効 果 の 大 き さは 「 情報 収 集」 ゆ く.

01

) 、「 受 容」 ゆ =.04)、 「 努力 」ゆ= .06)、 「要 請」ゆ

= .

06

) の 順で あ ら. た 。一 方 、 苦痛 有 群に お 、い て 「要 請 」. ゆ=.

05)

と・1「受 容」ゆ

〓 .

08

) が 負 の 効 果 を 示 し た が ● こ れ ら の 非 標 準 解 は 苦 痛 無 群 と 等 し か っ た 。 す な わ ち 、 以 上 の コ ー ピ ン グ に よ っ て 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 が 減 少 し た 。 た だ し 、 , 有 意 で な い が 苦 痛 有 群 で 「 努 力 」 ゆ ー ,25) . に 正 の 効 果 が み ら れ た 。

  

非 遵 守 か ら | 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 へ の 影 響 は み ら れ な か っ た 。 こ の こ と か ら 、 非 遵 守 が ス ト レ ス 行 動 で あ る こ と が 示 唆 さ れ た 。 す な わ ち 、 薬 の 服 用 や 通 院 の 必 要 性 な ど が 患 者 に 伝 わ れ ば 、 コ ン プ ラ イ ア ン ス が 改 善 ( ス ト レ ス 行 動が 減 少) す るこ と を意 味 す ると 言 えよ う 。` 。 :

  

 ̄.

    

′  

    

日 , 常 苛 立 ち 事 か ら 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 ぺ の パ ス 係 数 . は 両 群 で 有 意 ゆ

101

) で あ り 、 苦 痛 有 群 の パ ス 係 数 ・ 二 く 非 標 準 解 ) 、 は 有 意 に 苦 痛 無 群よ . り 大 き か っ た 。 す な わ ち 、 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 有 る と , . 些 細 な , 日 常 苛 立 ち 事 に 対

  

し て心 理 的ス ト レス 反 応が よ り 増加 し た。

  

・・ , .

  

標 準 解 か ら 、 ス ト レ ッ サ ー と 日 常 苛 立 ち 事 以 外 の 要 因 に よ る 効 果 は 小 さ

    

  

く 、 特 に 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 有 る 場 合 に ス ト レ ッ サ ー と 日 常 苛 立 ち 事 の 効 果 が 同 程 度 で 両 者 併 せ て 寄 与 率

52

% 、 身 体 的 苦 痛 や 不 快 感 が 無 い 場 合 は ス ト レ ッ サ ー の 効 果 が 大 き い が 両 者 併 せ て 寄 与 率 、 ・

75

% で あ る こ 、 と が 示

    

さ れ た。

  

, 苦 痛 有 群 に お け る ス ト レ ッ サ ー の 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 へ の 標 準 化 直 接 効

t

0.50

に 対 し て ` コ ー ピ ン グ を 介 し た 標 準 化 間 接 効 果 は −

0.15

で あ り 、 ス ト レ ッ サ ー ・ の 総 合 効 果 が

0

35

ま で 抑 制 さ れ た ( 表

3

) 。 他 方 、 苦 痛 無 群

  

に お い て ス ト レ ッ サ ー の 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 へ の 標 準 化 直 接 効 果 は

O

81

−′127

(15)

標準 化 間接 効 果は ーO.49く 総合 効 果は

0:32

であっ た( 表3) .。す なわ ち、コ , ピ ング を 介 し て ス ト レ ッ . サ が 与 え る心 理 的ス ト レス 反 応へ の影 響 が、 . 苦 痛有群で30% 、苦痛無群で ,60%減少. した。

  

主観的健康 統制感の下位尺度の う.、ぢ、心理的ス .ト。レス反応に対して

5

水準 で 有意 を 総合 効果 , (= ・ コ∴ ピ ングを 介す る問接 効果 )を及 ぼす ものは 、 苦痛無 群における ゛ 「家族」ゆ= .04)のみで あった(表

3

) 。この総合効 果は、

コ ー ピ ン グ の ∴ 「 情 報 収 集 」 を 介 し て 心 理 的 ス ト レ ス 反 応 を

4

% 減 じ る 間 接 効果であった 。・゛・  

  

(4)1

・I非遵 守, ..  ・.  

|構 造 方程 式 モ; デル に おぃ て 非遵 守 はス. ト・ レッサ ーと 主観的 健康 統制感 の 下 位 尺 度 によ っ て 規 定 さ れる が 丶

I

その 分 散 説 明 率 は 苦痛 有 群 お よ び 苦 痛 無 群ともに約16%で大きくな かった(表

2

) 。

  

ト レ ッ サ ー か ら 非 遵 守 へ の パ ス 係 数 は 、 苦 痛 有 群 お よ び 苦 痛 無 群 と も に有 意 ゆ く .

001

) . で あ っ た

o

. す なわ ち 、身 体 的苦 痛 や不 快感 の 有無 に か か わ ら ず 、 医 療 場 面 で ス , ト レ ス フ ル な こ と が 多 < なる と 、 非 遵 守 行 動 を

表3心理的ス卜レス反応に対するス卜レッサ と

    

主観的健 康統制感の総合効 果

  

変´ 数

     

解∴ ,心理的ストレス反応 苦痛有群苦痛無群

ストレ ッサー

  

非標準 解

      2 4

.3

2

***

   13

.66***

  

標準解

      0

.35**歩

      O

.3

2

***

超自然 ‥

  

非標準 解

      O

.03

  

      O

.0

3   

標準解

      O

.Ol

      0

.0

2

自分自 身

  

非標準 解

      0

.03

      0

.O

l   

標準解

      O

.01

  

      0

.0

1

偶 然

  

非標準 解

      O :O l

  

標準解 ・ 

 O

.OO 家族,

      I   

非標準 解

      0

.04

  

ーO.1

2

  

標準解

      0

.01

   ‑O

.06**

専門職 .

  

非標準 解

      ‑ O

.0

1

;標準解

      

ーO

;O l

*pぐ.10**.pく.05*螢pく.01

128

行う , 傾 向 が 示 唆 され た 。 患 者 の ノ シ コ ン プ ラ イ ア ン ス の 問 題 は 患 者 側 に あ る と 強 調 さ れ て い た が 、 本 研 究 の 結 果 は 、 治 療 内 容 、 患 者 ・ 医 師 の 相 互 関 係 、 医 療 者 側 要因 ・ に あ る こ と を示 す も の で あ り 、 ノ ン コ ン プ ラ イ ア ン ス は ス ト レ ス 行 動 と 理 解 されるo・  

  

主 観 的 健 康 統 制 感 のうち、、「専門職亅ゆ

参照

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