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2. 参加者の取組報告集計結果 割合は小数第 2 位を四捨五入しているため 合計が 100% にならない場合がある 参加者総計 170 名のうち 取組報告の 提出があったのは 166 名であった (1) 参加者の状況 1 性別 ( 人 ) 女 136 男 30 2 年代別 ( 人 ) 10 代 1

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Academic year: 2021

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エコ端会議成果報告書

(ご近所さんのエコぢから!普及事業)

1.趣 旨 ‘うちエコは家庭同士で情報共有’をキーワードとし、同じ立場の家庭の取組を知る 機会を提供することによって、新たな「うちエコ」のヒントやアイデアを知り、取組へ の気運醸成を図ることを目的として実施した。 2.実施方法 大人を対象とした「エコ端会議」を開催し、参加者をモデル世帯 として2か月の取組実践後、取組報告により効果測定として、本報告書を取りまとめた。 ・テーマ 「ご近所さんのエコぢからを知って、「うちエコ」のヒントにしよう!」 ・グループワーク 5~6人でグループを構成し、テーマについて自由に情報交換 ・会議で得たヒントを元に、うちエコの取組を2か月間実践し、事務局へ取組報告 3.開催状況 主催 日 時 会 場 参加者 弘前市城東中央 4 丁目町内会 9 月 15 日(土) 14:00~15:30 グラン城東 13名 当協議体 9 月 28 日(金) 14:00~16:00 五所川原市民学習情報センター 視聴覚室 11名 〃 10 月 2 日(火) 13:30~15:30 アピオあおもり保健指導室 16名 〃 10 月 2 日(火) 14:00~16:00 十和田市南公民館第 1 研修室 36名 〃 10 月 4 日(木) 14:00~16:00 八戸市福祉公民館手話教室 12名 椿山会(青森市) 10 月 14 日(土) 10:00~12:00 アウガ企画ワーク室 3 14名 NPO 法人おいでよ あぶらかわ会 10 月 18 日(木) 13:00~15:00 青森市油川市民センター 32名 コープあおもり むつ地域理事会 11 月 21 日(水) 10:00~12:00 コープあおもりむつセンター 7名 NPO 法人おいでよ あぶらかわ会 12 月 1 日(土) 9:45~11:45 青森市油川市民センター 29名 計 9 回 170名

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2 2.参加者の取組報告集計結果 ※割合は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。 参加者総計170名のうち、取組報告の 提出があったのは166名であった。 (1)参加者の状況 ①性別(人) 女 136 男 30 合 計 166 ②年代別 (人) 10代 1 20代 2 30代 18 40代 26 50代 22 60代 46 70代 48 80代 3 合 計 166 (2)「エコ端会議」に参加する前の状況 (人) 環境問題について認識してい て、取組も行っていた 59 環境問題について認識してい なかったが、ある程度の取組 は行っていた 54 環境問題について認識してい たが、取組は行っていない 45 環境問題について知らず、 取組も行っていない 0 無回答 8 合計 166

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3 (3)「エコ端会議」に参加して感じたこと (人) 他の参加者から参考 情報を聞け、参加し て良かった 139 他の参加者に取組を 教えることができ、 参加して良かった 20 あまり参考にならず、 参加したメリットは なかった 1 無回答 6 合計 166 (4)「エコ端会議」参加後の2か月間の取組状況 ①取り組んだエコアクション (※1世帯1~3項目程度のうちエコにチャレンジ) カテゴリー 割合 電気の省エネ 41.0% ガス・灯油等の省エネ 14.2% ガソリンの省エネ 7.5% ごみ減量 11.7% リユース・リサイクル 9.5% 節水 11.7% 意識高揚 3.0% その他 1.5% ②カテゴリー別主な取組内容 ※取組例は、電化製品や冷暖房機器等によって効果が異なる場合もありますので、参考にする場合は メーカー等にお問い合わせください。 【電気の省エネ】 ・照明をこまめに消灯する(部屋、玄関、階段、トイレなど) ・照明器具を掃除して、明るさをアップさせる ・早寝早起きで照明の点灯時間を短くする ・照明を蛍光ランプやLEDに替える、またはワット数の低いものに替える ・消し忘れの多いところは、自動点灯するセンサー付き照明に切り替える ・電灯を間引いて使用する ・電化製品不使用時の主電源を切る、またはコンセントプラグを抜く

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4 ・スイッチ付きコンセントタップを使用して待機電力をカットする ・トイレの暖房便座のスイッチを切る ・テレビは見る番組を決める、テレビを消してラジオを活用する ・掃除機の使用を控え、ほうきやモップ、粘着シートを活用する ・電気ポットや炊飯器の保温をやめる ・冷蔵庫にものを詰め込まず、ものの置き場所を決めてドアを開ける時間を短くする ・冷蔵庫の設定温度を見直す、自動製氷スイッチをOFF にする ・エアコンの設定温度を夏場は高め、冬場は低めにして、衣類などで温度調節する ・電気の契約アンペア数を見直す ・加湿器を使わず、洗濯物の部屋干しをする ・なるべく家族が一つの部屋に集まって過ごす 【ガス・灯油等の省エネ】 ・電子レンジで調理の下ごしらえをする、圧力鍋を活用してガスの使用時間を短くする ・ペットボトルに水を入れ、夏場は太陽熱で、冬場はストーブ熱で温め、調理に使用する ・七輪をうまく活用する ・料理の鍋は新聞やバスタオルでくるんで保温する、保温カバーを使用する ・ストーブで調理や部屋の加湿をする ・ストーブは微少運転のままにし、点火・消火を繰り返さない ・断熱効果のある窓シートやカーテンを使用する ・給湯器の温度を低めに設定する ・厚着をしたり、身体を温めるものを食べたり、運動して身体を温めたりすることで、 ストーブの設定温度を低くする ・ストーブの前に扇風機をおいて室内の空気を循環させ、設定温度を低くする ・床に保温シートを敷いて、ストーブの設定温度を低くする ・寝る30 分前にストーブを消すようにする ・お風呂は冷めないうちに入り、沸かし直しをしないようにする 【ガソリンの省エネ】 ・自動車の使用を減らし、歩きか自転車の使用を心がける ・5秒以上停止する際は、エンジンを止めるようにする ・発進時のふんわりアクセルを心がける(5秒間で20km/hまで加速) ・車の重い荷物は降ろすようにする ・なるべく信号の少ない道を選び、停止・発進の回数を減らす 【ごみ減量】 ・生ごみの水分を切り、なるべく乾かす ・段ボールや衣装箱を使ったコンポストで生ごみを堆肥化する ・野菜くずや残飯は肥料として畑へ埋める ・野菜は皮ごと調理するなど、生ごみをあまり出さない工夫をする ・食材を上手に活用して使い切り、ムダにしない ・食事は食べきれる量だけ作る(副菜の種類は減らさず、量を減らす)

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5 ・保存食の賞味期限を点検して期限切れになる前に食べ、ムダにしないようにする ・無駄なものは買わないようにする ・安くてもまとめ買いをしないようにする ・なるべくごみの出ない買い物を心がける ・もったいないばあさんになって家族に声がけをする ・外出時はエコバッグを忘れずに持参する ・ごみ袋は隙間なく詰め込むようにして、ムダにしない ・ラップを使用せず、耐熱容器やタッパーを使用する 【リユース・リサイクル】 ・ごみの分別を徹底して、なるべくリサイクルに多く出す ・食品トレー、牛乳パックなどのリサイクルを徹底する ・その他の紙ごみをできるだけリサイクルに出す ・ユニバースのポイントが貯まる古紙リサイクルシステムに参加する ・使用済み紙のリサイクルに心がける ・町内会や学校の資源回収に協力する ・エコキャップ集めを継続する ・その他のプラスチックの分別を徹底する ・その他のプラスチックは、細かくしてかさを減らしリサイクルに出す ・不要な洋服はリメイクに挑戦したり、知人にあげるようにする ・古着をぞうきんなどにリサイクルして、そうじや皿洗いに使用する ・廃油を捨てずに利用する、リサイクルに出す ・使用済みのラップを使って、台所のシンクを掃除する 【節 水】 ・洗濯物のまとめ洗いをして、回数を減らす ・洗濯は、風呂の残り湯を使用する ・お風呂のお湯は半分だけ貯めて、家族一緒に入る ・節水型のシャワーヘッドに交換する ・洗顔、歯磨き、手洗いの際の水の流しっぱなしに留意する ・食器洗いの際は貯め洗いにして、水の流しっぱなしをしない ・雨水をためて、庭の花の水やりなどに利用する ・米のとぎ汁を花や野菜の水やりに利用する ・カルキの多い朝一番の水は捨てずに、飲食用以外のものに利用する 【意識高揚】 ・まずは毎月の光熱水費や使用量をきちんと知り、できることを考える ・家族との話し合いを行い、家族みんなでエコに取り組む意識を高める ・負担感を感じないことから始める ・水力発電について調べてみる ・夫の意識改革を行う ・何でもムダを見つけたら即行動に移す

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6 【その他】 ・重曹を使って台所や玄関掃除をし、生活排水をなるべく汚さないようにする ・庭に植物や木を植え、緑を増やす、グリーンカーテンをつくる ・地産地消を心がけることで、食材の輸送に係るフードマイレージを削減する ・CO2を大量に吸収するケナフを使った製品を購入・使用する(間接的にCO2を削減) ・地域の環境整備に貢献する ③エコアクションを選んだ理由 上記のエコアクションを選んだ理由について、4つの選択肢から選んでもらったと ころ、カテゴリー別の理由は、下記のグラフのような割合となった。 電気の省エネ、ガス・灯油等の省エネ、節水では、「経済的に節約になりそう」が最 も多く、光熱水費で効果が「見える化」されることが要因と考えられる。 また、ガソリンの省エネでは、「環境配慮に効果がありそう」が最も多く、電気等の 使用よりもCO2の排出について強く実感しているものと考えられる。 そのほか、リユース・リサイクルでも、「環境配慮に効果がありそう」が最も多く、 3R の大切さは認識されているものと考えられる。 ④2か月間取り組んだ感想 ほとんどのカテゴリーで、「今後も無理なく継続できる」が最も多かったが、「経済 的に節約になったと感じた」については、電気の省エネ、ガス・灯油等の省エネ、節 水のカテゴリーで2番目に多く、上記③のエコアクションを選んだ理由と同様の結果 となった。 また、「環境配慮に効果があると感じた」についても、ガソリンの省エネ、ごみ減量、

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7 リユース・リサイクルで2番目に多く、上記③とほぼ同様の結果となった。 なお、「負担感があり継続できない」については僅少であるが、リユース・リサイク ルで最も多く、次いでガス・灯油等の省エネとなっており、手間がかかるものや気温 と関係するものはさらに取組の工夫が必要と考えられる。 ⑤エコアクションに取り組むうえでの家族の理解や協力について 「協力的だった」が約 73%と最も多い結果となった。 「あまり協力的ではなかった」では、「誰が」の問いに対して、女性の参加者からは「夫」 や「息子」が多く、男性の参加者からは「父」や「妻」の回答があった。 また、「そもそも家族に協力を求めなかった」では、その理由として、「まずは自分 が率先している姿を見せるため」「一人でがんばろうと思ったから」「一人で出来るこ とだったから」「大人同士では押しつけになるようで嫌だから」「自分が行っている家 事での取組だったから」などの理由が挙げられていた。 (人) 協力的だった 120 あまり協力的では なかった 14 そもそも家族に 協力を求めなかった 17 無回答 (一人住まいを含む) 15 合 計 166

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8 4.「エコ端会議」のように、家庭同士でエコについて情報交換をする場や機会が身近で あったかについて(複数回答可) 「エコ端会議」同様の情報交換の場があったとの回答が約40%となっており、うち 約80%は参加したことがあるとのことで、地域ではエコをテーマとした行事が、それ なりに開催されていることが分った。 (人) 町内会であった 17 公民館行事であった 12 PTA 行事であった 3 その他地域団体であった 36 ないと思う 93 無回答 11 5.「エコ端会議」のような情報交換の場があれば、また参加したいかどうかについて 参加したいとの回答が約85%と最も多く、 家庭におけるエコアクションの普及には、 気軽に情報交換できる場の提供が有効な 手段の一つと言える。 (人)

参加したい

141

参加したくない

13

どちらとも言えない

無回答

合計

166

【参加状況】 (人) 参加した 56 参加していない 12

(9)

9

6.自由意見・感想

(1)エコ端会議について

・身近なエコの取組について、参加した方のお話が聞けて良かった。今後も町内会などで 集まりたい。身近な人と話し合うエコ端会議の効果は大きいと実感した。 ・参加した皆さんが、家庭の中から少しでも節約できるところは、無理をしないで楽しみ ながら行っているところに感動した。私も電気をこまめに消すようになった。また機会が あればぜひ参加したい。 ・テレビなどで節約の方法は見聞きするが、生の声でいろいろ試している話を聞き、自分 でも出来ると思ったし、実践するきっかけとなったので良かった。 ・女性の参加者が多かったが、男性の意見を聞いて、男性の方がよく考えてやっていると 感じた。 ・肩の力を抜いて話し合える雰囲気が良かった。小さくても一つずつ取組を積み重ねるこ とが、効果につながると思った。 ・お互いに実践していることを情報交換しあう経験がなかったので、参加して参考になる ことがいろいろあった。妻も一緒に参加させたいと思った。 ・地域住民とのコミュニケーションの場にもなり、有意義だった。 ・他人の取組を自分が取り入れることで、自分の取組内容に幅が出たし、自分のことを伝 えた責任からも、取り組む姿勢に力が入り、さらに意識が高まった。 ・母親の意見だとうるさく感じるが、他の方の意見だと素直に聞き入れやすかったので、 今後の取組の参考になった。 ・取組方や、失敗した経験から成功して続けるコツなどを教えていただき、その後自分の 取組として実践しやすかった。 ・会議ではほとんどの方が同じ様な考え方だと思ったが、主人と二人だけの生活とは違う ので、なかなか難しい点もあると思った。 ・エコ端会議に参加して、自分がずいぶんムダな事をしていたと思った。これからもエコ を続けていきたい。 ・エコについて、テレビなどでは呼びかけられてはいるけれど、今まで自分にはあまり関 係のないものだと思っていた。しかし、エコ端会議に参加し、一人ひとりのエコが大切だ と感じた。 ・とてもいい取組だが、主婦が参加しやすい時間、子ども達の学校のある時間に開いてい れば、もっと子育て中の家庭の参加が増えたと思う。 ・自分では気付かないうちエコのアイデアを教わる事ができ、とても良い機会になったが、 こんな素敵な企画があることを、あまり多くの方に伝わっていないのが残念だ。強力なコ マーシャルが必要だと思う。 ・「エコ」の概念が漠然としすぎなので、「低炭素」「自然環境保護」「資源保護」など テーマを絞ってエコ端会議をやった方がいいと思った。 ・グループでの話し合いはある程度課題があった方が良いと思う。短い時間の中で、個人 的な生活の話が多いと感じた。 ・一グループの人数が多く、全員がまんべんなく意見を言えなかったのが残念だ。 ・時間をかけてゆっくりエコ端会議をやって欲しかった。内容が盛だくさんで、急ぎ足の 会議は負担を感じる。

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10 (2)2か月間の取組について ・特に効果があったのは、雨水の利用。水道料金が 1,000 円~1,500 円安くなった。十和田 市は水道料金が高いので、雨水・風呂水はこれからも再利用したいと思う。 ・他の参加者の情報を参考にし、買い物は必要以上の物は買わなくなった。少しだけど電 気代・水道代も安くなった。雪が積もっても融雪の設備を使わず、近くの融雪溝に捨てる つもりだ。 ・取組は少しながらも効果があった。水は流しっぱなしにせず、溜め洗いを実行している。 また、野菜くずは調理方法の工夫で最小限にし、それでも残ったものは畑に埋めるように している。12 月にダンボールコンポストの講習会に参加したので、これから取り組みた い。 ・電力需要が一番多いピーク時の9時から20時までの電気の使用を控えて、タイマーを 活用し、早朝や深夜に電化製品を利用している。エコ端会議は、ぜひ町内会でもやってみ たいと思った。 ・冷蔵庫の中からの廃棄物が多いことに気付いた。若い人たちが賞味期限等に必要以上に 神経質になっていると思う。 ・現在町内のごみの管理をしているが、エコ端会議に参加してから、ごみ出しのマナーが 悪いと目に付くようになった。 ・その他の紙ゴミをリサイクルに出すことで、ごみの量が減った。 ・我が家では、大人よりも子どもたちの方が電気のつけっぱなしや水の出しっぱなしなど、 ちょっとしたところを気にするようになった。無理せず、できるエコから続けていきた いと思う。 ・窓に防寒シートを貼ってもらったが、効果が少ないと感じた。床の防寒や厚手のカーテ ンも同じ。専門家などの正確な情報も欲しいものだ。 ・2か月の取組で、改めて自分の生活を見直すことができて良かったと思う。 ・頷きながら皆さんの取組を聞き入り、勉強になった。私の取組は家族にも浸透したよう だ。無理なく続けられそうなので、このまま前へ進みたいと思っている。 ・自分で目標を決めたので、普段の生活の中で無理なく取り組むことができた。保存食は 期限切れでごみにならないようにチェックするようになった。 ・2か月では経済効果があまり目に見えないので、1年を通して取組を続け、成果を見て みようと思う。 ・家族全員(大人数)でやるとやる気が出る。少しずつチャレンジしたことが、当たり前 になるといいと思った。 ・普段よく顔を合わせる間柄でも、家庭でのエコの取組について話す機会はなかったので、 とても参考になった。家庭では、子どもと話せても祖父母は嫌がるのであまり話せなかっ たが、エコシールをあちこちに貼って「見える化」したことで、祖父母も少しは意識が変 わったと思う。 ・取組に対する節約が分かりやすいポスターがほしいと思った。トイレに貼るとじっくり 考えられて、いいと思う。 ・エコ端会議に参加して、家族の中でも少しずつエコの取組が定着した。意識を持ちなが らやっていくうちに、自然と習慣化されてきたと思うので、これからもエコと節約にがん ばってみようと思った。 ・実践してみると意外に気になって続けられるものだと思った。

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7.まとめ

本事業は、

‘うちエコは家庭同士で情報共有’をキーワードとし、同じ立場の家庭の取 組を知る機会を提供することによって、新たな「うちエコ」のヒントやアイデアを知り、 取組への気運醸成を図ることを目的として実施した事業である。 当初は、県内6地区で「エコ端会議」を開催する予定で開催日程を設定したうえで参 加者を公募したが、参加者の確保が予想以上に困難となり、結果として青森会場、八戸 会場、十和田会場及び五所川原会場の4地区で開催し、180名の参加見込みに対して 75名の参加に止まったことから、実施方法を再検討し、出張形式で実施する「出張エ コ端会議」の利用を地域団体等に案内したところ、4団体から5回の申込みがあり、全 体で9回の「エコ端会議」を開催し、170名が参加した。 全体の参加者は年齢層、性別とも多様であったほか、日頃から環境配慮に取り組んで いた方から全く意識がなかった方までおり、上記報告内容からも本協議体事業の真のね らいとも言える「家庭の環境配慮行動に対する意識レベルの底上げ」を図ることができ たと感じている。 「エコ端会議」では、参加者を4~7名にグループ分けをして、協議体スタッフがフ ァシリテーターとなり、「家庭の省エネ大事典」(一般財団法人省エネルギーセンター) などを参考にしながら、日頃の取組などを情報交換するフリートークを 60~90 分間行っ た後、各グループのファシリテーターが参加者の取組例を発表した。 会議で発表された取組から、家庭の主婦である女性はこまめな節電や節水など、どち らかというとソフト的な取組を行っている一方で、男性は省エネ機器への交換や発電機 の自作などハード的な取組をしている傾向があることが分かった。中でも印象的だった のが、「家庭円満にエコを進めるには、誰もが同じ行動をしてもエコにつながる機器の交 換が一番だ。」という男性の意見で、経済的な問題はあるものの、「家庭内でエコを強要 すると喧嘩の元となる、省エネや節約がケチと思われる」という問題点に対する解決策 の一番の近道ではないかと思われた。 また、参加者の意見から、家庭同士、ご近所同士の情報交換が、モチベーションの向 上や維持につながっているという効果が見られ、無理せず楽しんで取り組んでいる、生 活の中にエコが定着してきたなどの報告があった。 一方で、「エコ端会議」の実施方法等についての課題も見つかった。一つには、より身 近な町内会で実施したいとの声が多く、町内会への呼びかけには、どういった手段が有 効かということが挙げられる。二つ目には、参加者の中には発言したくてもできなかっ た方もいたようで、全員が発言できるようなファシリテーション方法を取ること、三つ 目には、「エコ」の取組の中でもある程度テーマを絞った会議の進行方法を取ること、四 つ目には、取組によってはその効果など、専門家の意見も聴取して情報提供する必要が あることが挙げられる。 「エコ端会議」は本協議体ならずとも実施できるものであるため、今回の参加者を初 めとして、今後多方面で開催され、各家庭のみならず地域の環境力が高まることを期待 したい。

参照

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