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オープンイノベーシ ョ ンで活気あふれる未来へ

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Academic year: 2022

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2016 年を迎えて

オープンイノベーシ ンで活気あふれる未来へ

平素より『日立評論』をご愛読いただき,心より御礼申 し上げます。「2016 日立技術の展望」をお届けするにあ たり,一言ご挨拶申し上げます。

世界的に都市化が進行しつつある現在,とりわけ新興国 では,増え続ける人口を支える基盤としてのエネルギーの 安定確保や交通網の整備が急務となっています。また,先 進各国では人口構成が高齢化し,健康長寿の実現に向けた ヘルスケアのあるべき姿が模索されています。

これらの傾向や環境変化は,世界が直面する社会課題で ある一方,見方を変えれば,未来を形づくる潮流であると も言えます。日立グループは,それをイノベーション創出 の大きなチャンスと捉え,長年培ってきたインフラ技術と 高度なIT(情報技術)を組み合わせる社会イノベーション 事業を通じて,世界各地のお客様や地域が抱える課題への ソリューションを提供しています。

 しかし,社会のグローバル化が進展するほど,諸課題は 広範な分野や多くのステークホルダーに関わるものにな り,もはや単一の組織では適切な解決策を見いだせないこ とも少なくありません。より大きな価値を生みだすソ リューションを得るには,企業・業種,産・官・学,国・

地域といった枠や壁を乗り越えるオープンイノベーション こそが欠かせないアプローチです。日立はこれを「協創」

と呼び,水,エネルギー,交通をはじめとする各分野でお 客様やパートナー企業と具体的なプロジェクトを進めてい ます。

本号の巻頭企画では,オープンイノベーションの本質を 読み解く有識者の視点に触れたうえで,まず,高度なデー タ利活用技術で新たなサービスプラットフォームの構築を めざす日立の事例を取り上げました。続いて,電力システ ム改革を前にしたソリューション開発や,主要な交通イン フラである鉄道関連サービスでの協創に焦点を当てまし た。さらに,お客様と日立の知見を掛け合わせた病院経営 効率化の取り組みや,グループワイドな連携と顧客協創 ツールによる物流のスマート化をご紹介しています。

近年の通信デバイスやセンサーの爆発的な普及により,

あらゆるものがネットワークでつながるIoT(モノのイン ターネット)時代が到来しました。ビジネスや人々の日常 生活を一変させると言われるIoTには,21世紀の今日に 18世紀後半の産業革命に匹敵する変革を起こす可能性が あります。日立グループが培ってきた高度なIT活用のノ ウハウは,社会イノベーション事業を通じて,このような 時代にこそ真価が発揮されるものです。本号で取り上げて いる事例をはじめ,私たちの挑戦に今後もぜひご期待くだ さい。

その変革期の先にある活気あふれる未来をめざし,日立 グループは「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に 貢献する」という企業理念を胸に,多くのパートナーの皆 様とともに世界の期待に応えていきます。

日立製作所

執行役社長兼 COO

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