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簡易貼付型睡眠時ブラキシズム測定装置の測定精度の検討

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Academic year: 2022

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(1)指. 導. 教. 窪木. 授. 氏. 拓男. 名. 指. 導. 印. 役. 割. 研究総括ならびに指導. 印 印. 学. 位. 論. 文. 要. 旨. 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 専攻分野 論. 文. インプラント再生補綴学分野 題. 名. 身分. 大学院生. 氏名. 三木. 春奈. 簡易貼付型睡眠時ブラキシズム測定装置の測定精度の検討. 論 文 内 容 の 要 旨 ( 2000字 程 度 ) 【緒言】 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム を 簡 便 に か つ 精 度 高 く 検 出 す る 目 的 で , 筋 電 図 ( EMG) ベ ー ス の 簡 易 貼 付 型 測 定 装 置 ( BiteStrip ® ) が 開 発 さ れ た 。 し か し こ の 装 置 の 測 定 精 度 は 十 分 に 検 証 さ れ て い な い 。そ こ で 本 研 究 で は 本 装 置 の 測 定 精 度 の 測 定 結 果 を ,Polysomnography( P SG)検 査 結 果 な ら び に 問 診 ・ 臨 床 診 査 に よ る 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム 判 定 結 果 と 比 較 検 討 を 行った。 【材料および方法】 1. 被 験 者 対象は,本研究の目的ならびに実験内容について口頭にて説明を受け,自発的に参加 の意思を示した岡山大学大学院医歯薬学総合研究科もしくは岡山大学病院に勤務する教 職員のうち,個性正常咬合を有する健常者とした。なお本研究は,岡山大学大学院医歯 薬 学 総 合 研 究 科 疫 学 研 究 倫 理 委 員 会 の 承 認 を 得 た 後 に 施 行 し た ( 第 602号 ) 。 2. 簡 易 貼 付 型 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム 測 定 装 置 本 研 究 で 用 い た 簡 易 貼 付 型 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム 測 定 装 置 ( BiteStrip ® , ピ ク セ ル タ ウ ン 社製,ドイツ)は就寝中の咬筋筋活動をリアルタイムに解析し,睡眠時ブラキシズムイ ベ ン ト を 計 測 す る 。本 装 置 を 左 側 頬 部 皮 膚 上 に 貼 付 し ,そ の 30分 後 か ら 4.5時 間 分 の 左 側 咬 筋 筋 活 動 を サ ン プ リ ン グ 周 波 数 1 Hzに て 経 時 的 に 記 録 し ,事 前 に 行 わ せ た 各 被 験 者 の 最 大 噛 み し め ( MVC) 量 の 30 %を 超 え る 筋 活 動 の 回 数 を 計 測 す る 。 4.5時 間 の 計 測 時 間 中 の 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム イ ベ ン ト の 累 積 回 数 を そ の 回 数 に 応 じ た 4段 階 の ス コ ア に て デ ィ ス プ レ イ に 表 示 す る( ス コ ア L: 30回 以 下 ,ス コ ア 1: 31~ 60回 ,ス コ ア 2: 61~ 100回 , ス コ ア 3: 101回 以 上 ) 3. 睡 眠 検 査 方 法 PSG測 定 は ,音 声 ビ デ オ 撮 影 を 含 む PSG検 査 と BiteStrip ® 検 査 を 一 夜 終 夜 同 時 測 定 し た 。 PSG検 査 は ,脳 波 計( Neurofax EEG-9200,日 本 光 電 工 業 株 式 会 社 ,東 京 )を 用 い て 脳 波 , 眼電図,心電図,筋電図(頤筋,両側咬筋,両側前脛骨筋),呼吸,体位,血中酸素飽 和 度 ( SpO 2 ) に つ い て 測 定 を 行 っ た 。 こ の 測 定 は , 事 前 に 十 分 な キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン を 行 っ た 1名 の 研 究 者 が 全 例 施 行 し た 。. 様式甲-3.

(2) 論 文 内 容 の 要 旨 ( 2000字 程 度 ) 4. 解 析 方 法 1)睡眠判定 睡 眠 ス テ ー ジ 判 定 は 外 部 解 析 施 設 に 委 託 し ,Rechishaffen & Kales の 睡 眠 段 階 判 定 国 際 基 準 に 基 づ き ,脳 波 ,眼 電 図 ,頤 筋 筋 電 図 の 所 見 か ら 総 睡 眠 時 間 ,睡 眠 効 率 ,睡 眠 潜 時 , 睡眠ステージの分布を算出した。 2)問診表・臨床診査による睡眠時ブラキシズム判定 米 国 睡 眠 医 学 会 の 定 め た 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム 診 断 基 準 ( ICSD-2) に 準 拠 し た 問 診 な ら びに臨床診査を行い,睡眠時ブラキシズム被検者を判定した。なお問診表は被験者本人 に 記 入 さ せ ,臨 床 診 査 は 事 前 に 十 分 な キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン を 行 っ た 2名 の 研 究 協 力 者 の い ずれかが単独で行った。 3)BiteStrip®スコア判定,PSG測定における睡眠時ブラキシズムイベントの判定方法 BiteStrip®検査結果が不適切な場合,被験者の了承を得たうえで再度のPSG検査を含む睡眠検査を実 施した。PSG検 査 よ り 得 ら れ た 両 側 咬 筋 の 筋 電 図 か ら Lavigneら の 2種 類 の 判 定 基 準 , Okur aら の 判 定 基 準 に 則 り 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム イ ベ ン ト の 判 定 を 行 っ た 。そ の 後 ,録 画 画 像 か ら睡眠時ブラキシズム以外の口腔顔面活動による筋活動イベントを解析対象から除外し た。これら一連の筋電図から筋バースト抽出に関する解析は,外部の共同研究者に依頼 し た 。 解 析 対 象 時 間 は , デ ー タ 集 積 時 間 を 一 致 さ せ る た め , BiteStrip ® 装 着 後 30分 か ら 5 時 間 後 ま で の 計 4.5時 間 分 と し た 。 5. 解 析 方 法 PSG検 査 に よ る 各 種 評 価 基 準 の 睡 眠 時 ブ ラ キ シ ズ ム イ ベ ン ト 数 と BiteStrip ® ス コ ア と の 相 関 係 数 を 算 出 し た ( StatView 5.0, SAS. Institute Inc., USA ) 。 ICSD-2に よ る 評 価 と B iteStrip ® ス コ ア の 一 致 度 は , BiteStrip ® の 各 カ ッ ト オ フ レ ベ ル で の 感 度 , 特 異 度 , 正 診 率 を求めることにより検討した。 【結果と考察】 1.解析対象者と睡眠状態 被験者17名中,睡眠効率が80%以下であった3名を除外した14名(男性10名,女性4名,平均年齢31. 5±5.7歳)を最終解析対象とした。この14名の睡眠状態は,睡眠ステージ2の割合が63.4%と睡眠深度が 浅かったが,睡眠効率や睡眠潜時の値より,解析対象として妥当であると判断した。 2.PSG検査による睡眠時ブラキシズム評価,問診・臨床診査による評価とBiteStrip®スコアとの関 連 PSG検査による筋バースト数,エピソード数,睡眠時ブラキシズムイベント数は,それぞれBiteStri p®スコアと有意な正の相関を示した(ρ=0.80, p=0.04,ρ=0.77, p=0.01,ρ=0.62,p=0.03,Spearman順位 相関係数)。ICSD-2の基準では睡眠時ブラキシズム被験者と判定されたのは3名であった。BiteStrip® のスコア2と3をカットオフとした場合,感度0.67,特異度0.63,正診率0.64であり,RDC/TMDの基準 では中等度の検査精度といえる。 【結論】 個性正常咬合を有する者を対象として,簡易貼付型睡眠時ブラキシズム測定装置とPSG検査による 睡眠状態と睡眠時ブラキシズム頻度の計測を行った。その結果,BiteStrip®から得られた評価結果とPS G検査からの睡眠時ブラキシズムイベント判定結果は,有意な正の相関を示した。また,BiteStrip®ス コアのスコア2と3をカットオフとした場合,ICSD-2との睡眠時ブラキシズム診断の感度・特異度・正 診率はすべて中等度の一致度を示し,臨床上の許容範囲と言えた。. 様式甲-3.

(3)

参照

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