平成 24 年 3 月発行 第 5 号
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「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産への登録をめざし、海外から世界遺産に 精通する専門家を招いて、現状や課題について検討を行う第 3 回「宗像・沖ノ島と関連遺 産群」国際専門家会議が、11 月 1 日から 4 日まで宗像市のホテルで開催されました。 会議の参加者は、海外の専門家委員として、スリランカのガミニ・ウィジェスリヤさん (文化財保存修復研究国際センター/プロジェクトマネージャー)、韓国の任孝宰さん(ソ ウル大学/名誉教授)、中国の王巍さん(中国社会科学院考古学研究所/所長)、イギリス のクリストファー・ヤングさん(イングリッシュ・ヘリテージ/世界遺産・国際政策担当 責任者)の 4 名。また、国内専門家として、西谷正さん(九州歴史資料館/館長)、佐藤信 さん(東京大学大学院/教授)、稲葉信子さん(筑波大学大学院/教授)、岡田保良さん(国 士舘大学/教授)、金田章裕さん(人間文化研究機構/機構長)の 5 名。さらに、本遺産群 の価値を検証するために研究を委託している、イギリスのサイモン・ケーナーさん(セイ ンズベリー日本藝術研究所/副所長)、韓国の禹在柄さん(忠南大学校人文大学考古学科/ 教授)、アメリカのノルマン・ヘイヴンズさん(國學院大學/教授)、ドイツのウェルナー・ シュタインハウスさん(広島大学/講師)、秋道智彌さん(総合地球環境学研究所/教授)、 新谷尚紀さん(國學院大學/教授)、西宮秀紀さん(愛知教育大学/教授)、山野善郎さん (建築史塾 Archist 代表取締役)及び研究論文の翻訳ワーキンググループの溝口孝司さん (九州大学大学院/准教授)の 9 名にも参加していただきました。 < < < <現地視察現地視察現地視察現地視察>>>> 11 月 1 日には船をチャーターして沖ノ島へ渡り、沖ノ島祭祀遺跡を視察しました。まず は神湊から大島に渡って中津宮を参拝し、神職から沖ノ島に渡るためのおはらいを受けま した。荒海といわれる玄界灘を船で渡るため、全員で航海安全を熱心に祈りました。 その後、中津宮からちょうど島の反対側にある沖津宮遥拝所へ向かいました。ここは、 通常渡ることのできない沖ノ島を拝むために設けられた場所で、晴れて空気が澄んだ日に は、水平線のかなたに島影をのぞむことができます。あいにくこの日は霞がかかり、沖ノ 島を拝むことはできませんでした。 その後、大島で最高所(標高 214m)に位置する大島御嶽山遺跡を視察しました。平成 22 年度に行われた発掘調査により、沖ノ島祭祀遺跡で一番新しい時期にあたる(8~9 世紀) 露天祭祀と同時期の遺跡であることが分かりました。遺跡は発掘調査後に埋め戻されてい ますが、担当者が写真や図面を使って説明をすると、専門家から出土遺物等について質問 『宗像・沖ノ島と関連遺産群』世界遺産推進会議ニュース
沖 ノ 島 だ よ り
がなされました。 再び船に乗って沖ノ島を目指し ます。大島を離れると波は荒くなり、 荒海玄界灘の洗礼を受けます。大島 が船の後ろに見えなくなると、行く 手にうっすらと「神宿る島・沖ノ島」 が見え始め、新たな目印となります。 このような理由で、この島が航海安 全の信仰対象となったのではない かという事を実感することができ ました。 島に上陸すると、全員で社務所横 の浜辺で禊(みそぎ)を行います。 その後、急峻な 400 段の階段を上って沖津宮を参拝します。沖津宮は天然記念物に指定さ れた原始林に囲まれて、昼もなお薄暗い中にひっそりとたたずんでいます。参拝後に、専 門家は沖津宮の背後に鎮座する巨岩群の間に点在する祭祀遺跡を視察しました。特に、沖 ノ島で一番古い 17 号祭祀遺跡では、専門家は事務局職員の説明を熱心に聴いていました。 専門家からは、聖なるものを前にした畏怖感が現地に行って理解できたとか、岩の存在感 に圧倒されたという意見をいただきました。 翌日は、本土の資産を視察しました。田島に鎮座する宗像大社辺津宮では、神職の案内 で、安土桃山時代に再建され国の重要文化財に指定されている本殿と拝殿を視察後、露天 祭祀を復元した高宮祭場を視察しました。 その後、沖ノ島からの出土品が収蔵されている神宝館を見学しました。畿内の第一級の 古墳の副葬品にも匹敵する銅鏡・玉類・武器、朝鮮半島製の金製指輪や馬具、唐三彩、遠 くペルシャからシルクロードを通って伝来したガラス碗など、国宝指定を受けた品々を見 学し、遺跡からだけでなく遺物からも沖ノ島祭祀の価値を認識することができました。 午後からは、福津市の玄界灘沿い の台地上に分布する津屋崎古墳群 を視察しました。津屋崎古墳群は、 沖ノ島祭祀を担った豪族・胸形君の 墳墓群として構成資産に含まれて います。専門家は、津屋崎古墳群の 中でも初期に造られた勝浦峯ノ畑 古墳で、国内唯一の石室の天井を支 える石柱を視察し、新原・奴山古墳 群では、大小 41 基の古墳が田園地 帯に溶け込んでいる景観が良いと 〔 沖ノ島視察 〕 〔 勝浦峯ノ畑古墳視察 〕
いう感想を述べられていました。宮地嶽古墳では、国内第 2 位の長さの石室を視察し、使 われている巨石に驚かれていました。住宅地の中にある手光波切不動古墳では、保存管理 計画について充分に検討するように意見をいただきました。 その後、宗像市へ戻って、田熊石畑遺跡の環濠内で行なわれている確認調査を視察しま した。 < < < <国際専門家会議国際専門家会議国際専門家会議国際専門家会議>>> > 11 月 3 日と 4 日には、国際専門家会議委員による議論を行いました。会議では、遺産群 の価値とコンセプトについて、具体的にどの資産を構成資産として登録するかという点に ついて活発な議論が繰り広げられま した。 沖ノ島を本遺産群の中心に位置付 けるという点においては専門家の一 致した意見でしたが、広範囲に分布し て数も多い古墳群については、構成資 産とする古墳の選定が必要であると 指摘されました。 また、沖ノ島祭祀についても、大陸 との交流からの価値付けや日本固有 の信仰からの価値付けに多くの意見 が出されました。
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11 月 19 日から 23 日まで、アクロス福岡(福岡市)で「第 2 回めざせ世界遺産!『宗像・ 沖ノ島と関連遺産群』展」が行われました。世界遺産暫定リストに掲載されていますが、 まだまだ知名度が低い本遺産群につい て、沖ノ島祭祀遺跡、津屋崎古墳群、 出土遺物などの写真パネルのほか、 DVD の上映などを通して、その価値 を広く知っていただく機会となりまし た。 初日には、本遺産群の応援大使を務 められている歌手の森口博子さんも参 加してオープニングセレモニーが行わ れ、多くの来場者が見学されました。
〔 国際専門家会議 〕 〔 応援大使森口博子さんも来場 〕
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2 月 12 日(日)、JR 九州ホール(福岡市)にて、第 3 回「宗像・沖ノ島と関連遺産群」 世界遺産シンポジウムを開催しました。 基調講演では、本遺産群の価値を検証するために実施した調査研究の成果より、沖ノ島 祭祀及びヤマト王権との関係について発表が行われました。また、最近の世界遺産の状況 についての報告も行われました。パネルディスカッションでは、本遺産群の世界遺産とし ての価値について、新たな角度から検証が行われました。 < < < <基調講演基調講演①基調講演基調講演①①① 「「「「宗像宗像・宗像宗像・・沖・沖沖沖ノノノ島ノ島島と島と関連遺産群とと関連遺産群関連遺産群関連遺産群」」」」のののの新新たな新新たなたな研究成果たな研究成果研究成果研究成果についてについてについて>について>> > ○「沖ノ島祭祀遺跡の遺物組成と祭祀構造」 國學院大學教授 笹生 衛さん 沖ノ島では、国宝に指定された約 8 万点の遺物が出土していますが、その出土状況や組 み合わせを検証することによって、沖ノ島祭祀の分析を行います。出土遺物は以下の類型 に分類できますが、それぞれの遺跡は単一の時期または類型だけに対応するのではなく、 様々な時代の異なる供献品が持ち込まれた可能性があります。 ・Ⅰ類(銅鏡、刀剣類等の実用品、4 世紀後半~5 世紀前半、岩上祭祀) ・Ⅱ-1 類(鉄製武器や鉄鋌(てってい)などの鉄製品、5 世紀前半~中頃、岩上祭祀) ・Ⅱ-2 類(Ⅱ-1類+馬具や飾り大刀など、5 世紀後半~6 世紀、岩陰祭祀) ・Ⅲ類(鉄や金銅製の模造品、7 世紀頃~9 世紀、岩陰、半岩陰・半露天、露天祭祀) 各類型の性格を見ると、Ⅱ-1 類において鉄製品が出土しており、朝鮮半島からの新たな 技術導入という画期的な背景があったことを示しています。Ⅲ類については、類似した出 土品が国内の他の祭祀遺跡より出土していることから、5 世紀以来の祭具が模造品化され、 令制祭具へ移行したと考えられます。 804 年に伊勢神宮で記録された「皇太神宮儀式帳(こうたいじんぐうぎしきちょう)」に は、御神宝や祭祀の構成が記されており、共通の遺物が出土している沖ノ島の祭祀を考え る上で非常に参考となる資料です。この資料から類推すると、岩上、岩陰、半岩陰・半露 天の祭祀遺跡は、正殿や寶殿(ほうでん)と同様に 神霊の近くで神宝を納める場としての側面もある と考えられ、岩上、岩陰の遺跡で遺物がまとめて出 土する状況と対応していると思われます。 このように、沖ノ島の祭祀構造を見ると、全てが 祭祀跡ではなく、祭祀が終わった後に重要なものを 納めた場ということも考えられますし、神に直接御 神饌(ごしんせん)を捧げた場であった可能性もあ ります。古代の祭式の内容及び祭具と比較すること で、これまでの 4 段階の変遷とは違った祭祀像を想 定することもできるのではないでしょうか。 〔 笹生 衛さん 〕
○「沖ノ島祭祀とヤマト王権」 大阪府立近つ飛鳥博物館長、国立歴史民俗博物館名誉教授 白石 太一郎さん 宗像・沖ノ島における古代祭祀については、調査時 に非常に豪華な奉献品が出土したことから、ヤマト王 権の対外交渉に関わる国家的な祭祀が行われたと評 価されています。しかし、調査から半世紀が経って考 古学的研究も進んできたため、沖ノ島祭祀とヤマト王 権との関わりについて、一度見直す必要があると思い ます。 従来、ヤマト政権の成立時期は 4 世紀初めであり、 沖ノ島祭祀の成立はその後のヤマト王権の朝鮮半島 への進出に対応すると考えられていました。しかし、 最近ではヤマト政権の成立は 3 世紀中葉と考える研 究者が多数を占めており、沖ノ島祭祀と朝鮮半島へ の進出を対応させて理解することは難しくなっています。むしろ、4 世紀後半の百済との交 渉に結び付けて考えるほうが妥当だと思います。 朝鮮半島と倭国を結ぶ海上交通路については、弥生時代以降、壱岐・対馬ルートがメイ ンであり、沖ノ島は少し東に外れています。沖ノ島の位置は、畿内から瀬戸内を進み、下 関海峡から伽耶に至る最短ルート上にあり、これはヤマト王権と朝鮮半島との新たな関係 の成立を明確に物語っていると考えられます。 「日本書紀」によると、雄略天皇の新羅遠征を宗像神が戒めたという記載があり、宗像 氏がヤマト王権の対朝鮮半島政策に大きな発言権を持っていたことが示されています。こ れは、宗像氏の墳墓とされる津屋崎古墳群の評価とも関連があり、全国的に古墳の規模が 小さくなる時期に、100m以上の前方後円墳が 2 基、70m以上が 7 基も築造されていること から、この時期に沖ノ島祭祀を執り行った宗像氏が大きな勢力を得たと考えられます。 < < < <基調講演基調講演基調講演②基調講演②②② 世界遺産世界遺産世界遺産世界遺産のの現状のの現状現状について現状についてについてについて>>> > ○「世界遺産をめぐる最近の状況について」 国士舘大学イラク古代文化研究所教授 岡田 保良さん 世界遺産とは、1972 年にできた世界遺産条約に基づいて「顕著な普遍的価値(OUV)」 を持つ資産として登録されたものです。実際の登録審査は、21 ヶ国で構成される世界遺産 委員会が行い、日本は今年から委員国に選出されています。 現在 936 件の世界遺産があり、日本には 16 件の世界遺産があります。昨年、平泉と小笠 原が新たに登録されたのは記憶に新しいところです。 世界遺産の目的は資産の保護にあり、その責任は登録国にあります。このため、登録国 及び地域には、その価値を損なわないように保護する非常に重い責任が課されます。 世界遺産登録のプロセスは、ます各国が登録したい資産を「暫定リスト」に記載します。 〔 白石 太一郎さん 〕
その後、本登録に向けて推薦書を提出した後、ユ ネスコの諮問機関による現地調査及び審査があ り、それをもとに世界遺産委員会で「登録」「情 報照会」「登録延期」「不登録」のいずれかの決議 が行われます。なお、昨年までは年間 2 件の文化 遺産を推薦することができましたが、今年からは 1 件しか推薦できなくなりました。 世界遺産には、1 つの資産では OUV が認めら れない場合でも、複数の資産をまとめることによ って価値を認める「連続性のある遺産群」という形態があります。「宗像・沖ノ島と関連遺 産群」についても、宗像大社、古墳群を含む場合はこの形態に該当するため、OUV を示す ためにどの資産を含むかということが重要になってきます。 ○「人と自然の世界遺産」 人間文化研究機構長 金田 章裕さん 「宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、沖ノ島(沖津宮)、大島(中津宮)、田島(辺津宮) の 3 つの信仰の拠点が一番の基本的なところですが、そういう観点から幾つかの類似例を 紹介してみたいと思います。 「キジ島の木造建築」は、ロシアのサンクトペテルブルクの北東約 350 ㎞のキジ島にあ るロシア正教の聖堂を中心とした木造の建築物群です。島にある資産で、もともと自然崇 拝及び祭祀が行われていた場所にギリシア正教の施設ができた点が類似しています。 「スケリッグ・マイケル」は、アイルランドのボラス岬の沖合 12 ㎞にある資産です。7 世紀に石造の修道院ができ、11 世紀まで修道士たちが生活をしていましたが、16 世紀には 閉鎖されています。ケルトの離島における信仰の場という文化遺産でありながら、厳しい 渡航制限により自然保護にも力を入れているため、多くの貴重な海鳥が生息しています。 「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」は、オーストラリアの先住民アボリジニが聖地とし てあがめている巨大な岩山ウルルと、その近くにあるカ タ・ジュタという奇岩群で構成されています。聖地に観 光客が押し寄せてくることに対してアボリジニの強い批 判があり、一時期は観光客の登山が禁止されましたが、 今はアボリジニの意見を尊重しながら管理しているため、 一定のルールに従って登ることができます。 「カカドゥ国立公園」は、約 5 万年前のオーストラリ ア最古のロック・ペインティングが見つかっており、人 間生活または自然環境の非常に貴重な原点が残っている 世界遺産です。現在、公園から先のアボリジニの保留地 には許可がないと入れないようになっています。 〔 岡田 保良さん 〕 〔 金田 章裕さん 〕
< < < <パネルディスカッションパネルディスカッションパネルディスカッションパネルディスカッション>>> > 基調講演者 4 名に東京大学教授の佐藤信さんを加え、九州歴史資料館長の西谷正さんの 進行でパネルディスカッションを実施しました。 沖ノ島祭祀について、同じ場所で一度しか祭祀を行わない一祭場一祭祀というこれまで の解釈に対し、祭祀は同じ場所で繰返し行われ、供献品はまとめて収納されたと笹生先生 から新しい見解が出されましたが、白石先生からも、実際に祭祀が行われた場所と奉献物 が納められたのは別の場所ではないかと思っていたと同様のコメントがありました。 次に、沖ノ島祭祀の始まりは、百済との交流が背景にあるという白石先生の意見につい て、笹生先生は、4 世紀後半から 5 世紀にかけて新しい技術が入ってきて、その中で鉄製品、 鉄鋋を中心としたⅡ-1 類ができてくると考えると非常に整合性があると述べました。 本遺産群の世界遺産としての価値について、白石先生は、古代倭国における非常に特異 な信仰形態で、自然を神の宿る所として信仰の対象とする典型的な遺跡として普遍的な価 値を持っており、世界遺産に登録される要素は十分あると思うと述べました。 次に、岡田先生より、資産の価値を守るため、資産周辺の必要な範囲に規制を設けるバ ッファーゾーン(緩衝地帯)についての追加説明がありました。本遺産群については、早 期に構成資産を決定することと、バッファゾーンの範囲を決定することが、今後の課題と して示されました。佐藤先生からは、世界遺産とは将来の世代にとっても重要なものであ り、政治・経済的利益で考えるのではなく、本来は純粋に学問的にあるべき理想像を求め るものであると提言がなされました。 また、岡田先生より、本遺産群の顕著な普遍的価値について、屋外祭祀という数世紀に わたる祭祀形態そのものに非常に貴重な価値があり、段階的変化は地域的な特徴にすぎな い。屋外祭祀が社殿祭祀に移る過程は地中海世界でも同様の例があり、非常にユニバーサ ルな現象で、強調すべきとコメントがありました。 また、世界遺産と観光という観点について、金田先生は、世界遺産は固有の信仰、祭祀 の対象に対する伝統的な規制や禁 忌を尊重する立場をとっているの で、沖ノ島における禁忌など、一定 の制限については問題ないと述べ ました。 最後に佐藤先生より、本遺産群に ついて、宗像地域だけの問題ではな くて、ヤマト王権や朝鮮半島などの 広い範囲と関わりがある、世界の中 でも普遍的な、歴史の動きという価 値を持つ遺産であるというコメン トがありました。 〔 パネルディスカッション 〕
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2 月 22 日(水)、福岡市内で専門家会議(委員長:九州歴史資料館長 西谷正氏)を行い ました。今回の会議では、本遺産群のコンセプトとそれに合う構成資産について議論を進 めました。 沖ノ島と宗像大社を構成資産に含めることについては異論がありませんでしたが、古墳 群については価値に関する記述が不足して おり、コンセプトをしっかり検討する必要 があると指摘がありました。また、三宮の 軸線と視覚的な範囲から考え、大島の御嶽 山から見える範囲の古墳を構成資産として 選んではどうかというアイデアが出されま した。さらに、構成資産に含まれない資産 も、バッファゾーンに取り込んで保存する ことで共通認識ができました。 今後は、構成資産の決定を行うとともに、 保存管理計画策定に向けた議論を進めてい きます。
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10 月 23 日、構成資産のひとつである新 原・奴山古墳群を会場に、地元の福津市の勝 浦地区郷づくり協議会による「古墳 de アート 展」が開催されました。ソバの白い花に囲ま れた 1500 年前に造られた古墳と本物と見間 違うほどの出来栄えのサッカー選手や野良仕 事をする人のカカシのコラボレーションが見 事で、古墳を身近に楽しめる取組みのひとつ として今後も注目されているイベントです。 当日はあいにくの雨模様で冷え込みました が、来訪者にはぜんざいがふるまわれて暖まることができました。 発行元 「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議 ・福岡県総合政策課世界遺産登録推進室
Tel:092-643-3162 Fax:092-643-3163 Email:[email protected] ・宗像市経営企画課世界遺産登録推進室
Tel:0940-62-2617 Fax:0940-62-2601 Email:[email protected] ・福津市行政経営企画課世界遺産登録推進係
Tel:0940-43-8121 Fax:0940-43-3168 Email:[email protected]
〔 専門家会議 〕