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Q なぜ立位体前屈でなく 長座体前屈なのですか A 立位体前屈と比較して 幅広い年齢層にとって測定上安全であり また 精神的負担も少ないからです 3 20m シャトルラン ( 往復持久走 ) Q ライン到達の判定が難しい場合はどうすればよいですか A 判定が難しい場合は 3 人一組になり 2 人がそ

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-新体力テスト

Q&A

上体起こし

Q 体型によって両肘が両大腿部につかない場 合はどうすればよいですか。 A 腹部等がじゃまになって、「両肘と両大腿部 がつくまで起こす」ことが困難な場合は、両肘 と両大腿部がつくように努力して上体が垂直に なるように起こしてください。その際、上体が 起きていれば、1回とカウントしてかまいませ ん。 Q 体型によって肩甲骨がマットにつかない場 合はどうすればよいのですか。 A 背中がつけば1回とカウントしてかまいませ ん。 Q 背中(肩甲骨)がマットについた判定が難し い場合はどうすればよいですか。 A 確認しにくい場合は、もう一人の測定者を準 備し、一人はマットにつくかどうか、一人は両 肘と両大腿部がつくかどうかを判定するなどの 工夫をしてください。 Q 補助者の補助の仕方を教えてください。 A 補助者は被測定者の足の上に腰を下ろして、 下腿を抱え、膝の角度が変わらないように注意 してください。(膝の確度は、90度が基本で す)。それでも、角度が変わってきたら被測定 者に注意を与えてください。膝の関節角度が大 きくなると、腰に負担がかかるうえに、上体起 こしが実施しにくくなります。 Q 両膝が開き気味になった場合はだめですか A しっかり固定して、やり直してください。 Q 膝の角度を90度に保つのはどうしてです か。 A 腰にかかる負担を少なくして、テストによる 腰痛の発生を防ぐためです。 Q 上体起こしの回数をはかることによって何 がわかりますか。 A これは腹部筋群の筋力/筋持久力をみるテス トです。この部分の筋群の発達状態は腰痛予防 にもつながりますので、単に腹筋の筋群の筋力 /筋持久力をみるだけでなく健康関連体力をみ る意味もあります。

長座体前屈

Q 体の大きさ(身長等)が測定値に影響する のではないですか。 A 初期姿勢を0とし、そこからの移動距離を計 測するのですから、正しい初期姿勢をとれば、 影響はでません。 Q 箱が測定中に横にずれてしまった場合はど うすればよいですか。 A やり直してください。 要項にあるように、箱がスムーズに滑るよう に床面の状況に気を付けてください。また、ガ ードレールを付ける等の工夫をしてください。 Q 足の大きいものは、足先が引っかかってし まうのではないですか。 A 要項にあるように、靴を脱いで実施してくだ さい。また、足首は固定しないでください。 Q 頭は壁につけなくてよいのですか。 A 体型・年齢等の関係で難しい場合がありま す。背筋を伸ばすことが大切です。 Q なぜ親指と他の指で厚紙を挟んではいけな いのですか。 A 上肢の筋肉によけいな緊張を起こさせないた めです。

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Q なぜ立位体前屈でなく、長座体前屈なので すか。 A 立位体前屈と比較して、幅広い年齢層にとっ て測定上安全であり、また、精神的負担も少な いからです。

20mシャトルラン(往復持久走)

Q ライン到達の判定が難しい場合はどうすれ ばよいですか。 A 判定が難しい場合は、3人一組になり、2人 がそれぞれのラインの判定をするなどの工夫を してください。 Q 電子音からの遅れが1回の場合、次の電子 音に間に合い、遅れを解消できれば、テスト を継続できるとありますが、間に合わなかっ たときは、その場で向きを変えて次の折り返 しまでに遅れを取り戻せればよいのですか。 A 一度間に合わなかったラインまで走り、次の 折り返しまでに遅れを取り戻すことができた場 合です。 Q 普段運動をしていない人にとっては、運動 の強度が強すぎるのではないですか。 A テストの中止は本人の主観にゆだねられてい ます。運動の強度が「きつい」あるいは「もう 限界だ」と感じたところで、運動を中止するこ とができます。走る速度ははじめはゆっくりと した速度から約1分ごとに速くなっていくので 主観的に努力してがんばるのはテストを中止す る前の3~5往復のみです。テスト実施前には、 ウォーミングアップを十分に実施するとともに 決して無理しないことを十分に注意してくださ い。また、初めてテストを実施する人には、2 ~3往復程度の練習をさせてください。

立ち幅とび

Q 屋内で実施する場合、マットと床の段差分、 測定値に差がでるのではないですか。 A マットの高さは、測定値の誤差の範囲です。 Q 床からの踏切でなく、マット上から踏み切 ってもよいですか。 A マットが二度ずれる原因となり、誤差が大き くなります。また、危険回避の面からも踏み切 り時にマットがずれることは望ましくありませ ん。

こんなことはないですか?

握力

☆児童の手に合った測定器で測定していますか。 ★手に合っていない測定器では正しく測定できま せん。調節してください。 ☆2回の測定を続けて行っていませんか? ★右左の順で1回の測定とし、他の児童の測定後 に2度目の測定を行ってください。

50m走

☆ゴールの補助ラインを引いていますか? ★ゴールラインより5m越えたところにもう一本 ラインを引いて、そこまで全力で走らせるよう にしましょう。 ☆一人で走っていませんか? ★前年度の記録から、近似値の児童が2~3名で 走ることが望ましいです。

ソフトボール投げ

☆助走(ステップ)をせずに、投げてませんか? ★2mのサークルを十分に使った助走(ステップ) をし、投げるようにしましょう。

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-テストの得点表および総合評価(小学校)

項目別得点表 ● 男 子 20mシャト ルラ ン ソ フ ト ボ ー ル 得 点 握 力 上 体 起 こ し 長 座 体 前 屈 反 復 横 と び 50 m走 立 ち 幅 と び 投 げ 1 0 26kg以 上 26回 以 上 49㎝ 以 上 50点 以 上 80回 以 上 8 .0 秒 以 下 192㎝ 以 上 40m以 上 9 23~ 25 2 3~ 25 43~ 48 46~ 49 6 9~ 79 8.1 ~ 8 .4 180 ~ 19 1 35~ 39 8 20~ 22 2 0~ 22 38~ 42 42~ 45 5 7~ 68 8.5 ~ 8 .8 168 ~ 17 9 30~ 34 7 17~ 19 1 8~ 19 34~ 37 38~ 41 4 5~ 56 8.9 ~ 9 .3 156 ~ 16 7 24~ 29 6 14~ 16 1 5~ 17 30~ 33 34~ 37 3 3~ 44 9.4 ~ 9 .9 143 ~ 15 5 18~ 23 5 11~ 13 1 2~ 14 27~ 29 30~ 33 2 3~ 32 10.0~10.6 130 ~ 142 13~ 17 4 9~ 10 9~ 11 23~ 26 26~ 29 1 5~ 22 10.7~11.4 117 ~ 129 10~ 12 3 7~ 8 6~ 8 19~ 22 22~ 25 1 0~ 14 11.5~12.2 105 ~ 116 7~ 9 2 5~ 6 3~ 5 15~ 18 18~ 21 8~ 9 12.3~13.0 93~ 104 5~ 6 1 4kg以 下 2回 以 下 14㎝ 以 下 17点 以 下 7回 以 下 13.1秒以下 92c m以 下 4m以 下 ● 女 子 20mシャト ルラ ン ソ フ ト ボ ー ル 得 点 握 力 上 体 起 こ し 長 座 体 前 屈 反 復 横 と び 50 m走 立 ち 幅 と び 投 げ 1 0 25kg以 上 23回 以 上 52cm以 上 47点 以 上 64回 以 上 8.3秒 以下 181cm以 上 25m以 上 9 22~ 24 2 0~ 22 46~ 51 43~ 46 5 4~ 63 8.4 ~ 8 .7 170 ~ 18 0 21~ 24 8 19~ 21 1 8~ 19 41~ 45 40~ 42 4 4~ 53 8.8 ~ 9 .1 160 ~ 16 9 17~ 20 7 16~ 18 1 6~ 17 37~ 40 36~ 39 3 5~ 43 9.2 ~ 9 .6 147 ~ 15 9 14~ 16 6 13~ 15 1 4~ 15 33~ 36 32~ 35 2 6~ 34 9.7~ 1 0.2 134 ~ 14 6 11~ 13 5 11~ 12 1 2~ 13 29~ 32 28~ 31 1 9~ 25 10.3~ 10.9 121 ~ 133 8~ 10 4 9~ 10 9~ 11 25~ 28 25~ 27 1 4~ 18 11.0~ 11.6 109 ~ 120 6~ 7 3 7~ 8 6~ 8 21~ 24 21~ 24 1 0~ 13 11.7~ 12.4 98~ 108 5 2 4~ 6 3~ 5 18~ 20 17~ 20 8~ 9 12.5~ 13.2 85~ 97 4 1 3kg以下 2回 以下 17cm以下 16点 以下 7回 以下 13 .3 秒 以 上 84cm以下 3m以下 総合評価基準表 段 階 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 1 0 歳 1 1 歳 A 39以 上 4 7以 上 53以 上 59以 上 65以 上 71以 上 B 33~ 38 4 1~ 46 46~ 52 52~ 58 5 8~ 64 63 ~ 70 C 27~ 32 3 4~ 40 39~ 45 45~ 51 50~ 57 55 ~ 62 D 22~ 26 2 7~ 33 32~ 38 38~ 44 42~ 49 46 ~ 54 E 21以下 26以下 31以下 37以下 41以下 45 以下

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テストの得点表および総合評価(中・高等学校)

項目別得点表 ● 男 子 20mシャト ルラ ン ハ ン ド ボ ー ル 得 点 握 力 上体起こ し 長 座 体 前 屈 反 復 横 と び 持 久 走 5 0m走 立 ち 幅 と び 投 げ 1 0 56㎏ 以 上 35回 以 上 6 4㎝ 以 上 63点 以 上 4分 59秒 以下 125回 以 上 6.6 秒 以下 265㎝ 以 上 37m以 上 9 51 ~ 55 3 3~ 3 4 58~ 63 60 ~ 62 5'00"~5'16" 113~ 124 6.7~ 6.8 254~ 264 34~ 36 8 47 ~ 50 3 0~ 3 2 53~ 57 56 ~ 59 5'17"~5'33" 102~ 112 6.9~ 7.0 242~ 253 31~ 33 7 43 ~ 46 2 7~ 2 9 49~ 52 53 ~ 55 5'34"~5'55" 90~ 101 7.1~ 7.2 230~ 241 28~ 30 6 38 ~ 42 2 5~ 2 6 44~ 48 49 ~ 52 5'56"~6'22" 76 ~ 89 7.3~ 7.5 218~ 229 25~ 27 5 33 ~ 37 2 2~ 2 4 39~ 43 45 ~ 48 6'23"~6'50" 63 ~ 75 7.6~ 7.9 203~ 217 22~ 24 4 28 ~ 32 1 9~ 2 1 33~ 38 41 ~ 44 6'51"~7'30" 51 ~ 62 8.0~ 8.4 188~ 202 19~ 21 3 23 ~ 27 1 6~ 1 8 28~ 32 37 ~ 40 7'31"~8'19" 37 ~ 50 8.5~ 9.0 170~ 187 16~ 18 2 18 ~ 22 1 3~ 1 5 21~ 27 30 ~ 36 8'20"~9'20" 26 ~ 36 9.1~ 9.7 150~ 169 13~ 15 1 17㎏ 以下 12回 以下 2 0㎝ 以下 29点 以下 9分 21秒 以 上 25回 以下 9.8秒 以 上 149㎝ 以下 12m以下 ● 女 子 20mシャト ルラ ン ハ ン ド ボ ー ル 得 点 握 力 上体起こ し 長 座 体 前 屈 反 復 横 と び 持 久 走 5 0m走 立 ち 幅 と び 投 げ 1 0 36㎏ 以 上 29回 以 上 6 3㎝ 以 上 53点 以 上 3' 49 "以下 88回 以 上 7.7 秒 以下 210㎝ 以 上 23m以 上 9 33 ~ 35 2 6~ 2 8 58~ 62 50 ~ 52 3' 50"~4' 02" 76 ~ 87 7.8~ 8.0 200~ 209 20~ 22 8 30 ~ 32 2 3~ 2 5 54~ 57 48 ~ 49 4' 03"~4' 19" 64 ~ 75 8.1~ 8.3 190~ 199 18~ 19 7 28 ~ 29 2 0~ 2 2 50~ 53 45 ~ 47 4' 20"~4' 37" 54 ~ 63 8.4~ 8.6 179~ 189 16~ 17 6 25 ~ 27 1 8~ 1 9 45~ 49 42 ~ 44 4' 38"~4' 56" 44 ~ 53 8.7~ 8.9 168~ 178 14~ 15 5 23 ~ 24 1 5~ 1 7 40~ 44 39 ~ 41 4' 57"~5' 18" 35 ~ 43 9.0~ 9.3 157~ 167 12~ 13 4 20 ~ 22 1 3~ 1 4 35~ 39 36 ~ 38 5' 19"~5' 42" 27 ~ 34 9.4~ 9.8 145~ 156 1 1 3 17 ~ 19 1 1~ 1 2 30~ 34 32 ~ 35 5' 43"~6' 14" 21 ~ 26 9.9~ 10.3 132~ 144 10 2 14 ~ 16 8 ~ 10 23~ 29 27 ~ 31 6' 15"~6' 57" 15 ~ 20 10.4~11.2 118~ 131 8~ 9 1 13㎏ 以下 7回 以下 2 2㎝ 以下 26点 以下 6' 58"以 上 14回 以下 11.3秒以 上 117㎝ 以下 7m以下 総合評価基準表 段 階 1 2 歳 1 3 歳 1 4 歳 1 5 歳 1 6 歳 1 7 歳 1 8 歳 1 9 歳 A 51以 上 5 7以 上 60以 上 61以 上 63以 上 65以 上 65 以 上 65以 上 B 41~ 50 4 7~ 56 51~ 59 52~ 60 5 3~ 62 54 ~ 64 54~ 64 54~ 64 C 32~ 40 3 7~ 46 41~ 50 41~ 51 42~ 52 43 ~ 53 43~ 53 43~ 53 D 22~ 31 2 7~ 36 31~ 40 31~ 40 31~ 41 31 ~ 42 31~ 42 31~ 42 E 21以下 26以下 30以下 30以下 30以下 30 以下 30以下 30以下

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-体力テストをより正確な測定にするため

の留意事項

「生きる力」をはぐくむために、生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポー ツライフを継続する資質や能力を育てることにより、「健やかな体」を育成すること が求められています。そのためには、各学校の教員が児童生徒一人ひとりの体力・ 運動能力を正しく認識し、それを伸ばすことが必要です。 児童生徒の体力・運動能力を最大限に引き出す測定が実施できているでしょうか。 正確な測定に基づいた結果を分析し、課題を明らかにしたうえで、教科体育をは じめ、体育的行事や運動部活動等において効果的に児童生徒の体力向上に向けた取 組に活用できるよう、体力テストの測定について点検・改善しましょう。

体力向上推進委員会(仮称)を設置すること。

児童生徒の体力向上を適正に図るには、体力向上推進委員会(仮称)を設置する など、校内の体制を確立することにより、自校の児童生徒の体力についての課題を 共有するとともに、課題解決のための方策を協議することが大切です。また、児童 生徒一人ひとりの体力・運動能力を最大限に引き出すための体力テストを実施する ために適正な運営や環境整備を図ることが重要です。

実施時期に留意すること。

4月から5月中旬にかけては、新学期が始まったばかりであり、特に1年生につ いては、学校生活に慣れることで精一杯であることに加えて、学校行事等が多いた め、事前指導の時間が取りにくい時期でもあります。児童生徒の体力テストに対す る意識を高め、体力テスト種目に慣れるまでには、一定の時間が必要と考えられま す。したがって、事前指導の効果を上げるためには、5月の第3週以降に体力テス トを実施することが望ましいといえます。

全校体制や学年体制で実施する場合は、職員

による事前研修を実施することや実施時間帯

を考慮すること。

体力テストを実施するに当たり、児童生徒の能力を最大限に引き出す測定をする ためには、まず、実施上の注意(学校体育必携新体力テスト実施要項に記載)等を 活用し、新体力テストQ&A(学校体育必携新体力テスト実施要項に記載)を踏ま え、事前に全教員や学年教員による研修を行うことが大切です。また、研修を行う

(6)

ことにより、教員の体力テストに対する意識が高まり、児童生徒への意識付けにも つながります。 次に、児童生徒の体の状態は、午前中の時間帯(但し、第1時限目は除くことが 望ましい)の方が良いと考えられることから、体力テストを実施する時間帯を午前 中に計画するなどの考慮が必要です。

体力テストの目的及び意義について児童生徒に

理解させること。

児童生徒が生涯にわたって運動に親しみ、健康で明るく元気に生きていくために は、 走ったり、跳んだり、投げたりする力などが必要です。実施した体力テストの結果 から自己の体力・運動能力の状況を正確にとらえることにより、体力の維持向上に 役立てることができます。各学校では、体力テストの意義等を理解させ、正しく実 施し、結果を効果的に活用することが大切です。

事前指導は必ず行うこと。

体力テスト種目に慣れさせるとともに、正しい動きを獲得してから実施すること は、児童生徒の体力を正確に測定することにつながります。事前指導は、全8種目 について計画的に実施することが望ましく、児童生徒の意欲を高めて体力テストに 臨めるようにしましょう。

測定前には、数値目標を設定させること。

全国平均、県平均、学校平均、得点表を参考にし、前年度の個々の測定記録をも とに、それぞれの種目の数値目標を設定し、表記させることが、児童生徒の体力テ ストに対する意識を高めることにつながります。

測定器具や測定場所の点検・整備を行うこと。

測定器具や測定場所がきちんと点検・整備されていなければ正しい測定はできま せん。測定器具については必ず事前に確認・点検するとともに、測定場所を整備し、 正しく設営することが重要です。

測定実施直前に必ず準備運動を行うこと。

それぞれの種目を実施する前に、全体でウォーミングアップを行うことが必要で す。特に、測定種目に応じた適切な準備運動を必ず取り入れることなどに配慮し、 ウォーミングアップの時間も想定した実施計画を策定しましょう。

(7)

50

-調査結果の見方、扱い方

1 Tスコア(偏差値) 個人の記録を、異種目のものや、同一種目であっても年次が異なるものと比較す る場合に使われるもので、集団の平均が50となります。 Tスコアは次の公式により算出しています。 (個人の記録-母集団の平均) Tスコア= ×10+50 母集団の標準偏差 2 ローレル指数 肥満度を表す指数、次の公式により算出しています。 体 重(㎏) ローレル指数= × 107 身 長(㎝)3 ローレル指数 1 0 0 以 1 1 5 ~ 1 1 4 4 ~ 1 1 5 9 ~ 1 1 6 0 以 下 01 16 45 上 体 型 やせすぎ やせぎみ 普 通 やや肥満 肥 満 3 肥満度 身長、体重と標準体重から次の公式によって算出しています。 体 重(㎏)-標準体重(kg) 肥満度 = × 100 (%) 標準体重(kg) 性別・年齢別・身長別標準体重は、(財)予防医学事業中央会の資料をもとに作成 しています。 4 判定について 項目別得点及び段階(A~E)は新体力テスト実施要項(文部科学省スポーツ青少 年局)の基準により判定しています。 5 送付資料の活用について 個人票は各学校で印刷し、児童生徒に配付してください。 配付後は体育ノート・健康手帳等にはりつけるなどして、児童生徒が各自で保管 するようにご指導ください。 その他の帳票についても各学校で印刷し、学級一覧表については学級担任で、そ れ以外は学校として保管してください。 また、Tスコア、項目別得点、ローレル指数等の意味についても児童生徒の発達 段階に応じて指導してください。 6 その他 「奈良県児童生徒の体力テスト調査報告書」は、今年度より、保健体育課のホーム ページにアップしております。(冊子配布はしていません)ダウンロードしてご覧く ださい。

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学 校 安 全 に つ い て

○学校保健安全法

(平成21年4月1日施行)

第三章

学校安全

(学校安全に関する学校の設置者の責務) 第二十六条 学校の設置者は、児童生徒等の安全の確保を図るため、その設置する学校において、 事故、加害行為、災害等(以下この条及び第二十九条第三項において「事故等」という。)によ り児童生徒等に生ずる危険を防止し、及び事故等により児童生徒等に危険又は危害が現に生じた 場合(同条第一項及び第二項において「危険等発生時」という。)において適切に対処すること ができるよう、当該学校の施設及び設備並びに管理運営体制の整備充実その他の必要な措置を講 ずるよう努めるものとする。 (学校安全計画の策定等) 第二十七条 学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、当該学校の施設及び設備の安 全点検、児童生徒等に対する通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全に関する指導、 職員の研修その他学校における安全に関する事項について計画を策定し、これを実施しなければ ならない。 (学校環境の安全の確保) 第二十八条 校長は、当該学校の施設又は設備について、児童生徒等の安全の確保を図る上で支障 となる事項があると認めた場合には、遅滞なく、その改善を図るために必要な措置を講じ、又は 当該措置を講ずることができないときは、当該学校の設置者に対し、その旨を申し出るものとす る。 (危険等発生時対処要領の作成等) 第二十九条 学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、当該学校の実情に応じて、危 険等発生時において当該学校の職員がとるべき措置の具体的内容及び手順を定めた対処要領(次 項において「危険等発生時対処要領」という。)を作成するものとする。 2 校長は、危険等発生時対処要領の職員に対する周知、訓練の実施その他の危険等発生時において 職員が適切に対処するために必要な措置を講ずるものとする。 3 学校においては、事故等により児童生徒等に危害が生じた場合において、当該児童生徒等及び当 該事故等により心理的外傷その他の心身の健康に対する影響を受けた児童生徒等その他の関係者 の心身の健康を回復させるため、これらの者に対して必要な支援を行うものとする。この場合に おいては、第十条の規定を準用する。 (地域の関係機関等との連携) 第三十条 学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、児童生徒等の保護者との連携を 図るとともに、当該学校が所在する地域の実情に応じて、当該地域を管轄する警察署その他の関 係機関、地域の安全を確保するための活動を行う団体その他の関係団体、当該地域の住民その他 の関係者との連携を図るよう努めるものとする。 (※太字及び下線は、保健体育課にて追加した。)

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学校体育に関わる各種通知・通達

体育活動等における健康・安全指導について(通知)

教 体 第 1 5 6 号 昭和43年7月11日 各 市 町 村 教 委 教 育 長 各幼・小・中・高等学校長 あて 奈良県教育委員会教育長 学校における体育活動の指導に当たってはとくに安全管理を徹底し,その効果を高めるとともに, 幼児・児童・生徒の交通安全についても,その指導をいっそう強め事故防止を図ることがたいせつで あります。 ついては,次の事項を十分ご配慮のうえ,適切な指導をお願いします。 記 1 体育活動が活発に実施されることは児童・生徒の健康を増進し,体力を向上させるために極めて 有意義なことであるが,これらの活動に当たっては周到な安全管理・安全指導のうえにたった綿密 な指導計画をたてること。 2 交通安全指導については,関係機関とよく連けいを保ち,地域の実態に即した交通安全指導計画 ならびに事故防止対策をたてること。 3 それぞれの活動については,次に示す留意事項を参照のうえ実施すること。 (1) 水泳指導について ア 安全を第一に考えて,それぞれの環境に即応した指導計画をたてること。 イ 事前の精密な健康診断を実施し,その結果にもとづき入水禁止,制限等指導区分を明かに個 人指導を徹底すること。 ウ プールにおいては,とくに浄化・消毒等衛生管理に留意し,プール病等の予防に努めること。 エ 留意事項 (ア) 水泳の禁止地区や危険な場所,台風等の影響で一時的に水泳禁止なった海水浴場等におい ては,絶対に泳がせないようにすること。 (イ) 農薬,油,その他浮遊物による水の汚染状況,水底の状況,潮流などを保健所等の協力を 得て事前に調査して適当な水泳場を選び,監視所・水泳区域標識・救命用具など事故防止の ための施設・設備ならびに救急体制を整備するようにすること。 (ウ) 学校においては,泳ぎの指導とともに水泳心得の指導を十分行い,PTAなどを通じて家 庭にも徹底するよう配慮すること。 とくに,水泳や水遊びに行くときは,保護者や水泳の熟練者と同行することとし,洗顔・ 洗体などプールの衛生に注意することなどについて十分指導すること。 (エ) 集団で水泳を行う場合は,児童・生徒等を班別に編成し,その班の規模は引率者や指導者 の注意や指導が全員に行き届く程度の人数に限るようにするなど指導と監督が徹底するよう に配慮すること。 (オ) 幼児の水難事故の防止については,保護者が監視を怠ることのないようにするとともに, 河川,用水掘,古井戸,プールなど事故発生のおそれのある場所については,囲いやさく, ふた,危険表示板等の事故防止措置を講ずるようにすること。 (2) 体育クラブ活動について ア 最近,クラブ活動の練習時に思いがけない事故によって負傷する事例が増加する傾向にある ので,正課時はもちろんのことクラブ活動においては,それぞれの運動種目の特性に応じた適 正な安全管理対策をたて,スポーツによる事故防止に努めること。 イ 合宿練習の実施に当たっては,形式的に流れることなく,目的にかなった合理的,効果的な 計画をたてるとともに,健康生活と練習とがバランスのとれる日程を組むこと。 ウ 留意事項 (ア) 体育活動の事前には,健康診断を受けさせるとともに練習中ならびに事後の健康・安全管 理に十分配慮し,とくに投てき等予期しない事故が起こる可能性のある種目には特別な配慮 をすること。 (イ) クラブ顧問は,単に名目だけでなく,たえずクラブ活動全体を掌握して,指導・管理に当 たること。 (ウ) 合宿練習を実施する場合は,クラブ顧問,コーチ等と起居をともにし,夜深し等により前 日の疲労が残ることのないよう生活指導・健康管理にも留意すること。 (エ) クラブ活動内容のうち,技術的なコーチを教職員以外の者に委嘱する場合は,その人の人 格が生徒に与える影響が大きいことを考え,教育に理解と識見をそなえた人を校長の責任に おいて委嘱すること。

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(オ) クラブの指導・運営が対外競技における勝利のみを目標としたり,クラブの団結を重視す るのあまり,上級生が同僚や下級生に能力を超えた練習を強いたり,さらに暴力的な行動に まで及ぶことのないよう十分留意して指導すること。 (カ) 対外競技における応援団で,後援会または有志による場合は,対外競技は勝利のみが目標 でなく教育の一環として行うことを十分認識させ,どこまでも選手の応援であって抗議その 他の手段は厳につつしむべきことを十分周知しておくこと。 (3) 登山実施について ア 登山計画の立案に当たっては,参加者の性別,技術,体力等を十分考慮して目的地を選定し, できるだけ現地の事前調査を行うこと。 イ 気象庁の長期予報に留意し,気象注意報,気象警報の発せられているときは,中止または日 程を変更して天候の回復を待つこと。 ウ 留意事項 (ア) 登山の実施に当たっては,事前に健康診断を行い,医師の指示に従って参加させ,必ず登 山の経験に富む者を同行すること。 (イ) 常に最悪の状態を予想して,食糧・装備等の万全を期すること。 (ウ) 事前に登山計画をもよりの駅,警察署,山小屋等に提出し,登山口等における登山者名簿 には必ず記入すること。 (エ) 行動中はとくに統制をとり,指導者またはリーダーは,参加者の健康状態を観察し,疲労 している者があるときは,日程を強行しないこと。 (オ) 下山後は,地元の警察署その他に必ず連絡すること。 (4) 野外活動指導について ア キャンプ,サイクリング,野外旅行(ホステリング)の実施計画の立案に当たっては,参加 者の性別,体力,経験等を考慮して余裕を残した無理のない計画をたてること。 イ 天候の急変,事故の発生等の場合は,計画の変更,学校,家庭への連絡等適切な措置を講じ て無謀な行動を避けること。 ウ 留意事項 (ア) キャンプ,サイクリング,野外旅行の実施に当たっては,事前に現地についての調査を十 分に行い,これらについての経験に富む者を同行すること。 (イ) 事前に準備会を開き,携行品,役割分担等の打合わせを十分行うこと。 (ウ) 行動中,とくに統制をとり,指導者またはリーダーは,参加者の健康状態を観察し,疲労, 疾病の早期発見に努めること。 (エ) 非常の場合の連絡計画をあらかじめたてておくこと。 (5) 交通安全指導について ア 幼児,児童,生徒の交通事故の発生状況をみると,日曜日,放課後,休暇中のような学校管 理下外において発生する事例が多いので,家庭においても,学校において実施している交通安 全指導の内容を十分理解し,交通安全の正しい実践が進められるよう指導の徹底を図ること。 イ 留意事項 (ア) 「交通安全指導の手引き」(文部省,安全会,奈良県教育委員会発刊)の趣旨にもとづき 交通安全に関する幼児,児童,生徒等の意欲の高揚に努め,その指導の徹底を図ること。 (イ) 生徒等が単車等を運転する場合は必ずヘルメットを着用し,常に歩行者保護に留意し,安 全運転を励行するよう,十分指導すること。 (ウ) その他無免許運転,スピード違反等の違反行為の絶滅を期するよう指導すること。

中学生の国民体育大会への参加について(通知)

教 体 第640号 平成6年 2月 7日 各市町村教委教育長 あて 奈良県教育委員会教育長 中学生の国民体育大会への参加については,昭和62年12月2日付け文体体162号「中学生の 国民体育大会への参加について」により,生徒の個性・能力の伸長,競技力の向上の見地から,3~ 5年間の試行として,一部の競技について,中学校第3学年に在学する生徒に限り参加を認めてきま したが,このたび,文部省,財団法人日本体育協会及び関係団体が協議した結果,第49回国民体育 大会から,別紙のとおり実施されることとなりました。 ついては,関係各位におかれては,下記事項に留意しつつ,その取扱いについて適切に対処願いま す。 また,貴教育委員会におかれては,このことを貴管内中学校に対し,周知徹底されるようよろしく お願いします。

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記 1 中学校の国民体育大会(予選会を含む。以下同じ。)への参加については,生徒の個性・能力の 伸長,競技力の向上の見地から,生徒の心身の発育・発達,学校教育への影響に配慮しつつ,体力 に優れ,著しく競技水準の高い者に限って参加を認めるものであること。 2 生徒の国民体育大会への参加が,当該生徒の心身の発育・発達の状況,学校教育への影響等を総 合的に勘案し,教育上有意義であると認められる場合には,校長は,昭和54年4月5日付け文部 事務次官通知「児童・生徒の運動競技の基準」の1の(3)により,学校教育活動の一環として参加 させることができるものであること。その際,授業の出欠については,「出席」扱いとすることが 適当であること。 3 学校教育活動の一環として国民体育大会に参加させる場合には,日本体育・学校健康センターの 災害共済給付の対象となること。 4 生徒のブロック予選又は本大会への参加に要する経費は,原則として各都道府県の選手団派遣母 体によって支弁されるものであること。 (別紙) 中学生の国民体育大会への参加を認める範囲について 1 対象競技 ・「少年種別Bの部」 水泳競技(競泳) 陸上競技 ・「少年種別」 体操競技(競技) スケート競技(フィギュア) 2 参加学年 第3学年

運動部活動における事故防止と健康管理の徹底について(通知)

教 学 第808号 教 体 第283号 平成13年9月13日 各市町村教育委員会教育長 各 県 立 学 校 長 あて 奈良県教育委員会事務局学校教育課長 保健体育課長 このことについて、平素からご指導をいただいているところですが、県内の中・高等学校における 運動部活動では、ここ数年毎年のように死亡事故につながりかねない重大事故が発生しています。 運動部活動における生徒の事故防止及び健康管理については、活動環境の安全点検、活動計画にお ける適切な休養日の設定、各運動部員に対する安全指導の徹底など、全職員の共通理解のもとで万全 を期する必要があります。 ついては、これまで発出した通知文や平成10年4月に送付した「部活動の指導の手引き」等を参 照の上、下記の事項に留意し、運動部活動における生徒の事故防止と健康管理の徹底をお願いします。 記 1 運動部活動の施設・設備等の管理及び使用状況について、生徒の安全確保の観点から改めて点 検すること。 2 学校体育団体主催の各種行事への参加及び日常の活動について、事故防止の観点からそのその 指導体制等を改めて点検すること。 3 各運動部の活動計画について、生徒の発達段階や健康状態を十分に把握し、休養日が適切に設 けられているかなど、改めて点検すること。 4 運動部に参加する生徒の安全に関する実践的な態度や資質を育成するため、それぞれの学校や 部活動の実情に応じて、安全教育を計画的・継続的に推進すること。

部活動の活性化と学校間連携による合同部活動の運営等について(通知)

教 学 第 372 号 教 体 第 168 号 平成15年 6月23日 各県立学校長 あて 奈良県教育委員会教育長 県立学校における部活動については、各学校において安全かつ適切な指導をいただいているところ ですが、近年、生徒の文化・芸術活動やスポーツ活動に対するニーズの多様化、少子化に伴う部員数

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の減少、専門的な実技指導のできる指導者の不足などにより、部活動を維持することが困難な状況が みられます。 とりわけ、県立高等学校の再編成が進むなかで、部員不足によって活動が困難になる部活動の発生 が危惧されています。 ついては、部活動の教育的意義を踏まえ、その活性化を図るとともに生徒の課外活動を保障するた め、別紙「学校間連携による合同部活動」実施要綱を制定しました。 各学校においては、下記事項に十分留意の上、近隣学校との学校間連携による合同部活動を視野に 入れ、部活動の運営が一層適切に行われるよう配慮願います。 記 各学校においては、完全学校週5日制の趣旨を踏まえた部活動を推進するため、統括する校内組織 を活性化し、部活動の在り方や活動の方向性を積極的に検討すること。また、 学校及び地域の実態を考慮し、次に示す事項等についても検討すること。 ① 設置する部の精選と指導体制の整備 ② 適切な活動時間や活動日数(休養日等の設定) ③ 校内救急体制の整備、生徒の健康管理に関する校内研修の充実 ④ 生徒のメデイカルチェックや任意保険への加入 ⑤ 単一の部活動にこだわらず、複数の部活動を体験できるような活動の在り方 ⑥ 地域のスポーツクラプ活動や文化活動等との連携 ⑦ 部活動における指導の徹底及び事故防止等については、次の通知文を参照の上、適切な運営 に万全を期すこと。 ・平成6年5月24日付 保体第959号 「運動部活動に対する安全対策の徹底について」 ・平成10年3月 奈良県教育委員会発刊「部活動指導の手引き」 ・平成11年3月 文部省「みんなでつくる運動部活動」

中学生の国民体育大会への参加について(通知)

教 体 第 382号 平成18年 2月 1日 各市町村教育委員会教育長 殿 奈良県教育委員会教育長 このことについては、平成6年2月7日付け教体第640号「中学生の国民体育大会への参加につ いて」により、一部の競技について、中学校第3学年に在学する生徒に限り参加を認めてきましたが、 このたび、文部科学省、財団法人日本体育協会及び関係団体が協議した結果、第61回国民体育大会 (兵庫県)から、別紙のとおり実施されることとなりました。 各市町村教育委員会におかれては、下記事項にご留意の上、今後とも生徒の競技活動が活発かつ適 切に行われるようご協力をお願いしますとともに、このことを貴管内中学校に対し、周知徹底される ようよろしくお願いします。 記 1 中学生の国民体育大会(予選会を含む。以下同じ。)への参加については、生徒の個性・能力 の伸長、競技力の向上の見地から、生徒の心身の発育・発達、学校教育への影響に配慮しつつ、 体力に優れ、著しく競技水準の高い者に限って参加を認めるものであること。 2 生徒の国民体育大会への参加が、当該生徒の心身の発育・発達の状況、学校教育への影響等を 総合的に勘案し、教育上有意義であると認められる場合には、校長は、学校教育活動の一環とし て参加させることができるものであること。その際、授業の出欠については、「出席」扱いとす ることが適当であること。 3 学校教育活動の一環として国民体育大会に参加させる場合には、独立行政法人日本スポーツ振 興センターが行う災害共済給付の対象となること。 4 生徒のブロック予選又は本大会への参加に要する経費は、原則として各都道府県の選手団派遣 母体によって支弁されるものであること。

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(別 紙) 中学生の国民体育大会への参加を認める範囲について 1 対象競技 競 技 種 目 種 別 ワイルドウォーター 男子 カ ヌ ー スラロームレーシング 女子 フラットウォーター 少年 ゴ ル フ 少年男子、女子 サ ッ カ ー 少年男子、女子 水 泳 競泳 少年B ス ケ ー ト フィギュア 少年 体 操 体操競技 少年 卓 球 少年 テ ニ ス 少年 ボウリング 少年 陸 上 競 技 少年B 2 参加学年 第3学年

運動部活動における中学生との合同練習会等の実施にかかる留意事項について(通知)

教 体 第 3 1 2 号 平成18年11月21日 県立高等学校長 殿 奈良県教育委員会事務局 保 健 体 育 課 長 平素から運動部活動の充実・推進に、格別のご配慮をいただき感謝いたします。 県教育委員会では、外部指導者の派遣事業やインターハイのための競技力向上プラン21事業を実 施するとともに、平成19年度高等学校入学者選抜において、特色選抜の一環として「スポーツ特別 選考」を導入するなど、運動部活動の一層の活性化を図る取組を進めているところです。 さて、高等学校の指導者が合同練習会や練習試合などにおいて、中学生に対して指導する場合、中 学生や保護者等から様々な誤解や不信感を招くことはあってはならないことです。 ついては、学校長におかれては、下記事項に留意のうえ、それぞれの取組が適切に行われるようご 配慮をお願いします。 記 1 高等学校の運動部の活動に中学生が参加する場合 (1) 活動の内容が中学生の安全や健康に十分配慮された内容となるよう、中学校長と連携を図るこ と。 (2) 中学生を直接指導する者は、高等学校入学者選抜に関することには一切触れないことはもちろ んであるが、中学生や保護者等から誤解や不信感を招くことのないよう、言動には十分注意す ること。 (3) 中学生が受検校を決定する時期等を考慮して、参加の期限を予め学校で定めておくこと。 2 高等学校体育連盟及び競技団体等が主催する練習会や講習会などに参加する中学生を指導する場 合、上記1の(2)に準じて注意すること。

教科「保健体育」における適切な年間指導計画の策定について(依頼)

教 体 第 4 2 6 号 平成19年3月16日 各県立高等学校長 殿 奈良県教育委員会事務局 保 健 体 育 課 長 平素から保健体育科教育の充実推進に格別のご配慮をいただいていることに感謝申し上げます。

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さて、昨年、高等学校の一部教科における未履修問題がマスコミ等で取り上げられ、高等学校学習 指導要領に基づいた公教育の在り方が問題になりました。 過日、文部科学省の依頼を受け、教科「保健体育」の年間指導計画について、県内数校の抽出によ る実態調査を実施したところ、いくつかの問題が判明してまいりました。 つきましては、新年度の年間指導計画立案にあたり、別紙(教科「保健体育」の年間指導計画にお ける各領域の適切な取扱いについて)保健体育科主任あて文書を添付しますので、内容を点検いただ き、適切に対応されるようご指導をお願いします。 教 体 第 107号 平成19年5月24日 各市町村教委教育長 殿 各県立学校長 殿 奈良県教育委員会教育長

運動部活動の指導等について(通知)

平素は、運動部活動の活性化にご尽力いただきありがとうございます。また、平成21年度に本県 が主会場となる全国高校総体の開催推進について格別のご支援をいただき、感謝しております。 さて、部活動は、学校教育活動の一環として実施されるものであり、生徒の興味・関心に基づく自 主的な活動を通して生徒の主体性、社会性を養い、教師と生徒、生徒相互の人間的な触れ合いを深め、 心豊かな生徒の育成に大きな役割を果たすものであります。 しかしながら、過去の事象に照らしても、時として過度に専門化し、結果を重視しすぎたり、指導 者の暴力的な行為が生徒の人権を著しく侵害したりすることがあり、部活動の指導に当たっては、常 に体罰防止や人権尊重という観点からの点検が求められます。 過日、県内の高等学校の部活動指導において発生した生徒への体罰及び人権侵害行為は、学校教育 に対する信頼を著しく損なうものであり、県教育委員会では、このような行為は指導者としてあるま じきものと深く受け止めています。 つきましては、下記事項に留意のうえ、これまでの部活動の指導等を点検するとともに、各学校に おいて活動が適切に行われるようご指導お願いします。 記 1 いかなる場合においても、体罰や暴言など生徒の人権を著しく侵害するような行為があってはな らないこと。 2 生徒の実態等を踏まえ、生徒の健康や安全及び事故防止に配慮した適切な指導計画を立てること。 3 過度に専門化したり、結果を重視しすぎたりするあまり、特定の生徒のみを対象とするような活 動とならないこと。 4 活動内容や時間等に配慮し、学校生活に無理が生じるようなことがないこと。 5 部における活動や経費の内容が、生徒・保護者を含め学校全体に明らかになっていること。また、 保護者の理解が十分得られていること。 6 指導者による顧問会議など、指導方法について情報交換や研修が行える体制を整えること。 7 生徒の氏名等を公表するときは、個人情報保護の観点にも十分配意すること。 教 体 第 2 1 7 号 平成20年7月18日 各県立学校長 殿 各市町村教育委員会教育長 殿 奈良県教育委員会教育長 (公印省略)

熱中症予防の徹底について(通知)

このことについては、平素から十分な配慮に基づきご指導をいただいているところですが、今年も 高温多湿の日が続くことが予想されることから、熱中症の発生が懸念されます。特に、昨年度も夏休 みには部活動中の熱中症が多発しています。 つきましては、平成20年6月17日付け教体第158号「熱中症事故の防止について」、及び平成20年5 月12日の学校体育担当者会議にて配布の「学校体育必携」等を参照の上、下記の事項に留意し、各学 校(園)において熱中症予防の徹底をお願いします。 なお、各学校(園)において夏期休業中に熱中症が発生した場合(すでに1学期中に熱中症が発生 している場合も含む)は別紙様式により連絡願います。 記

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1 活動計画が、幼児児童生徒の体力、技能、健康状態等を踏まえ、活動内容や時間等に十分配慮 するとともに、適切な休息日や休息時間が設けられているか点検すること。 2 水分の補給は指導者による強制飲水を励行し、休息も30分に1回とる等、活動中の幼児児童 生徒の体調の維持管理に十分配慮すること。 3 気温が35℃を越える状況下(または、WBGTが31℃以上※)では、いったん活動を中止し、 十分な休息をとるとともに、その後の活動の継続については、慎重に判断すること。 4 活動中及び活動後、幼児児童生徒が心身に不調を感じたら直ちに申し出て休むことを習慣付け るとともに、医療機関の受診も視野に入れ、適切に対応すること。 5 もし、熱中症が発生した場合、迅速に対応できるよう学校(園)の緊急体制を再点検すること。 6 宿泊・合宿や遠征など、学校(園)を離れて活動する場合は、各活動計画の中に健康管理や安 全管理が盛り込まれているか再点検すること。 ※参考「熱中症を予防しよう -知って防ごう熱中症-」 日本スポーツ振興センターHP(http://www.naash.go.jp/kenko/jyouhou/nettyusyo.html) 教 体 第 2 7 2 号 平成25年9月17日 各市町村教育委員会教育長 殿 各 県 立 学 校 長 奈良県教育委員会事務局 保 健 体 育 課 長 熱中症事故の防止について(通知) 平素は、各学校(園)における安全教育、安全管理について、御尽力を賜り感謝申し上げます。 標記のことについて、県教育委員会ではこれまで熱中症事故の防止についての通知や、熱中症予防 対策に関する啓発資料等を各学校(園)に提供するなど、注意喚起を行ってきたところですが、先日、 県内の学校において20数名の生徒が、体育行事中の熱中症発症あるいは熱中症の疑いにより救急搬 送されるという事態が発生しました。 学校の管理下における熱中症事故は、その多くが体育・スポーツ活動中によるもので、今後、運動 会や体育大会等の屋外行事が予定されることから、一層の注意が必要です。 つきましては、今後も平年より高温傾向が予想されていますので、気温や湿度が高い状況下で計画 されている教育活動を行う際は、下記のことに注意し、熱中症予防のための適切な措置を講ずるよう お願いします。 また、熱中症防止並びに、万が一発生した場合における初動体制が、職員会議・職員研修等を通じ て全ての教職員に周知徹底されることも、あわせてお願いします。 なお、各市町村教育委員会におかれましては、貴管内の各学校(園)に対し、周知徹底されるよう お願いします。 記 1.活動前に適切な水分補給(食塩水、スポーツ飲料等)をするよう指導すること。 2.活動中や活動後にも適宜水分や塩分の補給ができる環境を整えること。 3.暑さや活動強度に合わせて休憩時間を計画的かつこまめに設定すること。 ※ 長時間にわたる活動や激しい運動を行うときは、目安として「30分程度に1回」の休憩時間を確 保し、あわせて水分補給も十分に行わせること。 4.活動内容に応じた服装を検討するとともに、帽子の着用等を含めた「日よけ対策」についても 留意すること。 5.行事進行中の幼児児童生徒の様子を注視するとともに、一人でも体調を崩す幼児児童生徒が 見受けられた際は、速やかに行事の中止を含めた活動計画の見直しを検討すること。 6.長時間の屋外行事を行った以降の通常授業の実施については、児童生徒の疲労度合いをよく 確認した上で行うこと。 7.幼児児童生徒への健康観察・健康管理の徹底に努めること。

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教 体 第 452号 平成21年 2月 2日 各市町村教育委員会教育長 殿 奈良県教育委員会教育長

児童生徒の体力向上について(通知)

本県の児童生徒の体力は、「平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果、 別紙1のとおり全国比較で低位にあり、非常に憂慮すべき事態と言わざるを得ない状況です。 奈良県教育委員会としては、未来を担う子どもたちの体力向上は喫緊の課題と受け止め、緊 急対策として、別紙2のとおり児童生徒の体力向上の取組を推進します。 つきましては、この内容を貴管内の各学校に周知いただき、早急に次年度への計画・準備に ついてお取り計らいをお願いします。 なお、個々の内容につきましては、今後それぞれに通知します。 (別紙) 児童生徒の体力向上の取組について 奈良県教育委員会 趣 旨 児童生徒の体力は、昭和60年をピークとして全国的に低下傾向にあり、積極的に運動をする子ど もとそうでない子どもとの二極化が進んでいることは、これまでの体力テスト調査の結果から明らか になっている。さらに、今年度より文部科学省が実施した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」 の結果から、奈良県の児童生徒の体力は全国的に低位であり、危機的な状況と言わざるを得ない。 しかしながら、今回の調査は、参加校数が少ない(別紙3)ことから本県全体の実態が正確に把握 できず苦慮しているところである。本県の児童生徒の体力の状況を正確に把握し、体力向上を図るた め、下記の取組を積極的に推進する。 (1)すべての学校で「新体力テスト」を実施する。 小学校5年生及び中学校2年生においては、「新体力テスト」の全ての種目を実施し、「全国 体力・運動能力、運動習慣等調査(文部科学省)」に参加する。 また、その他の学年では、それぞれの学校の実情に応じて実施し、自校の児童生徒の体力の実 態を把握するとともに、体力の向上に努める。 なお、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が行われている間は、従来からの「奈良県児 童生徒の体力テスト調査」は実施しない。 (2)毎日運動する習慣を確立する。 体力低下は様々な要因が考えられるが、最も端的な要因の一つは運動実施時間の減少である。 そこで、小学校においては、学校生活の中で毎日最低10分間の運動時間を確保し、県のHP 「外遊び、みんなでチャレンジ!」の中の種目や学校が「一校一運動」として定めている種目等 を積極的・計画的に行うものとする。 また、中学校においては、運動部活動の更なる活性化と学校内外での10分間の運動を推進す る。 (3)体力向上推進計画を樹立する。 来年度に向け、「新体力テスト」の実施計画や10分間の運動などの計画を作成し、学校の全 体計画の中に位置付ける。その際、学校支援地域本部事業なども活用し、地域や家庭との連携も 視野に入れた計画を作成する。 教 学 第 336 号 教 体 第 166 号 平成23年6月16日 各県立学校長 殿 学 校 教 育 課 長 保 健 体 育 課 長 (公 印 略)

部活動等における交通手段について(通知)

このことについて、平素から格別のご配慮をいただいていることにお礼申し上げます。 さて過日山形県で、県大会に向けた練習に参加する県立高等学校山岳部の教諭と生徒が、同校教諭 の運転するワゴン車の転落事故により負傷するという事件が起こりました。

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つきましては、部活動等における交通手段については、下記の事項に留意のうえ、安全管理・指導 の徹底を図るとともに、別添写し、「県立学校教職員の私有自動車等の公務使用に関する取扱要綱」 第3条第4項第6号に基づき、今後もより一層適切な指導が行われるようご配慮願います。 記 1 学校外で行われる部活動等に参加する児童・生徒に対して、安全の確保と事故防止に関する事前 指導の徹底を図るとともに、会場への交通手段については、公共交通機関の利用を原則とすること。 2 保護者に対しても、事前に大会等の日程や引率方法、交通手段、集合・解散の時刻・場所等につ いても周知し、理解を図ること。 《参考資料》

「学校間連携による合同部活動」実施要綱

第1 趣旨 この要綱は、各学校における部活動の一層の活性化を図ることを目的とした学校間連携による 合同部活動(以下「合同部活動」という。)に関し必要な事項を定める。 第2 定義 合同部活動とは、生徒の文化・芸術活動又はスポーツ活動に係るもので、それぞれの学校の教 育活動に位置付けられた計画的な活動をいう。 第3 実施の期間 合同部活動の実施の期間は協定の締結日から実施年度末までとする。 第4 実施についての協議 合同部活動を実施する学校(以下「合同部活動実施校」という。)は、相互の連携を図るため 次に揚げる者で構成する協議会を組織する。 (1) 教頭 (2) 部活動顧問 (3) 校長が指名する教員 2 協議会は、次に揚げる事項を協議する。 (1) 指導体制に関すること。 (2) 救急・連絡体制に関すること。 (3) 移動経路の安全対策に関すること。 (4) その他必要な事項 3 校長は、合同部活動の円滑な推進を図るよう指示をする。 第5 実施の手続き 合同部活動実施校は、前条第2項の協議会での協議が整ったときは、合同部活動に関する協定 書(第1号様式)により、協定書を締結するものとする。 2 合同部活動実施校は、協定締結後速やかに「合同部活動に関する協定書(写し)」及び「学校間 連携による合同部活動の実施について(届)」(第2号様式)を事前に県教育委員会(文化部活動 は学校教育課長、運動部活動は保健体育課長)に届け出ること。 3 生徒を派遣する側の学校(以下、派遣校という。)の校長は、保護者への周知を図るとともに、 保護者から「承諾書(第3号様式)」を提出させること。 第6 事故及び生徒指導上の留意事項 合同部活動下において発生した事故への対応は、生徒を受け入れる学校(以下、受入校とい う)において行う。ただし、当該事故についての生徒に対する指導及び保護者への対応や事後処 理(「独立行政法人日本スポーツ振興センター法」に基づく災害給付手続を含む)は、当該生徒 の在籍している学校の校長が受入校と連携をとりながら処理をすること。 附則 この要綱は、平成15年6月23日から施行する。 附則 この要綱は、平成17年4月 1日から施行する。

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《参考資料》 (奈良県中学校総合体育大会実施要項より)

「奈良県中学校総合体育大会複数校合同チーム参加規定」

奈良県中学校総合体育大会において、部員数が少ないため単独でチーム編成が出来ない中学校(運 動部活動)に対し、大会参加のための救済措置として以下のとおり規定を設ける。合同チームは、あ くまでも救済措置であり、勝利至上主義のためのチーム編成であってはならない。 ①合同チームは各校は、各学校の部活動として位置づけられ、それぞれの学校教育計画に基づいて 活動していること。 ②合同チームの各校は、奈良県中体連に加盟していること。 ③合同チームの大会参加を認めるのは、 下記の競技とし、( )内の人数を下回った場合のみ合 同チームを編成することができる。但し、原則として2校による合同チームとする。 尚、個人競技種目で実施される団体戦(陸上競技、水泳のリレーを含む)は対象外とする。 バスケットボール(5)、サッカー(11)、バレーボール(6)、ホッケー(6) ハンドボール(7)、野球(9)、ソフトボール(9)、ラグビー(12) ※ 各競技の( )内は、規定人数を示す。 ④当該の学校長は、事前に合同チームの指導体制を協議し、大会参加にかかわる協定書(様式8) を締結すること。 ⑤登録チーム名は校名を連記すること。 ⑥合同チームの登録手続き(様式9)は、当該の学校長が承認の上、競技別プログラム編成会議の 2週間前までに代表校長が行い、合同チームは、大会に向けて合同チームとしての練習会等を実 施すること。承認書(様式10) ⑦参加申込手続き(様式11)は、当該の学校長が承認の上、代表校長が行う. ⑧合同チームの引率・監督は、出場校の校長・教員とする。但し、やむを得ない場合は、代表引率 監督を認めるが、当該の学校長相互において協議し承認されていること。 ⑨各専門部においては、本規定に基づき、内規を定めることができる。尚、出場校は、その内規を 順守し合同チームを編成すること。 ⑩各専門部においては、本規定の趣旨を踏まえ参加状況を把握し、大会本部に報告すること。(登 録手続きの写しを大会本部へ提出) ⑪大会本部は、実施していく過程で生じる問題について、各専門部の実態と本規定の趣旨を踏まえ て対処する。 ⑫本規定は、平成16年4月1日より実施する。

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62 -教 学第1187号 教 体第 490号 奈 高 体第 83号 奈高文連第 92号 奈高野連第25 ー 135 号 平成25年2月15日 (公 文 書 扱) 奈良県高等学校体育連盟・文化連盟・野球連盟 各 連 盟 加 盟 校 校 長 高 体 連 各 専 門 部 部 長 殿 高 文 連 各 部 会 部 会 長 各 県 立 特 別 支 援 学 校 長 奈良県教育委員会事務局学校教育課長 奈良県教育委員会事務局保健体育課長 奈 良 県 高 等 学 校 体 育 連 盟 会 長 奈 良 県 高 等 学 校 文 化 連 盟 会 長 奈 良 県 高 等 学 校 野 球 連 盟 会 長

部活動の適切な指導に向けて(通知)

平素より部活動の充実・発展のため、ご尽力をいただいていることにお礼申し上げます。 さて、標記のことについて、別添写しのとおり平成25年1月18日付けで公益財団法人全国高等 学校体育連盟より、平成25年2月6日付けで公益財団法人日本高等学校野球連盟より通知がありま した。 これらを踏まえて、部活動の適切な指導に向けて、県教委担当課、県高等学校関係団体で協議した 結果、再度、部活動における指導の在り方を点検し、ともに連携を図りながら部活動を活性化させて いくことを確認いたしました。 つきましては、部活動における指導については、別添写しの「通知」の趣旨及び下記事項に留意の うえ、各加盟校・各専門部及び各部会において、適切な指導が行われるよう周知徹底をお願いします。 なお、今後、部活動の指導者を対象とした研修会の開催を予定していることを申し添えます。 記 1 いかなる場合においても、体罰や暴言など生徒の人権を著しく侵害するような行為があってはな らないこと。 2 学校教育の一環として、教育課程との関連を図るとともに、生徒の自主性や個性を尊重すること。 3 生徒のバランスのとれた生活や成長のためにも、生徒の実態等を踏まえ、生徒の健康や安全及び 事故防止に配慮した適切な指導計画を立てること。 4 過度に専門化したり、結果を重視しすぎた活動とならないこと。 5 部における活動や経費の内容が、生徒・保護者を含め学校全体に明らかになっていること。また、 保護者の理解が十分得られていること。 6 指導者による顧問会議など、指導方法について情報交換や研修が行える体制を整えること。

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「子どもの体力向上のための総合的な方策について」

(中央教育審議会

答申の概要)

子どもの体力の現状

◇ 昭和60年ごろから体力・運動能力の低下傾向が続くとともに,肥満傾向の割 合が増加し,将来の生活習慣病への危険性が高まっている。

子どもの体力向上の目標

①運動をするための体力 ◇ 体力・運動能力調査における全体の平均値を低下傾向から上昇傾向に転じ, 当面これまでの最高値を超えることを目指す。 ②健康に生活するための体力 ◇ 生活習慣病につながる要因に関する値(高血圧者の割合など)や生活習慣病 にかかっている者の割合を現在より下げていくことを目指す。

子どもの体力の低下の原因

◇ 外遊びやスポーツの重要性の軽視など国民の意識 ◇ 子どもを取り巻く環境の問題 ・生活が便利になるなどの子どもの生活全体の変化 ・スポーツや外遊びに不可欠な要素(時間,空間,仲間)の減少など ◇ 就寝時刻の遅さ,朝食欠食や栄養のバランスのとれていない食事など子どもの 生活習慣の乱れ

子どもの体力向上のための総合的な方策

(1) 体力向上に向けたキャンペーン「外遊びとスポーツのすすめ-体を動 かそう全国キャンペーン(仮称)-」の展開 ◇ 子どもの体力の低下の問題や体力の重要性,外遊びやスポーツの重要性やよさ について国民の理解を促進するために,政府が関係団体等とともにアピールする。 ◇ その際,メディアの活用,オリンピックのメダリストの巡回指導などを行う。 (2) 子どもが体を動かすための動機付け-「外遊び・スポーツスタンプカ ード(仮称)」と親子で行うスポーツ活動- ①「外遊び・スポーツスタンプカード(仮称)」の奨励 ◇ 学校の放課後,土日などに子どもが体を動かして,活動をしたときに,教員 や保護者などがしるしをつけていき,子どもの励みや楽しみとなる「外遊び・ スポーツスタンプカード(仮称)」を奨励する。 ②親子で行うスポーツ活動 ◇ 「親子スポーツの日(仮称)」の設定などにより,親子で行うスポーツ活動 を促進する。 (3) 地域において子どもが体を動かすための環境整備-「スポーツふれあ い広場」などによる機会,場,仲間の確保- ①地域でのスポーツや外遊びの機会や場,仲間の確保-スポーツふれあい広場- ◇ 不特定の子どもが集まってスポーツや外遊びができる「スポーツふれあい広 場」を各地域で発掘を進める。その際,地域住民等の協力を得ながら学校開放

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を一層推進するとともに,個人単位で気軽に利用できる工夫を促す。 ◇ 個人や企業が所有する未利用地や運動場などの活用を促す。 ②子どもが体を動かしたくなる施設・設備の充実 ◇ 子どもが思い切って体を動かしたり,地域の交流拠点となるよう,学校や社 会体育施設の運動場の芝生化などを進める。 ③スポーツや外遊びの指導,見守り ◇ 子どもの発達段階等に応じて指導し,スポーツをする楽しさを感じさせるこ とができるよう指導者の資質向上や子どものスポーツや外遊びを見守ったり, やり方を教えるボランティアの確保を進める。 ④自然体験活動への理解の促進 (4) 学校の取組の充実 -創意工夫をこらした体力つくりと地域社会との 連携- ①学校の取組の充実 ◇ 学校教育活動全体で体力の向上に取り組むとともに,体育の授業を複数の指 導者によって指導することが重要であり,外部指導者の活用などを推進する。 ②運動部活動の充実 -スポーツにおける学社連携・融合の推進- ◇ 運動部活動の充実のため,外部指導者の積極的な活用が必要である。 ◇ 少子化による部員不足等への対応として,複数校合同運動部活動を推進する。 ◇ 複数の種目に取り組むことができる総合運動部の推進を図る。 ◇ 運動部活動と地域スポーツクラブの連携・融合を図る。 ③指導の工夫など幼児教育の充実 (5) 体力向上のためのプログラム開発と「スポーツ・健康手帳(仮称)」 の作成 ①プログラムの開発・普及 ◇ 子ども自身が体を動かすことの楽しさを発見し,進んで体を動かすことによ って体力が向上するなどのプログラムを開発・普及する。 ②「スポーツ・健康手帳(仮称)」の作成・配布 ◇ 体力・運動能力の全国的なデータや生活習慣の改善方法などが掲載され,個 人の健康・体力のデータや目標等を記入できる「スポーツ・健康手帳(仮称)」 を国において作成し,それを基に地方公共団体などが工夫をこらした内容を盛 り込み,子どもに配布するとともに保護者等にも活用してもらう。 (6) 体力の向上に資する子どもの生活習慣の改善-よく食べ,よく動き, よ く 眠る“ 健康 3原則 ”( 調和の とれた 食事 ,適切 な運 動, 十分な 休養 ・睡眠)の徹底- ① 生 活 習 慣 の 基 本 は , 調 和 の と れ た 食 事 , 適 切 な 運 動 , 十 分 な 休 養 ・ 睡 眠 か ら -“健康3原則”の徹底- ◇ “健康3原則”が徹底され,子どもの生活習慣全体が適切なものになるため に,家庭における生活の改善が必須であり,キャンペーンの中で理解を求める。 ◇ 「生活習慣チェックリスト」などを「スポーツ・健康手帳(仮称)」に掲載 して配布し,子どもたちが自ら生活習慣を改善できる態度・能力を育成する。 ◇ 学校においては,学校外の専門家等も含めた組織一体としての取組が重要。 ②食に関する指導の充実 ◇ 学校における食の指導が重要であり、学校給食を活用することも大切である。 ◇ 学校における食に関する指導体制を充実するため,いわゆる「栄養教諭(仮 称)」制度など学校栄養職員に係る新たな制度の創設の検討を進める。 ③家庭での子どもの生活習慣の改善 ◇ 家庭において大人も子どもも守るべき生活習慣のきまり(「毎日の朝食」「早 寝 早 起 き」「 規 則 的 な 運動 」「き ち ん と し た姿 勢 」 な ど) をつ くる な ど, 積 極 的に子どもの生活習慣の改善に取り組むことを促す。

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柔道の学習指導における留意事項について

柔道の授業において、最優先で留意しなければならないことは、安全指導である。柔 道の授業は、安全で楽しくなければならない。「スポーツにはケガがつきもの」ではなく、 「ケガは指導者、生徒の努力で回避できる」と考えなければならない。「ケガ等から身を 守るために柔道の授業を行う」と考えたほうがよいかもしれない。 ※安全面は厳しく指導する。 学校教育の究極の目標は「人命尊重」である。どのような状況においても、怪我の危 険性があった場合は、間髪を入れずに活動を中止させ、指導しなけばならない。特に 授業前後のふざけあい等が起こらないように十分指導することが大切である。 ※「安全面の留意点」の導入 授業で生徒がケガをすることを回避することは、教師の責務であるといってよい。教 師は事前に危険な場面を想定し、そういった場面をつくらない指導法を考える必要が ある。 ※「陥りやすい欠点とアドバイス」の導入 技術指導の中で生徒が陥りやすい点をあらかじめ把握できていれば合理的な指導がで き、授業の能率が上がり、安全な指導ができると考えられる。

留意事項

Q&A

Q1 柔道で起こりやすいケガや事故の特徴について

A1 柔道は、ケガや事故の多い競技です。なかでも最も多いのは、膝や足関節など下 肢の外傷です。中学生では上肢部のケガが多いのも特徴的です。さらに、中学生や 高校生を中心にした頭部の重大事故も他の競技に比べて多く見られます。 また、受傷者の柔道経験年数は1年以内が多く、大外刈りや大内刈りなどで投げ られ後頭部を打撲する場合に多く見られます。

Q2 柔道に見られる重大なケガや事故について

A2(1)頭部のケガ 以下の重大な頭部のケガは、特に受け身の未熟な初心者が投げられて後頭部 を打撲する場合に多く発生しています。 ① 急性硬膜下血腫 脳が前後方向にゆさぶられる力(回転加速度損傷)で脳表と硬膜(骨に固定 されている)間の架橋静脈が断裂し、急性硬膜下血腫が発生する場合が多く見 られています。また、後頭部が畳に衝突した際に、骨・硬膜に急にブレーキが かると、脳と硬膜にずれが起こり、架橋静脈が引き伸ばされ破綻します。症状

参照

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