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(1)

西ドイツ受益者負担金法制における「利益」概念 : 道路改修負担金をめぐる判例を素材として

著者 三木 義一

雑誌名 靜岡大学法経研究

巻 30

号 1

ページ 33‑63

発行年 1981‑06‑30

出版者 静岡大学法経学会

URL http://doi.org/10.14945/00008643

(2)

西 ド イ

ツ 受 益 者 負 担 金 法 制 に お け る 益 一﹁利

﹂ 概 念

︱ 道 路 改 修 負 担 金 を め ぐ る 判 例 を 素 材 と し て ︱

目 次                                        

・ はじ め に                            

︐ 一  西 ド イ ツ にお ける 受 益者 負 担 法金 制 の概 要  

.           

・ 二 地方租税公課法上の道路改修負担金における利益・概念一  ¨

︱︱瑾地所有嗜の負担義協をめぐって﹁ヨ・一﹁一般的利益﹂か﹁特別な利益か﹂

︱︱歩行者専用道路への改修に際しての負担義務をめぐって︱︱

むすびにかえて

西ドイツ受益者負担金法制における﹁利益﹂概念

(3)

法経研究三〇巻一号︵一九八一年︶

は じ め に 昭和

〇四 年代 に入 てっ らか

︑ 我 国が はで 財 政危 機克 服 の 一手 一と段 し て

﹁受 益 者 負担

﹂ 論 が強 調 され るよ う にな り

︑ し もか そ の概 念 非が 常 広に 範 囲 に用 いら れ つつ あ る ︒ これ ら の

﹁受 益 者 負担

﹂ 論 の特 徴 は︑ 本 来 の受 益 負者 担 であ る開 発 利益 の吸 収 合が 理的 な 租税 制度 を 提前 にす れ ば不 要 な も ので あ る こと を 曖昧 にし ま︑ た︑ 受益 者 負 担 であ る以 上

﹁利 益

﹂ 具が 体 的 発に 生 す る場 合 に限 てっ 徴収 しう るも の であ る にも か わか ずら

︑ 利﹁ 益

﹂を 具体 的 に検 討 す る こと なく

﹁費 用﹂ を かけ れば それ けだ で

﹁利 益

﹂ があ ると の安 易 な前 提 立に てっ るい こと にあ るよ う に思 わ れ る︒ 

               

. と ころ で︑ 受益 者 負 担を めぐ る問 題 に つい ては

︑ この 間財 政学 の ベレ ルで は くい つか の研 究成 果 が生 出さ れ て いる が︑ 我 が国 では 受益 者 担負 金を めぐ てっ 訴 訟上 争 われ てい る事 例 まが だ それ ほど 多 くな いた め 法︑ 的 な レ ベ ルで の検 討 はほ と んど な され て いな い状 態 にあ るよ う に思 われ る︒ し かし

︑ 受益 者 負 担金 徴収 の根 拠 なと る 利﹁ 益

﹂ の概 念 や︑ 負 担 割合 の 配分 基 準な ど はす ぐ れ 法て 的 な 題問 でも あ る ︒ そ こで

︑ 本稿 では 受益 者 担負 を金 めぐ る法 的 問題 のう ち︑ ま ず

﹁利 益

﹂ 概 念 の問 題を とり あげ

︑ 受 益者 負 担金 徴収 の根 拠 とな る

﹁利 益

﹂と 具は 体 的 に何 を 意 味 し て るい かの を

︑ 西

ド イ ツで 近 時 間 題と な てっ るい 各 州 の 地 方 租 税 課公 法 o︵バ 日B

●●

︼3

∞3 o● 3oヾ

= K GA と 以下 略す

︶ 上 の 道 路 改修 負 担 金

︵r ヽふ o● 口争 口げ Φい ヽ∬一

← を めぐ る判 例 素を 材 とし て検 討す る こと にし た い︒

こ の よ う に

﹁利 益

﹂ 概 念 を 法 的 ベ レ ル か ら 検 す 討 る こ と は 我 ︑ が 国 受 の 者 益 負 担 金 法 制 の う ち 負 ︑ 担 金 負 の 担 義 務 者 を 単 に 事 業 に よ て っ 特 別 利 の 益 を け 受 る 者 と 定 め て い る 場 合 や 法 律 が 定 一 の 範 囲 を 定 め そ の 範 囲 内 で 事 業 に よ て っ 別 特 利 の

益を 受 け る者 と し て るい 駐便 には 負 担 義務 の有 無 判の 断 基準 と な るし

︑ ま た︑ 法律 具が 体 的 負に 担 義務 者 指を 定 し てい る 場 合 には そ 立の 法 理 由 の合 理性 を 再検 討す る素 材 もに な る と思 われ る︒ さら に︑ 受 益者 負担 金 収徴 対の 象と な てっ いる 事

(4)

業 が 途 中 で中 止 さ れ た 場 合 に も

﹁利 益

﹂ 概 念 が 負 担 義 務 の有 無 を 判 断 す る た め 重の 要 な 基 準 に な る よ う 思に わ れ る

︵1︶   和田 八東

﹁受益 者負 担

︵﹃ 現代 財政 学体 系 2 o現 代日 本 の財 政﹄ 有斐 閣︑ 所収

︶ よに れば

﹁受 益者 担負

﹂ は① いわ るゆ

﹁開 発利 益﹂ の吸 収 とい う意 味︑

②公 共料 金と いう 意味

③︑

﹁公共 サー ビ ス﹂ の費 用負 担 の 分配 原則 とし て︑

﹁応 益原 則﹂ な いし 利益 原則 とい う意 味︑ の三 つの 味意 用で いら れ︑ しか も実 際 には 混乱 され てい るこ と︑ また

︑ 本来 の

﹁受益 者負 担﹂ は① さを もす ので ある こと 指が 摘 され てい る

︵一 五三 頁以 下︶ ︒ な お︑ 最近 の受 益者 担負 論 問の 題点 に いつ ては 芦︑  田 一旦 o鈴 木  茂

﹁受益 者負 論担

﹂ 企川 藤 陸夫

・池 上惇 編

﹃財政 学概 論﹄ 有斐 閣︑ 所収

︶ 二七 一頁 以下 佐︑ 藤祐 次

﹁受益 者負 担 と社 的会 公平

︵国民 税制 調査 会編

﹃福祉 型税 財 政﹄ 学陽 書房 所︑ 収︶ 一五 九頁 以下 な︑ どが 参考 にな る︒

︵2︶   後者 の点 は和 国八 東教 授 が つと 強に 調さ れ てい る点 であ る︒ 和 国八 東

・前 掲論 文 一五 七頁 同︑

﹁都市 計画 業事 と

﹃受 益者 負 担﹄

﹂都 市問 題六 一巻 四号 二六 頁等 参照 な︒ お︑ 渡辺 精 一・ 大 川 武

﹃自 治財 政論

﹄ 命体 律文 化社

︶ 一〇 九頁 も同 様 の指 摘を てし いる

︒ これ 対に てし 稚︑ 井 光明

﹁自 治体 財政 の法 的考 察﹂

︵原 田尚 彦

・兼 子  仁

﹃自 治体 行政 の法 制と 度﹄ 学陽 書房

︑ 所収

︶ 下は 水道 事業 費 の費 用負 担 のあ り方 に つい て︑

﹁費 用は

﹃著 しく 利益 を受 ける

﹄ こと など 要を 件 とす るこ なと く︑ 土地 所有 者 また は利 用者 等 に配 分 さ れる べき であ る﹂

︵三三

〇頁

︶ と述 べて おり 下︑ 水道 業事 係に る 負担 金を 受益 者負 担金 とし てで はな く︑ 単な る費 用負 担金 とし てと ら よえ うと てし いる よう 思に れわ る︒ こ の場 合 には

︑ 個 の々 事業 計画 の決 定に 際 てし の住 民 の参 加

・同 意 今が ま で以 上 に手 続 的に 保障 さ れる 必要 があ る 思と われ る︒ かし し︑

﹁著 くし 利益 を受 るけ

﹂ こと を必 要 上し な い負 担金 は何 を根 拠 住に 民 から 徴収 うし る ので あ ろう か︒ こと ろで 現︑ 行 の受 益者 負担 金法 制 は︑ 受益 者 の負 担割 合を 事業 費 の 一部 とし て いる

︒ そ のた め︵ 工事 の長 期化 イと ンフ レに 伴う 事 業費 の暴 騰︑ その 結果 とし ての 負担 金 の暴 騰 が深 刻な 問題 を生 出し てい る︒ この 問題 は︑ イ フン レ下 にお ける 名 月賃 金の 上昇 とそ れ に 伴う 実質 的税 負担 率 の増 大 によ る租 税法 律主 義 の形 骸化 共と 通 の問 題を 含ん いで るよ うに 思わ れる

︒            

︵3︶   例え ば 和︑ 田八 東

・前 掲諸 論文 木︑ 村  収

﹁受益 負者 担 制金 度 と租 税制 度﹂ 都市 問題 研究 一九 巻 七号  内 貴滋

﹁受益 者 負担 に つい て﹂ 地方 財務 一九 七五 年九

・一

・一 二一 月号

︑ 日中 啓 一

﹃受益 者負 担論

︵東洋 経済 新報 社︶︑ 同

﹁ド イ ツに おけ る負 担概 念 の研 究﹂ 本日 大学 経済 集志 四九 巻 四号 九九 頁以 下︑ など があ る︒ 西ドイツ受益者負担金法制における﹁利益﹂概念

(5)

法経研究三〇巻一号八一九八一年︶       一二六 八4﹀.もっとも︑一昭和四七年に鎌倉市民が横浜地裁に提訴した﹁下水道事業受益者負担金賦課処分取消請求事件﹂によって受益者 負担金をめぐる議論が活発どなりつつある︒この訴訟の内容及び問題点については︑鎌形寛之﹁鎌倉市下水道訴訟法﹂律時報四七巻六号七頁以下︑北野弘久﹁社会福祉事業と財政法﹂︵小川政亮編﹃扶助と福祉の法学﹄一粒社︑所収︶三六六頁以下︑碓井光明・前掲論文三二七頁以下︑等を参照されたい︒

︐→←″例外的にヽ我が国の受益者負担金法制を紹介o検討しているものとして︑黒川 弘﹁受益者負担制度︱開発利益の社会還元 田と熾﹂自治研究四五巻七と一一号︑四六巻一号︑柳瀬良幹﹃公用負担法﹄︵有斐閣︶六三頁以下︑和田英夫﹁負担金﹂︵﹃行政法講座J第六巻﹄有斐閣︑所収︶二八三頁以下︑北野弘久o前掲論文三六二頁以下︑碓井光明o前掲論文三二八頁以下が参考になる︒

I六︶ 戦前の判例の申にはこの﹁利益﹂に言及したものがいくつかみられる︒例えば︑﹁経済的利益ニシテ金銭二見積り得ルモノ′ミ﹂︵昭一六・九・二七行裁二部判決︶︑﹁利益ハ此ノ決定通知ヲ為ス際二具体的二量定シ得ヘキモノタルコトヲ要スル﹂︵同前

︶ ︑

﹁負担金プ課セラルヘキ受益ドハ負担金テ課セラルヘキ現在二於テ金銭額二算定シ得ヘキ利益ノ義ニシテ将来発生スヘキ利益ハ之ヲ包 合セサルモノノ義卜解スルプ相当トス﹂︵昭一七・一二・三二行裁三部判決︶などがそうである︵黒川・前掲論文︑自治研究四五巻八号・一一口頁参照

︶ ︒    一          ︑

■なお︑学説ではすでに和田八東・前掲論文︵注1︶の﹁経済学的にいえば土地価格︵地価︶の上昇である﹂︵一五五頁︶との指摘があ

・ る ︒ また︑内貴 滋o前掲論文は公共事業によって生じる利益として︑①公の施設の利用による直接的利益︑②公の施設ができるこ 2による間接的利益︑0地価の上昇︑④﹁進度の利益﹂をあげ︑このうち③と本来個人が行う分野を公共事業の一環として国が関与す る場合や産業振興という二般的利益を増大させるために特定企業の活動を促進させた場合などが.受益者負担金の根拠となる﹁特別の利益卜であるとしている︵地方財政一九七五年九月号︑ 一六頁︶︒

年スマ

︐ ︶  受ける利益の程度が異なる場合︑当然負担割合も異なってこよう︒その意味で配分基準の合理性も重要な問題である︒ま たゞ本稿では直接言及しないが︑受益者負担金も租税同様︑租税法律主義・租税条例主義の憲法上の要請に服するものであり︑中負担割合︑個たの賦課基準等は負担義務者が自分で明確に負担額を予知できるほど明確でなければならないと思われる︒この点からすると︑

現行法制には問題が多い︒例えば︑静岡県国営土地改良事業負担金徴収条例では一受益農民の負担割合について﹁県が︵受益農民及び市町村から︶徴収する負担金の総額は︑法︵=土地改良法︶九〇条第一項の規定より県が負担する負担金の額につき土地改良法施行令第ゴ条各項に定める額o区分に応じ︑それぞれの額の一〇〇分の五〇に相当する金額の範囲内で知事が定める額とする﹂︵三条︶︵傍

(6)

点 及び 括 狐内 は筆 者︶ と定 めら れて いる にす なぎ いの に加 てえ

︑ 個 々の 賦課 基準 に つい ても

﹁県 が

︵受益 農民 及び 市町 村 から

︶徴 収す る負 担 金 の額

は︑

知事 の定 める こと ろに より 当︑ 該国 営土 地改 良事 業 の施 行 に係 る一地 域内 にあ る土 地に つき そ の徴 収を 受け る者 の面 積 及び 当該 土地 改良 事業 によ り利 益を 受け る程 度 に応 じ て前 条 嗅の 担金 の総 額 を割 りふ てっ 得ら れる 額 とす る﹂

︵四条

︶ と定 めら れ いて るに すぎ な

い︒

これ では 負担 義務 者 が自 己 の負 担額 を事 前 に予 知す る こと は不 可能 であ

る︒

なお 土︑ 地改 良事 業負 担 金と 特別 会計 制度 と の関 係 に つい ては

︑ 三木 義 一・ 田中  治

﹁﹃ 公共 事業 特別 会計

﹄ の構 造 問と 題点 L法 の科 学六 号 二〇 六頁 以下 を参 照さ れた

い︒

︵8︶   例 えば 河︑ 川法 七〇 条等

︵9︶   例 えば 土︑ 地改 良法 九〇 条 二項

.等 1 0︵

︶  例 えば 特︑ 定多 目的 ダ ム法 一〇 条等   ︒             され てし ま たっ 例 とし ては

︑ 静岡 県の 静清 庵畑 地か んが い事 業 があ 1 1︵

︶  受益 者負 担金 徴収 の 対象 とな る事 業 が 事業 途中 で 中止

る︒

のこ 事業 はミ カ ン畑 のか んが い事 業 で土 地改 良法 に基 づく 土地 改良 事業 とし て 受益 農民 に工 事費 の 一部 を負 担 金と して 負 せわ 昭︑ 和 六四 年 着に 工さ れ たが

︑ ミカ ンの 暴落 等 によ

り︑

昭和 五三 年 に国 営工 事進 行率 二三

% 県︑ 営工 事進 行率 四% のま ま凍 結 され てし ま っ

た︒

この 場合 農民 負に 担義 務が ある とい える かど う かが 問題 とな てっ いる

︒ 現在 のと ころ 農︑ 民 の負 担能 力を 考慮 てし 国︑ 営事 業 に係 る負 担分 に つい ては 県

が︑

県営 事業 係に る負 担分 に つい ては 市町 村

が︑

それ ぞれ 代肩 りす る方 向 で検 討さ れて いる いと

う︒

一  西 ド イ ツ に お け る 受 益 者 負 担 金 法 制 の 概 要 0  

﹁あ る特 定 の グ ール プ自 体 に 負担 させ る こと ので き る 投資 費用 く︵F oo一 o一︻

房営 ヽ■8 E肇 面︶ を 補填 す る ため に︑ 公行 政 の担 い手

︵地 方 公共 団 体︶ が そ の投 資 によ てっ 利益 を受 け る 人 々に 対 し て財 政上 の清 算

︵か雰

︼o︻o じ と し て課 す る 公法 上 の金 負銭 担 であ る﹂ と 一般 に理 解 され て いる 負担 金 o︼︵口一喘

●じ  の種 類 は西 ド イ ツの 法 制 上 つぎ の二 つに 大 別す る こと が でき る よう に思 われ る︒              

︐ ま ず第 一に 各︑ 州 のK AG によ り 市町 村 条が 例 に基 づ いて 徴収 うし ると れさ て るい 各 種負 担金 をあ げ る こ︐と が でき る︒ 西ド イン 受益 者負 担金 法制 にお ける

﹁利益

﹂概 念                                      一一一七

(7)

法経 研究 三〇 巻 一号

︵一 八九 年一  ︶                                            一二  八 第 二は

︑ 邦連 建 築法 口︵w a

︐o3

∞oり3 じ 上 定 めら れ て るい も ので  ︑ 開 負発 担金

8︵u

︐ o 一¨oい 噺目

移 oい︒一 樹じ

と呼 ば れ て るい も ので あ る︒ 第 二は 負︑ 担 金 と うい 名称 は つい て ない いが 実 質上 負 担 金 に異 な なら もい ので

︑ 都 建市 設促 進法

︵絆

︲ 営 事

●3 o目邑 凋 溺 o8いじ 上 の清 算金 湧︵>

o︼い o●3 83 じ  で あ る︒ こ のう ち 第︑ 二 の清 算 金 は再 開発 によ てっ 生 じ た 土 地 の価 格 上昇 分 清が 算 金 とし て課 せら れ る こと 法が 令 上 記明 され てお り

︵四 条一 項四

︶︑ れそ 故

﹁︑ 利益 概﹂ 念そ れ自 体 を 論 じる 必要 のな いも の であ り︑ 本稿 でも この 清 算 金 に つい ては これ 以上 立ち 入ら な い︒  0 前 述 のよ う に︑ 市 村町 条は 例 によ り各 種負 担金 を 徴収 す る権 限を 各 州 の AK Gに りよ 認 めら れ てい る︒ 各 州 のK A C上 の負 担 金 の規 定 には 若 千 の差 異 みが られ るも の ら︶ 基本 的な 点 で は ほぼ 等 しく な てっ るい  ︒ こ こで は そ の 一例 と し て︑ シ レュ スブ ィ ヒッ

・ホ ル スタ イ 州ン のK A G にお け る受 益者 負 担金 関に す る規 定 を紹 介 し てお うこ

︹八 条  負 担 金︺ 0  必 要 不可 欠な 公的 施 設 の建 造 oお︵口 o中い 認じ 及び 改修

︵>●7

●巳 Bd

︐ こげ の費 用を 填補 す る ため 負の 担 金 は定 めら れ た 配分 基準 に基 づ いて

︑ れそ によ てっ 利益 を受 ける 土地 所有 者

・土 地 利の 用 に つ てい の物 権 上 の権 利 者

・営 業者 か ら徴 収す る こと が でき る︒ この 担負 金 利は 益 に応 じ て割 り 当 てら れ る︒ 道路 建 設 の場 合 には 負 担金 課賦 権者

︵=市 村町

︶ 少が なく とも 一〇

〇分 の 一〇 を 担負 す る︒

②  土地 給に 水管 排︑ 水管 を 接続 す る ため に必 要 な支 額出

︵>亀

●e は︑ 工事 費 に合 め る こと が きで る︒ 但 し 特︑ 別 な 担負 を金 徴収 す る こと も可 能 であ る ︒

                                     

・ 0  支 出額 は実 際 に生 じ た費 用も くし 統は 一率

︵里 Fo降 飾一 ぶ

︶ に基 づ いて 第︑ 二者 によ る給 付 及び 補助 を考 慮 し て算 定 され ばね なら な い︒ 工事 担当 者 が購 入 した 地土 の価 格 も支 出額 含に まれ る︒ 統 一率 は︑ 負担 金 賦課 者権 の領 域 内 で比 較

(8)

可 能 な公 的施 設 に つい て通 常 費 され る べき 平 均 的費 用 に基 づ いて 定決 され ねば なら な い︒ 0  負担 金 公は 的施 設 の 一部 に つい て独 自 に徴 収 す る こと が でき る

︵費用 分 割︶︒ 負担 義務 は 的公 施 設 も しく は独 自 に 利 用 でき る 一部 の建 造

・改 修 つた め に必 要 と され る 工事 の完 了 によ てっ 成 立す る

︒ 工事 を開 始 し た場 合 には 適 切な 前 払 い を 要対 す る こと が でき る︒ 連 建無 築 法 一一 四条 一項 一 麗 準が 用 され る︒      

・ 働   公的 交 通 に役 立 たな い道 路 の建 設 工事 にお いて

︑ そ の道 路 が土 地 の耕 作 収︑ 穫 も くし は営 業 と の関 係 で著 し く消 耗 され た場 合 には

︑ 地土 の所 有 権者 物︑ 権上 利の 用権 者 営︑ 者業 から 特 な別 道 路負 担 金を 徴収 す る こと が でき る︒ この 負 担 金 は︑ 負 担義 務 者 によ てっ 引き お こさ れ た増 加 費 用 に応 じ て割 り当 てら れね ばな らな いo こ

の規 定 一 ぅを け て市 町

︲ 村が 具 的体 に条 例 で負 担割 合 等を 定 め るこ と にな る が︑ 道路 修改 負担 金 に つい て は︑ 例 えば シ ュ レ スブ ィ ヒツ

・ホ ル スタ イ 州ン では つぎ のよ う な 条例 準 則

︐ 一︵∽さ

認¨8 L件 0し が定 めら れ てい る︒

︹道路改修負担金徴収に関する条例準則︺ 一条  

︵総 論︶

⁝ 略⁝ 二条  

︵負担 金 の対 象 とな る支 額出

︶ ご

︲11>負 担 金 補で 填 され る︑  一 条 によ る施 設改 修 のた め の支 出 額 の中 に は以 下 のも の に対 す る実 際 の費 用も 含 ま れ る︒ 1 必︑ 要 な 地土 の取 得

⁝略 2︑ 道 表路 面 の整 備 喘o︵﹃

o中︼

縣目

︶ 以下 略    

´                                                                      

⁝ 西 イド ツ受 益者 負担 金法 制 にお ける

﹁利益 概﹂ 念                                      一二九

(9)

法 経研 究 三〇 巻 一号

︵一 九 八 一年

︶                                                            四

〇 例第 者二 の給 付ま たは 補助 によ てっ 補 填 され た費 用 道︑ 路 の維 持 費  ︑ 一般 的行 政費 負は 担金 の対 象 なと る支 出額 には ま含 れ な い︒ 条三

︵負 担義 者務

⁝⁝ 略 四条

︵利 益調 整︶

0負 金担 の対 と象 なる 支出 額の うち つ︑ のぎ 部分 が負 担義 務者 に割 当り らて れる

1 改︑ 修

︵拡 張︶ に必 要 な土 地 取得 表︑ 面整 備 のた め の支 出を 含 む道 路 本体 改の 修 及 び道 路 にお ける 土 手 防︑ 壁擁 壁 に つい ては 0  主と し て沿 道 住民 交 通

︵>ュ R︼ く①壽 Φド じ 役に 立 もつ の

︵幅 6 πf で︶     七 五%       

︑ 0  主 とし て地 域交 通 日︵一

●Φa ヽ一r︻中o R oく壽 orじ に役 立 つも の

︵幅 10

まπ で︶  

〇五

% 0  主 と し て通 過交 通 日︵∪

3 讐

● 署Φ 峙ド0

︶ 役に 立 つも の

︵幅 20

協ま で︶       一一 五% 2︑ そ の他 の道 路施 設 及び それ 釣に り合 う土 地 の取 得 表︑ 面 の整 備 に つい ては 0  主 とし て沿 道 住 民交 通 役に 立 つも  の                              九〇

% 0  主 とし て地 域交 通 役に 立 つも  の                                七 五% 0   主と し て通 過交 通 役に 立 つも  の                                 一ハ〇

② 負 担金 の 対 象 とな る支 出 額 のう ち︑  一 項 よに り割 り当 てら なれ い部 分 は︑ 改 修 工事 に関 す る公 利共 益 支の 弁 と し て 市 町村

︵特 別市

︶ が負 担 す る︒ O o・⁝

・略 条五

︵負 担 基準

(10)

0負 担 金 の対 象 とな る支 額出 のう ち負 担義 務者 に割 り 当 てら れ る部 分 は︑ 三項 から 八項

・ま でを 適 用し て︑ 道 路 に面 し て いる 土 地 の長 さ

︵間 口︶ と平 方 メー ト ルに よる 土 地面 積 に基 づ いで それ ぞれ 半 分 づ まつ で配 分 され る︒ そ の際 間︑ 口や 土 地面 積 土は 地 の可 な能 建 築 上︑ 営業 上 利の 用 を考 慮 し て つぎ のよ う に見 積ら れ る︒ 0

.建 築不 可能 及び 営 業 上利 用 しえ な 土い 地                           五〇 ま% で 

︼ 0¨   土地 のう ち aa 

三階 建 ての 建 物 が可 能 なも のも しく は建 物 な し で営 業上 利 可用 能 なも の   一〇

〇% ま で ω くaa> 

以上 の階 の建 築 が可 能 なも のは それ ぞれ の階 に つき                    一0

%     ︐

       

②   一項 に基 きづ 算 定す る場 合 に は︑ 地 下室 及び 屋根 裏 部 屋 は含 ま れな いも のと す る︒

  し 0 建物 な し で農 林 業 利に 用 され て いる 土 地 の場 合 には 土︑ 地 面積 は奥 行き 五〇 メー ト ルの 部分 ま でだ けを 計 算す る︒ 四間 日 は以 下 のよ う に計 算 す る︒ 0  改 修道 路 に接 し ては いな いが

︑ それ によ てっ 開発 され てい る土 地 の場 合 改 修道 路 平と 行 な土 地 の最 長 部分

●︵︻

り● お い 湧> 0●0

●口 し● の半 分

︒ 0  改修 道路 と平 行 な最 長部 分 の% 以上 が道 路 に接 し て いる 土 地 の場 合 改修 道路 と 平行 な土 地 の最 長部 分 の% らか 実 際 の間 口と 差の の% を 控除 し たも の︒ 同  土地 面積 は六

〇〇 平方 ター トル まで は全 てを 六︑

〇〇 平方 メー トル 超を え九

〇〇 平方 メー トル まで そは の% を︑

〇〇 平方 メー ト ルを 超 え る部 分 はそ の% を 算 入す る︒ 働  以下 略  

・︐ 

     

・                   

. 西ド

イツ 受益 者負 担金 法制 にお るけ

﹁利益

﹂概 念

(11)

経法 研究

○巻 一号

︵一 九八 一年  ︶                                            四  二 条六 以下 略 0 これ に対 し て︑ 連邦 建 築 法上 の開 発負 担金 具は 体的 には つぎ の規 定を 根拠 にし て市 町村 徴が 収す るも ので あ る︒ 一二 七 条

︲開︵ 発負 担 金 の徴 収︶ ω 市町 村 は︑  

︲開発 設 備 に つい て の他 の方 法 では 補填 し えな い支 出 補を 填す る ため 開に 発負 担 金を 以 下 の規 定 に基 づ い て 徴収 す る︒

② この 章 にお ける 開 発設 備 と は 1 公︑ 的 に設 置 が決 めら れ てい る道 路︑ 公園 2︑ 以下 略 さ て︑ 以 上 のよ う な各 種受 益者 担負 金 根の 拠 令法

・条 例を 概 観 す ると

︑ 例 えば 道 路建 設 係に る負 担 金 の場 合 条︑ 例 によ る負 担 金 と連 建邦 築法 上 の開 負発 担 金 と 競が 合 す る可 能性 があ る︒ し しか

︑ この 点 に つい はで

︑ K A G上 め認 ら れ てい る 負担 金は 連邦 鍵 築法 上 の開 発負 担金 が適 用 れさ な い場 合 に みの 徴収 能可 であ ると 一般 解に され て いる叱︵

し たが てつ ヽ KA G上 徴収 しう る とさ れ てい る道 路 負担 金 は 一旦 建 設 され た道 路 の拡 張 改・ 良 工事 に係 る負 担 金 限に 定 され る こと なに り

︑ これ に対 し て道 路 最の 初 の建 設 工事 に係 負る 担 金 開は 発 負担 金と し て徴 収 され る こと にな る︒ 両者 の この 差異 が︑ 後述 の よう に︑ それ れぞ の負 金担 徴 収 の根 拠 なと る 利﹁ 益

﹂概 念 に微 妙 な影 響 を与 え て いる よう に思 わ れ る︒ 口お

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︼峰

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2  1

(12)

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︐ い

︒識 及び 國 宗 正義

﹁開 発 利 益 の徴 収 を め ぐ てっ

﹂ 不動 産 研 究 一六 巻 四号 三 三頁 以 下

︑ 成 頼田 明

﹁西 ド イ ツ都 市 建継 促 進 法 と若 千 の憲 法 問 題﹂

︵﹃ 公法

研究

・下

﹄有 斐閣

︑ 所 収︶ 五 二七 頁

以下

等 を 参

照︒

︵3︶ ︐ この 他に 各州 の州 法で 規定 され てい る負 担金 とし て︑ 川河 の管 理等 関に する 負担 金等 があ るよ うで ある く︒ 

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︵5︶   他 の州 のK A Gで は︑ 負 担 金義 務者 は土 地所 有 者 と地 上権 者 が負 担 義 務 者 と規 定 され て いる こ がと 多 い︒ 例 えば

︑ イバ エ ル ン州 のK AG 五条 等 を参 照

︵6

︶  こ の規 定 は

﹁負 担 金 義 務者 は︑ 負 担 金決 定 を送 達 す る時 点 に お いて 土 地 の所 有者 であ るも のと す る﹂ と いう 内 容 のも ので あ

之つ︒

︵7︶   こ の条 例 準 則 に つい て は︑ くL

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・0

︵8︶   こ の原 文 か ら明 ら かな よう 開に 発負 担 金 は補 助 的な 補填 手 段 であ り︑ 市 町村 が 一般 財 源 補で 填 うし る場 合 に は徴 収 なし く と も よ いも ので ある

︒ Lく o. ■

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︶  例 えば

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西ドイツ受益者負担金法制における﹁利益﹂概念

(13)

法経研究三〇巻一号︵一九八一年︶

︐ 一  地 方 租 税 公 課 法 上 の 道 路 改 修 負 担 金 に お け る 利﹁ 益

﹂ 概 念

︱︱ 墓地 所有 者 の負 担 義務 を めぐ てっ

︱︱ 0前 述 のよ う に︑ 受益 者 担負 金 公は 的 施 設 の建 設 等 によ てっ 利﹁

﹂益 を受 ける 者 に対 し て課 せ られ るも の であ るが

︑ こ の場 合 の

﹁利 益

﹂ と は具 体 的 に何 を意 味 し︑ 利﹁ 益

﹂ の有 無 は何 を基 準 に判 断 され る きべ な の であ ろう か︒ 西 イド ツで 墓は 地所 有 者 負の 担 義務 存の を否 めぐ てっ 判 例上 この 潤題 が争 われ て いる

︒ 以下

︑ こ の事 を例 素材 にし て︑ 西

ド イ ツの 判 例 では 受 益者 負担 金 徴収 根の 拠 と な る

﹁利 益

﹂を い かな るも との 考 え て いる かを 検討 し てみ た い︒ 0 墓地 所有 者 負の 担 務義 を めぐ る 問 題 は 一九 七0 年代 当初 に 行 わ れ た 各 州 の KA G改 正前 から も 争 れわ て︑ い た︒ 例 え ば

︑ プ旧 イロ セン K AG 九条 沿の 道住 負民 担金

︵>

●い︼

∞o o3 oい一 嗜∬

3 負の 担 義務 者 に墓 地 所有 者 も含 ま れ るか 否 か︑ が争 わ れ て いた し︒ しか

︑ この 問 題 に つい ては  ︑ 一九 六 二年 月八 九 日 の い﹂

●3 瀧● 行 政裁 所判 の判 商 が つき のよ う な理 由 か ら 負担 務義 否を 的定 に解 し て いた

① プ イロ セ ンK A G九 条 負の 担 金 は︑ 沿 道住 民 であ ると いう 資格 を 根拠 しに てい る ので はな く 特︑ 別な 経済 的 利益 の発 生 を 根拠 と し て るい

② 不動 産 を 経済 的 利に 用 でき な い場 合 はに 経 済的 利益 は生 じ な い︒

③教 会 の土 地 は墓 地 しと て使 用さ れ て るい 限 り 経済 的 利益 の対 象 と なは ら な い︒

④ 埋葬 地 需の 要 は交 通事 情 と は関 な係 しい 墓︑ 地と し て使 用 され てい る限 り土 地価 格 の上 昇 即は 時 に実 現 しえ な い での あ るか ら 墓︑ 地 に沿 たっ 道路 の建 設 によ てっ

﹁い つで も実 現可 能 な価 格上 昇﹂ は生 なじ い︒

(14)

すな ちわ

︑ この 判 決 は︑ 旧プ イロ セン KA Gが 明 文 で

﹁特 別な 経済 的 利益

﹂ と規 定 し てい た関 上係

﹁利 益

﹁特 別 な 経済 的利 益

﹁い つで も 実現 可能 な地 価上 昇

﹂ と解 し てい た︒ この よう に︑ 来従 西 イド ツ では 受 益者 負担 金の 根拠 と な る■ 利益

﹂ は 一般 に

﹁土 地 価格 の上 昇﹂ と解 され て いた

︒ こ のよ う な 理解 は西 ド イ ツの 租税 制 度 と の関 係 に注 目す るな ら ば 定■ の合 理性 を 有 し て いた よう に思 われ る︒ と うい のは 西︑︑ イ ︑ド︑

ツ ︑の︑

所 ︑得 ︑ 税︑で ︑

︱ま︑個 ︑ 人 ︑の︑

譲 ︑渡 ︑ 所︑得 ︑

︱ょ︑原 ︑ 則 ︑と ︑ ぃ て ︑課︑

税 ︑さ ︑ か な いお ナ か︑ な︑ 不動 酔 静争 の士 地︑特 有 ︑税 ︑ の ︑課 ︑ 税︑標 ︑ 準︑も ︑ 価 ︑時 ︑ 比 ︑ぃ ぃ て ︑著 ︑

ぃ く ︑低 ︑ く ︑︑︑

そ ︑れ︑

故 ︑︑ 公︑共︑

事 ︑業︑

よ ︑ぃ て ︑ゝ じ ︑生︑

た︑地 ︑

ほ か 士 発 を︑ 秒

謄 訃 野 一 謄 漿 胎 か な い ど 謄 い か ど︑ か 0

き︑ な︑ ぃ か ら で あ 屁 % 我 国 と 比 し て 西 ︑ イ ド ツ で は 受 益 者 負 担 金 が 用 活

され て るい よう にみ え る が︑ そ の背 景 には こう し た租 税 制度 の問 題も あ るよ う に思 われ る

︒ 一0 この 判決 が出 さ れ てか ら 市︑ 町村 は墓 地 所有 者

︵教会

︶ から 負 担金 を徴 収す る こと を 断念 し て いた と︒ ころ が  ︑ 一九 七 一年 に連 邦 行 政裁 判 所 が連 邦建 築法 上 の開 発負 担金 に つい て墓 地 所有 者 も 負担 金 に つい て墓 地所 有者 も負 担 義務 者 に合 ま れ とる した こと から 財︑ 政 難 に苦 しむ 市 町村 が KA G上 の負 担金 も 墓地 所有 者 から 徴 収 よし う と試 み はじ め︑ 問 題 が再 燃

ゥ てき た一  

︲●                  

¨ ま∴ ず 開■ 発負 担金 につ い て墓 地 所有 者 も 負担 義務 者 に含 まれ ると し た 一九 七 一年 月六 日二 の連 邦行 政裁 判所 判決 の内 容 を 検討 し てみ よう 同︒ 判決 は墓 地所 有者 が開 発 によ う て受 け る

﹁利益

・︱こつ いて つぎ のよ う に述 べ て いる

∴二 墓 地 に到 達 でき る道 路 の建 設 によ てつ 墓︑ 地 所有 者 利は 益 も受 け る︒ 1

卜 この 利 益 は所 有 者 の望 ん で るい 墓︑ 地を 利 用す る可 能性 申ら に存 す る︒ この 利 益 1は 1 この こと は必 要 では な いの だ が︱

︱ 財 政的 性 質 のも での あも る︒ 墓地 所有 者

︐ は 開 発 によ

︐ って 可能 と され た墓 地 の利 用 に対 し 対て 価 受を け とる

■・こ の経 済 的利 益 は︑ 墓 地所 有者 が社 会的 配 慮 か そ夢 利の 益を 十分 に実 し現 えな い︑ とい うこ とに よっ て否 定さ れる もの では ない こ︒ のよ なう 理由 らか 選判

事会 は︑ 建築 用地

とし ての 価格 上昇 のあ たっ 不動 産の みが 開発 負担 金法 上の 建築 用地 であ ると する 燿訴 審の 見解 に従 うこ とは でき な

四五 西 イド ツ受 益者 負担 金法 制 おに るけ

﹁利益

﹂概 念

(15)

法経 研究 O菫 巻 号∵

︵一一 九八 一年  ︶                                            四六 い ず法 的 取 引り きを 実 質 上抑 す制 る方 法 で︑ も しく は二 定 の克 服 し が た い技 術 的 困難 の下 で のみ 利用 され る めた に︑ 建 築 用地 とし て の通 常 の価 格 で取 り引 き じえ な い不 動 産 も開 さ発 れ もた のと み一 な され ねば らな な い︒ 結 局 墓︑ 地 は そ

■の に建

︵3

︶ 

築 され る か否 か にか かわ ら 負ず 担義 を務 う負 も のと なみ れさ ねば なら な いピ

︐ こ こ で述 べら れ て るい

﹁利

﹂益 は開 発 負担 金八 道路 の最 初 建の Y設 の根 拠 とし て のそ れ であ てっ

︑ KA 上G の道

・路 改修 負 担金

︵道 路 の拡 張 改良

︶ その れ では な いこ と に留 意 す る 必要 があ る が︑ 控 訴審 では

﹁利益

﹂を

﹁建 用築 と地 し て の価 格 上昇 求に め て いた のに 対 し

︑ こ の判 決 では も とっ 抽 象的 に開 発 によ てっ 可 能 なと たっ

﹁墓 地を 利 用す る可 能性

﹂ の中 に 求 めら れ て いる す︒ な わち

︑ こあ

・判決 はで 開 発負 担 金 の根 拠と な る 益﹁利

■ を 土 地.価 格 上の

・昇 はで な く て︑ 道路 の最 初 の 建 設 によ り 可能 とな たっ 不動 産 建の 築 上

・営 業 上 利の 用 な しい 利 用可 能断

が 中 に求 め たと い

︐ て よ い であ ろ贅 言一 九七 年九 月二 四日 の連 邦 行政 裁 判 所判 決 も ほ 同ぼ 様 の観 点 らか 負 担義 務 を 肯定 し てい る︒ Or こ のよ

・う に開 発負 担金 にお け る

﹁利 益

﹂概 念 が広 く解 れさ た のを 契機 に︑ 市 村町 は墓 地所 有 者 に対 し て KA G上 の負 担 金 も課 そう と試 み は じめ たが ヽ これ に歯 止 めを けか た のが つぎ に述 べる 二 つの 判 決 であ る︒ な お 以︑ 下 の 二 つの 判決 は ノ ルト ラ イ ン

・ヴ スエ ト フ ア■ ンレ と州 ーニ ダ ーザ ク セン 州 のK A 上G の道 路改 修負 担金 にお ける

﹁利 益

︲問 題を 検 討 し

ι

r てお り

︑ これ ら の州 は 旧プ イロ セ のン KA Gと 同様 に現 在も

﹁経 済的 利益

﹂ 存の 在 を必 要 とし て いる 点 に留 意 す る必 要 が あ ろう

︒                                      L Iさ て︑ 墓地 の所 有者 が開 発 負担 金 の負 担 義務 者 なに ると いう 状 況 の下 で︑ K GA 上め 担負 勢義 の有 無 に つい て最 初 判に を断 下 し たの は 一九 七五 年 一〇 月 九 日 の Oパ F 行 政裁 判 所判 決 であ たっ

︒ この 判決 は問 題 焦の 点 とな てっ いる 利﹁

﹂益 に つ てい つぎ のよ う 述に べ てい る︒

﹁確 か に開 発負 担 金法 の領 域 にお てい は 開︑ 発負 金担 を 徴収 す る ため 必に 要 な開 発利 益 は経 的済 なも の であ る必 要 なは

(16)

し かし

︑ この 点 に関 し て︑ 開 発 負担 金 Kは A G八 条 によ る道 路 改修 負 担金 と対 比 でき るも の では な い︒ 開 発負 担 金 は道 路 の最 初 の建 設 に対 す るも の であ り

︑ これ に対 し て KA G に基 づく 負 担金 は 道 路 の拡 張も しく は 改 良 に対 す るも の であ る︑ と いう 点 に両 者 の本 質的 差 異 存が す る の であ る︒ この 差 異 は負 金担 によ てっ 弁済 され る利 益 の特 徴 に つい ても ま さ し く重 要 であ る︒ 道 路 最の 初 の建 設 は︑ 道 路 の最 初 の建 設 がそ れ らを は じ め て可 能 にす る ので

︑ 不動 産 の建 築上

︒営 業 上 の

・用一利 ヽしも く 利は 用 可能 性 と 直接 の関 係 にあ る0 この よう な開 利発 益 だ け が︑ 与 えら れ た利 益 の経 済 的性 質を 問 題 すに る こ 一と な く 建︑ 築

・営 業 上利 用さ れ る︑ も くし 利は 用可 能 な 動不 産 対に す る開 発負 担金 の徴 収を 正当 化す る ので あ る︒ これ に 対 し て︑ KA G八 条 に基 づく 道路 負担 金法 の領 域 にお いて は︑ す で に存 在 す る︑ 発開 のた め に設 けら れ た道 路 利の 用 際に し て の付 加的 な利 益 が問 題 な ので あ る︒ ここ で問 題 とな る のは

︑ こ の付 加 的な 使用 価 値 が常 に負 担義 務を 導 く べき も のな のか

︑ それ とも そ 利の 益 が負 担義 務 者 にと てっ 何ら か の点 にお いて 経済 的 重に 要 であ る場 合 に のみ 負担 義 務を 導 く のか と うい こと であ る︒ 立 法者 Kは AG 八 条 に基 づく 負 担義 務

︱︱ 道路 負 担金 も こ こに 含ま れ る︱

︱ を経 済的 利 益の 発生 と結 び つけ た こと によ り 後︑ 者 に賛 成 し た ので あ たっ

■ K A 八G 条 の意 味 で 経の 済 的利 益 は︑ くと に不 動 産 価格 それ 自体 上の 昇も くし は使 用 価値

︵03 喘● o訂鶏 o﹂じ の上 昇 の 中 に存 在 しう る

︒ め 原 告 の不 動 産 の価 格 は︑ そ の不 動 産 が

″神 聖 なも の″ 8→ 8o 嗜じ とし て実 際 上譲 渡 不可 能 であ り︑ した が てっ そ の 不動 産 には

■般 に譲 渡 価格 存が 在 しな い での 道︑ 路 建設 によ てっ 上昇 す る とこ なは い⁝

⁝⁝  ︒                

¨D 同様 に︑ 原 告 不の 動産 の使 価用 値 の上 昇 も 見出 し た な い︒ と いヶ のは

︑ この 不動 産 経が 済 的 に では な く︑ 礼拝 用

・宗 教 用 使に 用 され てお り ま︑ た 譲︑ 渡 じ なえ い ので 現︑ 在 と異 な 利る 用も なし え な いか ら であ る︒ 西ド イツ 受益 者負 担金 法制 おに るけ

﹁利益

﹂概 念                                      四七

(17)

法経 研究 三〇 巻 一号

︵一 九八 一年

︶      

︐′︲  

                                 四八 以卜 上 のよ う な 理由 のも と に墓 地所 有者 道の 路改 修 負 担義 務 を 否定 し たが 注︑ 昌 され る のは 利﹁ 益

﹁経 済的 利益

﹂ と し つ っも も﹁ はや

﹁土

.価地 格 上の

﹂昇 のみ では な く︑

﹁使 用 価 値 上の 昇

﹂も

﹁利 益

﹂ と し てと ら え

´ ︑

﹁利 益

﹂概 念を 広 く と ら えて いる こと であ る︒ と同 時 に︑ 開 発負 担 金 と KA G上 道の 路負 担金 性の 質 の差 異 に着 目 し 道︑ 路 の拡 張

︒改 良 と具 体

︲的に 結 び つい た

﹁使 用価 値 の上 昇﹂ の存 否を 判断 し てい るこ と にも 注 目し てお く必 要 があ ろ鈴

    σ こ の判 決 続に い て︑  一 九 七七 年 月六 二 日 の

︻OO o3 置●

行 政裁 判 所 判の 決も 墓地 所有 者 に対 す る道 路改 修 負担 金義 務 を 否定 たし o そ 理の 由と し て つぎ の こと が述 べら れ てい る︒ もこ の意 味 にお ける 経 済的 利 益 は と︑ く に土 地価 格 の上 昇 も くし 土は 地 の使 用価 値 の上 昇 の中 に存 在 しう る︒ 原告 の場 合 に そは 土の 地 墓が 地と し て特 定 され て るい ので 土︑ 地 価格 の上 昇 も土 地 使の 用価 値 の上 昇 生も じ えな い︒ 教 会 の埋 葬 地 と し て の土 地 は実 際 上譲 渡し えず し︑ たが てっ 譲 渡 価格 も存 在 し な のい であ るか ら 原︑ 告 の土 地 の価 格 道ぼ 路 建設 によ っ て上 昇す る こと はな いで あ ろう 同︒ 様 原に 告 土の 地 の使 用 価値 の上 昇も 見出 し えな い︒ 使 用価 値 の上 昇 を 論 じる こと が で き る はの 当ヽ 部会 の見 解 によ れば 付︑ 加 的 な 経︑ 済 的 に実 限 可 な能 利益 発が 生 す る場 合 だ け であ る 本︒ 件 場の 合 そは う で はな い︒ 原告 の土 地 の墓 地 と し て 利の 用 にと てっ は︑ 改 修 され た道 路 の良 し悪 し は影 響 がな い︒ と いう のは 埋︑ 葬 地 需の 要 は交 通・ 事情 と は全 く関 係 が な いか ら であ る゛ 確 かに 原告 は開 発 によ てっ 可 能 とな たっ 墓 地 利の 用 対に し て対 価を 受 けと てっ るい 万︒ 一そ の点 に経 済的 利 益 の存 在 を 認 める と し ても

︑ この 利 益 道は 路 政の 修 によ てっ は大 き くな ら な い︒ と いう のは 墓︑ 地 の使 用 に対 し 料て 金 徴を 収す る可 能性 は い墓 地 接の し て るい 道 路 の女 修 によ てっ 良 く なは らな いか ら であ 樋 ピ この 判 決 にお てい も

︑ K AG 上 の道 路改 修 負担 金 にお ける 利﹁ 益

﹂ が道 路 改の 修 と具 体 的 に関 連 し た土 地 価格 の上 昇も しぐ は土 地 の使 用 価値 上の 昇と 理解 され てい る こと に 注 目し てお く必 要 あが ろう

① 以上 の二 つの 判 決 は︑ いず もれ K AG 上

﹁経 済 利的 益

﹂ の存 在を 文明 上要 求 され てい る州 で争 われ 事た 例 であ たっ

(18)

と ころ で︑   一九 七〇 年代 に 改 正 され た多 く の州 のK A Gで は 単 に

﹁利益

﹂ の存 在 のみ を要 求 し︑ そ の

﹁利益

﹂ が

﹁経済 的

﹂な も ので あ る こと ま で明 文 上は 要求 しな くな てっ いる

︒ そ こで 単︑ に

﹁利益

﹂ の存 在 のみ を 要求 し て いる 他 の州 の道 路 改修 負 担金 の場 合 には ど のよ う に解 され る ので あ ろう か︒  一 般 改に 正後 の各 州 の負 担 金 の根 拠 とな る 利﹁ 益

﹂ は従 来 よ りも 広く 解 され る傾 向 を 示 し てお り

︑ プ旧 イロ セン KA G上 の負 担 金 の場 合 のよ う に

﹁土 地価 格 上の 昇

﹂ 必は ず しも 必要 と され て ない い︒ し たが てっ 負︑ 担 金 はか つて のよ う 土に 地価 格 増の 加 の清 算 では なく 公︑ 的 設施 利を 用 しう る人 々の 負 担 あで る. と説 明 され るよ う にな てっ いる

︒ ま た︑ そ の利 益 が数 字 で 表 わ しう るも ので あ る こと も 必要 と しな くな てっ い る︒ しか し︑

﹁利益

﹂ があ ると いえ る ため には 土地 の

﹁使用 価値 の上 昇﹂ 必は 要 解と され てお 唾 他︑ 方

﹁経済 的利 益

﹂ の解 釈 にお い ても 今︑ ま で紹 介 し てき 判た 例 のよ う に︑ 土地 の

﹁使 用価 値 の上 昇

﹂が あれ ば よ いと され て るい の で︑ 両者 間の に

︱ そ の使 用 価値 の上 昇 が 経済 的な も ので あ るか 否 か の議 論 を別 にす れば

︱︱ 実 質的 な差 異 はな いよ う に思 われ る︒ し たが てっ 前︑ 述 の二 つの 判決 の

﹁利益

﹂概 念 は単 に

﹁利益

﹂ と のみ 規 定 され て いる KA G上 の道 路改 修負 担金 場の 合 にも 基 本的 に妥 当す ると も の理 解 し てよ いで あ ろう

︒ 以③ 上を 一応 要 約 し てお く と つぎ のよ う にな ろう

︒ 西 ド イ ツ受 益者 負 担金 法制 にお け る

﹁利 益

﹂概 念 はか つて の

﹁土地 価 格 の上 昇

﹂ のみ では な く

﹁土地 の使 用価 値 上の 昇

﹂ も含 もむ との な てっ き て いる

︒ ただ し︑ そ の

﹁使 用価 値 の上 昇

﹂ は当 該施 設 と具 的体 に関 連 し て いな けれ ば なら ず

︑ 発開 負担 金 の場 合 には 道路 の最 初 の建 設 によ てっ 可能 とな たっ 建築 上

・営 業 上 利の 用可 能 性を 意味 し︱

︱ し たが てっ

︑ こ の場 合 の

﹁利 益

﹂ は かな り広 範 囲 なも のに な るが

︑ KA G上 の道 路 改修 負 担金 の場 合 に は道 路 政の 良 o拡 張と 具体 的 に結 び つい た︑ 土地 の使 用価 値 の付 加 的な 上昇 でな けれ ばな らな いと され て いる 負︒ 担 金 の対 象 とな る工 事 の具 体 的形 態

︵道路 の最 初 の建 設 か拡 張

・改 良 か︶ に着 目し と︑ り わ け後 者 の拡 張

・改 良 場の 合

︑ それ と の具 体 的 関連 性 を追 求 し て い 西ドイツ受益者負担金法制における︵利益︶概念

参照

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