総合的な学習の時間
「おそうじマイスターになろう!」
佐藤 茂枝美
☆対象児童(ぱれっとの一番星)☆
A:自分の好きなことを安心できる人としたい。
自分の好きな所へ好きな時に行きたい B:目指せ!歌って踊れるパン屋さん!
(しっかり働き、余暇も充実させられる自立した大人になりたい)
C:自分の身の回りのことができる。
家から通える通所施設で日中作業等の活動をして過ごす D: 多くの人と関わりながら生きていく
健康的な生活を送る
☆キャリア教育の視点☆
<4名共通>
かかわる ・とりくむ
<協力・伝える> <主体性・遂行力>
興味・関心 の拡大 知識・技能 の獲得
役割の理解 最後まで取 り組む姿勢
達成感・
成就感 仕事への
興味
自分の得意な ことに気付く 友達を認める 将来の社会的・職業的自立をイメージすると、現段階では以下の力が必要
☆授業のねらい☆(その1)
① 日常的に行っている「掃除」が、どのような「意味」
を持つのか。(何のため?誰のため?)
② 「役割」として、また「分担」して取り組むことで、
仕事としての「掃除」の理解。
③ 「掃除」をしたことの結果から、価値付け。
(視覚的にきれいになる、他者からの評価、感謝)
④ 将来的には、自発的に「掃除」に取り組む、誰かのた めに「掃除」をする気持ちを持ってほしい。
(将来への方向性)
※学習の「意味付け」、「役割」「価値付け」「方向性」
を明確にした授業を行う。
☆授業のねらい☆(その2)
※「おそうじマイスターになろう!」の授業で
「分かったこと」や「できるようになったこと」、
「児童自身の考え方や価値観に変化があったこと」
が、他の場面で児童の自発的な行動として、また 実際の技能の向上として見られているかを、教師 間で共有していく。
※総合的な学習の時間で取り組んだ活動を、他の授業や活 動場面で反映、発展させていく視点を大切にする。
☆授業の工夫☆
① 校内清掃の3名の方を「掃除のプロ」として招き、児童 の活動への意欲の喚起を行った。
② 毎時間、始まりは「♪おそうじたいがやってきた」を踊 り期待感をもたせるようにし、最後にメダルの授与式を 行い「達成感・成就感」を味わえるよう工夫した。
③ 学習発表会、北肢研、学期末など、「掃除」をする必要 性のある時期に授業を行った。
④ 児童の掃除の様子を写真や動画に撮り、「振り返り」の 場面で具体的な評価を行った。
⑤ 1人1つの作業の分担制から、1人で2~3つの取り組 みへと、難易度や「やりがい」に変化を加えた。
☆児童の様子☆
<意欲、積極性>
・授業開始前に、掃除道具を自ら準 備して集合する様子。
・自分の役割に最後まで取り組もう とすることできた。
・講師の方や保護者に称賛され、
「掃除」への意欲付けにつながった。
<知識、技能>
・講師から教わった、「コツ」
を理解し、身に付けることが できてきている。
・「掃除」の意味を知ることが できた。
<思考力、判断力等>
・困ったときに、周りの人に手 助けを求めることができた。
・その場の状況に応じて、掃除 の仕方を工夫しようとする様 子が見られた。
<学びに向かう力、人間性の涵養等>
・「掃除」の大切さを知り、将来の生 活の中で、自ら必要性を感じて取り 組めるようになってほしい。
・他者から喜ばれたり、感謝されるこ とを実感してほしい。
今後の継続した取り組みで評価
☆次年度の取り組み☆
●今年度は、校内の講師の方を招いて「掃除のコツ」を学び、
繰り返し授業を行うことで、「技能」の向上が見られた。
「掃除」が必要なことであり、「すがすがしい」気持ちに なることが、実際の感覚をもって徐々に理解できるように なってきた。
●次年度は、日常の掃除を基本に「誰かのために、
みんなのために」行う掃除へ発展させる。
また、自ら「必要」と感じた時に「やろう!」と 動き出せる気持ちと技能を育てていきたい。
→多様な学習機会の設定と、児童の変容に気付い て、柔軟に学習内容を変化させていく取り組み を続けていきたい。