通信方式#5
H 19 - 5 - 25 古川 浩
(本資料は下記からダウンロードできます
http://www.picocellular.net )
2
情報伝送系
アナログ情報源
伝送路 (channel)
再生されたアナログ情報源 の
帯域制限(LPF)
で標本化
の 帯域制限(LPF)
変調
復調
送信機
受信機
変(復)調の分類
アナログ
デジタル
ベースバンド変調 高周波変調
パルス変調(
6.2
節~6.5
節) アナログ変調(3,4,5章)パルス符号変調(7章) ディジタル(高周波)変調(8章)
Pulse Amplitude Mod. (PAM) Pulse Width Mod. (PWM) Pulse Position Mod. (PPM)
Pulse Code Mod. (PCM) Delta Mod. (⊿M)
Delta-Sigma Mod. (⊿-ΣM) Differential PCM (DPCM) Adaptive ⊿M (A ⊿M) Adaptive PCM (APCM) Adaptive DPCM (ADPCM)
Amplitude Mod. (AM) Frequency Mod. (FM) Phase Mod. (PM)
Single SideBand Mod. (SSB)
Amplitude Shift Keying (ASK) Frequency Shift Keying (FSK) Phase Shift Keying (PSK)
Quadrature Phase Shift Keying (QPSK) Quadrature Amplitude Modulation (QAM)
4
パルス変調~
PAM (Pulse Amplitude Modulation
、パルス振幅変調)
T τ
標本化された離散アナログ系 列を方形波で伝送
インパルスによる標本化信号に方 形波を畳み込む=
sinc
関数の周 波数伝達特性を持つフィルタを通 すことと等価パルス変調~
PWM (Pulse Width Modulation 、パルス幅変調 )
T
標本化された振幅の大きさに 応じて方形波のパルス幅を可 変し伝送
T
6
パルス変調~
PPM (Pulse Position Modulation 、パルス位置変調 )
T
標本化された振幅の大きさに 応じて方形波のパルス位置を 可変し伝送
T
パルス符号変調
( PCM, Pulse Code Modulation)
PCM
符号化 波形整形ディジタル信号検出
PCM
復号 標本系列t
復元された信号系列
t ..1011011..
..1011011..
t
変調
復調
+雑音、+ひずみ
8
PCM 符号化
0 1 2 3 4 5 6 7
3.2 3.1
1.9
3.5 4.4
3.0
5.1
6.8
t
0 1 2 3 4 5 6 7
3 3
2
3 4
3
5
7
t
入力 出力ディジタル値 電圧 (符号ビット数3)
0 000 1 001 2 010 3 011 4 100 5 101 6 110 7 111
量子化
011 011 010 011 100 011 101 111
振幅電圧
[v]
+0.2Vの量子 化雑音が発生!
音声の振幅分布と 不等間隔量子化
振幅電圧
[v]
疎に量子化 密に量子化
量子化レベル
音声の振幅分布
0
振幅出現確率の高い振幅値は密に量子化 出現確率の低い振幅値は疎に量子化
音声の信号波形
t
10
圧縮と伸張
圧縮
波形整形
ディジタル信号検出
PCM
復号 標本系列t
復元された信号系列
t ..1011011..
..1011011..
t
変調
復調
+雑音、+ひずみ
(
等間隔)PCM
伸張
入力 出力
圧縮
伸張
標準化された圧縮方式
• μ-Law
– 圧縮特性を対数関数を用いて決め、それを 15 本 の折れ線で近似。
– 日本やアメリカで採用
• A-Law
– 圧縮特性を振幅が小さいときは線形、大きいとき は対数関数を用いて決め、それを 13 本の折れ線 で近似。
– ヨーロッパで採用
12
PCM 符号化の実現例
0 1 2 3 4
-1 -2 -3 -4
標本値
[v]
000 001 010 011 100 101 110 111
#1bit
#2bit
#3bit
#1bit
1/2 1
1/4 1/8
0
~1
に規格化した標本値0
000 001 010 011 100 101 110 111
#2bit
#3bit
>1/2
? yes -1/2
#1bit=1
>1/4
? yes -1/4
#2bit=1 no
#1bit=0
no
#2bit=0
標本値(0~1に
規格化)さらにスマートには・・・
PCM 符号化の実現例(続き)
>1/2
? -1/2
yes
#n bit=1 no
#n bit=0
標本値(0~1に規格化) x2
n
はループ回数14
PCM復号化の実現例
½[v] ¼[v] 1/8[v]
#1bit #2bit #3bit
1/2 1
1/4 1/8
0
~1
に規格化した標本値0
000 001 010 011 100 101 110 111
#2bit
#3bit
規格化された標本値出力 (0[v]~7/8[v])
#1bit
[+1/16v
のオフセットを入れて、1/16~15/16[v]
とする場合もある]
適応PCM (Adaptive PCM, APCM)
• 適応量子化器
– 信号の変化に応じて動的に量子化ステップサイ ズ(量子化粒度)を制御
•
振幅が大きく変動する時は、量子化ステップを大きくす る•
振幅が小刻みに変動する時は、量子化ステップを小さ くする– 直近の信号変動履歴をもとに、その時その時で
最適な量子化ステップサイズを決定。
16
デルタ変調( Delta Modulation, ⊿ M )
振幅電圧
[v]
t
各タイミングでfr
(t)とf(t)を比較、
f
r(t)
≧f(t)
ならば0
を出力、f
r(t)<f(t)ならば1を出力。
f r (t)
f (t)
δv
f (t)
∫dt 1 ->δv 0 -> - δv
符号化
g(t) f r (t)
1110001110011111 g(t)
+ <0
≧0
=1
=0 -
+
⊿ー Σ 変調(⊿ー ΣM )
積分 ⊿M 微分
f(t) f’(t)
ω ω
高周波成分を抑制し、f(t)の早い変動を抑制
⊿M変調の高速な信号の変化への追従性を向上
18
適応⊿M
•
信号の変化の速さに応じて動的に⊿M変調の量子化ステッ プサイズを可変⊿M
適応⊿M
量子化ステップサイズを2 倍にして追従性をアップ
差分PCM
(Differential PCM, DPCM)
f (t)
∫dt 1 ->δv 0 -> - δv
1ビット符号化
g(t) f r (t)
+
<0
≧
0
=1
=0 -
+
f (t)
h
p(t)
nビット符号化 g(t)
f r (t)
+
-
+
量子化⊿M変調
DPCM変調
20
DPCM(続き)
f (t)
h
p(t)
n
ビット符号化g(t) f r (t)
- +
+
量子化対⊿M
nビット符号化により量子化
誤差が低減D
2(t)の平均を最小にするフィルタ
対PCMf(t)
に比べダイナミックレンジ の狭いD(t)に対する符号化に より量子化誤差が低減予測フィルタ
f (t)
h
p(t)
n
ビット符号化g(t) f r (t)
+
-
+
量子化T T
T
X X
X X
+
+
w1 w2
wp-1 wp
h
p(t)
f r (t)
積分 予測フィルタ
22
DPCMの復調
f (t)
h
p(t)
n
ビット符号化g(t) f r (t)
+ -
+
量子化n
ビット複号h
p(t)
+
g(t)
f r (t)
+ +
量子化誤差
DPCMの復調(続き)
n
ビット複号h
p(t)
+
g(t)
f r (t)
+ +
+ h
p(t)
予測フィル タ
n
ビット複号+
g(t) +
nビット複号 +
g(t)
予測フィル タ
+
簡単化
24
適応差分PCM
( Adaptive DPCM, ADPCM )
• DPCM の量子化ステップサイズを動的に適応
制御
パルス符号変調の分類
絶対(値)
符号化
差分(値)
符号化
静的量子化 動的適応量子化
PCM A PCM
AΔM
DPCM ADPCM
ΔM, Δ-ΣM
1bit
N bit
26
実際のパルス符号化変調
•
音楽CD– 44.1kHzサンプリング、16bit量子化 リニアPCM
• ISDNデジタル音声 (ITU-T G.711)
– 8kHz
サンプリング、8
ビット量子化、64kbps PCM
• PHS (ITU-T G.726)
– 8kHz
サンプリング、4
ビット量子化、32kbps ADPCM
•
携帯電話(すべて8kHz
サンプリング)– WCDMA: 4.75kbps~12.2kbps AMR
– PDC
:3.45kbps PSI-CELP (Half Rate)
~8kbps CS-ACELP
– GSM: 5.6kbps VCELP (Half Rate) ~12.2kbps ACELP (Enhanced Full rate)
• MP3
–
対応サンプリング周波数:32KHz
、44.1KHz
、48KHz
、ビットレート:
32kbps
~320kbps
•
サンプリング周波数44.1KHz
、ビットレート128kbps
のモードにおいては、ほぼCD
並みの音質を確保バックアップ
28
比較器
f (t)
積分
1 ->δv
0 -> - δv
符号化