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情報セキュリティ 第09回

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Academic year: 2021

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(1)

情報セキュリティ 第09回

大久保誠也 静岡県立大学経営情報学部

2/64

はじめに

はじめに

暗号化と範囲

電子メールのセキュリティ

日常生活と情報セキュリティ

演習

3/64

暗号化と範囲

4/64

暗号化技術と範疇

暗号化の実装は様々なものがあります。

それぞれ、「何を暗号化するのか」「どこからどこまでを 暗号化するのか」が異なります。

情報を守るためには

「今自分が使っている暗号化手法はどういうものか」

を正しく理解する必要があります。

5/64

電子メールの セキュリティ

6/64

セキュリティの知識が必要な例 2

これは何を言っているのでしょうか?

(2)

7/64

AliceからBobにメールを送る場合、

「Aliceのパソコン」→「Aliceのメールサーバー」

→「Bobのメールサーバー」 → 「Bobのパソコン」

と伝わっていく。

メールの経路の概略図

パソコン サーバー サーバー

パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

8/64

パスワードやメールの内容が、やりとりされる

やりとりされるデータ

メールの内容

サーバー サーバー

パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード

9/64

パスワードやメールの盗聴防止や、

メールの内容の改竄

守りたいもの

メールの内容

サーバー サーバー パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード 盗聴防止

改竄防止

盗聴防止 改竄防止

盗聴防止

なりすましを 防止したい

盗聴防止

盗聴防止 改竄防止

10/64

POP

Post Office Protocolの略。

メールを受信するときに、

「クライアントとサーバー間」で、

メールをやり取りするためのプロトコル。

パスワードで正しいユーザーか認証できる。

ユーザーがメールを送信するときに、

「送信する前に一度POPで認証する」

という形でも使用される(POP before SMTP)

パスワード、メールの内容、すべてが平文でやりとりさ れる。

11/64

POPPost Office Protocol メールを受信するプロトコル

POP の概要

メールの内容

サーバー サーバー パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード 盗聴可能

改竄可能

盗聴可能 改竄可能

なりすまし可能

盗聴可能 盗聴可能

盗聴可能 改竄可能

12/64

APOP

Authenticated Post Office Protocolの略。

メールを受信するときに、

「クライアントとサーバー間」で、

メールをやり取りするためのプロトコル。

パスワードで正しいユーザーか認証できる。

メールを送信するときに、

「送信する前に一度POPで認証する」

という形でも使用される(POP before SMTP)

パスワードのみ暗号化。メールの内容は平文のまま。

脆弱性が見つかっているので、使用は推奨されない。

(3)

13/64

APOP:Authenticated Post Office Protocol

パソコンとサーバー間のパスワードのみを暗号化

APOP の概要

メールの内容

サーバー サーバー

パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード 盗聴可能

改竄可能

盗聴可能 改竄可能

なりすまし可能

盗聴防止

盗聴防止

盗聴可能 改竄可能

14/64

POP over SSL/SMTP over SSL

メールを送信・受信するときに、

「クライアントとサーバー間」を、

暗号化するためのプロトコル。

パスワードで正しいユーザーか認証できる。

「クライアントとサーバー間」は、パスワードも内容も暗 号化。

「クライアントとサーバー間」は、内容は平文。

GmailをThunderbird等で利用した場合、この方法が 利用できる。

15/64

パソコン・サーバー間を暗号化

POP over SSL の概要

メールの内容

サーバー サーバー パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード 盗聴防止

改竄防止

盗聴可能 改竄可能

なりすまし可能

盗聴防止

盗聴防止

盗聴防止 改竄防止

さlkdfjl

さlkdfjl

16/64

https利用のWebメール

httpsは、

「クライアントとサーバー間」の、

データを暗号化するためのプロトコル。

Webメールにログインするときのパスワードや、ブラウ

ザから入力した文章内容も暗号化される。

ようするに、「クライアントのサーバー間」は、パスワー ドも内容も暗号化。

「サーバーのサーバー間」は、対象外。

GmailやHotMail等でも利用できる。

17/64

パソコン・サーバー間を暗号化

https 利用の

Web メールの概要

メールの内容

サーバー サーバー パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード 盗聴防止

改竄防止

盗聴可能 改竄可能

なりすまし可能

盗聴防止

盗聴防止

盗聴防止 改竄防止

さlkdfjl

さlkdfjl

18/64

ここまでの説明では

メールの内容

サーバー サーバー パソコン

明日、10時

明日、10時

明日、10時

パスワード

メールの内容 パスワード

さlkdfjl

さlkdfjl

自分で 制御できる

基本 無防備

相手 次第

(4)

19/64

セキュリティの知識が必要な例 2

(少なくとも)あなたのパソコンとサーバーの間は 情報が守られます

20/64

サーバーとサーバーの間の現状

Googleがレポートを出しました。

「透明性レポート より安全なメール」で検索。

結局のところ、プロバイダ依存。

21/64

PGP(Pretty Good Privacy)

PGPは、

「クライアントとクライアント間」の、

データを暗号化するための手法。

Aliceが公開鍵暗号方式で暗号化・認証用データ作成

を行う。Bobは復号や認証用データの確認を行う。

ようするに、「クライアントとクライアント間」で、内容を 暗号化する。認証もできる。

パスワードについては何もしないので、他の「クライア ントとサーバー間」の暗号化手法を同時に使用する

一般にあまりに普及してない。

22/64

アリスのが送るメールを暗号化。

認証用のデータ付き。

PGP

メールの内容

サーバー サーバー パソコン

さlkdfjl

さlkdfjl

さlkdfjl

パスワード

メールの内容

メールの内容 パスワード 盗聴防止

改竄防止

盗聴防止 改竄防止

なりすまし防止

盗聴可能

盗聴可能

盗聴防止 改竄防止

明日、10時

明日、10時

23/64

今までのことで 守れるもの 守れないもの

24/64

今までやってきたこと

情報セキュリティについて、主に通信関係についての 技術を取り扱ってきた。

公開鍵暗号

秘密鍵暗号

ハイブリッド暗号

一方向関数

認証

鍵配送問題

パスワード

SSH

HTTPS

メールに関するセキュリティ

(5)

25/64

Alice

Bob

通信関係技術で守れるもの (1)

盗聴防止 改ざん防止

なりすまし 防止 守れる部分

今まで講義で取り扱った情報通信技術で、通信関係 は守れる。

26/64

Alice

Bob

通信関係技術で守れるもの (2)

盗聴防止 改ざん防止

なりすまし 防止 守れる部分

範疇外

範疇外

今までの取り扱った情報通信技術では、「人に関する セキュリティ」や「計算機管理そのもの」は、フォローし ていない。

27/64

セキュリティ的な事故のニュース

Googleで「情報流出 原因」で検索してみよう。

ニュースになる多くの事件は、「人」が「問題になる行 動」を起こした結果、生じてしまうことも多い。

28/64

これからからやること

情報セキュリティについて、主に通信関係以外の事 柄を取り扱う。

情報流出と人的なセキュリティ

情報セキュリティポリシー

認証とは何か

(ライセンス)

(知的財産権)

機械は技術で守る。人はルールで縛る。

29/64

セキュリティの重要性

どんなに技術がすぐれていても、それを扱っているの は、あくまでも「人」。

「人」は、最大のセキュリティホールになりうる。

セキュリティパッチの当て忘れ

情報のずさんな管理

セキュリティを維持するためには、

技術だけではなく、運用等も大事

30/64

日常生活において

(6)

31/64

日常生活と情報セキュリティ

現在では、多くの媒体がネットワークに繋がっている。

日常生活で、メールやブラウジング、携帯電話やパソ コン等、さまざまな情報機器を日常的に利用している。

安全に過ごしていくためには、これらのものを理解して おく必要がある。

企業の不祥事等が報道されている。個人も様々な危 険にさらされている。

学生生活を送る際に必要となる、日常的な情報セキュ リティと情報倫理の考え方についてみていく。

32/64

情報セキュリティの目的

情報セキュリティの目的

完全性:情報が完全な形で保たれていること

機密性:必要のある人以外に、情報が渡らないこと

可用性:必要なときに、情報が利用出来ること

これから見ていく内容

機器の問題

不注意

不適切な取り扱い

33/64

使用している情報機器等の問題

我々は様々な機器やソフトウェアを利用している。こ れらの機器が安全であるか否かは、非常に重要。

セキュリティホール:

自分は何を使っているのか?

パッチは当てているか?

機械の故障

形在る物はいつかは壊れる

バックアップはとってある?

34/64

例:登録したサイトから漏れる

個人情報を提供した会社や店舗から漏れていく

「個人情報 過去5年」で検索

「米Yahoo 漏洩」で検索

「住宅 クレジットカード 流出」で検索

「アット パスワード 流出」で検索

自分の個人情報を誰が持っているのか、

事故が起きたとき、自分の個人情報も漏れていないか、

確認できるように。

35/64

人の不注意による情報流出

ソフトウェア自体には問題がなくとも、我々の理解不 足や不適切利用は、大きな問題を引き起こす

情報の管理の仕方

人の不注意や意識の低さは、それそのものが脆弱 性である。

その行動が何を引き起こすのか、理解していない。

「パスワード書いた紙を落としてしまった」「メールの 宛先を間違えてしまった」「不用意に個人情報を書 いてしまった」「セキュリティパッチを面倒であてな かった」等々

36/64

パソコンの盗難

あれ? パソコンがない

しめしめ、

上手く盗めたぞ

重要な情報は持ち出さない。

持ち出したら目を離さない。

パソコンを外に持ち出て、物理的に盗まれることも 例:車上荒らし

パソコンは持ち出し禁止にする会社も。

(7)

37/64

例:物品の廃棄

ゴミから情報 もういらないや 入手!

情報はきちんと削除する

物品を捨てるときは、その中に「重要な情報」が含まれていない かに注意する。

ハードディスク等は、OSの機能で削除していても、データを復元 できることも。

38/64

例:パスワードの管理

あれ?

これは...

覚えられない なぁ...

パスワードは適切に管理する

初期パスワードは必ず変更する。

数ヵ月に1回パスワードの変更を行う。(これは、やや 古いポリシー)

他人に教えたりしない。他人に推測されづらい。

39/64

例:メールの誤送信

極秘

あれ?

これは...

極秘

送信 Bob

Alice あて先はきちんと確認する

あ!

送り間違えた!

40/64

近頃の例:

「メールcc 情報流出」をキーワードに検索

「不注意 情報流出」をキーワードに検索

41/64

ソフトや仕組みを盲目的に利用

思いもよらない情報が重要な役目を果たしてしまうシ ステムも存在している。

どのような情報がどのぐらい重要か、把握する必 要がある。

盲目的にそのソフトを使って大丈夫?

42/64

例:

「初音ミクTカード アップロード」

で検索。

問題の流れ:

初音ミクのTカードをゲットし、

喜び勇んで画像を

アップロードする人が続出。

ところがTカード番号は、

個人情報的に重要。

会社が警告を出す。

http://tsite.jp/cp/index.pl?xpg=PCIC0102&cp_id=6433 http://mikut.jp/

何が重要かを知る

(8)

43/64

情報の流れる範囲の無理解

twitter やmixi、facebook等、身近な話題や日頃の出

来事を簡単に外部に発信することができる。

"つぶやき" などと呼ばれているため言葉的には限定

された範囲を想像するが、実際には全世界に叫んで いるのに等しい場合がある。

その行動により情報が流れる範囲を常に意識して行 うべきである。

44/64

発信する情報の内容

あまり考えず、思ったままに書き込みを行ってしまう 人が、この世の中には存在している。

個人情報やプライベートな、はては無免許運転、万 引き、カンニング等の犯罪行為までが存在している。

 犯罪行為自体が問題外だが、全世界に向け て告白してしまうことにより、問題を大きくしてしまう。

発信する情報はよく吟味し、問題が無いと判断できた ときのみに発信するべき。

45/64

例:

「twitter 炎上」で 検索をすると、

沢山出てきます。

46/64

情報セキュリティのまとめ

情報は電子の海を勢いよく広がっていき、一度放って しまうと回収することは困難。

一瞬の不注意や思い込みによる判断で、取り返しのつ かない事態に。

普段から意識することが重要

それはやって大丈夫なのか

それは流して大丈夫なのか

それはどの範囲で流れるのか

47/64

おまけ

48/64

文章の書きっぷり

「アンケートはのちほど修正できます」

少なくともシステムは、個人と回答を結びつけて保存し ている可能性がある

「教員に対して匿名で行われます」

教員以外に対しては匿名かは保証されてない

(9)

49/64

演習:

情報流出の事例

50/64

課題と課題の提出

次のことを調べ、レポートにまとめて提出する

「情報流出」等をキーワードに検索し、どのような事 故があったかとその原因を調べる。

0009.odtに記述し、経情グループウェアから提出。

ファイル名はそのままで。

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