足立区住宅マスタープラン
∼ 愛 着 を 育 み 、 魅 力 を 創 る ∼
2006− 2016
概要版
足 立 区 住 宅 マ ス タ ー プ ラ ン 概 要 版
目 次
第 1 章 住宅マスタープ ランの目的と性格 ...1
1 . 計画の背景と目的...1
2 . 計画の性格 ...1
3 . 計画の期間 ...1
4 . 改定の視点 ...1
第 2 章 住宅政策の課題 と基本的方向 ...2
1 . 現況と課題 ...2
2 . 基本理念 ...2
3 . 住宅政策の基本目標...3
第 3 章 計画の目標 ...4
1 . 住宅供給 ...4
2 . 居住水準 ...4
3 . 住環境水準 ...5
第 4 章 推進する住宅施 策 ...6
多様な居住ニーズに対応すること...6
暮らしの安心・安全を支えること...6
暮らしの快適性を確保すること...6
第 5 章 重点プロジェク ト ...7
1 . 足立区の魅力を活かした住宅供給の促進...7
2 . 公共住宅の再編によるまちづくりの推進...8
3 . 民間住宅市場による安全・安心な住宅ストックの形成 ...9
第 6 章 住宅市街地整備 の方向 ... 1 0
1 . 住宅市街地像と整備の方針...1 0 2 . 地域別住宅市街地整備の方針 ...1 1
第 7 章 施策の推進に向 けて ... 1 4
第 1章
住 宅 マ ス タ ー プ ラ ン の 目 的 と 性 格
1.計 画 の 背 景 と 目 的
(1)背 景
・ 居住ニーズの多様化による公共部門の直接供給重視の住宅政策から、市場重視・ストック重 視の住宅政策への転換
・ 平成 2 4 年度以降に予想される人口減少社会の到来への備え
・ 「足立区基本構想」の基本理念である「協働で築く力強い足立区の実現」をめざした施策展 開の必要性
・ 国や都の住宅政策の転換
(2)目 的
・ 国や都の住宅政策などとの整合を図り、区民の住生活の安定の確保と向上の促進
2.計 画 の 性 格
・ 足立区住宅マスタープランは足立区基本計画の住宅施策に係る分野別計画 ・ 地域住宅計画の根拠となる住宅政策の総合的な計画
3.計 画 の 期 間
・ 平成 1 8 年度から 2 8 年度の 1 1 年間(社会情勢の変化などにより適宜見直し)
4.改 定 の 視 点
(1)重 点 プ ロ ジ ェ ク ト の 設 定
・ 「選択と集中」を踏まえた実効性や効率性の高い施策の戦略的な展開
(2)鉄 道 新 線 の 開 通 を 契 機 と し た 施 策 展 開
・ つくばエクスプレスと日暮里・舎人線の開通という新たな魅力がもたらす沿線地域における 活発な住宅供給への期待
・ 新線沿線の低未利用地の無秩序な開発による住環境への影響の懸念
(3)ま ち づ く り 資 源 と し て の 公 共 住 宅 団 地 の 利 活 用
・ 公共住宅居住者の高齢化による地域活力の減退と福祉関連支出増大
・ 更新時期を迎え、建替えが本格化する公共住宅団地の貴重なまちづくり資源としての再生
(4)成 果 指 標 の 設 定
・ 住宅供給や居住水準、住環境水準の各目標に対する施策の効果や成果を具体的に判断できる アウトカム目標の導入
(5)民 間 事 業 者 、 区 民 の 支 援 メ ニ ュ ー の 充 実
第 2章
住 宅 政 策 の 課 題 と 基 本 的 方 向
1.現 況 と 課 題
(1)求 め ら れ て い る 住 宅 ニ ー ズ の 充 足
・ 人口減少社会の到来
・ ファミリー向け住宅の供給不足 ・ 鉄道新線の開通に伴う魅力の向上 ・ 居住ニーズの多様化
(2)高 齢 者 や 障 害 者 な ど へ の 対 応
・ 高齢化の進展
(3)住 宅 に 困 窮 す る 世 帯 へ の 対 応
・ セイフティネットの拡大
(4)公 営 住 宅 の 偏 在 解 消
・ 公営住宅の偏在
(5)公 共 住 宅 団 地 の 再 生
・ 公共住宅団地の老朽化 ・ コミュニティの活力の低下
(6)防 災 性 の 高 い 住 宅 市 街 地 の 形 成
・ 住宅の耐震性への不安 ・ 防災上危険な地域の存在
(7)コ ミ ュ ニ テ ィ の 育 成
・ 安全・安心への不安
(8)住 宅 市 場 に よ る 良 質 な 住 宅 の 供 給
・ 相対的に低い居住水準 ・ 足立区の住宅市場の特徴
(9)居 住 に 関 す る 意 識 の 向 上
・ 維持・管理上の問題を抱える分譲マンショ ン
・ 高まる民間事業者の役割
(10)快 適 な 住 環 境 の 形 成
・ 住宅を取り巻く環境の変化
2.基 本 理 念
「 愛 着 を 育 み 、 魅 力 を 創 る 」
・ 足立区の多様な都市の個性は、区民それぞれの多様なニーズに応じた住まい・住まい環境の 選択を可能にします
・ 住まい・住まい環境が安全・安心であれば区内で住み替えながら居住し続けることができ、 それが足立区への愛着を育みます
・ 住まい・住まい環境の快適さが人を惹きつける新しい魅力の創造に繋がります
■ 区 と 区 民 、 事 業 者 の そ れ ぞ れ が 役 割 を 果 た す 協 働 に よ る 取 り 組 み
・ 区は施策の実践者としてだけではなく、施策の担い手を支援する調整役としての役割 ・ 区民は自らの居住の安定・向上、住環境の形成の主要な担い手としての役割
・ 事業者は良質な住宅供給・サービスなどを行う住宅市場形成の役割
■ ハ ー ド と ソ フ ト の 両 側 面 か ら の 施 策
3.住 宅 政 策 の 基 本 目 標
(1)多 様 な 居 住 ニ ー ズ に 対 応 す る こ と
住宅を求める居住者層の個性や多様性による多岐にわたるニーズに的確に対応できる、足 立区の魅力を活かした住宅供給をめざします。
① フ ァ ミ リ ー 層 の ニ ー ズ を 充 足 し て い る か ど う か
■ フ ァ ミ リ ー 向 け の 広 さ の 住 宅 供 給 に よ る フ ァ ミ リ ー 層 の ニ ー ズ の 充 足
成果指標 現況( H15) 目標値( H28) 非木造の共同住宅に占める延べ床面積 75 ㎡
1
以上の住宅割合 7.1% 10% 全住宅に占める延べ床面積 70 ㎡
2
以上の住宅割合 28.9% 30%
② 公 営 住 宅 の 偏 在 が 軽 減 し て い る か ど う か
■ 公 営 住 宅 団 地 の 再 生 に 伴 う 多 様 な 住 宅 供 給 に よ る 公 営 住 宅 の 偏 在 の 軽 減
成果指標 現況( H15) 目標値( H28) 全住宅に占める公営住宅の割合 12.8% 10%
(2)暮 ら し の 安 全 ・ 安 心 を 支 え る こ と
高齢者や障害者などが適切な住宅を確保できる、震災や水害をはじめとした災害に対する 備えや防犯面などについて配慮された愛着が育まれるような居住環境を確保します。
① 世 帯 の 規 模 に あ っ た 広 さ の 住 宅 に 住 ん で い る か ど う か
■ セ イ フ テ ィ ネ ッ ト の 形 成 に よ る 世 帯 の 規 模 に あ っ た 広 さ の 住 宅 へ の 居 住
成果指標 現況( H15) 目標値( H28) 最低居住水準
3
を達成している世帯の割合 89.3% 100%
② 震 災 に 強 い 住 宅 に 住 ん で い る か ど う か
■ 住 宅 の 耐 震 化 に よ る 震 災 に 強 い 住 宅 へ の 居 住
成果指標 現況( H15) 目標値( H28) 昭和 56 年の新耐震基準に適合する住宅の割合 62.8% 90%
(3)暮 ら し の 快 適 性 を 確 保 す る こ と
住宅の広さや設備などの質的向上や豊かな居住環境の形成に配慮して魅力を創出するなど、 住宅を取り巻く環境を含めた総合的な快適性を確保します。
① 住 宅 市 場 の 質 が 向 上 し て い る か ど う か
■ 老 朽 化 し た 木 造 賃 貸 住 宅 の 更 新 に よ る 住 宅 市 場 の 質 の 向 上
成果指標 現況( H15) 目標値( H28)
木造賃貸住宅に占める築 30 年以上(平成 17 年を基準とする)経過の割合 26.4% 0%
② 住 宅 や 居 住 環 境 の 景 観 が 向 上 し て い る か ど う か
■ 区 民 や 民 間 事 業 者 の 取 り 組 み の 誘 導 に よ る 住 宅 や 居 住 環 境 の 景 観 の 向 上
成果指標 現況( H16) 目標値( H28) 景観・街並みが魅力的になってきていると感じる区民の割合 21.2% 30%
成 果 指 標
第 3章
計 画 の 目 標
1.住 宅 供 給
(1)公 営 住 宅 の 供 給
① 公 営 住 宅 の 需 要
・ 平成 1 8 年度から平成 2 8 年度の 1 1 年間で約 1 1 ,7 0 0 戸 ② 供 給 予 測
・ 空家による供給と収入超過者の退去、UR賃貸住宅・公社住宅の活用による約 1 1 ,9 0 0 戸 ③ 供 給 目 標
・ 需要に対して供給量が上回っていることから、現状の供給体制を維持しながら期限付き入居 の導入による空家供給などの効率化を図り裁量階層
4
へ対応
・ 都営住宅の建替えに際した現状の居住者分の戸数の確保を東京都への提案・要請
(2)住 宅 ス ト ッ ク の 予 測
・ 平成 2 8 年度末の住宅総数約 3 3 4 ,0 0 0 戸で持ち家と民営借家に対する需要増大 ・ 民間事業者の誘導と空家の活用による需要への対応
表 1 住宅ストックの予測(単位:千戸)
住宅総数
居住者在り 持ち家 公営住宅 UR公社住宅 民営借家 給与住宅
空家等
5
3 3 4 2 9 0 1 4 3 3 1 1 5 9 5 6 4 4
2.居 住 水 準
・ 「足立区環境整備基準」で定める 75 ㎡/ 戸の強力な推進でファミリー世帯が居住しやすい居 住環境の整備をめざす 7 0 ㎡/ 戸を平成 2 8 年度の目標とした住宅供給の誘導
・ 国の第八期住宅建設五箇年計画の数値を参考に設定した世帯人員別の足立区の居住水準に基 づく誘導(国の動向に合わせて適宜見直し)
表 2 足立区の居住水準(単位:㎡)
その他の地域 利便性重視地域
6
共同住宅 戸建住宅 世帯人員 最低居住水準
Aタイプ Bタイプ Cタイプ 1人(中高齢単身) 18( 25) 27.5( 34) 37( 43) 50( 55)
2人 29 42 55 72
3人 39 57 75 98
4人 50 70.5 91 123
3.住 環 境 水 準
・ 「東京都防災都市づくり推進計画」に基づく密集住宅市街地の速やかな解消による住宅市街 地の基礎的な安全性の確保
・ 国の第八期住宅建設五箇年計画の住宅市街地の改善などの指針に基づく良好な住環境の確 保、「足立区環境整備基準」などによる誘導
① 住 環 境 の 整 備 の 目 標
・ 防犯や防災に優れ事故のない安全なまち
・ 生活の利便性や快適性が高く、高齢者や障害者にも思いやりのあるまち ・ 地域特性を活かした魅力と活力のある文化性の高いまち
② 地 域 特 性 に 応 じ た 住 環 境 の 目 標
■ 利 便 性 重 視 の ま ち づ く り ( 広 域 ・ 地 域 拠 点 や 地 域 の 核 の 周 辺 地 域 ) ・ 共同住宅の密度:2 0 0 ∼4 0 0 戸/ ha
■ ゆとり重視のまちづくり(広域・地域拠点や地域の核の周辺地域以外で環状7号線以北) ・ 戸建て住宅の敷地規模:1 5 0 ㎡
・ 共同住宅の密度:1 0 0 ∼2 0 0 戸/ ha
■ 修 復 型 の ま ち づ く り ( 広 域 ・ 地 域 拠 点 や地域の核の周辺地域以外で環状7号線以南) ・ 戸建て住宅の敷地規模:1 0 0 ㎡
・ 共同住宅の密度:1 5 0 ∼2 5 0 戸/ ha
図 1 都市構造図
第 4章
推 進 す る 住 宅 施 策
表 3 施策体系
目標 基本方針 施策の方向
新 た な 居住 ニ ーズ に 対 応 した住宅供給の促進
・ 民間団体の活動への支援 ・ 入居機会の創出
・ 民間事業者による供給への支援 多 様 な 選 択 肢
の あ る 住 宅 市
場の形成 民 間 に よる フ ァミ リ ー 向 け住宅の供給の促進
・ 既存制度などの活用
・ 地 区 の 特 性 に あ わ せ た 民 間 住 宅 供 給の誘導
・ 公共住宅団地の利活用
公 共 住 宅 団 地 用 地 の 活 用
・ 建 替 え 余 剰 地 へ の 民 間 活 力 導 入 の 支援
公 共 住 宅 団 地 の 建 替 え や 再 生 に よ る 住 宅 供給の促進
公共住宅団地の再生
・ 居 住 世 帯 の ミ ッ ク ス ト コ ミ ュ ニ テ ィ推進
・ 団地内の住環境の再整備 容 易 に 住宅 を 取得 ・ 賃 借
できる仕組みづくり
・ 既 存 ス ト ッ ク や 制 度 な ど を 活 用 し た住宅取得・賃借システムの構築
多 様 な 居
住 ニ ー ズ
に 対 応 す
る こ と
望 む 住 宅 が 容 易に取得・賃借 で き る 仕 組 み づくり
多 様 な 情報 が 容易 ・ 即 時 に 利 用 でき る 仕組 み づ く り
・ 居 住 に 関 す る 情 報 な ど の ネ ッ ト ワ ーク化による相談体制の強化 生 活 の 支障 と なる 障 壁 の
排除
・ 住宅のバリアフリー化の支援 ・ ユニバーサルデザイン導入の誘導
高齢者の安心居住の推進
・ 地 域 で 支 え あ う こ と で 高 齢 者 が 住 み続けるための支援
・ 高齢者の賃貸住宅への入居支援 誰 も が 安 心 し
て 暮 ら せ る 住 環境の実現
公 営 住 宅に よ るセ イ フ テ ィネットの構築
・ 公営住宅入居に関する適正化推進 ・ 居住者の自立に対する支援 防 災 上 危険 な 地域 に お け
る防災性の向上
・ 防災インフラの整備 ・ 住宅の共同化支援 住 宅 ス トッ ク の耐 震 ・ 不
燃化促進
・ 耐震診断・改修への支援 ・ 住宅の不燃化の支援 防犯・防災性の
向上
安全に対する意識の醸成 ・ 防災・防犯に関する意識啓発
暮 ら し の
安心・安全
を 支 え る
こ と
安 心 を 支 え る 地 域 コ ミ ュ ニ ティの形成
地 域 活 動を 通 じた 住 環 境 向上の促進
・ 町会・自治会などへの加入支援 ・ 子育て、防犯などの地域活動を行う
組織・団体の支援 民 間 事 業者 に よる 良 質 な
住宅の供給の促進
・ 良質な住宅建設の支援
・ 老 朽 化 し た 民 間 賃 貸 住 宅 の 建 替 え 支援
民 間 住 宅 市 場 の整備
良 質 な 中古 住 宅の 流 動 化 促進
・ 住宅情報基盤の整備
住 環 境 の 快 適 性の向上
住 ま い 方な ど で実 践 で き る 身 近 な住 環 境整 備 の 促 進
・ 区 民 や 事 業 者 の 取 り 組 み に 対 す る 適切な誘導
・ 住宅を取り巻く景観形成の誘導 民間事業者の育成
・ 区 と 民 間 事 業 者 と の ネ ッ ト ワ ー ク 構築
暮 ら し の
快 適 性 を
確 保 す る
こ と
施 策 の 担 い 手と し て の 民 間
事 業 者 と 区 民 住 宅 ・ 居住 環 境に 対 す る
第 5章
重 点 プ ロ ジ ェ ク ト
1.足 立 区 の 魅 力 を 活 か し た 住 宅 供 給 の 促 進
「定住の促進」にあたっては、「新たな居住ニーズに対応した住宅供給の促進」を核として、 「多様な情報が容易・即座に利用できる仕組みづくり」、「容易に住宅を取得・賃借できる仕 組みづくり」を同時に展開します。足立区の特性に応じた住宅供給により、居住地としての 魅力を向上させ、その住宅を必要とするすべての人に的確に情報を提供し、容易に取得でき るようにします。
具体的には、人口減少社会にあっても足立区の人口減少を抑制することを目標として、他 区市では実現できない足立区で暮らすことの価値観を高めるため、住宅供給にあっては、足 立区の魅力である水と緑の環境や下町風情、鉄道新線の開通を契機とした交通利便性の飛躍 的向上、住居費の安さなどの、各地区の持つ個性を活かします。
■ 重点プロジェクトのイメージ
■ 重点プロジェクトに係る事業
事業名 概要
住宅登録制度
自然環境を活かした環境共生住宅、下町風情を活かしたコレクテ ィブ住宅などの足立区の魅力を活かした住宅や防災性に優れた住 宅など、足立区の住宅政策に適合する住宅の登録制度
NPO・事業者登録制度
区民が安心して住宅を取得できるように足立区の住宅政策に適合 する住宅供給を行うNPOや事業者の登録制度
住宅総合相談窓口
住宅に関する情報や相談などの業務を統合し、区民のニーズに対 応できるワンストップサービスとして提供する総合的な窓口
NPO・事業者登録制度
N P O 住 宅 登 録 制 度
水と緑が豊かな地域
○ 環境共生住宅 環境負荷の軽減 下町風情の残る地域
交通利便性の高い地域
○ コレクティブ住宅 ○ コーポラティブ住宅
新たなライフスタイルへの対応
住 宅 総 合 相 談 窓 口
情報提供 媒介
コーディネート 供給
住み替え相談・斡旋 紹介
区民・区内転入希望者
登録
民間事業者
登録
持ち家資産の活用相談
利用
2.公 共 住 宅 の 再 編 に よ る ま ち づ く り の 推 進
「公共住宅の再編とストックの有効活用」にあたっては、「公共住宅団地用地の活用」を核 として、「公共住宅団地の再生」、「民間によるファミリー向け住宅の供給の促進」を同時に展 開します。制度・基準などの見直しや敷地の有効利用などにより効率的な公営住宅供給を図 ります。その上で、管理戸数の調整や建替えにあわせた住宅の集約により、生み出された余 剰地において、民間住宅などの供給による居住者層の偏らない良好なコミュニティの形成や 地域の活性化に寄与する施設の整備などによりまちづくりに繋げることで公営住宅の再編と ストックの有効活用を図ります。
具体的には、将来的には 23 区で各区が抱える公営住宅戸数が平準化されることを目標とし て、入居者管理の見直しなどによって効率的な公営住宅供給を図ることが必要です。これに より、建替え時期を迎えている公営住宅団地においては、土地の高度利用によって生み出さ れる余剰地を有効活用することが可能となります。また、区内には、UR賃貸住宅や公社住 宅が数多く存在することから、これらの建替えや再生を促進することによって、まちづくり の資源として活用します。
■ 重点プロジェクトのイメージ
・定期借地 ・売却 ・PFI
7
等
■ 重点プロジェクトに係る事業
事業名 概要
公共住宅再編モデル検討
公共住宅団地の建替えの基本設計、民間事業者の活力の導入可能 性調査、まちづくり施設の需要調査などのスキーム検討
公 共 住 宅 へ の 若 年 フ ァ ミ リ ー層の入居に係る検討
期限付き入居や抽選倍率の優遇など、若年ファミリー層の入居を 促進する制度の検討
公 共 住 宅 団 地 の 建 替 え に 伴 う余剰地活用の働きかけ
公共住宅団地の建替えに伴う余剰地活用について、区がコーディ ネーターとなり、都や都市再生機構と民間事業者、地域住民など との調整や建替え事業に関する積極的な提案を行う
民間事業者による活用 ファミリー向け住宅供給 施設供給
ミックストコミュニティ 子育て・教育(保育施設など) 文化(集会施設など)
福祉(グループホームなど) 等 公共住宅
建設費への充当 老朽化した大規模団地の建替え
公共住宅建設 余剰地
足立区 コーディネート
3.民 間 住 宅 市 場 に よ る 安 全 ・ 安 心 な 住 宅 ス ト ッ ク の 形 成
「住宅市場の適切な誘導」にあたっては、「民間事業者による良質な住宅の供給」を核とし て、「良質な中古住宅の流動化促進」、「高齢者の安心居住」、「防災上危険な地区における防災 性の向上」、「住宅ストックの耐震・不燃化促進」を同時に展開します。都や区は、自力では 適正な水準の住宅を確保することが困難な世帯の住宅セイフティネットとして公営住宅を直 接供給するだけではなく、住宅市場において誰もが安全で良質な住宅を安心して取得できる ような住宅市場の形成を支援するとともに、住宅の防災性を向上させるなど、安全・安心な 住宅ストックの形成を図ります。
具体的には、将来的に最低居住水準未満の世帯が解消されることを目標として、高い防災 性を有するなど足立区の住宅政策に適合する住宅の取得を支援することによって、民間事業 者の良質な住宅供給を誘導します。また、安心して住宅を取得し、住み続けられるように、 住宅に関する情報整備や安心居住のためのソフトサービスの提供などを行います。
■ 重点プロジェクトのイメージ
■ 重点プロジェクトに係る事業
事業名 概要
民 間 金 融 機 関 と の 連 携 に よ る融資制度
区の住宅政策に適合する住宅について、建設する際の借入金への 金利優遇を行うことで、取得費や間接的に家賃を低減させる制度
住宅情報基盤の整備
区民が安心して住宅を取得する際の基準となる情報として住宅の 性能に関する情報の充実を図り、住宅性能評価書取得を支援する ことでその普及を促進する
高齢者の安心居住
「高齢者円滑入居賃貸住宅制度」や「足立区あんしんネットワー ク」をはじめとしたソフト面での居住支援
住 宅 登 録 制 度
足立区の住宅政策に適合する住宅
民 間 金 融 機 関 と 連 携 に よ る 融 資 制 度
住 宅 情 報 基 盤 の 整 備 住宅性能表示
条件
完備
区民 民間金融機関
民間住宅
融資先拡大 質の低い住宅の淘汰
金利優遇
礼金・家賃軽減 建設費軽減
リフォーム費用軽減
住宅取得費軽減 リフォーム費用軽減
借家 持ち家 取得可能性の向上
取得時の安心感
高 齢 者 の 安 心 居 住 セ イ フ テ ィ ネ ットの補完
防 災 街 区 整 備 事 業 、 耐 震 化促進計画 安全性の強化
第 6章
住 宅 市 街 地 整 備 の 方 向
1.住 宅 市 街 地 像 と 整 備 の 方 針
各市街地の特性を活かした有効な住宅施策を講じることによって各地域及び区全体に活力 を与えるため、住宅市街地を 6 つの類型に分類し目標と整備の基本方針を設定しました。
表 4 住宅市街地整備の概要
住宅市街地類型 整備の方針
A.複合開発誘導型市街地
・ 都市型住宅を中心とした複合施設開発の推進
・ 環境の保全、都市基盤の整備、地域活性化などに資する良好な 住宅市街地づくりの先導
B.賑わい形成型市街地
・ 都市の利便性を活かした住宅供給 ・ 土地の有効活用や防災性の向上
・ 地区全体の賑わいが生み出され、楽しい魅力あるまちづくり
C.修復改善型市街地
・ 防災性能の向上を目指した住環境の改善 ・ 修復改善型の活動などを支援
・ 災害時の基礎的安全性の早期確保
D.公共住宅団地再生型市街地
・ 周辺地域を含めた住宅市街地の快適な住環境づくり・緑の保全 ・ ミックストコミュニティの形成
・ 民間事業者の活力の導入による住宅・まちづくりの先導
E.ゆとり形成型市街地
・ 区民の主体的なルールづくりの支援による住環境の維持・向上 ・ 緑の多いゆとりある住宅地の形成の誘導
・ ファミリー層を対象とした優良な住宅供給促進 F.維持保全型市街地 ・ 良好な住環境の維持保全
2.地 域 別 住 宅 市 街 地 整 備 の 方 針
前節では住宅市街地の類型ごとに市街地整備の細かな方針を定めましたが、これらの市街地 類型の中には、特に大きな課題を抱えていることから、住宅供給の前提となる住環境整備、す なわちまちづくりを重点的に実施すべき区域があります。このような区域について、広域的な 関連での区域の重要性や地域ごとの特定プロジェクトの重要性を考慮し、東京都住宅マスター プランの特定促進地区
8
と連携させながら特に計画期間( 1 1 年間) の中で重点的にまちづくりを 推進する「重点整備地域」として設定します。この「重点整備地域」では、区で進めている都 市計画事業やまちづくり事業をはじめ、公共住宅の建替え、基盤整備に関する事業などをより 効果的に推進できるようにします。あわせて、発展の経緯、鉄道の利便性による住宅立地の特 性などから、共通の地域イメージをもつ 6 つの区域(P12 図 3 及び表 6 を参照)に区分し、そ れぞれの区域の特性に応じて地域別住宅市街地整備方針を策定します。
重点整備地域の設定の考え方については下表 5 に示します。また、章末には前節の住宅市街 地類型と重点整備地域を重ね合わせた「住宅市街地整備方針図」を示しました。
表 5 重点整備地域の設定
市街地類型 重点整備地域の考え方 具体的事業地区など
A.複 合開発誘 導型市街地
現在、まちづくりの各種事業、都市 計画事業が着手され、地区のまちづ くり活動が展開されている地区
・ 土地区画整理事業 ・ 住宅市街地総合整備事業
( 拠点開発型)
・ 法定地区計画策定地区 等
B . 賑 わ い 形 成型市街地
駅周辺地区や幹線道路沿道で、建築 物 の 更新 が活 発 に行 われ よう と し ている地区
・ 市街地再開発事業
・ 都市防災不燃化促進事業 等
C . 修 復 改 善 型市街地
防 災 のた めの 緊 急な まち づく り 事 業が必要とされ、事業推進や調査な どが行われている地区
・ 住宅市街地総合整備事業 (密集住宅市街地整備型) ・ 防災生活圏促進事業地区 ・ 防災街区整備事業地区 等 D . 公 共 住 宅
団 地 再 生 型 市 街地
更新の時期を迎え、建替や大規模リ フ ォ ーム 事業 な どが 予定 され て い る団地周辺地区
・ 公共住宅団地建替事業 等
E . ゆ と り 形 成型市街地
基盤整備が着々と進み、本格的な住 宅立地需要が高まりつつある地区
・ 土地区画整理事業完了地区 ・ 鉄道新線整備沿線地区 等 一 体 的か つ総 合 的に 都市 の再 構 築
を進めるべき地区
・ 都市再生総合整備事業 等
その他 自 然 や 歴 史 な ど の 地 域 資 源 の 維 持・保全や活用による住環境の形成 を行うべき地区
図 3 地域区分
表 6 地域別住宅市街地整備方針の概要
地域 地域整備の基本方針
千住地域 都市の利便性と下町風情あふれるコミュニティの共存
日暮里・舎人線沿線南部地域
日暮里・舎人 線沿線へ の住宅供給 の波及効 果を活か した既 成市街地の整備・修復改善
日暮里・舎人線沿線北部地域
日暮里・舎人 線沿線へ の住宅供給 をモデル としたゆ とりあ る住宅市街地の形成
東武線沿線地域
木造住宅密集 地の整備 と公共住宅 団地の再 生を通じ た活力 あるミックストコミュニティの実現
つくばエクスプレス沿線地域
六町地区と青 井地区の 都市機能を 新たな核 とした住 宅市街 地の形成
千代田線沿線地域
1
3
第 7章
施 策 の 推 進 に 向 け て
1.協 働 に よ る 施 策 の 推 進
住宅政策における協働の取り組みにより区と区民、事業者が各々の役割や責務を果たすよう 努力するとともに、住宅政策を効果的に進めるため、各主体の連携を図ります。
区民は区や事業者の手が行き届かないきめ細やかな部分において、自らの居住の安定・向上、 住環境の形成の主要な担い手としての役割、事業者は良質な住宅供給・サービスなどを行うこ とで住宅市場を形成する主体としての役割が求められ、特にまちづくりにおいてはNPO・ボ ランティア団体などを中心として区民主導で進めていく必要があります。
区は市場では対応できないセイフティネットを形成する役割を果たすとともに、市場機能を 最大限に活用して住宅供給や基盤整備の誘導を行う調整役としての役割を果たします。
2.公 共 住 宅 団 地 の 更 新 時 期 を 捉 え た 施 策 の 実 現
老朽化した公共住宅団地の本格的な建替えは、貴重な空間資源として団地用地を再生する大 きな機会を逃すことなく、東京都、都市再生機構、東京都住宅供給公社及び民間事業者と連携 し、ファミリー層を対象とした住宅供給や地域の活性化に寄与する公共公益施設整備のコーデ ィネートを強力に推進します。
3.成 果 指 標 に 基 づ く 推 進
基本的な考え方に基づいて展開される施策に対してはアウトカム目標の達成状況によって 評価を行うことで、現在の住まい・住まい環境の質について深く理解できるようになるため、 成果指標の達成度合いを確認しながら、最大の効果を発揮できるよう施策の展開についての進 行管理を適切に行っていきます。
4.連 携 に よ る 施 策 の 推 進 と 施 策 見 直 し へ の 柔 軟 な 対 応
区は施策の推進にあたり、環境、コミュニティ、教育、福祉などの関係部局と積極的・横断 的に連携し、国や都、公共住宅供給主体との役割分担を明確にするとともに連携を 図り ま す。
社会情勢などの変化や各事業などの実施状況、目標の達成状況などに柔軟に対応し、適宜施 策の見直しを行うとともに、法律や上位計画、関連計画とも適宜整合を図っていきます。
註
1 足立区環境整備基準において、集合住宅を建設する際に単身用計画戸数が 3 0 戸以上となる場合は、2 9 戸を超える部
分の床面積の平均を 7 5 ㎡とすることが定められている
2 7 0 ㎡を居住水準の目標値としている(第 3 章 2 .居住水準を参照)
3 最低居住水準:国の住宅建設五箇年計画で定めているすべての世帯が確保すべき居住水準(第 3 章 2 .を参照)
4 裁量階層:収入基準が緩和されている高齢者や障害者などの世帯
5 一時現在者のみ及び建築中を含む
6 利便性重視地区:広域・地域拠点や地域の核の周辺地区(第 3 章 3 .②地域特性に応じた住環境の目標を参照)
7 Private Financ e Initiative の略で、公共施設の整備・運営に民間の資金及び経営・技術ノウハウを導入して効率化を図る
手法
8 特定促進地区:「東京都住宅マスタープラン」及び「東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針」において位置づけら
足立区住宅基本条例
区では、住宅政策の理念や目標及び住宅に関する施策の基本となる事項を定め、区民や事業主の 皆さん共に、住宅まちづくりに取り組むべき姿勢を明らかにしました。ゆとりある住生活を実現す るためには、区民の皆さんのご理解と参加が必要です。皆さんのご協力をお願いします。
第 1 章 総 則
( 目 的 )
第1 条 こ の 条 例 は 、 足 立 区 ( 以 下 「 区 」 と い う 。 )に お け る 住
宅 に 関 す る 施 策 の 基 本 と な る 事 項 を 定 め る こ と に よ り 、 区
民 の 住 生 活 の 安 定 及 び 向 上 を 図 り 、 も っ て 生 活 の 豊 か さ を
実 感 で き る 住 宅 及 び 住 環 境 の 実 現 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と
す る 。
( 基 本 理 念 )
第2 条 区 は 、区 民 の 住 生 活 の 安 定 及 び 向 上 を 図 る た め に 、良
質 な 住 宅 の 確 保 と 良 好 な 住 環 境 の 形 成 が 欠 く こ と の で き な
い 基 礎 的 条 件 で あ る こ と を 認 識 し 、 住 宅 及 び 住 環 境 に 関 す
る 施 策 ( 以 下 「 住 宅 施 策 」 と い う 。 ) を 推 進 す る も の と す る 。
( 用 語 の 定 義 )
第3 条 こ の 条 例 に お い て 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 用 語 の 意 義 は 、
当 該 各 号 に 定 め る と こ ろ に よ る 。
( 1 ) 開 発 事 業 都 市 計 画 法 (昭 和 4 3年 法 律 第 1 0 0号 ) 第 4
条 第 1 2 項 に 規 定 す る 開 発 行 為 及 び 建 築 基 準 法 (昭 和 2 5
年 法 律 第 2 0 1号 )第2条 第1 3号 に 規 定 す る 建 築 を い う 。
( 2 ) 事 業 者 区 内 で 開 発 事 業 を 行 う 者 を い う 。
( 3 ) 区 営 住 宅 足 立 区 営 住 宅 条 例 (平 成 9 年 足 立 区 条 例 第
3 3 号 ) に 基 づ い て 区 が 設 置 す る 住 宅 を い う 。
( 区 長 の 責 務 )
第4 条 区 長 は 、第 2条 の 規 定 に 基 づ き 、住 宅 施 策 を 総 合 的 か
つ 計 画 的 に 実 施 す る も の と す る 。
2 区 長 は 、 住 宅 施 策 の 推 進 に 当 た っ て は 、 区 民 及 び 事 業 者 の
理 解 と 協 力 を 求 め る と と も に 、 住 宅 及 び 住 環 境 に 関 す る 情
報 を 積 極 的 に 提 供 し な け れ ば な ら な い 。
3 区 長 は 、 国 、 東 京 都 及 び 関 係 機 関 と の 連 携 を 図 り 、 区 の 地
域 特 性 を 踏 ま え た 住 宅 施 策 の 推 進 に 努 め る も の と す る 。
( 区 民 等 の 責 務 )
第5 条 区 民 は 、自 ら 良 質 な 住 宅 及 び 良 好 な 住 環 境 の 維 持 、改
善 に 努 め る も の と す る 。
2 事 業 者 は 、 良 質 な 住 宅 の 供 給 及 び 良 好 な 住 環 境 の 形 成 に 配
慮 す る と と も に 、 区 が 実 施 す る 住 宅 施 策 に 協 力 す る よ う 努
め る も の と す る 。
第 2 章 足 立 区 住 宅 マ ス タ ー プ ラ ン の 策 定 等
( マ ス タ ー プ ラ ン の 策 定 )
第6 条 区 は 、 住 宅 政 策 を 計 画 的 か つ 総 合 的 に 推 進 す る た め 、
住 宅 政 策 に 関 す る 足 立 区 住 宅 マ ス タ ー プ ラ ン ( 以 下 「 マ ス タ
ー プ ラ ン 」 と い う 。 ) を 策 定 す る も の と す る 。
2 マ ス タ ー プ ラ ン に お い て は 、 次 に 掲 げ る 事 項 に つ い て 定 め
る も の と す る 。
( 1 ) 居 住 水 準 及 び 住 環 境 水 準 の 目 標
( 2 ) 住 宅 及 び 住 宅 地 の 供 給 の 目 標 量 及 び 目 標 年 次
( 3 ) 前 2号 の 目 標 及 び 目 標 量 を 達 成 す る た め に 必 要 な 施 策
( 4 ) 住 宅 市 街 地 整 備 の 方 向 及 び 計 画 の 実 現 に 関 す る 事 項
( 5 ) 前 各 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 区 長 が 必 要 と 認 め る 事 項
3 区 は 、 前 項 の マ ス タ ー プ ラ ン に つ い て 、 住 宅 及 び 住 環 境 の
実 態 並 び に 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 に 応 じ 、 そ の 見 直 し を 行 う
も の と す る 。
( 調 査 の 実 施 )
第7 条 区 は 、前 条 の マ ス タ ー プ ラ ン の 策 定 に 当 た っ て は 、住
宅 及 び 住 環 境 の 実 態 並 び に 動 向 を 的 確 に 把 握 す る た め に 必
要 な 調 査 を 行 い 、 そ の 結 果 を 公 表 す る も の と す る 。
第 3 章 住 宅 に 関 す る 施 策
( 住 宅 の 整 備 )
第8 条 区 は 、第2条 の 規 定 に 基 づ き 、区 営 住 宅 及 び 中 堅 勤 労
者 、 高 齢 者 、 障 害 者 等 に 配 慮 し た 住 宅 の 供 給 及 び 整 備 に 努
め る も の と す る 。
2 区 は 、 東 京 都 、 東 京 都 住 宅 供 給 公 社 、 独 立 行 政 法 人 都 市 再
生 機 構 等 に 対 し 、 良 質 で 多 様 な 住 宅 の 供 給 及 び 整 備 を 要 請
す る も の と す る 。
( 区 民 の 住 宅 整 備 等 に 係 る 支 援 )
第9 条 区 は 、区 民 の 継 続 し た 居 住 及 び 住 生 活 の 安 定 を 図 る た
め 、 区 民 自 ら 居 住 す る た め の 住 宅 の 建 設 、 購 入 又 は 整 備 を
行 え る よ う 適 切 な 支 援 を 行 う こ と が で き る 。
( 家 賃 等 助 成 )
第1 0条 区 は 、 民 間 賃 貸 住 宅 に 居 住 す る 区 民 の う ち 、 特 に 援
助 を 必 要 と す る 者 に 対 し 、 そ の 家 賃 等 の 一 部 を 助 成 す る こ
と が で き る 。
( 民 間 賃 貸 住 宅 へ の 入 居 に 関 す る 啓 発 )
第1 1条 区 は 、 高 齢 、 障 害 、 国 籍 等 の 理 由 に よ り 民 間 賃 貸 住
宅 へ の 入 居 の 機 会 が 制 約 さ れ る こ と が な い よ う 、 賃 貸 人 そ
の 他 の 関 係 者 に 対 す る 啓 発 に 努 め る も の と す る 。
( 住 宅 相 談 )
第1 2条 区 は 、 良 質 な 住 宅 の 普 及 と 居 住 の 安 定 を 図 る た め 、
区 民 及 び 事 業 者 に 対 し 、 住 宅 に 係 る 相 談 を 実 施 す る も の と
す る 。
第 4 章 住 宅 と ま ち づ く り と の 連 携
( ま ち づ く り 施 策 と の 連 携 )
第1 3条 区 は 、 良 質 な 住 宅 の 確 保 と 良 好 な 住 環 境 の 形 成 を 図
る た め 、 ま ち づ く り 施 策 と 連 携 し た 住 宅 施 策 を 計 画 的 に 推
進 す る よ う 努 め る も の と す る 。
2 区 は 、 前 項 の 推 進 に 当 た っ て は 、 地 域 の 特 性 に 応 じ た 住 宅
市 街 地 整 備 の た め の 計 画 的 な 土 地 利 用 を 図 る も の と す る 。
( 事 業 者 へ の 要 請 等 )
第1 4条 区 長 は 、 一 定 規 模 以 上 の 開 発 事 業 を 行 お う と す る 事
業 者 に 対 し 、 良 好 な ま ち づ く り の た め の 指 導 を 行 い 、 協 力
を 要 請 す る こ と が で き る 。
2 区 長 は 、 事 業 者 が 前 項 の 規 定 に 基 づ く 要 請 に 応 じ な い 場 合
は 、 こ れ に 応 じ る よ う 勧 告 す る こ と が で き る 。
( 区 民 の ま ち づ く り 活 動 へ の 支 援 )
第1 5条 区 は 、 区 民 が 地 域 に お け る 住 宅 及 び 住 環 境 の 維 持 及
び 向 上 を 図 る た め に 行 う 活 動 に 対 し 、 必 要 が あ る と 認 め る
と き は 、 支 援 す る こ と が で き る 。
第 5 章 足 立 区 住 宅 政 策 審 議 会
( 審 議 会 の 設 置 )
第1 6条 区 の 住 宅 政 策 に 関 す る 重 要 な 事 項 を 審 議 す る た め 、
区 長 の 附 属 機 関 と し て 足 立 区 住 宅 政 策 審 議 会 (以 下「 審 議 会 」
と い う 。 ) を 設 置 す る 。
2 審 議 会 は 、区 長 の 諮 問 に 応 じ 、前 項 の 事 項 に つ い て 審 議 し 、
区 長 に 対 し 答 申 す る 。
3 審 議 会 は 、区 長 が 委 嘱 又 は 任 命 す る 委 員 2 0人 以 内 を も っ て
組 織 す る 。
第 6 章 雑 則
( 財 源 の 確 保 )
第1 7条 区 は 、住 宅 施 策 を 総 合 的 か つ 計 画 的 に 推 進 す る た め 、
基 金 の 設 置 等 必 要 な 財 源 の 確 保 に 努 め る も の と す る 。
( 委 任 )
第1 8条 こ の 条 例 の 施 行 に つ い て 必 要 な 事 項 は 、 区 長 が 別 に
定 め る 。
付 則
1 こ の 条 例 は 、 平 成6 年4 月 1日 か ら 施 行 す る 。
2 こ の 条 例 の 施 行 の 際 、 現 に 存 す る マ ス タ ー プ ラ ン は 、 第 6
条 第 1項 の 規 定 に よ り 定 め た も の と み な す 。
付 則 ( 平 成 1 4年 1 2月 2 0日 条 例 第5 3号 )
こ の 条 例 は 、 公 布 の 日 か ら 施 行 す る 。
付 則 ( 平 成 1 6年 1 0月 2 5日 条 例 第4 2号 )