は じ め に
（ 社 ） 日 本 舶 用 工 業 会 で は 、 我 が 国 造 船 業 ・ 舶 用 工 業 の 振 興 に 資 す る た め に 、 ボ ー ト レ ー ス の 交 付 金 に よ る 日 本 財 団 の 助 成 金 を 受 け て 「 造 船 関 連 海 外 情 報 収 集 及 び 海 外 業 務 協 力 」 事 業 を 実 施 し て お り ま す 。 そ の 一 環 と し て ジ ェ ト ロ 関 係 海 外 事 務 所 を 拠 点 と し て 海 外 の 海 事 関 係 の 情 報 収 集 を 実 施 し 、 収 集 し た 情 報 の 有 効 活 用 を 図 る た め 各 種 報 告 書 を 作 成 し て い ま す 。
本 書 は 、（ 社 ） 日 本 舶 用 工 業 会 と 日 本 貿 易 振 興 機 構 （ ジ ェ ト ロ ） が 共 同 で 運 営 し て い る ジ ェ ト ロ ･シ ン ガ ポ ー ル ･セ ン タ ー 舶 用 機 械 部 （ 村 岡 英 一 所 員 ） が 、 イ ン ド ネ シ ア に お け る 内 航 事 業 者 の 現 状 及 び そ れ を 踏 ま え た 新 造 船 需 要 及 び 舶 用 製 品 の 潜 在 需 要 に つ い て 調 査 し 、 取 り 纏 め た も の で す 。
本 報 告 書 が 関 係 各 位 の お 役 に 立 て ば 幸 い で す 。
ジ ェ ト ロ ・ シ ン ガ ポ ー ル ･セ ン タ ー 舶 用 機 械 部 デ ィ レ ク タ ー 村 岡 英 一
目 次
第 1 章 インドネシア内航海運事業の現状 ··· 1
1.1 インドネシアの地形及び海事産業の特徴 ··· 1
1.2 調査目的及び調査方法 ··· 2
1.3 調査範囲及び調査の前提 ··· 2
1.4 データの収集及びデータの整理方法 ··· 4
1.5 河川、湖、島間フェリー交通 ··· 5
1.5.1 概要 ··· 5
a. 河川や湖における航路の概要 ··· 5
b. 島間航路の全体概要 ··· 5
1.5.2 主な島間フェリー航路の現状及び代替建造需要 ··· 10
a. メラック（ジャワ島）－ バカフニ（スマトラ島）航路 ··· 10
b. クタパング（ジャワ島）－ ギリマヌック（バリ島）航路 ··· 12
c. ウジュング（スラバヤ、ジャワ島）－ カマッル（マドラ島）航路 ··· 13
d. パダングバイ（バリ島）－ レンバル（ロンボック島）航路 ···· 15
e. カヤンガン（ロンボック島、西ヌサテンガラ）－ ポトタノ（スンバワ島、西ヌサテンガラ）航路 ··· 16
f. パレンバング（スマトラ島）－ ムントック（バンカ島）航路 ·· 17
1.6 一般貨物船の現状及び代替建造需要 ··· 19
1.7 コンテナ船の現状及び代替建造需要 ··· 21
1.8 旅客船の現状及び代替建造需要 ··· 22
1.9 オイルタンカー船の現状及び代替建造需要 ··· 24
第 2 章 インドネシアの造船業及び舶用工業を取り巻く環境 ··· 26
2.1 国内造船業及び舶用工業の現状 ··· 26
a. 主な造船事業者 ··· 26
b. 造船所の建造等能力 ··· 27
c. 造船及び関連工業の実績及び供給能力の概要 ··· 30
d. 材料供給産業 ··· 34
e. 加工と機器業界能力（関連業界）の現状 ··· 34
2.2 海事に関するインドネシア政府の政策 ··· 36
2.2.1 現状及びカボタージュ規制 ··· 36
2.2.2 中期目標（2007–2009） ··· 39
2.2.3 長期目標（2010–2025） ··· 39
2.2.4
造船業界発展の年代別優先順位（インドネシア政府によるもの） · 392.2.5 製品や設備能力目標（インドネシア政府による） ··· 40
2.2.6 国内造船業界建造目標（インドネシア政府による） ··· 42
2.3 周辺環境の変化 ··· 44
2.3.1 カボタージュ規制前の状況 ··· 44
2.3.2 カボタージュ規制、貨物需要増加に伴う船舶需要増加 ··· 44
2.3.3 国内海運事業者に注文新造船の傾向 ··· 46
第 3 章 新造船及び舶用エンジンの需要予測 ··· 48
3.1 代替建造における新造船の需要 ··· 48
3.1.1 老朽船の代替建造の考え方 ··· 48
3.1.2 順次代替建造の考え方 ··· 48
3.1.3 島間フェリー船隊の代替建造需要 ··· 49
3.1.4 貨物船等を含めた代替建造需要のまとめ ··· 52
3.2 内航海運発展（経済成長やカボタージュ実施）に伴う 新造船の需要予測 ··· 52
3.2.1 需要予測（隻数） ··· 52
3.2.2 需要予測（トン数） ··· 53
3.2.3 まとめ ··· 62
3.3 長期的（2011 年から 2025 年まで）需要予測 ··· 63
3.4 2011 年から 2025 年まで船舶需要予測表（新造船） ··· 64
3.5 舶用エンジンに対する需要予測 ··· 64
参考文献 ··· 67
第 1 章 イ ン ド ネ シ ア 内 航 海 運 事 業 の 現 状
1 . 1 イ ン ド ネ シ ア の 地 形 及 び 海 事 産 業 の 特 徴
イ ン ド ネ シ ア 国 は 1 万 7 千 を 超 え る 島 々 か ら 成 る 世 界 最 大 の 島 嶼 国 で あ る 。 二 つ の 大 陸 、 ア ジ ア 大 陸 と オ ー ス ト ラ リ ア 大 陸 や 二 つ の 大 洋 、 南 側 ／ 西 側 は イ ン ド 洋 、 東 側 は 太 平 洋 、 北 側 は 南 シ ナ 海 に 位 置 し て お り 、 位 置 的 に 大 変 便 利 な 島 嶼 国 で あ る 。
地 形 的 な 特 徴 は 、
○東 西 方 向 で は 赤 道 に 沿 い 5 , 1 2 5 k m、 南 北 方 面 で は 1 , 8 7 5 k m で 、 イ ン ド ネ シ ア 諸 島 は 南 北 に は 北 緯 6 度 か ら 南 緯 1 1 度 と 東 経 9 5 度 か ら 1 4 1 度 ま で に 位 置 し て い る 。
○イ ン ド ネ シ ア 国 面 積 は 6 , 7 2 6 , 6 0 0 平 方 k m2 で 全 陸 域 面 積 が 2 , 2 4 2 , 0 0 0 k m2 全 水 域 面 積 が 4 , 4 8 4 , 5 0 0 k m2 か ら な り 、 水 域 の 割 合 が 極 め て 大 き い 。
海 事 分 野 の 特 徴 は ：
○海 上 運 輸 、 造 船 産 業 、 漁 業 、 海 洋 旅 行 、 エ ネ ル ギ ー や 鉱 物 資 源 、 海 事 建 設 、 海 事 サ ー ビ ス 、 全 セ ク タ ー で 2 0 0 5 年 度 で は 国 の 全 生 産 の 2 3 . 4 2％ を 占 め て い る 。
こ の 数 字 は 、 イ ン ド ネ シ ア 経 済 に と っ て 、 海 事 分 野 の 産 業 が 経 済 上 大 き な 割 合 を 占 め て い る こ と を 意 味 し て い る 。
○海 事 分 野 は 人 材 需 要 が 高 く 、 中 レ ベ ル の 技 術 と い う 特 性 を 持 っ て お り 、 経 済 発 展 中 の イ ン ド ネ シ ア に と っ て は 適 し て い る も の と 考 え ら れ て い る 。
○一 方 、 海 事 分 野 で の 経 済 開 発 が イ ン ド ネ シ ア 開 発 枠 組 み の 中 で ま だ 主 流 と な っ て い な い と 言 わ れ て い る 。
ま た 、 交 通 分 野 に 対 す る イ ン ド ネ シ ア 共 和 国 運 輸 省 の 運 営 理 念 や 運 営 方 針 は 次 の よ う に な っ て い る 。
• 理 念 ： 信 頼 性 の あ る 競 争 力 を 持 つ 付 加 価 値 を も た ら す 交 通 サ ー ビ ス の 実 現
• 方 針 ：
o 交 通 サ ー ビ ス 業 績 の 回 復
o 構 造 改 革 や 改 善 に よ っ て 法 規 、 組 織 や 人 材 整 備 の 強 化 o 国 民 の 交 通 サ ー ビ ス へ の 利 用 改 善
o 十 分 な 量 や 質 で 継 続 的 な 交 通 サ ー ビ ス の 実 現 に 向 け て 、 交 通 技 術 能 力 向 上 や 開 発 の 支 援
I . 2 調 査 目 的 及 び 調 査 方 法
本 調 査 の 目 的 は 、 イ ン ド ネ シ ア 内 航 海 運 事 業 に 必 要 に な る 新 造 船 の 需 要 予 測 及 び 舶 用 製 品 の 潜 在 需 要 を 調 査 す る こ と に あ る 。 次 に よ り 調 査 を 行 っ た 。
a . イ ン ド ネ シ ア 内 航 海 運 事 業 の 現 状
b . イ ン ド ネ シ ア の 内 航 船 の 現 状 、 カ ボ タ ー ジ ュ 規 制 、 今 後 の 経 済 発 展 予 測 を 踏 ま え て 考 え ら れ る 潜 在 的 な イ ン ド ネ シ ア 内 航 海 運 事 業 者 の 船 舶 の 需 要 を 推 測 し た 。
c . イ ン ド ネ シ ア の 造 船 所 の 建 造 能 力 や 関 連 業 界 の 能 力 に 関 す る 調 査 。 実 際 に は 輸 入 さ れ る 船 舶 も 多 い が 、 調 査 で は イ ン ド ネ シ ア 国 内 の 造 船 所 に お い て 、 イ ン ド ネ シ ア 内 航 船 の 需 要 を 賄 う こ と を 前 提 と し て 調 査 を 行 っ た 。
d . a） 、b） 、c） を 踏 ま え た 、 イ ン ド ネ シ ア 内 航 海 運 が 必 要 と す る 新 造 船 の 需 要 予 測 及 び 舶 用 製 品 の 潜 在 需 要
1 . 3 調 査 範 囲 及 び 調 査 の 前 提
1 . 3 . 1 一 般
本 調 査 は イ ン ド ネ シ ア 内 海 で 運 航 さ れ て い る 船 隊 を 対 象 と し て い る 。
1 . 3 . 2 状 況 の 把 握 や 分 析 の た め に 現 状 の 内 航 海 運 や 船 隊 デ ー タ の 収 集 方 法
調 査 は 、 次 の 船 型 に 絞 っ て 実 施 し た
• 島 間フ ェリ ー 運 航 ― 主 な 6 航路を 対 象 に し た 。
「2 0 1 0 年河 川 湖島 間 交 通概要」 デー タ
• 一般 貨物 船 ―「Register Biro Klasifikasi Indonesia（BKI）2010」データ
• コンテナ 船 ―「Register Biro Klasifikasi Indonesia（BKI）2010」データ
• 旅 客 船 ―「Register Biro Klasifikasi Indonesia（BKI）2010」データ
• オイルタンカー船 ―「Register Biro Klasifikasi Indonesia（BKI）2010」データ
1 . 3 . 3 代 替 予 測 の 前 提
船 隊 を 船齢と 次 の 船齢に応 じて 、代 替予定と し て 予 測 し た 。
A ≥ 4 0 年 ス ク ラッ プ対 象 、 か つ
遅く と も 2 年 後（2 0 1 3） ま で に代 替
B 3 0 – 3 9 年 遅く と も 5 年 後（2 0 1 6） ま で に代 替
C 2 0 – 2 9 年 遅く と も 1 0 年 後（2 0 2 1） ま で に代 替
D 1 0 – 1 9 年 遅く と も 1 5 年 後（2 0 2 6） ま で に代 替
1 . 3 . 4 船 数/船 規 模 の 増 加 予 測 の 前 提
次 の仮 定を お い て 、 予 測 し た 。
• 船 舶貨物 量 の増加傾向 に比 例し て 船 数 が増加
• カ ボ タ ー ジ ュ 1 0 0％ が 実 施 さ れ る 。
• 政 府が 設定し た 2 0 1 1 年－2 0 1 2 年 の イ ン ド ネ シ ア の 経 済 発 展率を 6－ 7％ を 持 続 す る 。
1 . 4 デ ー タ の 収 集 及 び デ ー タ の 整 理 方 法
a . 全 イ ン ド ネ シ ア 海 運 事 業 者 の 現 状 、 運 営 業 績 、 船 数 、 船 型 、 船 規模を 知る た め に 、代 表と し た イ ン ド ネ シ ア の 大手海 運 事 業 者 か らデー タ の収 集。
b . 各海 運 事 業 者 を よ り詳 細に 調 査 し 、 所有船 の 船 型 、 船齢、 船 数 、 など のデー タ ：例 主 エ ン ジ ン（ Ｈ Ｐ） 、 発電 装置（ デ ィーゼル エ ン ジ ン や ア ル ト ネ ー タ 、Ｋ Ｗ/Ｈ Ｐ） 、 など 詳 細 デー タ の収 集。
c . 船 の 建 造 需 要 の 予 測 。
次 の仮 定に従っ て 、 船種、 船齢に応 じて 、 船 の代 替建 造隻数 を 予 測 し た 。
①船齢が 4 0 年以上 の 船 は 2 年以内 、2 0 1 3 年 ま で に直 ぐに ス ク ラッ プし 、 同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。 こ の よ う な 船 舶 をその ま ま 運 航 させる と 、 船員、 旅客、貨物 やその 船体 自 体の安全 を危 険に させ、 事故の原 因と な り う る 。
②船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 は な るべく 5 年以内 、2 0 1 6 年 ま で に直 ぐに ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。
③船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は な るべく 1 0 年以内 、2 0 2 1 年 ま で に ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。
④船齢が 1 0 年 か ら 1 9 年 ま で の 船 は な るべく 1 5 年以内 、2 0 2 6 年 ま で に ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。
d . 経 済 成長 率に よ る 建 造 需 要増加 予 測
ポイ ン ト c） で は 、 上述の よ う な 船 舶代 替 計 画は 現 状 の 海 運 事 業 の 能 力 を 維持 す る た め だ け で（現 状 能 力 の維持 ） 、 経 済 発 展 や カ ボ タ ー ジ ュ 実 施 に伴 う市 場需 要 の拡大 を 考慮し て い な い 。2 0 1 1 年 に イ ン ド ネ シ ア政 府が 1 0 0％ カ ボ タ ー ジ ュ を 実 施 し 、 年 間 の 経 済 発 展率を 6％ か ら 7％ ま で に 目指し て い る こ と を 考慮し た 。
ポイ ン ト d） を算 出し 、ポイ ン ト c） と 合計す れば、 年 々 必 要 と す る 船 舶 の 需 要 を知る こ と が出 来る 。
1 . 5 河 川 、 湖 、 島 間 フ ェ リ ー 交 通 1 . 5 . 1 概 要
多 く の 島 か ら な る イ ン ド ネ シ ア で は 、 島 間 交 通 が あ るほか 、河 川や湖の 交 通 に も 船 舶 が使用 さ れ て い る 。 調 査 は 、 主 と し て 島 間 交 通 を 対 象 と す る が 、他の 交 通 に つ い て もその概要 を述 べる 。
a . 河 川や湖に お け る 航路の概要
イ ン ド ネ シ ア の 全 合計 2 1 4 の 航路の うち、 主 な河 川航路は 2 0 州域（ 河 川面 積 は 、3 4 , 3 4 2 k m2） で あ る 。
ま た 、 イ ン ド ネ シ ア の 主 な湖 2 7（ 湖の総面 積 は 3 , 7 3 7 k m2） の うち、 主 な 航路は 1 3 州域 あ る 。
b . 島 間 航路の 全体 概要
b - 1 . 運 輸 大臣 決 定 書を基に し た 島 間 航路に つ い て
イ ン ド ネ シ ア に お い て 運 輸 大臣が決 定し た 島 間 航路は 、 合計 1 8 7 航 路あ る が 、その うち、 大 き い 航路は 次 の 5 航路で 合計 1 3 2 航路と さ れ る 。
1 . K M N o 6 4 － 1 9 8 9 年－ 4 4 航路。 2 . K M N o 1 3 － 1 9 9 7 年－ 2 6 航路。 3 . K M N o 4 9 － 1 9 9 4 年－ 2 3 航路。 4 . K M N o 2 5 － 1 9 9 1 年－ 2 1 航路。 5 . K M N o 1 8 － 1 9 9 8 年－ 1 8 航路。
（備 考 ：K M と は 大臣 決 定 書で あ る ）
b - 2 2 0 0 7 年―2 0 0 9 年 島 間 交 通 運 営 形態に つ い て
島 間 航路の 運 営 形態に つ い て は 、 次 の と お り で あ る（運 営 形態に情 報の な い も の も あ る た め 、 前述の 航路数 と は 一致し な い 。 ）
2 0 0 7 2 0 0 8 2 0 0 9
a）. 営 利 航路 4 1 3 4 4 2
b）. 政 府 補 助 有り 開拓航路 7 2 7 0 8 6 c）. 政 府 補 助な し 開拓航路 0 0 0
運 航 合計数 1 1 3 1 0 4 1 2 8
特 徴 と し て 次 の こ と が い え る 。
○営 利 航路の増加 は あ る も の の 、 あ ま り 大 き く な い 。
○政 府 補 助 有り 開拓航路は 2 0 0 9 年 に 2 3％増加 。
○政 府 補 助の な い 開拓航路は な い 。 す な わち、非 政 府関係者 は 開拓航路に 投資 を す る 意欲は 高 く な く 、「 政 府 補 助 有り 開拓航路 」を 通 し た政 府か ら の 支 援 が 必 要 と さ れ て い る と 考 え ら れ る 。
○営 利 航路は 4 2 つ あ り 、 最短は 0 . 5 マイ ル で 最長は カ リ アガ ウ （東 カ リ マン タ ン州 ・ バリ クパ パン ）― マ ムジ ュ（西 ス ラウ ェシ州） 航路 1 8 4 マイ ル で あ る 。
○航路の 平均の長さ 5 1 . 4 マイ ル 、 航路全長が 1 , 9 5 0 . 8 マイ ル で あ る 。 幾つ か の 航路の距 離を 次 に示す 。
・ メラック ― バカフ ニ = 1 5 マイ ル 。
・ク タパン ― ギ リマ ヌ ック = 6 マイ ル 。
・ ウジ ュ ング ― カマ ッル = 2 . 5 マイ ル 。
○政 府 補 助航路 8 6 航路中 8 5 航路は 中央 政 府か ら補 助を も ら い 、1 航路 の み 地 方政 府の補 助を受け て い る 。 す な わち地 方政 府の注目 度 や 能 力 が 一般的小さ い 。
b - 3 2 0 0 7 年―2 0 0 9 年 間 に 運 航 さ れ た 船 の増 減に つ い て
○ 増加 し た 船 は 、R O R O 船 、L C T 船 、 高速旅客船 、 旅客船 の 4 つ の 船種 に限ら れ る 。
○最 後 の 2 年 間（2 0 0 8 年～2 0 0 9 年 ） 、R O R O 船 が 4 隻 減り 、 高速旅 客船 が 5 隻 減っ て い る が減 少し た 理由を 本 調 査 で は 調 査 す る こ と が で き な か っ た 。可能 性 と し て は 、同一 航路の他の 船 舶 で 輸送が で き て い る 、 船齢が古く 運 航不 可能 で あ る こ と 、 あ る い は貨物 のロー ドフ ァク タ ー の 変 化（旅客 → 自 動 車輸送へ の 変 化 ）等が 考 え ら れ る 。
b - 4 2 0 0 7 年―2 0 0 9 年 間 、 船 主別の 島 間 航路船 の 特 徴
○全 運 航 中 の 船 数 の約 4 0 %が A S D P 社の も の で あ る 。
○A S D P 社は政 府が 運 営 す る会 社で あ り 、 開拓航路と同 様の役割 を 持 つ 。 こ の よ う な 性格上 民 間会 社あ る い は 地 方政 府が 関係の 海 運 分 野 に投資 す る こ と が出 来る よ う に な れば、A S D P 社がそこ か ら撤 退す る こ と が 予 測 さ れ る 。
○中 間 的 な も の と し て 共同運 営 も 行 わ れ て お り 、 共同運 営 の狙い は 、 民 間 企業 あ る い は 地 方政 府の自 立性 が育つ こ と で あ る 。
○2 0 1 1 年 に 、A S D P 社が 船体数 を 2 0 0 7 年 と 2 0 0 8 年 の 船体数 1 9 6 隻 と同 等に す る た め に は 、4 隻の 船 を導入 し な け ればな ら な い 。（ ロー ド フ ァク タ ー を 考慮必 要有り ） 。
b - 5 . 2 0 0 5 年～0 0 9 年 間 、 島 間 交 通 業 績
N o 年 旅客
（人 ） 車 両 4 輪
（ 台） 車 両 2 輪
（ 台） 貨物
（ト ン ） 備 考
1 . 2 0 0 5 26,501,889 6,272,819 4,719,152 25,187,160 2 . 2 0 0 6 27,829,666 5,944,320 5,944,735 25,422,005 3 . 2 0 0 7 40,557,832 5,720,396 6,154,104 31,936,937 4 . 2 0 0 8 46,926,166 6,850,114 7,374,333 41,079,174 5 . 2 0 0 9 61,011,280 6,691,488 7,194,179 44,068,406
6 . 2 0 1 0 74,738,000 7,227,000 7,769,000 47,065,000 旅客 2 2 . 4 %増加 車 両 4 輪 8 %増加 車 両 2 輪 8 %増加 貨物 6 . 8 %増加 7 . 2 0 1 1 89,685,600 7,805,200 8,390,500 50,265,400 旅客 2 0 %増加
車 両 4 輪 8 %増加 車 両 2 輪 8 %増加 貨物 6 . 8 %増加
運搬さ れ る乗 客数 、車 両 4 輪や 2 輪、貨物 の増加傾向 は 必 要 と す る 新 た な 船 数 を決め る基 準と な る 。
b - 6 2 0 0 9 年 に お け る 全 航路営 利 島 間 交 通 業 績 。
現存の 3 3 航路の 内 、 交 通 量 が 最 も重い 次 の 6 航路を 調 査 対 象 と し た 。
①メラック（ジャ ワ島 ） － バカフ ニ （スマト ラ 島 ） 航路
②ク タパン（ジャ ワ島 ） － ギ リマ ヌ ック（ バリ 島 ） 航路
③ ウジ ュ ング （ジャ ワ島 ） － カマ ッル（ マド ラ 島 ） 航路
④ パ ダング バイ（ バリ 島 ） － レ ンバル（ ロン ボック 島 ） 航路
⑤カヤンガン（ ロン ボック 島 ） － ポト タノ （ス ンバ ワ島 ） 航路
⑥ パレ ンバング （スマト ラ 島 ） － ムン トック（ バン カ 島 ） 航路
その 内 で も 交 通 量 の 大 き い 3 つ のデー タ を 次 の 通 り示す 。
N O . 航 路 運 航 数 旅客
（人 ） 車 両 4 輪
（ 台） 車 両 2 輪
（ 台） 貨物
（ト ン ）
全 業 績 に 対 す る 割
合率
1 .
メラック – バカフ ニ
52,614 16,298,551 2,716,948 495,638 21,403,007 旅客 2 6 . 7 % 車 両 4 輪 4 0 . 6 % 貨物 4 8 . 0 %
2 .
ク タパン – ギ リマ ヌ ック
151,228 23,165,098 2,149,683 1,251,887 15,186,207 旅客 3 8 . 0 % 車 両 4 輪 3 2 . 1 % 貨物 3 4 . 5 %
3 .
ウジュング – カマ ッル
89,053 11,230,750 783,160 2,716,165 2,768,422 旅客 1 8 . 4 % 車 両 4 輪 1 1 . 7 % 貨物 6 . 3 %。
上記 表よ り 次 の よ う な こ と が 考察で き る
○旅客分 野 で は ク タパン – ギ リマ ヌ ック 航路が 最 高 で 3 8 . 0 %、2 番目 は メラック – バカフ ニ航路 2 6 . 7 %、3 番目 はウジ ュ ング – カマ ッル 航 路 1 8 . 4 %で あ る 。
○車 両 4 輪分 野 で は 、メラック – バカフ ニ航路が 最 高 で 4 0 . 6 %、2 番目 は ク タパン – ギ リマ ヌ ック 航路 3 2 . 1 %、3 番目 はウジ ュ ング – カマ ッル 航路 1 1 . 7 %で あ る 。
○貨物 分 野 で は 、メラック – バカフ ニ航路が 最 高 で 4 8 . 0 %、2 番目 は ク タパン – ギ リマ ヌ ック 航路 3 4 . 5 %、3 番目 はウジ ュ ング – カマ ッル 航路 6 . 3 %で あ る 。
1 . 5 . 2 主 な 島 間フ ェリ ー 航路の 現 状 及 び代 替建 造 需 要
a . メラック（ジャ ワ島 ） － バカフ ニ （スマト ラ 島 ） 航路。
2 0 0 9 年 にメラ ク – バカフ ニ航路で 運 航 さ れ た 船 数 は 3 3 隻で あ り 、 1 4 のフ ェリ ー会 社に よ り 運 航 さ れ た 。
全キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客： 2 2 , 7 9 4 人 。
・ 車 両 4 輪： 3 , 1 7 4 台 。
船当た り の 平均 キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客： 6 9 1 人 。
・ 車 両 4 輪： 9 6 台 。
船齢： 4 0 年以上 : 1 隻。 3 0 – 3 9 年 : 1 2 隻。 2 0 – 2 9 年 : 1 9 隻。 1 0 – 1 9 年 : 1 隻。
9 年以内 : －
考察：
本 航路で 運 航 さ れ て い る 船 隊 の 運搬能 力 を保つ た め に 船齢が古く な っ た 船 を 1 . 4 C の仮 定に基 づい て代 替し な け ればな ら な い と の 考 え で 建 造 需 要 の 予 測 を 行 っ た 。
1 . 4 C の仮 定
①船齢が 4 0 年以上 の 船 は 2 年以内 、2 0 1 3 年 ま で に ス ク ラッ プし 、 同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。 こ の よ う な 船 舶
をその ま ま 運 航 させる と 、 船員、 旅客、貨物 やその 船体 自 体を危 険に させ、 事故の原 因と な り う る 。
②船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 は な るべく 5 年以内 、2 0 1 6 年 ま で に直 ちに ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け れば な ら な い 。
③船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は な るべく 1 0 年以内 、2 0 2 1 年 ま で に ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。
④船齢が 1 0 年 か ら 1 9 年 ま で の 船 は な るべく 1 5 年以内 、2 0 2 6 年 ま で に ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け ればな ら な い 。
上 述 の 仮 定 に 基 づ く メ ラ ッ ク － バ カ フ ニ 航 路 に お い て 、 船 齢 と そ の 船 の 代 替 計 画 。
N o . 船 齢 数
（ 隻 ）
次 回 代 替 計 画
（ 年 ）
2 0 1 3 年
（ 隻 ）
2 0 1 6 年
（ 隻 ）
2 0 2 1 年
（ 隻 ）
2 0 2 6 年
（ 隻 ）
1 2 3 4 5 6 7 8
1 . 4 0 年以上 1 2 年 1
2 . 3 0 – 3 9 年 1 2 5 年 1 2
3 . 2 0 – 2 9 年 1 9 1 0 年 1 9
4 . 1 0 – 1 9 年 1 1 5 年 1
5 . 9 年以内 - 2 0 年
代 替 船 の 仕 様 ：
旅 客 車 両 4 輪 G T M E
（E H P）
A E
（E H P）
9 1 0 1 1 1 2 1 3
7 0 0 1 0 0 5 5 0 2 , 2 0 0 2 × 7 5 0 7 0 0 1 0 0 5 5 0 2 , 2 0 0 2 × 7 5 0 7 0 0 1 0 0 5 5 0 2 , 2 0 0 2 × 7 5 0 7 0 0 1 0 0 5 5 0 2 , 2 0 0 2 × 7 5 0
- - - - -
b . ク タパング （ジャ ワ島 ） － ギ リマ ヌ ック（ バリ 島 ） 航路。
2 0 0 9 年 に ク タパング －ギ リマ ヌ ック 航路で 運 航 さ れ た 船 数 は 1 6 隻で あ り 、1 0 のフ ェリ ー会 社で 運 航 さ れ て い た 。
ク タパング （ジャ ワ島 ） － ギ リマ ヌ ック（ バリ 島 ） 航路の長さ は ： 6 マイ ル 。
全キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 4 , 2 6 8 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 4 0 3 台 。
・ Ｇ Ｔ ： 7 , 6 7 5。 船当た り の 平均 キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 2 7 6 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 2 5 台 。
・ Ｇ Ｔ ： 5 9 0。
船齢： 4 0 年以上 : 5 隻。 3 0 – 3 9 年 : - 隻。 2 0 – 2 9 年 : 3 隻。 1 0 – 1 9 年 : 5 隻。
9 年以内 : - 隻。
考察：
本 航路で 運 航 さ れ て い る 船 隊 の 運搬能 力 を保つ た め に 船齢が古く な っ た 船体を代 替し な け ればな ら な い 。
1 . 4 C の仮 定に基 づき 船 舶 需 要 を 考察す る 。
1 . 4 C の仮 定 ①を 適 用 す る と 、 船齢が 4 0 年以上 の 船 は 、2 0 1 3 年 ま で に は 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる 6 0 0Ｇ Ｒ Ｔの 船 を 5 隻新 造 す る 必 要 が あ る 。
船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 1 2 隻は な るべく 5 年以内 、2 0 1 6 年 ま で に直 ぐに ス ク ラッ プし 、同型 や同規模の も の に代 替し な け れば な ら な い 。（1 . 4 C の仮 定 ②に よ り ）
船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は 3 隻あ り 、 こ の 船 隊 は 6 年―1 0 年 間 に代 替し な け ればな ら な い 。従っ て 、2 0 1 7 年―2 0 2 1 年 の 間 に 旅 客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる 6 0 0Ｇ Ｔの 新 造 船 を 3 隻造 ら な け ればな ら な い（1 . 4 C の仮 定 ③に よ り ） 。
船齢が 1 0 年 か ら 1 9 年 ま で の 船 は 5 隻あ り 、それ ら を 1 1 年―1 5 年 間 の 間 に 新 造 船 と代 替す る 必 要 が あ る 、 よ っ て 、2 0 2 2 年 と 2 0 2 6 年 と の 間 に 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる 6 0 0Ｇ Ｔの 新 造 船 を 5 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る（1 . 4 C の仮 定 ④に よ り ） 。
c . ウジ ュ ング （ス ラバ ヤ、 ジャ ワ島 ） － カマ ッル（ マド ラ 島 ） 航路。 2 0 0 9 年 に ク タパング －ギ リマ ヌ ック 航路で 運 航 さ れ た 船 数 は 9 隻で あ り 、5 つ のフ ェリ ー会 社で 運 航 さ れ た 。
ウジ ュ ング （ス ラバ ヤ、 ジャ ワ島 ） － カマ ッル（ マド ラ 島 ） 航路の 長さ は ：2 . 5 マイ ル
全キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 2 , 9 3 6 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 2 0 2 台 。
船当た り の 平均 キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 3 6 7 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 2 5 台 。
船齢： 4 0 年以上 : 2 隻。 3 0 – 3 9 年 : 3 隻。 2 0 – 2 9 年 : 4 隻。 1 0 – 1 9 年 : - 隻。 9 年以内 : - 隻。 考察：
本 航路で 運 航 さ れ て い る 船 隊 の 運搬能 力 を保つ た め に 船齢が古く な っ た 船体を代 替し な け ればな ら な い 。
ウジ ュ ング －カマ ッル 航路に は 船齢が 4 0 年以上 の 船 舶 が 2 隻あ り 、 2 0 1 3 年 ま で に 、その 船体の代 替船 と し て 、 旅客 （4 0 0 人 ） 、車 両 4 輪
（2 5 台） を 運べる±7 0 0Ｇ Ｔ新 造 の 船 を 2 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る（1 . 4 C の仮 定 ①に よ り ） 。
船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 は 3 隻あ り 、5 年以内 、2 0 1 6 年 ま で に 旅客 （4 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる±7 0 0Ｇ Ｔの 新 造 船 と代 替し な け ればな ら な い こ と と な る（1 . 4 C の仮 定 ②に よ り ） 。
ウジ ュ ング －カマ ッル 航路に は 船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は 4 隻あ り 、 こ の 船 隊 を遅く て も 今 後 1 0 年以内 2 0 2 1 年 ま で に 旅客 （4 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる 大体±7 0 0Ｒ Ｔ新 造 の 船 と代 替し な け ればな ら な い こ と と な る（1 . 4 C の仮 定 ③に よ り ） 。
d . パ ダング バイ（ バリ 島 ） － レ ンバル（ ロン ボック 島 ） 航路。
2 0 0 9 年 にパ ダング バイ － レ ンバル 航路で 運 航 さ れ た 船 数 は 1 7 隻 で あ り 、7 つ のフ ェリ ー会 社に 運 航 さ れ た 。
パ ダング バイ（ バリ 島 ） － レ ンバル（ ロン ボック 島 ） 航路の長さ は ：3 8 マイ ル 。
全キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 4 , 3 1 4 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 3 8 9 台 。
船当た り の 平均 キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 2 5 4 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 2 3 台 。
船齢： 4 0 年以上 : 1 隻。 3 0 – 3 9 年 : 2 隻。 2 0 – 2 9 年 : 9 隻。 1 0 – 1 9 年 : 5 隻。 9 年以内 : - 隻。 考察：
本 航路で 運 航 さ れ て い る 船 隊 の 運搬能 力 を保つ た め に 船齢が古く な っ た 船体を代 替し な け ればな ら な い 。
1 . 4 C の仮 定に基 づき 船 舶 需 要 を 考察す る 。
パ ダング バイ（ バリ 島 ） － レ ンバル（ ロン ボック 島 ） 航路に は 船齢が 4 0 年以上 の 船 舶 が 1 隻あ り 、2 0 1 3 年 ま で に 、その 船体の代 替 船 と し て 、 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる±7 0 0Ｇ Ｔ新 造 の 船 を 2 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る 。
本 航路に 船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 は 2 隻あ り 、2 0 1 6 年 ま で に 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる±7 0 0Ｇ Ｔの 新 造 船 と 代 替し な け ればな ら な い こ と と な る 。
本 航路に 船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は 9 隻あ り 、 こ の 船 隊 を 2 0 2 1 年 に 旅客 （4 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる±7 0 0Ｇ Ｔ新 造 の 船 9 隻と代 替し な け ればな ら な い こ と と な る 。
本 航路に 船齢が 1 0 年 か ら 1 9 年 ま で の 船 は 5 隻あ り 、それ ら を遅く て も 1 5 年 間 に 新 造 船 と代 替す る 必 要 が あ る 、 よ っ て 、2 0 2 6 年 ま で に 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる 大体 7 0 0Ｇ Ｔ新 造 船 を 5 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る 。
e . カヤンガン（ ロン ボック 島 、 西ヌサテンガラ ） ― ポト タノ （ス ンバ ワ島 、 西ヌサテンガラ ） 航路。
2 0 0 9 年 に カヤンガン ― ポト タノ航路で 運 航 さ れ た 船 数 は 1 3 隻で あ り 、8 つ のフ ェリ ー会 社に 運 航 さ れ た 。
カヤンガン ― ポト タノ航路の長さ は ：1 2 マイ ル 。
全キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 3 , 3 6 2 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 2 0 8 台 。
船当た り の 平均 キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 2 8 0 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 1 7 台 。
船齢： 4 0 年以上 : 2 隻。 3 0 – 3 9 年 : 1 隻。 2 0 – 2 9 年 : 7 隻。 1 0 – 1 9 年 : 2 隻。 9 年以内 : - 隻。
考察：
本 航路で 運 航 さ れ て い る 船 隊 の 運搬能 力 を保つ た め に 船齢が古く な っ た 船体を代 替し な け ればな ら な い 。
1 . 4 C の仮 定に基 づき 船 舶 需 要 を 考察す る 。
船齢が 4 0 年以上 の 船 は 、 新 造 船 と の代 替を 、2 0 1 3 年 ま で に 実 現 す る 必 要 が あ る 。 新 造 船 は各、 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 0 台） 、 を 運べる 7 0 0Ｇ Ｔの 船 を 2 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る 。
本 航路に 船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 は 1 隻あ り 、遅く て も 5 年 以内 、 す な わち 2 0 1 6 年 ま で に 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 5 台） を 運べる 7 0 0Ｇ Ｒ Ｔの 新 造 船 と代 替し な け ればな ら な い こ と と な る 。
船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は カヤンガン ― ポト タノ航路に 7 隻あ り 、 こ の 7 隻の 船 を 今 後 1 0 年以内 2 0 2 1 年 ま で に 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 0 台） を 運べる 7 0 0Ｇ Ｒ Ｔ新 造 船 と代 替し な け れば な ら な い こ と と な る 。
船齢が 1 0 年 か ら 1 9 年 ま で の 船 は カヤンガン ― ポト タノ航路に 2 隻あ り 、 こ の 2 隻の 船 を 今 後 1 5 年 間 に 新 造 船 と代 替す る 必 要 が あ る 。 よ っ て 、2 0 2 6 年 ま で に 旅客 （3 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 0 台） を 運べる 7 0 0Ｇ Ｔ新 造 船 を 2 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る 。
f . パレ ンバング （スマト ラ 島 ） ― ムン トック（ バン カ 島 ） 航路。 2 0 0 9 年 にパレ ンバング ― ムン トック 航路で 運 航 さ れ た 船 数 は 6 隻 で あ り 、それ をフ ェリ ー会 社に 運 航 さ れ た 。
パレ ンバング ― ムン トック 航路の長さ は ：9 0 マイ ル 。
全キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 3 8 0 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 8 7 台 。
船当た り の 平均 キ ャ パシテ ィ：
・ 旅客 ： 7 6 人 。
・ 車 両 4 輪 ： 1 7 台 。
船齢： 4 0 年以上 : 1 隻。 3 0 – 3 9 年 : 1 隻。 2 0 – 2 9 年 : 2 隻。 1 0 – 1 9 年 : 1 隻。 9 年以内 : - 隻。 考察：
本 航路で 運 航 さ れ て い る 船 隊 の 運搬能 力 を保つ た め に 船齢が古く な っ た 船体を代 替し な け ればな ら な い 。
1 . 4 C の仮 定に基 づき 船 舶 需 要 を 考察す る 。
船齢が 4 0 年以上 の 船 は 1 隻あ り 、 こ れ を 2 年以内 、 す な わち新 造 船 と の代 替を 2 0 1 3 年 ま で に 実 現 す る 必 要 が あ る 。 新 造 船 は各、 旅客
（1 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 0 台） を 運べる 5 0 0Ｇ Ｔの 船 を 1 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る 。
本 航路に 船齢が 3 0 年 か ら 3 9 年 ま で の 船 は 1 隻あ り 、遅く て も 5 年 以内 、 す な わち 2 0 1 6 年 ま で に 旅客 （1 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 0 台） を 運べる 5 0 0Ｇ Ｔの 新 造 船 1 隻と代 替し な け ればな ら な い こ と と な る 。
船齢が 2 0 年 か ら 2 9 年 ま で の 船 は 本 航路に 2 隻あ り 、 こ の 2 隻の 船 を 今 後 1 0 年以内 、 す な わち 2 0 2 1 年 ま で に 旅客 （1 0 0 人 ） 、車 両 4 輪
（2 0 台） を 運べる 5 0 0Ｇ Ｔ新 造 船 と代 替し な け ればな ら な い こ と と な る 。
本 航路に 船齢が 1 0 年 か ら 1 9 年 ま で の 船 は 1 隻あ り 、 こ の 1 隻の 船 を遅く て も 今 後 1 5 年 間 に 新 造 船 と代 替す る 必 要 が あ る 、 よ っ て 、 2 0 2 6 年 ま で に 旅客 （1 0 0 人 ） 、車 両 4 輪 （2 0 台） を 運べる 5 0 0Ｇ Ｔ 新 造 船 を 2 隻造 ら な け ればな ら な い こ と と な る 。
1 . 6 一 般 貨 物 船 の 現 状 及 び 代 替 建 造 需 要
一般 貨物 船 の 現 状 調 査 は 1 5 の イ ン ド ネ シ ア 海 運 事 業 者 が 運 航 さ れ た 4 9 隻 の 船 隊 を 対 象 に 実 施 し た 。
デー タ は“2 0 1 0 イ ン ド ネ シ ア 分類 局 統 計：R e g i s t e r B i r o K l a s i f i k a s i I n d o n e s i a（B K I）2 0 1 0”よ り抽 出し た 。
調 査 対 象 と し た 1 5 の イ ン ド ネ シ ア 海 運 事 業 者 は 次 の 通 り ：
N O , 海 運 事 業 者名 所有船 数 （ 隻）
1 T a n t o L i n e s 1 2
2 G u r i t a L i n t a s S a m u d e r a 1 1
3 N a g a h B e r l i a n 6
4 M e r a t u s 4
5 R i m b a S e g a r a 4
6 A d h i g u n a K a r u n i a 2
7 B e r l i a n T i r t a L e s t a r i 2
8 G e s u r i L i n e s 1
9 D j a k a r t a L l o y d 1
1 0 B a h t e r a A d i g u n a 1
1 1 A d i g u n a N u s a n t a r a 1
1 2 M e r a t u s T o n g k a n g 1
1 3 N u s a n t a r a N a g a h B e r l i a n 1
1 4 S e n t a r u m 1
1 5 K a r a n a 1
説 明： 上記の 一般 貨物 船 調 査デー タ は“2 0 1 0 イ ン ド ネ シ ア 分類 局 統 計： R e g i s t e r B i r o K l a s i f i k a s i I n d o n e s i a （B K I）2 0 1 0”よ り 抽 出し た 。1 5 の 大手運 航会 社所有一般 貨物 船 は イ ン ド ネ シ ア 内 航 一般 貨物 船 を代 表 出 来る と 考 え る 。
船 齢 と 代 替 予 定 （ 代 替 船 数 と 各 船 の 仕 様 ）
N o , 船齢
（年 ）
船 数
（ 隻）
次 回 の代 替
（年 ） 年 D W T
M E
（E H P）
A E
（E H P）
1 4 0 以上 2 2 年 2 0 1 3 3 , 5 0 0 2 , 5 0 0 2 × 3 7 0
2 3 0 – 3 9 2 4 5 年 2 0 1 6 6 , 0 0 0 4 , 0 0 0 2 × 4 5 0
3 2 0 – 2 9 2 0 1 0 年 2 0 2 1 6 , 0 0 0 4 , 0 0 0 2 × 4 5 0
4 1 0 – 1 9 3 1 5 年 2 0 2 6 6 , 0 0 0 4 , 0 0 0 2 × 4 5 0
5 9 以 下 － 2 0 年 － － － －
代 替 船 の 合 計 D W T
N o , 年 船 数 （ 隻 ） 各 船 の D W T 合 計 D W T
1 2 0 1 3 2 3 , 5 0 0 7 , 0 0 0
2 2 0 1 6 2 4 6 , 0 0 0 1 4 4 , 0 0 0
3 2 0 2 1 2 0 6 , 0 0 0 1 2 0 , 0 0 0
4 2 0 2 6 3 6 , 0 0 0 1 8 , 0 0 0
5 2 0 3 1 - - -
合 計 4 9 2 8 9 , 0 0 0
1 . 主 エ ン ジ ン メ ー カ ー ： N i i g a t a , I H I - P i e l s t i k , H a n s i n , A k a s a k a , M i t s u i N i i g a t a , N i s s a n , M A N / 6 6 , H i t a c h i , N i s s a n , など。
2 . 補 助 エ ン ジ ン メ ー カ ー ：Y a n m a r , N i s s a n / 8 9 , C a t e r p i l l a r / 8 0 , D a i h a t s u , N i i g a t a な ど 。
1 . 7 コ ン テ ナ 船 の 現 状 及 び 代 替 建 造 需 要
コ ン テ ナ 船 の 調 査 は 4 つ の イ ン ド ネ シ ア 海 運 事 業 者 が 運 航 さ れ た 3 6 隻 の 船 隊 を 対 象 に 実 施 し た 。
デ ー タ は “2 0 1 0 イ ン ド ネ シ ア 分 類 局 統 計 ：R e g i s t e r B i r o K l a s i f i k a s i I n d o n e s i a （B K I）2 0 1 0” よ り 抽 出 し た 。
調 査 対 象 と し た 4 つ の イ ン ド ネ シ ア 海 運 事 業 者 は 次 の 通 り ：
N o . 会 社 名 所 有 船 数 （ 隻 ）
1 T a n t o L i n e s 2 1
2 M e r a t u s L i n e s 1 0
3 D j a k a r t a L l o y d 3
4 M e r a t u s T o n g k a n g 2
船 隊 全 体 の キ ャ パ シ テ ィ ： 2 4 7 , 9 0 8 D W T 各 船 の キ ャ パ シ テ ィ: 6 , 8 8 6 D W T
代 替 用 コ ン テ ナ 船 の 仕 様 は 次 の 通 り ： D W T : 7 , 0 0 0
M E （E H P） : 6 , 0 0 0 A E （E H P） : 2×4 5 0
船 齢 と 代 替 予 定 （ 代 替 船 数 と 各 船 の 仕 様 ） N o . 船 齢
（ 年 ）
船 数
（ 隻 ）
次 回 の 代 替
（ 年 ） D W T M E
（E H P）
A E
（E H P）
合 計
（D W T）
1 . 4 0 以 上 - - - - -
2 . 3 0 – 3 9 3 2 0 1 6 7 , 0 0 0 . 6 , 0 0 0 . 2×4 5 0 2 1 , 0 0 0 3 . 2 0 – 2 9 2 3 2 0 2 1 7 , 0 0 0 . 6 , 0 0 0 . 2×4 5 0 1 6 1 , 0 0 0 4 . 1 0 – 1 9 1 0 2 0 2 6 7 , 0 0 0 . 6 , 0 0 0 . 2×4 5 0 7 0 , 0 0 0
5 . 9 以 下 - - - -
合 計 ： 3 6 2 5 2 , 0 0 0
1 . 主 エ ン ジ ン メ ー カ ー ： N i i g a t a , M i t s u b i s h i , H a n s i n , A k a s a k a , M i s h i b u s i - A k a s a k a , H i t a s h i , B & W , M A N B & W , S u l z e r , M A K / 8 3 , K r u p p M A K / 8 2 , M i t s u b i s h i / 9 2 , な ど 。
2 . 補 助 エ ン ジ ン メ ー カ ー ： C a r t e r p i l l a r / 9 2 , Y a n m a r / 9 4 , D a i h a t s u , Y a n m a r , N i i g a t a , M A N B & W , M A N / 8 3 , S c a n i a / 8 8 , D e u t z / 8 2 , W a r s i l a s c a m , な ど 。
1 . 8 旅 客 船 の 現 状 及 び 代 替 建 造 需 要
旅 客 船 の 調 査 は 、2 つ の イ ン ド ネ シ ア 海 運 事 会 社 、P T , P e l n i と P T , P r i m a V i s t a、 が 運 航 さ れ た 1 8 隻 の 船 隊 を 対 象 に 実 施 し た 。
デ ー タ は “2 0 1 0 イ ン ド ネ シ ア 分 類 局 統 計 ：R e g i s t e r B i r o K l a s i f i k a s i I n d o n e s i a （B K I）2 0 1 0” よ り 抽 出 し た 。
抽 出 し た 1 8 隻 の 船 の 全 キ ャ パ シ テ ィ は ： 3 9 , 7 8 6 D W T で あ り 、 各 船 の 平 均 キ ャ パ シ テ ィ は: 2 , 2 1 0 D W T で あ っ た 。
N o . 船齢
（年 ）
船 数
（ 隻）
次 回 の代 替
（年 ） 年 D W T
M E
（E H P）
A E
（E H P）
1 . 4 0 以上 - - - - - -
2 . 3 0 – 3 9 5 5 2 0 1 6 2 , 5 0 0 3 , 0 0 0 2×3 0 0 3 . 2 0 – 2 9 6 1 0 2 0 2 1 3 , 5 0 0 1 7 , 4 0 0 2×1 , 2 0 0 4 . 1 0 – 1 9 7 1 5 2 0 2 6 1 , 7 0 0 1 , 6 0 0 2×1 7 0
5 . 9 以 下 - - - - - -
代 替 船 数 と 合 計 D W T
N o , 年 代 替 船 数
（ 隻 ） 各 船 体 の D W T 代 替 船 D W T の 計
1 2 0 1 3 - - -
2 2 0 1 6 5 2 , 5 0 0 1 2 , 5 0 0
3 2 0 2 1 6 3 , 5 0 0 2 1 , 0 0 0
4 2 0 2 6 7 1 , 7 0 0 1 1 , 9 0 0
5 2 0 3 1 - -
合 計 1 8 4 5 , 4 0 0
メ モ：
1 . 主 エ ン ジ ンメー カ ー ： A k a s a k a , M i t s u b i s h i B & W , K R U P P M A K / 9 2 , S t o r k W e r k s p o o r , M A K。
2 . 補 助エ ン ジ ンメー カ ー ：Y a n m a r , M A N K a w a s a k i , D a i h a t s u , C a t e r p i l l a r , V o l v o p e n t a。
1 . 9 オ イ ル タ ン カ ー 船 の 現 状 及 び 代 替 建 造 需 要
オ イ ル タ ン カ ー の 調 査 は P E R T A M I N A 所有 ・運 航 さ れ た 2 7 隻の オ イ ル タ ン カ ー 船 を 対 象 に 実 施 し た 。
デー タ は“2 0 1 0 イ ン ド ネ シ ア 分類 局 統 計：R e g i s t e r B i r o K l a s i f i k a s i I n d o n e s i a （B K I）2 0 1 0、 海 運 事 業 者 と 船 舶 、2 6 頁と 5 6 頁よ り抽 出し た 。
抽 出し た 2 7 隻オ イ ル タ ン カ ー 船 の 全キ ャ パシテ ィは ：7 2 2 , 7 3 1 D W T で あ り 、各船 の 平均 キ ャ パシテ ィは: 2 6 , 7 6 8 D W T で あ っ た 。
船 齢 と 代 替 船 数 N o . 船 齢
（ 年 ）
船 数
（ 隻 ） 計 D W T 次 回 の 代 替 ま で
（ 年 後 ） 年
1 欄 2 欄 3 欄 4 欄 5 欄 6 欄
1 4 0 以上 - _ - -
2 3 0 – 3 9 3 1 1 3 , 5 1 1 5 2 0 1 6 3 2 0 – 2 9 1 0 3 7 6 , 1 7 4 1 0 2 0 2 1 4 1 0 – 1 9 9 7 7 , 8 2 7 1 5 2 0 2 6
5 9 以 下 5 1 5 5 , 2 1 9 2 0 2 0 3 1
合計 2 7 7 2 2 , 7 3 1
代 替 船 数 と そ の キ ャ パ シ テ ィ
N o . 代 替 予 定
（ 隻 ）
1 隻 当 た り D W T
合 計 D W T
M E
（E H P）
A E
（E H P） メ モ
7 欄 8 欄 9 欄=
7×8 1 0 欄 1 1 欄 1 2 欄
2 4 3 0 , 0 0 0 1 2 0 , 0 0 0 1 1 , 1 0 0 2×1 , 0 5 0 3 1 3 3 0 , 0 0 0 3 9 0 , 0 0 0 1 1 , 1 0 0 2×1 , 0 5 0 4 1 2 6 , 5 0 0 7 8 , 0 0 0 3 , 7 0 0 2×3 5 0 5 6 3 0 , 0 0 0 1 8 0 , 0 0 0 1 1 , 1 0 0 2×1 , 0 5 0
3 5 - 7 6 8 , 0 0 0 -
- な お 、 オ イ ル タ ン カ ー で は 、 船 の 代 替 は 次 の よ う な 特 殊 な 事 情 を 考 慮 し た 上 で 算 出 し た ：
合 計 D W T （ 第 9 の 欄 ） は 、 計 （ 第 4 の 欄 ） の 数 字 と 同 じ か そ れ 以 上 で な け れ ば な ら な い 。
8 欄 の 船 の D W T は な る べ く 基 準 と な る 各 船 D W T 、 つ ま り 6 , 5 0 0 D W T や 3 0 , 0 0 0 D W T と 等 し く な る よ う に し た 。
統 計 の あ る 2 7 隻 の 他 、P T , P e r t a m i n a が キ ャ パ シ テ ィ 8 0 , 0 0 0 D W T ク ラ ス の 船 を 1 隻 所 有 し て い る 。 こ の た め 、 代 替 船 数 の 数 字 （ 第 9 の 欄 ） の 合 計 が 元 よ り 増 や す 必 要 が あ る 。 こ こ で は 合 計 D W T （ 第 9 の 欄 ） が 計 （ 第 4 の 欄 ） の 数 字 よ り 8 0 , 0 0 0 D W T の 半 分 の 4 0 , 0 0 0 D W T だ け 多 く し た 。 こ の た め 、 第 7 欄 の 代 替 船 の 数 も 統 計 上 の 2 7 隻 で な く 、3 5 隻 の 代 替 と し た 。
第 2 章 イ ン ド ネ シ ア の 造 船 業 及 び 舶 用 工 業 を 取 り 巻 く 環 境
2 . 1 国 内 造 船 業 及 び 舶 用 工 業 の 現 状
a . 主 な 造 船 事 業 者
現 在 、 イ ン ド ネ シ ア に は 、 小 規 模 の 造 船 所 が 2 5 0 箇 所 と 登 記 さ れ て お り 、 そ の 他 、 国 営 造 船 所 が 4 箇 所 と さ れ て い る 。 そ の 国 営 造 船 所 は P T . D o k & P e r k a p a l a n K o d j a B a h a r i、 P T . P A L I n d o n e s i a、 P T . D o k d a n P e r k a p a l a n S u r a b a y a , と P T . I n d u s t r i K a p a l I n d o n e s i a の 4 つ で あ る 。 造 船 業 界 の 売 上 総 額 は 約 1 4 . 2 6 億 U S
＄ で 、3 5 , 0 0 0 人 労 働 者 の 雇 用 を し て い る 。 イ ン ド ネ シ ア 国 内 分 布 は 、 ジ ャ ワ 島 3 7％ 、 ス マ ト ラ 島 2 6％ 、 カ リ マ ン タ ン 島 2 5％ 、 と イ ン ド ネ シ ア 東 部 地 域 が 1 2％ と な っ て い る 。
2 0 0 7 年 ま で 、 イ ン ド ネ シ ア で 建 造 が 活 発 で あ っ た 造 船 所 が 1 3 箇 所 あ り 、 そ れ は 次 の 造 船 所 で あ る 。
- P T , P A L , S u r a b a y a
- L a b r o y S h i p b u i l d i n g , B a t a m - P a n - U n i t e d , B a t a m
- D u m a s , S u r a b a y a - A S L S h i p y a r d , B a t a m - B a t a m e c , B a t a m
- B r i s t o i l O f f s h o r e I n d o n e s i a , B a t a m - J a y a A s i a t i c , B a t a m
- K o d j a B a h a r i , J a k a r t a
- M a r i a n a B a h a g i a , P a l e m b a n g - N o a h t u S h i p y a r d , P a n j a n g - D o k P e r k a p a l a n , S u r a b a y a - T u n a s K a r y a B a h a r i
建 造 が 活 発 な 造 船 所 の 多 く は B a t a m 島 に あ る 。
b . 造 船 所 の 建 造 等 能 力
イ ン ド ネ シ ア 国 内 的 な 造 船 所 の 実 生 産 能 力 は い ま だ 低 く 、 新 造 船 の 建 造 能 力 の は 2 2 5 , 0 0 0 G T で あ る 。 こ の 能 力 は 年 間 の 新 造 船 需 要 が 5 0 0 , 0 0 0 G T と 一 般 に 言 わ れ て い る の と 比 較 す れ ば 未 だ 遠 い
（ 新 造 船 需 要 は 、2 0 0 9 年 I p e r i n d o 推 測 値 ） 。
現 在 所 有 設 備 は ：
- ビ ル バ ー ス （B u i l d i n g B e r t h） 、 5 0 , 0 0 0 D W T ま で - 乾 ド ッ ク （G r a v i n g D o c k） 、1 5 0 , 0 0 0 D W T ま で - 浮 き ド ッ ク （F l o a t i n g D o c k） 、6 , 5 0 0 T L C ま で - 造 船 台 （S l i p w a y） 、6 , 0 0 0 D W T ま で
- 船 リ フ ト （S h i p l i f t） 、3 0 0 T L C ま で と な っ て い る 。
表 －2 . 1 国 内 造 船 所 業 界 の プ ロ フ ィ ー ル
N o 造 船 事 業 社 名 所 有
形 態 位 置
ヤ ー ド 能 力 P r o d u k
最 大 建 造 船
ド ッ キ最 大
ン グ 船 新 造 修 理 1 PT. PAL
Indonesia
国 営 Surabaya 18,000 GT
42,000 DWT
50,000 DWT
30,000 DWT 2 PT. Dok &
Perkapalan Kodja Bahari
国 営 Jakarta 18,900 GT
- 50,000 DWT
30,000 DWT
3 PT. Dok dan Perkapalan Surabaya
国 営 Surabaya 5, 230 GT
10,000 DWT
8,000 DWT
10,000 DWT
4 PT. Jasa Marina Indah
国 内 民 営
Semarang 6, 500 DWT
8,000 DWT
8,000 DWT
8,000 DWT
5 PT. Industri Kapal
Indonesia
国 営 Makassar 4, 180 DWT
4,180 DWT
4,180 DWT
4,180 DWT
6 PT. Dumas Tanjung Perak
国 内 民 営
Surabaya 4, 180 DWT
4,250 DWT
4,180 DWT
Up to 8,000 DWT 7 PT. Intan
Sengkunyit
国 内民 営
Palembang 4, 180 DWT
3,650 DWT
4,180 DWT
Up to 6,500 DWT 8 PT. Inggom
Shipyard
国 内 民 営
Jakarta Up to 8, 000
DWT
500 DWT
4,180 DWT
Up to 2,000 DWT 9 , PT.
Adiluhung Sarana Segara
国 内民 営
Madura 500 DWT
4,800 DWT
10,000 DWT
Up to 3,000 DWT
N o 造 船 事 業 社 名 所 有
形 態 位 置
ヤ ー ド 能 力 P r o d u k
最 大 建 造 船
最 大 ド ッ キ
ン グ 船 新 造 修 理 1 0 PT. Sanur
Marindo Shipyard
国 内 民 営
Tegal 1, 000 DWT
4,000 DWT
4,000 DWT
1,000 DWT
1 1 PT. Daya Radar Utama
国 内 民 営
Jakarta 600 GT - Up to 600 DWT
-
1 2 PT. Menara Bahagia
国 内 民 営
Palembang - 1,200 DWT
- -
1 3 PT.
Galangan Balikpapan Utama
国 内 民 営
Balikpapan 650 DWT
2,000 DWT
- -
1 4 PT. Ben Sentosa
国 内 民 営
Surabaya 240 DWT
- 120 GT
貨物、
フェリー 1 5 PT. Patra
Dok Dumai
国 内 民 営
17,700 DWT
- - タンカ
ー、貨物 デ ー タ 源: （5）
c . 造 船 及 び 関 連 工 業 の 実 績 及 び 供 給 能 力 の 概 要
現 在 、 イ ン ド ネ シ ア 造 船 業 で は 、 造 船 所 自 体 及 び そ の 関 連 業 界 の 設 備 能 力 （ 例 ： 加 工 、 機 器 や 材 料 ） に よ り 、 建 造 可 能 な 船 型 の も の と 、 建 造 が 難 し い と 思 わ れ る 船 型 が あ る 。
イ ン ド ネ シ ア で の 造 船 業 界 能 力 の 現 状 は i .～i i i .の 3 つ の 通 り 区 分 さ れ る 。
i . 国 内 造 船 所 で 建 造 可 能 な 船 型 ： - タ ン カ ー 船
- 貨 物 船 - コ ン テ ナ 船 - 漁 業 船 - バ ル カ ー 船 - タ グ ボ ー ト - フ ェ リ ー 船
で あ っ て 、 規 模 が 5 0 , 0 0 0 D W T 以 下 の 船
i i . 業 界 が 存 在 す る も の の 、 建 造 が 難 し い こ と が 多 い 船 型 - 旅 客 船
- 軍 艦
- 特 別 船
i i i . 国 内 造 船 所 が 未 だ 建 造 で き な い 船 型 ： - 規 模 が 5 0 , 0 0 0 D W T 以 上 の 船
な お 、 イ ン ド ネ シ ア の 建 造 実 績 は 次 の 通 り で あ る 。
表 －2 . 2 国 内 造 船 業 界 の 実 績
N o . 船 型 規 模 単 位 メ モ
1 . コ ン テ ナ 船 2 0 8 T E U 内 航
2 . コ ン テ ナ 船 1 , 6 0 0 T E U 内 航
3 . セ ミ ・ コ ン テ ナ 船 3 , 6 5 0 D W T 内 航
4 . 旅 客 船 5 0 0 P a x 内 航
5 . 旅 客& 自 動 車 ロ ー ロ ー フ ェ リ ー 5 , 0 0 0 G T 内 航 6 . 旅 客& 自 動 車 ロ ー ロ ー フ ェ リ ー 1 8 , 9 0 0 G T 輸 出
7 . ド ラ イ 貨 物 船 1 7 , 5 0 0 D W T 輸 出
8 . L P G キ ャ リ ア 5 , 6 0 0 輸 出
9 . 浮 遊 式 生 産 ユ ニ ッ ト/オ フ シ ョ ア 輸 出
1 0 , ロ グ ・ キ ャ リ ア 8 , 0 0 0 D W T 内 航
1 1 . バ ル ク キ ャ リ ア 4 2 , 0 0 0 D W T 内 航
1 2 . バ ル ク キ ャ リ ア 5 0 , 0 0 0 D W T 内 航
1 3 . オ フ シ ョ ア 浚 渫 船
（O f f s h o r e T i n B u c k e t D r e d g e r） 1 2 , 0 0 0 T o n 内 航
1 4 . オ イ ル タ ン カ ー 船 1 , 5 0 0 D W T 内 航
1 5 . オ イ ル タ ン カ ー 船 3 , 5 0 0 D W T 内 航
1 6 . オ イ ル タ ン カ ー 船 6 , 5 0 0 D W T 内 航
1 7 . オ イ ル タ ン カ ー 船 1 7 , 5 0 0 D W T 内 航
1 8 . オ イ ル タ ン カ ー 船 3 0 , 0 0 0 D W T 内 航
1 9 . 化 学 タ ン カ ー 船 1 6 , 0 0 0 D W T 内 航
2 0 . 消 火 用 タ グ ボ ー ト 4 , 5 0 0 H P 内 航
2 1 . 救 援 用 タ グ ボ ー ト 7 , 5 0 0 H P 内 航
2 2 . マ グ ロ 船 3 0 0 G T 内 航
2 3 . 高 速 パ ト ロ ー ル ボ ー ト 5 7 4 0 0 T 内 航
2 4 . 高 速 パ ト ロ ー ル ボ ー ト 2 8 6 0 T 内 航
2 5 . 浮 き ド ッ ク 5 , 0 0 0 T L C 内 航
デ ー タ 源: （3）
た だ し 、2 0 0 5 年 第 5 号 大 統 領 命 令 を 実 施 し て か ら 、 イ ン ド ネ シ ア の 造 船 業 界 2 年 間 （2 0 0 6 - 2 0 0 7） の 建 造 量 は 向 上 を 見 せ て い る 。2 0 0 7 年 6 月 ま で に 、 ジ ャ ワ 島 、 ス マ ト ラ 島 や カ リ マ ン タ ン 島 で の 造 船 所 が 約 5 8 6 , 0 0 0 G T（G r o s s - T o n n a g e） の 注 文 船 数 で い え ば 約 1 2 6 隻 の 注 文 を 受 け 、 そ の 中 の 4 隻 が 3 6 , 0 0 0 G T 規 模 の 船 体 で 、2 0 0 7 年 6 月 末 ま で に 完 成 さ れ た 。 そ の 新 造 船 の 建 造 契 約 費 は 約 1 1 億 U S ド ル あ る い は 1 0 兆 ル ピ ア と 推 測 さ れ る 。
た だ し 、 そ の 能 力 は 世 界 の 主 要 な 造 船 国 で あ る 日 本 、韓国 や 中 国 と 比 較 す る と ま だ ま だ 遠 い の が 現 状 で あ る 。
表 －2 . 3 世 界 の 造 船 所
N o . 国
注 文 量 建 造 完了量
量
（百 万 G T）
計
（ 隻 ）
量
（百 万 G T）
計
（ 隻 ）
1 . 韓国 9 8 , 4 3 6 1 , 8 2 0 4 , 7 7 2 1 0 4 2 . 中 国 7 2 , 0 5 5 2 , 4 4 5 2 , 4 7 0 1 4 9 3 . 日 本 6 1 , 8 4 5 1 , 4 0 6 4 , 0 3 9 1 2 8
4 . フィリ ピ ン 4 , 3 7 8 1 0 6 0 . 0 6 5 2
5 . ド イツ 4 , 2 2 0 1 9 6 0 . 3 4 6 1 7
6 . ル マ ニ ア 2 , 6 4 8 1 2 9 0 . 0 9 3 1 1
7 . ベト ナム 2 , 6 2 2 1 5 6 0 . 0 0 7 8
8 . 台湾 2 , 5 2 9 6 0 0 . 1 2 1 2
9 . イ タ リ ア 2 , 3 6 0 1 1 7 0 . 1 5 5 6
1 0 . ポラ ン ド 2 , 2 3 1 1 2 0 0 . 2 0 4 1 1
1 1 . ト ル コ 2 , 1 7 7 3 1 9 0 . 1 2 5 2 5
N o . 国
注 文 量 建 造 完了量
量
（百 万 G T）
計
（ 隻 ）
量
（百 万 G T）
計
（ 隻 ）
1 2 . ク ロ アチア 1 , 9 8 6 6 5 0 . 1 7 9 8
1 3 . デ ン マ ー ク 1 , 2 6 2 1 8 0 . 1 7 1 1
1 4 . イ ン ド 1 , 1 7 5 1 8 4 0 . 0 4 5 5
1 5 . スペイ ン 0 . 9 3 4 1 5 8 0 . 0 4 4 1 5
1 6 . フィン ラ ン ド 0 . 9 2 1 1 1 0 . 1 9 0 2
1 7 , オ ラ ンダ 0 . 8 4 1 2 8 2 0 . 0 4 7 2 6
1 8 . フ ラ ン ス 0 . 7 5 1 1 3 0 . 0 9 3 3
1 9 . ル シ ア 0 . 7 4 0 8 9 0 . 0 6 4 1 0
2 0 . ア メ リ カ 0 . 6 6 8 1 3 8 0 . 0 4 9 1 0
2 1 . イ ン ド ネ シ ア 0 . 5 8 6 1 2 6 0 . 0 3 6 8
2 2 . ウク ラ イ ナ 0 . 4 6 6 5 6 0 . 0 1 7 4
L l o y d R e g i s t e r - F a i r p l a y（2 0 0 7 年 ） よ り
上 記 の表 －2 . 3 か ら 、韓国 、 中 国 及 び 日 本 が 世 界 の 造 船 ビ ジ ネ ス で は 際 立っ て 、 大 き い 国 で あ り 、 イ ン ド ネ シ ア は そ れ ら の 国 と 比 較 す る と非 常 に 小 さ い こ と が 分 か る 。 イ ン ド ネ シ ア に 近い 地 域 で も 、 例 え ば A S E A N 地 域 で は 、 フィリ ピ ン 、ベト ナムと 台湾が 世 界 の 造 船 所 1 0 大 国 の 位 置 に あ る 。
イ ン ド ネ シ ア 造 船 所 に 2 0 0 7 年 に 注 文 さ れ た 1 2 6 隻 の 船 の 中 で 、3 7 隻 が 貨 物 船 で あ り 、残り の 8 9 隻 が非貨 物 船 で あ る 。 こ のう ち 2 0 0 9 年 ま で に は全イ ン ド ネ シ ア 造 船 所 が 6 2 隻 の 新 造 船 を 完 成 さ せ た 。2 0 0 7 年 か ら 2 0 0 9 年 ま で の 間 に イ ン ド ネ シ ア で 建 造 さ れ た 3 7 隻 の 貨 物 新 造 船 の 中 で ド ラ イ バ ル ク キ ャ リ ア が 最 多 の 船 型 で 約 6 隻 で 全能 力 約
3 0 6 , 0 0 0 D W T で あ っ た 。 こ れ に 次 い で 、 一 般 貨 物 船 、 化 学製 品タ ン カ ー 、 オ イ ル タ ン カ ー 船 、 セ メ ン ト運 搬船 や家 畜 運 搬船 と な っ て い る 。
d . 材 料 供 給 産 業
イ ン ド ネ シ ア 造 船 業 界 で必要 と す る 材 料 供 給 のう ち次 の ような も の は 、質や 量 に問 題は あ る も の の基本 的 に は イ ン ド ネ シ ア 国 内 の 業 者 か ら 供 給 可 能 と さ れ る 。
- 鉄 鋼 / 鉄 系、 ：鋼 板、角 度 プロ ファイ ル （A n g l e p r o f i l e） 、 パ イプ 類
- 非 鉄 系： ア ル ミ板、 ア ル ミ パ イプ、真 鍮 - ファイ バ ーガラ ス
- 木材 - ゴ ム
- プラ スチッ ク - ガラ ス
- 繊 維 類
- マ リ ンペイ ン ト - 溶 接 棒
- 陰 極 保 護 品 （亜 鉛 や ア ル ミ ）
e . 加 工 と 機 器 業 界 能 力 （ 関 連 業 界 ） の 現 状
ｄ.の と お り 、 材 料 関係の 業 界 は 存 在 す る も の の 、種 類と 量 は ま だ ま だ足ら な い と 言 え る 。 こ の ため国 内 の 造 船 業 界 が使用 し て い る 材 料 のう ちロ ー カ ル調 達 割 合は い ま だ に 低 く （ 約 3 5％ ） 、質的 に も鋼 板、電 極、 ガス 、絶 縁体 、 メ ー ン ス イ ッチボ ー ド 、空 調設 備 、ペイ ン ト 、艤 装等 の 一 部 に とどま っ て い る 。 さ ら に 材 料 で は な く 機械 類、電 気 類などの 機 器 類の 多 く は 、 輸入 品に頼っ て い る （ 約 6 5％ ） 。
国 内 造 船 で 使 用 さ れ る 現 地 製 品 （L o c a l C o n t e n t） の 割 合
説 明 類別
現 地 輸入 ／ 外国
建 造 1 0 0 ％ －
材 料 ・ 部品 3 5 ％ 6 5 ％
i . 国 内 メ ー カ ー が 存 在 す る 部品・ 機 器
- デ ッ キ 用 機械（D e c k M a c h i n e r i e s）: ア ン カ ーウ イ ンチ
（A n c h o r W i n c h） 、 係 留 ウ ィンチ（M o o r i n g W i n c h） 、 - 電 気 系 機 械 と 機 器 （ E l e c t r i c a l M a c h i n e r i e s a n d E q u i p m e n t ） : S t e e r i n g G e a r , M a i n S w i t c h B o a r d P a n e l ,
- ナ ビ ゲ ー シ ョ ン 機 器 と 通 信 機 器 （ N a v i g a t i o n a n d C o m m u n i c a t i o n）: 通信機 。
-電 子機 器 （E l e c t r o n i c E q u i p m e n t）: テレビ 、空 調機 器 。 - 家 具: 机、椅 子、棚 類。
- 他 の 機 器: 救 命 ボ ー ト 、舵、チェ ー ン 。
i i . 一 部限 定さ れ た種 類の 部品・ 機 器 が あ る も の
- 原動エン ジ ン （P r o p u l s i o n E n g i n e）: 主エン ジ ン 、補 助 エ ン ジ ン 。 小 型エン ジ ン （< 1 0 0 H P） 開発 さ れ た が 、 大 き い エン ジ ン （> 1 0 0 H P） は ま だ開発 さ れ て い な い 。
- 電 気 系 機 械 や 機 器 （ E l e c t r i c a l M a c h i n e r i e s a n d E q u i p m e n t）: 発電機 や電 気モ ー タ ー 。 発電機< 3 7 5 K V a は開発 さ れ た が 、容量 の 大 き い 発電機 > 3 7 5 K V a は ま だ開 発 さ れ て い な い 。
- 武器 。
- そ の 他 に 機 器 ： ア ン カ ー 、 バ ルブ、 ラ イ フ ジ ャケッ ト 、プロペ ラ 。
i i i . 現 地 で は 生 産 さ れ て い な い 部品・ 機 器
- デ ッ キ 用 機 械 （ D e c k M a c h i n e r i e s ） : 貨 物 用 ク レ ー ン
（C a r g o H a n d l i n g / D e c k C r a n e） 、H a t c h C o v e r。
- 電 気 系 機 械 と 機 器 （ E l e c t r i c a l M a c h i n e r i e s a n d E q u i p m e n t）: P u r i f i e r , ポンプ、冷 却 装置 。
- ナ ビ ゲ ー シ ョ ン 機 器 と 通 信 機 器 （ N a v i g a t i o n a n d C o m m u n i c a t i o n） ： レーダー 、 通信ラ ジ オ 。
- 電 子機 器 （E l e c t r o n i c E q u i p m e n t）: 信号 用 の ラ ンプ、 魚 群 探 知機 。
- そ の 他 の 機 器: 安 全 ブイ 。
2 . 2 海 事 に 対 す る イ ン ド ネ シ ア 政 府 の 政 策
2 . 1 . 1 現 状 及 び カ ボ タ ー ジ ュ 規 制
イ ン ド ネ シ ア政 府は 、海事 国 と し て 、海上交通 が 国 の経 済活 動 を支え る 上 で重要 な 要素で あ る と考え て い る 。政 府は 、 国 内海上交通 の 発展や 活 用 の ため に 、 イ ン ド ネ シ ア の交通 業 界 状況に合わ せ て 、 さ まざま な政 策や 規定を経 由し て支援 を行っ て い る 。
最 も初 めの 施策と し て 、政 府は 、1 9 9 2 年 第 2 1 号法 律、 国 内海 運 法を告 知 し た 。 そ の 内容は 、“ 海 運は 国 に よ っ て占有 さ れ 、 そ の育成 は政 府に よ っ て 実 施 さ れ る”と さ れ 、 イ ン ド ネ シ ア 領 内海の海 運が イ ン ド ネ シ ア の 船舶を 活 用 し な け れ ば な ら な い こ と が方 針と し て定 めら れ た 。 だ が 、 こ の法 律は方 針を宣言 し た に とどま り 、政 府が期 待し たほ ど大 き な変化 を も た ら さ な か っ た 。 こ の た め、 イ ン ド ネ シ ア政 府は 新 し い政 策を立 案し 、 大 統 領 命 令 2 0 0 5 年 第 5 号 に よ り 、 国 内海 運業 界 の 活 用 に つ い て の宣言 を行っ た 。 そ の 内容は 2 0 1 1 年 か ら カ ボ タ ー ジュを 完全に 実 施 す る と いう内容で あ る 。
実際に は 、 イ ン ド ネ シ ア籍船 の 船 の 数 は少な く 、 国 内 の 造 船 能 力 も限ら れ る ため、 大 統 領 命 令 ま で は イ ン ド ネ シ ア の海上 輸送で は 、海 運事 業 者 は 、 国 内 の 船舶で運航 さ れ て い るケー ス は少な か っ た 。 ま た 、 イ ン ド ネ シ ア 船 が運 搬し な け れ ば な ら な い 内 航 貨 物 の 量 は 、 そ の後も増加傾向 で あ っ た 。 こ の結 果、 カ ボ タ ー ジュ規制実 施 の直 前に な っ て も 、 大手国 内海 運は 、 未 だ 多 く が外国 船 で 運航 さ れ て い る 。 カ ボ タ ー ジュ規制実 施前の 統計に よ れ ば 、 国 内 の 貨 物 の 2 2 . 3 ％ 、 国際貨 物 の 9 2 . 9 ％ が外国 船 に運 搬さ れ て い る 。（1）
カ ボ タ ー ジ ュ規制 直 前の 内 航 イ ン ド ネ シ ア籍船 の 船 は 全部 約 6 , 5 0 0 – 7 , 0 0 0 隻 で あ り 、 内 航 輸送需 要 を答え る ために は十分 な 数字か ら ま だ 遠 く 、 よ っ て 大 部 分 は ま だ外国海 運に 輸送さ れ て い る 。 国 内 の全貨 物 量 を 自 国籍船 で運航 出来る ように 、 ま た 2 0％ の 輸入出 貨 物 量 を 自 国 船 で運 搬す る ために は 、 少な く と も イ ン ド ネ シ ア が あ らゆる 規 模 の 1 0 , 0 0 0 隻 の 船舶を 所 有 し な け れ ば な ら な い と 推定さ れ て い る 。（2）
カ ボ タ ー ジュ 目的 か ら 見 て 、 イ ン ド ネ シ ア 造 船 業 界 の 存 在 が 国 内 の海 運船 隊の 存 在 や育成 に と て も重要 な役 割を果た す こ と は明ら か で あ り 、 す な わち、 国 内 造 船 業 界 は 、 大 き な 発展可 能性を持っ て い る 。
大 統 領 令 2 0 0 5 年 第 5 号 と 関 連 し て 、運輸 大臣が 2 0 0 5 年 1 1 月 1 8 日 に港 湾間 貨 物運 送関係の省令 K M 7 1 号 を 発足し た 。 こ の省令 に よ る と 、 国 内港 湾 間 の 貨 物運 送は遅く と も 2 0 1 1 年 1 月 1 日 に イ ン ド ネ シ ア旗の 船 で運 搬す る こ と と な っ て い る 。 こ の省令 に よ る と 国 内港 湾間 の 貨 物 は 、 次 の も の を含 むと さ れ る ：
- 石 油や天 然 ガス
- 一 般 貨 物 （G e n e r a l C a r g o）
- 石 炭
- 木材 や 一 次 生 産品
- 米
- パ ーム 油
- 肥料
- セ メ ン ト
- 鉱物 （金 属物, 非 金 属物, C 区 分鉱物 ）
