こども食堂 安心・安全プロジェクト
すべての子どもがこども食堂につながるために
全国のこども食堂を何があっても安心な場所に
~クラウドファンディングで一緒に保険料を集めるこども食堂を募集します~ 主催:こども食堂安心・安全向上委員会 大谷清美(NPO 法人チャイルドケアセンター(福岡)) 栗林知絵子(NPO 法人豊島子ども WAKUWAKU ネットワーク(東京)) 小西由美子(守山市吉身東町自治会ひがしっこ食堂(滋賀)) 近藤亜弥(おてらde 食堂(北海道)) 園田愛美(森の玉里こども食堂(鹿児島)) 渡邉光春(社会福祉法人 滋賀県社会福祉協議会会長) 代表 湯浅 誠(社会活動家・法政大学教授) 共催:「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー実行委員会 代表 栗林 知絵子 協力:こども食堂ネットワーク こども食堂の輪が全国に広がり、いまでは500 ヵ所を軽く超え、1000 軒に達 する勢いです。私たちは、2016 年から「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツア ーを開催し、こども食堂運営者、および支援する行政・自治会・学校関係者・市 民の方たちと話し合いを重ねてきました。 全国各地のこども食堂運営者・関係者のご尽力により、「こども食堂は貧困家 庭の子どもを集めて食事をさせるところではない。もっと多様で、地域の居場所 も担おうとしている」という理解は大きく広がってきました。 他方、「必要な子どもたちに情報が届いているか、心もとない」「学校や地域団 体との連携がうまくできていない」という運営者からの声や、「こども食堂の趣 旨は理解するけれど、そこ(こども食堂)は、安心してこどもを紹介できる場所 なんでしょうか?」という地域団体や学校関係者の懸念も聞こえてきました。特 に万が一のことが起こったとき、きちんと対応できる保険等に加入しているかについては、各地で高い関心が示されていました。 実際には、こども食堂の多くは何らかの保険に加入していますが、加入してい ないこども食堂があるのも事実です。そして、どこがどのような保険に加入して いるのか、またはいないのか、外部の人たちにきちんと伝わっていないこともあ るようです。 「こども」と「食事」に関わるだけに、もし「善いことをしているから許され るだろう、と思っているのではないか」と受け取られてしまったら、とても残念 で、もったいないことです。結果的に子どもたちに必要な情報が届かないとなれ ば、活動の継続・発展にも関わってきてしまいます。 一方で、多くのこども食堂の財政基盤はまだ脆弱です。現状では「次回をいか に開催するか」に四苦八苦とせざるを得ないこども食堂があるのも事実です。そ の現実を踏まえずに、「なんとかすべきだ」と言い放つだけでは、事態は改善し ません。 そこで私たちは、全国に芽生えたこども食堂の取組みを後押しし、地域の理解 をさらに進め、すべての子どもがこども食堂に安心してつながれるようにする ためのプロジェクトを始めます。 具体的には、インターネットを通じた資金集めツールであるクラウドファン ディングを活用し、子どもの傷害・食中毒・熱中症等に広く対応できる保険(社 協取り扱いの「ボランティア行事用保険」等)に加入するための資金(3 年分) を集めます。 そのために、このプロジェクトに一緒に参加し、ともに広く社会に呼びかける こども食堂(200 か所)を募集します。 その 3 年の間にさらに地域との連携を深め、より多くのこどもたちに必要な 情報が届くようにし、また、ボランティアや食材、開催場所に関する協力関係も 深めて、運営基盤を強化していきましょう。そのためのさらなる仕組みも併せて 考えていきます。 下記募集要項をご覧いただき、参加をご検討いただければ幸いです。よろしく お願いします。
【 募集要項 】 ※詳細については末尾のQ&A もご覧ください。 1 ご応募いただける方 全国のこども食堂運営者の方から応募を受け付けます。 現在、200 ヵ所のこども食堂への資金提供を想定していますが、クラウドファ ンディングの寄付金額によって、若干変動することがあります。 応募多数の場合は、現在、資金面の余裕がなく保険に加入していないこども食 堂を優先させていただく予定です。 2 クラウドファンディングの目標額と提供する保険料 〇クラウドファンディング目標額 総額1000 万円 〇各こども食堂への分配金額 月4 回(週 1 回)以下の開催の場合:3 万円(1 年間 1 万円×3 年分) 月5 回以上の開催の場合 :9 万円(1 年間 3 万円×3 年分) 3 募集期間 2018 年年 2 月 1 日(木)~2 月 28 日(水) 4 当面のスケジュール 3 月中 資金提供の有無について、応募いただいたすべてのこども食堂に事 務局より連絡します。 4 月 1 日 クラウドファンディングを開始します(~6 月 19 日までの 80 日 間)。 8 月中 参加こども食堂の指定口座に保険料を振込みます。 5 応募方法 下記のURL からフォームに入っていただき、必要事項をご記入して送信してく ださい。 http://kodomoshokudou-network.com/anshin/
【よくある質問と回答(Q&A)】 1 参加要件について Q1 参加対象となる運営団体の種類に条件はありますか? A 任意団体でも、NPO 法人でも、応募は可能です。また、必ずしも「こども 食堂」という名称でなくても、実態があれば大丈夫です。 応募多数の場合は、経済的な理由で保険加入ができていない団体を優先させ ていただきますので、ご了承ください。結果は3 月中にお知らせします。Q2 も ご覧ください。 Q2 すでに保険に加入している場合でも、応募できますか? A できます。その場合でも配分金額は同じです。ただ Q1 の通り、優先順位は、 未加入団体が加入する場合、よりカバー範囲の広い保険に加入し直す場合、すで に入っている保険の費用をまかなう場合、の順番になります。 Q3 保険は安心・安全向上委員会で加入してもらえるのでしょうか? A 保険加入手続きは、各団体で行っていただきます。安心・安全向上委員会は クラウドファンディングなど本プロジェクトのとりまめを行います。加入でき る保険の種類については、Q11 をご覧ください。 Q4 クラウドファンディングとは何ですか? A 「不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や 協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた 造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれ る」と定義されています (Wikipedia による)。インターネットを通じた寄付集めとご理解ください。今回は、 ヤ フ ー ! ネ ッ ト 募 金 ( https://donation.yahoo.co.jp/ ) と キ ャ ン プ フ ァ イ ヤ ー (https://camp-fire.jp/)という 2 つの専用サイトを利用する予定です。 Q5 インターネットには弱いのですが・・・。 A インターネットに関する実務は、すべて担当者が担いますので、インターネ ットに関するスキルは一切不要です。 Q6 行政から補助金や助成金をもらっているが、応募は可能ですか? A 可能です。
Q7 行政の委託事業として実施しているが、応募は可能ですか? A 市町村の責任において実施されている事業なので、対象となりません。 Q8 定期開催していない食堂ですが、応募は可能ですか? A 可能です。ただし、保険加入代が所定の配分金額を下回る場合には、余剰分 を返金していただきますので、ご了承ください。 Q9 食堂の規模や場所などについての条件はありますか? A ありません。 Q10 開催は月 1 回ですが、参加するこどもの数が多く、年間 1 万円では到底 まかなえません。年間3 万円の補助を受けることは可能ですか? A 残念ながら、原則として難しいです。クラウドファンディングの調達金額が 1000 万円を上回った場合、そうした事情のあるこども食堂に優先的に配分する ことは検討できますので、その旨応募フォームにご記入ください。 2 事務手続きについて Q11 加入する保険会社および保険種類は決まっていますか? A 決まっていません。ただし、参加する子どもに適用される保険である必要が あります(ボランティアのみに適用される「ボランティア保険」だけでは不可)。 また、傷害・食中毒・熱中症などにも適用できるカバー範囲の広い保険(社会福 祉協議会取り扱いの「ボランティア行事用保険」など)を推奨します。不明な場 合は、お問い合わせください。 Q12 配分金の入金はどのような方法でなさますか? A 銀行口座振込みで行います(ゆうちょ銀行も取扱い可能です)。 Q13 報告などの義務はありますか? A 寄付してくれた人たちに対する説明責任があります。保険の種類とカバー範 囲、金額のわかる保険加入証等の資料(PDF も可能)を事務局にご送付いただ きます。開催の都度、加入する場合には、一年分をまとめてご送付いただくので 結構です。資料は、本サイト等で公開します。
3 その他 Q14 保険料以外の用途に使用することは可能ですか? A 保険料のみにご使用ください。寄付者に対して説明責任を果たす必要があり ます。不足する場合は、自己資金で補てんをお願いします。また、余剰金が生じ た場合には、お手数ですが、返金をお願いします。 Q15 プロジェクト期間中にこども食堂を休止することになった場合はどうし たらいいですか? A 保険料として支払わなかった金額について、返金をお願いします。 4 問合せ先 こども食堂 安心・安全向上委員会事務局 〒5250072 滋賀県草津市笠山 7-8-138 滋賀県社会福祉協議会 事業部門 電話 077-567-3924 FAX 077-567-5160 kodomo-anshin@shigashakyo.jp