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セルラーゼの製餡利用の可能性

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Academic year: 2021

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セルラーゼの製餡利用の可能性

Possibility in using cellulase for Ann manufacture

*久下 貴紀1、平野 勝紹1、栃尾 巧1

*Takaki Kuge1, Katsuaki Hirano1, Takumi Tochio1

1. 物産フードサイエンス株式会社 1. B Food Science Co., Ltd.

 【目的】製餡工程において小豆の煮熟は最も重要な工程であり,餡の歩留まりおよび品質に大きな影響を及 ぼす。豆は産地や気候条件により性質が大きく変わる作物であるため,煮えにくいものもあり,煮熟促進剤と して重曹やポリリン酸塩が使用される。重曹等の使用により煮熟が短時間になる一方で,小豆の風味が損なわ れたり,渋きり液に栄養素が流出したりするという課題がある。渋きり液は水溶性タンパク質や可溶性デンプ ン質等の有機物に富み,排水に負荷がかかっている。特異的に植物中のセルロースを分解する酵素であるセル ラーゼは煮熟促進剤としての効果が期待されるが,セルラーゼを小豆の煮熟に用いた報告は少ない。そこで本 研究では,小豆の煮熟促進剤としてセルラーゼを用いることによる小豆の性状変化や渋きり液の栄養素の評価 等を行った。  【方法】重曹,セルラーゼ(Celluclast®:ノボザイムズ社)を天津小豆に対して1%添加し,小豆に対して 300%の加水を行い,2回の渋きり工程を伴う煮熟を行った。得られた小豆については破断強度測定により硬 さを,官能評価により小豆の風味を評価した。また,得られた渋きり液については性状として着色 度,pHを,渋きり液中に溶出した栄養成分として液中のタンパク質量を,排水負荷の指標として残渣の量を測 定した。  【結果および考察】酵素添加区は無添加区に比べ小豆の軟化が顕著であり,小豆の風味は重曹添加区よりも 風味を強く残し,無添加と同等の評価であった。酵素添加区の渋きり液は重曹添加区と比較し着色が少な く,ポリフェノールの流出が低減されていると推測された。また,渋きり液中の残渣の量も少なく,重曹添加 区に比べ渋きり液中の有機物が有意に低下することが示された。 セルラーゼ、製餡、小豆

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Possibility in using cellulase for Ann manufacture

*Takaki Kuge1, Katsuaki Hirano1, Takumi Tochio1

1. B Food Science Co., Ltd.

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