• 検索結果がありません。

スノーシューハイキングの体験分析: 沖縄地域学リポジトリ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "スノーシューハイキングの体験分析: 沖縄地域学リポジトリ"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

スノーシューハイキングの体験分析

Author(s)

張本, 文昭; 多田, 聡; 土方, 圭; 遠藤, 知里

Citation

日本野外教育学会大会プログラム・研究発表抄録集, 14:

64-65

Issue Date

2011-10

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/18969

Rights

日本野外教育学会

(2)

B -10

スノーシューハイキングの体験分析

0

張本文昭(沖縄キリスト教短期大学) 多田聡(明治大学) 土方圭(明治大学兼任講師) 遠藤知里(常薬学園短期大学) キーワード:スノーシューハイキング、体験分析、写真投影法、キャプション評価法 1 .はじめに 強本 (2010)は、写真投影法とキャプション評 価法を援用し、沢登りの体験分析を行っている。 これらはランドスケープ研究における景観評価 や空間認知等の分析においてしばしば用いられ る手法であるが、野外教育場面で用いられること はまだ少ない。筆者らはそれらの方法により、ス ノーシューハイキング参加者の体験内容につい て分析を試みた。 2.方法 明治大学学生部主催「雪国の生活とアウトドア 体験jにおけるスノーシューハイキングに参加し た学生の内、調査の同意が得られ、また調査梨を 回収できた 11名を調査の対象とした。福島県楠 原湖周辺にて実施されたスノーシューハイキン グ当日 (2011.2. 24)は晴天であった。行程の大 部分は結氷した湖面上を進むものであり、一部堂 場山の登降(高低差)が含まれる。全行程の所要 時間は約 6時間 20分であった。 対象者にはレンズ付きフィルム(防水タイプ, フラッシュ付き, 27枚撮り)を配布し、出発から 帰清までの聞に「心が動いたときJに蝦影するよ うに指示した。撮影対象、撮影枚数は自由とし、 自分を搬影したい場合は他者による撮影も可と した。 調査終了後にフィルムを回収、画像をデジタル 化した後、写真を取り込んだキャプション記入票 を作成した。キャプション記入票は、 1枚の写真 およびキャプション(

r

撮影時の状況J

r

撮影時に 感じていたことや気持ちJ)を記入する欄で構成 されている(図ー1./現物は A5サイズ)。終了後 1 週間以内に掘影者本人に郵送し、キャプション記 入を求め、その後郵送回収した。回答は調査実施 の 15-28日後になされた。 最終的に、分析の対象とした写真とキャプショ ン記入票は、 11名による 94件であった。 』写真 骨量Lてい晶企@です"'? -tCD崎 CDIlòIl曹凪銚崎巴書いて可~&..\. 』状況の キャプシヨン 』気待ちの キャプション ~ .'-,九tぺ・I -,t ・ーー 図-1. キャプション記入累のサンプル 3.結果

3

.

1

.

蝿影ポイント 出発から帰着までを、地形と往路復路の行程を 考慮し、 1)出発から湖面に出るまで、 2)湖面に 出てから山の取り付きまで、 3)堂場山一櫛、 4) 湖面に降りてから湖面を上がるまで、 5)湖面を 上がってから到着まで、の

5

つのポイントに分類 し、さらに揖影がなされた地点、における地形や特 徴物、行為によって撮影時の状況を分類した。結 果を表一1.に示す。 - 64

(3)

-袋-1. 1&影されたポイントと線影時の状況 錫膨ポイント 錫E臨時状況 ぽ也} n('到 出先から 出先司直倒 1(1) 7(7) 湖面に出るまで 出発直後 氏自] 湖面歩き始め 4(4) 湖面涜れ込み 5(5) 湖面に出てから 神社‘鳥居 9(10) 40(43) 山のIl!り付きまで ワカザギ釣り 2(2) 堂編山取り付き廊周辺 10(11) 湖面移動中 10(11) 蛍掲山盛り 11(12) 金喝山の鐙りから 堂鳩山山頂付近 島(10) 33(35) 湖面に降りるまで 昼食 8(自} 堂細山下り 5(5) 湖面に隊りてから 湖面移動中 7(7) 湖面を出るまで 湖を短り返って 4(4) 11(12】 湖面を幽てから 車道移動中 2(2) 3(3) 到~~で 到

m

。(1) 湖面に出てから堂場山の取り付きまでに最も 多く撮影されていた。この行程内には変化に富ん だ自然現象や歴史的建築物が見られ、また広大な 湖面を移動するという行為そのものに対象者の 心を動かす場面が多くあったのではないかと考 えられる。 次いで蛍場山の登り、登頂、昼食、下山といっ た場面が含まれる堂場山一帯での搬影が多かっ た。慣れないスノーシューでの登降や雪上での昼 食などが対象者にとってインパク卜があったも のと推察できる。

3

.

2

.

揖影時の状j兄とその時の気持ち 搬影されていた状況は、多い順に[堂場山への 登り途中][堂場山への湖面移動中][堂場山取り 付き地点周辺での休憩中][神社、鳥居に到着した とき][堂場山山頂付近][昼食時、湖面移動中(帰 路)][出発直後][湖面への流れ込みを見て][堂場 山下り][湖面の歩き始め][楠原湖を振り返っ て][ワカサギ釣りを見て][車道の移動中][出発 準備][到着]の 16件であった。 次に上位 3件の状況ごとに、搬影対象とその時 の気持ちを解釈することで体験の分析を試みる。 最も多く撮影がなされていた[堂場山への登り途 中 (11件 12%)]では、斜面そのものや周囲の自 然が多く搬影されていた。急斜面に不安を抱き、 それでも登っている中で湖面とは異なる植生や 動物の気配を感じながら、時に述くや樹上の青空 を眺め、それらの自然に感動しつつ、最後に登り 終えることで達成感や喜びを感じる、というよう な体験の過程が浮かび上がってきた。不安を感じ ながらの悶難な行為の最中であっても、ふと立ち 止まる瞬間に様々な表情の自然を感じ、最後に登 り切ることで達成感を得られることが、スノーシ ューを履いた登り行程における体験であると解 釈できょう。 また[堂場山への湖面移励中]という場面にお いては、遠景した湖面やその先の山々、青空など が撮影されていた。気持ちのキャプションからは、 自然の偉大さを感じる一方、それらと比較した人 間の存在や今自分がしている行為を客観的に内 省するような記述が見られた。つまり湖面を単調 に歩いているように見受けられる場面であって も、自然を感じたり、自分を客観視したりしてい ることが推察できた。 また[堂場山取り付き地点周辺での休憩中]で は、水位低下によって露出した結氷や倒木、氷柱 や山影、動物の足跡など、それまで歩いてきた湖 而とは明らかに異なる自然環境が多く撮影され ていた。したがって、自然現象や地形に変化が見 られるような場所においては、多様な表情の自然 が心を刺激するものと考えられる。 4.

おわりに

撮影された場所、その時の状況や行為、撮影対 象や船影時の気持ちなどを分類、整理することか ら、スノーシューハイキングにおける体験内容を 僅かではあるが浮かび上がらせることができた。 今後も調査方法および分析方法を精査しながら、 自然の中の体験の詳細について分析を試みたい と考える。 p h υ P O

参照

関連したドキュメント

供試体の寸法は、高さ 100mm,直径 50mm である。図‑2 はペデスタ

 回報に述べた実験成績より,カタラーゼの不 能働化過程は少なくともその一部は可三等であ

私たちの行動には 5W1H

それは︑メソポタミアの大河流域への進出のころでもあった︒ 最初の転換期であった︒

それは︑メソポタミアの大河流域への進出のころでもあった︒ 最初の転換期であった︒

それは︑メソポタミアの大河流域への進出のころでもあった︒ 最初の転換期であった︒

 調査の対象とした小学校は,金沢市の中心部 の1校と,金沢市から車で約60分の距離にある

定可能性は大前提とした上で、どの程度の時間で、どの程度のメモリを用いれば計