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自己調節鎮痛法による疼痛管理を実施した消化器がん患者の術後疼痛に関連する要因 : 術前疼痛感受性・疼痛閾値及び性格特性による検討

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Academic year: 2021

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全文

(1)

自己調節鎮痛法による疼痛管理を実施した消化器が

ん患者の術後疼痛に関連する要因 : 術前疼痛感

受性・疼痛閾値及び性格特性による検討

著者

坪内 聖子

発行年

2011-09-21

URL

http://hdl.handle.net/10422/1430

(2)

氏    名

学位の種類

学位記番号

学位授与年月日

学位論文題目

坪 内 聖 子

修 士(看護学)

修 士 第142 号

平成23年9月21日

自己調節鎮痛法による疹痛管理を実施した消化器

がん患者の術後疹痛に関連する要因 一術前疹痛

(3)

感受性・疹痛閥値及び性格特性による検討-別紙様式3

論  文  内  容  要 ※整理番号 (ふりがな) 氏 も 名 (つぼうち せいこ) 坪内  聖子 修士論文題目 自己調節鎮痛法による痔痛管理を実施した消化器がん患者の術後痔痛に関連す

る要因 一術前疲痛感受性・疲痛開催及び性格特性による検討-【研究目的】

本研究の目的は自己調節鎮痛法(Patient controlled analgesia : PCA)を用いて術後痔痛管理 を行う消化器がん患者の痔痛感受性と痔痛開催及び性格特性と術後痔痛との関連を検討し、要 因を明らかにすることである。 【'I-;;'こ】 -大学病院、消化器・乳腺一般外科病棟入院中の消化器がん患者で開復手術を行い、術後PCA を用いて痔痛管理を行う患者を対象として、平成19年2月∼20年12月に聞き取り調査及び自 記式質問用紙調査を実施した。術後痔痛管理状況は術後3 日目体動時の視覚的評価スケール

(visual analogue scale : VAS)が3.0以下を痔痛管理良好者、 3. 1以上を不良者と定義した。 痔痛感受性は、痛みの感じやすさを問い、疲痛開催は痔痛計にて測定し、性格特性はエゴグラ

ムによりいずれも術前に使用した。エゴグラムは5つの自我状態(Critical Parent、 Nurturing Parent、 Adult、 Free Child、 Adapted Child の各得点を中央値より2値化した。分析は、痔 痛感受性および痔痛闇値と術後痔痛管理の良否との関連、ならびに性格特性と術後痔痛管理の 良否との関連を性、年齢、疾患分類、 PCAポンプ総投与量、追加薬ロピオン投与有無を調整し た多変量ロジスティック回帰分析を用いて検討した。 【結果】 対象者100名中100名から調査-の協力が得られた(応諾率100%)。緊急手術2名、死亡退院 2名、術後痔痛管理に硬膜外麻酔が数日併用になった者6名の10名を除く90名を分析対象者 とした。術前捧痛感受性及び痔痛開催はいずれも術後痔痛と有意な関連を示さなかった。性格 特性は、 Critical Parent高得点者とFree Child高得点者は低得点者に比べて、術後痔痛管理 不良者が多かった. (オッズ比と95%信頼区間:2.73、 1.08-6.90、 5.98、 2. 19-16.3)また、 Adult 高得点者は低得点者に比べて、術後痔痛管理良好者が多かった。 (オッズ比と95%信頼区間: 0.39、 0. 16-0.98)

【考察】

本研究で評価した痔痛開催は表在感覚の計測に基づいており、術後疲痛が主として自発痛(倭 害受容性痔痛)として評価されたことから、痔痛闇値と術後疲痛管理との関連が示されなかっ たと考える。性格特性との関連では、 「客観的」 「論理的」な側面のあるAdult高得点者は、術 後体動前に薬剤を注入するなどの合理的なpcAの利用や、薬剤注入したから痛みは軽減するだ ろうなど物事を客観的に判断し行動できることより痔痛管理が良好に行われた可能性があるO 一方、 「批判的」 「自己主張性」な側面のあるCritical Parent高得点者は、物事に対してはっ きりした意見を主張し行動できることより痛みが生じている時の訴えが多い可能性が考えら れる。 「衝動的」 「自己中心的」な側面のあるFree Child高得点者は自己の欲求のまま感情表 出する一面があり、術後疲痛についての不満を訴える傾向が強い可能性があると考えられる.

【総括】

pcAを用いて療痛管理を行う消化器がん患者の術後痔痛と関連する要因を検討した結果、術後 痔痛は痔痛感受性及び痔痛開催と関連せず、エゴグラムで評価された性格特性が関連している ことが示され、術後疲痛に関連する要因が明らかとなった。周手術期においても性格特性を考 慮した術後痔痛管理指導の説明が重要だと考えられたo

(備考) 1.研究の目的・方法・結果・考察・総括の順に記載すること。 (1200字程度)

2. ※印の欄には記入しないこと。

参照

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