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体育実技に対する態度についての研究

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(1)Title. 体育実技に対する態度についての研究. Author(s). 佐川, 正人. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. C, 家庭・養護・体育編, 38(2): 35-45. Issue Date. 1988-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6659. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部C) 第3 8巻 第2号. l of 日o Journa l dくa id。 Un ivers i f Educat ion . t ion (Sect I C) Vo l y。 ,38, No .2. 昭和63年3 月 March ,1988. 体育実技に対する態度についての研究. 佐. 川. 正. 人. 北海道教育大学札幌分校保健体育学研究室. A Study of Attitude toward Required PhysicaI Activities M【asato SAGAWA Phys i IEducat i l l ido ca on Laboratory ege ,Sapporo Co ,Hokka Uni i i tyofEducat vers on ,Sapporoo02. Abstract. A person’s at i ing i ly known to bethe bas t tude to l i earn s general c and most important. factor i tudi thas been repor n a student’s success, ln recent s tedthat s tudents show a es ,i. favorabl i i t tudetowardrequi i i t t eat redphys calac vi es , Factorsrelatedtoattitudeare givenas. i i sex,grade,experi encei ntheathl et c squads, and phys calfitness ,etc,. ln this study a quest ionnai d i i h d t t t 1 2 l r 5 l e wa s a m n s r e e o tudent e ma e and f ema es s ,. l i lact i l l ty at Sapporo Co ido Uni i ion enrol edi n arequi redphys tyofEducat ca vi ege vers ,Hokka , i l i f h d l i h i b h i i d t t t t t t t t d h i d h i l i i i nor er ocar y erea ons p e ween era u etowar t erequre p ysca ac tvt es i i i thl i tness andsuchelementsasexperienceinthea et csquads s calf r ,phi ,andthereasonsforthe i cho ceofthe course,. Thefol l owi ng conclusions were drawn f rom the result , 1, Studentsshowed a favorabl i i t tude toward therequ i i i t e at red phys calact vi esin thi s l col ege ,. i f 2, Nos i i f f i i i t t tude cantdi erences werefound between experience ofact gn vi esand at , 3. l i t wasreveal i d h t tudetowardtherequ i l i i f f edthattheat t t ted re p ysca ac v es wasa ec by reasons for the students’ choice ofthe course, especially the factor concerning i i i ntr ns c motivation,. i f 4. There was no s i i lat i i lf i i tnessand at 1 t tude cantre onshi ca g n p between phys ,and a re ion o -examinat ftheevi dence mi h b d i h g t e necessary wt recar tothe measurement of i i tness calf phys .. ) ( 35.

(3) . 36. 佐 川 正 人 1, 緒. 言. 学習者にとっ て効果的な授業が営まれる 場合,学習者のその授業に対する態度が 基礎的要件となる . 態度は, 行動を規定する主体的条件であり, 特に学習活動の場では学習行動への準備状態として位 置づけられるため, 重要な要因として考えられる. 9 ) 一般体育 実技授業に対する態度は, Wear ,L . の研究から始められ, Wearは体育実技授業に対 ,C ) 岡野ら6 )の研究に する態度尺度を一般化した. この態度尺度を参考にし, 改良し作成した徳永ら8 , おける体育実技授業についての研究 では, 学生の授業に対する好意的態度が示さ れている . 態度に関わる個人的要 因としては, 性, 学年, 運動経験の有無, 体力, 性格特性等があげられて いるが, 態度変容に関する要因として は, 施設, 設備や学級規模等の物理的条件と教 官の技術指導, 教官の担当学生数, 教官の授業運営等の諸特性をあげている,. 本学では, 運動・ス ポー ツ種目形式の体育実技授業を開講しており, 中学, 高校の課外活動 に対 応しているため, 体育実技授業の態度に影響を与える諸要因の中でも特に運動経験, 体力に焦点を 当て, 態度との関わり合いを追究することにした. また, 学生の一般体育実技授業の履修に関して は, 各年度の各授業開始時に受講学生が多数の場 合, 受講制 限を実施している. その授業を受講できなかっ た学生は, 次年度再受講するか若しくは. 人数的に余裕のある他の授業を受講することになる, したがっ て, 卒業単位取得のためにやむなく 不本意な授業 (種目) を受講しなければならない場合もまれではない, それとは対照的に, 個人的 な目標を持ちながら授業を受講している学生もいると考えられる. 数ある体育授業の中で, その実 技授業を選択した理由も態度に関係するであろうと考えた.. 本学において, 一般体育実技授業 を受講している学生がその授業に対してどの様な態度を持っ て いるかを調査し, さらにその態度に影響を及 ぼすと考えられる運動歴. ・体力・授業選択の理由等に ついて検討することを目的と ・し, 本研究を行っ た.. 1. 研 究 方 法 1 1 . 調査表 1 ) 態度尺度 } 8 ) 岡野ら6 ) 小林ら5 )が作成した体育実技授業に対する態度調査表を参考にし 著者が作 徳永ら7 , , , 成 した調査表の体育実技授業に対する態度の各意見項目を表1に示す. これらは, 妥当性のある項 目として扱わ れてきたものである. 各項目の反応にはぅ 「 ・全く 当てはまらない」 から「非常に当ては ま る」 ま で の 5 反 応 カ テ ゴ リ ー を 用 い た,. また, これらの態度に関する意見項目とは別に, 受講している実技授業を選 択した理由について 尋ねる1 0項目を用意し, 3反応カテ ゴリーで回答してもらっ た, 当てはまる場合に○, 当てはまら ない場合に×, そしてどちらともいえない場合には△を記入してもらった. 表2に選択理由と各反 応の度数を示した,. さらに, 学生の運動歴を明らかにするために, 過去に履修 した一般体育実技の有無, 小学校から 今までの所属運動部等を記入してもらい, 処理の段階で①一般体育 実技授業経験の有無, ②最終運 動歴(運動部所属:なし, 高校まで, 現在まで) , ③運動部での経験種目, ④運動部所属年数(0-2, 3-5, 6一:年数) の4要素をとりあげた. ) ( 3 6.

(4) . 体育 実 技 に 対 する 態 度 につ いて の 研 究. 37. 2 ) 体力診断 体力診断テスト (文部省スポーツテスト) を用い, 各測定種目の評定点を加算した体力 点を算出 した. 測定項目は, サイ ドステッ プ, 垂直跳, 握力, 背筋力, ステッ プテスト, 伏臥上体そらし, 立位体前屈の全7項目. 3 ) 対象および実施時期 2年度一般体育実技授業受講者の男子学生84名, 女子学生41名を対象に昭和6 本学の昭和6 2年7月 バ 2 0名) 中旬に調査表を実施した, 学生の受講種目と調査人数は, サ ッカー( トボール( 19 , スケッ 4名) 4名) であった. なお, 調査時期は本 1 8名) 3 3 名) , テニス ( , バレーボール ( , トレーニン グ ( 学において前期終了時であっ た,. 体力診断テストは, 昭和62年5月に実施した. 表1 態度尺度を構成する各項目. 番. 内. I. 授業の後は, 快い興奮が残る. 2. 容. 授業 では, お互いに助け合う 必要は ない. 授業時間数は少なすぎる 4 体育は, たくましい精神力を養成する 5 運動後は, 心や身体の緊張がほぐれ気分転換になる 3. 6 7. 8 9 10. 授業 で, チームワークの発展を期待するのは無理だ 授業 では, 喜 びよりも苦 しみが多い 授業 が早く終るこ とを待っ ている. 授業 で, いろいろ な人と一緒に活動 すること がとても楽しい 体育は, キビキビした動きの できる身体 をつく る. 11 授業では, 自主的に考え活動している 12 体育は 教科の中で, 最も価値あるものの1つである. 1 3 授業 では, 競い合うの が好き である. 14 体育は, 体力 づく りに役立つ 15 授業 では, 私は技能向上のために努力している. 16 体育で明朗活発な性格をつくることができる 1 7 授業では, 活動すること自体が好きである. 18 課外活動 で自由にス ポーツが できる条件 があれば, 体育は科 目としてなくともよい. 19 体育 の授業のことを考えると, 気分 がす ぐれない 20 体育は, 友達をつくる場として高く評価することができる. ( ) 3 7.

(5) . 38. 佐 川 正 人. 表2 実技授業の選択理由と各反応カテゴリーの度数 番 I 2. 択. 選. 理. 反 応 カ テ ゴ リ ー. 由. 作の種 目を受講 した が, 人数の 関係 で受講 できなかっ た. この種 目が好 きであ っ たから. ×. △. ○. 85. 4. 36. 14. 33. 78. 3. 友人が受講するので一緒に. 35. 19. 71. 4. ちょ う ど, 空き時間 であ っ たから. . 43. 12. 70. 78. 25. 22. 楽に単位が取れそうであったから 7 得意な種目であったから. 73. 30. 22. 57. 37. 31. 5. あまり 経験の ない種 目であ っ たから. 6 8. ただなんとなく. 75. 24. 26. 9. 技術的な向上を目指すため. 45. 46. 34. 59. 41. 25. 10 将 来的に役立つと思 っ たから. 1 1 1 , 結果と考察 1 ) 態度尺度に ついて 作成された体育実技に対する態度尺度20項目について項目分析を実施した. 上位-下位分析法に. より, 態度尺度総得点の高い方から25%, 低い方から25%の標本を抽出しようとしたが, 同点者が 4% ( 33名) 0名) の抽出となった, なお, 態度総得点は各反 多かっ たため上位は26, 3 , 下位は24% ( ゴ 応カテ リー得点を加算したもので, 反転項目は項目番号2, 6, 7, 8, 18, 19の が 該 当 す る. }を実施したと 各項目における反応カテ ゴリーは5段階となっ ているので2 × 5分割による %2検定4 ころ, 20項目すべてに1%または5%の水準で有意な差がみられた (表3) , 2検定) 表3 態度尺度各項目の上位-下位分析 (z 番. z2値. 有意差. 番. 2値 z. 有意差. 1. 34.56. **. 11. 24,62. **. 2. *. 12. 39,27. **. 3. 9.86 29.68. **. 13. 41.57. **. 4. 23,24. **. 14. 17,30. **. 15. 6. 13,32 38.14. **. 16. 16.42 31.05 29.23. **. 5. **. 17. **. 18. 35.96 10.03. 9. 23.27 24,94. **. 19. 27.41. **. 10. 32.10. **. 20. 24.18. **. 7 8. * * P <.01. ** ** ** *. * P <.05. ) 項目間の整合性を確認するため,内的整合性係数4 (Kuder -Ri chardson による信頼性の公式から) を算出したところ,r=,863であっ た, また, 全項目について項目とその項目を除いた態度総得点と. の相関係数. lscorecorre lat i i tem-tota f i (coef on) を 求 め た と こ ろ, 全 て の 相 関 が 1% ま ent ofi c. たは5%の有意水準 で認められ, 本研究で用いた態度尺度の信頼性が証明されたといえる , ) ( 3 8.

(6) . 体育実技に対する態度についての研究. 男子, 女子の態度得点平均は各々69,31(SD= 0. ) 1 96 30 ) であり, 両者に有意 , 66,73(SD=10. な差は認められなかった, 男女を込みにした態度 得 点 の 平 均 は, 68,46 (SD=10,81 ) で あ っ た (表. 39. 表4 態度得点と標準偏差 全 体. 男 子 4壷麗憲三璽覇 意 業 女 子 髪 * 女子 」警 議 す ら躍覆 っ 家畜 男. 子. 態 度 得 点. 標 準 偏 差. 68.46. 10,81. 69.31. 10,96. 6 6 ,. 66,73. -. 10.30 o 3 o .. 度に関しては性差を慎重に考慮しなければならないために今後の統計処理は性別を加味した.. 2 ) 運動歴×性の態度得点 (図1-1~4) 学生への調査表から得られた運動歴に関する4要素(一般体育実技授業経験の有無, 最終運動歴,. 運動部での経験種目, 運動部所属年数)の各々について, 性との2要因の分散分析を行っ たところ, いずれの結果においても有意な主効果, 交互作用は認められなかっ た.. 一ト 点. 一 ‐. 一. ト. ‐. ー. 一. “ト. m. ー. 一. ト. 一. ー //. 無. . f T 実技経験. ◎ト ◎ 男手. . . . 高校. 大学 運動歴. 図1ー1 一般体育実技授業経験の有無と態度得点. 図1-2 最終運動歴と態度得点. ー. 7 0-. ′) (. -. ‐. ◎-唖 ◎ 男子. ◎ト ◎ 男子 0ーー0 女子. 巽種目. . . 后拝項目 経験種目. . 年数. 図1-4 運動部所属年数と態度得点. 図1ー3 運動部での経験種目と態度得点 ( ) 3 9.

(7) . 40. 佐. 川. 正. 人. 学生の過去の運動経験,運動部所属経験が体育実技の態度に影響を及ぼしていると考えたのだが, )によると体育に対する態度得点の高い学生にはス ポーツ活動の これは証明されなかった. 岡野ら6. 多いことが報告されている. 本研究において, 運動部経験年数と態度得点の相関を求めたところで 4と極めて低い数値を示した. 男女別に算出しても同様であった. 特に,「運動部での経験 はr=0 .11. 種目と態度得点」 に関しての分析では, 男女とも体育実技の種目と同種目の運動部経験者が同種目 の非経験者より体育に対する態度得点において高いのである が, 有意水準に達しなかっ た. 運動歴 から体育に対する態度の違いを判別することはできなかっ た,. しかしながら, たんに運動の経験者であるという理由で体育に対する好ましい態度を有している とはいえない, と結論を導き出すのはまだ早計であるといえよう, すなわち, 運動部での経験がな. くとも体育授業への態度が運動部での経験者と同等の好ましさを有しているとも解釈できるのであ る, 本学の学生には教師希望の者が多く, 運動・スポーツおよび体育に対して全般的に好意的な態 度を持ち合わせている可能性が高いのである. この場合, 態度に関わる要因としては過去の運動歴 よりも教職に携わろうとする者の意識の方が大きな関連性を持つと推論される,. 3 ) 選択理由×′ 性の態度得点 アンケートに記載 した体育実技授業の選択理由の各々と性による2要因分散分析を行っ た. 理 由 1 : 理 由 の 主 効 果 (F,, ), 交 互 作用 (F,, ) が有意 であっ 7=7.29;P<,01 7=8.12;P<,01 ., ,1. た, この項目に関しては 「△」 の回答をした者が極めて少数であっ たために, 分析対象に 「△」 回 答者を含めなかっ た, 多重比較の結果, 自ら進んで授業を受講した学生のうちの男子は, やむなく 当授業を受講せ ざるをえなかっ た学生 (男女) よりも有意に高い態度得 点を示した.. 理 由 2 : 理 由 お よ び 性 の 主 効 果 (F2, 9=9,21;P<.01;F1 1 1 9=4′64;P<.05) , その交互作用 ,, ,. (F 3 )が認められた. 多重比較の結果, 男女の区別なく, 種目に好意を持つ者は, .22;P<.01 2 , , 9=1 . 他のカテ ゴリーに反応した者より態度得点において, 有意に高かっ た. 種目に対する好き謙いの感情が態度に反映したと考えられる (図2-1, 表5-1) , 得 点 . 表5ー1. . カ テ コ リー の 対. . 男○. . 0ー「0 女r. / . l. 理由2 での多重比較. ×. △. 男△. t. 値. 2,74* *. 男○. -. 男×. 女○. -. 3,57* *. 女△. 女○. -. 女×. 男△. -. 女△. 4,39* * 2,07 * 3,13* *. * * P <.01 * P <.05 O. 反応カテゴリー. 図2ー1. -. 理由2の回答と態度得点. ( 4 ) 0.

(8) . 体育実技に対する態度についての研究. 41. 理由3-理由5:主効果, 交互作用とも有意水準に達しなかっ た,. ) が 有意 で 理 由 6 : 理 由 の 主 効 果 (F2 , , 9=6.56; P <,01 , , 9=3.75;P<,05) と, 交 互 作 用 (F2 , .. あっ た. 理由6の項目内容は 「楽に単位が取れそうであったから」 であるが, 「どちらでもない」 と 「 答えた男子群は他に反応した男子群よりも態度得点が高く, さらに 「当てはまる」 , どちらでもな い」 と答えた女子群よりも得点が高かった.. ) が有意 であっ ), 交 互 作 用 (F2 理 由 7 : 理 由 の 主 効 果 (F2 , , 9=8,11;P<.01 , , 9=7.03;P<,01 . .. た. 男女ともに得意な種目であっ たから選択したいという反応群が, そうではないという反応をし た群より態度得点が高かった (図2-2, 表5-2) , 理由8:主効果, 交互作用とも有意水準に達しなかっ た. 理 由 9 : 理 由 の 主 効 果 (F2 . , 9=28,73;P<.01) が 有 意 で , , 9=26,64; P <.01), 交 互 作 用 (F2 , .. あった, 多重比較の結果, 男子では3反応間に各々有意 な差があり, 女子においても同様な傾向が 示された, 技術的向上を目標として授業を選択した者は, そうでない者より極めて体育授業に対す. る態度得点が高く, 男女ともにこの傾 向が強い (図2-3, 表5-3) .. ) が有意 であ っ ), 交 互 作 用 (F2 理 由10: 理 由 の 主 効 果 (F2 . , 9=6,60; P <.01 9=4.99;P<.01 , , , ,. た, 「将異的に役立つため」 とは考えない男子は, 「役立つ」 と考える男子よりも態度得点が低かっ た, 女子の各反応間には有意な差はみられなかった. -. 0 得8. 響. 櫨. 0 7. -. グ. . 胴 . 一. ◎-噸 ◎ 男子. ー ・ 0一一0● ◆ ‐ r ・ 女. / 0. ×. △. ◇ 反応カテゴリー. 図2ー2. 表5ー2. 理由 7の回 答と態度得点. 一. 男×. 男△. -. 男×. 女○. 一. 女×. 女△. -. 図2ー3. 理由7での多重比較. カ テコ リ ー の 対 男0. 反応カテゴリー. 女×. t. 表5ー3. 理由9の回答と態度得点. 理由9 での 多重比較. カ テ ゴリ ー の 対. 値. t. 値. 3.73* * 2,00 *. 男0. 一. 男△. 男0. 一. 男×. 2.00 * 2,06 *. 男△. 一. 男×. 4.61* *. 女○. 一. 女△. 女○. -. 女×. 2,11 * 3.73* *. * * P<,01 * P <,05. 2.73* * 7.04* *. * * P <.01 * P <,05. ) ( 4 1.

(9) . 42. 佐 川 正. 人. 体育実技の選択理由の中で, 態度得点に特 に影響を及ぼした項目 2 「こ の 種 目 が 好 き で あ っ た か 「 「 ら」 , 項目7 得意な種目であっ たから」 , 項目9 技術的な向上を目指すため」 の3項目であった. この3項目に関連する概念と して内発 的動機づけがある. 内発的に動機づけられた行動を De i c , ,E 1 )は「個体内部に報酬的結果をもたらすことを目指した行動であり かかる行動は有能さと自己決 L , , 定の感情をもたらすことが意図されている」 と述べており, 有能で自己決定的であることを感知 し たいという欲求 に支えられていると考えられている. 人は生得的に外的環境からの情報を受容し , 処理していく ことにより自己がどの様に行動するかを選択決定し, 外界に働きかけていく性質を持. つといわれている, ほのため, 自己の決定による行動の, 外的環境に効果的影響を与 えるという認 知 が, 内発的動機づけを高め ていく のである. 授業態度が, 学生の個人的関心・興味を背景に した 内発的動機づ け, すなわち授業あるいは実技種目に対する主体的要 因 (自主性 自律性) と深い関 , 連性を示したといえよう. さらに, この内発的動機づけはチャ レン ジ (挑戦) する欲求を高める作 2 ) } 教育的観点か らも近年注目されている概 念である 生涯体育を推進して 用因としても考えられ1 , . いく上で態度と合わせて考えていく 必要があると思 われる . 4 ) 運動歴×′ 性の体力点 (図3-1~4) 運動歴と性の2要因分散分析を行っ たところ, 一般体 育実技授業経験の有無, 運動部での経験種 目に関連した 運動歴には主効果, 交互作用とも認めら れなかっ た , 最 終 運 動 歴 : 運 動 歴 の 主 効 果 (F29 ) が有 意 9 7=13.44;P<.01 ,7=11,96;P<,01), 交 互 作 用 (F2 .. であっ た, 男女とも, 大学においても運動部に所属している者は, 運動部の所属経験がない者より 体力得点が有意に高かっ た.. 運動部所属年数:運動歴の主効果 (F2 ) 2;P<.01 )が 9 7=6,49;P<.01 9 7=0,0 , 交互作用 (F2 . . 有意であっ た. 最終運動歴と同様に, 男女とも, 運動部に長期間所属して いる者は所属年数が少な い者より体力得点が有意に高かっ た. r. 1 ; 1 . ・. 】 ー. 2 6. ‐ 」 - 』 -. ◎ ◎ 男子 --- 。ー「0 女子. //. なし. . あり 実技経験. 図3-1 一般体育実技授業経験の有無と体力得点. ) ( 42. . . 運動歴. 図3ー2 最終運動歴と体力得点.

(10) . 体育実技に対する態度についての研究. 43. 8 得2 点. ◎ド◎ 男子 o 女子. ‐ r 1 異種1. 図3 -3. 1 i 千鶴1 j ・ 鉄験f 市日 .. 0-2. 3一5. ,. 6- 年数. 運動部 での経験種目 と体 得点 運動部での経験種目と体力. 図3ー4 運動部所属年数と体力得点. 運動歴(運動部所属年数)と体力得点の関連性をその相関係数からみてみると,r=.383(P<,001 ). であり,男 女 別 では,各々r=,357(P <,01) ,r=.531(P <.01)であった.こ れらは低い相 関 係 数 ではある. }の研究においても 運動クラフ罰肝属者は運 が,一般的傾向を捉えるだけであるなら有用であろう.合屋ら3 , 動クラブ非所属者よりも体力を講成する項目において有意な差を示し, 強叡な体力を備えていることを. 明らかにしている, しかし, 運動歴が長期にわたれば身体各部位の発達が促されるが, 人間の体で i l i f f ) は避けられない. ある以上, どれだけの練習・トレーニン グを積ん でも天井効果 ( t ce nge ec その効果が, 運動歴と体力との低い相関の原因の 一端を説明すると思われる. さらに, スポーツ種 目, ポジショ ンによっ ても体力水準は異なると考えられる, また, 体力との関係は 「運動歴」 をど の様に捉えるのかによっ ても異なっ た解釈が可能であり, 部・クラブ活動所属の他に有効な運動歴 変数を見いだす必要があろう,. 5 ) 選択理由●×性の体力得点 体力テスト得点について, 態度得点の処理と同様に理由×性の2要因分散分析を行っ た,. 理 由 1 : 理 由 の 主 効 果 (F, 9 9 6=9,77; P <,01) が有 意 に 認 め 6=8.66; P <,01) , 交 互 作用 (F, . .. られ, 男子の理由1の該当者は, 理由1に該当しない男女よりも体力得点が有意に低かっ た, た. ) が有 意 で あ っ 理 由 2 : 理 由 の 主 効 果 (F2 9 6=7,98: P <,01 9 6=6,15; P <.01), 交 互 作用 (F2 , ,. 男女とも, 「この種目が好きであっ たから」に当てはまると答えた者は, 当てはまらないと答えた 者より体力得点が有意に高かっ た (図-1, 表6-1) , 理由3, 4, 5, 6, 7, 8には主効果, 交互作用とも認められなかっ た,. た. ) が有 意 で あ っ 理 由 9 : 理 由 の 主 効 果 (F2 6=8,23; P <,01 9 9 7=5,30; P <,01) , 交 互 作用 (F2 . ,. 男女とも, 「技術的な向上を目指すため」に当てはまると答えた者は, 当てはまらないと答えた者 より体力得点の有意 な差がみられた (図4-2, 表6-2) , 理由1 0:主効果, 交互作用とも認められなかった,. ( ) 4 3.

(11) . . 44. 佐 川 正. 人. 『. r. - ↑. 耐. - ↑. 十 .. ” お. お. .. r. /. /. ◎ 静÷◎リ ir. 反応カテゴリー. 図4 -1 表6ー 1. 反応カテゴリー. 理由2の回答と体力 得点 理由2 での多重比較. カ テ ゴリ ー の 対. 理由9の回答と体力得点. 図4ー2. 表6-2. 理由9 での多重比較. t. 値 *. 男○. 一. 男△. 男×. 2.57 2,13. *. 男O. 一. 男×. 女×. 2,46 *. 男0. 一. 男△. 男0. 一. 女○. -. カ テ ゴリ ー の 対. * P <,05. 女○. 一. 女×. 女△. -. 女×. t. 値. 2.11 1.99. *. *. 2,34 * 2.81* * * * P <.01 * P<.05. 授業の選択理由と体力得点の関係が認められたのは, 項目 2「こ の 種 目 が 好 き で あ っ た か ら」 , 項 「 目9 技術的な向上を目指すため」であっ た. これらの項目も内発的動機づけに関係する内容となっ ている. しかしながら, 本調査のデータでは内発的に動機づけられているために授業を選択したこ とと, 体力があることとの直接的な因果関係を解明することは できなかっ た ただ 体力が運動・ , ,. スポーツを実施する上での基礎条件になるために, 内発的に動機づけ られるための1要素を構成し ていることは推測される.. 6 )態度と体力. これま での分析から, 態度と体力との関連性 が示唆されるが, 態度と体力と の相関を調べると , 有意な相関ではなかっ た. 男女別にみても同様 であっ た. さらに, 体力得点から. r =. 1 49となり. 3群に分け(体力低位, 中位, 上位群) , それらの 群の態度得点を算出 した(表7) , 体力において優 れている群は, 他の群より態度得点の平均点がや や 上 回 っ て お り, 体 力 の 劣 る 群 も 他 の 群 よ り 態 度. 表7 体力得点別の態度得点 体 力別 下. 位. 中. 位. 上. 位. 態度得点. 標準偏差. 人数. 67.15 68,97. 9,19. 34. 12.62. 35. 8.58. 34. l 1獲 琴 ¥ g g i g g g 量 ら の ら : ≦ 電離誓 ぎ 署 養 護 謝 象 躍 長 が え 藁 L . れ 力 が優れている群は劣る群よりも体育実技授業に対する態度が有意に好意的 (高得点) であると述 71,38. べ ている, その際, 体力測定として用いたテストは垂直跳,.反復横跳び 腕立伏臥屈伸 踏台昇降 , , テストの4種目であっ た,これらの種目はいずれも基礎的運動能力を測 定する際に使用されており , ( 44 ).

(12) . 度についての研究 体育実技に対する態 」、. 45. 本研究で用いた体力診断テス トとはその性格を異にすると思われる, 特に, 柔軟性, 静的筋力の体 力得点の介入が影響を及ぼしているのであろう, 運動能力的な診断テストのみを用いれば, また異 なった結果が予想さ れると思われる, そのため, 体力と体育実技に対する態度の関係は今後さらに 追究しなければならない課題として残された.. lv, 要. 約. 25名 に対して授業に対する態度を調査し, 授業選 本学の 一般体育実技授業を受講している学生,1 . その結果 次のような結論を得た 択理由, 運動歴等の要因との関連性を検討 した, , . 度を示した 一般体育実技授業に対して好意的な態 全体的には 本学学生は 1 , , , 2 , 運動歴と態度との関連性は認められなかっ たものの, 本学が教育系の大学であるという特徴 から, 学生の体育授業に対する 意識の高さを反映していると考えられた. 3 , 授業の選択理由と態度については, 特に授業に対する内発的動機 づけに関する選択理由が態 度に重要な影響を与えていること が明らかになった,. 4, 運動歴と体力との関連性は低いながらも支持された, 5, 体力と態度との関連性は認められず, 今後 「体力」 の測定項目を再検討する必要性があると 考えられた,. V. 参 考 文 献 r ぼ りのめれ enum γ粥s z c 肌oi 1 ) Deci , P1 , 加云 ,E,Lり1975. Press rk . New Yo. ins i i ion i i l t vat c Mot s csofthe Rewarderandlntr 2 ek,1981 ) Deci .Character ,Nez ,E,L,andJ. f Pe7so細′物 α”〆 socメメ 凸 究 めわ卿,40-1:1-10 ofthe Rewardee . 鳶 婚 姻′q. 施状 980 3 ) 合屋十四秋・ 天野彰夫, 1 . 本学学生の体力・運動能力の現状と日常の身体活動の実 況について. 愛知教育大学体育教室研究紀要, 5:45-55. 9一221項, こ ・理のための推計学, 日本文化科学社, 東京.133項,21 4 ) 岩原信九郎.1980 , 教育とノ および371項. 4 97 篤・白銀茂夫・向井肇晴・土井池晃. 1 , 態度測定による体育の授業診断の手引, 体育科教育, 22-4:32-40. 5 ) 小林. 6 ) 岡野崇彦,平野 久雄・小山秀哉・戸苅晴彦・ 渡辺慶寿. 1972 , 大学正課体育実技の教育効果. 2 に関する研 究, 東京大学教養学部体育学紀要, 6:27一3 態度変容とその要因 (第3報) 7 ) 徳永幹雄・橋本公雄, 1975 . 九州大 . 学生の体育実技に対する 4一40 学体育学研究, 23:3 6 8 ) 徳永幹雄・橋本公雄・坂井純子, 197 , 身体運動に対する態度の構造と運動の関係につ いて. の研究, 九州大学体育学研究, 24: 9 -20 lx i ter i t tudescal t t e rom ofanat ruc onofeqivalentf 9 ) Wear ,ResearchQuar , ,C,L, ,1955.Cons 26:113‐119. ) ( 4 5.

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参照

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