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育ちゆく体とわたし

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Academic year: 2021

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第4学年

体育科(保健領域)学習指導案

1.単元名 「育ちゆく体とわたし」~すくすく成長しよう~ 2.指導観 3.単元の目標 ○ 心身の発達・発育とよりよい発育のための3つの要件(運動・睡眠・食事)について関心をもつことができ る。また、お互いの体を大切にし尊重しようとする。 (関心・意欲・態度) ○ 心身のよりよい発育と3つの要件の関係について考えることができる。 (思考・判断) ○ 心身の発達・発育について、自分が感じたことや思ったことを発表したり書き表したりすることができる。 (技能・表現) ○ よりよい発育のための3つの要件の大切さや、成長や発達には個人差や男女差があることがわかる。 (知識・理解) 【 単 元観 】 ○ 本 単 元 で は 、 思 春 期 に お け る 男 女 の 体 の 変 化 の 違 い つ い て 理 解 し 、 お 互 い を 尊 重 し 合 う 態度 を 育て る こと を ねら い とし て いる 。 思 春 期 に な っ て あ ら わ れ る 第 二 次 性 徴 は 、 児 童 期 か ら 青 年 期 に 移 行 す る 1 0 ~ 1 5 歳 の 時 期 に あ ら わ れ る こ と か ら 、 こ の 時 期 に 学 習 す る こ と は 、 児 童 が 自 分 た ち の 体 の 発 達 ・ 発 育 に 興 味 ・ 関 心 を 持 っ て 学 習 に 臨 む こ と が で きる と 考え る 。 ま た 、 体 を よ り よ く 発 育 さ せ る た め に は 、 食 品 ( 栄 養 素 ) を バ ラ ン ス よ く と る 食 事 の 仕 方 、 自 分 に あ っ た 適 切 な 運 動 の 習 慣 ・ 十 分 な 休 養 や 睡 眠 と い っ た 3 つ の 要 件 が 必 要 で あ る こ と を 理 解 さ せ る こ と を ね ら い と し て い る 。 「 食 事 ・ 運 動 ・ 睡 眠 」 に つ い て 学 習 を す る こ と で 、 調 和 の と れ た 体 の 発 達 ・ 発 育 へ の 意 識 がさ ら に深 ま るも の と考 え る。 毎 日 食 べ て い る 給 食 の 献 立 は 、 栄 養 士 の 先 生 に よ っ て 栄 養 の バ ラ ン ス を 考 え て 作 ら れ て い る 。 赤 ・ 黄 ・ 緑 の 栄 養 バ ラ ン ス を 考 え た 給 食 の 献 立 は 、 子 ど も 達 に と っ て も 身 近 な も の で あ る 。 ま た 、 五 大 栄 養 素 で の 分 類 で は な く 赤 ・ 黄 ・ 緑 の 3 つ に 分 類 し て あ る の で 、 覚 え やす い もの と なっ て いる 。 思 春 期 の 入 り 口 に 立 っ て い る こ の 時 期 に 、 体 の よ り よ い 発 達 ・ 発 育 と 、 食 事 ・ 運 動 ・ 睡 眠 と の 関 係 に つ い て 調 べ る こ と は 、 自 分 の 生 活を 振 り返 ら せる 上 で意 義 深い と 考え る 。 【児 童 観】 ○ 本 学 級 の 女 子 は 男 子 よ り も 身 長 が 高 く 、 体 つ き も 幾 分 丸 み を 帯 び て く る な ど の 変 化 が み ら れ る よ う に な っ て き て お り 、 思 春 期 に 差 し 掛 か って い ると 思 われ る 。 本 学 級 の 児 童 の 中 に は 、 朝 食 を 食 べ て い な か っ たり 、パ ン(炭 水 化物 )の みを 食 べた り 、 イ ン ス タ ン ト ラ ー メ ン や お 菓 子 を 食 べ て く る 子 が い る 、 ま た 、 給 食 の 献 立 の 中 で 好 き 嫌 い が 多 か っ た り 、 牛 乳 が 飲 め な い と い っ た 児 童 が 数 名 お り 、 保 護 者 の 理 解 や 協 力 を も と に 、 継 続 的な 指 導を 行 って い ると こ ろ であ る 。 こ れ ら の 原 因 と し て は 、 夜 更 か し を し て 十 分 な 睡 眠 が 取 れ な か っ た た め に 朝 起 き れ ず 、 朝 食 を 食 べ る 時 間 が な か っ た り 、 食 欲 が な か っ た り す る こ と や 、 食 事 が 用 意 さ れ て い な か っ た り 、 好 き な も の だ け を 食 べ る こ と を 許 さ れ て い る こ と な ど が あ げ ら れ る 。 そ の た め 、 根 気 が な く 疲 れ や す か っ た り 、 授 業 に 集 中 し て 取 り組 め なか っ たり す る姿 が 見 受け ら れる 。 休 み 時 間 な ど に 外 で 遊 ぶ 児 童 は 限 ら れ て お り 、 家 庭 で も ゲ ー ム な ど で 遊 ん で い る 傾 向 が 強 い よう で ある 。 基 本 的 な 生 活 習 慣 が 確 立 さ れ て お ら ず 、 食 事 の 重 要 性 に つ い て の 理 解 が 浅 い な ど の 課 題 が あ る。 【 指導 観 】 ○ 本 単 元 の 指 導 に あ た っ て は 、 年 齢 に 伴 っ て 体 や 体 つ き が 変 化 す る こ と 、 体 の 発 育 ・ 発 達 に は 、 調 和 の と れ た 食 事 、 自 分 に 合 っ た 適 切 な 運 動 を 適 度 に 続 け る 習 慣 、 十 分 な 休 養 ・ 睡 眠 が 必 要 で あ る こ と 、 思 春 期 に な る と 体 に 変 化 が 起 こ り 、 異 性 へ の 関 心 も 芽 生 え る こ と 、 体 の 発 育 ・ 発 達 に は 個 人 差 が あ る こ と な ど を 理 解 で き る よ う に し た い 。 見 通 す 段 階 で は 、 体 は 年 齢 と と も に 発 育 ・ 発 達 し 変 化 し て い く こ と や 、 発 育 の し か た は 男 女 や 個 人 に よ っ て 違 い が あ る こ と を 、 教 科 書 の 図 や 生 ま れ て か ら こ れ ま で の 自 分 の 身 長 を グ ラ フ に 書 き 込 ま せ る こと で 理解 さ せた い 。 追 求 す る ・ 生 か す 段 階 で は 、 よ り よ い 発 育 の た め に 心 が け る こ と を 、 食 事 ・ 運 動 ・ 睡 眠 の 視 点 で 考 え させ た い。 食 事 に つ い て は 、 給 食 の 献 立 を も と に 食 品 の 栄 養 素 と は た ら き に つ い て 知 ら せ る 。 さ ら に 、「 ○ ○ っ こ げ ん き カ ー ド 」 を 使 っ て 自 分 の 朝 食 に つ い て 調 べ さ せ 、 自 分 た ち の 食 事 に 偏 り が あ る こ と に 気 づ か せ た い 。 ま た 、 偏 っ た 食 事 を と っ た 場 合 の 弊 害 に つ い て 知 ら せ 、 よ り よ い 発 育 に は 、 多 く の 食 品 を バ ラン ス よく と るこ と が大 切 だと い うこ と を理 解 さ せた い 。 運 動 に つ い て は 、 自 分 の 生 活 を 振 り 返 り 、 適 度 な 運 動 を 毎 日 続 け た 場 合 と 運 動 が 不 足 し た 場 合 の 違 い を イ ラ ス ト で 紹 介 し な が ら 、 自 分 に 合 っ た 適 切 な 運 動 を 適 度 に 続 け る 習 慣 を つ け る こ と が 大 切 だ と い うこ と に気 づ かせ た い。 睡 眠 に つ い て は 、 自 分 の 1 週 間 の 睡 眠 時 間 と 起 き た と き の 気 分 の デ ー タ を も と に 、 よ り よ い 発 育 の た めに は 、十 分 な睡 眠 を毎 日 続け る こと が 大切 で あ るこ と に気 づ かせ た い。 思 春 期 の 体 の 変 化 で は 、 男 女 の 体 つ き の 写 真 や 図 ・ 体 の 中 の 図 を 使 っ て 、「 ① 体 の 発 達 ・ 発 育 に は 一 般 的 な 現 象 や 思 春 期 の 体 の 変 化 が あ り 、 個 人 差 が あ る こ と ② 思 春 期 の 体 の 変 化 は 、 ホ ル モ ン の は た ら き に よ る も の で あ る こ と ③ 男 女 の 体 の し く み の 違 い や は た ら き 」 に つ い て 理 解 さ せ 、 体 の 変 化 に はき ち んと し た理 由 があ る こと を おさ え たい 。 よ り よ い 発 達 ・ 発 育 に は 、 調 和 の と れ た 食 事 、 自 分 に 合 っ た 適 切 な 運 動 を 適 度 に 続 け る 習 慣 、 十 分 な 休養 ・ 睡眠 が 必要 で ある こ とを 確 認し 、自 分の 生 活の 中 で実 践 して い こう と する 意 欲を 持 たせ た い 。 ま た 、 自 分 や 友 達 の 体 の 変 化 を 正 し く 理 解 し 、 お 互 い を 尊 重 し 合 い と も に 成 長 し て い こ う と い う 態 度 を 持つ よ うに 指 導し た い。

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4.「6つの食に関する指導内容」との関連 ○ 食事は規則正しくとることが大切であり、特に、朝食をとることは、心と体を活動できる状態にし、持 てる力を十分に発揮できるようになる。 (食事の重要性) ○ 規則正しい1日3度の栄養バランスのよい食事は、心身の成長の基本である。 (心身の健康) ○ 健康の保持増進には、栄養バランスのとれた食事とともに、適切な運動、休養及び睡眠が必要である。 (心身の健康) 5.単元指導計画(総時数5時間) 段 時 学 習 活 動 教師の支援・援助 階 数 1 自分の身長の記録カードをもとに体の ・ 「平均身長の1年間の伸びを表わした表」を提示 ① 発達の仕方について調べると共にこれか し、一生の間に、発達の盛んな時期が2回あること らの学習の見通しをもつ。 に気づかせたり、男女差や個人差があることを理解 見 させたりする。 【体の発達のしかた】 通 2 よりよい発育のための3つの要件につ いて調べる。 【よりよい発達】 ① (1)食事のとりかたについて考える。 ・ 食品の栄養素とそのはたらき(赤・黄・緑)の図 を使って、給食や自分の食事についてはたらきごと (本時) に分類させ、食品のバランスについて考えさせる。 ・ 栄養が足りなかった場合や偏って摂取した場合の 体の様子を伝え食事の重要性を理解させる。 ① ・ バランスのよい食事を心がけ酔うとする意識づけ 追 として、「栄養のうた」を紹介する。 求 (2)運動のしかたについて考える。 ・ 運動をしないとどのような弊害が起こるかを知ら せることで、適切な運動の仕方について考えさせる。 す (3)休養・すいみんのとりかたについて ・ 自分たちの1日の生活を振り返り、ストレスを発 る 考える。 散させる方法や体の疲れをとるためにしていること について考えさせ、睡眠が1日の疲れをとるのに最 も効果があることを伝える。 ・ 3 思春期とはなにかを知り、体つきや体 ・ ふざけた態度や照れのないように、だれにでもお の外、体の中に起こる変化について調べ とずれる成長の一過程であることを伝え、自分自身 生 る。 の問題としてきちんと向き合わせる。男女差や個人 差があることを伝え、不安を和らげるとともにお互 か 【思春期の体の変化】 いの体を大切にするよう指導する。 す (1)体の外にあらわれる変化について調 ・ 教科書P.○の写真や男女の体の図を掲示し、体の べる。 特徴を示しながら、思春期には体が変化し、変声や ① 発毛などの現象があらわれることをつかませる。 ・ 思春期に起こる体の変化が、ホルモンのはたらき であることを理解させる。 (2)体の中の変化(男女の体のしくみの ・ 教 科書 P.○、P.○の図を使って、男女の体のし 違いやはたらき)について調べる。 くみの違いやはたらきについて理解させる。 ・ 男女の体の中の変化について知り、性器のつくり ① 女子の体の変化 やはたらき、月経や射精の起こり方について理解さ ① せる。 ② 男子の体の変化 4 これまでの学習を振り返り、よりよい ・ よりよい発達・発育をするために大切なことを確 体の発達・発育についてまとめる。 認し、自分たちの生活の中で実践していこうとする 意欲を持たせる。 ・ 男女の体の変化の違いを確認し、お互いを尊重し ていく気持ちを高めさせる。

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6.本時の学習 場 所 於 4年生教室 (1)主 眼 ○ 自分の朝食をはたらきごとに分類し見直すことで、多くの種類の食品をバランスよく摂ることが大切だ とわかる。 (2)主眼達成のための手だて ・ 給食委員会が「今日の給食の献立」を知らせている写真を提示することで、体の発育と食事との関係に ついて学習することの方向付けを行う。 ・ 色カードを使うことによって食品を分類させ、食品のはたらきのバランスを視覚的にとらえさせる。 ・ 食事のバランスのありかたについて考えさせるために、給食の献立と自分たちの朝食の献立を比べさせ る。 ・ 「栄養のうた」を紹介することで、バランスのよい食事を心がける意識を高める。 (3)準 備 ・今日の給食の献立表 ・給食委員会の発表写真 ・様々な状態を表した絵 ・成長のグラフ ・体のはたらきごとに分類する図、色カード(掲示用・児童用) ・ワークシート ・栄養のうたの歌詞 (4)展 開 学 習 活 動 教師の支援・援助 評価 つ 1 前時学習を想起し、本時学習のめあて ・ 給食委員会の発表の写真を掲示し、今 か をつかむ。 日の給食の献立のを想起させることで食 む 品の栄養素とそのはたらきについての視 点をもたせ、本時めあてを確認させる。 体のよりよい成長と食事との関係について調べよう。 2 食品のはたらきを知り、給食の献立を ・ 食品の栄養素とはたらき(赤・黄・緑)・ 食 品 の は た 追 食品のはたらき別に分類する。 について知らせる。 ら き に つ い 求 ・ 給食の献立を、食品のはたらき別分類 てわかる。 す 表を見ながら分類し、赤・黄・緑がすべ (観察) る て入っていることを確認する。その際、 視覚的にわかるように色つきのカードを 使う。 3 自分の朝食について調べる。 (1)自分の朝食について、食品のはたら ・ 日頃調べている朝食(まきっこげんき き別に分類する。 カード)を使い、給食の献立の時と同様 にはたらき別に分類させる。 (2)食品のはたらき別に分類したものを ・ 分類したものを発表させる際に、給食 見て気づいたことや思ったことを発表 を分類したものと比べさせることで、自 する。 分たちの食事に偏りがある(バランスが よくない)ことに気付かせる。 (3)偏った食事をとった場合の弊害につ ・ 栄養の摂り方に偏りがあると体にどん いて話をきく。 な影響がでるかを、イラストを使ってわ かりやすく示す。 ま 4 本時学習を振り返り、感想を書くとと と もに次時学習への見通しを持つ。 ・ 本時の学習を振り返らせ、「栄養のう ・ 食 品 を バ ラ め た」を紹介することで、本時学習の定着 ン ス よ く と る を図る。 る こ と の よ さがわかる。 (発言/感想文) よりよい成長のためには、多くの食品をバランスよくとることが大切である。 ○ 野 菜 を ほ と ん ど 食 べ て い な い 。 ○ 「 赤 ・ 黄 ・ 緑 」 の 食 品 を ち ゃ ん と 食べ て いる 。 ○ バ ラン ス よく 食 べて い る。 ま と め ○体 の 調子 が おか し くな る 。○ 疲 れ やす い 。 ○便 や 肌の 調 子が 悪 い 。 ○ イ ライ ラ しや す くな る 。 ○ぼ ー っと し て, 集 中で き ない 。

参照

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