喫煙の制限に関するアンケート
集計結果
枚方市
(環境保全部まち美化推進課)
平成20年1月
1.はじめに 枚方市は、平成 14 年に「枚方市ポイ捨てによるごみの散乱及び犬のふんの 放置の防止に関する条例」を施行し、ポイ捨てごみの削減や犬のふんの放置防 止対策を行ってきました。特に、タバコの吸殻は、ポイ捨てごみの多くを占め ることから、携帯灰皿の配布や歩きたばこ自粛などの啓発を行い、市民マナー の向上に努めてまいりました。しかし、そうしたごみの散乱は後を絶たず、も はやマナー遵守の呼びかけだけでは十分な効果が得られない状況が見られま す。 現行の条例は、ポイ捨てに対する市の是正命令に従わなかった場合、違反者 を告発、裁判の手続きを経て2万円以下の罰金を科すことができる規定となっ ています。しかし、こうした違反者に対し罰則を適用することは難しく、全国 的にも適用事例がまれとなっています。 前述のとおり、ポイ捨てごみの中で突出するのが「タバコの吸殻」であるこ とから、タバコの吸殻に的を絞った取組みを進めることとしました。そもそも、 タバコの吸殻ごみの多くは喫煙行為のマナー違反によるものです。従って、「喫 煙行為」そのものに対する規制を行うことで大きな効果が期待できます。そこ で、次に示す「喫煙の制限」の内容について、市在住の20歳以上の方を対象 に市民アンケートを行った結果、300 名近くの方から、賛否両論のご意見をい ただきました。 ここに取りまとめ、公表します。 (喫煙の制限内容) ・ 市全域を歩きたばこ禁止区域とする。 ・ 一部の駅周辺など特定の地域を限定し、屋外の公共の場所で喫煙を禁止す る。 ・ 喫煙を禁止した屋外の公共の場所でたばこを吸った場合、罰としてその場 で 2000 円程度の過料を徴収する。 2.アンケートの方法 アンケートは、市ホームページのインターネットアンケートシステム及び、 各支所、生涯学習センター窓口に、紙面に印刷したアンケート用紙及び回収箱 を設置する方法で行いました。 3.アンケート回答状況 総回答数 295件 (内訳) インターネットアンケートシステム 125件 紙アンケート 170件
4.アンケート集計結果 (回答者の属性について) 問1 あなたの性別は? 女性 39% 男性 61% 問2 あなたの年齢は? 20歳代 14% 30歳代 23% 40歳代 22% 50歳代 24% 60歳代 13% 70歳以上 4%
(喫煙の状況について) 問3 あなたは、たばこを吸いますか? 吸わない 67% 吸う 33% (喫煙行為に対する感情について) 問4 あなたは、道路など、屋外の公共の場所でたばこを吸うことを迷惑と 思いますか? 思う 83% 思わない 17%
(喫煙行為を制限することに対する意見) 問5 あなたは、枚方市全域の道路など、屋外の公共の場所で歩きたばこを 禁止することについて良いと思いますか? 思う 76% 思わない 24% 問6 あなたは、一部の駅周辺など特定の地域を限定し、屋外の公共の場所 における喫煙を禁止することについて良いと思いますか? 思う 83% 思わない 17%
問7 あなたが、喫煙を禁止するほうが良いと思う屋外の公共の場所はどこ ですか? 市役所周辺 7% 駅周辺 31% 公園 15% その他 47% 問7の紙アンケートやその他の意見で、複数個所を回答されたものなどをそ れぞれ組入れた場合、次のようになります。 市役所周辺 17% 駅周辺 38% 公園 28% その他 17%
問8 あなたは、市が喫煙を禁止した屋外の公共の場所で、たばこを吸った 人から罰として 2000 円程度の過料を徴収することについて、どのよう に思いますか? 妥当 47% 少ない 19% 多い 11% 徴収すべきでな い 16% その他 7% ○(回答者の属性について) 男女の比率は 6 対 4 の割合で男性が多く回答されました。 回答者は、30 歳台から 50 歳代にかけた年齢層が最も多く、次いで 20,60 歳代と 続きます。これは、総務省が公表している年代別人口分布とほぼ一致しました。 ○(喫煙の状況について) 回答者の喫煙と非喫煙の割合は 3 対 7 となりました。 これは、日本たばこ産業などが公表している日本人における喫煙率、概ね 30% とほぼ一致しました。従いまして、喫煙、非喫煙に偏った意見を反映させること なく、両者の意見を公平に取り入れた結果であると考えられます。 ○(喫煙行為に対する感情について) 回答者の 8 割を越える人が、屋外の公共の場所における喫煙行為を迷惑と回答 されました。回答者の喫煙と非喫煙の割合が 3 対 7 であることを考慮すると、喫 煙行為が迷惑であるとの認識は、喫煙者の中にも浸透しているものと思われます。 ○(喫煙行為を規制することに対する意見について) 市全域で歩きたばこを禁止することについては、回答者の 4 分の 1 の方が良い
と思わないと回答されました。屋外の公共の場所における喫煙行為を迷惑と感じ る一方、市全域の一律規制には抵抗感があるものと思われます。 他方、特定の地域を限定し禁煙とすることについては、8 割を超える方が良いと 回答されました。 禁煙とする地域については、回答者の 3 割に上る方が「その他」を選択し、市 役所、駅、公園など複数を回答されました。これらの方の回答内容を加味します と市役所、駅、公園を選択した方は全体の 8 割を越えました。 「過料」として 2000 円を徴収することについては、概ね半数の方が「妥当である」 と回答されたものの、4 分の 1 の方は「徴収すべきでない」「多い」と回答されま した。 5.おわりに 今回実施しましたアンケートでは、喫煙者と非喫煙者に偏ることなく、多くの 方から賛否両論の貴重なご意見をいただきました。多くの方が屋外の公共の場所 における喫煙を迷惑と考える傍ら、歩きたばこの全面禁止ということに対しては 抵抗感があるとした結果でした。また、過料などの罰則について、市は先進市な どと同様に、その徴収を行うことが非常に効果的であると考えていますが、同時 に多くの市民の皆様に理解をいただくことも必要であると認識しています。今回 のアンケートでは、こうした罰則の導入について、反対意見も少数ながらいただ いており、ご理解いただくにはまだまだ時間のかかる問題であると考えておりま す。 市は、このアンケート結果を基に、「過料」の導入に時間を取られることなく、 市の実情に見合った制度の導入を図り、市民の皆様の要望に早急に答えられるよ う努めます。アンケートにお答えいただきました皆様、ご協力ありがとうござい ました。 今後とも、市のまち美化推進に関する施策を推進してまいりますので、ご理解 ご協力をお願いします。