ソフトウェア開発用プライベートクラウドにおける資源効率の改善事例
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(2) 情報処理学会第 79 回全国大会. 700 (頻度) 600 500. 400. 1月13日 2月10日 3月9日 3月23日 4月6日. 300 200. 100. 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 9.5 10.0. 0 (CPU使用率). 図 3.業務利用のない 20 個の VM に関する CPU 使用率の 10 分間平均値の頻度分布. 業務利用以外での CPU 使用率の一時的な上昇 が起きなくなったのは、年度末にかけて各 VM の セキュリティ対策ソフトが順次入れ替えられた 結果であった。当初よりセキュリティ対策ソフ トの影響は考慮していたが、アイドル VM 判定の 閾値を固定化していたためにセキュリティ対策 ソフトの入れ替えに伴う負荷の変化に対応でき なかったことが判明した。. 1-16. 2016/08/20. 2016/08/18. 2016/08/16. 2016/08/14. 2016/08/12. 2016/08/10. 業務用サーバ4 片寄せサーバ. 2016/08/08. 2016/08/06. 2016/08/04. 2016/08/02. 業務用サーバ3 業務用サーバ7. 2016/07/31. 2016/07/29. 2016/07/27. 2016/07/25. 業務用サーバ2 業務用サーバ6. 2016/07/23. 2016/07/21. 2016/07/19. 2016/07/17. メモリ使用率 (%) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 業務用サーバ1 10 業務用サーバ5 0 2016/07/15. 3.1 アイドル VM 判定精度の課題 原因調査のためアイドル状態であると判明し ている 20 個の VM について 1 日の中での 10 分ご との CPU 使用率平均値の頻度分布を集計した。 そのうち稼働状態が似ている同じ曜日の 5 日分 について、対象日別の折れ線グラフにしたもの を図 3 に示す。2.5%以下の CPU 使用率となる頻 度が高いが、1 月 13 日、2 月 10 日、3 月 9 日に ついては、CPU 使用率が 3.5%辺りとなる頻度も 高くなっている。従来は、このように業務利用 が無い状態でも CPU 使用率が一時的に上昇する ことも想定して判定を行っていた。 しかし 3 月 23 日のデータに見られるように、 2015 年度末頃からは CPU 使用率の一時的な上昇 は起きず、業務利用以外での CPU 使用率は 1 日 をとおして 2.5%以下に収まるようになった。そ の結果、負荷の低い利用中 VM が誤ってアイドル VM と判定されるようになったと考えられる。. 2016/07/13. 図 2.当初の判定方法でのアイドル VM 数の推移. 3.2 アイドル VM 判定方法の改良 アイドル VM 判定精度 を向上させるには環境 変化に対する考慮が必 要と考え、業務利用以 図 4.判定方法改良後の 外での資源使用量のパ アイドル VM 数 ターンに応じて判定す る方法を考案した。6 月 図 4.判定方法改良後の アイドル VM 数 より適用した結果、ア イドル VM と判定される 図 4.判定方法改良後の 数は 2 月の水準に戻っ アイドル VM 数 た(図 4)。 各サーバの実メモリ使用率の推移を図 5 に示 す。片寄せ専用サーバの実メモリは飽和状態に 達しているが、アイドル VM が利用中 VM に転じ た時点で業務用サーバに戻されるため、性能上 の問題は発生していない。. 2016/07/11. に追い出す VM 数を制限することで、『選択的 VM 片寄せ方式』の運用は継続できた。. 図 5.実メモリ使用率の推移. 図 5 に示した期間では VM 総数の 37%がアイド ル VM であり、その全てを追い出せば業務用サー バの資源効率は 1.59 倍に向上する。7 台の業務 用サーバに対し片寄せ専用サーバは 1 台なので サーバ全体では 1.39 倍(1.59×7 台÷8 台)の資 源効率向上となる。ただし、現時点では業務用 サーバに余裕があることから、片寄せ専用サー バのメモリオーバコミット率の上限を 200%に制 限し、VM 総数の 22%分のアイドル VM の追い出し による 1.12 倍の資源効率向上に留めている。 4. おわりに 本稿ではソフトウェア開発用プラーベートク ラウドで資源効率を改善する『選択的 VM 片寄せ 方式』の適用と改良および資源効率の改善結果 について報告した。今後も運用上の工夫を重ね て資源効率を改善する取り組みを継続していく。 参照文献 [1]住田宏己,吉本安男,“プライベートクラウド の利用効率改善方式の実践結果”, 情報処理学 会第 78 回全国大会講演論文集,1A-07. Copyright 2017 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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