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情報幾何を用いたExpectation Propagation の収束点の解析

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Academic year: 2021

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(1)人工知能学会研究会資料 SIG-DMSM-A801-01 (7/23).  

(2)  の収束点の解析    

(3)     

(4)   

(5)   

(6) . 情報幾何を用いた. 松井秀往. . 田中利幸.   

(7) 

(8)  京都大学 大学院情報学研究科.                 

(9)                                                                     .        .                                  !                            .  . . 節 そして数値実験により 摂動解析の結果を裏付け る例を示す

(10) 第 ' 節. はじめに. 確率推論を行う際に 対象とする分布に関するある 統計量の期待値を求めたい状況がしばしば起こる し かしその際に計算量の爆発が発生することが多い こ のような状況で用いられる手法の " つとして 確率伝播 法が広く知られている 確率伝播法を使うと 対象とす る分布の周辺分布が持つ統計量の期待値を推定できる   

(11)  #"$ は確率伝播法を拡張 した手法 #" % &$ である を使うと 対象とする分 布に関する「着目する統計量」の期待値を推定できる 「着目する統計量」は期待値を求めたい統計量を含む必 要があるが その条件を満たしてさえいれば を使 用する際にユーザが任意に選ぶことができる しかし その選び方によって期待値の推定値は変わると予想さ れる 本稿では を用いる際に「着目する統計量」の選び 方が推定値の精度に与える影響について 情報幾何 #'$ の視点から議論する 確率伝播法の推定値の精度は 情 報幾何の手法を用いることで既に評価されている #( )$ 前述の通り は確率伝播法の拡張である #" % &$ そ こで我々は情報幾何の手法を用いた確率伝播法へのア プローチ #( )$ を に拡張する まず我々は を情 報幾何の視点から定式化する

(12) 第 % 節 その定式化を 基に の推定値の精度が「着目する統計量」の選び 方にどう影響されるかを摂動解析によって調べる

(13) 第 &. . 情報幾何の視点から見た. . を確率分布

(14)  に従う確率変数とし 

(15)  を の実数値関数とする 本稿では

(16)  を対象とする分 布と呼ぶ 今

(17)  に関する 

(18)  の期待値 .

(19)  * 

(20)  *. .

(21) 

(22) .

(23) ". が必要であるとする このような状況は機械学習や通 信において事後平均を求めたい場合など ベイズの公式 を利用した推論を行う際にしばしば現れる しかしなが ら が高次元かつ が「扱い辛い分布」であった場合 

(24)  を求めるのは困難である ここで本稿では確率分 布  が「扱い辛い分布」であるとは 

(25) 

(26)  を 求める際に が取り得る全ての値に対する 

(27) 

(28)  を評価し足し合わせるという 単純ではあるが多くの 計算量を必要とする方法を取らねばならないことを指 す 逆に確率分布  が「扱い易い分布」であるとは 

(29) 

(30)  が解析的に求まったり 多くの成分が独 立であるため の全ての組み合わせを考えなくても良 いなど 

(31) 

(32)  の計算が容易であることを指す また ある分布族に属する全ての分布が「扱い易い分 布」であるとき その分布族を「扱い易い分布族」と呼 ぶ が「扱い辛い分布」である場合には 式

(33) " の右 辺を求めるには何らかの近似手法が必要となる も このような状況で用いられる近似手法の " つである. . .  連絡先: 京都大学 大学院情報学研究科        〒  京都市左京区吉田本町         

(34)      . -1-. .

(35) %. 以下で情報幾何の視点から を定式化するための 準備をする

(36)  が以下のように分解できるとする.

(37)   . . . 

(38). . . & 

(39)    * 

(40)   を満たすような   める.

(41) %. . (  -*. * 

(42) +   * # 

(43)  , 

(44)  

(45)

(46)  $

(47) & ここで

(48)     は の自然座標系

(49)

(50)     は正規化の ための項である また 我々はアインシュタインの規約 を用いた つまり上と下に " 回ずつ現れる添え字につい てはその添え字に関する和をとる 以降でも明示せず にこの表記法を用いる 上で

(51)  は

(52)     *

(53)   と表される 後述する のアルゴリズムは に属す る分布の更新アルゴリズムとみなせるため は を . ). 

(54) . *  *. . . . 及び . -*    とする. 収束するまで %.( を更新する を求める. 収束解の精度.  収束解の性質.

(55) +  * # 

(56)  

(57)

(58) $

(59) ( 

(60) +   * # 

(61)  , 

(62)  

(63) 

(64)  $

(65) ) . 第 % 節で示した のアルゴリズムは「着目する統 計量」を適切に選べば確率伝播法のアルゴリズムに一 致する 従って確率伝播法の収束解について得られて いる条件が の収束解にも成り立つと考えられる 実際に のアルゴリズムが収束した状態では確率伝 播法と同様に 条件 条件 #( )$ と呼ばれる以下の % つの条件が成り立っている. ここで  は  のパラメータである    は の 部分モデルとなっている は「着目する統計量」を 選ぶことで定まる また  は「着目する統計量」と 対象とする分布の分解の仕方

(66)

(67) % を決めることで 定まる 我々は が実行可能となるために   が 「扱い易い分布族」であること 及び 

(68)   から 

(69)   を求めるのが容易であることを仮定する 確率伝播法 の情報幾何の視点から見た定式化 #( )$ に倣うと モデ ル 上の のアルゴリズムは以下のように表せる 情報幾何の視点から見た.  を求. このアルゴリズムの収束解として得られる   -* 

(70)   が による 

(71)  の推定値となる は一般に収束するとは限らない しかし本稿では が収束する条件などは考えず 収束した場合に得ら れる解の性質について議論する の収束解   は一 般には 

(72)  に一致しない また では「着目する統 計量」が変わると収束解も変わると予想される 従っ て を実際に用いる際には 「着目する統計量」をど のように選んだら の収束解が精度良く真の値 

(73)  を近似するのか という問題が生じる 直感的には「着 目する統計量」が多ければ多いほど推定の精度が良く なるという予想が立つが これは決して自明な性質では ない 我々は % つの異なるモデルにおいて の収束 解の精度を評価し

(74) 第 &% 節 第 && 節 それらを比べ ることによってこの問題を議論する 第 &% 節で扱うモ デルは第 && 節で扱うモデルに含まれるため 本稿では 前者を小さいモデル 後者を大きいモデルと呼ぶ.

(75) '. で表す 以下でモデル 上の の定式化をする 分布族   を以下のように定義する. . /  の収束値  から  -* 

(76)  . 情報幾何の視点から理解する際に基礎となる分布族で ある 式

(77) & から明らかなように 指数型分布族 は統 計量 

(78)  に加えて 

(79)  に基づいて定義されて いる このように を行う基礎となる指数型分布族 を定義する際に導入される統計量を 本稿では「着目す る統計量」と呼ぶことにする. 「着目する統計量」は 期 待値を知りたい統計量を含むという条件を満たしてい れば を使用する際にユーザが任意に選ぶことがで きる 以降では確率分布  に関する 

(80)  の期待値 を第 成分に持つベクトルを. 

(81)  *. . 確率分布. ' 

(82)    を求め  -* 

(83)      とする. ここで  * " %      である また 

(84)  は実数値 関数である 以下の指数型分布族を考える. " つもしくは複数個任意に選ぶ 

(85) +   を求め 

(86)   を求める を.

(87) 条件 -  *  * 

(88)      条件 -  

(89)   * 

(90)     . . . . .

(91) /

(92) 0. なお 印は収束値を表す 条件は 

(93) +    

(94) +   及び

(95)  の関係を表す条件であり 以下で詳しく説明. のアルゴリズム. "    を初期化し  *    を全ての  に対 して求める. -2-.

(96) . する の部分モデル   を考える . *. 

(97). +. .  .  

(98) +. 以下の解析は確率伝播法に対する % 次の摂動解析 #($ と同様の手順で行う を.  .

(99)  .  *   

(100) + . , .   . * 

(101) +    * # 

(102) ,  

(103) 

(104)

(105)   $

(106) "% によって葉層化する は

(107)  に含まれる また  は

(108)   に一致する さらに を.  . .  . *". +   , 

(109)   .   

(110). . 

(111)  .

(112) 1. . .  

(113) +  * 

(114)   "  * . ,. .  . 

(115).  .  .  

(116) .  , 

(117) 

(118)   " .

(119) "2.

(120) "&. .  . .  

(121)  

(122) 

(123) 

(124)     

(125)  .

(126) "'. と近似できる ここで   *    とした 定義より

(127) 

(128)   は 

(129)   上にあるため  * 

(130) 

(131)   で ある 言い換えれば 推定誤差は. . . .

(132)   

(133)  

(134) .

(135) "(. . と近似できることが分かる ここまでに述べた

(136) 

(137)   と

(138)   との関係を図 " に示す 

(139)  を求めるため 

(140)  が  * の周りでの % 次の テイラー展開で近似できると仮定する このとき

(141)   は.  . 小さいモデル. . 小さいモデルを.

(142) 

(143)  ,   , "%   .

(144) "). と近似できる ここでテイラー展開の " 次 % 次の係数を  *        それぞれ  *    ¼   ¼ とおいた 式

(145) ") より

(146)  は. * 

(147) +   * # 

(148)  , 

(149)  

(150)

(151)  $

(152) "" と定義する このモデルは「着目する統計量」として 

(153)  を選んだモデルである このモデルは第 % 節で 定義したモデル に式の上で完全に一致する 小さい モデル上の によって得られる収束解   と 真の値 

(154)  との推定誤差 

(155)    を % 次の摂動解析によっ て評価する. . が成り立つので この確率分布は 条件を用いると

(156)  に一致することが分かる つまり 条件は 

(157) +    

(158) +   を繋ぐ対数線形な部分モデル   に

(159)  が含まれることを意味する #( )$ 条件 条件を用いると 確率伝播法の収束解に対 して摂動解析により成された誤差評価 #($ と同様の手順 で の収束解の誤差を評価することができる この 方法で % つのモデル上の の収束解に対して誤差評 価をし 比較する. . * . * 

(160)   "  

(161)  ,.   

(162) . によって葉層化する 条件

(163)

(164) 0 より 

(165)    は 

(166)   及び 

(167)    を含む 以降では多くの添 え字が必要となる そこで混乱を避けるため       の成分を表す添え字には    を用い  の成分を表 す添え字には   を用いる という規則を導入する 推定誤差を評価するために

(168)  と 

(169)    との交 点を求める 

(170)    に属する分布を の自然座標系

(171)   で表したときのパラメータ  を  の関数として 

(172)  と表す

(173)  と 

(174)   との交点は

(175) 

(176)   であ る 従って

(177)  と 

(178)    との交点を求めるには 

(179)  を求めればよい 上の自然座標系

(180)     で表され る分布に関する 

(181)  の期待値を 

(182)     で表す 求 めたい真の期待値は 

(183)  * 

(184)   である 一方で

(185)   と

(186) 

(187)   とはどちらも

(188)  上の点であるか ら

(189)  上で

(190) 

(191)   の周りでの " 次のテイラー展 開を考えることで 

(192)  * 

(193)   は. ここで  *

(194)         である また 

(195)    は正規 化項である   は 

(196) +    

(197) +   を繋ぐ の対数線形な部分モデルである 

(198) +    は  * "  * によって定まる確率分布として   に含まれる 

(199) +   は  * 2  *  によって定まる確率分布 として   に含まれる ここで  は第  成分が " そ の他の成分が 2 の単位ベクトルである また   上で  * 

(200)   "  * によって定まる確率分布を考え ると. . *. .

(201) 

(202)  ,. , %".  .

(203) "/. *

(204)  

(205)  ,  , "% .

(206) "0.  .  . と近似できる 同様に  は . -3-.

(207) S. E. M ( η* ). S (1). (θ (1), ࠉ 1). と定義する ここで 

(208)  は の実数値関数

(209)   Æ    は 3 の自然座標系である このモデルは「着目する統 計量」として 

(210)  及び 

(211)  を選んだモデルで ある 小さいモデルは大きいモデルにおいて Æ * と おいた部分モデルとして大きいモデルに含まれる 以 下では確率分布 

(212)  に関する 

(213)  の期待値を 

(214)  と表す また 

(215)  * 

(216)  と表す 大きいモデル上 の は 

(217)  の推定値   に加え 

(218)  の推定値  も得ることができる しかし我々が知りたい統計量の 期待値は全て  に含まれているため  の推定値の良 し悪しについて本稿では問題としない 第 &% 節と同様の手順で 大きいモデル上の の推 定誤差を評価する 3 を. *. (0, ࠉ 1). . v. θ. (ζ 2* , e2 ) (ζ 1* , e1 ). (θ * , ࠉ 0). 3

(219)  . * 

(220) +     * # 

(221)  ,   

(222)  ,  

(223)  

(224) 3

(225)  Æ $

(226) %(. "-

(227) 

(228)   と

(229)   との関係 

(230)    

(231) 

(232)   である 図. . 対数線形と表せる. および. 推定誤差は. 3

(233)  . . 条件

(234)

(235) / と式

(236) "0 より " 

(237) "1. *

(238)    

(239)   ,  %   が成り立つ 式

(240) "1 を式

(241) "/ の右辺に代入すると " .

(242) 

(243)

(244) %2 %   . .

(245) %"

(246) %%. が成り立つ #($ ここで  は右側にある項に作用する演 算子であり

(247)     *

(248)     における導関数  ,   を求めることを意味する また   *    とおい た 式

(249) "(

(250) %2

(251) %% より推定誤差は. . .

(252)   

(253) "%.   .   .

(254) %&. 大きいモデル. 大きいモデルを 3.

(255) %).

(256) 

(257)  , 3 , "% 3 

(258) %/ 3  , " 3 Æ 

(259) 

(260) Æ  , 

(261) %0 % と近似できる ここでテイラー展開の " 次の係数を 3 *    ¼ 3  * Æ   ¼ とおいた ま  3 *       ¼  た テイラー展開の % 次の係数を       3  *  Æ   ¼ とおいた 条件を用いるこ とで式

(262) %/

(263) %0 は " 3  .

(264) 

(265)

(266) %1 %   . と近似できる. . 

(267)  *

(268)  . . を得る 

(269)    に沿った  の  による " 次微分 % 次 微分は共に全ての成分が 2 となる

(270)     においてこ の条件を考えると テイラー展開の係数について. ,  * 2    *   . 3

(271) 

(272)  . によって葉層化する これらはそれぞれ小さいモデル における

(273)   

(274)   に対応する 3 の部分モデルを 3 -* 3

(275)  3 -* 3

(276)   と定義する モデル 3 上で が実行可能であるためには 3 が「扱い易い分族」で あること 及び

(277) 

(278)   

(279)   から

(280) 

(281)   Æ

(282)   を 求めるのが容易であることが必要である ここで  は 3 に属する分布である 添え字に対する混乱を避ける ため 第 &% 節で導入した規則に加え Æ   の成分を表 す添え字には   を用いる という規則を導入する 3

(283)    上にある分布を 3 の自然座標系

(284)  Æ   で表したときのパラメータ   Æ を それぞれ  の関数と 3

(285)     して 

(286)   Æ

(287)   と表す このとき 3

(288)  と  との交点におけるパラメータ 

(289)  Æ

(290)  は式

(291) "/ と同 様 % 次のテイラー展開を考えることで.  .   .  *. * 

(292) +  Æ  * # 

(293)  , Æ 

(294)  ,  

(295)  

(296) 3

(297)  Æ $

(298) %'. -4-. Æ. .

(299) 

(300) "%.  .   . 3 .

(301) &2.

(302) と変形できる 

(303)      に沿った    の  による " 次 微分 % 次微分は共に全ての成分が 2 となる

(304)    Æ    においてこの条件を考えると テイラー展開の係数につ いて. . 3 3 3. 3  3. . . .  . 3.  .  3.  3. .  3  3  , * 3 3  3 

(305) &"    . . . . .  . . . * 3 3. 3  . . . . . . .

(306) &%. . .

(307)   3

(308) 3 

(309)   3 Æ

(310)  " 3 3

(311) %     .

(312) &&. .  . と近似できる ここで " 行目の右辺から % 行目への式変 形には式

(313) %1

(314) &2

(315) &% を用いた. .       Æ  ¼. *  . . *  Æ . .  . . . Æ  ¼ Æ  ¼. . . . . . . *. . .       Æ  ¼. *  Æ . . * ÆÆ . . . Æ  ¼. . . Æ  ¼. .

(316) &). 数値実験.  定式化 この節では第 & 節の結果を支持するような例を数値 実験により示す & 変数 *

(317) !  !  !   " " のボルツマンマシン.  つの収束解の比較. 第 &% 節 第 && 節で得た % つのモデル上の の推 定誤差を比べることで 「着目する統計量」の選び方が の収束解の精度に与える影響を調べる 簡単のた め 我々は 3 上の点

(318)   Æ    *

(319)    Æ    において は 

(320)  と 

(321)  とが直交すると仮定する この 3

(322)  が成り立つ 従っ 仮定の下では 3 * 2 より   3 3 て 

(323)  ,   が成り立つ これを式

(324) && に代 入すると大きいモデルの推定誤差は.

(325) + " # . . 

(326). ". ! ! . ,#. . ! . .

(327) &/. の統計量 !  の期待値を により推定する この目 的を達成するため 異なる % つのモデル上で を実行 してそれぞれの推定値を比べた まず小さいモデルを. 3 3 

(328)    . ,

(329) 3   , 3     , 3  3      

(330) &'. * 

(331) +   *  #

(332)  , ! ,  

(333)  

(334)

(335)  $

(336) &0. と定義する ここで  * " % & である

(337)  然座標系である また. と変形できる 式

(338) &' は具体的に. 3 3 

(339) . *. . とおいた 式

(340) &( 右辺の % 行目 & 行目が小さいモデル の推定誤差と大きいモデルの推定誤差との差を表して いる これらの項の大小関係や正負はモデルに依存す る 従って式

(341) &( から 「着目する統計量」を多くす ることが推定誤差の良し悪しに与える影響は 追加する 統計量の選び方に依ることが分かる つまり本節の摂 動解析から 大きいモデル上の の推定値の方が精度 が悪くなる場合がある ということが分かる. 3 は右側にある項に作用する演 が成り立つ ここで    3  , 算子であり

(342)   Æ   における導関数  ,   3   を求めることを意味する 式

(343) "( と同様に

(344) 

(345)  Æ

(346)   の周りでの " 次のテイラー展開を考え ることで推定誤差は. と書き下すことができる ここで. , 3  , 3  , 3 3   . , 3 

(347)  , 3   , 3 

(348)  , 3   , 3  3    

(349) &(. 

(350). . *#.  は の自. !.  * %! !  %" ! !  "% ! !  " " 

(351)  *  ! ! , %! !  ! !  % % " " 

(352)  *  ! !  ! ! , %! ! % % 

(353).

(354) &1. と定義した 式

(355) &/ で定義した確率分布 は 上で

(356)   *

(357) 2 "  と表される 式

(358) &0 において   . -5-.

(359) の指数部に 

(360)  が加わっており 第 % 節の定式化と一 致しないように見えるが 第 % 節で述べた のアルゴ リズムは 

(361)  を含む形に自明に書き直すことができ, 摂動解析の議論にも影響を与えない モデル は「着 目する統計量」として ! を選んだモデルである これ は我々が目的としている ! の期待値の推定値を得るこ とに対して必要最小限のモデルである また の部分 モデル   を.

(362) +  *  #

(363)  , ! 

(364)

(365) $

(366) '2 

(367) +   *  #

(368)  ,  ! , "

(369)  

(370) 

(371)  $

(372) '" . 0.8 0.7. . *  *. 1 0.9. 0.5 0.4. . . * 

(373) +   *  

(374)  , ! ,  

(375)  

(376) 3

(377)  . 0.2 -0.4. . . .

(378) +  *  

(379)  , ! 

(380) 3

(381)  

(382) '& 

(383) +   *  

(384)  ,  ! , "

(385)  

(386) 3

(387)   

(388) ''. . . 0. 0.1. 0.2. 0.3. 0.4. -0.05. と定義する ここで  は 3 の自然パラメータである. . -0.1. 0. 推定誤差. . -0.2. 図 %- 式

(389) &/ で定義された分布 のパラメータ " の変 化に伴う  * !  の変化 パラメータ # は " に固定 した 実線が真の分布 によって得られた  の真の値 破線 点線はそれぞれ大きいモデル 小さいモデル上の で得た  の推定値. .

(390) '%.  . * 3 *. -0.3. ". と定義する ここで * " % & である また

(391)     は 3 の自然座標系である 式

(392) &/ で定義した確率分布 は 3 上では

(393)     *

(394)  "  と表される モデル 3 は 「着目する統計量」として !  !  ! を選んだモデルで ある 我々が興味があるのは ! の期待値のみであるが 第 & 節の議論で示したように他の統計量にも着目する ことで ! の期待値の推定値が変わる可能性がある ま た 3 の部分モデル 3  3 を 3. 真の値 大きいモデル 小さいモデル. 0.3. と定義する ここで  は  の自然パラメータである 次に大きいモデルを 3. 0.6. 実験結果. -0.1 -0.15 -0.2. 我々は式

(395) &/ において # を " に固定した上でパラ メータ " を 2 の周りで変化させ その都度 に関する 統計量 ! の期待値  * !  を によって推定した その結果を図 % に示す 図 % から " が 2 の近辺におい て小さいモデルの方が大きいモデルよりも僅かに推定 誤差が小さいことが分かる これは第 & 節の摂動解析 で得た 大きいモデル上の の推定値の方が精度が悪 くなる場合があるという結果を支持する また に よって得た  の推定値と 真の値との誤差を図 & に示 した 図 & から上述の傾向がさらに良く分かる この結果で我々が強調したいのは ここで示した例 は" が 2 の近辺で大きいモデルの方が精度が悪くなっ. 大きいモデル 小さいモデル. -0.25 -0.4 -0.3 -0.2 -0.1. 0. 0.1 0.2 0.3 0.4. ". 図 &- 式

(396) &/ で定義された分布 のパラメータ " の変 化に伴う  * !  の推定誤差 破線 点線はそれぞれ 大きいモデル 小さいモデル上の で得た  の推定 値と真の値との推定誤差. -6-.

(397)      

(398)        

(399) 

(400) !  7  5    4   8  %22%. #&$ 5 8. ているという点である 我々はまた " が大きい場合 に大きいモデルの方が精度が悪くなっている例も実験 的に見出している

(401) 結果は省略.しかしここで示した 例は 我々が摂動解析で評価した % 次の誤差の範囲です ら 大きいモデル上の の推定値の方が精度が悪くな る場合がある という結果を確かに支持している. . #'$  <    9 ? 6 

(402)         4     5 5   @ "1" <  5  %22" #($  6 4 4 6    <  ;             6 >          

(403)    @ (2  )  "21/."""' 8  %22'. まとめ. 我々は を使用する際に生じる 「着目する統計 量」の選び方が推定の精度にどのような影響を与える か という問題を議論した まず を情報幾何の視点 から定式化した その定式化に基づいて% つの異なる モデル上の の推定誤差を % 次の摂動解析により評 価し 比較した 摂動解析から 大きいモデル上の の推定値の方が精度が悪くなる場合がある という結果 を得た そして数値実験により 大きいモデル上の の推定値の方が精度が悪い例を示し 摂動解析の結果を 支持した これらの結果から を用いる際に「着目 する統計量」が多いほど推定誤差が小さくなる という 単純な関係が成り立たないことが分かった. . #)$  6 4 4 6    <  ;                 > "  !   @ ")  1  "//1."0"2  %22'. 今後の課題. 本稿では「着目する統計量」に対して具体的な条件 を置かずに一般的な枠組みのもとで議論した 実用上 「着目する統計量」をどのように選ぶと推定誤差が小さ くなるか という問題は重要であるが 我々の結果はこ の問題に対して解答を与えるに至っていない この問 題に対する " つのアプローチとして 実用上役に立つ 状況を考えて「着目する統計量」の選び方に対して具 体的な議論をすることで を実際に用いる際に参考 となる知見を探すという方法が考えられる この議論 は今後の課題としたい. 参考文献.     

(404)           7  5. #"$ 4 5 6.     4   8  %22". #%$ 4 96 5 !      6 !      ! :  ;<       =      >  .       

(405)   

(406)         "" ""2"( ?@ %22(. -7-.

(407)

参照

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