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公文書目録データベースにおける階層構造の表現に関する試み~琉球政府文書を例に~: 沖縄地域学リポジトリ

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Title

公文書目録データベースにおける階層構造の表現に関す

る試み∼琉球政府文書を例に∼

Author(s)

豊見山, 和美

Citation

沖縄県公文書館研究紀要 = OKINAWA PREFECTURAL

ARCHIVES BULLETIN OF STUDY(3): 47-55

Issue Date

2001-03-30

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/8164

(2)

公 文 書 目録 デ ー タベ ー ス に お け る階 層 構 造 の表 現 に関 す る試 み

∼琉 球 政 府 文 書 を例 に ∼

豊 見 山 和 美 † は じめ に 1 公文書 目録デー タベ ースに求め られる もの 1.1目録化 の対象 となる資料群 :琉政文書 1.2 目録作成計画 2 新 システムへのデー タ移行作業 2.1文書 シリーズの作成 :資料記述の階層化 2.2資料群 コー ドの付与 :資料群構造 の階層化 3 今後 の作業 ∼むす びにかえて は じめに 沖縄 県公文書館(以下 「公文書館」 とい う)では、5年前 の開館 当初 か らコンピュー ターに よる資料管理 を導入 してお り、平成12年度 のハ ー ドウェア リース更新 にあた って、 さらなる性 能向上 を目的 とした シ ステム開発 を実施す る機 会 を得 た'。資料 目録作 成 ・検索機 能 の面 で は、 よ り検索 精度 の高 い 目録 を利 用者 に提供 してサ ー ビス向上 を実現す るためデー タベ ース を再構築す るこ とにな り、 この新 しいデー タ ベ ース に既存 のデー タを移行 す る作 業 を行 う必 要が生 じた。移行作 業 の 中心 は、琉球 政府文書 (以下 「琉政文書」 とい う)約16万件 の 目録 デー タの再編 であ る.再編後 のデ ー タベ ース 目録 を搭載 した新 シ ステムはア-カス21(ARCHAS21:ARCHivesAdministrationSystem)とい う愛称 で、2001年2月13日か ら稼 動 している。本稿 で は、公文書館 が所蔵す る琉球政府文書 のデー タベ ース 日録作成 にお ける基本 コンセ プ トについて述べ るこ ととす る。 1.公文書 目録 データベ ースに求 め られるもの 1.1 目録化 の対象 となる資料群 :琉政文書 公文書館 が収蔵す る資料 の うち、圧倒 的 な比重 を占めてい るのは琉 政文書 であ り、その総数 は約16万 件 、書架総延長 に して約5kmに及ぶ。 この文書群 の出処 であ る琉球政府 は、第二次大戦末期 に沖縄 を占 領 した米国 に よって統治 された沖縄 にあ って、1952年(昭和27)4月1日、琉球列 島米 国民政府布告第13号 に基づ いて設立 された。以後1972年(昭和47)5月15日の施政権返還 に至 る まで、立法 ・司法 ・行政 の三権 を備 えた 自治機構 として機 能 した (なお、大戦末期 か ら琉球政府が設立 され るまでの間 に も、沖縄諮言句 会 ・沖縄民政府 ・沖縄群 島政府 ・琉球臨時 中央政府 な ど、琉球政府 の前 身 ともい うべ き機 関があ り、 こ れ らを出処 とす る文書 も琉政文書群 の一部 を構成す る もの と して扱 ってい る)0 多 くの関係者の尽力 に よって物理的廃棄 を免 れた琉政文書 は、復帰後23年 を経 た1995年 (平成7)5月 †財団法人沖縄県文化振興会公文書管理部公文書専 門員 l 新 システムのデー タベース 目録構造 の概要 については、天城博光 「公文書 目録情報 のデー タベースモデル-階層構造 を持 つ 目録情報の リレー シ ョナルデー タベースでの実装-」 (沖縄県公文書館研究紀要第2号 2000年3月 所収) を参照の こと。

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15日に、分散保 管 されてい た倉庫 や書庫 か ら、設立 されて まもない公文書館-搬 入 され、一般 に公 開 さ れ るこ とになった。 この琉政文書 は、米 国統治下 の沖縄 の現代 史 を研 究す る上で欠かせ ない資料群であ り、利用 のニーズ も大 きい。琉政文書 はデー タベ ース 目録化 されてお り、1998年(平成10)以降はホーム ペ ー ジでの 日録検索 サ ー ビス も提供 してい る。 琉政文書 は、琉球政府 閉庁時 の政府機構 図 を もとに した組織分類 に よるコー ドお よび資料 タイ トルの すべ て をコ ンピュー ターに入力 してお り、一部 の文書 は 自一 至 の方式 で記述 された作成年 月の情報 を持 つ。利 朋者 の資料検索 は組織 名 に よる項 目検 索 や、文字列検索 に よって行 われ るが、1簿冊単位 で記述 された情報が資料 タイ トルのみであ るので、検索精度が高 い とは言 い難 か った。従 来の琉政文書 デー タ ベ ース日録 は、受入台帳 とい うべ きレベ ルの ものであ り、検索 キー を増 や して利用 者の便宜 を図 るため に、日録 記述 を充実 させ るこ とが、公文書館 の公文書専 門員 に与 え られた大 きな課題であ り続 けてい る。 非規用 となった公 文書 を歴 史資料 と して活用 で きる ようにす るこ とが公文書館 の役割 だか らである。 1.2日録作成 計画 貴束 な資料 を収蔵 していて も、それ にアクセスす る手段 を保 障す るこ とがで きなければ、利用者 によ る活用の機 会 を逸 して しまう。 その意味 で、 コ ンピュー ター使用 に よる検索手段 の提供 、 また インター ネ ッ トサ ーバ ー上 に検索 システム を構築 し利用 の機会 を拡大す るこ とは重要 な意義がある。 そのデー タ ベ ース日録 を さらに使 いやす い、つ ま りよ り検索精度 の高 い もの に改 良す るこ とが、整理計 画の ゴール であ る。筆者 は1999年(平成11)4月か ら琉政文書整理 を担 当 し、整理計画 を新 たに策定す ることになった。 このElI大 な資料群 の整理 はそれ な りの時 間 を要す るプ ロジェク トであ る し、到達すべ き目標 の レベルは 与え られた資源 を考慮 して設定 しなければな らない。 与 え られた時 間は、その時点 か らハ ー ドウェアの更新 にかか る新 システム稼動 までの22カ月だった。 よ りユ ーザ ー フ レン ドリーなデー タベ ース 目録 を実現す る とい う目的 を踏 まえて、 コンセプ ト設計 と実 際の作業期 間 ・加 工 デー タのテス ト期 間 を含めて、22ケ月で実現可 能 な レベ ルを設定す るこ とが要求 さ れた。 また労働 力の面 でい うと、実際 の整理作 業 は月17日勤務 の嘱託員 に依存 してお り、琉政文書整理 に充 当で きるの は3人 だ った。一方 で筆者 は、文書管理規程 に基づ いて毎年 引 き渡 される沖縄県文書や 行政刊行物 の収集 ・整理 を も担 当 してお り、彼女 た ちはその ア シス タン トも兼務 す るので、作 業 日数の すべ て を琉政文 書 目録作成 に充 て るこ とはで きない。作業管理者 であ る筆者 自身の労働 力 も、他 の業務 との兼 ね合 いで 、琉政文書 目録作成 に割 くこ とが で きるの は勤務 時 間のせ いぜ い3割強だ った。情報資 源 と しては、既存 の琉政文書 目録 デー タベ ースが あ った。先 に述べ た ように、従 来の琉政文書 日録 は受 入台帳相 当の レベ ルの ものであ る。 目録情報 と して採取 されてい る文字列情報 は、各 々の簿冊 の表紙 に 記 入 されている もの をほぼ忠実 に転記 した資料 タイ トルだけであ り、 これだけでは利用者が多様 な視点 か ら検索 す る場合 に対応 しうるキー とはな りに くい。 また組織 名 に よる項 目検索 は可能 だが、そのテー ブルは琉球政府 閉庁時の組織 図 を もとに作成 されてい るため、簿冊 の発生源 となった組織 と分類が必ず しも一致 しない こ とが多か った。検索 の主要 キー となる文書年 月 も、すべ ての簿冊 について記述 されて いるわけではな く、年 月の特定が難 しい場 合 もあ った。 だが この 日録 (台帳) 自体 は、 さらに整理 を進 め ようとす るわれわれの貴重 な資源であ り、有効 に活用すべ きものだった。 これ らの条件 を勘案 した うえで、収集 ・整理担 当課 に所属 した公 文書専 門員3人(筆者 を含 む)による ミ ーテ ィングを重 ね、ほぼ次 の ような整理計画 の基本 ライ ンを確認 した。

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a.資料 日録記述の階層化 :使 いやすい 目録 とは、検索 しやすい 目録の ことである。では、大量の簿 冊か ら成 る資料群の中か ら、求め る資料 を特定す るには、 どの ような検索手法が効果的なのだろ うか。た と えば インターネッ ト上でのホームページ検索 を例 に とってみ よう。膨大 な数 に上 るサ イ トの中か ら瞬時 に必要な もの を引 っ張 って くるポー タル ・サ イ トには、デ ィ レク トリ型検索 とロボ ッ ト型検索 の2種類 がある。デ ィレク トリ型は、登録 されたサ イ トが カテ ゴリー (ジャンル) ごとに分類 されてお り、ユ ー ザーは求める情報の所属す る階層 を意識 して検索 を行 うことがで きるo電話帳で電話番号 を探 す場合 に、 まず どの市町村 か、一般 か会社 ・商店か を特定 し、 さらに五十音順 にた どってい くとい うように (同姓 同名の場合 は、住所 で差異化 された中か ら最終的 に特定す るだろ う)、上位 の階層 か ら下位 の階層- と 降 りてい くの と同 じである。一方 ロボ ッ ト型 は、 自動収集 プログラムに よ り機械的 にサ イ トを リス トア ップす るので、 よ り多 くの検索結果 を出す ことがで きるか もしれないが、検索結果 リス ト自体 は さほ ど 秩序があるものにはな らないので、 さらに リス トを絞 り込 んでい く必要が生 じる。 旧 システムの検索 タイプはほぼ後者で、 1,000件 を超 える検索結果が表示 され ることも しば しばあ り、 画面 をひたす らス クロール して、検索結果一覧 と個 々の簿冊 の詳細画面 とを往復す る作業 を利用者 に強 いていた。絞込みが難 しい理 由には、 まず旧デー タベース 目録 に採取 された情報が乏 しい こと、 また旧 デー タベースシステムの構造上、検索結果 自体 も無秩序配列で現 れることが挙 げ られた。そ もそ も、旧 システムでは検索 の初期画面 に、県政文書 ・琉球政府文書 ・行 政刊行物 ・UscAR文書 ・地域資料 とい ったカテ ゴリーが表示 され るだけで、利用者が収蔵資料の全体構造 を階層 的に把握 しなが ら検索す るこ とがで きなかった。 したがって、新たに構築す る目録 デー タベースでは、資料群の階層構造 をツリー ビュー(treeview) 形式2で表現 した もの を提示 し、利用者の資料把握 の便宜 を図るこ とが重要 となる。 そのため、資料 日 録記述の階層化 として次の二つの作業 (資料群構造 の階層化 と資料記述の階層化)を行 うことになった。 b.資料群構造の階層化 :資料 ガイ ドの作成 利用者が資料の カテ ゴリーを認識 し、階層 を下降 しなが ら必要 な資料 に到達す るツール として、資料 ガイ ドを作成す る。出処 の階層 に、簿冊 の内容 を階層 的 に表現 した文書 シ リーズ (次項C参照) を従属 させ ることによって、ツ リーを完成す る。 これによ り、利用者が資料群お よびその配下の レベ ルである 文書 シリーズごとの固 ま りで資料 を一覧あるいは検索で きるようにす る。資料 ガイ ドには文書群解説 ・ 文書 シリーズ解説 を付 し、利用者の資料把握の便宜 を図る。 また、公文書館収蔵資料全体の中での琉政 文書群の位置付 けを示すために、琉政文書以外 の所蔵資料 も含めた、公文書館資料 ガイ ドを作成す る。 C.資料記述の階層化 :文書の シリーズ化 資料記述の階層化(シリーズ化)とは、一連の簿冊 に概念上の上位 レベ ル を設定す るこ とであ る。た と えば 「検病戸 口 ・人口動態調査原簿 稲葉」 として タイ トルが採取 されている簿冊がある。 これは琉球 政府厚生局 (前身は社会局)八重 山保健所 を出処 とし、八重 山保健所 は風土病 と して戟後期 まで八重Il」 諸島の住民 を苦 しめたマ ラ リアの予防 ・治療 を行 っていた。 この簿冊 はそれに関す る文書の ひとつであ る

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「稲葉」 は地区名)。八重 山のマ ラリア根絶への歩み を調べ たい とい う利用者のたいていは 「マ ラ リ ア」 とい うキーワー ドで検索 を試みるだろ うが、記述 されている情報が この タイ トルだけなのでそれで 三 木の枝が分岐す るように編成 されたデー タ構造の こと。MSWindowsの ファイル管理ユ ーテ ィリテ ィであるエ クスプロー ラ の形式が典型である。

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はヒッ トしない。 この ような場合、 レファレンス を受 けた職員は、八重山保健所のコー ドで分類 されて いる簿冊すべてを一覧 として抽出する。こうしてべ った りした姿で出て きた数百件の ヒッ トのうちか ら、 利用者が必要 と思われる簿冊 を絞 り込 むのである。 このような労力は、た とえば簿冊の詳細情報 に有効 なキーワー ドが十分記述 されていれば、複数の文 字列 を組み合わせて検索することによって、軽減することがで きるだろう。ではこの場合、より検索精 度 を高めるためには、その簿冊単体 レベルの記述 に 「マラリア」 とい うキーワー ドを追加すればいいの だろ うか ?その ような目録記述が理想的な形態だ として も、22ケ月で16万 を超 える簿冊すべての詳細情 報 を記述 ・入力す ることは不可能である。現実的対応 としては、デ ィレク トリ型検索 を利用者に提供す ることを目的に、現行の 目録 を素材 として、資料群の構成要素 を階層的にカテゴライズする作業 を進め るほうが、最大の成果 を得 られる。つま り 「マラリア防あつに関する書類」 とい う上位概念 を設定 して、 この 「検病戸口 ・人口動態調査簿」や 「牌臓患者原簿」 といった一連の簿冊 をその配下 に置いて階層化 するのである。 この作業 を 「文書のシリーズ化」 として、新 システムへのデー タ移行のための具体的な 整理作業の中心 とす る。 また、簿冊の単体が階層構造の最下位 レベル となることも確認 した。公文書 目録 ことに冊子体 目録の 場合、簿冊 目録 と件名 目録の2階層で構成 される目録が主流である。公文書館で も当初は簿冊が起案文 書1件 を最小単位 として構成 されるもの とい う理解か ら、 1件 ごとの目次 を作成 して簿冊 にぶ らさがる階 層 とし、簿冊の内容情報 とす る試みがあった。 しか し、この方法が検索精度の向上 について どれだけ有 効 なのだろうか。実際起案文書の標題 だけを機械的に採取 してい くと、ほ とん ど同 じ語句の繰 り返 しで あるO羅列 された件名 を簿冊 目録 に リンク してい くとい う構造か ら与 えられる情報では、データベース に負荷が増す割 には差異化 された検索結果 を得 ることにはつなが らない といってよい。簿冊の記述に盛 り込 むべ きなのは様式的な件名標題でな く簿冊内容 に含 まれる具象であるので、件名の階層 を簿冊 レベ ルの階層 に従属 させ るよ りも、簿冊内容の記述やキーワー ドを記述するフィール ドを町変長に して、情 報 を蓄積することに した-1。ただ し今回のデー タ移行作業 には、簿冊の内容情報採取は含 まれない。 この資料群の階層 と資料記述の階層 をリンクして表現 したデータベースを構築することによって目録 の機能向上 を図ることがで きる と考 え、琉政文書データベース目録作成の コンセプ トを 「階層構造のイ ンターフェイスの実現」 と設定 した。その上で、具体的なシステム開発のための ファイル構成表やファ イル関連図を作成 し、基本設計 を進めつつ、新 システムへのデータ移行作業 に入った4。 l こうい った検索 の便宜上の考慮 に加 えて、資料 の物理的管理上の問題 もあったO閲覧 申請の対応 な どを考 える とシステム が与 える資料 コー ドは管理 単位 ごとに1つであることが望 ま しい。件 にコー ドを与 える とす る と、簿冊 を分解 して ファイルで もしない限 り、件 コー ドと管理単位が-一致 しないことにな り、この点 か らも件名階層設定は現実的でない と思 われた。 4 コ ンセ プ トの策定や フ ァイル構 成表 の作 成 については、国際公文書館評議会記述標準特別委員会の手 になる、いわゆる

ISAD(G)(国際標準記録 史料記述一般原則 GeneraHntemationalStandard ArchivalDescription)も参考 に したが、厳密 にあてはめ るとどうなるか とい うことにはこだわ らなか ったotsAD(G)で提唱 されている記録史料記述要素26項 目とファイル構成項 目の 照合な どは試みたが、全体 か ら個へ とい う考 え方、マ ルチ レベ ル記述 (multi-leveldescription)の手法 、 ト.位 レベ ルでの情報 が下位 レベ ルで重複 しない ようにす るこ とな どは、デー タベース 目録 を構築 しようとすれば 自然 に狙上 にのぼる もので もあ る。 また国際公文書館評議会記述標準特別委員会で採択 さjtた「マ ドリッ ド原則」 (StatementofPrinciplesRegardingArchival Description)が以下の ように述べ る精神 は尊重 したo 「記録 史料記述 とは、記録 史料群fondsならびにその構成部分 を正確 に描 写 した もの (representation)を創 ることである。 そのためには、当該記録史料 の特定 に役立つ情報、お よび、その記録 史料が どの ような コンテクス トや記録 システムの もとで生み出 されたのか を知 るの に役 立つ情報 を拾 い出 し、 これ らを照合 し、分 析 し、編成す る とい うプロセスが必要である

「記録 史料 の記述の 目的は、記録 史料 の コンテ クス トや内容 を同定 した り説明 した りすることによって、当該記録 史料 のアクセ シビリテ ィを高める(高度で便利 な利用 を可能 にす る)ことにある。 この 日的 は、記録史料の正確 かつ適切 な描写representationを創 出 し、 これ を前 もって定め られたモデルに従 って組織化す ることによっ て達成 される」 (邦訳 は安藤正 人 「記録史料管理学 と現代」 1998年 吉川弘文館 183頁-184頁 による)

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2新 システムへのデータ移行作業 2.1 文書 シ リーズの作成 :資料記述の階層化 今回の移行作 業 においては、「マラ リア」 の例 でみた ように、一群 の資料 が特定 のキー ワー ドを共有 する とすれば、階層 の よ り下位 の レベ ル (つ ま り個 々の簿冊の詳細情報 の記述 レベル) において、 コン トロール されたキーワー ドなどの手掛 こよ り記述内容 を標準化す るのでな く、む しろキー ワー ド自体 を 個 々の簿冊が従属す る上位概念 としてカテ ゴライズ して検索 キー とす る方法 を選 んだ。その上位概念 自 体が、記述 と等 しく検索対象 となる。 この手法 を採用 した理 由は、1.2で述べ た とお り利用可能 な資源 (時間 ・労働力 な ど) に制約があることは もちろんだが、公文書 とい う資料 の特質 に関す る考慮 もある。 行政上の業務 は継続性 を持 ち、階層的組織 の機能分業 によって行 われる ものなので、機関内での文書 の 発生パ ター ンはある程度一定 していることか ら、 このパ ター ンに従 って文書 をシ リーズ化す ることは さ ほ ど難 しいことではない。文書 シリーズの構成要素 として同 じ名称 を与 え られた個 々の簿冊 には、作成 年度や ファイル番号 な どを追加す ることで シリーズ としての一貫性 を与 え、利用者が絞 り込 むための手 がか りとす る。 この文書 シリーズが、一連 の簿冊の上位概念 (仮想上の フォル ダー) となる。 この よう に階層化すれば、資料群 を絞 り込みつつ同時 によ り漏れの少 ない形で検索結果 を提示で きると判断 した。 したが って、具体的な作業の中心 は、現行 のデー タベ ース 目録で採取 されている資料 タイ トルを、 シリ ーズ/タイ トル/サブタイ トルの3階層 に分節す ることとなった。 シ リーズ名付与 にあたっての基本 ツール は各組織の事務分掌表である。 また琉政文書 自体 にい くらか散見 される文書事務 に関す る書類 も参考 に した。 作業用 の ワー クシー トは表 1の とお りである。 ワー クシー トにはシー ト内でのID、資料 コー ド、文書 主管課、原 タイ トル、シリーズ、タイ トル、サブ タイ トル、作成年月 (自)、作成年月(至)、書架 コー ド、 収納箱番号 、備考欄 のIlの フィール ドを設 けた。 うち、シリーズ、 タイ トル、サ ブ タイ トル以外 の項 目 は、旧来のデータベース 目録の記述 をMSExce15の ファイルに取 り込み、それ らの情報 をもとに原 タイ ト ルの分節 ・階層化 を行 った。 このワー クシー トは琉政文書の うち法務局 (総簿冊数約30,300)の一部 の ものである。少 ないサ ンプ ル数ではあるが、原 タイ トルが どの ように分節 されたか を示 した。ID6か ら19は 「出入域管理 に関す る 書類」 とい う文書 シリーズに従属 し、出入域記録送付簿 とい うタイ トル を もってい る。 (ちなみ に法務 局内での文書 シリーズ数 はほぼ50前後でお さまっている)。 この出入域記録送付 簿 をさらに特定す るた めにはサブタイ トル レベルの記述が必要 になるが、原 タイ トルの情報 だけでは出入域記録簿 を差異化で きないのであ らためて原資料 を参照 し、情報 を追加 した。 また、検索結果がある程度の秩序 を持 った配 列 として得 られるようにす るため、サ ブタイ トル レベ ル内の数字 は最大 に合 わせて桁数 を揃 えた。た と えば シー ト中ID4と5は「軍用地 に関す る書類

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この シ リーズに含 まれ る簿冊数 は約16,000)とい うシリー ズの配下 にある 「確認証及 び使用料供託」 とい う一連 の約1,100冊 の一部 であ り、文書作成者 に よって アルファベ ッ トと数字 を組み合 わせ たファイル番号が付与 されているので、 これ をキー として、数字部 分が最大の3桁 に揃 うよう修正入力 したのである。 S 目録作成 ソフ トとしてはMSAccessの使用が多い ようだが、こと定型的な公文書資料の整理 については、MSExcelの優位性 も強調 してお きたい。 とくにMSExcelのデー タ並べ替 えやフィル タといったツール機能や関数 を活用す ると、入力作業がか な り効率化 されるだけでな く、 さまざまな角度か ら資料群 を見 ることによって組織や文書 シリーズの階層性 自体が よく見え て くるO筆者が得 た文書 シリ-ズ化作業 にMSExcelを用いるアイデア も、 日録整理 などのいわゆるアーキビス トとしての本 体業務か らとい うより、庶務的業務でMSExcelを利用 している経験の中か ら生 まれた といってよい。

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図1

沖縄県

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ⅠD 資料コ- ド 文潜主管課 原 タイrtJL シリ-ズ I加 21468Zl j=Ak 告知.契弟 .主音-責番号 軍用地に鮒する書類 2斑氾024127B 土地裸 軍使用地の借景前払に粥する書類 軍用地に賄する書類 3RDOO241158 民事蘇土地複 軍用(錐年地倍賞前払に舛する書類7月以降) (決定表送付伺)軍用地に駆する書類 4ROOO50327B 軍用地肺係事務所業搬 確認証及び使用料供耗 CC9磯谷 収用拳鼻会裁決 9-3 石川市 .コザ. 軍用地に関する書類 5ROOO50328B 軍用地騨僻事養所兼巷牒 離籍虹及び使用料供託武 海曹33号 195世事度CC320-1 石川 .美里.金 軍用地に騨する雷類 6ROOO27175B 出入管理庁出姿所 違反事件処理簿 出入城管理に帥す る 書 類 7RDOO249578 出入讐理庁審査課 篭事隷綴 出入ヰ管理にl好する雷蒼 8拙X氾30552B 出入管理庁審査課 港)審査に抑する書類19紡年4月分 120日東清入出尊者名簿(空 出入域管理に醐する書類 9RDOO29243B 出入管理庁審査課 年入攻及び出場に脚する書類 (4月 簡易但象)空港 1969出入ヰ管理に服する雷篇 10RDOO264343 出入管理庁出入管理事務所 審査に如する書類 (出入城者記棟送付簿) 出入残響軌 こ鵬する書類 ll鵬 28 出入f理庁出入管理事務所 出入域記録送付徽 ① 出入嬢管理に賄する雷奮 12ROOO266533 出入讐蔑庁出入讐理事音所 出入舵 録送付簿 出入嬢讐理に肘する義孝 13ROOO26649B 出入管新 出入管理事務所 出入壌記録送付簿 1月∼6月 a) 出入域管理に輔する書類 14RDOO266508 出入管理庁出入讐理事者所 出入耽 畿 送付簿 2 出入嬢管理に服する書類 15ROW2665lB 出入管理庁出入甘理事務所 出入ヰ世職送付薄 3 出入坊管理に甜する書類 16一め∝)26646Zl 出入管理庁出入管理事考所 出入域記録送付鍵 1 出入域管理に髄する書類 17ftOCO26647B 出入管理庁出入管理事務所 出入域現象送付簿 2 出入壌管理に舛する書類 18ROW268118 出入管理庁出張所 出入壌者記録送付簿 出入域管理に関する書類 19R`X氾30793B 出入管理庁審査襖 及び出域に甜する雷類 (非耕 人出聴 徴)港

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公文書館兼料ガイド

タ イ トル サ ブ タ イ トル 作或年月 日 作成年月 至 憩架 コ- ド 収納箱溺t.チ 備考 収用告知 .央弟 .重曹一驚番号 1如 牢 1960-06-01 1960-06-0109-F-05-05 0006 借景前払 申糟雷♯ 1963* 1963-06-01 1963-W-0109-F-07-01 0103 律儀前払決定表通知 1965* 1965-10-29 1965-12-1609-p-07-01 0102 経 絡旺及び使用料供耗 コザ市収用婁点石食川市裁決*谷村 cc-099-03 1957-03-08 l957-03-0809-H-15-0

5

岬 柵 艶虹及 び使用舟 幹耗 石川市 美里8%33% 195村 金6*&武村 cc-320-01 1956-09-28 1956-09-2809-H-15-05 0409 違反暮 件処理離 1968年 宮 古出車所 1968-06-01 1968-06-0109-H-03-05 0011 出入壌管理連絡嶋義金に紺する書類 議事録農 1965-ll-04 1967-10-3109-F-08-01 0014 120日東濃入出叢者名簿 1966iFM 月分 空港 1966-04-01 1966-04-3009-G-l4-05 0748 簡易妃録兼 1969年 04月 1969-04-01 1969-04-3009-G-10-03 0447 出入耽 最 送付龍 邦覇空港 出入 管理事務所 1968年 1968-06-01 l968-06-OJ09-a-16-07 (X)38 出入耽 徽送付簿 薪覇空港 出入管理事務所 1970年 1 1970-06-Ol 1970-06-0109-H-03-03 0060 出入舵 鹸送付簿 茄覇空港出入管理暮春所 1970年 2 1970-06-01 1970-06-0109-H-03-03 0060 出入壌放 送付徽 那覇空港 出入 響理事為所 1971年 l lg1ト06-01 1971-06-0109-H.03-03 伽 出入壌記録送付簿 沸覇空港 出入 讐理事碁所 1971年 2 1971-06-01 1971-06-Ol09-H-03-03 0060 出入耽 隷送付簿 井鋼空港 出入 讐理事音所 1971年 3 197ト06-01 1971-06-0109-H-03-03 0060 出入

送付 徽 沸覇空港 出入 讐理事者所 1m 牢 1 1972-06-0) 1972,-06-0109-H-03-03 0059 出入壌現 象 送付簾 茄覇空港 出入瞥理事券所 1972年 2 1972-06-01 1972-06-Ol09-H-03-03 0059 出入峨 録送付簿 名護 出張所 1971年 197ト06-01 l971-06-Ol09-H-03-0

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0002 非耕 人出入城妃韓 1967* 07 1967-02-26 1967-02-2809-G-12-07 0630

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ID了の簿冊 は原 タイ トルが 「議事録綴」 となっているが 、 これでは内容 を推定す ることもで きないの で、 この場合 も原資料 を参照 し、「出入域管理連絡協議会 に関す る書類」とい うタイ トル情報 を入力 し、 「議事録綴」 はサ ブ タイ トル レベ ルの記述 に下 ろ した。作業 に入 る前 は ワー クシー ト上 だけで情報 をあ る程度論理的に配列 で きるだろ うと考 えていたのだが、実際は現物 を見 る必要 に迫 られることが非常 に 多か った。 この ワー クシー トの情報採取作業 には14ケ月 を費や した (それで も単純計算で ひ と月1万件 以上 を処理 した こ とになる)。 これ らの作業 に よ り、新 システムで提供 される検索結果 において、デー タが整理 された帳票形式 で現れ ることが可能になる。 この作 業 を通 して、それ まで一見無機的な配列の ように思 われた資料 タイ トル リス トが、有機 的な連 関の中で再定義 されるの を実感す ることがで きたの は、幸福 な体験 だった といえるだろう。 なお、この ような記述追加 と平行 して、イ ンターネ ッ ト上での利用 に対応す るため丸付数字や半角 カ タカナの ような機種依存文字 を修正す る作業 も行 った。 2.2 資料群 コー ドの付与 :資料群構造 の階層化 1.2.bで述べ た ように、階層構造の イ ンターフェイス を実現す るにあたって、文書の シリーズ化 と資料 ガイ ドの作成 は、 ともに整理計画の両輪 を成 した。議論 を重 ねた末 に完成 したのが図2の公文書館資料 ガイ ドである6。琉政文書 はガイ ド中、0112とい う資料群 コー ド (ガイ ドコー ド) を与 え られ、 これを 解読す る と沖縄県公文書館/沖縄県資料/文書/琉球政府 とい う資料群 インデ ックス となる。琉球政府 に従 属す る出処 の階層 は さらに、ほぼ局別 に対応 す るA (琉球政府総務局) か らW (琉球臨時中央政府)の アルファベ ッ トコー ドで分類 されてお り、それぞれの下位 階層 には課 レベルでの出処分類が リンクされ ている。 これは旧来の琉政文書 目録 における出処分類 コー ドをほぼ踏襲 したが、若干の追加お よび統合 もあ る7。 この出処 コー ド(資料群 コー ド)に、資料記述つ ま り文書 シリーズ/タイ トル/サ ブ タイ トルが従 属 して、公文書館資料 の階層構造の全面的 な表現が完成す る。 資料検索画面で表示 されるこの資料 ガイ ド中の ツリー構造 になっている資料群 を特定す ると資料群解 説が読め、配下の資料が検索対象 となる (選択 しない場合 は最上位 の レベル、つ ま り沖縄県公文書館の 仝資料が指定 された ことになる)。文字列検索 を行 うと検索条件 に合致 した資料が文書 シリーズ/タイ ト ルご とに表示 され、シ リーズ配下のすべ ての タイ トルを見 ることもで きる。検索結果 も階層的に表現 さ れるわけだが、 これは各階層が リレーシ ョナル型 デー タベースモデルシステムの手法で リンクされてい る結果である。 h この図は検索画面上で提供 される公文書館資料 ガイ ドの一部 である。画面上ではツリーの継 ぎ目をクリックす ると配下の 枝が順次現 れる。 なお、 ガイ ドの作成 にあたっては、公文書館 の基本 ポ リシー をも表現 で きる よう配慮 した。levelOの公文書 館資料 は、Ievellで沖縄県資料 とその他資料 に、それが さらに文書 と刊行物 に分 かれ るとい うシンメ トリカルな構成 になって い る。 ガイ ドの左半分 は、沖縄 県の文書規程 な どによ り、 フロー にの って公文書館へ流 れて くる資料 である。 この カテゴリ ーは、公文書館 が親機 関の資料 と して第一義的に (あるいは特権的に)収集 ・整理 ・公 開す る責任 を持つ もの と措定 される。 7 琉政文書群 が カバーす るお よそ30年の間には数次 にわたる組織変遷があった。 このガイ ドでは、職能 を考慮 にいれて原課 をグルー ピング した もの を単位 に、課 レベ ルでの コー ドを与 えている。出処分類 に職能分類 を加味 した もの と言 うべ きか も しれない。 これ に よ りある程度の組織変遷 もガイ ド上で表現 したい とい う意図 はあるが、残念 なが ら完成度が高い ものには なっていない。

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3 今後 の作 業 ∼ むすび に か えて 琉 政文書 資料 群 の 目録 デ ー タベ ース作 成 にお け る今 後 の作 業 と して、 目録 メ タデ ー タの記 述 (具体 的 には文書群 解 説 お よび文 書 シ リーズ解 説 )の追加 が あ る。文書 群 解 説 は、出処 分 類 され た資料 群単位 に、 文書 の発 生 源 とな った組織 お よび文 書 との連 関 、 す なわ ち組織 体 史 (administrativehistory)で あ り、一 方 、文書 シ リー ズ解 説 は 、行 政 文 書 に な じみ の 薄 い一般 の利用 者 に提 供 しうる有 力 な検 索補 助 (finding aids)であ る。 琉 球 政府 お よびそ の前 身機 関 の組織 変 遷 につ い て は、公 文 書 館 で 「琉 球 政府 行 政組 織 機 構 図1952.4.1 -1972.5.14」サと 「米 国 の 沖縄 統 治下 にお け る琉 球 政 府 以 前 の行 政 組 織 変 遷 資料1945-1952」りの2冊 を刊 行 した。 これ らの編 集 は、敗 戟後 の混乱期 は もとよ り以 後 の期 間 につ い て も原資料 が 乏 しい とい う多分 に沖縄 的 な状 況 にあ って、残存 す る公 報 や刊 行 資 料 、館 の所 蔵 す る琉 政 文 書 な どか ら丹 念 に採 取 した情 報 を集積 す る こ とで可 能 にな った もの で、 この よ うな蓄積 が今 回の作 業 の下 地 とな って い る。 この組織 図 に、組 織 体 史お よび組織 が作 成 した文 書 シ リーズ の記 述 を ビル トイ ンす る こ とが で きれ ば、公 文書 館 が収蔵 す る資料 の海 に乗 り出す利 用 者 に適切 な羅 針 盤 を与 え る こ とに な るだ ろ う し、何 よ りも親 機 関 の 活動 の証拠 資料 を残 し説 明責任 を担保 しよ う とす る公 文 書館 の存 在 意 義 を完 遂 で きるはず だ と考 え る。 また、今 回の移行作 業 を経 たデ ー タを も とにす れ ば、簿 冊 単位 で の詳 細 記 述 が必 要 な簿冊 と、必 ず し もそ うで ない簿冊 を明確 にす る こ とが で きる。 こ う して作 成 され る作 業 台 帳 をベ ース に、必 要 な簿冊 に は優先 的 にキ ー ワー ドな どの情報 を蓄積 し、よ り深 化 した 目録 を利用 者 にで きるだ け早 く提 供 す るべ く、 琉 政文書 デ ー タベ ース 目録作 成 プ ロジ ェ ク トを新 しい段 階 で継 続 す る こ とが で きるだ ろ う。

なお 冒頭 でふ れ た よ うに、新 シス テ ム は ア- カス21(ARCHAS21:ARCHivesAdministrationSystem)と い う愛称 で、2001年2月か ら一般 の利 用 に供 して お り、 ホー ムペ ー ジで も資 料検 索 が 可 能 で あ る。 この シス テ ム にデー タを移行 す るため の、本 文 で述べ た よ うな作 業 の実行 は同僚 との議 論 な くして は不 可 能 で あ った。作 業 中の試 行錯 誤 に有益 な助 言 とバ ックア ップ を惜 しまなか った 同僚 と、 タ イ トな整 理作 業 に従事 した嘱託 員諸 氏 にあ らため て感 謝 す る。 われ われ の共通 認 識 は、公 文 書 資料 に ア クセ ス しよ う と す る利用 者 に対 応 す る際 、 アー キ ビス トの個 人 的 な知 識 や経験 の蓄積 、勘 や 嘆 覚 に頼 るの で は な く、誰 もが理解 で きる よ うな説 明可 能 な構 造 、 シス テ ム を提 供 しよ う とい うこ とだ った と思 ってい る。 アー キ ビス トが不 要 に な る よ うな シス テ ム を作 り上 げ るのが ア ー キ ビス トの仕 事 で あ る とい うのが 、筆 者 が ア - カ イ ヴズ ス タデ ィー ズ の た め留 学 した英 国 で 聞 い た 、逆 説 的 なが ら最 も印 象 に残 っ た言 葉 だ った。 今 後 もその ための努 力 を続 けてい きたい。 1998年(平成 10)2月発行 2000年(平成 )2)3月発行

図 1 沖縄県 l e v e I 3 以 Jev eJ7 J e v e I 8 Ⅰ D 資料コ‑ ド 文潜主管課 原 タイ r tJ L シリ‑ズ I加 21 4 6 8 Z l j= Ak 告知

参照

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