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健康生活における児童の主体性を高める健康教育実践の試み-小学校6年生を例にして-

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Academic year: 2021

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(1)健康生活における児童の主体性を高める健康教育実践の試み       一 小学校6年生を例にして 一 亜由美.                           M07256J 渡戸 1.目的. 自分との. 運動. 食事.  筆者が養護教諭として在籍する小学校において、. 約束. 毎日15分は運動する. 3食しっかり食べる. 保健室に来室する児童をみると、運動・食事・魑民. lO月. 等、主に身体制則面の健康に関する生活に課題をも. 19 月 一  一  ’     ■  .  ■. つ児童が多く見受けられる。また、これらの児童に. @, @, l l ■     I. 理由等. 記号. ランニング1O分. △ ‘   一   一   一   一. I. 一  一  一  一  一  ■  .  一  I  一  一  一  一  一. 記号 △ 一  .  1  一  一. 理由 朝,食べなかった 一  一  ’  I  一  .  一  一  一  一  一  ’  ■. 睡眠 lO時には寝る. 理由. 記号. 勉強Lていた. △ .  .  ’  一  .. 一  一  一  一  一  一  ■  .  一  一  一  一. l  l l  l. l  l l  l. ’  .  ■    一  一  I    一  一  一  ’    1  一  ’  一  一  一  ■  I  一  一  .  一  I  I    一  一  一  一  一  一  ’  一  ■  一  I  .  一  一  一  一  ■  一  一  .  ’  ’  一    一  一  一  一  ■  一  一  一  .  一  一  一. ついては、学習と生活を切り離して考え、知識が生. 25 日 ◎   走った15分. 活場面で使われていないため、健康に関する課題に 自ら気付かず、実践に結びついていないように捉え られる。したがって、このような児童の健康に関す る課題解決に向けて本研究では、保健学習と保健指 導を関連させた健康教育の実践を試みようとした。. 2.方法  1)実践に取組んだ期間=6年生の1クラス計30. ◎  野菜も食べた. △. テレビをみていた. 自分との約束を◎1守れた○1かなり守れた△1守れなかった ,三、りかえり(1週間を、;、りかえり、自由筆記)てさてないこともあるから、ちゃんと守りたい.    表!.保健指導の場で用いられた性活記録」の用紙.  3)学習成果   (1)保健学習.    理解度確認テストを2回実施した結果から分   析し、児童を学習到達度別A)∼E)に分類した。.   名(男子14名 女子16名)を支橡に、平成.   (2)保健指導.   21年9月∼同年12月の9週間.   各児童における学習成果については、生活記録に.  2)学習内容.  示された生活目標の達成度における自己謂両、囎.   (1)保健学習(「病気の予防」計10回).   先述した本枝児童の実態から、本実践では1日  の生活リズムの中心をなす、食事、運動、麗民等.  の身体的健康に関わる内容を優先して身に付け  させようとした。そのため、これらの内容が密接  に関わり、児童にとって身近で分かりやすい病気  を教材にできる「病気の予防」を単元として取り  上げた。.  (2)保健指導  表1.に例として示した生活記録用紙における項. 目毎の生活目標r自分との約束」を児童自身が設 定・記入し、約束を守れたかについてr記号」で答 え、また、そのr理由」を記入させた。そして、毎 朝、これらの記録を提出させることとした。これに. 継続して取組む過程を通して児童が自らの健康課.  みの内容やその理由等から分析された。.   生活記録用紙から「主体性の育ち」について、次  の視点で分析した。.  3.結果  1)保健学習   保健学習の成果を確認するために実施されたテス  トで出題された問題は、「運動」(面映:6点)「食事」   (15点)「顧民」(21点)「清潔」(25点)「体の抵抗.  力」・「調和のとれた生活習廣」(16点)「病気自体に.  関する内容」(16点)についての内容であった。.   これらのテスト結果をクラス全体としてまとめて.  みると、平均は83点(最高98点、最低61点、標  準偏差9.01)となった。ちなみに、問題ごとの正答.  率に大きな偏りはみられなかった。また、テスト結  果の内訳を示せば、98∼93点の児童が4人(13.3%)、. 題に気付く力が高まるように関わった。. 一426一.

(2) 92−84点が12人(40.O%)、83点2人(6.7%)82−74. がっていない児童(4人)、4)意欲の高まりが未だ. 点9人(30.O%)、73−61点3人(1O.0%)であった。. 弱い児童(4人)となった。ただし、実践終了時に.  2)保健指導. おける主体性の育ちによる成果の進度がどの段階. 12. に該当する場合も、学習の経過につれて自らの課. 取り組みの実際. 自分と. ふりかえり. の約束. 月. 記号. 分. 14 15. 火. 16. 水. 17. 木. 18. 金. 90. 内容・理由 ウォーキング“&ランニング“・・. カゼ以外はだ. ランニング“, キャッチホ“一ル. いぶ習慣づ. ランニング, ストレッチ. いた生活が. ラン斗グ,ストレッチ. できたので. ランニング, ストレッチ. 冬休み中も. ラン=シグ, ストレッチ. がんばりた. カセ“をひきました. い。. 1時間. 30分. 90. がノル マ!. 19 目. 主. 60. 20. 題への気付きがみられたことは注員された。. 4.考察  前述した学習成果で1)の段階にある児童の保健 学習のテストは、一般に好成績であった。このよう な結果は、保健学習で習得した知識が自らの健康課 題への気付きを促していることを示唆しているよう. に考えられる。ところが、学習成果で4)の段階に. ある児童4人については、テスト結果が84点以上で. あった児童が3人、73点以下が1人であり、従来か. <自発的な課題意識(主体性の高まり〕について〉. ら本校児童にもよくみられた結果であった。これら.  ○ 主体性の段階…  習慣化をさらに改良している状態コ. 週末にかぜをひいたとき以外は、毎日自分に課したrノルマ」を達成す るために日々の積み重ねを継続している。「ふりかえり」からも、冬休. の結果が推定させることは、習得した知識が生活場 面で生きるとはかぎらないことのように考えられる。 しかし、これらの例は、前述の知識の習得が健康課. み中の生活に対する意欲がみられる。. 表2.単元最終週における生活記録の例(運動について). 題への気付きを促す可能性を否定するものではなく、 各児童が学習成果を得るまでに必要な期間には個人.  提出された生活記録とその分析の一部を表2、に. 差があること、あるいは各児童の「主体性」を育む. 示した。この例はある児童の単元最終週のr運動」. には今回の実践をさらに改善することが必要である. についての部分である。各児童は9週にわたって、. ことを推定させているかもしれない。. 「運動」の他「食事」「魑民」等について記録した。.  以上のように考えると、主として身体的健康に関. したがって、学習成果については、生活目標の達成. わる生活に課題があり、知識を生活場面で生かさな. 度における自己評価、取組んだ内容・理由などをも. いために健康課題に気付かないし、知識も定着しな. とにして、個人ごとに分析された。. いという、本枝児童の実態を改善する一つの方法と.  ここでは、個人ごとに分析された学習成果につい. して、保健学習と保健指導を連携させた教育実践は. て、単元終了時における結果をクラス全体としてま. 一定の効果をもたらす可能性が示された。. とめてみた。その結果、r主体性」の育ちにおける生.            主任指導教員 荒木 勉. 活実践の進度には大きい個人差がみられた。その進.            指導教員高田俊他. 度を基に分類すると、1)意欲が高く、自ら設定した. 生活目標を比較的順調に達成できるようになった児 童(6人)、2)意欲は高くなってきたが、生活目標 の達成には未だ十分につながっていない児童(11人)、. 3)意欲は高まりつつあるが、生活目標の達成につな. 一427一.

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