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漢字基礎調査 : 構成要素を活用した漢字学習・教育へ向けて

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(1)漢字基礎調査 一構成要素を活用した漢字学習・教育へ向けて一 池田 幸弘. 【キーワード】漢字、構成要素、部首、『げんき』. 1.はじめに  初級日本語教育における漢字の授業は、その教育機関によりさまざまな 形で行われる。コースのとる教育方法はその方針や状況により、いくつか. 考えられるeまず、コースに「漢字」というクラスを設置するか否か。ま た、そのコースのメインテキストの語彙に合わせた漢字を学習するのか、 あるいは別の漢字学習用の教科書を使用するのかなどがある。.  コースのとる教育方法にはそれぞれ一長一短があると考えられる。 「漢. 字」というクラスを特に設置しない場合は、基本的にメインテキストに出 てきた語彙に合わせた漢字の提出が可能となる一方で、学習の重点が文型 の習得や本文会話、または文法のテストなどにおかれるため、漢字に対し て多くの時間がとれず、漢字についての知識の習得などを含む体系的な漢 宇の学習が難しくなる。コースに「漢字」というクラスが設置される場合 は、時間的ゆとりから、体系的な漢字教育が行いやすいが、このクラスで コースのメインテキストを使用する場合は、 「文法」や「会言刮といった. 他のクラスとの進度がうまく合わないと未習の語彙の漢宇を教えなければ ならないということも考えられる。これに対応するために、 「漢字」のク. ラスは「文法」や「会話」のクラスから少し遅らせて漢宇の指導に入ると いう方法がとられる幟1)。一方、メインテキストとは別の漢字学習用の教科. 書を使用する場合、漢字学習に特化した教科書であるため、漢字を品詞や 意味、字形などから整理してあり、またさまざまな練習が組み込まれてい るため、より体系的な漢字の学習が行える可能性が高いが、メインテキス トと漢字学習用の教科:書の語彙や漢宇、文型に異同が生じるため、学習者. の負担が増すということも考えられる。これに対しては、漢宇学習用教科. 一99一.

(2) 書で扱う漢字をメインテキストに合わせて制限するなどの対応がとられる (注2)。.  また、学習者の状況によっても漢字学習の要点は異なってくる。漢字系学. 習者は漢字の字形にっいては非漢字系よりは有利であるが、母語干渉によ る発音や意味の誤用があり、そこに重点をおいて学習しなければならない。 一方、非漢宇系は書き方も読み方も十分に学習を行う必要がある。  以上のように、漢字の教育方法はさまざまなケースが考えられる。よって、. ある程度の条件を絞ったケースを想定し、それにあった教育方法を形成、 提案し、実践することが必要となる。.  本稿では、初級段階における、コースに「漢字」というクラスが設置さ れ、クラスに非漢字系学習者が含まれ、メインテキストの語彙に合わせた 漢宇の教育を行うケースを想定して、まず、その教育方法について考察し (第2章)、その教育方法に則った授業を行うための前段階としての調査. を行い(第3章)、その結果について考察し(第4章)、構成要素を用い た漢字指導の例を挙げ(第5章)、まとめる。. 2.構成要素を活用した漢字教育  初級の漢字学習・教育において、特に非漢字系学習者が対象に含まれる 場合、その効率的な学習・教育の方法としては、漢字を品詞別など意味の 点から整理したり、字形の点から整理したりするなどの方法が提示され、. 研究がなされている(清水1988、酒井2002など)。本稿では、後者の、特 に字形の点からの漢字の整理について考えたい。.  漢字を字形の点から整理する場合、複数の漢字に共通する部分が用いら れる。高木(1993)は、非漢字系日本語学:習者の漢字学習を考える立揚か ら、その認知スタイルを明らかにする目的で実験を行い、その結果、 「非. 漢字系日本語学習者では、漢字の『字形』に対するパタTン認識が行われ ているということが認められ、漢字の『字形』に対するパターン認識能力 が、漢字学習に影響を及ぼすということが示唆された(高木1993:58)」 と述べている。. 漢字のパターン、すなわち複数の漢字に共通する部分を用いて学習した漢 字を整理すれば、一つの漢字が字形の面から他の漢宇と関連付けられる。. 一100一.

(3) あるものを記憶する揚合、それが他のものと関連付けられれば、それは記 憶の強化につながる。よって、漢字の共通部分を利用して、新出漢字を同 じ共通部分を持っ既習漢字と関連付けて提示すれば、漢字の記憶の強化に つながるだろう。.  複数の漢宇に共通する部分を用いて漢字を整理する際には、漢字の部首を 用いて整理がなされることが多い。部首は、数多く存在する漢字を統合・ 整理するためのものである。歴史的には、『説文解字』において漢字は540 の部首に分けられ、その後、『康煕字典』によって214に整理しなおされた。 この分類が基本的に現在まで用いられている。.  しかし、初級の漢字学習を考えた場合、初級の漢字数では、部首を用い て漢字を整理する際に、各部首にっいて提示できる例となる漢字が少ない。. 日本語教育において、一般に初級段階における漢字の習得数は300宇程度と される。上に見たように部首の数は214である。初級の300字に214の全ての. 部首が含まれるとは考えられないが、それでも一部首に対して提示できる 漢字が多くないことが予想される。.  また、部首を用いた漢字教育を考える際に、初級の特に初期段階では部首. を含んだ漢字が少ないということが言われる。たとえば、高木(1995)は 「それら[部首]が含まれる会意文字などは、初級レベル前半ではあまり 出てこない。 (中略)したがって、部首や偏・芳・冠・脚・構え・縫を生. かして指導ができるのは、文宇の宇形、字種、音訓などがある程度導入さ れ、記憶されてからということになる(高木1995:200、大括弧内は筆者に. よる)」と述べている。部首の提示は、学習者の漢宇学習がある程度進ん だ(中級以降の)段階で行われるべきであろう{注3)。そこで、初級の漢宇教. 育においては、部首ではない、より多くの例を提示できるもので整理され なければならないということになる。. 漢字には部首がある。また、部首ではないが、複数の漢字に共通して現れ る部分がある。本稿ではこれを以下、漢字の「構成要素」とする(注4)。たと. えば加納(1995)は「漢字の字形認、識や記憶の手がかりとしては、伝統的. な部首(偏と労、冠と足、垂れ、にょう、構えなど)も使えるが、部首で なくても繰り返し出現する既知の字形については、漢宇の構成要素として 活用できる(加納1995:5−6)」と述べ、部首ではないが、漢宇の構成要素. として捉えられるものを認めている。川口(1995)も「部首は、漢宇の宇. 一101一.

(4) 形を認識する手がかりとして重要視するが、はじめのうちは伝統的な偏莞 の形に囚われずに、学生の認知しやすい形を、漢字の構成要素として自由 に選び出させる(川口1995:253)」として、部首以外の構成要素を認めて いる(tSS)。本稿では、この部首によらない構成要素を活用して宇形の面から 漢字の整理を試みる。.  部首によらない構成要素を用いて漢字を整理して、繰り返し多くの既習 漢字に触れる機会を増やし、記憶の強化をはかる、それに向けた構成要素 による漢字の分類を行うことが本稿の目的である。トリー二(1992)が「教. 授は可能な限り、学習者が既存知識を利用しやすいようにしてやらなけれ ばならない(トリー二1992:69)」と述べ、奥村(1994)が「一字一字を 確実に覚えていく方式よりも、一字が繰り返し提出される方式が望ましい (奥村1994:4)」と述べるように、新出漢字を学習する際、同じ構成要素. を持つ既習漢字を提出し、既存知識を引き出して、既習漢字と関連付けた り、それに基づいた練習を行ったりすることで、記憶の強化を繰り返し図 ることが出来れば、それは漢字学習に有効なものとなるだろう。. 3.『げんき』所収漢字の部首および構成要素の調査 3−1調査対象教科書について  先に述べたように、本稿は、非漢字系学習者が含まれる、初級段階の、. メインテキストを漢宇の教科書として使用するクラスを想定するため、初 級総合教科書を対象とし、教科書所収の漢字を宇形の面から整理するため. の基礎調査を行う。具体的には『初級日本語 げんき1・ll(以下、げん き)』所収漢字を部首および構成要素により分類する(注6)。.  『げんき』は初めて日本語を学ぶ人が初級の日本語をF聞く・話す・読む・. 書く」の四技能にわたって総合的に学習するための教材である。教科書は 全23課脚)で、大きく「会話・文法編」と「読み書き編」の2部構成となっ ており、漢字は後者の「読み書き編」で扱われ、全23課で317の漢宇を学習 する(t「s)。各課で学ぶ各漢字については、形・読み方・英語による漢字の意. 味・その漢字を含んだ単語・総画数・筆ll頂が提示されている。その後には 練習問題がつけられている{tE9)。練習は「漢宇を分解してできる部品から漢. 字を再構築する問題や漢字から単語を作る問題など、さまざまな形式の練. 一102一.

(5) 習を通じて漢宇に慣れていくことを目標(『初級日本語げんき1』 「本書 について」P.11)」としている。この「漢宇を分解してできる部品」を用い. た練習は本稿の考える練習と通ずるものであり、この練習は『げんき1』 の5・6・7・8・10・11・12課で扱われているが、13課以降は扱われていな い。また、特に13課以降については、既習漢宇の新しい読み方など読み方 の練習のみである。よって、本稿の調査結果を活用すれば13課以降の練習 をより豊かなものにすることも出来るだろう。. 3−−2『げんき』所収漢字の部首および構成要素の調査方法  初級日本語教科書『げんき』所収の漢字の部首の調査方法としては、ま ず『げんき』所収漠宇にっいて『漠検常用漢字辞典』 (1998)を参照して. 部首を決定した。その後、一っ一つの部首に該当する漢宇をまとめ、その 該当漢宇数を出した。.  構成要素の調査方法は、まず部首のみによらずに字形から漢字の構造を とらえている『KANII CARDS』(注10〕を基準に『げんき』所収漢字の構成要. 素を抽出した.その後、t部首の場合と同様に、一っ一っの構成要素に該当 する漢宇をまとめ、その該当漢字数を出した。. 3−−3『げんき』所収漢字の部首および構成要素の調査結果  以下、部首について該当数の多い順に並べた結果を表1として提示する。. 該当漢字は左から教科書の提出順に並べた。また、構成要素にっいて該当. 数の多い順に並べた結果を表2として提示する。該当漢宇は左から教科書 の提出ll頂に並べた。なお、「複数」の漢字に共通する部分をとるため、該. 当数が1のものは除いたeその代わりに1つの漢字から構成要素が1つし かとれなかった漢字で、その構成要素の該当数が1だったもの、および1 つの漢字から複数の構成要素がとれたものでも、その各々の構成要素の該 当数がiだったもの、すなわち構成要素による整理を試みても、『げんき』. において他の漢字と関連付けられないという結果になった漢字を表2の後 ろにあげた。. 一103一.

(6) 表1 部首名. 数. 該当漢字. 部首名. 数. にんべん. 12. 作仕休何住使働体代借供信. め. 3. 真目相. き(木). 10. 本木東来楽業宋案査果. に. 2. 二五. いち. 9. 一三七万上下世不両. ひと. 2. 人以. くち. 9. ロ右員名古同品問台. つち. 2. 土堂. ごんべん. 9. 語読話試計記説怒調. だい. 2. 天大. しんによう. 9. 道近連通週運送遅違. なかれ. 2. 母毎. こころ. 8. 思悪急意心忘悲感. のぎへん. 2. 私秋. じゆう. 6. 十千半南午卒. ひとやね. 2. 今会. た(田). 6. 田男画留界番. みる. 2. 見親. いとへん. 6. 紙結終絶続経. ひ(ヒ). 2. 北化. さんずい. 6. 港海注活洋漢. え(エ). 2. 左工. 該当漢字. ひ(日). 5. 日昔早昼春. しょう. 2. 小少. うかんむり. 5. 家安室宿守. しめすへん. 2. 社神. おんなへん. 5. 好始婚姉妹. はば. 2. 帰市. くにがまえ. 4. 四国図回. あめかんむり. 2. 電雪. ひ(日)へん. 4. 時曜明映. あくび. 2. 次歌. た(タ). 4. 外夜多タ. りっとう. 2. 前別. きへん. 4. 校様枚横. ひらぴ. 2. 書最. とめる. 4. 正歳歩止. 毛んがまえ. 2. 間開. 〈さかんむり. 4. 英花茶若. かん. 2. 年幸. しろ. 3. 百白的. さむらい. 2. 売声. つき. 3. 月朝有. やまいだれ. 2. 病痛. ひとあし. 3. 元先兄. ほうへん. 2. 旅族. しょくへん. 3. 飲飯館. うしへん. 2. 物特. かたな. 3. 分切初. あなかんむり. 2. 空究. こ(子). 3. 学子字. おいかんむり. 2. 者考. いる. 3. 入全内. かばねへん. 2. 死残. ぎようにんべん. 3. 後彼待. すいによう. 2. 夏変. かい. 3. 買貸質. すん. 2. 寺対. てへん. 3. 持授払. つちへん. 2. 地場. ちから. 3. 勉動力. うまへん. 2. 験駅. まだれ. 3. 度店広. おおがい. 2. 題顔. 一104−一.

(7) 部首名. 数. たけかんむリ. 2. 笑答. は(ハ). 1. はち. 該当漢字. 部首名. 数. みずから. 可. 自. 六. て. 1. 手. 1. 八・. とます. †. おつ. 1. 九. おうへん. 1. 理. どうがまえ. 1. 同. にく. 1. 肉. ひ(火). 1. 火. ひつじ. 1. 着. みず・. 1. 水. む. 1. 去. かね. 1. 金. の. 1. 乗. ぽう. 1. 中. しよう. 1. 当. やま. 1. 山. おと. 1. 音. かわ. 1. 川. かくしがまえ. ]. 医. きがまえ. 1. 気. <ちへん. 1. 味. おんな. 1. 女. うお. 1. 魚. ぎょう. 1. 行. くるまへん. 1. 転. しょく. 1. 食. はしる. 1. 走 建. 該当漢字. 料. にし. ]. 西. えんによう. 1. うけばこ. 1. 出. あし. 1. 足. うまれる. 1. 生. おおざと. 1. 部. なべぶた. 1. 京. かばね. 1. 屋. ちぢ. 1. 父. ほう. 1. 方. たかい. 1. 高. のぶん. 1. 教. ぶん. 1. 文. はね. 1. 習. おのづくり. 1. 新. てん. 1. 主. みみ. 1. 聞. ふるとり. 1. 集. はねぼう. 1. 事. はつがしら. 1. 発. くるま. 1. 車. ころも. ]. 表. げん. ]. 言. わかんむり. 可. 写. あめ. 1. 雨. さとへん. 1. 野. また. 1. 友. つきへん. やへん. 1. 知. にすい. 1. 冬. たへん. 1. 町. いしへん. 1. 研. ながい. 1. 長. さら. 1. 皿. 立. れんが. 1. 無. たっ. rl. 一105一. ゴ. 服.

(8) 部首名. 数. かぜ. 1 1. いぬ. 該当漢字. 部首名. 数. 嵐. とり. 1. 該当漢字 鳥. 犬. さと. 1. 重. こざとへん. ]. 院. とリへん. 1. 配. と. 1. 所. ゆみ. 1. 弟. ゆみへん. 1. 強. かねへん. 1. 銀. そうにゆう. 1. 起. くろ. 1. 黒. うし. 1. 牛. もちいる. 1. 用. あか. 1. 赤. りっしんべん. 1. 情. あお. ]. 青. ならびひ. 1. 比. いろ. ]. 色.  部首項目数は全部で149項目あったeその内訳は、それぞれ該当漢字数が 12のものが1つ(にんべん)、10のものrbS 1つ(木)、9のものが4つ(「く ち」など)、8のものが1っ(こころ)、6のものが4つ(「じゅう」など)、. 5のものが3つ(日など)、4のものが6つ(「くにがまえ」など)、3のもの が13(白など)・2のものが32、(;など)、その他、1のものが84である。. 表2 構成要素. 数. 該当漢字. 構成要素. 数. 該当漢字. 圭ree. 17. 本木東校休来楽集業様枚末案相横査果. water. 6. 港海注活洋漢. mo吐h. 16. 四中口右員名古知同味品兄問台回感. enclose. 5. 円南同両内. one. 15. 一三七百万本上下天正同世不両末. evening. 5. 外名夜多夕. sun. 15. 時日曜東書聞明映昔早昼者婚春最. lid却P. 5. 六京夜市卒. pers卯{. 特. 作仕休何住夜使働体代借供信化. prlvate. 5. 私去広払台. earth. 10. 土社去寺地場堂声経幸. templθ. 5. 時持特寺待. tεrI. 10. 十千半南午古早真卒計. word. 10. 語言読話試信計記説調. 』art. 9. 思悪急意心忘怒悲感. moveme就. 9. 道近連通週運送遅違. ri¢6打eld. 9. 田男思町画留界番果. t』r聞d. 7. 後紙結終絶続経. gate. wom呂n. 7. 女好安始婚姉妹. roof. 6. 家安室字宿守. 一106一. axe. 4. 新近所質. child. 4. 学子好字. dlag。nal 5加k音. 4. 九千少乗. ey白. 4. 着真目相. food. 4. 食飲飯館. 4. 聞間開問. grass. 4. 英花茶若. POW巳r. 4. 男勉動力.

(9) 構成要素. 数. 該当漢宇. 構成要素. 数. 員買貸質. vil』ge. 3. 4. 正歳歩止. work. 3. 左空工. tWO. 4. 二五元表. yawn.1ack. 3. 飲次歌. white. 4. 百白習的. altar. 2. 社神. arrOW. 3. 知族医. bamboo. 2. 笑答. be late. 3. 夏冬変. big. 2. 天大. COW. 3. 牛物特. bilbwhg v叩。rs. 2. 会転. d「rection. 3. 旅族方. bird. 2. 曜集. eight. 3. 六八分. blue. 2. 青情. enclosure. 3. 国図回. bow. 2. 強弟. hand2. 3. 事雪当. brush. 2. 書建. hand3. 3. 持授払. center. 2. 映英. king. 3. 理全主. change. 2. 花化. legs. 3. 元先兄. olroumferenc畠. 2. 週調. maste目ord. 3. 住注主. color. 2. 色絶. measure. 3. 寺対守. decomp。se. 2. 死残. moon. 3. 月朝明. disease. 2. 病痛. mountain. 3. 山出両. divi[ation. 2. 外店. oneself. 3. 起配記. dr晶shield. 2. 年幸. 開発研. famil孔clan. 2. 紙婚 火秋. shell,. 4. stOP. pattem,shape. 該当漢字 理野重. P白rson2. 3. 今会全. Fre. 2. person3. 3. 人以内. gold. 2. 金銀. person4. 3. 毎午年. good,P。ssib【畠. 2. 何歌. pe「son.spoon. 3. 北死化. headlpa菖e. 2. 題顔. rain. 3. 電雨雪. hole. 2. 空究. mad. 3. 後彼待. horse. 2. 験駅. se‖. 3. 読売続. lce. 2. 次冬. sheep. 3. 着洋遅. left h帥d. 2. 左友. slanting r。of. 3. 度店広. 2. 仕売. small. 3. 小少当. meat. 2. 有服. sword1. 3. 分切初. mother. 2. 母毎. vehicle. 3. 車連転. needlelsharp. 2. 新親. ・man,warrior. 一107一.

(10) 構成要素. 数. 構成要素. 数. nine. 2. 九究. skin. 2. 該当漢字. 該当漢字 彼服. 打ot yet. 2. 味妹. slumped。。rpse. 2. 屋遅. 01d man. 2. 者考. sound. 2. 音意. ro自ch. 2. 屋室. s飴bbing. 2. 通痛. 十nce seedllng. 2. 私秋. strike. 2. 教枚. rice. 2. 料番. sword2. 2. 前別. right hand1. 2. 右有. tongue. 2. 話活. right hand2. 2. 友度. whg5. 2. 曜習. run. 2. 起走. writing. 2. 文対. see. 2. 見親.  構成要素の項目は全部で111項目であった。その内訳は、それぞれ該当漢 宇数が17のものが1つ(tre・)、 16のものがD(m・uth)s15のものhS2つ(、亘n. など)、14のものが1つ(personl)、10のものが3つ(earthなど)、9のもの が3つ(heart tSど)・7のものが2っ(threadなど)、6のものが2つ(,。。fなど)、. 5のものが5つ(eneloseなど)、4のものが12(axeなど)、3のものが31(arrow. など)、2のものが48(aitarなど)である。また、構成要素を調べた結果、. 『げんき』において他の漢字と関連付けられないという結果になった漢字 は、鳥、黒、用、比、犬、魚、足、行、手、高、生、長、肉、皿、赤、川、. 自・立・入水緬・風気院部、父、無、写の28の齢である。. 4.調査結果の考察  以上の調査結果を、①部首および構成要素を用いて漢宇を整理した場合の. その項目数について、②それらの該当漢宇数について、③他の漢字と関連 付けられなかったものの数について、それぞれ考察する。. 4−1部首および構成要素の項目数  まず、該当漢字を複数(2以上)もっ部首および構成要素の項目の数を比. 較すると噺劃こついては識当齢を麟もつ囎は65ある.一方.tg 成要素にっいては滋当齢を鐡もつ囎はlilある。この結果から、構. 一 198 一一.

(11) 成要素の方が明らかに同じ漢字を何度も提出することが可能である。その 一一. 禔A項目数の多さに学習者の負担増が危惧される可能性もあるが、構成. 要素の形(注11〕一っひとつをおぼえることが主旨ではなく、複数の漢字を関連. 付け、同じ漢字に何度も触れることが主旨なので負担とはならない。また、. 構成要素はそのまま部首となるものも多いので、学習が中級以降の段階に 進んだ際の、部首概念の導入にも有効に働くだろう。. 4−2部首および構成要素の該当漢字数  次に、一つ一つの項目についてみると、その該当漢字の数が部首より構成. 要素のほうが多いことが分かる。部首において、一番多くの該当漢字をも つ項目は「にんべん」であり、その該当数は12である。一方、構成要素に おいては、一番多くの該当漢字をもつ項目は「treelであり、その該当数は. 17である。同様に上位5項目までを見ていくと、部首についてはその該当 漢字数が多い順に、該当漢字数が10のものが1項目、9のものが4項目、8の ものが1項目、6のものが4項目である。一方、構成要素については、同様に 該当漢字数が多い順に該当漢字数が16のものが1項目、15のものが2項目、. 14のものが1項目、10のものが3項目となる。以上のように構成要素のほう がその該当数が多い。これは、部首は1っの漢宇に対して該当数が1つであ り、一方、構成要素の方は、1つの漢宇から複数の構成要素を捉えることが できるということからの結果である。.  以上見たように、部首および構成要素についてみると、その項目数も、各. 項目に該当する漢宇数も構成要素のほうが多い。ここから言えることはそ の項目数の多さから、それだけ多くの機会、そして各項目に該当する漢字 数の多さから、それだけ多くの漢字を関連付けた学習が行えるということ である。これは構成要素を用いたほうが、部首の場合よりも多くの機会、. 多くの漢字を関連付けた学習が行えるということを示していると言えるだ ろう。. 4−3他の漢字と関連付けられない漢字  さらに、『げんき』において、字形の面から他の漢字と関連付けられな い漢字についてみる。部首による整理の場合、宇形の面から他の漢宇と関. 一109一.

(12) 連イ寸けられない漢字とは表1において、その該当数が1となった項目の漢字、. すなわち84の漢字である。一方、構成要素による場合については、字形の 面から他の漢字と関連付けられない漢字は、3−−3で見たように、28字であ. る。ここで、この28字について少し考察を加えると、この28字はあくまで 『KANJI CARDSSの構成要素を基準としたためで、提示の仕方によっては さらにこの数を減らすことも可能である。例えば、「鳥」「黒」「魚」「無」 は「…」を構成要素としてもつと捉えることが可能であるし、「犬」は「大」. やf天jと同じ構成要素をもっと捉えられる。’同様に、3−3で得られた漢 字について、 「yヒ」を「person, spoon」に、 「足」 「高」 「西」 f部」 「風1. を「mouth」に、 「行」を「road」に、 「生」 「赤」をfearth」に、 「肉」. を「person3」に、 F自」を「eye」Lに、「院1を「roofJに、「立」を「sound」. や「needle, sharp」に関連付ければ、字形の面から関連付けることが難しい 漢字の数は更に10まで減らすことも可能となる他12)。.  この数の比較から、構成要素を用いて整理した方が、他の漢字と関連付 けられない漢宇が少ないという利点も見出せる。部首を用いた場合、本稿 で講査した『げんき』の316の漢字において、字形の面から他の漢字と関連. 付けて提示できるものは232字である。一方、構成要素のそれは306字であ ll、その差は74もある。字形の面から他の漢字と関連付けられるかどうか という点から見ても、構成要素を活用した方が有効であることが示された といえるだろう。.  以上見たように、部首より構成要素を用いた方が字形の面から漢字の整 理を試みる揚合、より多くの機会、多くの漢字を提出する漢字教育・学習 麟テえることが示された。. 5.構歳要素を擾用した漢字指導擁  ここ毛実際の授業を想定して、構成要素を活用した漢字の指導倒を提 承したい。ここでは、『げんき』妙課の漢字を学習することを想定して、. その中の一字.曙」という字を学習する際の指導弼を挙げる。.  まず、教寵が墳」という漢字を数度板書するなどして、その形および 書き嬢、函数等を確認する。  そして、「闇」綾どんな部分から構成されているか学生に考え書せ、「問」. 一王1ij−一.

(13) が「門」と「口」に分けられることを確認するeその後、「門」を構成要. 素に持っ酬齢「・」を構成要素に持つ既習灘をそれぞれ学生に出 させ羅認する・この揚面で・本稿の調離果を役立てることができよう。 また、ここで学生に今までインプットしてきた既習漢宇をアウトプットさ せることにより、記憶の強化を図ることができる。  その後、教科書に沿って、「問」の読み(音読みは「モン」訓読みは「と」) および意味(「que・ti・n」)を確認し、さらに教科書に挙{ずられている語彙. を確認し、その語彙を用いた例文を作らせたり、教師が提示したりする。 以上が、字形の面に注目して構成要素を活用した漢字の指導例である。. 6.おわりに  本稿では、漢字の構成要素に注目し、それを活用して、複数の漢字をつ なげることで、漢字学習の効率化をはかる、すなわち漢宇の構成要素を活 用した漢字学習・教育のための、基礎調査を行った。具体的には初級日本 語教科書『げんき』所収の漢字について、その部首と構成要素を調査し、 該当漢字およびその数を提示して考察した。.  本稿の調査結果は、教科書として『げんき』を使用する場合、非常に有 効であろう。つまり、構成要素を利用した新出漢字の提示および練習の作 成、実施などが行える。もちろん、構成要素を活用した字形の面からの整 理だけで漢字教育が十分なものになるとは言えないが、これを従来の漢字 の書き取り、仮名による読みの書き取りの練習やその他の練習に加えれば、. 初級の段階からより漢字の形を意識した練習ができるだろう。また、中級 以降での部首概念の導入や会意文宇、形声文字の学習などの際にも、構成 要素を用いた学:習の経験およびその知識は有効に働くだろう。.  しかし、課題もまた多い。本稿では、構成要素に特に意味を求めなかっ. たため、表2で用いた構成要素の名称を用いて学生に提示したりしてしま うと、その名称の意味にそぐわない漢宇が出てきてしまう。 「この漢字と. この漢宇に共通するこの形」という提示の仕方まででとめておく必要めあ るものも出てくるだろう(注13〕。また、本稿では、本調査結果を活用した指導. 例の提示を行なったが、練習問題等の作成までは至れなかった。これは今 後め課題としたいeさらに、教科書により、所収漢字は異なってくるので、. 一111一.

(14) 他の教科書にっいても、今後同様の調査を進め、各教科書を用いた場合の 学習・教育に役立てられるようにしていきたい。. 注 (1)酒井(1994)など参照。. (2)平田(1994)など参照e. (3〕この他に、西野(1995) 「漢字学習がある程度進んだ時点で、部首に  っいて少しまとめて説明すると学習者は興味を示す(西野1995:169)1、.  岡野(1995)「部首を分析、解説する方式はとらなかった。かわりに、.  類似あるいは同一の冠や偏が、ある程度の数出てきた段階から、約20  課にわたり、新出・既出の漢字をまぜ、字形の構成要素への意識化を  はかり、識別能力を高める練習方式をとっている(岡野1995:120)」  など。. (4)部首すなわち「偏・秀・冠・脚・構え・続などはその漢字が他の字と.  紛れていないかという識別性や弁別性に関して重要な部分(高木  1995:200)」である。部首は中国人、ないし日本人が、つまり、初め.  から漢字ありきの人間が便宜上分けて取り出したものである。漢字を  母語として使用しない学習者が気付く漢字の構成要素とはその持つ意  味が異なるのであるeまた、漢字教育の際には、部首と部首ではない  構成要素の違いははっきりと学習者に指導されなければならない。な  ぜならば、部首は漢字を辞書で引く際に有用であるからである。漢字.  の構成要素では辞書を引いても目的の漢宇には到達できない。清水  (1995)も「部首でない部分にも、漢字として前に習った宇が使われ  ていることを喚起する。例えば、『語』では『言』が部首だが、既習  の『五』と『口』も使われている。このレベルの学習者は、新出の漢字.  の知っている部分を部首と決めたがる傾向にあるから、知っている部.  分と部首の区別は、学習者が納得するまで行う(清水1995125)」と  述べている。部首と部首ではない構成要素の違いは、 「部首としての  偏や労は意味を持っ(西野1995:168)]ということである。漢字はそ  れぞれ意味をもつ。その意味の形成に部首は一役買っているのである。. 一112一.

(15) (5)ここで挙げたものの他、西野(1995)、高木(1995)なども同様に部.   首ではない構成要素について述べている。くわしくは西野(1995)、   高木(1995)を参照。. (6)『げんき』所収の漢字は317字だが、そのうちの「々」は部首および.  構成要素の抽出が行えなかったため、「々」を除く316字にっいて調査   を行った。. (7)第工巻(1∼12課)、第且巻(13∼23課)の全23課である。 (8)先に見たように、初級の学習漢字数が300字程度であることから、『げ.  んき』の317字は初級として妥当な分量だと考えられる。注6も参照。 (9)『げんき』にはメインテキストの副教材として、ワークブックがある。.  ワークブックには、漢字の読み書きや、漢字をなぞる練習が提示され  ている。. (10)『KANn CARDS』はあくまで構成要素決定の「基準」として使用し.  た。それは、名称が同じでも形の異なるもの、また反対に、形が異  なっても名称が同じものが見られたからである。このようなものは、  例えば「person1」「person2」「person3」のように、便宜上整理し直し、.  形を重視して捉える方法をとった。なお、『KANJI CARDS』の他に、  部首によらずに構成要素の抽出したものには『KANJI ABC』などがあ  る。. (11)名称はここでは考えない。表にはあくまで便宜上名前を付した。. (12)本稿では部首によらない字形の面からの漢宇の整理を行うために便.  宜上三『KANJI CARDS』をその基準としたが、この基準にしばられる  必要もないと考える。よって、残った10の漢字も別の漢宇と関連付け  られれば、さらにその数は減らすことも可能だろう。 (13)当然、「この漢字はAとBです。(A・Bは構成要素)」と提示するこ.  とも可能ではあるが、それは会意文宇の場合まで有効であって、形声  文字の場合、部首を担わない構成要素は基本的に音符となり、意味を  持たないので説明ができなくなってしまう。形声文字の音符に関わっ  ては、加納(1993)が、 「現代日本語においても音情報を担っている.  造字成分として十分機能していると考えられる音符を持つ漢宇(形声  文字・会意形声文字)を『現形声文宇』とし、その音符のうち、常用  漢字の範囲内で効率的な漢字学習に役立っと認められるものを特定し、. 一113一.

(16) 日本語教育に役立てることを提案(加納1993:112)」している・本稿. の調査結果はこのような教育にもつながるものとして位置づけること ができよう。. 調査文献 坂野永理、・大野裕・坂根庸子・品川恭子・渡嘉敷恭子(1999)『初級日本  語げんき1』The Japan Ti皿es     (1999)『初級日本語げんき皿』The Japan Ti皿es. 参考文献 アルドトリー二(1992) 「非漢字系学習者のための入門期における漢字.  学習指導の一考察」『世界の日本語教育』2,65−76. 岡蝿美子(1995)「早稲田大学国際部繍」r日本語教師のための漢  字指導アイデアブック』倉1」拓社,116−141 奥村智紀(1994) 「漢宇指導計画に関する一考察一一週当たりの学習時….   間が少ない非漢字圏日本語学習者のために一」『岡山大学留学生セ   ンター紀要』2,1−14 加納千恵子(1992)「漢字の造字成分に関する一考察一日本語教育のため   に一」 『文藝言語研究言語篇』22,43−54.     (1993) 「漢字の造字成分に関する一考察(2)一形声文字の音   符について一」『文藝言語研究言語篇』24,97−114      (1995) 「筑波大学留学生センターにおける初・中級漢字指導」.   『日本語教師のための漢字指導アイデアブック』創拓社,2−19. 加納千恵子・清水百合・竹中弘子・石井恵理子・阿久津智(1993)   『INTERMEDIATE KANJI BOOK VOL. 1』凡人社. 川口義一(1995)「コミュニカティプアプローチと認知科学に基づく漢字   指導の試み」『日本語教師のための漢字指導アイデアブック』創拓社,   250−306. 酒井順子(1994)「認知科学から見た漢字教育へのアプローチー学生の自   立学習を目指した四段階の「記憶法」による実証的漢字指導の試み一」. 一114一.

(17)   『留学生日本語教育センター論集』20東京外国語大学,43−61.     (2002)「漢字学習プロセスにおける調査と研究」『留学生日本.  語教育センター論集』28東京外国語大学,43−59 佐藤保子(1992) 「漢宇学習における動機付けと効率的指導の工夫」『東  北大学日本語教育研究論集、』7,75−93. 清水百合(1988)「漢字部首導入の問題について」『筑波大学留学生セン   ター一日本語教育論集』3,127−137.     (1995)「集中コースでの初級漢字指導」『日本語教師のための.  漢字指導アイデアブック』創拓社,20−28 高木裕子(1992)「非漢字系日本語学習者に対する漢字指導一パターン認   識能力を活かした漢字指導とその問題点一」『関西外国語大学留学生   別科日本語教育論集』3,57−76     (1994)「漢字の構成素を中心にした非漢字系日本語学習者の漠.   字パターン認識能力における質的分析」『関西外国語大学留学生別科   日本語教育論集』4,67−92     (1995)「初めて漢宇学習を行う非漢字系日本語学習者のための.   漢字指導」『日本語教師のための漢宇指導アイデアブック』創拓社,   198−240. 平田真美(1994) 「初級レベルの漢字教育」『留学生教育』6埼玉大学留   学生センター−e75−78. 西野章代(1995)「東京大学大学院工学系研究科土木工学専攻日本語教室   概論」『日本語教師のための漢字指導アイデアブック』創拓社,164−172. 日本漢字教育振興会編(1998)『漢検常用漢宇辞典』財団法人日本漢宇   能力検定協会 宮下久夫(2000)『分ければ見つかる知ってる漢字白川静先生に学んで   漢字の学習システムをつくる』太郎次郎社 Andreas Forester and Naoko Tamura (1994) i{4Aur ABC A Sys tema tic.   APPro・ヨch to fapanese Characters TUTTLE PUBL工SHING. AIexander Kask (1995) ノ醐CAノ?DS Volume!TUTTLE PUBLISHING         (1995) 」[4∧仮6:4RPS Volume2 TUTTLE PUBL工SHING         (2006) KAIVJf CAノ?PS 70iume3 TUTTLE PUBL I SII ING.         (2006) 孟4AクT CA!?DS Volvme4 TUTTLE PUBLISHING. 一115一.

(18) Kanji Learni血g with the Use of’Components: Toward a More Effecdve Kanji Teaching Method 工KEDA Yukihiro. Key wordsl kanj i, component(s), radical(s),”Genl在”’.    In the early stage of Japanese language’education, begi皿ers without the Chinese character background have significant difficulties of lear且ing ka耳ji. It is. important fbr them to repeatedly perceive same characters through the courSe and the kanj i components rather than radicals are the key of廿ieir understanding. As. the first step to forrnulate an effective kanji teaching method usilg the kanji components, this paper identified aIl the radicals and the components of all kanj i in. the elementary level Japanese language textbook called‘‘Genki”and classified them into each radical.and component. As the result, greater numbers of kanji were . categorized into greater numberS of kanj i components compared with radicals. which made clear that the kanji education with the use of kanji components had. every possibility of promoting、effectUal kanji acquire皿ent of Japanese la皿guage leamers without the Chinese character background.. 一140一.

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参照

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