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JAIST Repository: 排出権の認証・検証手続きにおける標準の役割(標準化 (3))

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 排出権の認証・検証手続きにおける標準の役割(標準化 (3)) Author(s) 大沼, あゆみ; 松波, 淳也; 山本, 雅資 Citation 年次学術大会講演要旨集, 21: 965-968 Issue Date 2006-10-21

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/6467

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

排出権 の認証。 検証手続きにおける 標準の役割

大沼あ ゆみ ( 慶 腫大 ) , 松波淳也 ( 法政大 ) ,

0l

山本雅 資 ( 慶 鷹犬 )

排出権 の検証及び認証制度とほ ,あ

る企業が温暖化ガスの 削減プロジェクトを

実施した際に ,削減企業が 主

張 する削減量が 妥当であ るかどうかを 第

3

者が確認するものであ

る。 あ る削減プロジェクトにより 主張さ 削減量が実際の 削減量と等しいかどうかは ,京都メカニズムの 根本に関わる 問題であ 用 効率的な削減の

達成のためには 極めて重要な 責務を担っている.

そのため,京都メカニズムで

取り扱われる 排出 枠 のうち。 実質的に先進国の 排出枠の増加につながるといわ

についてほ,

CD

理事会等の国際的な 枠組みが

くの ルールを定めている。 これらを実際に 施行 するのほ各国の

理事会ほこうした 組織の選定にあ たっては,人的。

金銭的資源に 注 目しているようであ り,実際に排出枠の 認証。 検証をどのようなプロセスで 行うかについては 統一した見解が あ る よう には見受けられない。 すなわち,同一のプロジェクトを 認証したとしても 認証企業によってその 結果が異なる 可をき・性があ るという

ことになり。 今後。 排出枠の市場取引が 活発になった 際には混乱を

招く恐れがあ る。 また,差別化された 認証 を クリアした排出権 に独自のプレミアムが 発生した例もあ り,事業会社にとって は 企業信頼性の 確保とともに 収益拡大の機会とも 考えられる

排出権 取引は巨大市場へと 成長することが 確実視されており。

何 U は

すでに排出権

取引にかかる 標準化戦略

のイニシア テ イブを握るための 方策として

(

京都メカニズム

とほ 別の )

独自の排出権

取引スキームを 開始して

U の排出権 取引市場は現段階ではわが 国の排出権 獲得とば分断ざれているが。

地球温暖化問 を

考慮すれば,こうした

個別市場についても 将来的には統合化されると

考えるのが自然であ るし。 経済効率性 の観点からも 統合が促進されるべきであ る。 その際に,各市場の 表面的な制度が 異なったとしても 各排出権 が どのようなプロセスで 認証されたかが 標準化されていれ ば ,統合に伴 う 混乱を最小限に 食い止めることができ るものと考えられる

本稿では排出権 の歴史,現状を

整理した上で ,以上のような

問題意識に基づいて

,排出権 の認証の標準化を 進めるにあ たっての課題について 検討を行 う

本節では,排出許可証のこれまでの 歴史を整理するとともに ,実際に施行された 排出許可証の 特徴を整理する.

本研究はあ くまでも排出許可証の 認証に関わるものであ るため,密接な

関係はあ るものの,排出許可証の

取引

制度の特徴には 深く言及しない。 表

2

ね 999) がまとめた既存排出権 取引制度の一例であ る

(3)

これをみると ,米国は排 権 取引について 長い歴史を

っていることがわかる。 そして。 排出権 取引の制度 設計としてほ「べースラインアンドクレジット」よりも「キャップ。 アンド。 トレード」方式の 方が政治的に

れられやすいということがその 長い経験から 明らかになっているの

目 / 地域 / 終閾

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京都議定書は 経済効率的に 目標を達成するために「京都メカニズム」と 呼ばれる 3 つの柔軟性措置を この 3 つの措置から 発生する排出 枠 はそれぞれに 呼称があ り,排出量取引を 行 う 場合やバンキンバ や ボロ - イ ングにおける 扱いが異なる。 要 檸が 設定されていない 丼簗憾薔 国 ( 途 @ 綱 ) において 雛出 削減 す Ⅹ ほ 吸収増大 ) プロジ エ タトを 実 離し。 その結果 倖 じた 腓 出離減量 ( Ⅹは吸収増大量 ) に基づいて タ レジットが 発 ㍉される. 共同実施 薬 れ条 盤室効楽 ガス排出 環の 偶河標か 設定されている 附属富 国同 @ が協力して,

約魑薯 園内において 緋田 % 減 ( 又 は 吸収増大 ) プロジ ヱ クトを実施し。 綜崇パ した 靱出 % 減 蝿 ( 丈は吸収 轡 大鐘 ) に基づいて タ レジットが発行さ で お朗 幸舌 ' の 。 ぽ 斉 田 は 笘臼 て れ き 設定 標と 目こ 績う のを @ @ 穏一 一 ノ Ⅰ

f@@ 搬ぢ ス ︵ 楽力 移転

室得 滋取 条 取 財 6 柑わ O o 乃 境省 環 出所

(4)

可言

現段階で日本国内に 排出権 取引は存在しないが ,京都議定書の

約束 期 開を目前に控え ,国内においても 様々な取り組みが 始められている.代表的な 例としては,麦田 概要 自主参加型国内

(

環境省 排

T

)

鼻取引制度ることを 排出権 取引を導入することで

目指している。

参加

,費用効率的に

は 事業者の自由であ 温室効果ガスの

り,旧懐保有参加者」あ

削減目標を達成す る いは「取引参加者」のいずれかとして 参加することができる 年度一箱 年度までの 8 年間で最大約 122 億円の予算を 確保 CR 記 購入プロジェクト

して行っている 事業。 クレジット発行者㈲ D 瑚 理事会,附属書王国 ) から ク レジ ソト を直接取得する「直接取得型」と タ レジットを既に 取得又は今後取得 する見込みのあ る事業者との 間で転売によるクレジット 購入契約を締結する r 間接取得型」があ る

き @ 経 @ 排出権 の認証とは, あ る削減プロジェクトから 発生する C 2 排出量の排出削減の 大きさがどの 程度であ る かを確認することを 指すが。 このプロセスの 標準化け現段階ではなされていない。 確かにで

4/f65

」等が存在するが 認証企業によれば ,それら ほ 不十分であ り,独自の方法論を 開発している 5 年度より開始した 排出権 取引制度であ る 輯 U との リンケージを 始めた,京都議定

(5)

書 における目標達成に 向けて各国の 削減努力は限界削減

用が 均等化するまで 継続されると 考えられるので ,

今後。 排出権 取引が盛んになるとともに 各市場のリンケージが 進んでいくものとみられる.

実際に統合された 後には,どのようなプロセスで 認定された排出権 であ るかによって ,排出権 に記載されて

いる排出量

他市場の排出権 と等価で交換されない 可能性があ る.このような

事態が予測される 場合,排出権

取引の市場自体が 縮小し,柔軟性措置の

優位性であ る効率的な削減目標の 達成が危ぶまれる.こうした

自体を

避けるためにも 排出権 認証の標準化あ るい は 規格化が早急に 議論される必要があ るといえよう。 また,京都議 定書の第 2 約束期間も直前に 迫っていることから ,「標準の形成プロセス」でほ 比較的迅速に 形成が可能であ る「デジュリスタンダード」となることが 予想いれる。

その一方,標準化による 市場。 社会構造への 影響としては ,認証そのものにも

差異化されたものが 出てくる

可能性があ る。 一例としては , 二 シアティ プ をとって開発した「ゴールド。 スタンダード」と 呼ば れる規格が既に 存在する。 「ゴールド。 スタンダーⅡを 満たす排出権 は よ り質の高 い 排出権 と考えられるこ とから, ( 取引価格が高いものの ) C 等を推進する 企業からの需要が 高まりつつあ る ゴールド。 スタンダードは。 事業者側の算定プロセスに 関する認証手続きであ をほじめとする 環 境図 G ㊤の想いを反映したものであ るといえる.ゴ

-

ルド。 スタンダードであ ると 認 れば。 対象プロジ ェクト はより「追加性」があ り,気候変動防止や 持続可能な開発に 貢献しているという 信頼が得られる.また , このクレジットの 買い手の側から 見れば,プロジェクトの 質についてより 高い確実性を 得ることができるので あ る. こうした差異化は 標準的な認証プロセスが 確立してはじめてその 意義を持っ , C は 比較的そ うし た 標準 ィヒ が進んでいるため「ゴールド。 スタンダード」が 可能であ ったと言える ,市場統合における 効率性の 観点に加えて ,環境保全の 観点からも排出権 の認証標準の 確立が強く求められる

考 文献

正あ 鍍 2 ゆ刀磁は丑渤 / 尹 f, の 簗は ,月ゐェぬ . ( 小林。 山本訴 佗 境 保護と排出権 取引 d 。 ) め F

図説京都メカニズム

d,

中央サステ ナ ビリティ研究所 佗 0 翰 P 排出権 取引ハンドブック d 。 中央経済社 東京工業 界 取引所 佗

05)

『エネルギー 使用合理化取引市場設計関連調査 ( おヒ出 削減量取引市場効率化実証等 調 査 Ⅱ,平成 ぇ f 年度経済産業省委託業務 め 「排出権 取引の経済学」,『経済セミナー』, 日本評論社 く議 甘辞 ノ 本稿の作成にあ たり,株式会社中央青山サステ ナ ビリティ認証機構主席審査員吉田麻友美氏。 経済産業省産 業技術環境局環境交渉 官 遠藤健太郎氏,同局環境政策謀環境経済室課長補佐山 澄克氏 よりお話を伺った.記し て 謝意を表したい

参照

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