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学部卒論 kodaira toyolab

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Academic year: 2018

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(1)

ツイート順序による情報伝達の向上

早稲田大学基幹理工学部 応用数理学科4年

1w142154-6

(2)

目次

第1章 はじめに 3

1.1 背景. . . 3

1.2 既存研究との位置づけ . . . 3

第2章 データ収集と解析 4 2.1 retweet,clickとfollower増加の相関関係 . . . 5

2.2 ツイートcategoryの分類 . . . 8

第3章 ツイートcategoryのrotation 12 3.1 categoryのツイート順序とclick数の関係 . . . 12

3.2 1ツイートあたりの期待されるclick数が最大となるrotationの算出 . . . 13

3.3 最大となったrotationの考察 . . . 17

3.4 rotationの効果によるclick数上昇 . . . 18

第4章 今後の課題 21

(3)

1

はじめに

1.1

背景

人々の生活に強く根付き,欠かせないアプリケーションとなったTwitterやFacebook,Instagramな

どのSNS媒体だが,それらの使用方法は多岐に渡っている。最も一般的な使用例としては,個人のアカ

ウントで現在の心境や現状を報告し,followerや友達となっている人に情報を発信することを主としたも

のである。一方,近年では企業や学生団体など,複数人でそのアカウントへログインができる組織アカウ

ントが数多く見られるようになった[1]。その背景としては,アカウント作成時に初期費用をかけること

なく,情報を提供することがを手軽に行えることがあげられる。そのツイートによって,それぞれの組織 が目的とする利益へとユーザーを誘導することが可能になるのである。

 本論文では,数あるSNS媒体の中でも,日本で最もユーザー数の多いTwitterに着目する[2]。Twitter

上で組織アカウントの広告活動を行う上で,ユーザーに伝えたい情報の効果的な伝達方法の提案をする。

多くの組織アカウントの中から,大学サッカー同好会カテゴリを支援する組織アカウント”BeYonD”を分

析の対象とし,今後の広告活動に活かしていくことを目指す[3]。BeYonDで主に扱っているサッカー同

好会同好会カテゴリは,関東だけでも120以上のチームがあるにも関わらず,JFA(日本サッカー協会)に

唯一公認されていない実態が不透明なカテゴリである[3]。BeYonDは,以上の問題を抱えた同好会カテ

ゴリの認知度向上を目的とした組織であり,同好会カテゴリの試合情報やコラムなどを日々,URLに記

事を添付してTwitter上で発信している。

1.2

既存研究との位置づけ

 Twitterで自らのツイートをタイムライン上に流す際には,文字だけでなく画像やタグ,URLを同時 に添付することが可能である。先行研究では,それらの添付によって,情報拡散が向上することが明らか

になっている[4]。Twitterでの情報拡散は,タイムライン上で受け取った情報を自分のfollowerに向け

て再度ツイートするretweetという機能を用いることができる。既存の研究では,画像>タグ>URLの

順にretweetによって情報が拡散されやすいことが分かっている[4]。しかしながら,この先行研究にお

いては,画像やURLの内容については考慮されていない[4]。このことから本研究では,同一アカウント

(4)

2

データ収集と解析

retweetは,自分がフォローしているユーザーの元ツイートを直接retweetする1次retweetや,他

のユーザーによりretweetされたツイートをretweetしていく2次,3次retweetがあるが,最終的な

rtweer数を,そのツイートにおけるretweetと定義する。また,タイムライン上に流れてきたBeYonD

のツイートに添付されているURLをclickして,記事に飛んだ回数をそのツイートにおけるclickと定義

する。同一のユーザーがツイートに添付されているURLを何度もclickすることは非常に稀であること

から,今回の研究では考えないものとする。今回の分析で使用するretweetやclickなどのデータの収集

(5)

2.1

retweet

click

follower

増加の相関関係

図2.1 分析の対象とするBeYonDのツイート例

分析の対象とするツイートは,2016年10月11日から2017年11月30日までにBeYonDよりツイー

トされた389個のURL付きツイートとする。このツイートには,URLをclickすることで読むことので

きる記事の内容をまとめた要約文と画像が,図2.1のように対象とするツイート全てに含まれている。こ

こで,ツイートサンプルの集取期間が13ヶ月分あるため,その期間中のfollower増加によって,clickが

増加している可能性が考えられる。そこに相関関係が見られた場合,ツイートされた時のfollowerの数

を考慮に入れなければならない。また,retweetが多いツイートがclickが多いとは必ずしも限らないた

め,情報の拡散度合いをclick数としても構わないかを検証する必要がある。以上の二つの検証を行うた

(6)

図2.2 各記事におけるretweetとclick

図2.2は全ツイートサンプルにおけるretweetとclickの関係を散布図に表したものである。相関係数

は0.6863761で正の相関が見られた。特に,p値が2.2e−16であることから,ツイート自体のretweet

が上がれば,それに従ってURLの記事を閲覧したユーザーの数であるclickも増えていることになる。

このことから,retweetが増えることによってたくさんのユーザーのタイムライン常にツイートを流し,

URLをclickさせやすくなった。また,ツイートをする目的は,サッカーサークルの情報を記載した記事

をたくさんのユーザーに読んでもらうことであるので,BeYonDから発信されているツイートの伝達の度

合いをURLのclick数と考える。

(7)

図2.3は13ヶ月間の全ツイートのclick数に対して,月末に観測されたfollowers数をプロットしたも

のである。月ごとのfollowerは常に増加し続け,観測期間内で200人以上ものユーザーが BeYonDの

followerになったが,1ツイートあたりのclick数の増加傾向は見られなかった。しかし,これは目視で

の判断であるため,followerの増加とclickに相関がないとはっきり言い切ることはできない。

図2.4 累積のfollower数と月の平均click数

図2.4は,月末ごとに観測したBeYonDのアカウント自体のfollowerに対して,縦軸にその月の1ツ

イートあたりの平均click数をプロットしたものである。Twitter Analyticsにおいて,follower計測の

可能期間が月単位であることから,ツイートを開始してから13ヶ月間のデータに収集のみに留まった。

そのため,p値が基準となる0.005を大きく上回り回帰直線の誤差が大きく,アカウント自体のfollower

増加とclickの増加に関する相関関係は見られなかった。したがって,ツイートの内容とその順番による

(8)

2.2

ツイート

category

の分類

次に,ツイートの内容と順番が記事のclickに影響を及ぼすかを分析するために,記事内容ごとに

category分けを行う。今回収集した 389個のツイートサンプルを記事の対象となっているメンバーや

チームの数,サッカーの試合に関するものかを基準として,以下の5つのcategoryに分類する。

• categoryMoM(Man of the Match)

→ある試合において最も活躍した選手を1名ピックアップして特集する記事

• categoryMR(Mach Report)

→1試合の結果を試合の流れを踏まえ,まとめた記事

• categoryIC(Indivisual Colum)

→サッカーの試合とは関係なく,個人のサークルメンバーをピックアップして特集する記事 (例、美女マネージャー、イケメンプレーヤー、主務特集)

• categoryMT(More than 3 Team)

→リーグ戦や大会結果、新歓情報を3チーム以上の複数チームまとめた記事

• categoryET(Except a Team)

→同好会カテゴリーのチームとそれに所属している選手以外を特集する記事 (例、スパイク特集、ユニホーム特集、テーピング特集)

表2.1 各categoryごとのツイートサンプル数と1ツイートあたりのclickの最小値,平均値,最大値

I 1092378 7 1092378 . 1092378 1092378 1092378 C

16415 16415 E

(9)

図2.5 各categoryにおけるclickの箱ひげ図

図2.5は,表2.1を用いて,各categoryごとの1ツイートあたりのclick数で作成した箱ひげ図である。

最もclickを得やすい傾向があり人気な記事であったcategoryICは,個人に強くフォーカスした記事で

ある。特集された本人がツイートをretweetすることによって,そのfollowerがツイート見た際にclick

をしやすくなったことが原因であると考えられる。次にclickを得やすい傾向があったのはcategoryMT

であった。categoryMTは最も特集しているチーム数が多いため,そこに関与しているメンバーによって

retweetされることによって,そのfolloer達から多くのclickが得られたと考えられる。

図2.6 月にツイートされたcategoryMoMの数と

follower増加の相関関係

図2.7 月にツイートされたcategoryMRの数と

(10)

図 2.8 月にツイートされた categoryIC の数と

follower増加の相関関係

図2.9 月にツイートされたcategoryMTの数と

follower増加の相関関係

図2.10 月にツイートされたcategoryETの数とfollower増加の相関関係

図2.6∼図2.10は月ごとにツイートされたそれぞれのcategoryのツイート数と,その月のfollower数

をプロットした散布図である。図2.6,図2.7,図2.10より,categoryMoM,MR,ETには正の相関が

見られ,これら3つのツイートが多くツイートされるほどfollowerは増える傾向にあることが分かった。

特に,相関係数の大きかったcategoryMoM,MRは,BeYonDがメインで扱っているサッカーの試合結

果の事実を速報するものである。この結果により,記事を見るだけでなく,多くのfollowerが得られると

いうことは,click数はさほど多くなかったものの,その試合に関係のあるユーザーにとってニーズの高

い記事であると考えられる。一方,多くのclickを得られ人気な記事であったcategoryIC,MTは,図

2.8と図2.9より負の相関が見られ,月にツイート数が多くなるほど,followerの増加数は小さくなると

いう結果が得られた。多くの人が興味を抱きやすい万人受けの記事は,定期購読したいと思うほどのもの

(11)

• followerになるほどではないが,click数の獲得に優れた万人受けする記事

categoryIC,MT

• 多くのユーザーからのclickは得られないもののfollowerの増加に効果的な記事

categoryMoM,MR,ET

に分けられ,categoryによって得られる要素が異なることが分かった。ここで得られた結果を以下の図

2.11にまとめる。

MoM

MR

IC

MT

ET 0 200 400 600 800 1000 1200

-1 -0.8 -0.6 -0.4 -0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

fo

ll

o

w

e

r

click

図2.11 各categoryの平均click数と,月にツイート数とfollower増加の相関係数の散布図

もし,clickを得ることに特化するのであれば,categoryをICとMTに絞ってツイートすることが最 も効果的であると考えられる。しかし,そのツイート方法では,より多く大学サッカー同好会の情報を発

信するというBeYonDの目的とはかけ離れてしまう。また,得られるclcik数は少ないが,followerの増

加に効果的であったcategoryMoM,MR,ETは,記事を見るだけでなくfollowerになることから,ユー

ザーにとっては非常にニーズの高い情報であるので,様々なcategoryをツイートした上で,多くのclick

(12)

3

ツイート

category

rotation

2.2で得られた各categoryの特徴を活かし,clickを多く得られる傾向が見られたcategoryICとMT

を中心に,どのような順序でツイートを繰り返してしていけば多くのclick数が得られるかを分析する。

3.1

category

のツイート順序と

click

数の関係

図3.1 categoryMoMにおけるツイートの順序サンプルモデル

まず,各categoryのツイート順序がclickにどのような影響を及ぼすかを検証する。categoryMoMを

ツイートするにあたって,一つ前にツイートされたcategoryごとのclickの値を比較する。時刻1→2,

7→8,8→9の直前がMoMになっているので,これを平均すると,(379.5 + 625 + 500)/3 = 501.5で ある。図3.1はcategoryMoMをツイートする上で,直前のツイートがcategoryMoMであった時の平均

(13)

表3.1 categoryの順序と平均click(平均との比)

65 78 2 2 65 78 23 65 78 1 65 78 24 65 78 04

65 78 2 2 % % .(- . )(. ( (-. ( % - ( %+ ) . 65 78 23 % + ) % % ) ( % ( . ) % ++ + + . % -. ) . 65 78 1 .+% % . % ) )+ - - + %) ( -%+ + - .+. (--65 78 24 - + ( ) . --% ( ( ( .+( ( .( + .( . - ) - % )). -65 78 04 ()+ + +- . ) (- + - - ))% ( (+( . ( + % -- )

I6 96 C E 65 78

E 65 78

表3.1の行は計測する一つ前のcategoryにより影響を受けた各categoryの平均clickと,その値と各

category全体の平均との比を表している。category全体の平均clickより高い値が得られたものを青,平

均より低い値が得られたものを赤で塗りつぶしている。連続で同じcategoryをツイートしているものは,

右下りの対角線上に位置しており,categoryETを除く4つのcategoryでそれぞれ平均のclickを下回

る結果となった。このことから,同じcategoryを連続でツイートすることはclickの減少に繋がってし

まい,得策ではないことが分かった。唯一同じcategoryを続けてツイートしても平均clickを上回った

categoryETは,表2.9より,サンプル数が29と最も少なく,1つのツイートによる影響力が大きくなる

ことから誤差が生じてしまったのではないかと推測できる。以上の結果から各categoryのclickは直前

のツイートに影響を受けて,増減することが分かった。

3.2

1

ツイートあたりの期待される

click

数が最大となる

rotation

の算出

図3.2 rotation(k1, k2, . . . , km)のサンプルモデル

直前のcategoryによって記事のclick数を上げることが可能であることから,各categoryが同じ割合

でストックされている時,全てのcategoryを使った上でツイートする順番を工夫して,1ツイートあた

りの期待されるclick数を上げる方法を考える。表3.1ので直前のツイートによって,次にどのcategory

をツイートするとclick数が増えるかが分かっているので,最も多くのclick数を得ることのできる順番

を継続的に繰り返すことで,1ツイートあたりで期待されるclick数を増やすことができると考えられる。

ここで,いくつかのcategoryを用いた順番を作り,その順番を継続的にツイートする方法をratationと

定義する。ツイートできるcategoryがk1, k2, . . . , kmであった時,rotation(k1, k2, . . . , km)を以上の図

(14)

図3.3 直前がk1, k2であるk2, k1のツイートサンプルモデル

次に,図3.2で定義したrotationにおける1ツイートあたりの平均のclick数を過去のツイートデータ

より算出し,1ツイートあたりで最もclickが得られるrotationを導き出す。図3.3のように直前がk1で

あったk2のサンプル数をns1k2,その合計のclick数をsk1k2 とおき,直前がki,i= (1,2,3, . . .)であっ た時のki+1の平均click数を,

vkiki+1 =

skiki+1

nkiki+1

(3.1)

と定義する。

(15)

上の図3.4のように直前のツイートにのみ影響を受けたツイートを組み合わせrotationを作り出し,そ のrotationにおける1ツイートあたりで期待されるclick数を算出する。ここで,継続的にツイートを行 うrotationをrotation(k1, k2, . . . , km)とした時,1ツイートあたりに期待されるclick数を,

E[rotation(k1, k2, . . . , km)] =

1

m(

m ∑

i=1

skiki+1

nkiki+1

+ skmk1

nkmk1

) (i= 1,2,3, . . .) (3.2)

= 1

m(

m ∑

i=1

vkiki+1+vkmk1) (3.3)

と定義する。次に(3.3)式に従って,全てのrotationにおける1ツイートあたりの平均clickを算出し,

最もclickの多いrotationを見つけ出し,その優位性について考える。2.2で定めた5つのcategoryの中 から2∼5つのcayegoryでのrotationを考え,1ツイートあたりの平均clickが最大となったrotationと 最小のrotationを表3.2に記す。

表3.2 1ツイートあたりで期待されるclickが最大となるrotationとその値

表3.1と表3.2より,最もclickの多かったcategoryICを連続でツイートした時に期待される平均click

であるE[rotation(IC,IC)]=818.7は,E[rotation(IC,MT)]=1002.301より,categoryICを連続でツイー

トした時よりclickが183.601増加するという結果が得られた。同様に、categoryの数を3∼5つと増や

していってもrotation(IC,IC)の平均clickを上回り,順番を工夫すれば多くのcategoryをツイートして

もclickを増やすことは可能であった。また,rotationを作る時のcategoryの数を少なくしていくと,1

ツイートごとのcliclによる影響力が強くなるため平均のclick数が最大のrotationと最小のrotationの

(16)

図3.5 rotation(IC,MT,ET,MoM,MR)における1ツイートあたりに期待される平均click導出の箱ひげ図

図3.6 rotation(MR,ET,IC,MoM,MT)における1ツイートあたりに期待される平均click導出の箱ひげ図

図3.5と図3.6は,categoryを5つ全てを使ってrotationを作り出した際,1ツイートあたりの平均click

数が最大となったrotation(IC,MT,ET,MoM,MR)と,最小となったrotation(MR,ET,IC,MoM,MT)の

箱ひげ図である。この箱ひげ図では,直前のツイートが ki である ki+1 の平均 click 数をki-ki+1 に

おける太線で記入し,5 つのツイートそれぞれの平均 click数の平均を取ったものを赤線で引いてい

る。それぞれ1ツイートあたりに期待されるclick数は,E[rotation(IC,MT,ET,MoM,MR)]=849.987

とE[rotation(MR,ET,IC,MoM,MT)]=572.0717である。rotationを意識してツイートを行うだけでお よそ278ものclick数の差が生じた。また表3.2より,全てのrotationにおける1ツイートあたりの平 均click数は687.1964であるので,5つのcategoryをデタラメにツイートするよりもclickを得やすい

(17)

3.3

最大となった

rotation

の考察

図3.7 categoryを特徴分けしたrotation(MR,ET,IC,MoM,MT)のモデル

図3.8 categoryを特徴分けしたrotation(MR,ET,IC,MT)のモデル

1ツイートあたりの clickが最大となったrotation の特徴について考察する。clickが最大となった

rotationのcategoryを,2.2で得られた結果で分類すると図3.7のようになった。図3.7より,最もclick

を得られる傾向のあったIC-MTをツイートした後に,follower増加に効果的であるET-MoM-MRの順

番を入れ込みrotationを作ることが,多くのclickを得ることに効果的であることが分かった。同様に,

4つのcategoryでrotationを構成した時の,clickが最大となるrotationを分類すると図3.8のようにな

り,図3.7と同じようにclickの獲得に優れた記事と,follower増加に優れた記事をまとめてツイートす

(18)

3.4

rotation

の効果による

click

数上昇

次に,最大となったrotationが,本当にrotationの効果でclickが上昇したのかを検証する。それぞ

れのcategoryを単独でツイートした時の平均click数と,rotation(IC,MT,ET,MoM,MR)における平均

click数の増加を比較した結果が以下の図3.9である。

図3.9 rotation(IC,MT,ET,MoM,MR)のclick比較図

図 3.9より,rotation(IC,MT,ET,MoM,MR)において,MR-IC,ET-MoMの 2つが,それぞれの

categoryを単独でツイートした時の平均click数を大きく上回っていることが分かる。この2つの共通の

特徴として,1人のメンバーにフォーカスした記事であったことから,記事内で扱うメンバー数が1人に

絞られる時,直前のツイートcategoryによる増加が大きくなる。MR-ICとET-MoMの全ツイートサン

(19)

図3.10 rotation(IC,MT,ET,MoM,MR)におけるMR-IC,ET-MoMのツイートサンプル図

図3.10は,直前がMRのICと直前がETのMoMの全ツイートサンプルを,各categoryの平均click

と比較し,平均より低いツイートを赤,平均より高いツイートを青で囲ったものである。ICの直前のMR

は,ICでツイートされたチームということもなく,抽出したICとMoMの直前のツイートには,特定の

法則は見られなかった。しかし,図3.9でclick上昇が最も大きかったICの中でも,特にclickの多かっ

た美女マネが,MR-ICにまとまって抽出された。この美女マネの記事を例にとり,他のcategoryが直前

(20)

図3.11 ICに含まれるMR-ICとMR-ICの美女マネの箱ひげ図

図3.11の一番右はIC全体のclick数の箱ひげ図であり,右から2番目の箱ひげ図はICに含まれ,こ

こで分析を行う美女マネの記事である。この2つの箱ひげ図より,美女マネの記事は最もclick数の多い

ICの中でも,人気な記事であることが分かる。1番左の箱ひげ図は,左から2番目のMR-IC中で,美女

マネの記事のみを抽出して作った箱ひげ図である。このMR-ICの箱ひげと美女マネの箱ひげ図の上昇傾

向より,美女マネの記事は直前がMRである時にclick数が上がることが示すことができた。直前がMR

である時にIC,特に美女マネの記事のclick数が上昇した傾向として,図2.7より最もfollower増加に効

果的なMRをツイートすることによって増えたfollowerが,人気な記事である美女マネをretweetしや

すくなり,click数が増えたと考えられる。したがって,follower増加に効果的な記事でfollowerを増や

した直後に,最も人気な記事をツイートするrotation(IC,MT,ET,MoM,MR)が,clickの増加に最も効

(21)

4

今後の課題

今回の研究では,ツイートされた時点でのfollowerを考慮せずに,ツイートの内容と順番に順番によっ

て記事のclickがどのように変化するかを解析した。1ツイートあたりのclickが最大となるrotationを 算出することができたが,これは過去のツイートデータから計算により求めた値であり,実際に実験を

行って得られた値ではない。したがって,今回算出されたrotationで本当に1ツイートあたりのclickを

増やすことが可能であるのかを実証する必要がある。そのためには,ツイートのサンプル数が最も少な かったcategoryET の記事の執筆に努めなくてはならない。また,BeYonDと同様の活動を行い,高校 サッカーやプロのリーグの特集を行っている企業のアカウントも存在しているので,それらのツイートで

も同様に記事のツイートの順番によって記事のclickにどのように影響を及ぼしているのか検証していき

(22)

参考文献

[1] クレア・ディアス=オーティス『社会を動かす、世界を変える: 社会貢献したい人のためのツイッ

ターの上手な活用法』

[2] Gaiax (2018年1月9日)『【最新版】2017年11月更新!11のソーシャルメディア最新動向デー タまとめ』https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/  

[3] BeYonD(2018年1月9日) @BeYonD circle

[4] 福島達也『情報拡散しやすいツイート要素のモデル化とその実証』

[5] Twitter (2018年1月10日)『Twitter Analytics』https://analytics.twitter.com/ [6] 講談社・ゲキサカ(2018年1月16日) @gekisaka

図 2.1 分析の対象とする BeYonD のツイート例
図 2.2 各記事における retweet と click 図 2.2 は全ツイートサンプルにおける retweet と click の関係を散布図に表したものである。相関係数 は 0.6863761 で正の相関が見られた。特に, p 値が 2.2e −16 であることから,ツイート自体の retweet が上がれば,それに従って URL の記事を閲覧したユーザーの数である click も増えていることになる。 このことから, retweet が増えることによってたくさんのユーザーのタイムライン常にツイート
図 2.3 は 13 ヶ月間の全ツイートの click 数に対して,月末に観測された followers 数をプロットしたも のである。月ごとの follower は常に増加し続け,観測期間内で 200 人以上ものユーザーが BeYonD の follower になったが, 1 ツイートあたりの click 数の増加傾向は見られなかった。しかし,これは目視で の判断であるため, follower の増加と click に相関がないとはっきり言い切ることはできない。 図 2.4 累積の follower 数と
図 2.5 各 category における click の箱ひげ図
+7

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