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第3 回 骨格系( 3 )
日紫喜 光良
医学概論講義 2010.4.20
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概要
• 胸郭
• 腰椎
• 骨盤
• 上肢骨(1)
– 鎖骨 – 肩甲骨
• 上肢骨(2)
– 上腕骨
– 橈骨と尺骨
• 下肢の骨
– 大腿骨 – 膝蓋骨
– 脛骨と腓骨
• 場所の表現(2)
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胸郭を構成する骨
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
• 12個の胸椎
• 12対の肋骨
• 1個の胸骨
解剖生理学46頁図2−12も参照
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胸郭の触知できる主な構造物
• 胸骨頚切痕
• 胸骨角:両側に第2肋骨が連結
• 胸骨体
• 肋骨弓
– 右肋骨弓は、肝臓の下縁の目印
• 剣状突起
Kristin Scott Thomas as Katharine Clifton in The English Patient (1996)
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主な構造物
胸骨角=第2肋骨の高さ 頚切痕
胸骨体 胸骨柄
肋骨弓
剣状突起
解剖生理学図2−12も参照
肋軟骨
肋骨下角
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胸郭をいろいろな方向から 見てみる
図はアナトモグラフィーで作成 左側面
上から
下から
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胸骨
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
胸骨角=第2肋骨の高さ 胸骨柄
頚切痕 鎖骨切痕
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質問
• 胸郭は(①)個の胸椎、(②)個の肋骨、(③)
個の胸骨からなるカゴ状の骨格で、胸腔内臓 の保護と呼吸作用に関与する。
• 胸骨は胸骨柄、胸骨体、剣状突起の3部から
なり、(④)は胸骨柄と胸骨体との結合部で、 両側に(⑤)が連結している。
• 選択肢: 12, 24, 1, 胸骨角, 第2肋軟骨
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心臓の位置を体表に投影すると
静岡市HPより
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kyukyu/sinnma.html
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心肺蘇生( C P R ) の際、 手を置く 場所
• 胸骨上
• American Heart Associationの"Hands-only CPR"についてのビデオクリップを参照。
• http://handsonlycpr.eisenberginc.com/fun_ stuff.html
乳頭を結んだ線と胸骨との交わったところが、圧 迫位置。この部分は、おおむねでよい。
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質問
• CPRは以下のどの曲のリズムでおこなうとよ
いか?
– Thriller (Michael Jackson) – Stayin' alive (Bee Gees) – Dancing Queen (ABBA)
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肋骨( 肋硬骨) ( 1 )
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/ 第1肋骨、第2肋骨
第11肋骨、第12肋骨
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典型的な肋骨の形
第8肋骨 第7肋骨
肋骨頭:肋骨後端(胸椎側)
肋骨角:肋骨体の湾曲が急に強くなるところ
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
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肋骨骨折
• 原因の例:車のハンドルでぶつける。落下し て強打、などの外傷
• 中間位の肋骨が骨折することが多い
• 肋骨で保護される臓器(心臓、心臓に出入り する大血管、肺、気管、気管支、食道、脾臓、 肝臓、腎臓など)に突き刺さることもある。
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腰椎
• 5個の腰椎
• ヤコビー線(左右の腸骨稜の最高点を結ぶ線)上に、 次のいずれかがある
– 第4腰椎の椎体
– 第4、5腰椎間の椎間円盤 – 第5腰椎の椎体
• 腰椎穿刺
– 椎間から脊髄腔まで注射針を刺入する
• (例)脊髄液採取のため(神経疾患の診断)
• 成人では,脊髄の下端は第2腰椎である。したがっ て,これを傷つけないように腰椎穿刺を第3と第4腰 椎の間で行うときにヤコビー線が指標になる。
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ヤコ ビー線
http://www.fujita-hu.ac.jp/~sfujii/satuei/satuei05.html
「Beamの勉強部屋」より
腰椎穿刺の位置決めのめやすとなる
「SSC管理人 ともこ&よしみの部屋」より http://ocussc.at.webry.info/200809/article_35.html
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腰椎椎間板ヘルニア
• 椎間円盤:線維軟骨からできている
– さらに髄核、線維輪、軟骨終板から構成される
• 加齢等により椎間板組織が破綻し、本来の
存在部位から逸脱した状態を、椎間板ヘルニ アという
• 逸脱した椎間板組織が神経を圧迫すると、痛 み(腰痛、下肢痛)、しびれ、下肢の筋力低下 などがおきる
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腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板の構造
腰椎椎間板ヘルニアの概要図
日本脊髄外科学会HPより
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/intro/04.htm
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腰椎椎間板ヘルニアの治療
• 腰椎椎間板ヘルニアは自然経過で軽快するものが多いとい われています。現在までの研究では腰椎椎間板ヘルニアの およそ80-85%の症例は自然経過で軽快すると報告されて います。
• 手術以外のいわゆる保存的療法としては、安静・腰椎コル
セットの装着・腰椎牽引や腰部マッサージなどが行われます。 痛みが高度の場合には腰部硬膜外神経ブロックなどの鎮痛 を目的とした治療法も行われます。内服薬としては、鎮痛消 炎剤・筋弛緩剤・ビタミン剤などが投与されます。これらの保 存的療法が無効の場合には、手術的治療法が行われます。
• 手術的治療法としては、経皮的髄核摘出術(レーザーを使用 するもの、内視鏡的に行うものなど)も開発されています。
日本脊髄外科学会HPより
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/intro/04.htm
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仙骨と 尾骨
仙骨・尾骨の位置
仙骨前面像
仙骨孔
仙骨は、5個の仙椎が癒合し1つの骨になったもの。 船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
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仙骨: 上面と 横面像
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/ 仙骨岬角(こうかく)
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質問
• (①)は5個の仙椎が癒合し1つの骨になったもので、 前面の(②)は癒合のあとである。後面の正中仙骨
稜は棘突起の癒合を示す。4対の(③)孔、(④)孔 は椎間孔に相当し、脊柱管の続きである仙骨管に 始まっている。
• 仙骨の椎体上端前縁部の前方突出部を(⑤)という。
• 仙骨の外側部にある関節面は(⑥)といい、寛骨と 関節する。
• 選択肢: 仙骨、横線、前仙骨、後仙骨、岬角
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骨盤
• 寛骨(左右)、仙骨、尾骨
• 分界線を境に上部の大骨 盤、下部の小骨盤に分ける
– 小骨盤:恥骨結合で閉じた
骨盤腔をつくる。分娩の際の 産道となる。
高井省三, 海老名貴之. 電 脳骨学実習の手引 (1998) 右図:上は男性の、下は女性の骨盤
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寛骨
内側から 見ると 外側から
見ると
前 後 後 前
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骨盤の計測
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
ヒトが立っているとき、上前腸骨稜と恥骨結合上端は、 同一鉛直面上。
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骨盤で触知できる主な構造物
• 腸骨稜:寛骨の上縁
• 上前腸骨棘:腸骨稜の前端
– 縫工筋、鼡径靭帯などが付着
• 上後腸骨棘:腸骨稜の後端
• 坐骨結節
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骨盤形状の男女差( 前面)
恥骨弓の角度
男性(上図): <90° 女性(下図):>90°
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
寛骨臼の大きさと向き
女性:小さく、前に向く 男性:大きく、外に向く
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骨盤の男女差( 上面)
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
骨盤円(骨盤上口)の形と大きさ 女性(下図):より大きく、より卵円形
男性(上図):より小さく、ハート型
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骨盤形状の男女差( 内側面)
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
腸骨稜:
女性(下図):曲がりが少ない 男性(上図):曲がりが大きい
大坐骨切痕: 女性:広い
男性:狭い
仙骨:
女性:より短く、広い(前から見て) 男性:より長く、狭い(前から見て)
女性:後ろへの湾曲が小さい 男性:後ろへの湾曲が大きい
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骨盤形状の男女差( 下面)
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
骨盤下口の広さ:
男性:狭い 女性:広い
坐骨結節
女性は男性よりも、結節 の長さがより短く、結節間 が離れ、外側に突出する。
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質問
女性 男性
骨盤上口の形 横楕円形 ハート形
恥骨下角 (①)角(70 ∼90
度)
(②)角(5 0 ∼6 0 度)
骨盤腔 広い、(③)形 狭い、(④)形 仙骨 幅広く、短い、(⑤)
度が少ない
幅狭く、長い、前方 に強く屈曲
選択肢: 鈍、鋭、円筒、漏斗、弯曲
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上肢骨: 鎖骨と 肩甲骨
• 鎖骨
– 胸鎖関節:胸骨との関節
– 肩鎖関節:肩甲骨の肩峰との関節
• 肩甲骨
– 鎖骨、上腕骨と関節でつながる
– 一見翼のように見えるが、進化的には鳥の翼はヒトの腕 に相当する。肩甲骨と翼とは関係ない。
– 肩峰:肩関節の一部となる
– 烏口突起:筋や靱帯の付着部となる。
– 肩甲下角:触知できる。第7胸椎棘突起の高さにある。
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鎖骨
上面
下面 外側 内側
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
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肩甲骨( 前面と 後面)
船戸和弥 系統解剖学 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/ 前面
肩 峰
烏口 突起
下角
肩甲棘
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肩甲骨( 側面)
肩峰
烏口突起
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鎖骨と 肩甲骨と 胸骨の位置関係
図はアナトモグラフィーで作成 正面から
胸鎖関節
肩鎖関節
上から
(肋骨、脊椎は表示していない)
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質問
• 鎖骨の内側は胸骨と関節((①)関節)、外側は肩甲 骨の肩峰と関節((②)関節)する。
• 肩甲骨は逆三角形をした扁平な骨で、背部で第2肋 骨から第8肋骨にかけてある。(③)は上外側にあり、 上腕骨と肩関節をつくる。(④)と(⑤)は背部皮下で 触知できる。小胸筋・烏口腕筋や靭帯の付着部を
(⑥)という。下角は第7胸椎棘突起の高さにある。
• 選択肢: 胸鎖、肩鎖、関節窩、肩峰、肩甲棘、烏口 突起
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鎖骨骨折
• 上肢にかかった機械的な力は鎖骨を通って 体幹に伝えられる。
• 伸ばした腕から落ちた場合のように、鎖骨に
伝えられる力が大きすぎると、鎖骨骨折をお こすことがある。
• 鎖骨は身体の中でもっとも骨折しやすい骨の 1つである。
• 鎖骨の中央付近で折れることが多い。
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鎖骨と 肋骨と の関係
アナトモグラフィー使用 第2肋骨
鎖骨の圧迫によって、 第2肋骨との間を通 る神経(正中神経) が障害をうけること がある。
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概要( 体肢骨)
• 上肢の骨
– 上腕骨
– 橈骨と尺骨
• 下肢の骨
– 大腿骨
– 膝蓋骨
– 脛骨と腓骨
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上腕骨
Wikipediaより
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/A02404001-029.html 船戸和弥 解剖学
前面 後面
外側上顆 内側上顆
肘頭窩
大結節
小結節 上腕骨頭
撓骨神経溝 三角筋粗面
外科頚
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上腕骨
• 内側上顆:肘の内側。ぶつけると痛みが走ると ころ(尺骨神経が通っているので)
• 外側上顆:肘の外側
• 上腕骨の内側・外側上顆を結ぶ線(Hueterの 線)の上に肘頭がある。
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上腕骨外側上顆炎
• テニス肘
• テニスが原因でなくても起こる
• 肘の外側の痛み
• 短橈側手根伸筋腱の上腕骨外側上顆への 付着部
– 付着部は、幅1cm, 厚さ1mmほどの薄い腱膜で あり、小さなところに大きな負荷がかかりやすい
• 短橈側手根伸筋腱:手の背屈、手根の外転
– バックハンド時の動作
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質問
• 上腕骨にみられる(①)は半球状の関節面を
もち、肩甲骨と肩関節をつくる。近位端の筋 の付着部には(②)と(③)がある。
• (④)は大・小結節のすぐ下のくびれで、骨折 の頻発部位である。
• 選択肢: 上腕骨骨頭、大結節、小結節、外 科頚
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撓骨と 尺骨
撓骨
尺骨
撓骨 尺骨
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橈骨と 尺骨
• 橈骨が外側、尺骨が内側
• 橈骨茎状突起:手首外側に触知。すぐ内側に 橈骨動脈の拍動を触れる
• 肘頭は尺骨の一方の端となる
• 尺骨頭は下端(手首側)
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質問
• (①)突起は手首外側で皮下に触知でき、こ
の突起のすぐ内側で(②)動脈の拍動を触れ る
• 尺骨の(③)は肘部後面の突出で、皮下に触 れる
• 選択肢: 撓骨茎状突起、撓骨、肘頭
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大腿骨
前面
後面 大転子
大腿骨頭
内側顆 外側顆
粗線
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大腿骨
• 大腿骨頭:寛骨弓と股関節をつくる
• 大転子:触知できる
• 内側顆、外側顆: 膝の内側、外側に触れる ことができる
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膝蓋骨
• 膝の皿
• 大腿四頭筋の中にできた種子骨
– 種子骨:腱または靱帯の中に生じる小さな骨で、 腱と骨との摩擦を少なくする。
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脛骨と 腓骨
右足の脛骨と腓骨(太い方が
脛骨)の前面 後面
脛骨粗面
脛骨内顆
腓骨外顆
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脛骨と 腓骨
• 脛骨内側顆、外側顆:触知可能。大腿骨ととも に膝関節をつくる
• 脛骨内果(うちくるぶし):足首の内側のくるぶし
• 腓骨外果(そとくるぶし):足首の外側のくるぶし
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代表的な関節
• 顎関節
• 肩関節
• 肘関節
• 手の関節
• 股関節
• 膝関節
• 足関節
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肩関節
• 肩甲骨関節窩
• 上腕骨の上腕骨頭
• 関節唇
– 関節窩周辺の線維状の組織。関節窩を補強
• 回旋筋の腱が肩関節の関節包を囲む
– 関節包→関節の構造(「解剖生理学36頁」)参照
• 可動域が大きいが、脱臼しやすい
– 上腕骨頭の大きさにくらべて関節窩が小さい – 側副靱帯がない
– そのため、前方に脱臼しやすい
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五十肩
• 肩関節周囲炎
• 炎症(痛み)がある程度おさまるまで痛み、炎 症を除去しながら安静、そのあと、リハビリ
– 「アイロン体操」:アイロン程度の軽いものを持っ て、腕を軽く振るようにして動かす (坂井健雄 よくわかる解剖学の基本としくみ pp38)
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肘関節
• 3つの関節が1つの関節包に包まれる
– 腕尺関節
– 腕橈関節
– 上橈尺関節
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股関節
• 大腿骨頭と寛骨臼との間の臼状関節。
• 関節窩が深く、肩関節より運動が制限。
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膝関節
• 複合関節
– 大腿骨の内側顆と脛骨の内側顆 – 大腿骨の外側顆と脛骨の外骨顆 – 膝蓋骨の関節面と大腿骨の膝蓋面
• 関節半月:脛骨の浅い関節窩を補う:内側と 外側)
• 関節内靱帯:膝十字靱帯
• 側副靱帯:外側側副靱帯、内側側副靱帯
• 大腿四頭筋腱は前面を通り脛骨に着く
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半月板損傷
• 膝関節屈曲時に、ひっかかり感と疼痛。
• 若年者の場合
– 靱帯損傷、とくに前十字靱帯損傷に合併すること が多い。前十字靱帯損傷により、関節が不安定 になり正しい運動がおこなわれなくなると、半月 版に過度の負荷がかかり、断裂にいたる。
• 小児や高齢者の場合
– 明らかな外傷がなくても、前者では円盤状半月版 により、後者では加齢を基盤として損傷が発生す ることが多い。
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場所の表現( 2 )
• 頭(顔を含む)
– 頭 – 顔
• 頚(くび)
• 体幹(たいかん)
– 胸 – 腹 – 背
– 会陰(えいん)
• 体肢(たいし)
– 上肢 – 下肢
―全部で9つの部位
(「解剖生理学」10頁 図1-1)
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頭の部位
• 前頭部
• 頭頂部
• 側頭部
• 後頭部
• 耳介(じかい)部
• 乳突(にゅうとつ)部
(「解剖生理学」11頁 図1-2)
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顔の部位
• 眼窩(がんか)部
– 上眼瞼(じょうがんけん)部 – 下眼瞼(かがんけん)部
• 眼窩下部
• 鼻部
• 口部
– 上唇(じょうしん)部 – 下唇(かしん)部
• 頬(きょう)部
• 頬骨(きょうこつ)部
• 耳下腺(じかせん)咬筋(こうきん)部
• オトガイ部
(「解剖生理学」11頁 図1-2)
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頚の部位
• 前頚部
– オトガイ下部
– 顎下(がくか)三角 – 舌骨部
– 喉頭(こうとう)部 – 頚動脈三角
– 甲状腺部
• 側頚部
– 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)部 – 大鎖骨上窩(だいさこつじょうか)
– 小鎖骨上窩(しょうさこつじょうか) – 外側頚三角(がいそくけいさんかく) – 後頚部(項部)
(「解剖生理学」11頁 図1-3)
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胸の部位
• 前胸部
– 胸骨部
– 鎖骨部
– 鎖骨下部
– 乳房部
• 側胸部
– 腋窩(えきか)部
– 側胸部
(「解剖生理学」12頁 図1-4)
65
腹の部位
• 上腹部
– 下肋部 – 上胃部
• 中腹部
– 左側腹部 – 右側腹部 – 臍(さい)部
• 下腹部
– 右鼡径(そけい)部 – 左鼡径(そけい)部 – 恥骨部
(「解剖生理学」12頁 図1-5)
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背の部位
• 脊柱部
• 肩甲(けんこう)部
• 肩甲上部
• 肩甲下部
• 腰部
• 仙骨部
(「解剖生理学」13頁 図1-6)
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( 右・ 左) 上肢の部位
• 上腕
– 肩峰部 – 三角筋部 – 前上腕部 – 後上腕部
• 肘
– 前肘部(肘窩) – 後肘部(肘頭)
• 前腕
– 前前腕部
– 後前腕部
• 手
– 手背部 – 手掌部
– 指の背側部 – 指の掌側部
(「解剖生理学」13頁 図1-7)
68
会陰( えいん) 部
• 尿生殖部
• 肛門部
(「解剖生理学」14頁 図1-8)
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下肢
• 大腿
– 殿部
– 大腿前面 – 大腿内側面 – 大腿三角 – 大腿後面 – 大腿外側面
• 膝
– 前膝部(膝蓋部)
– 後膝部(膝窩部)
• 下腿
– 下腿前面
– 下腿後面(腓腹部):「ふくらは ぎ」のあたり)
– 外果部:「そとくるぶし」のあたり – 内果部:「うちくるぶし」のあたり
• 足
– 踵部:「かかと」
– 足背
– 足の指の背側部 – 足の指の底側部
(「解剖生理学」14頁 図1-9)