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浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備費補助金および浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備事業に係る地中工作物撤去補助金

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Academic year: 2018

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全文

(1)

浦 監 第 2 2 9 号 平成 2 6 年2 月 2 7 日

浦安市監査委員 黒田 レイ子

同 佐久間 秀雄

同 辻 田 明

平成 25 年度財政援助団体等監査の結果報告の公表について

地方自治法第 199 条第7項の規定により実施した財政援助団体等監査の結果の報告を 決定したので、同条第9項の規定により別紙のとおり公表します。

(2)

財政援助団体等監査の結果報告書

第1 監査の概要 1 監査対象

(1) 浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備費補助金

(2) 浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備事業に係る地中工作物撤去補助金

2 対象となる団体及び担当部署

(1) 補助金交付団体 社会福祉法人宏仁会(以下「法人」という。)

(2) 補助金事務の所管課 健康福祉部高齢者支援課

3 監査の範囲

平成 24 年4月1日から平成 25 年3月 31 日までに執行された団体への出納その他の 事務執行並びに所管課の補助金に係る事務

4 監査の実施期間

平成 25 年8月5日から平成 26 年2月 12 日

5 監査の観点及び方法

補助金に係る出納その他の事務執行状況について、関係資料の提出を求め、担当者 から事情を聴取し、会計諸帳簿、証拠書類との照合等のほか、事業が補助金の目的に 沿って適正かつ効果的に行われているか、また、法人に対する指導監督が適切になさ れているかに主眼をおいて実施した。

第2 補助金交付の背景

1-1 浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備費補助金

老朽化や耐震性の問題を有していた堀江地区の独居老人住宅(いこい荘)の建替 えに伴い、従来のような高齢者専用の住宅とするのか、地域密着型の特別養護老人 ホームとして整備するのかの検討を行った。

その結果、特別養護老人ホームへの入所希望者は年々増加しており、新たな特別 養護老人ホームの整備が急務となっていたことから、地域密着型の特別養護老人ホ ームを整備することとなり、施設の整備・運営主体となる社会福祉法人については、 市有地の無償貸与や建設費等を補助することを条件に、公募により決定することに した。

1-2 浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備事業に係る地中工作物撤去補助金

地中工作物については、独居老人住宅(いこい荘)の解体跡地より存在が確認さ れた障害物で、施設建設に支障を来すため、撤去を必要とした障害物を指すもので

(3)

あり、その撤去に係る費用を市が負担した。

撤去については、2段階で実施され、まず、当初より存在が確認されていた摩擦 杭の撤去工事を行い、その後、基礎工事の段階で新たなコンクリート材、いわゆる ガラと呼ばれる障害物が発見されたことから、その撤去も行ったものである。

2 補助金交付団体の概要

法人は、青森県を中心に特別養護老人ホームやデイサービス等を運営しており、 利用者の「人権尊重」を基本理念として、利用者の生活が豊かであるように、接遇態 度、居住空間及び地域との交流など理念を具体化するケアを実践している。また、サ ービスの質を上げ、利用者の尊厳を維持できるケアを行うためにスタッフの専門性の 向上、知識、倫理観の向上にも努めている。特に、要介護者が食べやすい食事の工夫 や個々の入所者に合わせた快適な生活の実現等に力を入れている。

なお、青森県以外での施設整備は、浦安市が初となっている。 名 称:社会福祉法人 宏仁会

代表者:理事長 長根 祐子

所在地:青森県東津軽郡平内町大字小湊字薬師堂 63 番地 23

3 法人選定の経緯

施設の整備・運営主体となる社会福祉法人については、副市長を委員長とし関係部 課長等から構成する「旧いこい荘跡地における浦安市指定地域密着型サービス事業者 及び指定地域着密着型介護予防サービス事業者の指定に係る選定委員会」を設置し、

「浦安市プロポーザル方式等の実践に関するガイドライン」に基づき公募を行った。 公募の結果、5法人より応募があり、一次審査(書類審査)を経て、対面式のプレ ゼンテーションとなる二次審査の結果、選定委員会により最高得点を獲得した社会福 祉法人宏仁会を内定事業者とした。

応募の受付:平成 22 年 10 月4日~13 日

審査期間:平成 22 年 10 月 13 日~11 月 19 日 内定通知:平成 22 年 11 月 25 日

4 土地使用貸借契約

地域密着型の特別養護老人ホームの整備にあたり、浦安市と法人は、次のように土 地使用貸借契約を締結している。

(1) 貸借物件

所在地:千葉県浦安市堀江六丁目 1922 番1及び 1922 番2 地 目:畑

面 積:761.0 ㎡

(2) 契約期間

平成 23 年4月1日から平成 48 年3月 31 日までとする。

(4)

(3) 契約締結日

平成 23 年4月1日

なお、市は、貸借契約書締結前に行政財産からの用途変更を行い、普通財産とし て貸し付けしている。

また、「財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例」第4条(普通財産の無償貸付け 又は減額貸付け)第1項に基づき、「他の地方公共団体その他公共団体又は公共的団体にお いて、公用若しくは公共用又は公益事業の用に供するとき。」に該当することから、無償 貸与としている。

5 協定書の締結

堀江地区における地域密着型の介護老人福祉施設の運営にあたっては、市と法人との 間で「浦安市堀江地区における地域密着型の介護老人福祉施設の運営協定書」(平成 24 年 10 月 17 日)が締結されている。概要は、次のとおりである。

項 目 概 要

協定書の有効期間 ・平成 24 年 10 月 17 日~平成 48 年3月 31 日

施設の管理 ・宏仁会は、施設を善良な管理者の注意義務をもって管理するもの とし、その使用によって第三者に損害を与えた場合は、一切の責 任を宏仁会が負うものとする。

・前項に規定する場合において、その支出する費用は、全て宏仁会 の負担とし、市に対しその請求をすることができない。

運営の条件 ・老人福祉法、介護保険法その他関係法令に適合すること。特に自 己点検及び自己評価の実施に努めること。

・施設及び備品は、使用目的以外の目的には使用しないこと。

・市の行政方針をよく理解し、積極的に協力すること。

・利用者及び地域関係者との話し合いの要請に応じ、地域に根ざし た施設運営に努めること。

・施設の入所及び利用については、浦安市民のみとすること。(た だし、デイサービスについては、他市の利用者も可)

・宏仁会は、その施設運営に関して周辺住民への説明を十分に行う とともに、必要に応じて適宜理解を得るよう努めなければならな い。

・宏仁会は、その施設運営に関して、市により承認された提案概要 を適正に反映するものとする。

・市は、必要と認める場合は、宏仁会に運営状況の分かる資料の提 出を求めることができる。

(5)

第3 監査の結果

1-1 浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備費補助金

(1) 目的

本市において、地域密着型介護老人福祉施設の施設設備を行う社会福祉法人に対 し、当該施設整備に要する費用の一部に対して予算の範囲内において補助金を交付 するものとし、その補助金の交付について浦安市補助金交付規則(昭和53年規則 第10号)に定めるもののほかこの要綱に定め、もって地域密着型介護老人福祉施 設の整備促進を図ることを目的とする。

(2) 補助対象事業

補 助 金 の 交 付 の 対 象 と な る 事 業 は 、 事 業 者 が 行 う 施 設 整 備 で あ っ て 、 原 則 として千葉県介護基盤緊急整備特別対策事業交付金及び千葉県地域密着型施設等 の開設準備支援等事業交付金の交付の対象となるものとする。

(3) 補助金の額

補助金の額は次の基準に基づき、かつ、予算の範囲内とする。

類 型 補 助 基 準 単 価 サテライト型 3,000,000 円×入所定員 単独型 4,000,000 円×入所定員

地域密着型の特別養護老人ホームには、サテライト型と単独型がある。

サテライト型は、本体施設となる特別養護老人ホームが、車で 20分以内にある場 合にあり、調理室や医務室の簡略化や、本体施設との連携によって職員の合理化が図 れるものとなっている。

単独型は、本体施設が存在しない、通常の地域密着型特別養護老人ホームを指すも のである。

補助基準単価については、「千葉県介護基盤緊急整備特別対策事業交付金」との整 合性を図り、単独型は1床につき 4,000,000 円と同額としたのに対し、サテライト型 については、設備の一部簡略化が可能であり経費の削減が図れることから、単独型に 対して 1,000,000 円の減額とし、1床あたり 3,000,000 円としている。

(4) 交付申請

補助金の交付を受けようとする事業者は、次に掲げる書類を添付して、補助金交 付申請書により市長に申請する。

ア 補助を必要とする理由書

イ 地域密着型介護老人福祉施設の施設整備に係る事業計画及び収支予算書 ウ 国又は他の地方公共団体等から補助を受け、又は受けようとする場合には、

その補助の方法及び程度を記載した書類

エ 直近の会計年度の決算における財産目録、貸借対照表及び収支決算書 オ その他市長が必要と認める書類

(6)

(5) 実績報告

補助金の対象となった施設整備に係る事業が終了したときは、次に掲げる書類を 添付して、実績報告書を市長に提出する。

ア 工事請負契約書

イ 工事中及び完成後の写真 ウ 事業報告書及び収支決算書 エ その他市長が必要と認める書類

1-2 補助金交付の経緯

(1) 補助金交付決定額

平成 23 年 10 月 1 日 交付申請

申 請 額 116,000,000 円

(内訳) 4,000,000 円×29 床

※堀江地区の地域密着型介護老人福祉施設(特別養護老人ホ ーム)は、「単独型」に該当する。

平成 23 年 10 月1日 交付決定 交付決定額 116,000,000 円

平成 24年2月1日 事業費の計画変更(東日本大震災の影響により、重機、 資材等の確保が一部困難になり、人件費も当初の計画 より要したことや、近隣住民への配慮として、日照の 確保や躯体の一部セットバックを必要とし、設計の変 更を行った。建設費は、36,590,000 円の増額となった が補助金については変更なし。)

事業費 変更前:309,700,000 円 変更後:346,290,000 円 交付決定額 116,000,000 円

平成 24 年 10 月 18 日 実積報告 事業経費総額 346,290,000 円

交付確定額 116,000,000 円

1-3 工事請負契約の概要

建設工事事業者の選定については、法人に対し浦安市の契約事務に準ずる形で契 約を進めるよう指導し、平成 23 年 11 月 25 日に市職員も立ち会い、浦安市商工会議 所において、法人により一般競争入札が行われた。

なお、入札実施公告については、法人ホームページ及び建設新聞へ掲載し、周知し ている。

(7)

(入 札)

平成 23 年 11 月 25 日 一般競争入札を実施(3社参加)

落 札 額:321,000,000 円(税抜) 落札業者:関東建設工事株式会社 予定価格:359,549,000 円(税抜) 最低制限価格:287,639,000 円(税抜)

(契 約)

項 目 変 更 前 変 更 後

契約金額(税込) 337,050,000 円 346,290,000 円 工 期 平成 24 年1月 10 日~3月 31 日 平成 24 年1月 10 日~8月 31 日 契約締結日 平成 24 年1月9日 平成 24 年3月 31 日

当該施設の整備については、平成 23 年度における単年度事業を予定していたが、東日 本大震災の影響や近隣住民への配慮から一部設計を変更したこと等に伴い、工期の延長 が必要となった。

その結果、当初の予定であった平成 23 年度末の竣工が困難となり、合わせて地中工 作物の撤去も年度内は困難となったため、全額平成 24 年度へ繰越しされている。 なお、平成23年度末の竣工が困難であると明確に判断された時期が、平成24 年2月で あったことから、平成 24 年3月補正及び平成 24 年度予算要求に間に合わず、平成 23 年 度からの全額繰越しとなったものである。

1-4 施設整備に係る法人等との協議・調整等

施工業者が決定して以降は、毎月、連絡会議(法人、施工業者、設計会社、市介 護保険課及び高齢者支援課担当者が出席)を開催し、工程の進捗状況や、近隣住民の 方々の問い合わせ、懸案事項の発生等について法人及び施工業者より報告を受け、工 事が適正に行われているか、適宜、確認している。

合わせて、必要に応じ現場巡回も随時実施し、報告内容に相違がないか、また、適 正に工事が行われているか、実際に確認を行っている。

2-1 浦安市地域密着型介護老人福祉施設整備事業に係る地中工作物撤去補助金

(1) 補助対象事業

補助金の交付の対象となる事業は、独居老人住宅いこい荘解体後の跡地の地中の 工作物を撤去する事業とする。

(2) 補助金の額

当初予定分:補助金の額は、実際に支出した費用と 2,400,000 円のいずれか低い 額とする。

※平成23年度当初予算では、3,000,000円(人件費、技術経費、材料費、 機器取扱料、その他経費等)を予算額としていたが、東日本大震災の影 響により、市の方針として当初予算額の2割を減額補正することが決定 されたことから、2割相当額の 600,000 円を減じ 2,400,000 円としたも のである。

(8)

追 加 分:補助金の額は、実際に支出した費用と 850,000 円のいずれか低い 額とする。

※850,000円の補助単価については、法人を経由し施工業者より見積も りを徴収し、その積算内訳の適正を判断し、決定したものである。

※なお、当該補助金の「目的」、「交付申請」及び「実績報告」については、上記「浦 安市地域密着型介護老人福祉施設整備費補助金」の記載事項と同様である。

2-1 補助金交付の経緯

(1) 補助金交付決定額(当初予定分) 平成 24 年3月 1 日 交付申請

申 請 額 2,400,000 円

(内訳) 要綱による 平成 24 年4月1日 交付決定

交付決定額 2,400,000 円 平成 24 年 10 月 18 日 実績報告

事業経費総額 3,979,500 円 平成 24 年 11 月 27 日 確定報告

交付確定額 2,400,000 円

(2) 補助金交付決定額(追加分) 平成 24 年 10 月 1 日 交付申請

申 請 額 850,000 円

(内訳) 要綱による 平成 24 年 10 月1日 交付決定

交付決定額 850,000 円 平成 24 年 11 月 12 日 実績報告

総事業費 843,035 円 平成 24 年 11 月 30 日 確定報告

確定金額 843,035 円

(3) 地中工作物処理方法及び業務完了の確認方法

事前に補助金申請に係る事業計画書等を提出させ内容を精査するとともに、市担 当者において現地巡回も行い、撤去工事が適正であるかも実際に確認し、補助金を 交付している。また、処分が適正であるかどうか確認するため、産業廃棄物の処分 に際し交付される証明書の写しも添付させている。

なお、地中工作物の処理については、施設建設の落札業者が行っている。

3 施設概要

名 称:地域密着型特別養護老人ホーム 清風荘うらやす 所 在 地:千葉県浦安市堀江六丁目8番 33 号

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施設の種類:地域密着型特別養護老人ホーム 入居定員 29 名

ユニット型個室 3ユニット 個室 12.04 ㎡~15.22 ㎡ 建 築 面 積:452.70 ㎡

延 床 面 積:1,260.41 ㎡(地上3階) 構 造:鉄筋コンクリート造

併 設 機 能:デイサービスセンター 利用定員 10 名

4 施設の特徴

地域密着型:地域交流スペース・ボランティアルームの設置

災害時対応:緊急時対応のための職員連絡体制の確保、停電時の電源確保・災害時 福祉避難所の提供

食事の重視:手間を惜しまず、細やかな個別対応

認知症ケア:専門的ケア(パーソンセンタードケアの実践)と家族カウンセリング 等の実践

※パーソンセンタードケア:認知症をもつ人を一人の“人”として尊重し,その 人の視点や立場に立って理解し,ケアを行おうとする認知症ケアの考え方。

生活支援技術:拘縮改善プログラムの実施

※拘縮(こうしゅく):関節に原因がなくて、関節が動かなくなる状態。

5 決算状況

施設整備に係る歳入・歳出の決算状況は、次のとおりである。

<歳入> (単位:円)

項 目 収 入 済 額 備 考

介護基盤緊急整備等臨時特例交付金 116,000,000 400 万円×29 床 浦安市地域密着型サービス拠点施設整備費

補助金

116,000,000 400 万円×29 床

浦安市地中工作物撤去補助金 2,400,000 843,035

借 入 金 98,000,000 (独行)福祉医療機構

自 己 資 金 17,869,500 建設積立金(経理間繰入金収入) 計 351,112,535

<歳出> (単位:円)

項 目 支 出 済 額 備 考

建設工事費 337,050,000 関東建設工業(株) 設計・監理費 9,240,000 スタジオオクアキ

(10)

地中工作物撤去費

3,979,500 843,035

関東建設工業(株) 杭、コンクリート等撤去 合 計 351,112,535

6 施設への指導・監督等

施設の整備後においても、市は、法人に月次報告として月初に最新の入所者、待機 状況等を記載した報告書を提出させ、常時その運営状況を詳細に確認できる体制をと っている。

また、入所者・退所者があるたびに、随時、入所・退所連絡票の報告を受けている とともに、定例で毎月ごとに入所状況届を提出してもらい、入所者や空床状況の把握 に努めている。

さらに、2か月ごとに施設で開催される運営推進会議に市職員が出席し、施設運営 の状況について確認するとともに、必要に応じて要望・助言等を伝えているなど、一 連の連携体制のもと、市としても施設の適切な管理・運営について関わっている。

7 補助金交付の成果

当該補助金の交付により、円滑な施設整備が実現できたとともに、平成 24 年度か ら平成 26 年度を対象とした、第5期介護保険事業計画上の需給見込みに即した施設整 備が行われた。

また、清風荘うらやすは、定員29名の地域密着型の特別養護老人ホームであるが、 初期に入所した 29名のうち22名は、従前から市内の特別養護老人ホームの入所を希 望していた待機者であったことから、当該補助金の交付により円滑な施設整備が実現 できたことで、その一部が解消されたものである。

8 監査結果

市からの補助金については、目的に沿って適正かつ効果的に執行されていた。 また、所管課における補助金に係る指導監督及び効果の確認は、適切に行われてい た。

参照

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