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押印と紙の廃止が新しい窓口のカタチを創造する コラム 自治体職員有志の会 公式HP

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Academic year: 2018

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*本コラムは「自治体職員有志の会」(http://sites.google.com/site/cdkikaku/)の会員が交替で執筆します 。

ここ数年、爆発的にスマートフォン(以下「スマ ホ」)の普及が進んでいる。私は、近い将来ケータイ も製造されなくなり、スマホだけになると思っている。

そういう近未来を描いて今の自治体を見ると、や らなければならないことがある。それが、「自治体の 手続きにおける押印と紙の廃止」である。

すでに「押印があるから本人の申請(届け出)だ」 という理屈が詭弁なのは明らかで、マイナンバー制 度が始まれば、本人確認はマイナンバーと認証キー の照合で十分だ。明らかに本人ではなくても、番号 と認証キーが一致していれば委任されているとみな せばいい。これでも記名、押印よりは精度が高いだ ろう。

この観点から見れば、「実印」の概念も「印鑑登録」 という業務も不要かもしれない。様々な制約でマイ ナンバーが使えないとしても、デジタル端末で本人 確認をする方法はいくらでもある。e-Taxで使う電

子署名などは好例である。

窓口で字を書かせることも廃止だ。タッチパネル で申請や届け出の内容を選んでもらえばわかりやす いし、誤記入も減る。どうしても書きたい人がいれば、 タッチパネル上で書いてもらえばいい。

タッチパネルというユーザーインターフェース

(以下「UI」)機器は、限りなくバリアフリーであり、 高齢者や情報端末に弱い人にも最適なUIを提供で きる。年齢や国籍などに応じて臨機応変にUIを変え ることも,読み上げることも容易だ。

自治体も事務が簡略化できる。今は紙に書かれた 内容を誰かがデータ化しているが、タッチパネルで 入力していただけばその時点でデータである。その 上で、これらの手続きをスマホ向けのアプリにすれ ば窓口に来てもらう必要もない。決済方法も多様だ から、手数料等の収納もさして頭を悩ませる問題で はない。住民が各々持つスマホが窓口になるのだ。

この政策は、技術的には今すぐにでも可能だ。財 源は、業務の効率化による人件費の削減で賄えるだ ろう。いずれはどこの自治体も当たり前になると思 うが、1日でも早く実現して欲しいという想いをこめ て、ここに提言する。

この議論の続きは有志の会のメーリングリストで 行いたい。

(岡山市職員/寺島直樹)

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押印と紙の廃止が新しい

窓口のカタチを創造する

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