2015年12 2日 担当:佐藤 ほ
1 看護過程 看護方法論 第11回 看護計画具体策 立案
1. 看 護 計 画 概 要
² 看護問題 明 問題 解決 一人一人 患者 合 援助方法 介入方法 考え
⇒個別 欲求を考慮 入 た看護ケアを計画す
² 看護計画
• 問題 解決 緩和 時 患者 う 状態 あ 望 い いう目標 期待さ 成果 設定 そ 目標を達成す た 実施す 援助 方法や手段を具体的 示した
• 看護計画 患者 病状や日常生活 状況 変化 伴い 変化 得
² 看護計画立案 プロセス
基本的欲求 未充足 状態 看護問題 優先順位を決定
基本的欲求 充足 必要 目標 期待さ 成果 を設定
2. 計 画 立 案
患者一人一人に対して、個別性を尊重した適切な援助を行えるかは
・アセスメントと看護問題の明確化により、適切な看護問題を挙げられている
・看護問題の関連因子・危険因子を挙げられている
・患者の全体像を捉えることができている 次第です。
1 問題 種類 応 援助 方向性
実在型 看護問題 対 援助:問題 う
問題 引 起こ い う
リスク型 看護問題 対 援助:
問題 引 起こ 危険因子 く 軽減 う
2 具体的 介入策 介入計画 種類 そ 内容
計画:Observation Plan ( ) 観察 項目 関 計画
計画:Treatment Plan ( ) 直接患者 実施 援助 関 計画 計画:Education Plan ( ) 指導や相談 情報提供 教育 関 計画 目標 達成さ 具体的 援助方法を立案
2015年12 2日 担当:佐藤 ほ
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※計画 内容
ü 患者にとって安全であること ü 知識の裏付けがあること ü 現実的であること
ü 患者の価値観や目標と矛盾しないこと ü 具体的に記載すること
ü 効率、効果的に問題が解決するように、患者の状況に即してさまざまな視点から挙げる 3 具体策 記載 原則: を活用して援助内容を具体化する!
計画の種類 内容
観察計画
O-P (Observation Plan)
• 取り上げた問題がどのような経過をたどっているかを判断する観察項目、ケアを提供 する時に重要となる観察項目を具体的に記述する。
• 何をどのような手段で観察するのか、具体的に記述する。
• T-P や E-P が安全で適切かを、計画実施前に判断するための観察項目となる。
• T-P や E-P を実施した結果、目標達成に至ったのかを判断するための観察項目となる。 直接ケア計画
T-P (Treatment Plan)
• 看護師の患者に対する直接的な行為を示す。
• 問題解決のために直接的に対象に関わる行為を記述する。
• 医療処置(酸素吸入や吸引、与薬など)や日常生活の援助(清拭や食事介助など)、 機能訓練、レクリエーションなどを具体的に記述する。
• いつ、誰が、どこで、何を、どのように実施するのかを明確に記述する。
• 全面的に援助するのか、部分的に援助するのか、見守りにとどめるのかを明記する。 教育計画
E-P (Education Plan)
• 問題解決のために対象に行う指導、相談、情報提供、教育に関する内容とその方法を 記述する。
• E-P の立案前に必ず、患者の知識や学習に対する準備状況をアセスメントする。
• 患者の好みの学習スタイルを優先し、取り入れられるよう工夫する。
• 患者自身が能動的に学べるような指導方法・指導媒体(口頭、パンフレット、視覚教 材など)を用いる。
• 専門用語ではなく、患者が容易に理解できる言葉を用いる。
• 対象が積極的に問題を予防、緩和、解決できるための知識や具体的な方法、内容を記 述する。
• 患者の動機づけ、行動変容をねらいとした内容にする。
• 例えば「高血圧症の食事療法についてパンフレットを活用して指導する」というよう に対象の個別性を反映させた具体的内容と方法を記述する。
• いつ、誰が、どのような方法で、何を、どのようにして指導、教育、情報提供等行う かを明確に記述する。
(When):その援助を実施する時機、頻度 (Who):患者、看護師など
(What):実施する援助内容 (Why):援助を必要とする理由
(Where):援助を行う場所(病室、検査室、リハビリテーション室など) (How):手順や留意点、配慮する点など
2015年12 2日 担当:佐藤 ほ
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※具体的に記載する
※だれが見ても同じ行動がとれるように記述する
※患者の自立を妨げないよう、生活様式や価値観、考え方を尊重して援助方法を選択する
※患者に不足している体力・意思力・知識を高められるような援助内容を考える
※効率、効果的に問題が解決するようにさまざまな視点からできるだけ多くの方法を挙げる
3. ク ニ パ ス 標 準 看 護 計 画 い
² ク ニ パス ク テ パス
• 疾患や治療 対象 患者 到達目標 設定 入院 退院 時間経過
沿 ケ 計画や治療 検査 一覧表 ド ン
• 治療や看護ケ 経過 件数 多い疾患 活用さ こ 多い
• ド ン 沿 経過 場合 そ 状況 合わ 対応 行わ
² 標準看護計画 ス ン ドケ プ ン
• 疾患別 症状別 看護診断別 立 凡そ 患者 当 基本的 看護計画
• 一般的 あ 活用 時 過不足 修正
応 内容 いく
• 標準看護計画 そ 個別性 反映さ 用い う 患者 適切 看護ケアを実
施す こ い
参考文献
茂 香 . (2015). 基礎看護技術Ⅰ, 医学書院.
フ ロ, R. (2014). 基本 学ぶ看護過程 看護診断, 医学書院. 香春知永, 齋藤や い. (2014). 基礎看護技術, 南江堂.
看護問題 目標 看護計画
E
床 排泄 い くさ
床 排泄 看護師へ 遠慮 や気兼
水 摂取 低
△△△△△△△ P 便秘 スク S
排便 減少 時 々 く 昨 日 便 器 当
け 落
着 く 寝
力 入 く
1.安静臥床期間中 適 排 便パ ン 維持 こ 2.床 排泄時 圧 け方
習得
3.床 排泄時 看護師へ 遠 慮や気兼 低減
4.◇◇◇◇◇◇◇
O-P
1 排便 状態 回数 時間 便 性状
2 蠕動運動 無 3 ●●●●●● 4
T-P
1) ○○○○○○○○○○ 2) 起 床 時 び 毎 食 後 コ ッ プ 1杯 水 摂取 促 看護師 準備
※好ましく い記載例
定期的 水 摂取 促 ← 定
期的 具体的 い ?
3 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽