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格付け分析レポート(平成26年度) 格付けの取り下げについて 宮崎市

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(1)

---2014

12

2

宮崎市

発行体格付け:

A

/ポジティブ/

A-1

アナリスト:

杉原健介、東京 電話03-4550-8475

山本武成、東京 電話03-4550-8656

主な格付け要因

強み

• 流動性が極めて高水準である。

• 財政パフォーマンスが非常に強い。

• 国によるシステムサポート(制度的支援)を受けている。

弱み

• 移転収入への依存度が比較的高く、財政の柔軟性は弱い。

• 債務負担は改善基調にあるものの、依然として非常に高水準である。

格付け根拠

宮崎市の格付けは、財政パフォーマンスが非常に強く、流動性が極めて高水準である

とスタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」)が評価して

いることを反映している。また S&P が、日本の地方自治体運営の制度的枠組みを非常

に予見可能で均衡のよく取れたものと評価していることや、市の偶発債務が低水準であ

ると評価していることも、格付けを下支えしている。市の経済と、財政運営について、

S&Pはそれぞれ平均的、中位と評価しており、いずれも格付けにとって中立的要因であ

る。一方、格付けの制約要因としては、非常に高水準の債務負担と、弱い財政の柔軟性

が挙げられる。

S&Pは市の財政パフォーマンスを非常に強いと評価しており、市の格付けを支える最

大の強みであると考える。投資的活動を除く経常的な行政活動の歳入に対する同収支の

比率(S&P 調整後ベース、経常的マージン)は 10%超と健全な水準にあり、投資的活

動後ベースの収支はプラスである。今後 3 年間、経常的マージンは概ね 10%超の健全

な水準で推移し、投資的活動後ベースの収支は、ほぼ均衡もしくは小幅のプラスとなり、

債務負担の改善に資すると S&P はみている。市はこれまで、近隣自治体との合併によ

(2)

収入が予測を下回っていることに伴い、投資に優先順位を設けて選別することで投資的

経費を削減している。

S&Pは、日本の地方自治体運営の制度的枠組みは非常に予見可能で、均衡がよく取れ

ていると評価している。政府間システムが成熟しており、中央政府により地方自治体に

対する規制とその財政が厳格にコントロールされていることから、システムにおける予

見可能性と透明性・説明責任が確保されている。また S&P は従来、政府間システムの

もとで日本の地方自治体の歳入と歳出が均衡していることをプラス要因として評価して

いる一方で、中央政府の脆弱な財政状態をその制約要因と考えている。また、日本の地

方自治体の信用力を支える制度的枠組みは、1)財政健全化制度に基づく支援がタイム

リー性に欠ける、2)中央政府の財政難が進行している――ために、比較対象となる一

部の国の制度ほどには強固でないと考える。

S&Pは市の偶発債務を低水準と評価している。市の外郭団体の数は限定的であり、訴

訟などのリスクも限られている。一方、市は地震、台風、伝染病といった自然災害によ

る損害のリスクにさらされてり、S&Pはこうしたリスク要因を評価に織り込んでいる。

市の経済については平均的であると評価している。市民 1 人当たりの市内総生産

(GDP)は約 3 万ドル(現在の為替レートに基づき S&P 推定)と、全国平均を下回る。

市の経済成長見通しは、国内の格付け先の他の市や県の大半――地元経済に多様な成長

産業が集積し、また従属人口の比率が相対的に低い――に見劣りする。

市の財政運営については中位と評価している。市が財政規律を順守してきていること

は、2 期目を迎えた戸敷正市長が市議会との良好な関係を維持していることに支えられ

ている。市の長期総合計画と、関連する中期財政計画は、市の事業の安定性と予見可能

性に寄与している。市は 2018年に至る現行の10カ年計画のもとで、合併計画後の期間

に移行しつつあるが、中・長期計画の策定において財政規律が維持されるとの S&P の

見方は、財政運営の評価に織り込まれている。

S&Pは引き続き市の財政の柔軟性を弱いと評価している。これは、今後3年間、経常

的歳入に対する調整可能な歳入の比率は約 45-50%、歳出総額に対する資本的支出の

比率は約 10-15%の水準でそれぞれ推移するとの S&Pの見方に基づく。歳入の柔軟性

に対する制約は制度的枠組みを反映していると S&P ではみており、財政の柔軟性が今

後2年間で著しく改善することは想定していない。

S&Pは市の債務負担を非常に高水準と評価しており、格付けの主な制約要因であると

考える。直接債務の経常的歳入に対する比率は 2016 年度(2017 年 3 月期)まで約

150%の水準にとどまり、全会計ベースの債務残高は S&Pの想定する最も保守的なベー

スの同経常的歳入の約 240%になると予想している。新規の投資的経費はこれまで抑制

されてきており、債務負担は依然として高水準であるものの、改善軌道に乗っている。

日本の低金利環境の長期化により、市の金利負担は経常的歳出の 2%相当と非常に小さ

(3)

流動性

S&P は市の流動性を極めて高水準と評価している。向こう 12カ月間のフリーキャッ

シュと流動性資産の合計は、年間債務返済額の150%超の水準になるとS&Pは予想して

いる。日本の銀行制度を強いと S&P が評価していることを踏まえ、市の外部流動性へ

のアクセスが強固であることも市の流動性を支えていると考えている。この見方は、市

の指定金融機関である宮崎銀行をはじめ、複数の金融機関と長期にわたり安定的な取引

関係を維持していることに基づく。現在、市は宮崎銀行と当座借越枠を設定している。

借り換え、金利、為替に関わるリスクは最小限であると S&P は評価している。2013

年度末時点で、為替リスク・エクスポージャーはなく、債務のほとんどが固定金利であ

るほか、債務の平均償還期限は5年と推定される。

アウトルック:ポジティブ

「ポジティブ」のアウトルックは、大都市に比して経済が弱く、また移転収入が減少

する見通しであることにより歳入にかかる下方圧力に対して市が必要な措置を講じ、今

後 2 年間、中期財政計画のもとで財政強化に向けた取り組みを継続するとの S&P の見

方を反映している。また、財源調整制度など国からの継続的な財政支援もアウトルック

の評価に織り込まれている。投資的活動後の収支の改善や債務水準の低下など財務指標

の継続的な改善は、格付けのプラス要因であると考える。

一方、経済情勢の悪化や市の財政方針の転換、国の自治体支援の制度的枠組みの不利

な方向への変化などにより、今後数年の間に市の財政が大幅に悪化した場合には、格付

けに下方圧力がかかる。

S&Pは宮崎市の格付けに国による支援を一定程度織り込んでいるため、日本のソブリ

ン格付け(※「AA-/ネガティブ/A-1+」、「※」付きは無登録格付け、詳細は本稿

巻末の「S&Pの格付けについて」を参照)が変更になった場合、市の格付けと制度的枠

組みに対する評価を再検討することになる。ただし、ソブリン格付けとの直接の連動性

はない。

制度的枠組み:非常に予見可能で、均衡がよくとれたシステム

S&Pは、日本の地方自治体運営の制度的枠組みを「非常に予見可能で均衡のよく取れ

た」ものと評価している。また、日本の自治体運営の制度的枠組みの全体的な評価にお

いて、予見可能性、透明性・説明責任をプラス要因と考える(2013 年 11 月 13 日付

「Public Finance System Overview: Japanese System For Prefectures And Cities Is Predictable

And Well-Balanced」参照)。

ストレス時に中央政府から特別支援が提供されると見込まれることはプラス要因だが、

中央政府が政府間システムのもとで地方自治体の財政の収支を均衡させる能力は、中央

政府の財政状況が脆弱であることによってある程度制約されていると考える。仮に、日

(4)

て地方自治体の財政収支を均衡させる能力が向上するとS&Pはみている。

地域経済:豊かな一方、高齢化が進む

S&Pは格付け規準に基づき、市の経済を平均的と評価しており、格付け上の中立的要

因とみている。市民1人当たりGDPは約3万ドル(S&P推定)である。

宮崎市は九州南部の中心都市で、宮崎県の県都である。1998 年に地方自治法上の中

核市となり、2006年に近隣 3町と合併、2010年にさらに 1町と合併し、経済・産業活

動の範囲が拡大した。産業構造の特徴として、第一次産業の比率が高いことや、第三次 産業では観光業の競争力が高いことなどが挙げられる。

市では近隣自治体との合併前は地形的に平地が限られ、第 2次産業の立地が困難だっ

たが、市の企業誘致活動に応じて、米デル、ソーラーフロンティア(昭和シェル石油の

100%子会社)などが進出したほか、合併した地域で開発している大規模な工業団地を

中核に製造業の誘致を進めている。工業団地の開発は現在も続いており、工場等の新

設・移設も進んでいる。市内に所在するその他の主要企業には、市の指定金融機関であ

る宮崎銀行がある。

市は企業招致に努めているが、港湾、高速道路、新幹線など高度な交通インフラは不

足している。市を含む九州の東側沿岸を縦貫し、福岡県から鹿児島県に至る東九州自動

車道は、全線開通まであと数年かかる見通しだが、市と九州北部の主要都市が結ばれる

ことによって、近隣県への出荷能力の向上、より規模の大きい流通市場へのアクセス向

上、人口や観光客の増加――が見込まれる。

市の経済成長率は今後 3 年間、年率 0-1%と国の経済の成長ペースよりやや緩やか

なものになると S&Pは予想している。2014年 4月の消費増税の影響による成長の鈍化

は一時的なものにとどまり、市の経済は再び拡大を始めると S&P ではみている。市の

人口はおよそ 40万人で、今後 5年間でわずかながら減少するとみている。2013年の市

の全人口に占める従属人口(65歳以上および15歳未満)の割合は38%と、格付け先の

他の日本の市を上回る。S&Pでは、人口の高齢化は市の経済評価において、将来的にマ

イナス要因になると考えている。

財政運営:財政規律の重視と財政健全化の実績

中期財政計画において債務残高圧縮に向けた数値目標を設定していることなど、債務

と流動性の管理の強みに支えられ、市の財政運営の評価は中位である。同評価には、外

郭団体運営と予算策定の能力、および近年の財政指標の改善がプラス要因として織り込

まれている。市はこれまで、近隣自治体との合併に伴い国からの交付税が増額補正され

ていたが、その既定の対象期間が終了した後、数年の間に増額の幅は徐々に縮小するこ

ととなる。そのため、市の歳入と歳出が中央政府の財政上の制約の影響を受けるなかで、

(5)

2期目の市長のもとで財政規律が維持される見通し

市では 1980 年代に下水道整備を進めたほか、合併に際し関連の公共事業が必要にな

ったため、投資的経費は 2007年度まで調整後ベースの総歳入比 20-30%と、比較的高

水準で推移してきた。市は 2008 年に策定した中期財政計画に沿って、投資的経費の大

幅削減に取り組んだ。1期目に財政健全化を推進した戸敷市長は、2014年初めに再選を

果たした。債務残高圧縮、基金残高、歳出削減の各目標値を掲げた中期財政計画のもと

で、財政規律が維持されるとS&Pはみている。

財政の柔軟性:経常的歳入の調整余地は限定的

中央政府による制度上の制約が柔軟性を圧迫

S&Pは市の財政の柔軟性を弱いと評価しており、格付けのマイナス要因と考える。市

の経常的歳入に対する自主財源比率は普通会計ベースで 50%を下回る。自主財源比率

が 70%を超える横浜市や千葉市といった格付け先自治体と比べ、宮崎市は国からの移

転収入に大きく依存している。

市の主な税収源は住民税(ほとんどが個人住民税)と資産税(固定資産税や都市計画

税)であり、国内のより広範な非格付け先地方自治体と比べて税収の安定性が高い。一

方、地方自治体は税率を自由に変更できず、歳出決定の裁量も限られているなど、財政

の柔軟性が制度的に制約されている。

国が経常的歳出の一部を負担

市の中期財政計画には、人口の高齢化に伴う高齢者福祉費や生活保護費などの扶助費

の増加や、地方財政制度による影響が織り込まれている。こうした歳出の増加によって

中期的には市の財政の柔軟性が制約されるが、国からの移転収入が社会保障費用の増加

を一部カバーし、格付けへの下方圧力を軽減すると S&P は考える。市は同程度の規模

の市と比べると、人件費の負担が軽い。

投資的経費は縮小

市は現行の中期財政計画のもとで継続的に投資的経費の削減を実施しており、総歳出

に占める投資的経費の比率は、ピーク時の約 30%から約 14%に低下している。今後 2

-3 年、市の中期財政計画に沿って、同比率は 15%以下の水準にとどまると S&P はみ

ている。

財政パフォーマンス:歳出が抑制され、非常に強いも、圧力は続く

安定的な税収が収支改善に寄与、扶助費の増加分は歳出削減でカバー

S&Pは市の財政パフォーマンスを非常に強いと評価しており、市の格付けを支える最

大の強みであると考える。近隣自治体との合併によって個人市民税と固定資産税収入が

増加したことにより、歳入が増加するとともに税収基盤が拡大した。経常的マージンは

国際比較で良好な水準にあり、消費増税後も健全な水準に維持されるが、社会保障費の

増加を反映して徐々に低下すると S&P はみている。S&P のベースケース・シナリオで

は、経常的マージンは 2016 年までわずかながら低下を続けるものの、5年平均は 10%

(6)

合併計画の期間終了で投資的経費の新たな指標を設定

投資的活動後の収支が 2008 年度以降プラスで推移しているのに伴い、債務残高が減

少している。近隣自治体との合併後の投資計画の道筋を示した 10 カ年計画は、合併関

連の全事業が完了し、新たな取り組みを検討する段階に移行する。市長はすでに将来の

投資計画のための財政の枠組みを提示しており、そのなかでは積極的な投資活動を避け

ている。投資的活動後の収支は今後 3 年間、ほぼ均衡もしくは小幅のプラスとなると

S&Pはみている。合併計画の期間中、市が実施する投資案件を慎重に選別し、合併関連

の投資を進める一方、投資的経費の総額は減少している。建設コストの上昇とインフラ

の潜在的な維持・管理が財政の下方圧力となるが、市はその影響を軽減する措置をとる

とS&Pではみている。

債務負担:インフラへの継続的な資金需要で、債務負担は重い

インフラ投資の資金需要も格付けの制約要因に

市の債務負担は格付けを制約する最大の要因であると S&P は考える。長年にわたり

インフラ投資を行ってきたことや、かなりの規模の上下水道事業を抱えていることが、

重い債務負担につながっている。2013 年度の経常的歳入に対する市債残高の比率は普

通会計ベースで約 150%と、2011年度の約 160%から徐々に低下している。市の大型イ

ンフラ投資を反映して、S&Pの想定する最も保守的な連結ベースの経常的歳入に対する

債務残高の比率は約 240%と推定され、連結の範囲を可能な限り拡大したベースでは約

190%になると推定する。市が中期財政計画のもとで債務削減目標の達成に向けた取り

組みを続けると S&P はみているが、目標が達成されても債務の削減幅は大きくない。

そのため、市の債務は今後 3-5 年にわたり、引き続き格付けを制約する主因となろう。

良好な市場環境により金利負担は少ない

日本の低金利環境の長期化により、近年、市の金利負担も軽減されている。債務がか

なりの規模であるにもかかわらず、比較的金利が高い債務が償還を迎えたことにより、

普通会計の調整後の経常的歳入に対する利払費の比率は 2.0%を下回る。市の債務のほ

とんどが固定金利であり、債務の平均償還期限は 5年超と推定されるため、金利が急上

昇した場合でも、金利負担は低水準にとどまるとS&Pはみている。

直接的な年金債務や退職給付に係る債務はない

地方自治体は退職一時金のみを負担する制度となっているため、年金債務負担と退職

給付に係る債務から生じる潜在的なリスクは非常に限定的とS&Pは考える。

日本の年金制度は、国民年金(基礎年金)と基礎年金に上乗せする形で支給される共

済年金または厚生年金という二層構造になっている。宮崎市の職員は、市町村職員共済

組合に加入しており、同組合の基金の資産は日本の地方自治体の年金基金の資産運用を

一括して行っている地方公務員共済組合連合会に委託されている。制度上、市職員に関

する年金債務の負担は雇用主負担に限られる。日本の年金制度の抜本的な見直しは将来

(7)

負債調達で賄われる可能性は低く、またこの時点で偶発債務とみなす必要性も低いと考

える。

偶発債務:外郭団体に関するリスクは低く、その他のリスクは限定的

市が抱える偶発債務の水準は低いと S&P はみている。最大の外郭団体は土地開発公

社だが、S&Pは同公社の債務を市債残高に算入している。同公社の事業合理化により、

今後の業績が市の追加的なリスク要因となる可能性は低いとS&Pはみている。

自然災害リスクに備え、国から支援

市の立地と温暖な気候は、国内の他の格付け先自治体との比較で自然災害リスクや、

鳥インフルエンザなど家畜伝染病が発生するリスクを相対的に高めている。また、地震 や台風は全国各地で起きるが、市の場合は近隣県にいくつかの活火山がある。これらの

自然災害や伝染病、そして限定的ながら火山活動は、市の直接の経済生産だけでなく、

観光業全般に影響を及ぼす可能性がある。一般的に、大規模の自然災害で破壊されたイ

ンフラの復旧や被災した住民の支援は国の責務となり、東日本大震災後の復旧・復興作 業にみられるように、国が被災者・被災地に対して強力な支援を提供する。一方、台風

など比較的小規模な災害の復旧事業は市の負担となる可能性があり、S&Pではこうした

リスクを市の格付けに織り込んでいる。

制度的枠組み 非常に予見可能で均衡のよく取れた(Very predictable and well-balanced)

経済 平均的(Average)

財政運営 中位(Satisfactory)

財政の柔軟性 弱い(Weak)

財政パフォーマンス 非常に強い(Very strong)

流動性 極めて高水準(Exceptional)

債務負担 非常に高水準(Very high)

偶発債務 低水準(Low)

*S&Pの地方自治体格付けは、これら8つの主要格付け要因に基づいている。格付け要因から格付けを導出 する手法については、2014年8月26日付「格付け規準|公的部門|パブリックファイナンス(米国外):地方自 治体の格付け手法」のA章で概説されている。

表1   格付け要因の評価スコア 一覧

2011年度 2012年度 2013年度

人口(人) 403,355 404,143 404,302

人口増加率(%) 0.26 0.20 0.04

1人当たり名目GDP(円) 3,126,710 3,082,543 3,107,924

*1人当たり名目GDP:2012年度と2013年度はS&P推計値

*上記の数値の一部は国内外の情報源からのデータに基づきS&Pが独自に算出したものであり、 入手可能な情報の適時性、対象範囲、信憑性、有用性などについてのS&Pの独立した意見を反映 している。出所には総務省統計局が含まれる。

(8)

ソブリンの主な指標

2014年9月22日付「Sovereign Risk Indicators」

関連格付け規準と関連リサーチ

関連格付け規準

2014 年 8 月 26日付「格付け規準|公的部門|パブリックファイナンス(米国外):地方自治

体の格付け手法」

関連リサーチ

2013年3月28日付「Default, Transition, and Recovery: International Local And Regional Governments Default And Transition Study: 2012 Saw Defaults Spike」

2013年11月13日付「Public Finance System Overview: Japanese System For Prefectures And Cities Is Predictable And Well-Balanced」

S&P の格付けについて:

スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズが提供する信用格付には、日本の金融 商品取引法に基づき信用格付業者として登録を受けているスタンダード&プアーズ・レーティン

(単位:十億円) 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度bc 2015年度bc 2016年度bc

経常的歳入 134 136 136 135 139 140

経常的歳出 112 114 112 114 120 122

経常的収支 22 21 24 21 18 18

経常的収支/経常的歳入(%) 16.2 15.8 17.5 15.5 13.3 13.0

資本的収入 2 2 2 1 1 1

資本的支出 19 19 20 21 18 18

投資的活動後収支 5 5 5 1 1 1

投資的活動後収支/総歳入(%) 3.4 3.5 3.7 1.0 1.0 0.8

債務返済額 20 21 20 19 20 20

財務的活動後収支 -16 -16 -15 -18 -18 -19

財務的活動後収支/総歳入(%) -11.5 -11.7 -10.8 -13.3 -13.2 -13.1

借入総額 17 17 16 18 18 19

借入後収支 1 1 1 0 0 0

経常的歳入増加率(%) -1.1 1.5 0.2 -0.8 2.7 0.7

経常的歳出増加率(%) -0.6 2.0 -1.9 1.7 5.5 1.1

自主財源/経常的歳入(%) 44.9 46.2 44.6 45.9 45.6 45.0

資本的支出/総歳出(%) 14.2 13.9 15.4 15.4 13.0 12.9

直接債務(年度末残高) 210 206 203 202 200 199

直接債務/経常的歳入(%) 157.0 152.0 149.1 149.3 144.3 142.5

連結ベース債務残高/連結ベース経常的歳入(%) 196.7 191.8 188.4 188.3 183.2 181.1

利払い額/経常的歳入(%) 2.4 2.1 1.9 1.8 1.7 1.7

デットサービス/経常的歳入(%) 17.5 17.5 16.6 16.2 15.9 15.7

表3   宮崎市の主要財政指標

*bc=ベースケース:可能性が最も高いとS&Pが考えるシナリオに基づく予想値

(9)

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供する信用格付の一覧は同社の日本語ウェブサイト(www.standardandpoors.co.jp)の「ライブラ

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(10)

の業務から分離させています。結果として、スタンダード&プアーズの特定の事業部門は、他の事業部門が 入手できない情報を得ている可能性があります。スタンダード&プアーズは各分析作業の過程で入手する非 公開情報の機密を保持するための方針と手続を確立しています。

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