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P 7~16 中越大震災と小千谷市の学校教育 小千谷市ホームページ

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小千谷市の小・中学校と本震及び余震の位置

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中 越 大 地 震 と 被 害 の 概 要

1. 地震の概要

小 千谷市は、 新潟県のほ ぼ中央部、 日本一の大河 信濃川が中 央部を貫流 し、河岸段 丘とその周

囲を取り巻く丘陵地から構成される人口約 41, 000 人の地方都市である。 この私たちの住む緑豊

かな街に、平成 16 年 10 月 23 日 17 時 56 分、突然 、突き上げるような縦 揺れと立っ ていられな いような大きな横揺 れが襲った 。そして、次から次へ と襲ってくる大きな余 震。この ような未曾 有の大震災により、雪国の独特な文化と伝統、美しい 棚田と個性豊かな街並 みが、一瞬 のうちに 甚大な被害を被った(図1)。

この大地震は 、気象庁(平成 16 年(2004 年)新潟県中越地 震について−速報−)に よれば、 震源は新潟県中越地 方の深さ 13km、マグニチュ ードは 6. 8 で、川口 町で震度7 、小千谷市、山古 志村、小 国町 で震度6 強 、長岡市、 十日町市 、 栃 尾市、越路 町 、三島町 、 魚 沼市( 旧堀之 内 町、 広神村、 守門 村、入広 瀬 村)、 川西町 、中里 村、 刈羽村 で震度 6弱を 観測 したほか 、 東北地方 か ら近畿地方にかけて 震度1から5強を観測 した。

また、同日 18 時 11 分頃 に M6. 0(小 千谷市で震度 6 強)、18 時 34 分頃に M6. 5(十 日 町 市 な ど で 震 度 6 強 ) の 地 震 が 発 生 す る な ど 活 発 な 余 震 活 動 が あ っ た 。 そ の 後 も、10 月 23 日 19 時 45 分に M5. 7(最大震 度6弱)、10 月 27 日に M6. 1(最 大震度6弱 )、 11 月 8 日に M5. 9(最大震度 5 強 ) の 地 震 が 発 生 す る な ど 、 引 き 続 き 大 き な 余 震 が 発生した。

気象庁は、この 地震を「平 成16 年(2004 年)新潟県 中越地震」(英語名:The Mi d Ni i gat a pr ef ec t ur e Ear t hquake i n 2004 )と命 名した。

この度の大地 震は、気象庁資料 によれば、本震後 約 1 時 間で M6 以上 の余震が 3 回発生し たほか、 震度 5 以上の余震が 長期間に発生するなど 、同じ直 下型地震で あった阪神 大震災の地震活動と比

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較すると余震活動が 極めて活発で、1943 年の鳥取地 震(M7. 2)や1945 年の三河地震(M6. 8)と 同程度に 活発 であった 。 これは、今 回の地震 は 断 層面が一つ で はなく、 複数 の断層 面で発 生 し、 地層が複雑に破砕さ れたためと考えられて いる。

また、揺れ の強さを示す加速度は、 強震観測史 上最大値と なる 2, 515 ガルを記録した ほか、各 地で 1, 000 ガルを超え、阪神大震災の最 大値をはる かに上回っ たことが防 災科学技術 研究所や気 象庁の観測により判明した。

この大地震の 震央は、本震は小千谷 市の東部に 位置する川 口町、その 後約 1 時間のうちに発生 した M6 以上の余 震の震源は、いずれも 小千谷市東 部と南部、 川口町及び 魚沼市であ った。小千 谷市城内の観測地点 における震度について は、本震 から 1 時間 の間に震度 6 以上の地 震が 4 回発 生したほか、震度 1 以 上の地震は 地震発生当 日及び翌日には 100 回を 超えた(表 1)。 11 月まで は震度4∼5 までの強 い余震が続いたが、そ の後は次第 に余震の回数は減少し てきている。

表1 小千谷市(城 内地区)の震度別地震 回数表(気 象庁発表資料) 日  時 震度1 震度2 震度 3 震 度4

震度5 弱

震度5 強

震度6 弱

震度 6 強

震 度7 合計

10月23日 45 29 12 14 3 4 2 2 111

10月24日 69 27 19 2 1 118

10月25日 49 16 8 2 1 1 77

10月26日 24 5 2 31

10月27日 19 17 5 1 1 43

10月28日 16 7 1 24

10月29日 11 3 1 15

10月30日 9 1 10

10月31日 14 1 1 16

10月合計 256 106 49 19 4 7 2 2 445

11月合計 99 35 16 2 1 153

12月合計 24 7 3 34

1月合計 9 3 2 14

2月合計 13 2 15

総合計 401 153 70 21 5 7 2 2 661

2. 地震による被害状況 1) 被害の概要

この大地震に 伴い、小千谷市では10 月 23 日 18 時 40 分に災害対策本部を 設 置した。避難勧告は 最大 29 箇 所、532 世帯(3 月 23 日 現在、15 箇所、264 世 帯)、避難所は最大136 箇所を 設置し、 避難所及 びその 周辺へ の避難 者数は 最 大 29, 243 人 (10 月 27 日 ) に及 ん だ。

新潟県災害対 策本部(平成 17 年 3 月 22 日 9 時現在)によれば、この地震 に より死者 46 名 、負 傷者 4, 791 名、住 家

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全壊 2, 827 棟、大規模半壊 1, 969 棟、 半壊 10, 777 棟、一部損壊 100, 501棟 などの被害が発生し た。

この内、小千谷市(平成 17 年 3 月 23 日 9 時現在)では、死者 13 名 、負傷 者 785 名、住家全 壊613 棟、大規模半 壊 298 棟、半壊 1, 968 棟、一部損壊 8, 211 棟、水害 48 件(床上 19 件、床下 29 件)、火災 2棟などの甚大な被害 が あった(図2、図3)。

新 潟 県 は、 こ の中 越 地 震が 避 難者 約 10 万 人、被害 額約 3 兆円を超える大 規 模災害で あり、 地域社 会への 深刻な 打 撃は「阪 神・淡 路大震 災」に も匹敵 す るため、「新潟県中 越大震災」の呼称 を 使用することにした 。

2) 学校施設の 被害状況

① 学校の被害 状況の把握と応急危険度 判定

教 育委員会で は、職員が 震災直後から順次、市消 防署前に設 置された小 千谷市災害対策本部に 駆けつけ、災害対策 本部での情報収集や避 難された市 民への対応などの業務 とともに学校施設の 被害状況の把握をは じめた。しかし、道路 の陥没や崩 落などに伴う交通網の 遮断、電話 等の不通 により、当初はほと んど情報収集ができな い状況が続 いた。その 後、災害対 策本部が市 役所庁舎

に移り、災害対策本部 に駆けつけた学校教職 員より、学校施設等の被害 状況の情報収集に努め た。

翌 24 日から は、教育委 員会職員 に よ り 学 校 に 設 置 さ れ た 避 難 所 の 運営と併行 して、市街地周 辺の通行 が 可 能 な 地 域 に お け る 学 校 施 設 の 被害 状況 の把 握 を 開始 した 。 ま た、 道 路 や 斜 面 の 崩 落 等 に よ り 通 行 が で き な か っ た 南 部 地 区 や 東 山 地 区 の学校につ いては、電話等 により被 害状況の把 握に努めた 。

その 結果、市 内の全ての学校で被 害が生じて おり、校舎の壁 の崩落や 体育館の壁 の落下・傾斜な どにより 避難所とし て使用でき ない学校、地 区全体が大 きな被害を 受け、地域全 体 に 避 難 勧 告 が 出 て い る 東 山 小 学 校など、多くの 学校で甚大 な被害が

図3 片側が陥没し た市道(小千谷中学校西側)

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発生している ことが判明した( 図4)。こ のた め、今後、 被災した学 校 施設で学校 を再 開すること ができるの か 。どのよう な復 旧方法が考 えられるの か 。また、被 災し た学校施設 を避難所と し て使用して いる ことに問題 はないのか な ど、多くの 課題が生じた。

学校 施設 の 被 害状 況の 調 査 につ いて は、 先ず 地震により 被災した学校 施設の危険 度の 早急な把握 と余震等によ る二次災害 を防 止し、児童 生徒の安全を 図るため、 27日、県 教育庁義務 教育課を通じ文部科 学省 へ応急危険 度判定調査に 係る建設技 術者の派遣を要 請した。

こ の応急危険 度判定は、 被災建物の危険度(被災 の概要、構 造躯体の被 害度、落下危険物、転 倒危険物)を、建 設技術者が2人1組で、主として目 視により調査し、現地において当 該施設の 使用についての制限 の要否等を判定するも のである( 図5)。10月30日 ∼11月2日ま での間、

文部科学省文教施設 企画部長沢監理官を団 長とする応 急危険度判定調査団(8 名)から 、市内全

小中学校の判定を行 っていただいた。

各 学校では、 判定に校長 が立会い、応急危険度判 定調査団か ら直接、立 入禁止等の措置の要請 を受けたほか、判定 結果については、毎日 、現地調査 本部から教育委員会に 報告を受けた。危険 及び要注意の指摘を 受けた施設については 、学校職 員が直接、立入禁止措置 や応急的な修繕を行 った。

学校施設の応 急危険度判定結果は表2のとおりである。

表 2 応急危険度判定 結果

② 被災度の判 定と災害査定

災害復旧事業の対象とな る学校施設 のうち、特に 被害の大き い施設につ いては、文部 科学省へ 建築構造専門家による確認・指導を依 頼し、11 月 18 日から 25 日まで新潟大 学ほか 3 大学の大学

教授等よる判定をいただいた(表3)。

教育委員会では、被災度 の判定結果 に基づき、被 災した学校 施設の補修 、補強、取り 壊し又は

構造躯体 落下転倒 構造躯体 落下転倒 構造躯体落下転倒 構造躯体落下転倒 構造躯体落下転倒

小学校 8 6 2 7 23 2 2 1 5 5 5 2 5 17 1 1 15 11 7 13 46

中学校 4 3 1 8 1 1 4 6 2 1 3 6 4 3 4 17

合  計 12 9 3 7 31 2 2 1 5 5 6 3 9 23 2 2 4 21 15 10 17 63 区分

計 調査済 要注意 計 管理教室棟 渡り廊下・便所等 体育館・講堂

要注意

調査済 計 調査済 計 調査済

プール機械室・物置 計

危険 危険 危険 危険 危険

要注意 計 調査済

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改築等の市としての 対応策を決定し、12 月 24 日及び 1 月 24∼27 日の間 に災害査定を受けた。

③ 学校施設の 被害の概要 この 度の震災で 、市内の全て の小中 学校が被害を受けた が、大学教 授等学 識 経 験 者 よ る 建 物 被 害 の 被 災 度 の 判 定を受け、取壊し又 は改築が必 要とさ れた学校施設は、山 谷小学校の 屋内運 動場、特 別 教室棟及 び プール 機械室 、 川井小学校の特別教 室棟、東山 小学校 の 管 理 教 室 棟 の 玄 関 部 分 及 び 吉 谷 小 学校のプールであっ た。

この ため、当分の間、東山小 学校は 東小千谷小学校、山谷小学校は 近隣の 社 会 体 育 施 設 で あ る グ リ ー ン ヒ ル 白 山 を 仮 校 舎 と し て 授 業 を 行 う こ と と した。

また 、東 小千 谷小 学校 の管 理 教室 棟及 び 渡り廊下 、小千谷中 学校の東体育館及び渡 り廊下、 東小千谷中 学校の普通教室等の増 築部分と 体育館等に ついては、柱や壁、校 舎と校舎 等の接続部 などの構造躯体部分に ついて補強又は補修 が必要となった。

その 他の小中学校 においても 、管理教室 棟では柱 、壁、天井 の亀裂や落下、窓ガラ スの破損 、玄関前階 段の沈下のほか、ガス 水道管の 破損、高架 水槽の転倒、地下オイ ルタンク の破損等の 被害を受けた。体育館 では鉄骨ブレース(筋交い)の破損 や変形、 壁・天井 の落下など 、また、ほとんどの体 育館や校 舎と渡り廊 下との接続部は破損し た(図6∼図10)。

屋外 施設につい ては、吉谷 小学校のプー ルは水槽が全壊し、改築が必 要となった ほ か、プール及 びプールサ イドの沈下・亀 裂 などの被害を受けた 。グ ラウンドは、東 山 小学校、岩沢 小学校、東小千 谷中学校等 に おいて亀裂・沈下等が生 じたほか、若栃 小 学校では学校周辺の 斜面が崩壊し、水路 を 堰き止めたため、グラウンド に多量の土 砂

構造 月日 学校名 建物

11月18日 東小千谷中学校 校舎

川井小学校 校舎

11月20日 東小千谷小学校 校舎

小千谷中学校 校舎

11月20日 山谷小学校 屋体

11月21日 東山小学校 校舎

11月21日 池ケ原小学校 校舎

11月22日 東山小学校 校舎

11月22日 池ケ原小学校 校舎

11月22日 山谷小学校 校舎

11月21日 東山小学校 屋体

11月21日 千田中学校 屋体

11月23日 東小千谷小学校 屋体

11月23日 東小千谷中学校 屋体

11月23日 小千谷中学校 屋体

11月25日 川井小学校 屋体

11月25日 池ケ原小学校 屋体

鉄 骨 造 鉄 筋 コ ン ク リ

ト 造 建 物

木 造 建 物

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が堆積した。

小 中学校 におけ る 主な 被害状 況 は表 4 及び表5のとおりで ある。

図9 東小千谷 小学校校舎 柱の亀裂

図7 壁が 落下した山谷小学校の階 段

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表4 小学 校の主な被害状況

学校名 管 理 教 室 棟 渡り廊下 体育館・講堂 プール グラウンド等

小千谷 ボ イ ラ ー 室 煙 突 破 損 、 外 壁

亀 裂 ・ 欠 損 、 高 架 水 槽 配 管 破損、ガス・水道管破損

連結部破損 外壁亀裂・欠損、

窓ガラス破損

プ ー ル サ イ ド 沈 下 、 附 属 建 物 傾 斜、擁壁破損 東小千谷 柱 せ ん 断 亀 裂 、 天 井 ・ 壁 モ

ル タ ル 剥 離 、 防 火 扉 脱 落 、 ガス水道管破損

柱 脚 破 損 、 連結部破損

妻外壁上部脱落、 妻壁柱脚破損、壁 亀裂、ステージ天 井 落 下 、 窓 ガ ラ ス・ドアガラス破 損、照明器具落下

プ ー ル サ イ ド 沈 下、擁壁亀裂

池ケ原 基 礎 立 上 部 亀 裂 、 外 壁 浮

き ・ 破 損 、 壁 板 外 れ ・ 浮 き 、 壁 モ ル タ ル 欠 損 、 窓 ガ ラス破損、水道管破損

壁 亀 裂 、 連 結部破損

外壁亀裂・欠損、 ブレース破損、床 組不陸、犬走り破 損

水 槽 亀 裂 、 プ ー ル サ イ ド 沈 下 ・ 亀 裂、配管破損

塩 殿 廊 下 ・ 階 段 壁 亀 裂 、 床 シ ー

ト 破 断 、 浄 化 槽 破 損 、 水 道 管破損

連結部破損 天井破損・落下、

ギャラリー上部壁 破損、窓サッシ脱 落、外壁角波板破 損

水 槽 コ ー キ ン グ 亀 裂 、 プ ー ル サ イ ド 沈 下 、 設 備 破 損 、 擁壁亀裂

吉 谷 高 架 水 槽 転 倒 、 玄 関 ア プ

ロ ー チ 陥 没 、 ガ ス 水 道 管 ・ 下水道管破損

連結部破損 軒天破損 水 槽 全 壊 、 プ ー ル

サイド沈下

山 谷 壁 モ ル タ ル 落 下 、 外 壁 ト タ

ン 剥 離 、 窓 ガ ラ ス 破 損 、 高 架水槽棟傾斜

屋根破損、壁・床 面傾斜

水 槽 亀 裂 、 プ ー ル サイド沈下

千 田 外壁亀裂 プ ー ル サ イ ド 沈

下、擁壁亀裂

和 泉 壁 モ ル タ ル 落 下 ・ 欠 損 、 床

沈 下 、 外 壁 亀 裂 、 水 道 管 破 損

屋 根 亀 裂 、 床 沈 下 ・ 段 差

窓ガラス破損、外 壁亀裂

水 槽 亀 裂 、 擁 壁 破 損、附属建物亀裂

川 井 特 別 教 室 棟 基 礎 破 損 、 昇 降

口階段破断、水道管破損

窓ガラス破損 水 槽 ・ 擁 壁 亀 裂 、

プ ー ル サ イ ド 沈 下、配管破損

東 山 柱 亀 裂 、 壁 破 損 、 窓 ガ ラ ス

破損

連結部破損 プールサイド沈下 亀 裂 、 沈 下 、 傾

斜、法面崩壊

岩 沢 水 道 管 破 損 、 地 下 オ イ ル タ

ンク配管破損

連結部破損 ス テ ー ジ 天 井 落

下、鉄骨ブレース 変形、土台コンク リート破損

擁 壁 亀 裂 、 プ ー ル サイド沈下

真 人 内・外壁亀裂、水道管破損 プールサイド破損

若 栃 内 ・ 外 壁 亀 裂 、 井 戸 水 源 ・

水道管破損

法面崩落土砂堆積

片 貝 便 所 床 ・ 壁 亀 裂 、 窓 ガ ラ ス

破損

基 礎 亀 裂 、 連結部破損

窓ガラス破損 プールサイド沈下

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表5 中学 校の主な被害状況

学校名 管 理 教 室 棟 渡り廊下 体育館・講堂 プール グラウンド等 小千谷 玄 関 前階 段沈 下 、 窓 ガ

ラス破損

連 結 部 破 損

壁 モ ル タ ル 剥 落 、 外 部 妻 壁 剥 落 、 ス テ ー ジ上部板破損

水 槽 全 体 沈 下 、 プ ー ル サ イ ド 沈 下・亀裂

東小千谷 床 亀 裂、 外壁 亀 裂 ・ 剥 離 、 増築 棟壁 面 破 損 ・ 床 亀 裂・ ピロ テ ィ 部 柱 頭 破 損、 配膳 室 連 結 部 破 損 、玄 関前 タ イ ル 破 損

連 結 部 破 損

基 礎 柱 脚 ・ 壁 亀 裂 、 窓 ガ ラ ス 破 損 、 ス テ ー ジ 天 井 破 損 、 ブ レース破損

プ ー ル サ イ ド 沈 下、擁壁移動

陥没

千 田 配 膳 室連 結部 破 損 、 玄 関 前 沈下 、ガ ス 水 道 管 破損

連 結 部 破 損

壁 面 ブ レ ー ス 破 損 、 床 根 太 弛 み 、 外 壁 亀 裂、ドア破損

水 槽亀 裂、 プー ル サイド沈下

南 窓 ガ ラス 破損 、 天 井 破 損、受水槽配管破損

連 結 部 破 損

ス テ ー ジ 天 井 落 下 、 照明器具破損

水 槽亀 裂、 プー ル サ イド 沈下 、配 管 破損

片 貝 連 結 部 破 損

ス テ ー ジ 天 井 ・ 壁 落 下 、 窓 ガ ラ ス 破 損 、 壁モルタル剥落

プールサイド沈下 駐車場沈下

④ 災害復旧工 事の施行

被災 した学校施 設の復旧に ついては、学校を再開する上で危険 な箇所は教 育委員会又は各学校 において緊急修繕工 事の発注、又は災害復 旧事業の事 前着工を行った。しか し、本格的 な学校施

設の災害復旧事業の 施行については、膨大 な事業費が 必要となること、平成 16 年災の 取扱であ

るため、文教施設国 庫負担(補助)申請業 務に多くの 専門職員の配置を要す ること、豪雪地帯の ため冬期間に工事が 施行できないことなど 、多くの課 題が生じた。

震災に 伴う学校施設の被害額 は、平成 17 年3 月現在で約 7 億 円という当 市としては 非常に大 きな金額が想定されている。災害復旧に係 る文教施 設国庫負担(補助)事業 の補助率は 2/3で あるが、 激甚 災害指定 に伴う特 別財 政援 助によ り 87. 6 %と なった。 しかし、 公立 学校 施設災 害復旧事業において 、新築復旧の場合は特 殊工事(杭 工事、中央 暖房)を除 き、文部科 学省で定 められた補助単価に より算定した事業費に より補助金 が算定されるが、実際の建築単価 と比べる とかなりの格差があ る。新築復旧の場合は 格差分の単 独費分も多額になり、 また、起債 対象にも ならない。このこと は災害復旧事業に大き な支障とな っている。

文教 施設国庫負 担(補助) 申請業務には、当市及び新潟県か らの要請によ り、阪神淡路大震災 で大きな被害を受け た兵庫県から神戸市、 芦屋市、加 古川市、尼 崎市、三木 市、当市と 「災害時

相互援助に関する協 定」を結んでいる東京 都杉並区か ら、それぞれの専門職 員、延 14 名の派遣

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3) 学校備品の 被害状況

小中学校内 には教材として多くの備 品があるが 、この度の震災で備品 の転倒や落下が発生し た。 また、倒れてきた設 備や備品によって更に 他の備品が 破損した。備品以外で も、備品に 付属のガ ラス戸や、理科用実 験器具(ビーカー試験 管等)が落 下、破損する学校が多 数あった。

転倒・落下により破損の多か った備品は、テレビ、ビデオ、 書 架 、 戸 棚 、 家 庭 科 用 調 理 器 具 類 ( オ ー ブ ン 、 電 子 レ ン ジ 等)であった(図 11∼図 13、 表6)。また 、転倒・落下した 重 量 の 大 き い 備 品 と し て は 、 コンピューター、プリンタ ー、 水 槽 等 が あ る 。 こ の よ う な 状 況 か ら 、 も し 地 震 が 授 業 時 間 中 に 起 こ っ て い た な ら 、 多 数 の負傷者が出たと思 われる。

こ れ を 踏 ま え 、 地 震 後 の 学 校 再 開 時 に 、 大 型 備 品 に 転 倒 ・ 落 下 防 止 措 置 を 施 し た 学

校が多数あった。 図 11 転倒し破損した家庭 科用ガスオ ーブンや食器

(東小千谷 中学校)

図 12 落下し た東小千谷 中学校美術準備 室の 材料や作品

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16

表6 震災に伴う損失備品一 覧

品  名 小学校 中学校 計 品  名 小学校 中学校 計

カラーテレビ 16 18 34 ガスオーブン 1 1

テレビデオ 1 1 電子オーブンレンジ 2 2

ダブルカセットC Dラジカセ 1 1 九九練習版 1 1

ビデオデッキ 1 1 2 姿見鏡 1 1

ポータートーン 1 1 時刻・時間説明器具 1 1

ステレオ一式C Dプレーヤー 1 1 保健室木製器械戸棚 1 1

ステレオ一式カセットデッキ 1 1 木製図書用壁面棚 3 1 4

立奏用鉄琴 1 1 地球儀 2 2

アクアリウムセット 3 1 4 ガラス戸棚 1 1

体積実験装置 1 1 スチール書庫 2 2

理科用引き違いガラス戸 1 1 玄関マット 2 2

流水の働き実験器 1 1 校舎正面時計 1 1

薬品庫 1 1 テーブル 2 2

拡大機 1 1 ミシン 2 2

糸のこ盤 1 1

オーブンレンジ 1 1    計 46 30 76

4) 児童生徒と 教職員の被 害状況

この 度の震災で は、本震及 び余震の発生箇所に近い小千谷市 東部山間地の 東山地区を中心とし て、家屋倒壊や道路 ・河川、耕地の崩落な どの大きな 被害が発生した。市内 の小学校で は、東山

小学校区で家屋の倒壊により不幸にして3名の児童の尊い命が失われてしまったほか、避難した

時や、家具の転倒、 家屋倒壊により7名の児童生徒の負傷が報告されている(表7)。

また 、家族が死 傷した子ど もたちもお り、心身に大きな影響 を受けた児童生徒も多 い。

表7 児童生徒の負傷事故等 の状況

負傷 死亡 計 避難時 家具転倒 家屋倒壊 計

小学校 4 3 7 2 1 4 7

中学校 3 3 2 1 3

計 7 3 10 4 2 4 10

区分

事故別 原因別

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