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長野市・信州新町・中条村合併基本計画

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(1)

長野市・信州新町・中条村

合併基本計画

平成 21 年 2 月

長野市・信州新町・中条村合併協議会

(2)

合併基本計画 目次

第 1 章 序論

1 合併基本計画の策定方針 ・・・・・・・・・1

2 市町村の概況 ・・・・・・・・・1

3 合併の背景 ・・・・・・・・・8

4 合併の効果 ・・・・・・・・・9

5 これまでの合併の歴史 ・・・・・・・・・10

第2章 合併におけるまちづくりの基本方針

1 まちづくりの指針 ・・・・・・・・・12

2 土地利用の方向性 ・・・・・・・・・13

3 合併におけるまちづくりの特徴と今後の方針 ・・・・・・・・・15

第3章 まちづくり計画

1 行政経営の方針 【行政経営分野】・・16

2 健やかに暮らし認め合い支え合うまち 【保健・福祉分野】・・17 3 豊かな自然環境と調和した潤いあるまち 【環境分野】・・19 4 より安全で安心して暮らせるまち 【防災・安全分野】・・20 5 心豊かな人と多彩な文化が輝くまち 【教育・文化分野】・・22 6 いきいきと産業が育ち賑わいと活力あふれるまち 【産業・経済分野】・・24 7 多様な都市活動を支える快適なまち 【都市整備分野】・・25

第4章 長野県の取組

1 長野県の役割 ・・・・・・・・・27

2 合併市における長野県の取組 ・・・・・・・・・27

第5章 公共施設の適正配置等の方針

・・・・・・・・・31

第6章 財政計画

(3)

第1章 序 論

1 合併基本計画の策定方針

(1) 計画の趣旨

この計画は、「市町村の合併の特例等に関する法律」第6条に基づき、長野 市・信州新町・中条村の合併に際し、合併市の円滑な運営の確保及び均衡あ る発展を図るための基本的指針として策定し、合併市の一体性の確立及び住 民福祉の向上等に向け、まちづくりの方針や施策の方向等を示すものです。

(2) 計画の期間

この計画は長期的展望に立つものとし、計画期間は、合併年度及びこれに 続く 10 年間とします。

(3) 計画の対象区域

この計画は、原則として信州新町及び中条村の区域を対象とし、長野市の 区域についても合併市の一体化の促進などに有益な場合は対象とします。

2 市町村の概況

(1) 位置と地勢

長野市は、長野県の北部に位置し、四方を上信越高原国立公園をはじめと する美しい山並みに抱かれ、日本アルプスの清流を集める犀川と詩情豊かな 千曲川の合流点一帯に広がる善光寺平を中心に、四季折々の大自然の恩恵を 受け、善光寺の門前町として栄えてきました。

また、川中島古戦場、城下町松代、伝説の里戸隠や鬼無里など全国的にも 知られており、平成 10(1998)年のオリンピック・パラリンピック冬季競技 大会の開催により、観光都市・国際都市としても発展を遂げてきました。

一方、長野県の県都・中核市として都市機能が集積するとともに、北陸新 幹線や高速交通網により、太平洋側と日本海側を結ぶ交流拠点都市としての 機能を併せ持っています。

信州新町は、長野市の西に広がる犀峡西山地区のほぼ中央に位置し、東に

(4)

町のほぼ中央を流れる犀川の流域、国道 19号に沿って形成される町の中心地 と山間部の集落により構成されています。

琅鶴湖と久米路峡のある犀川の風情は、古くから多くの文人墨客に愛され、 信州新町美術館をはじめとする芸術文化の町として発展してきました。「ジン ギスカン料理」に代表される羊の特産品も地域の食文化として親しまれてい ます。

中条村は、長野市の西に位置し、東は長野市、北は長野市戸隠・鬼無里、 西は小川村、南は信州新町に接しています。村の北部には信州百名山の虫倉 山がそびえ、集落は山裾の傾斜地のわずかな平坦地を利用して点在していま す。周辺には棚田が数多くあり、情緒豊かなふるさとの景観が見られます。

長 野 白 馬間 を 結 ぶ主要 地 方 道長 野 大 町線( 通 称 「オ リ ン ピック 道 路 」) が 村内を横断し、周辺の主要観光地を結ぶ中間地域として重要な位置を占める とともに、沿線の道の駅及び特産物直売施設は地域の情報発信拠点として賑 わっています。

合計面積 834.85k㎡

70.73k㎡

33.29k㎡

730.83k㎡

(5)

(2) 人口等

国勢調査による平成 17 年の市町村の総人口を見ると、長野市 378,512 人、 信州新町5,535人、中条村2,525人で、合計386,572人となります。昭和60 年と平成 17 年を比較すると、長野市は増加、信州新町及び中条村は減少傾 向にあります。

なお、年齢階層別の人口構成を見ると、いずれの市町村も年少人口(14 歳 以下)、生産年齢人口(15 歳以上 64 歳以下)が減少する一方、老年人口(65 歳以上)が増加する傾向にあり、高齢化が進んでいます。

世帯数は、長野市で増加傾向にありますが、信州新町及び中条村では減少 しています。昭和 60 年と平成 17 年を比較すると、1世帯当たりの人口は、 いずれの市町村でも減少しており、年々、核家族化や単身世帯化が進んでい ます。

産業別就業者数の割合を見ると、長野市では、第3次産業就業者の割合が 高くなっていますが、信州新町及び中条村では第1次産業就業者の割合が比 較的高くなっています。平成 12 年と平成 17 年を比較すると、第3次産業就 業者の割合が増加する傾向にありますが、いずれの市町村とも就業者数全体 が減少しており、少子高齢化や人口減少の影響がうかがえます。

ア 人口の推移 (人)

昭和 60 年 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 長野市 357,507 366,773 377,678 378,932 378,512 信州新町 7,881 7,143 6,596 6,093 5,535

中条村 3,635 3,345 3,085 2,886 2,525

369,023 377,261 387,359 387,911 386,572 資料:国勢調査結果

(6)

イ 年齢階層別人口構成 上段:人数、下段:構成比

平成 12 年 平成 17 年

0~14 歳 15~64 歳 65 歳以上 0~14 歳 15~64 歳 65 歳以上

58,044 248,727 72,118 55,628 241,048 81,813 長野市

15.3% 65.6% 19.0% 14.7% 63.7% 21.6% 699 3,180 2,214 523 2,762 2,250 信州新町

11.5% 52.2% 36.3% 9.4% 49.9% 40.7% 292 1,486 1,108 218 1,181 1,126 中条村

10.1% 51.5% 38.4% 8.6% 46.8% 44.6% 59,035 253,393 75,440 56,369 244,991 85,189

15.2% 65.3% 19.4% 14.6% 63.4% 22.0% 資料:国勢調査結果

ウ 世帯の推移

資料:国勢調査結果 昭和 60 年 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 世帯数 108,941 117,727 129,960 136,108 141,030 長野市

1 世帯当たり の人口(人)

3.3 3.1 2.9 2.8 2.7

世帯数 2,287 2,214 2,190 2,144 2,049 信州新町

1 世帯当たり の人口(人)

3.4 3.2 3.0 2.8 2.6

世帯数 1,073 1,045 1,046 1,037 973 中条村

1 世帯当たり の人口(人)

3.4 3.2 3.0 2.8 2.5

世帯数

112,301 120,986 133,196 139,289 144,052

1 世帯当たり の人口(人)

3.4 3.2 3.0 2.8 2.6

(7)

エ 産業別就業者数

平成 12 年 平成 17 年 就業者数

(人) (%) (人) (%)

第一次産業 16,727 8.3% 15,393 7.9% 第二次産業 53,426 26.4% 43,603 22.4% 第三次産業 129,221 63.9% 130,693 67.1% 長野市

202,347 100.0% 194,900 100.0%

第一次産業 742 22.5% 724 24.5%

第二次産業 1,125 34.0% 846 28.6% 第三次産業 1,437 43.5% 1,389 46.9% 信州新町

3,304 100.0% 2,959 100.0%

第一次産業 421 27.4% 342 28.0%

第二次産業 474 30.8% 299 24.4%

第三次産業 644 41.8% 577 47.2%

中条村

1,539 100.0% 1,223 100.0% 第一次産業 17,890 8.6% 16,459 8.3%

第二次産業 55,025 26.6% 44,748 22.5% 第三次産業 131,302 63.4% 132,659 66.6% 合計

207,190 100.0% 199,082 100.0%

※合計には、分類不能の産業が含まれます。 資料:国勢調査結果

(8)

(3) 日常生活圏の状況

情報通信手段や交通手段の発達などにより、私たちの生活圏は拡大してお り、住民の日常生活や経済・文化活動など、各方面で地域間の結びつきが強 まっています。長野市と信州新町・中条村も、通勤・通学圏、商圏、医療圏 など、住民の日常生活圏が一体化しており、市町村は非常に強いつながりが あります。

ア 通勤

信州新町内へ 長野市へ その他へ

信州新町

72.2% 21.7% 6.1%

中条村内へ 長野市へ その他へ

通勤

中条村

59.1% 31.7% 9.2%

・15 歳以上就業者 資料:㍻ 17 年国勢調査

イ 通学

信州新町内へ 長野市へ その他へ

信州新町

48.8% 45.4% 5.8%

中条村内へ 長野市へ その他へ

通学

中条村

28.0% 62.0% 10.0%

・15 歳以上通学者 資料:㍻ 17 年国勢調査

31.7%

21.7%

62.0%

45.4%

(9)

ウ 買物

信州新町内へ 長野市へ その他へ

信州新町

21.1% 73.8% 5.1%

中条村内へ 長野市へ その他へ

買物

中条村

4.4% 94.4% 1.2%

資料:㍻ 18 年長野県商圏調査

エ 医療

信州新町内へ 長野市へ その他へ

信州新町

74.8% 24.5% 0.7%

中条村内へ 長野市へ その他へ

医療

中条村

16.3% 61.4% 22.3%

資料:㍻ 12 年長野県患者調査

61.4%

24.5%

94.4%

73.8%

(10)

3 合併の背景

全国的に市町村合併が進んでいる背景には、急激な少子高齢化や国と地方 の財政状況など社会経済環境の構造変化に加え、現在進められている第二期 地方分権改革の推進、また、将来的な道州制の議論など、従来の地方自治の 仕組みそのものが大きな変革期を迎えているという状況があります。

このような中、今後の地方自治体には、住民ニーズを的確に捉えながら、 広域的かつ専門的な視点から、地域政策を主導していく責任と能力が求めら れています。

(1) 社会構造の変化とニーズの多様化

今後は全国的に少子高齢化が進展すると同時に、長期的に人口が減少して いく見込みで、これまでの社会の成長・発展を支えてきた構造自体が大きく 変化しています。長野地域も同様の状況にあり、特に中山間地域においては 顕著な傾向が見られます。

一方で住民ニーズは、福祉、ごみ処理など生活に身近な問題から、産業振 興、教育の充実、幹線道路や防災基盤の整備など広域的な課題に至るまで、 あらゆる分野で多様化・高度化しています。

これらの課題に的確に対応した行政を進めていくためには、広域的な視点 から、一定の規模の下に一体的・総合的・効率的に施策を展開し、住民サー ビスの向上を図っていく必要があります。

(2) 地方分権の進展

国と地方の役割を整理し、住民に最も身近なところで自らの権限で行政サ ービスを行うことを目指す「地方分権」が進められています。国は、平成 11 年の地方分権一括法の施行以来、自己決定・自己責任に基づく行政システム の確立を目指し、市町村合併による基礎自治体の強化を図ってきました。こ の結果、平成11年度末に全国に3,232あった市町村数が、1,781市町村(平 成 21 年 1 月1日現在)になっています。

また、道州制や基礎自治体のあり方など、新たな地方自治の仕組みの議論 が進められる中、市町村が国や県から権限や財源の移譲を受け、積極的な地 方分権の受け皿となるためには、合併などにより行財政基盤を強化し、足腰 の強い自治体を目指すとともに、職員の専門性と広い視野を養い、地域政策 の立案・実行を担う能力を更に高めていくことが求められています。

(11)

(3) 厳しい財政状況

国からの地方交付税の削減や、社会経済環境の変化による税収の伸び悩み、 また、社会保障費の増加などにより、地方の財政状況は大変に厳しい状況に あります。

このような中で、今後も一定水準の行政サービスを維持していくためには、 一層の行政コスト削減を進めるなど、効率的な行財政運営が求められている とともに、広域的な地域経営の視点に立ち、財源や人材等の限られた経営資 源を集約した上で、効率的・効果的に配分していく必要があります。

4 合併の効果

合併では、地域が広がることにより、住民の利便性の拡大や効率的な施策 の展開が図られるとともに、行政改革により行財政基盤が強化されるなど、 一体的なまちづくりを進めることで大きな効果が得られます。

また一方で、個々の地域がその特性や資源を有効にいかし、住民主体で次 世代に向けた地域づくりに取り組むことにより、それぞれの地域が光り輝く、 より魅力的な合併市が形成されます。

(1) 特徴をいかした地域づくり

合併により地域が広がることで、自然や景観、観光、物産など、独自の地 域資源の幅が広がります。この機を積極的に活用することで、合併市全体と して、多様な地域資源をいかした地域PRや観光交流等の推進が期待できま す。

ま た 、「 自 分 た ち の まち は 自 分 た ち で つ くる 」 と い う 都 市 内 分権 に よ り 、 住民が主体となって、地域資源をいかした特徴あるまちづくりが推進できま す。

(2) 住民の利便性の向上

合併によりこれまでの市町村の垣根が無くなることで、市域のどこでも同 じように行政サービスが受けられるようになり、住民の利便性が向上します。

また、住民票や納税証明などの窓口サービスが市内の勤務地などでも利用 できるほか、体育施設や保育所などの様々な公共施設が広域的に利用できる ようになります。

(12)

(3) 広域的なまちづくり

合併により市域が広がることで、広い視点に立ってまちづくりを計画的・ 効率的に行えるようになるとともに、広域的な課題に対して一元的な取組が 可能になります。

また、保健、医療、環境など、より広域的・専門的な視点から、高度で多 様な施策を展開でき、住民サービスの向上につながります。

(4) 行財政の効率化

市町村の合併により、重複する管理部門(総務、企画、財政等)等をスリ ム化でき、必要とされる住民サービス部門に職員を手厚く配置することがで きます。

また、合併を機に、更なる行財政改革と職員の資質向上を図ることにより、 基礎自治体としての基盤強化が図られ、合併市の行政能力の向上が期待でき ます。

5 これまでの合併の歴史

長野市の合併史

年月日

長野町制施行

長野町と箱清水村が合併

明 治 2 2 長野町、鶴賀町、西長野町、南長野町、茂菅村が合併、長野町となる。 明 治 3 0

長野市制施行

大 正 1 2

吉田町、三輪村、古牧村、芹田村を編入合併

昭 和 2 9

古里村、柳原村、浅川村、大豆島村、朝陽村、若槻村、長沼村、安茂里 村、小田切村、芋井村を編入合併

昭 和 4 1 10 月 16 日

長野市、篠ノ井市、松代町、若穂町、川中島町、更北村、七二会村、信 更村が合併

平 成 1 7

大岡村、豊野町、戸隠村、鬼無里村を編入合併

(13)

信州新町の合併史

年月日

明治 22 年 4 月 1 日

山上条村、越道村、山穂刈村が合併して津和村となる。 水内村に上条村、新町村、里穂刈村が合併

信級村に日名村、大原村が合併

牧野島村、下市場村、竹房村、牧田中村、中牧村、弘崎村が合併し、牧 郷村となる。

村制施行 昭和 25 年

10 月 14 日

信級村の一部を分割し、日原村を置く。

昭和 29 年 4 月 1 日

津和村、水内村が合併して、久米路村となる。

昭和 29 年 10 月 1 日

町制施行し、新町と改称

昭和 30 年 3 月 31 日

新町、信級村、日原村が合併し、信州新町となる。

昭和 31 年 9 月 30 日

牧郷村の一部を編入

昭和 34 年 4 月 1 日

八坂村の一部を編入

中条村の合併史

年月日

明治6年 3 月 15 日

中条村、専納村が合併し、中条村となる。

明治9年 5 月 30 日

五十里村、長井村が合併し、日高村となる。 奈良井村、青木村が合併し、住良木村となる。 地京原村、伊折村が合併し、御山里村となる。 念仏寺村、梅木村が合併し、日下野村となる。 明治 22 年

4 月 1 日

日高村、住良木村、中条村が合併し、栄村となる。村制施行 日下野村、御山里村が合併し、日里村となる。村制施行 昭和 30 年

2 月 1 日

栄村と日里村が合併し、中条村となる。

(14)

第2章 合併におけるまちづくりの基本方針

1 まちづくりの指針

長野市・信州新町・中条村は、地理的な結びつきとともに、古来より善光 寺門前町を中心に経済・文化などで多様な交流が行われてきました。現在も 三市町村は、国道 19 号や主要地方道長野大町線を介して、通勤・通学や買 い物などで、生活圏の一体化が進んでいます。

このような中、中山間地域に位置する信州新町及び中条村では、農林畜産 業を基盤に、食や特産品などを活用した独自のまちづくりを行うとともに、 豊かな自然や環境を都市部に向けて発信してきました。また、県都であり中 核市である長野市は、周辺市町村との度重なる合併によって、善光寺平から 周囲の中山間地域まで、それぞれ特徴的な地域を広く内包しながら、一体的 に発展してきました。

これら三市町村の合併に当たっては、少子高齢化などを背景とした都市間 競争の時代に、互いの長所をいかしながら、より魅力的で活力あるまちづく りを指向していくことが重要です。また、同時に、効率的で足腰の強い行財 政運営を図り、自治体としての一段のレベルアップと住民からの信頼向上に 努めていく必要があります。

こ の た め、「 第 四次 長 野 市 総 合計 画 」及 び 各 町 村 の長 期 計画 を 踏 ま え た上 で 、 合 併 市 の ま ち づく り の 指 針 と し て 、「ま ち づ く り の 目 標 」及 び 「 ま ち づ くりの視点」を以下のとおり掲げます。

<まちづくりの目標>

~善光寺平に結ばれる~

人と地域がきらめくまち“ながの”

<まちづくりの視点>

視点1 パートナーシップによるまちづくり 視点2 「長野らしさ」をいかしたまちづくり 視点3 健全で効率的な行政経営

(15)

これらの目標や視点を通じ、合併市の強い結びつきの下に、様々な力が結 集する、活力あるまちづくりを目指すとともに、市民と行政が役割を分担し ながら協働し、地域の魅力をいかし、住んで誇れる地域づくり、訪れてみた くなる地域づくりを進めます。

また、同時に、行政改革を推進し、業務の効率化と健全財政の維持を図る とともに、最小の費用で最大の市民満足の達成を目指します。

さらに、各分野で計画的・総合的なまちづくりを進め、住民福祉の向上を 図るため、以下に掲げるまちづくりを推進します。

<分野別のまちづくりの方針>

1 健やかに暮らし認め合い支え合うまち 【保健・福祉分野】 2 豊かな自然環境と調和した潤いあるまち 【環境分野】 3 より安全で安心して暮らせるまち 【防災・安全分野】 4 心豊かな人と多彩な文化が輝くまち 【教育・文化分野】 5 いきいきと産業が育ち賑わいと活力あふれるまち【産業・経済分野】 6 多様な都市活動を支える快適なまち 【都市整備分野】

2 土地利用の方向性

(1) 土地利用の現況

三市町村が合併した場合の合計面積は 83,485ha(834.85k㎡)となり、長 野市の面積と比較すると、約 14%、10,402ha(104.02k㎡)広がります。

土地の利用区分別に見ると、森林面積の割合は、いずれの市町村でも全体 の6~7割前後の大きな比率を占めており、合計でも約 62%を占めています。 農 用 地 は 、 い ず れ の 市 町 村 と も 全 体 の 1 割 前 後 の 比 率 を 占 め 、 合 計 で も 約 11%となっています。宅地は、長野市では約8%を占めていますが、信州新 町及び中条村では、約2~3%となっており、合計では約8%となっていま す。

土地利用区分ごとの構成比は、三市町村が合併した場合でも、現在の長野 市における構成比と、ほぼ同様の数値となります。

(16)

土地利用区分別面積

長野市 信州新町 中条村

利用区分

面積(ha) 面積(ha) 面積(ha) 面積(ha) 構成比(%)

農用地 8,196 566 329 9,091 11%

森林 45,634 4,725 1,886 52,245 62%

原野 532 152 15 699 1%

水面・河川・水路 2,664 187 27 2,878 3%

道路 2,768 353 109 3,230 4%

宅地 6,136 149 97 6,382 8%

その他 7,153 941 866 8,960 11%

全体 73,083 7,073 3,329 83,485 100%

平成 19 年「国土利用計画に基づく利用目的別区分面積調査」(各市町村実施)

(2) 信州新町及び中条村地域の土地利用の方向性

合併市の市域全体の土地利用を大きく区分すると、土地利用規制や地理的 条 件 等 の 状 況 か ら 、市 街 化 区 域 を 中 心 とす る 「 市 街 地 地 域 」、郊 外 の 農 地 や 集 落 を 中 心 と す る 「田 園 居 住 地 域 」、 主に山 間 部 や 丘 陵 部 の 農地 や 集 落 か ら な る 「 中 山 間 地 域 」、自 然 公 園 等 を 中 心 とす る 「 自 然 環 境 地 域」 に 区 分 さ れ ます。

こ の 内 、 信 州 新 町 及び 中 条 村 地 域 に お いて は 、「 中 山 間 地 域 」と し て の 特 性を踏まえながら、いきいきと元気な地域づくりに向けた土地利用を図りま す。

≪土地利用の方向性≫

◇耕作放棄地の解消と増加防止を図るとともに、森林を適切に整備・管理 し、中山間地域や里山が持つ災害防止・水源かん養等の機能の保持を図 ります。

◇河川災害や土砂災害を防止し、地域の防災性を高めます。

◇生活基盤の整備等により、交流人口や定住人口の増加を図ります。

◇公共交通の維持や道路整備により、地域間や市街地への交通利便性の確 保を図ります。

◇自然環境や農林畜産物等を活用した自然体験や農村体験など、交流と憩 いの場としての土地利用を図ります。

◇自然や農村の景観・風土をいかした土地利用を図ります。

(17)

3 合併におけるまちづくりの特徴と今後の方針

合併市における信州新町地域及び中条村地域のまちづくりに当たっては、そ の特徴と今後の方針を次のとおり掲げます。

(1) 信州新町地域

≪特徴≫

◇信州新町美術館や化石博物館、有島生馬記念館などの文化施設が集積し、 芸術文化の振興に寄与しています。

◇名物の「サフォーク料理、ジンギスカン料理」に代表される、めん羊飼育 とその加工・販売など、様々な特色ある産業が見られます。

◇日本アルプスに源を発する琅鶴湖と久米路峡に象徴されるように、風情あ る自然景観を有しています。

≪方針≫

◇芸術や食文化など特色ある地域資源を活用し、地域の特性をいかしたまち づくりを推進します。

◇ カ ラ ー ( 花 き )、梅、 陸 わ さ び 、 サ フ ォー ク 飼 育 な ど を 中 心に 、 特 色 あ る 中山間地域の農業の振興及び活性化を図ります。

◇食品や特産物など地場産業の振興を図るとともに、商工業のバランスある 発展を推進します。

◇犀川を中心に発展した自然豊かな里山と景観に配慮した地域づくりを進め ます。

(2) 中条村地域

≪特徴≫

◇日本棚田 100 選に指定された田園風景や、北アルプスを望み、信州百名山 のひとつ虫倉山のふところに抱かれた豊かな自然が特徴です。

◇ 長 野 白 馬 間 を 結 ぶ主 要 地 方 道 長 野 大 町線 ( 通 称 「 オ リ ン ピッ ク 道 路 」)が 開通し、その沿線に設置された道の駅や特産物直売施設などの地域振興施 設が点在しています。

≪方針≫

◇大豆、梅など西山地域のブランド農作物を中心に、中山間地域の農業の振 興及び活性化を図ります。

◇虫倉山をはじめとする山々に抱かれて育まれた自然景観などの地域資源を いかし、自然体験や農業体験などを取り入れた地域づくりを進めます。

◇大北地域への主要道路である「オリンピック道路」を活用し、観光などの

(18)

第3章 まちづくり計画

1 行政経営の方針【行政経営分野】

(1) 協働によるまちづくりの推進

◇市民と行政が適切に役割を分担し、互いに補完し協力する、協働のまちづ くりを推進します。

◇広報やホームページ等で市政情報を積極的に提供するとともに、市民の市 政への参画を促進します。

◇住民主体のまちづくりに向けて都市内分権を推進し、住民自治協議会の活 動を支援します。

◇地域文化の継承、まちづくり活動など、地域コミュニティー活動を支援す るとともに、拠点となる地域公民館等の整備を促進します。

◇NPO、ボランティアや地域活性化団体等の活動や育成を支援します。

◇市民や地域の交流・連携を促進し、合併に伴う相互理解と市の一体感の醸 成を図ります。

(2) 効率的な行財政運営

◇効率的で力強い行政経営に向けて、事務事業・施設・組織等の見直しを進 め、行政改革を継続的に推進します。

◇民間委託や指定管理者制度など、民間活力の弾力的な活用により、行政サ ービスの向上とコストの削減を図ります。

◇事業効果やコストの評価、優先順位などを考慮しながら、PDCAサイク ル(計画-実行-評価-行動)に基づく計画的・効率的な事業実施を図り ま す 。 ま た 、「 選 択 と集 中 」 に よ る 重 点 的な 予 算 配 分 に よ り 、効 果 的 な ま ちづくりを推進します。

◇中期的な財政推計に基づく計画的な財政運営により、各種財政指標の健全 化を図ります。また、使用料・手数料など受益者負担の適切な見直しをは じめ、歳入の確保を図ります。

◇信頼される行政の実現を目指し、多様な職員研修体制を構築し、職員の資 質・能力の向上を図るとともに、少数精鋭を基調とする効率的な職員配置 と組織の効率化を図ります。

◇行政情報のIT化や電子申請など電子市役所を推進するとともに、個人情 報の保護や情報セキュリティー対策を推進します。

◇合併市の行政拠点としての本庁舎を整備し、行政情報の高度化や市民への

(19)

害時の拠点施設としての機能確保を図ります。

◇支所庁舎を計画的に整備し、地域の行政サービス拠点、住民による地域づ くり拠点、災害時の拠点施設として、利便性や拠点機能の向上を図ります。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

広報・広聴推進事業

広 報 紙 等 の 発 行 、 ホ ー ム ペ ー ジ の 充 実、市民会議の開催など

都市内分権推進事業 住民自治協議会の活動に対する助成 公民館等整備事業

地域公民館等の建設・改修に対する助 成

まちづくり活動支援事業

NPO・まちづくり団体等の活動に対 する助成

(1)

合併記念事業 合併記念の事業・行事の実施 総合計画策定事業 総合計画等の策定

民間活力推進事業

民間委託、指定管理者、PFI等の導 入

職員研修事業 各種職員研修の実施

電子市役所推進事業

事務処理システムの導入・改善・整備

(GIS、財務管理システム、施設予 約システムなど)

本庁舎建設事業 本庁舎の建設 (2)

支所庁舎整備事業 支所庁舎の整備・改修

2 健やかに暮らし認め合い支え合うまち【保健・福祉分野】

(1) 子育ち・子育て環境の整備

◇安心して子どもを産み育てられるよう、情報提供・相談体制の整備など、 子育て支援施策の充実を図ります。

◇放課後等に子どもが安全で健やかに過ごせる居場所づくりを推進します。

◇多様化する保育ニーズに対応できるよう、保育所施設を整備します。

(20)

◇高齢者の地域社会における主体的な活動を支援するとともに、健康を保持 し、生きがいを持って生活できる環境を整備します。

◇福祉・保健・医療の連携の強化を図り、高齢者を地域で支える総合的な支 援拠点の整備・充実を図ります。

◇住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、介護予防の相 談 ・ 支 援 体 制 を 充 実 する と と も に 、 介 護 サー ビ ス 提 供 体 制 の 充実 を 図 り ま す。

(3) 生涯健康づくりと保健衛生の充実

◇ 市 民 一 人 ひ と り が主 体 的 に 健 康 の 保 持・増 進 に 取 り 組 め る よう 、 保 健 セ ン ターの整備などによる地域保健体制や保健・予防対策の充実を図ります。

◇ 地 域 の 中 核 病 院 や診 療 施 設 な ど に お ける 地 域 医 療 体 制 の 維持 ・ 確 保 を 図る とともに、市民病院の整備をはじめとする救急医療体制の充実を図ります。

◇既存斎場の老朽化と将来の火葬需要に対応するため、周辺環境に配慮した 新斎場の建設を推進します。

(4) 自分らしく生きられる社会の形成

◇障害者(児)の社会参加の促進とともに、一人ひとりのニーズに応じた障害 者福祉サービスの充実を図ります。

◇市民・事業者・NPO・行政等の連携・協働により、互いに支え合い助け 合える地域福祉社会づくりのための様々な活動を支援します。

◇家庭・学校・地域・職場等あらゆる場や機会を通じて、人権・男女共同参 画の意識啓発活動を推進することにより、すべての人が個人として尊重さ れ、いきいきと暮らしていける社会づくりを促進します。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

子育て支援事業

子育てに関する情報提供・相談体制等 の整備

放課後子どもプラン推進事業 放課後子どもプランの推進 (1)

保育所整備事業 保育所の整備 高齢者社会参加促進事業

おでかけパスポートの発行、老人福祉 センター等の拠点整備

地域包括支援体制整備事業 地域包括支援センター等の整備・充実 (2)

(21)

項目 事業名 事業内容 健康づくり推進事業

各種検診など地域保健活動の実施、保 健センターの機能充実

医療提供体制整備事業

診療施設等の維持・整備、長野市民病 院の救急医療体制の整備・充実、地域 医療体制の充実

(3)

斎場建設事業 斎場の新設・整備・改修 障害者福祉サービス支援事業

社会福祉法人等が行う障害者福祉サー ビス活動に対する支援

地域福祉推進事業

地区地域福祉活動計画策定の支援、地 域福祉活動に対する支援

(4)

人 権 ・ 男 女 共 同 参 画 意 識 啓 発 事業

講演会・研修会の開催、広報等による 意識啓発活動

3 豊かな自然環境と調和した潤いあるまち【環境分野】

(1) 環境と共生するまちづくり

◇温暖化など地球規模での環境への影響を低減するため、市民・事業者・行 政が一体となった取組を推進します。

◇環境に対する市民の意識を高めるため、あらゆる機会を通じた環境学習や 啓発活動を充実します。

◇次の世代に豊かな自然を引き継いでいくため、里山や河川等の身近な自然 環境と、希少動植物や原生林など貴重な財産の保全に努めます。

◇ごみの減量と再資源化等を促進し、限りある資源の有効利用を図ります。

◇広域化するごみ処理体制に対応するごみ焼却施設建設を促進するとともに 周辺環境整備を図ります。

◇公共施設をはじめ、家庭や事業所における省エネルギーを促進するととも に、新エネルギーの積極的な活用を推進します。

(2) 良好な生活環境の形成

◇環境美化意識の啓発と監視体制の充実により、不法投棄のない美しい生活 環境づくりを推進します。

◇日常生活に欠かすことの出来ない水を安全で安定的に供給するため、上水

(22)

◇水質を保全し、衛生的な生活環境を形成するために、公共下水道・農業集 落排水施設・合併処理浄化槽を計画的に整備します。

◇豊かな自然環境に調和した緑化を推進し、市民が自然に親しむことのでき る公園等の充実を図ります。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

環境対策推進事業

環境基本計画策定、温暖化対策地域推 進計画等策定、環境教育の充実

自然環境保全調査事業 動植物の生息環境調査・保護対策 ごみ分別等対策事業

ごみ分別収集運搬、ごみ分別の啓発・ 指導、ごみ減量等対策

ごみ処理施設建設促進事業

ごみ処理施設・周辺関連施設・処分場 等の整備促進

雨水貯留施設設置事業 雨水貯留施設の整備 (1)

エネルギー適正利用事業

太陽光発電等新エネルギー導入への支 援、省エネルギー推進等

不法投棄対策事業 パトロールなど不法投棄対策の実施 水道施設整備事業 上水道・簡易水道等の整備

下水道施設整備事業

公共下水道・農業集落排水・合併処理 浄化槽の整備

(2)

緑化空間充実事業

公園等の整備・維持管理、都市公園・ 動物園等の整備

4 より安全で安心して暮らせるまち【防災・安全分野】

(1) 災害に強いまちづくり

◇防災に関する広報活動により、市民の防災意識の高揚を図るとともに、自 主防災組織による地域防災マップの整備や地域の特性を踏まえた防災訓練 を促進します。

◇防災情報システムの整備や高機能化を図ることにより、災害情報の迅速か つ確実な収集・伝達に努めます。

(23)

上を図ります。

◇荒廃森林等の森林整備を計画的に推進するとともに、関係機関と連携しな がら、土石流危険渓流、地すべりや急傾斜地等の危険箇所などにおける土 砂災害対策を推進します。

◇関係機関と連携しながら、千曲川・犀川・土尻川等の河川の総合的な治水 対策を推進します。

◇水路・調整池・ポンプ場等の雨水排水施設を整備し、局地的な浸水被害の 防止を図るとともに、公共施設や一般住宅等への雨水貯留施設の整備を推 進します。

◇火災予防・啓発活動等により、市民の防火意識の高揚を図ります。

◇消防・救急施設や資機材の整備、消防・救急車両の計画的な配置に努め、 的確な消防・救急体制を築きます。

◇消防団員の加入を促進するとともに、消防団の施設・装備、訓練等を充実 し、消防団活動の強化を図ります。

(2) 日常生活の安全性の向上

◇家庭・学校・地域・職場等での交通安全教育等の推進により、交通安全意 識の高揚と交通安全マナーの向上を図るとともに、ガードレール・カーブ ミラー等の交通安全施設や歩道等の整備により、安全性の向上を図ります。

◇除雪機械の整備等により、除雪対策の充実を図ります。

◇防犯に関する啓発活動を推進し、市民の意識高揚を図るとともに、地域に おける防犯活動を支援します。

◇消費生活に関する講習会等により、消費者意識の啓発を推進するとともに、 消費生活センター等における消費者相談・苦情処理体制の充実を図り、複 雑・多様化する消費者トラブルに適切に対応します。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

防災体制整備事業

防災意識の啓発、防災計画の策定、物 資 の 備 蓄 ・ 配 備 、 自 主 防 災 組 織 の 強 化、防災情報システム整備

(1)

治山・治水対策推進事業

土砂災害対策、河川改修、水路・調整 池・ポンプ場の整備、雨水貯留施設の 整備

(24)

項目 事業名 事業内容 消防施設整備等事業

防火水槽・消火栓の整備、通信施設等 の整備、消防装備の充実、防火啓発 救急高度化事業

救急・救助用資機材の整備、救急救命 士育成

交通安全対策推進事業

ガードレール等の整備、自転車・歩行 者道の整備、道路防災、交通安全啓発 除雪対策事業 除雪機械の整備、除雪体制の充実 防犯対策推進事業 防犯灯整備や防犯活動の支援 (2)

消費生活安全確保事業 消費者啓発、相談体制の充実

5 心豊かな人と多彩な文化が輝くまち【教育・文化分野】

(1) 次世代を担う人材の育成

◇社会人講師の招へいなど地域の特色や教育力をいかした学校づくりや、国 際理解教育・情報教育等を推進し、多様な教育を展開します。

◇関係機関との連携により、児童・生徒一人ひとりの能力や適性に応じた支 援体制の充実を図ります。

◇学校施設の耐震補強工事や整備等を推進し、安心して快適に学習できる環 境の充実を図ります。

◇学校給食施設の整備・改修とともに、安全な食の提供を通じて食育・給食 環境の充実を図ります。

◇放課後等に子どもが安全で健やかに過ごせる居場所づくりを推進するとと もに、家庭・学校・地域が連携して子どもたちを育てていく環境を整備し ます。

(2) 豊かに学びあう社会の形成

◇学習機会の提供や支援体制の整備により、だれもが自由に学びあうことが できる生涯学習環境づくりを推進します。

◇生涯学習の拠点となる公民館・図書館などの生涯学習施設の整備を図りま す。

(3) 多彩な文化の創造と継承

◇ 市 民 の 芸 術 文 化 活動 の 拠 点 と な る 施 設の 整 備 や 、 発 表 ・ 鑑賞す る 機 会 の 充

(25)

実、新たな担い手の育成などを図り、個性と魅力ある市民文化の振興を促 進します。

◇文化財の整備、伝統芸能の保存などを推進し、地域資源の継承・活用を図 ります。

(4) スポーツの振興

◇スポーツ教室などの開催や指導者の養成・活用、地域スポーツ推進体制の 整備等を進め、だれもが生涯にわたってスポーツ・レクリエーションを楽 しめる環境づくりを推進します。

◇社会体育施設の整備・充実や学校体育施設の利用拡充など、地域のスポー ツ・レクリエーション活動の拠点整備を推進します。

◇スポーツを軸としたまちづくりを推進するため、競技スポーツの振興や、 総合型地域スポーツクラブ等の創設・育成の支援、また、地域に密着した スポーツチームへの支援体制の整備などを通じ、地域の活性化を図ります。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

学校教育推進事業

情報教育・国際理解教育・環境教育等 の充実、特色ある学校づくり等の推進 学校施設整備事業

校舎等の耐震診断・耐震補強、校舎や 教育関連施設の整備・改修

給食施設整備事業 給食センターの整備・改修 教育支援事業 教育相談・支援体制等の充実 (1)

放課後子どもプラン推進事業 放課後子どもプランの推進 生涯学習推進事業

生涯学習計画の策定、各種講座等の充 実、情報提供、指導者の養成

(2)

生涯学習施設整備事業

公 民 館 ・ 図 書 館 等 の 生 涯 学 習 施 設 の 整 備・改修

芸術文化振興事業

芸術文化活動支援、博物館・美術館・ 文化ホール等の文化施設の整備・改修 (3)

文化財等保護事業

文化財等の保存・整備、伝統行事等の 継承支援

生涯スポーツ振興事業 スポーツ教室等の開催、指導者育成 (4)

体育施設整備事業

体育施設の整備・改修、運動公園の整

(26)

6 いきいきと産業が育ち賑わいと活力あふれるまち【産業・経済分野】

(1) 観光交流の推進

◇豊かな自然や歴史・文化など、地域の観光資源を活用した訪れてみたくな る地域づくりを推進するとともに、観光施設等の整備・充実を図ります。

◇地域の魅力を伝える観光情報の提供を行うとともに、合併市における新た な観光ルートづくりや北信濃一帯から大町・白馬方面を含めた更なる広域 観光の推進により、相乗的な誘客につなげます。

(2) 農林業等の振興と中山間地域の活性化

◇農作業の効率化や農地の流動化の促進、耕作放棄地の復元や担い手の育成 など、農業への支援体制を整備し、農業経営の安定化を図ります。

◇農道・ほ場・かんがい施設等の農業生産基盤を整備します。

◇サフォークなどのめん羊の生産、カラー(花き)・梅・陸わさび・大豆の生 産など、特色のある地場産業の振興を図るとともに、農産物等の生産性の 向上と高付加価値化を図ります。

◇減農薬や有機資源の活用等により、新鮮で安全・安心な農産物等の供給を 促進するとともに、市民や事業者との協働により「地産地消」を積極的に 推進します。

◇農林業等の振興による活力ある中山間地域づくりを推進するとともに、豊 かな自然や農村環境などを活用した都市住民との交流を通じて、中山間地 域における交流人口や定住人口の拡大を図ります。

◇野生鳥獣被害や農地の遊休荒廃化、また、山村集落におけるコミュニティ ー機能の低下など、中山間地域が抱える様々な課題の解決に向けた支援を 図ります。

◇林道の整備や、造林・間伐への支援等により森林資源の保全を図るととも に、木材等森林資源の持続的な活用を推進します。また、森林学習や森林 体験等を通じた意識の啓発を図ります。

(3) 商工業の振興

◇ 地 場 産 業 の 振 興 を 図 る と と も に 、 産 学 行 連 携 に よ る 新 た な 地 域 産 業 の 創 出・育成を図ります。

◇企業立地に向けた環境整備や積極的な企業誘致を推進するとともに、雇用 の場の確保と人材の確保・育成を図ります。

◇商店街の環境整備を支援し、快適で利便性の高い商業環境の形成を促すと

(27)

◇ お や き ・ そ ば ・ おぶ っ こ ( ぶ っ こ み ) 等の 郷 土 料 理 や 、 名 物の ジ ン ギ ス カ ンなどの地域資源のPRに努めるとともに、漬物・梅製品・大豆製品等の 地場産品の販路拡大を図ります。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

観光推進事業

観光振興基本計画の策定、観光誘客事 業の実施、広域観光の推進等

(1)

観光施設整備事業 観光施設の整備・改修 農業経営支援事業

耕作放棄地対策、就農支援、担い手育 成、農業経営支援体制の整備等

農業生産基盤整備事業 農道・ほ場・かんがい施設等の整備

農業生産振興事業

果 樹 ・ そ 菜 等 の 振 興 、 め ん 羊 の 振 興 、 奨励作物の生産支援、高付加価値化へ の支援、地産地消の推進等

中山間地域活性化推進事業

中山間地域における産業の振興、野生 鳥獣被害対策、都市農村交流支援等 (2)

森林整備事業

間伐等による森林の育成・保全、林道 の整備

商工業振興事業

産 学 行 連 携 の 推 進 、 中 小 企 業 へ の 融 資 、 商 工 団 体 の 育 成 ・ 支 援 、 特 産 品 等 の振興・情報発信、イベント支援 企業立地等推進事業 企業立地の推進や企業誘致の実施 (3)

商店街等活性化事業 商店街の環境整備・活性化への支援

7 多様な都市活動を支える快適なまち【都市整備分野】

(1) いきいきと暮らせるまちづくりの推進

◇地域特性をいかした身近な生活圏の形成や合理的な土地利用の推進により、 それぞれの地域が相互に機能分担する、コンパクトで機能的なまちづくり を推進します。

◇すべての人が使いやすいユニバーサルデザインを取り入れた公共建築物等

(28)

◇住まいに関する情報提供や相談体制の充実等により、だれもが快適で健康 的に暮らせる住環境の整備を推進します。

◇社会ニーズに対応した公営住宅の整備を推進します。

◇街並み環境・自然環境に調和した景観形成の誘導を図るとともに、市民・ 事業者の景観に関する意識の高揚を図ります。

(2) まちを結ぶ快適なネットワークの形成

◇路線バス等の公共交通機関の維持・充実を図るとともに、地域循環コミュ ニティバスやデマンドタクシー等の導入により、地域の特性や移動需要に 見合った交通手段を確保・充実します。

◇地域間を結ぶ幹線道路を整備し、円滑な道路ネットワークの確立を目指し ます。

◇生活道路を整備し、日常生活を支え、安全で安心して利用できる道路環境 の確保を目指します。

◇国・県に対して、国・県道の整備促進を働きかけます。

◇橋梁の整備や計画的な点検を進め、安全性の向上を図ります。

◇市内全域で高速インターネット等の情報通信サービスを受けることができ る情報通信基盤の整備を促進し、地域の情報格差の解消や市民の情報活用 能力の向上を図ります。

<主要事業>

項目 事業名 事業内容

土地利用推進事業 土地利用計画策定、地籍調査

住環境整備事業 住宅相談・情報提供、アスベスト対策 市営住宅改修事業 市営住宅の改修・改築

(1)

景観形成事業

景観計画策定、街なみ保全・整備、景 観意識啓発

公共交通機関整備事業

総 合 交 通 計 画 策 定 、 コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス・市営バス等運行

幹線道路整備事業 幹線道路整備・改良 生活道路整備事業 生活道路整備・改良 橋梁整備事業 橋梁整備・安全点検管理 (2)

高度情報化推進事業 情報通信基盤整備

(29)

第4章 長野県の取組

1 長野県の役割

合併市は、県都・中核市として都市機能が集積する一方、豊かな自然や伝 統の食文化、先人達から受継いだ多くの文化財や史跡など、多様で豊富な地 域資源に恵まれており、上信越自動車道や北陸新幹線などの高速交通網も活 用しながら、今後更なる発展が期待されています。

また、今後住民に最も身近な基礎自治体である市町村は、地域経営の主役 として、自己決定・自己責任の原則のもと、将来にわたって持続的に行政サ ービスが維持・向上できるよう行財政基盤の強化が求められています。

こうした中で、合併市は、合併が最大の行政改革と位置付け、合併を契機 と し て よ り 安 定 し た 行 財 政 運 営 を 図 る と と も に 、 住 民 参 画 を 一 層 推 進 し た

「都市内分権」により、住民が主体となり、地域資源を活かした特徴あるま ちづくりを目指しています。

長野県は、長野県市町村合併構想及び新長野県市町村合併支援プラン等に 基づき、合併市とも十分連携しながら、円滑な行財政運営の確保及び均衡あ るまちづくりに向けた合併市の取組に対し、現地機関を含め県として積極的 に支援します。

2 合併市における長野県の取組

(1) 地方バス路線の確保に関する支援

地方バス路線の持続的な確保のため、広域的・幹線的なバス路線を維持す るための支援を行うとともに、合併市が主体となって実施する交通システム の再構築に向けた取組に対する助言や情報提供など必要な支援を行います。

(2) 福祉・保健・医療施策の充実

高齢者、障害者、子ども等が、地域全体の支え合いのもとで、安心してい きいきと生活できる社会を構築するため、合併市及び関係団体が行う福祉サ ービスの充実や福祉基盤の整備等の取組を支援します。

また、合併市住民の一人ひとりが健康でいきいきと暮らせるよう、保健活 動及び医療提供体制などについて、合併市や関係団体との連携を図ります。

(3) 環境保全の推進

(30)

促進への必要な支援などを行い、良好な生活環境の形成を図ります。

ま た 、 地 球 温 暖 化 を 防 止 す る た め の エ ネ ル ギ ー の 効 率 的 な 利 用 、 良 好 な 水・大気環境や豊かな自然環境の保全、廃棄物の発生抑制やリサイクルの促 進などの取組を推進し、住民・事業者・行政が一体となって行う環境と共生 するまちづくりを支援します。

(4) ものづくり産業の支援

中小企業の研究開発、販路開拓及び人材育成を支援するとともに、優位性 のある技術集積や豊富な地域資源などを活用し、地域のものづくり産業の活 性化を推進します。

(5) 魅力ある観光地づくり

豊かな自然環境や美しい景観、伝統の食文化など、多様な観光資源に磨き を か け 、 地 域 の 特 性 を 生 か し た 魅 力 あ る 観 光 地 づ く り を 推 進 す る た め 、

「食」の魅力向上や観光客をもてなすホスピタリティの向上を図るための事 業に取り組みます。

また、地域や近隣県との広域連携による観光資源の発掘を行い、魅力ある 広 域 観 光 ル ー ト の 形成 を 図 る ほ か 、“ 田舎暮 ら し ” を 希 望 す る都 市 圏 生 活 者 との交流促進などを通して、地域の活性化を図ります。

(6) 多様で豊かな農業・農村づくりの推進

安定した農業経営と農村の安全な暮らしを守るため、農業生産基盤や生活 環境基盤の計画的な整備に取り組みます。

また、地域の特色ある農畜産物の生産や、直売所、農産加工施設、観光と の連携による地域内産業の活性化などを支援し、多様で豊かな農業・農村づ くりを進めます。

<主要事業>

・県営中山間総合整備事業

・県営中山間地域総合農地防災事業

(7) 健全な森林づくりの推進

合併市の森林を健全な姿で次世代に引き継ぐため、間伐を中心とした森林 づくりを推進し、森林の多面的機能が持続的に発揮される森林づくりを計画 的に進めます。特に、これまで整備が進まず長い間放置されている集落周辺

(31)

の育成により、集中的な間伐を推進します。

また、森林整備に必要な林道や作業道等を一体的に整備することにより、 地域の林業振興を図るとともに、山地災害の未然防止や災害地の早期復旧、 保安林の防災機能の強化を図るための治山事業を実施します。

<主要事業>

・地すべり防止事業

・復旧治山事業

・保安林保育事業

(8) 野生鳥獣被害対策への支援

人と野生鳥獣との緊張感ある棲み分けと農林業被害の軽減を図るため、合 併市が行う被害防除対策、捕獲対策、生息環境整備対策、ジビエ振興対策に 対して今後も情報提供や技術支援などを行います。

また、野生鳥獣による農林業被害対策を推進するため、県現地機関に設置 した野生鳥獣被害対策チームによる被害集落への積極的な支援を行います。

(9) 地域道路網の整備

合併市の一体化及び均衡ある発展を支援し、地域内外の安全かつ円滑な交 流を促進する観点から、国道・県道の計画的な整備に取り組みます。

<主要事業>

・主要地方道 信濃信州新線

・主要地方道 丸子信州新線

・主要地方道 長野信州新線

・主要地方道 長野大町線

・一般県道 小川長野線

・一般県道 信州新中条線

・一般県道 安庭篠ノ井線

・一般県道 小峰稲荷山線

(10) 治水対策の推進

河川改修工事や河川管理施設の修繕などを行い、洪水の氾濫を軽減します。 また、住民参加のもと、効率的な河川の維持管理や河川環境の美化を推進 します。

(32)

災上重要な施設等の設置にあたり、緊急的に河川改修等の対策が必要と認め られる場合には、事業の優先採択・重点投資に配慮します。

<主要事業>

・一級河川 犀川

(11) 土砂災害等対策の推進

土石流、地すべり、がけ崩れ、雪崩などを防ぐため、砂防施設の設置を推 進するとともに、土砂災害警戒区域等の指定を通して、土砂災害のおそれの ある区域について、危険の周知、警戒避難体制の整備を進めます。

<主要事業>

・通常砂防事業

・地すべり対策事業

(12) 住宅等の耐震化への支援

地震被害から住民の生命及び財産を保護し、震災時の膨大な災害復興費用 の軽減を図るため、合併市が推進する住宅等の耐震化に対して支援を行いま す。

(13) 学校教育の充実

学 校 ・ 家 庭 ・ 地 域 ・ 関 係 機 関 と の 連 携 を 図 り 、 確 か な 学 力 と 豊 か な 人 間 性・社会性を育む教育を推進するとともに、魅力と活力ある高校づくりを進 めるなど、学習環境の充実を図ります。

(14) 犯罪のない社会づくり

地域と連携・協働した地域安全活動を引き続き推進し、犯罪のない安全で 安心な地域社会づくりに取り組みます。

(15)新市町村合併特例交付金などによる支援

合併に伴い必要となる内部事務事業やまちづくりに関する事業に対し、新 市町村合併特例交付金を交付し、合併市の円滑な運営と新しいまちづくりを 支援します。

また、合併に伴う地域の連携の推進など、地域発元気づくり支援金を活用 して、合併市や自治会などが、地域住民とともに、自らの知恵と工夫により

(33)

第5章 公共施設の適正配置等の方針

合併における公共施設の適正配置等の方針を以下のとおりとします。

◇各種公共施設については、住民の利便性などに十分配慮しつつ、地域の特 性やバランス、また、需要や財政状況等を勘案しながら適正配置を進めま す。その際には、既存施設の有効利用や統合、集約化など、効率的な施設 活用に配慮します。

◇信州新町役場及び中条村役場は合併市の支所とし、その組織及び取扱い業 務は、当面は住民生活に急激な変化を来すことのないよう配慮します。併 せて、他地域の支所機能との整合を踏まえ、必要な体制の検討・調整を図 ります。

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