第11回
市原 市都市 交流拠 点整備 推 進協議会
会議 概要
1 開会、閉会に関する事項及びその年月日
・平成18年4月25日(月) 10時00分から11時30分まで
・市原市役所議会棟一階第四委員会室において
2 出席者
・出席の委員
遠山一郎会長、芦沢哲蔵、宍倉健一郎、斉藤文宏、勝地光、永野幸雄、
高橋吉一、三宅邦弘、安達道雄、千脇秀樹、阿部忠弘、泉水孝男、國吉成昭、根本昌和
株式会社イトーヨーカ堂(島村良一、吉崎高夫、望月裕之)
株式会社カインズ(石塚隆、桜井弘光、浅見康晴)
・欠席の委員
村木美貴
・事務局
市原市企 画 部…貝塚新治、石井賢二
〃 まちづくり課…稲垣重光、小出和茂、山仲喜信、加藤明信、神村賢一
都市整備部都市整備課…伊藤幸男、池田朋生
3 案件 1)都市交流拠点の整備に向けて
2)その他
4 会議の概要
1)都市交流拠点の整備に向けて
○今後の取り組みについて
・ 新年度第1回 目の協議会 となること から、推進 協 議会の目的を再 確認すると ともに、 平
成18・19年度の取り組みの概要について事務局より説明。
◇都市交流拠点整備推進協議会の目的
都市交流拠点の整備を推進する上で必要となる基本的事項について、関係者間で
の協議・調整を行うことが設置目的である。
また、推進協議会の所掌事項としては、設置要領第2条に掲げる次の4点である。
① 都市交流拠点の整備及びまちづくりの方策に関する事項
② 交流及び賑わいの創出に関する事項
③ 事業の着実な推進のために必要な事項
④ その他都市交流拠点の整備に関し必要と見込まれる事項
◇これまでの経過の確認
平成17年3月1日に発会し、現在までに10回の会議を開催。これまでの主な取り組
み事項は、次の2点。
・ 市原市都市交流拠点整備パートナー選定のための優 先順位付けに係るプロ
ポーザル
◇平成18・19年度の取り組み概要
設置要 領第2条 第2号 及び第3 号に掲 げられ ている 事 項の具体 的な検 証作 業に取 り
組む。取り組む項目としては、「都市交流拠点の整備に向けて」「整備構想区域の
推進に向けて」「中心市街地の活性化に向けて」という3点を掲げる。
一点目の「都市交流拠点の整備に向けて」については、まず、「交流と賑わいの
創出に向けて(交通体系に関する事項等)」ということで、整備基本計画において、
公共交通機関や徒歩、自転車交通への転換を図り、コンパクトなまちづくりを推進
していくことを掲げていることを受け、平成18年度には、都市交流拠点における交
通体系のあり方について調査を行っていきたいと考えている。この点について協議
をお願いしたい。
また、これからのまちづくりを進める上で、それぞれの事業のスケジュールやメ
ニューを一体的に管理しながら、各主体の総合力を発揮できるような体制を構築し
ていきたい。
さらに、エリアマネージメントのシステムの構築ということで、まちのコーディ
ネート、プロデューサーとして、総合的に都市交流拠点全体を維持管理し、マネー
ジメントするエリアマネージメントが必要だということを整備基本計画に掲げてい
る。どのような形でこのシステムを構築していくかも検討していきたい。
二点目の 「整備構想区域の推進に向けて」 については、「総合公園」 と「プロムナー
ド」、「まちなみ環境デザイン指針及びルール」という3点を掲げる。
「総合公園」については、シンボル空間として、原っぱ広場、イベント広場、親
水広場、駐車場、防災施設等の機能をどう連携させていくのか提案いただきたい。
「プロムナード」については、地区の歩行者軸のシンボルであり、歩いて楽しくく
つろげる空間づくりということでのしつらえや、総合公園との連携について考えて
いかなければならない。「まちなみ環境デザイン指針及びルール」については、ま
ちなみの景観についての基本理念・キーコンセプトをまとめる必要がある。道・緑 ・
賑わいの3点の基本的な空間について検討する必要があるので、トータルコーディ
ネーターを導入した中で検討していきたい。
三点目の「中心市街地の活性化に向けて」については、まず、中心市街地活性化
基本計画の見直しということで、中心市街地活性化基本計画は平成15年4月に制定
しており、概ね10年を目標期間としている。
先導的エリアである「こじゃれ通り」から五井駅西口にかけての区域については、
5年以内に推進するという形にしているが、中心市街地と整備構想区域とが一体と
なった都市交流拠点の整備を推進していくという流れを受けて、中心市街地活性化
基本計画も見直しを進めていかなければならない。この点についても、意見を伺い
ながら進めていきたい。
また、コンパクトシティの実現に向けた取り組みということで、まちなか居住の
推進や都市機能の集積など歩いて暮らせるまちづくりの取り組みについても、検討
していただきたい。
◇平成20年度以降の取り組み概要
都市交流拠点整備については、今後法的手続きが進められ、それぞれの事業が着
手されることになる。また、まちづくり交付金等を活用しながら都市交流拠点全体
のまちづくりを進めていくことになる。しかし、着手したところで終わりというこ
基本計画の検証が必要かと考えている。
また、整備基本計画の中で基本目標に掲げている「交流と賑わいのあるまちづく
り」、 「市民とパートナー企業、地元の方々、行政などが協働で進めるまちづくり」、
「持続可能なまちづくり」、「成長し続けるまちづくり」を進めていくということ
になると、都市交流拠点全体のエリアマネジメント組織への移行をどのようにして
いくかということを考えていかなければいけない。
◇取り組みのスケジュールについて
都市交流拠点の整備は、「中心市街地」、「景観計画とまちなみ環境デザイン」、
「整備構想区域」の3つを合わせながら進めていくということで、平成18年度及び
平成19年度のスケジュールの流れを説明する。
中心市街地においては、中心市街地活性化基本計画の見直し作業を開始していき
たい。平成18年度は、この見直しにかかる協議・調整が作業の中心であり、まずは、
商工会議所、地元商店会、TMOなどを含めた作業体制が必要になってくる。
この協議・調整作業については、検討会を開催する中で「現計画の検証」、「周
辺動向の把握」、「将来像の提案」を行っていく。また、この他の作業メニューと
して、まちづくり3法の改正を踏まえ、「改正法の理解」、 「取り組み体制の確立」、
「各主体の責任の明確化」、 「活性化推進施策の検討」、 「事業の検証体制の確立」、
「TMOの今後の体制の検討」などを進めていきたいと考えている。
平成19年度には、これらの検討を受けて、中心市街地活性化基本計画の見直し作
業を本格的に進めていきたいと考えている。
また、「まちづくり交付金」を活かしていくことを踏まえ、「都市再生整備計画
の素案作成」についても併行して進めていく。ここでは、「都市再生整備計画の区
域の検討や目標」、「目標を達成するために必要な事業に関する事項」、「事業と
一体となってその効果を増大させるために必要な事務等に関する事項」、「計画期
間」等が検討していくポイントになると考えている。
「景観計画(まちなみ環境デザイン)」の作成については、これから、モデル地
区の選定や、景観の将来像の検討、景観形成方針等を、地域住民の皆様の意見を集
約を図りながら進め、平成19年度には景観計画の素案を作成する予定である。中心
市街地については、景観計画の重点地区という形で進めていきたい。事務的手続き
としては、平成19年度に、都市景観審議会やパブリックコメント、都市計画審議会
を経て、景観計画決定・告示という形で進めることを考えている。
整備構想区域においては、今年度、トータルコーディネーターを設置した体制の
中で、次の点について検討を行っていく。その成果として、空間デザイン指針等の
策定、地区計画の策定、景観計画の策定、雇用の促進、安定化の促進といったこと
が挙げられる。
<トータルコーディネーターの設置による検討事項>
【共通事項】
・公共施設や建築物の意匠形態の検討
・パブリック空間、サインなど空間デザインのあり方
・実現化のための事業スキーム
・管理・運営方法の検討
【総合公園】
・レイアウト・ゾーニング・デザインコンセプトの検討
・それから整備水準、概算事業費等
・PFI事業等の可能性
【プロムナード】
・空間イメージ
・整備イメージの確立
・舗装・ファニチャー等のデザイン方針の策定
・事業者との調整
また、この推進協議会は、都市交流拠点全体の協議・調整を行う場であり、そこ
で、中心市街地の活性化策や交通体系、トータルコーディネーターにおける検討事
項などについても適宜報告を行っていく。また、個別の検討会においても必要な助
言をいただくものとするということで位置づけている。以上。
○市各部における取り組みの進捗状況及び今後の課題について
・ 平成18年度は個別事業が具体的に動くことから、市各部における事業調整等の取組の進
捗状況及び平成18~19年度における取り組みの予定・課題について、市各部からの委員よ
り報告。
◇企画部(千脇委員)
都市交流拠点整備で一番問題になるのは、いかに都市交流拠点を使って、市原市
の全体の顔をどうつくっていくかということである。その点でいくと、一番重要な
取り組みになってくるのは、中心市街地の活性化だと思う。
以前に中心市街地活性化基本計画をつくることに携わった経験から、中心市街地
活性化策の検討は、商工会議所、地元商店会、TMOとの協働により取り組んでい
くことが重要と考える。
以上のような意識で、取り組んでいきたい。
◇経済部(阿部委員)
都市計画の市街化区域編入をするための取り組みの一部として、 経済部では、 「農
振農用地の除外」について所管している。都市計画部と一緒に、都市計画編入と併
せて事務を進めており、現在、県の農政担当、それと関東農政局まで協議が進んで
いる状況である。
また、経済部は、農政以外にも、商工も担当している。商業の観点からの進捗報
告としては、平成17年度に商業実態調査を行ってきた。この調査により、現在の生
の実態のデータが掌握できている状況であるので、このデータを基にして、どうす
れば、西口が発展するか、どうすれば事業区域と相乗効果が見いだせるかという点
について、平成18年度にいろいろ研究していきたいと考えている。これについては
市経済部だけということではなく、商工会議所とも一緒に、検討・勉強をしている
ところであり、先月、今月ともすでに事務レベルでの勉強会に入っている状況であ
る。、商工会議所のスタッフの皆さんにおいては、他にイベント事業等がある中で
大変だとは思うが、今後も、一緒に検討をお願いをしたい。
◇土木部(泉水委員)
土木部は、都市交流拠点整備については、道路に関係するところの兼ね合いにな
る。道路に関する取り組みとしては、土地区画整理組合設立の前提となる区画整理
ころである。
今後は、トータルコーディネーターを導入した体制の中で、景観に配慮した空間
づくりの検討が予定されているので、土木部では、これに連たんする道路を、どう
景観に配慮した形で整備していけばよいのかについて、もう少し検討していきたい
と考えている。
◇都市計画部(國吉委員)
線引きについては、「第5回の都市計画の見直し」という形で、県内一斉に見直
しを進めているところである。市原市では、県決定の区域区分、用途地域等の見直
しに関して、 県との調整を終えた中での市の素案について、 4月17日から5月1日まで、
各支所及び公民館で縦覧という形で、意見聴取を行っているところである。提出さ
れた意見については、まとめて、県と調整していきたい。
なお、今回の都市計画の見直しは、県内一斉に行っておりますので、市原市とし
ても、五井周辺だけではなく、他の地区でも調整しているところがある。
◇都市整備部(根本委員、都市整備課担当者)
都市整備部では、五井駅西口の中心市街地から東口の整備構想区域までを、一体
的に、どのように取り組んで、つないでいくかということで、総合公園計画、及び、
区画整理組合設立準備に向けて、手続き・協議を進めているところである。詳細に
ついては担当者より説明する。(根本委員)
土地区画整理事業については、組合土地区画整理事業ということで、平成19年度
に組合設立認可を行うことを目指して準備を進めている。前回の推進協議会では、
事業計画案の概要を説明させていただきましたが、その案を基に、認可権者である
千葉県都市整備課と協議・調整をしているところである。また、併行して、県の関
係各課との協議、地元土地改良区との調整を進めており、概ね調整ができたところ
である。
今後の予定としては、まず、5月に事前協議の申請を行って、了承をとっていきた
い。線引き、市街化区域の編入にあたりましては、この地区の事業化が確実である
かどうかということの担保・確認が必要であり、事前協議の了承をもって、市街化
区域編入の手続きが進められるということになる。また、正式に、組合設立認可を
申請するにあたっては、逆に市街化区域に編入になってからでなければ、手続きが
できない。このため、市街化区域に編入となる平成19年3月末以降に設立認可申請を
行い、認可後に事業着手という形になる。(都市整備課担当者)
総合公園については、市の事業ということで進めるが、平成20年度から整備に着
手していきたいという考えがある。したがって、平成18年度から設計業務に着手す
る必要があるということで、平成18~19年度の継続事業として、基本計画及び基本
設計の策定をコンサルタントへの委託により進める。なお、この策定にあたっては、
関係部局、市民及び推進協議会の意見、それとトータルコーディネーターを含めた
協議を行い、まとめていきたい。
すでに委託業務については手続きを進めており、4月21日(金)に入札を行い、契
約にはまだ至っていないが、「東京ランドスケープ研究所」が落札したところであ
る。
公園整備のスケジュールについては、基本計画の策定をこれから今年の11月くら
いまでに行い、その後基本設計を平成19年の8月まで、そして、都市計画決定を平成
成20年度からということになる。
また、都市計画の手続きと補助金等の申請等の対応があるので、そのあたりを平
成19年度中に整理していきたい。(都市整備課担当者)
○ 区画整理組合設立準備委員会及びパートナー企業における取り組みの状況報告
・ 推進協議会の目的のひとつとして、各主体で情報を共有していくということがあること
から、区画整理組合設立準備委員会と各パートナー企業からも、覚書の締結に向けた取り
組みを中心に、報告がされた。
◇区画整理組合設立準備委員会(三宅委員)
準備委員会では、先ほど市の関係部局から説明があった事項について、関係方面
及び市の担当職員と協議を進めている。主に、事前協議の前提となります基本的な
事業計画の内容を調整しており、 5月に組合設立の認可権者である千葉県あてに事前
協議申請を行うところまで来ている。基本的な道路の設計、公園、街区の構成等に
ついては、前回の推進協議会にて説明した内容が基本であり、これに基づく必要な
データの算出を終えて、事前申請書がほぼできあがった状態である。
一方、組合内部の手続きであるが、市原市長より推挙されたイトーヨーカ堂、カ
インズの2社のパートナー企業との基本協定書については、 昨年の6月15日に締結し
たが、それに伴う具体的な取り決めである覚書、約定等の必要な取り決めを昨年の
秋以降進めてきている。
当初、覚書については、昨年12月半ばに締結する予定ということで説明していた
が、市原市との協議の結果、公園用地の面積の取り扱いの関係で調整が必要となり、
締結時期が延びている状況である。
具体的には、総合公園の用地について、公共施設管理者負担金の提供を受けるこ
とにしたことと、面積の調整等で若干道路が動きまして、その結果、イトーヨーカ
堂の用地面積が変わることになった。それらの関係があり、昨年12月末までに、市
原市と公共施設管理者負担金についての取り決めをした。これが12月末までに整っ
たことを受け、 イトーヨーカ堂との細部の調整を今年1月から行ってきたところであ
る。内容的には調整がとれてきている。
カインズとは、3月31日に覚書の締結を行った。この覚書は、広域立地型商業施設
エリアに関して、カインズが出店する用地についての取り決めである。これは、当
初、半分を保留地で、残り半分を仮換地の借地対応でということで説明してあった。
しかし、全体で予定していた保留地15haのうち、7haが公共減歩ということで、公共
施設管理者負担金によって消えてしまった結果、保留地が8haになってしまい、カイ
ンズに提供する予定の保留地がなくなってしまった。従って、6.4haすべてが、借地
対応ということになってくる。結果的に、覚書は、「6.4haの借地を組合が提供しま
す。それをカインズさんが借り受けます。」という内容の取り決めになっている。
なお、借地の取り決めにつきまして、これからより具体的に地権者と調整していく
ことになる。
イトーヨーカ堂についても同じことがいえる。当初、イトーヨーカ堂が出店予定
の9.1haの施設用地のすべてを保留地で対応し、6haの駐車場用地を借地で対応する
ということであったが、これも公共施設管理者負担金によって、保留地が8haになっ
てしまったので、イトーヨーカ堂に対しても、9.1haすべてを保留地として提供でき
ない。しかし、9.1haのうち、保留地で確保できるのは数字の上では8ha、一般の換
は、複数の地権者が持つ一般の土地を小口に買収しなければならなくなってしまっ
たということでありますが、結果的に、イトーヨーカ堂との協議もほぼ整い、5月12
日開催予定の準備委員会において、イトーヨーカ堂との覚書について諮る予定であ
る。なお、覚書は「保留地で確保できない用地2.1ha分は民地の買収です。地権者の
皆さんのご理解ご協力をいただきながら、やることにしよう。」という主旨の取り
決めとして、締結していく見通しである。
◇イトーヨーカ堂(委員)
今、準備組合からも説明があったが、諸条件が整ったということで、覚書を含め
て、地権者の皆さんの方にもご理解をいただいて、何とか社内的にも調整を行い、
決裁という方向に向かうと思う。
気になるのは、まちづくり3法の改正との関係である。まちづくり3法改正案は4
月に衆議院を通過しており、5月にも参議院を通過、公布となる見通しである。5月
が公布月で、1年半後の施行ということになると、来年の11月が施行ということに
なる。すると、この物件の着工の前に施行ということで、この物件は、まちづくり
3法の調整を受けることになる。
今回のまちづくり3法の改正では、これまでの平成11年に出された中心市街地活
性化基本計画をすべてもう一度見直すことになり、第一種の中心市街地活性化本部
に提出をして、内閣総理大臣の認定を受けるということになるという。すると、今
度の整備構想区域の開発と、中心市街地のからみがどのような形でいくのか、今ま
での中心市街地活性化の基本計画とは違う内容になるのではないかと思っている。
いずれにせよ、内閣総理大臣認可ということになると、中心市街地の活性化の問
題、コンパクトシティの取り組み、エリアマネジメント、及び東口の整備構想区域
へのイト ーヨ ーカ堂 とカイ ンズ の出店 の関係 を十 分 にまちづ くり3 法の趣 旨に沿 う
ものとしていけるように、詳細の調整が必要だと考えている。
準備委員会との覚書を締結したあと、市当局を含めて、関連の商工部署の会合を
含めて、中心市街地活性化にどのように向けるかが、重要なポイントかと思うので、
今までに増して、ご指導ご協力をよろしくお願いしたい。
◇カインズ(委員)
先ほど、準備組合から説明があったように、3月31日に覚書を締結した。社内的に
も積極的に協力して進めるようにとのことなので、 今後ともよろしくお願いしたい。
○ 商工会議所及びTMOにおける取り組みの状況報告
・ 商工会議所からは特に報告なし。TMOから、地元商店会の勉強会等の取り組みの状況
と今後の課題について説明がされた。
◇いちはらTMO(委員)
「現実問題として、西口の商店がどのような考えで自分たちのまちをつくってい
かなければならないか?」ということについて、去年から勉強会をやってきた。今
年1月の都合6回目の勉強会あたりから、ようやく「自分たちのまちがどうあるべ
きか」、「東口をにらんで東口がどういうまちづくりをめざすのであれば、自分た
ちのまちはどのようなまちにしなければいけないのか」というところに議論が向く
ようになってきたが、そこにはやはりどうしても対立構造というものが垣間見える
ところである。対立構造というのは、うら返してみると両者の特性をどういうふう
いに互換性のあるまちづくりを目指していくということで、現在、一生懸命協議を
重ねている。
この勉強会は、市原商工会議所の支援を受けて、いちはらTMOで一応コーディ
ネートして行っている。その中で、まちづくり3法の改正に伴い、TMO構想自体
が変わっていかざるを得ないということもあるので、引き続き行政と連絡を取り合
いながら、改正都市計画の部分も含めて、どのような特徴あるまちづくりを西口が
めざしていくのかというところを、トータルコーディネーターを含めた検討の中に
入れていただきたい。
○質疑応答
・ 平成18年度最初の会議なので、皆さんに現在の取り組みの状況を報告いただいてから、
意見や質疑をいただく方がよろしいのではないかということで、まず、 ご発言いただいた。
それでは、今後の取り組みについて、事務局が用意した資料、また各委員の皆さんからそ
れぞれの所管する部分での進捗状況や今後の課題について報告いただいたことについて、
質疑があれば、いただきたい。(会長)
・ 今年に入ってからの経過について、補足説明する。
今年の2月9日に調査特別委員会を開催したが、その席で、商工会議所および地元商店会
の方々との意見交換を持った。そして、同日2月9日に五井駅東口の商店会準備会の方々と
都市交流核推進室とで勉強会を開催した。その後、2月16日に市津商店会から、都市交流拠
点の必要性ということについて、勉強会の開催要望があったので、都市交流核と市街地の
整備について説明をしてきた。また、今、TMOからも説明があったように、五井の地元
の商店会の方々が、今後どういうふうに商店街の活性化に向けてやっていくかということ
で、 自ら勉強会を開催をされているが、 4月19日には、 市職員もこの勉強会に参加している。
これらの勉強会等での意見交換の中で、地元の商店会の方々からは、「都市交流拠点の
整備を進めるというそのものについては反対していないが、自分たちが今後どういう商業
形態を継続していくことができるのか?」、「東口の整備がされた後にどのような形で生
き残っていけるか?」、「どのような相乗効果が得られるか?」という意見をはじめ、た
くさん課題が出たようである。引き続き、こうした勉強会を通して、この18年度には、地
元商店会及び商工会議所の方々と十分な協議をしながら、国の制度を採り入れられるもも
のは積極的に採り入れ、そして、また、まちづくり3法の改正の動向をみながら、中心市街
地活性化基本計画の見直しに取り組んでいきたいと考えている。商店街の方々におかれて
は、活性化案ができあがってこなければ、不安ということもあろうかと思う。積極的に国
の動向や先進地の事例などの情報を、 いろいろなネットワークを通じて、取り入れながら、
協議していくなど、五井駅を中心とした都市交流拠点の活性化の実現に向けて、最大限の
努力をしてまいりたい。(事務局)
・ あと、総合公園の整備についても補足説明する。すでに都市整備部で、総合公園の委託
を発注したが、この総合公園をつくることによって、準備委員会と総合公園、パートナー
企業による、人との交流、にぎわいの場、そして水と緑の憩いの場、の創出に向けた総合
的な取り組みが成果として現れないと、事業が今後ともまちづくりとして、継続していく
とことが非常に厳しい状況になると認識している。総合公園整備の検討は、基本構想、基
本計画、最終的には基本設計という流れの中でやっているが、総合公園のあり方の検討と
いうことで、公園緑地課、都市整備課、まちづくり課ですでに会議を開催している。。そ
れぞれの役割分担についても、それぞれ課題を出し合って、引き続き総合公園の計画づく
・ もう一点、イトーヨーカ堂が心配されている「まちづくり3法の改正」に関して、都市
交流拠点における「整備構想区域」整備の「中心市街地」への波及について、行政でどう
解釈しているかという点について、説明願いたい。(会長)
・ まちづくり3法の見直しの中で、大きな影響があると思っているのは、用途地域上で商
業大規模店舗が規制されるということと、TMOの見直しという2点である。
1点目の用途地域の問題だが、広域立地型商業施設のエリアについては、商業地域また
は近隣商業地域という用途地域設定で協議を進めている状況であり、用途上での規制を受
けるという問題は、その点で消えている。
2点目のTMOの見直しという問題だが、TMOを中心市街地活性化協議会へ移行して
いくというものである。ある意味、我々の取り組みは、まちづくり3法の先進的な取り組み
であったのではないかと思っている。法改正の趣旨として、中心市街地活性化を商業中心
の考え方から広く地域住民の意向を反映できる形にしていこうということで、TMOから
中心市街地活性化協議会への移行ということになっている。その点を踏まえると、今回提
案しているエリアマネジメントの取り組みについては、この協議会に通じる部分もあり、
他市にもまだ生まれてない状況だと思っている。
このように、我々の取り組みは、まちづくり3法の改正趣旨に沿った形で進んでおり、体
制についても、皆さんのご協力により、このような形をとってこれましたことを非常にあ
りがたく思っている。(事務局)
・ 他に意見はございますか?(会長)
・ 皆さんの説明を聞いて、関係者の現在の状況が包括的にわかった。その中で、東口の構
想づくりと西口の商業地域活性化をいかに競合でなく補完関係にもっていくかということ
が大事だ。その点で、中心市街地活性化基本計画の見直しは、かなり重要なテーマだと思
う。
中心市街地をどう活性化していくかについては、いろいろな考え方があるとは思うが、
私は、中心市街地では、個々のお店の利益・発展という視点だけでなく、それに加えて、
地域全体としてにぎやかになっていくということが各個店の発展になり、また、公共上よ
いという視点が必要だと考える。要するに、中心部が全体として非常に人を惹きつけると
いうことが市原市民全体にとっての大きな利益になるんだという視点である。とりわけ、
高齢者など車を使えない人の非常に大きな利益につながるという認識が必要かと思う。
このような視点から考えると、 例えば、事業として成り立たないから店を閉じた場合に、
そこで終わってしまうのではなくて、そのような空き店舗的なものが生じれば、積極的に
新しい魅力的な店舗等に変えていくというような方向をとっていったり、業種を積極的に
転換したりというように、もっと人を惹きつけるような方向に変えていくことも必要だ。
時代がどんどん変わっているわけですから、中心部の活性化について、一人ひとりの事業
者が、市民全体のためという意識も持ちつつ、かなり思い切ったことをやっていくことが
大事だと思う。
このような意識のもとで考えられる案としては、他に例えば、共同駐車場のようなもの
が挙げられる。今も駐車場はあることはあるが行くだけでお金をとられるという仕組みに
なっている。これを、この商店街で買い物をすれば、駐車場がタダになるような仕組み、
あるいは共同のポイントシステムといった、全体的にうまく機能し、向上するそういう取
り組みが必要ではないか。
以上のことを含め、基本的にいいたいのは、個々の商業者の利益を超えて、幅広く連携
るのではないかということだ。(委員)
・ ありがとうございました。他に意見はございますか?(会長)
・ 2点ほどある。
1点目は、総合公園についてだが、総合公園は、整備構想区域の大きな目玉になってお
り、市民の関心度が非常に高い部分であると思う。先ほど、機能についてはいろいろと説
明を受けたが、当然、整備基本計画を出したときにパブリックコメントというような形で
市民に意見を求めているかとは思うが、実態的に市民がどれだけこの公園の計画について
理解しているのだろうか。総合公園は市民の恒久の財産になる非常に重要なものだと思う
ので、できればもう一度、総合公園について、市民がどういった機能や、どういった施設
を求めているかを聞く必要があるかと思う。平成18年11月に総合公園の基本計画ができる
までの間に、なんとか意見を聞く機会を設けていただきたい。また、この市民の意見を聞
くにあたり、その市民意見の取り方は非常に難しいと思うが、市民の意見を有効に吸い上
げるための方法・手段があればご教示いただきたい。
2点目は、都市交流拠点の一部である中心市街地のことについても、推進協議会の中で
検討していくという過程で、 抽象論が先行していて、 具体的に地元の商店主の人たちが 「自
分たちのまちがどのように目標をもってやっていったらよいのか」という部分が見えない
状況にある。今、商店会等による勉強会で、まさにこの打開に向けて、「既存ストックを
含め、自分たちの強みは何か?」ということを皆で検討しているが、実現に向けて考えて
いくということになると、自分たちの資金だけではどうにもいかない部分もある。先ほど、
市からの説明において、 国の制度も積極的に採り入れていくということがあったが、 一点、
「全国都市再生モデル調査」の募集があると聞いている。この「全国都市再生モデル調査」
が「まちづくり交付金」にどうつながっていくのか教えていただきたい。(委員)
・ 1点目の質問のうち、市民意見聴取の方法について答える。インターネットはすでに多
くの方々が使っており、インターネットを使っての意見・情報収集も、かなりいろいろな
自治体でも行われている。整備基本計画づくりでもインターネットを使って、いい意見が
集まってきたということもある。インターネットだと、きちんとした文章で意見がくると
いうことが多く、きちんとした意見を得やすいという面でメリットがある。ただし、やは
りインターネットを使っている人は限られます。また、こういう意見を徴収しているとい
うことが市民全体に広く分かるためには、いろいろなホームページへのリンクとたくさん
設けておくことが大事だ。(委員)
・ 総合公園について、市民からの意見を聞くタイミングですが、どう考えますか?(会長)
・ 総合公園の基本計画の策定期間が今年の11月までということで、非常に短いので、意見
を伺うタイミングが難しいが、市民の意見は十分聞く予定である。なお、意見を聞くにあ
たっては、白紙の状態でさあどうでしょうといっても意見が少ないと思うので、ある程度
具体的に青写真的なものを示しながら意見をもらうなど、意見の聞き方については、もう
少し検討させていただきたい。(都市整備課)
・ 参考ですが、市長の意向としては、早速、イトーヨーカ堂とカインズに対して、整備構
想区域50ha全部がテーマパークで、サンアントニオ市のリバーウォークの日本版のような
ものを実現したいということを、トップセールスという形で説明していきたいとのこと。
総合公園については、いろいろなメニューといろいろな趣向とそれから完成型がいつでき
・ 市内にも多くの公園がありますが、今回の総合公園は、整備構想区域を市街化調整区域
から市街化区域に編入する大きな要因でもある上、五井駅を中心とした市原市の顔という
要素を含めている。さらに五井駅西口まで波及・相乗効果のあるような公園ということで、
今後とも50年100年にわたり、 集客を継続できるものでなければならない。 また、 商業施設、
組合、プロムナード、総合公園が一体となった整備構想区域の中での総合公園という考え
方で進めていかなければならないということで、大きな課題を背負っている。
今、 会長から話があったように、 市長から話がでているサンアントニオ市のリバーウォー
クについてだが、これはサンアントニオ川の流域に今から7~80年前に大洪水が起こって、
多くの人が亡くなったことから治水対策という中で、 サンアントニオ川に水門をつくって、
調整池的な意味合いから迂回をさせている運河のことである。その運河の両サイドをにぎ
わいの核として、まちづくりを進めてきたことが非常に成功して、今、年間1000万人くら
いの人々が訪れるようになっているという。私は現地を見ていないが、運河に沿って店や
レストラン、ホテルが建ち並び、非常ににぎわっているそうである。また、その運河には
船が走っていて40分くらいで周遊できるとのこと。 アメリカの中や日本でも熊本市などが、
サンアントニオ市のリバーウォークを参考にしたまちづくりを進めていると聞いている。
(事務局)
・ 先ほどの「全国都市再生モデル調査」に関する質問について答える。「全国都市再生モ
デル調査」は、国が、普段、市の事業ではできないような、いろいろなまちの活性化・再
生に向けた前向きな取り組みを求めているもので、国の枠の中で採択された中で調査費が
配分されるものである。市としても、都市交流拠点整備の検討を進めている中で、どうい
うものができるのかを市だけではなく、TMOなどを含めた中で提案できるもながないか
ということで検討しているところである。また、「全国都市再生モデル調査」が「まちづ
くり交付金」などの他の制度とどう関連づけられるかについては、提案内容に応じて詰め
ていきたいと考えている。(事務局)
2)その他
○今後のスケジュールについて
・ 今後の予定としては、トータルコーディネーターの設置ということが重要になってくる
と考えている。その部分について議論いただきたい。時期的には7月くらいと考えているの
でよろしくお願いしたい。(事務局)
・ 実質的には 、覚書の締 結手続きを 踏まえ、 次回 は、6月議会後の 開催となる 。今回は 、
今年度第1回目ということで、これまでの取り組みの進捗報告とこれからの取り組みにつ
いて、ご発言ご意見をいただいた。今年度もどうかよろしくお願いします。本日はありが
とうございました。(会長)