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tokugikon
2010.8.24. no.258
来賓挨拶
〈〈平成22年度 特技懇懇親会〉〉
御紹介いただきました望月でございます。
細野長官から大変立派な、決意表明のような御挨拶を いただきました。私からは簡単に御挨拶をさせていただ きます。
御案内をいただいて、我々の組織における特許庁って 何だろうかと考えたときに、2900 人を超える方々が特 許庁の職員におられて、経済産業省は 8600 人くらいで すから、3 人に 1 人は特許庁の職員であるということに、 はたと気がつきました。これはもうちゃんと敬意を表さ なければいかんということで伺ったわけであります。 毎年毎年、法律を国会に出していただいて、通してい ただいているように、経済産業省のために、特許庁は本 当に一所懸命仕事をやっていただいていると、かねてか ら思っておりました。私もいくつか長官をやったことが
あるのですけれども、特許庁長官にだけはなれなかった んです。よく考えたら、先ほど細野長官から釈迦に説法 という話がありましたけれども、お釈迦さんでない私に とっては、大変勉強になった話ばかりで、メモをとろう と思ったんですけれども間に合わなかったんです。特許 庁は大変知的なところでありまして、お前を長官にする にはちょっと知的レベルが届いていないということで、 残念ながら外されたと思います。本当にこの霞が関の中 でも知的人材の集積で、このビルの前を通る度に光り輝 いております。長官からのお話にもありましたように、 技術立国日本における最も重要なインフラを、明治以来 の長い時間支えてきて、発展させてきたという御業績は、 何ものにも代え難い経済産業省の誇りではないかという ふうに思っております。
今日お伺いしました理由の一つは、皆様方には大変申 し訳ないのですけれども、組織にはいつでも起こること ではありますけれども、一部の不心得な事が起こって、 組織全体には何の関わり合いもないことではありますけ れども、大変残念なことであったのであろうと思ったか らであります。特にこれまでの輝かしい業績を誇って、 日本を支えて来られたという意識の高い皆様方にとって は心の痛むことでなかったかと思います。皆様方のこの 輝かしい業績と、特許庁という組織の作りあげてきた大 変重要な基盤は、このくだらないことによって、いささ かの揺るぎもないと、皆そう思っていますということだ けを、一言申し上げたくて、伺ったわけであります。
経済産業事務次官
(当時)7
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2010.8.24. no.258
〈〈平成22年度 特技懇懇親会〉〉
これからの日本が何で食べていくのかと、産業構造ビ ジョンを先般発表して、色々と議論されたところであり ますけれども、やはりこれは、どう考えても技術で食べ ていくしかないと、技術をどうやって十二分に活用して 日本の稼ぎにしていくのかというのが鍵ではないかと思 います。おもしろいことに、その技術のうちの何をオー プンにし、何をクローズにするのかというのが一つの大 きな鍵ではないかということも、議論をされてまいりま すと皆なるほどと思った部分がございました。これこそ まさに、知財戦略というのは特許証をいただいて飾って おいて、喜んでいるだけの話ではない、どうやってこれ で稼いでいくのかというのが、日本の経済なり日本国民 にとって最も大事なことなんだと、改めて考えさせられ る議論だったと思います。
特許庁の皆様はその非常に重要な一翼を担って、十二 分にこれを活用してほしいという思いで、ひとつひとつ の特許出願人に、あなたの技術は立派だったという証明 をしておられる、というふうに思います。だからこそしっ かり活用しろということを、特許庁の方から叫んでいた だいているんだろうと思います。私はこういったことが、 これからの日本の将来を支えてくれる礎になるというこ とを、今日お集まりの皆様方のこれだけの思いを見て、
心から確信を持っております。経済産業省は滅びても特 許庁は滅びないというぐらいの思いで、今日はここへ 伺って、皆様に感謝と本日の御盛会をお祈り申し上げた いと思います。