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(1)

土岐市空家等対策計画

【2018 年度∼2022

年度】

(2)

はじめに

近年、人口減少社会の到来や少子高齢化の進展と ともに、高度成長期に整備された住宅・建築物の老 朽化により、居住その他の使用がなされていない空 家が年々増加しています。また、特に適切な管理が 行われていない空家については、安全性の低下、公 衆衛生の悪化、景観の阻害等周辺の生活環境に深刻 な影響を及ぼしており、大きな社会問題となってお ります。

このような状況から、国においては、空家等に関 する施策を総合的かつ計画的に推進し、公共の福祉 の増進と地域の振興に寄与することを目的として、 平成 26 年 11 月に「空家等対策の推進に関する特 別措置法」が制定されました。

本市におきましても、空家等に関するさまざまな 課題を解決するため、土岐市空家等対策審議会を設

置し、平成 29 年 12月以降審議を重ね、このたび「土岐市空家等対策計画」を策定 いたしました。

今後は、第六次土岐市総合計画における基本目標の一つである「安全で快適な暮ら しを支える基盤づくり」の実現に向けて、空家等の問題を地域社会全体の問題として 捉え、本計画に基づき効果的、積極的に推進してまいります。また、推進にあたって は、自分たちのまちは自分たちで守るという意識の下、市民と事業者及び行政が協働 して取り組むことが重要だと考えておりますので、市民の皆さまのより一層のご理解 とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後に、本計画の策定にあたり、貴重なご意見、ご提案を賜りました土岐市空家等 対策審議会の委員の皆さまをはじめ、ご協力をいただきました関係各位に心から感謝 申し上げます。

平成 30 年 3 月

(3)

目次

1.空家等に関する対策の対象とする地区及び対象とする空家等の種類 …………1 その他の空家等に関する対策に関する基本的な方針

(1)背景 (2)現状 (3)課題

(4)空家等に関する対策の対象とする地区 (5)対象とする空家等の種類

2.計画期間 ………8

3.空家等の調査に関する事項 ………9 (1)調査概要

(2)調査対象地区 (3)調査期間

(4)調査対象空家等 (5)調査方法及び内容 (6)調査結果の取扱い (7)関係機関との情報共有 (8)継続した情報収集

4.所有者等による空家等の適切な管理の促進に関する事項 ………13

5.空家等及び除却した空家等に係る跡地の活用の促進に関する事項 …………15 (1)地域住民からの要望による活用

(2)利活用可能な空家等及び空き地の情報提供 (3)空家等の状態・品質の改善、把握

(4)新たな住宅セーフティネット制度活用の検討 (5)地域に応じた柔軟な対策の検討

(6)関係法令等の遵守

6.特定空家等に対する措置その他の特定空家等への対処に関する事項 ………17 (1)基本的方針

(2)特定空家等に関する判定の手続き (3)特定空家等の判断基準

(4)土岐市空家等対策審議会との調整 (5)特定空家等に対する措置

7.住民等からの空家等に関する相談への対応に関する事項 ………19

(4)

1.空家等に関する対策の対象とする地区及び対象とする空家等の種類その他の空家 等に関する対策に関する基本的な方針

(1)背景

○人口減少社会の到来と高齢化

土岐市統計調査によると、土岐市における人口は、平成 8 年の66,621人を ピークに減少に転じており、平成29年には59,095人と約7,500人の減 少となりました。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、今後も減少が続き、 平成32年には56,033人、平成42年には50,432人と推計され、ピー ク時(平成8年)から約16,000人、現在(平成29年)から約8,700人 の減少となる見込みです。なお、第六次土岐市総合計画(平成28年度∼平成37 年度)においては、人口減少対策を講じることにより、人口減少を抑制した推計と なっています。

【グラフ1】土岐市統計書による人口統計値の推移

① 人口の推移

平成8年

66,621

平成29年

59,095

平成42年

50,432 40,000 45,000 50,000 55,000 60,000 65,000 70,000

人口の推移

土岐市統計書(∼H29) 国立社会保障・人口問題研究所(H30∼) その間は実績値 第六次土岐市総合計画

(人)

(5)

2

一方で、世帯数は増加傾向にあり、平成29年には、昭和30年の9,943世 帯の約2.4倍の24,339世帯となっています。

② 世帯数の推移

国勢調査によると、平成22年では4人に1人が65歳以上の高齢者となってお り、平成42年には概ね3人に1人が高齢者となる見込みです。空家等の発生につ ながる可能性の高い高齢者単身世帯については平成12年の7.3%が平成27年 には11.1%に達するなど、増加傾向にあります。

【表1】土岐市の人口及び世帯数の推移

H12 H17 H22 H27 H32 H42

人口 63,283 62,102 60,475 57,827 56,033 50,432

(第六次土岐市総合計画) 58,400 54,700

65歳以上の割合 22.4% 23.8% 26.9% 30.3% 32.6% 34.9%

世帯数 19,733 20,284 20,760 21,039 24,767 26,249

高齢者単身世帯割合 7.3% 7.1% 9.0% 11.1%

[出典] 実績値(H27まで):国勢調査

推計値(H32以降)上段:日本の地域別将来推計人口(国立社会保障・人口問題研究所)

平成29年

24,339 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000

世帯数の推移

国立社会保障・人口問題 研究所

(6)

○住宅ストックの現状

平成25年住宅土地・統計調査によると、住宅数が 24,310 戸に対し、世帯数 は 20,980 世帯と、住宅数が世帯数を上回っています。平成 10 年以降、住宅数 と世帯数の差は増加の傾向にあります。今後人口が減少する傾向と相まって、空家 等の増加の要因になると考えられます。

【表 2】土岐市の住宅数、世帯数の推移

S63 H5 H10 H15 H20 H25

住宅数(戸) 19,000 20,890 20,920 21,990 23,800 24,310 世帯数(世帯) 17,040 18,740 19,100 19,410 20,740 20,980 住宅数―世帯数 1,960 2,150 1,820 2,620 3,060 3,330 [出典]平成 25 年住宅・土地統計調査:総務省

(2)現状

○土岐市の空家率の推移

土岐市の空家については、平成 5 年に 2,060 戸(空家率 9.9%)であったもの が、平成 25 年には約3,440 戸(空家率 14.2%)と、20 年間で戸数は 1.67 倍 に増加し、空家率は 1.44 倍に上昇しました。

この空家の増加傾向は、全国平均と類似した推移ではありますが、土岐市におい ては、特に平成 10 年から平成 25 年の 15 年間における上昇が大きくなっていま す。全国及び岐阜県の空家率と比較すると土岐市の空家率は低く推移してきました が、平成 25 年の空家率は 14.2%で、全国平均の 13.5%を上回るものとなりま した。

【表3】土岐市の住宅数、空家数の推移

S63 H5 H10 H15 H20 H25

住宅数(戸) 19,000 20,890 20,920 21,990 23,800 24,310 空家数(戸) 1,770 2,060 1,780 2,500 3,060 3,440 [出典]平成 25 年住宅・土地統計調査:総務省

【表4】空家率の推移(%)

S63 H5 H10 H15 H20 H25

全国 9.4 9.8 11.5 12.2 13.1 13.5

岐阜県 9.0 9.2 11.4 13.0 14.1 15.2

土岐市 9.3 9.9 8.5 11.4 12.9 14.2

(7)

4 ○土岐市における空家の特徴

ア.用途別の特徴

住宅・土地統計調査において、「空家」は、別荘やセカンドハウスとなっている 「二次的住宅」、賃貸のために空家となっている「賃貸用住宅」、売却のために空家 となっている「売却用住宅」、長期不在や建て替えに伴う解体予定の「その他の住 宅」の 4 つに分類されます。

同調査では、特定空家等 1

となる可能性が高い「その他の住宅」が平成 25 年で は市内に約 1,730 戸存在し、空家総数に占める割合は約 50.3%となっており、 全国平均の 38.8%を大きく上回り、髙い水準となっています。

「その他の住宅」の割合は、昭和 63 年以降、空家数の増加とともに増加傾向に あります。

【表5】土岐市の「空家」 用途別内訳

総数 (A)

空 家

二次的住宅 賃貸・売却用住宅

その他の住宅

数(B) 割合(B/A、%)

S63 1,770 0 780 990 55.9

H 5 2,060 50 1,240 770 37.4

H10 1,780 60 930 790 44.4

H15 2,500 60 1,270 1,170 46.8

H20 3,060 80 1,580 1,410 46.1

H25 3,440 210 1,500 1,730 50.3

(参考)

H25 全国

8,195,600 412,000 4,600,000 3,183,600 38.8

H25 岐阜県 133,400 8,900 66,800 57,600 43.2 [出典]平成 25 年住宅・土地統計調査:総務省

※平成10年以前の数値については、総務省統計局『住宅・土地統計調査』の調査票情

報を独自集計したものである。

1

(8)

イ.「その他の住宅」の建て方・構造別特徴と老朽化の状況

平成25年住宅・土地統計調査では、「その他の住宅」の建て方・構造の内訳で は、1,360 戸(78.6%)が耐用年数の比較的短い「一戸建(木造)」であり、全国 平均(69.1%)と比較しても高い割合となっています。

【表6】「その他の住宅」の建て方・構造別戸数内訳

(上段:戸数 下段:空家総数に占める割合(%))

※数値の四捨五入処理により割合の合計は一致しない。

[出典]平成25年住宅・土地統計調査:総務省

※土岐市の建て方・構造別戸数の数値については、総務省統計局『住宅・土地統計調査』

の調査票情報を独自集計したものである。

土岐市の「その他の住宅」の41.0%が老朽化(外観から「腐朽・破損あり」 と判断されたもの。)空家となっており、全空家における 31.7%が老朽化空家と なっている状況と比較しても高い割合となっています。岐阜県と比較して、売却 用の空家に占める老朽化空家の割合が大幅に高くなっています。

【表7】空家のうち、老朽化空家の割合(%)

[出典]平成25年住宅・土地統計調査:総務省

○土岐市の空家の現状まとめ

土岐市における空家の現状をまとめると、以下のとおりです。 ・空家数と空家率は、ともに増加傾向である。

・適正な管理がなされず特定空家等となる可能性が高い「その他の住宅」の空 家総数に占める割合が、全国及び岐阜県と比較して高い。

・「その他の住宅」の中でも、耐用年数が比較的短く放置すると危険な状態とな る可能性の高い「一戸建て(木造)」の割合が、全国及び岐阜県と比較して高 い。

・「売却用」の空家の約半数が老朽化空家となっている。 その他の住宅

総数

一戸建

長屋建

共同住宅

その他

木造 非木造 木造 非木造

全 国

3,183,600 100 2,199,900 (69.1) 105,500 (3.3) 147,100 (4.6) 116,300 (3.7) 594,300 (18.7) 20,400 (0.6)

岐阜県

57,600 100 45,100 (78.3) 2,300 (4.0) 1,900 (3.3) 700 (1.2) 7,300 (12.7) 400 (0.7)

土岐市

1,730 100 1,360 (78.6) 130 (7.5) 50 (2.9) 70 (4.0) 110 (6.4) 10 (0.6)

全空家 賃貸用 売却用 二次的住宅 その他の住宅

岐阜県 27.7 24.6 12.2 11.2 34.7

(9)

6 (3)課題

○空家等が引き起こす課題(問題)

空家等は大きく「利活用が可能な空家等」と「利活用が困難な空家等」の2つ に区分されます。

利活用が可能な空家等は、活用次第では市にとっても大きな資産となる可能性 を秘めています。しかしながら、時間が経つにつれて、その価値はどんどん低下 してしまうため、少しでも早く新たな活用等について考える必要があります。

利活用が困難な空家等が引き起こす課題(問題)は、防災・防犯、衛生、景観 など多岐にわたり、一様ではありません。本市においても、管理されず放置され 周辺環境に悪影響を与えている空家等が数多くみられます。放置された空家等が 引き起こす課題(問題)の具体的な例を挙げると以下のものがあります。

ア 防災・防犯

空家等が放置されると、建物自体の倒壊や屋根材の落下、外壁の崩壊などが 発生し、近隣住民等に対して防災上とても危険な問題を引き起こします。特に 密集市街地や交通量の多い道路、通学路に面して空家等が位置している場合は、 倒壊した場合の被害は大きくなります。

また、放火や不審者の侵入などにより、空家等が犯罪の温床となる可能性も あります。

イ 衛生

敷地内への不法投棄やゴミ等の放置により、多数のねずみ、ハエ、蚊等が発 生し、近隣の環境に悪影響を与え、地域住民の日常生活にも支障をきたす可能 性があります。

ウ 景観

屋根、外壁等が、汚物や落書き等で外見上大きく傷んだり、多数の窓ガラス が割れたまま放置されることで、周囲の景観と著しく不調和な状態となります。

特に人の往来が多い場所や密集市街地等では、景観を損ねるだけでなく、そ の地区全体のイメージを低下させることにもなります。

エ.隣家等への影響

敷地内に繁茂する草木により、隣接する敷地への草や木の枝葉・根の侵入や、 枯木の倒木、落ち葉による樋の詰まりなどが発生するおそれがあります。隣家 等に居住する方々の快適で安心した生活がおびやかされることになります。

【放置された空家等と対応の一例】

家屋の一部が崩れ落ちており、倒 壊する危険性もある状態です。

家屋は道路と接するように建って います。このような場合、市では応 急的にカラーコーンを設置するなど により、注意喚起を行います。

(10)

○これまでの空家等対策に関する取組の課題(問題)

これまでの空家等対策には、実態の把握、対策の実施、推進体制に関し、それ ぞれ以下の課題があり、今後はこれらを踏まえて検討する必要があります。

ア 実態の把握

空家等の実態(どこに、どのような状態の空家等があるかなど)の把握にあ たっては平成 25 年に自治会の協力の下で、実態調査を行っています。また、 地域住民から相談や情報提供のあった空家等についても、現地を確認し状況把 握に努めています。

しかし、空家等の存在を認知できた場合でも、管理責任を有する所有者等の 把握が困難(死亡・所在不明、相続による権利関係の未整理など)であるなど、 対策に必要な情報の把握に時間がかかることが多く、実態に即した指導等が迅 速かつ的確に実施されていない状況にあります。

イ 対策の実施

空家等の対策は、実態を把握した後に、まずは危険な状態の空家等を解消す ることが最も重要となります。危険な状態の空家等の解消については、行政機 関から所有者等への要請・指導から始まり、最終的には法令に基づく措置が必 要となる場合もありますが、これらの対応手順等が明確となっていません。

さらに、危険な状態の空家等を増やさないための適正な管理方法、空家等を 増やさないための利活用策の実施も必要となります。現在は、書面等にて管理 責任を有する所有者等への働きかけを行っていますが、当事者意識が希薄で成 果は芳しくありません。また、利用できる制度の情報提供や意識啓発が十分で はないことから、空家等の所有者の利活用に対する意識も高いとは言えず、適 正な管理がされていない空家等の増加に歯止めがかかっていない状況です。

ウ 推進体制

空家等は個人財産であり、その管理責任は一義的には所有者等個人に帰属す ること、また、これまでの空家等への対処については、法的拘束力がなかった ために限界があったことなどにより、これまで有効な対策がとられてきません でした。空家法の施行により、法の条項に基づいた対応や周辺環境へ悪影響を 及ぼす空家等に対する措置を行うことが可能となりました。

(11)

8 (4)空家等に関する対策の対象とする地区

土岐市における空家等に関する対策の対象とする地区は、市内全域とします。 ただし、今後行う空家等に関する調査等の結果、他の地区と比べて著しく空 家率が高い等の理由により、空家等に関する対策を重点的に推し進める必要が ある地区がある場合は、重点地区を定めることとします。

(5)対象とする空家等の種類

本計画で対象とする空家等の種類は、空家法第2条第1項に規定する空家等と します。

2.計画期間

本計画の期間は、5年間とします。

なお、本計画は、継続して適正な進行管理を行うとともに、各種施策の実施によ る効果や社会状況の変化等により、必要に応じて見直しを図るものとします。

対象地区:市内全域

(12)

3.空家等の調査に関する事項

(1)調査概要

本市では、対策が必要な空家等を把握するため、実態調査を実施します。 実態調査は、自治会・町内会等に依頼して行う1次調査と、市の空家等対策担当 課が行う2次調査により実施します。

1次調査では、空家等と認められる可能性のある物件を把握し、それらの物件等 を対象として2次調査により、より詳細に調査して、空家等として認められるか どうかを判断します。

(2)調査対象地区

1次調査は、市内全域を対象に行います。ただし、やむを得ない理由により、調 査が困難な地域は除きます。2次調査は、1次調査にて把握した空家等候補物件 や市民等からの通報物件を調査対象に行います。

(3)調査期間

1次調査は、平成30年度中に実施する予定です。2次調査は、1次調査の結果 集計、分析等を踏まえ、取りまとめを行った後、平成31年度中に実施する予定 です。調査終了後も、空家等の実態を継続的に把握するために、補足調査を随時 実施する予定です。

また、緊急な対応が必要となる空家等については、調査期間を待たず、随時実 施することとします。

(4)調査対象空家等

空家法第2条第1項に規定する空家等について調査します。調査の結果、周辺 に悪影響を及ぼしている空家等は、空家法第2条第2項に規定する特定空家等と 認められるかの判断を行うことになります。

(5)調査方法及び内容

1次調査は、次の調査項目を目視による外観調査で実施します。敷地の中に立 ち入っての調査は行いません。平成25年度に実施した調査結果を踏まえ、既に 把握している空家等の確認(存在の有無や破損・老朽化の度合い等)、新規物件の 把握を行います。

ア 建物の種類(一戸建、共同住宅、店舗、工場、倉庫、その他) イ 空家等の状況

調査表を元に空家等の状況を確認します。調査表は市が作成し、調査を依頼 する自治会・町内会に事前に配布します。調査の主な内容については、次のと おりです。

・すぐに居住できる状態である。

・居住するためには修繕が必要である。

(13)

10

2次調査は、1次調査における調査項目の再確認に加え、例えば以下に示す詳細

な項目について調査を実施し、使用実績や周辺に及ぼしている悪影響等について

把握します。

ア 空家等の所有者等への聞き取り調査

イ 空家等の近隣への聞き取り調査

ウ 外観調査

エ 所有者等特定調査

オ 水道使用量データの活用

所有者等が不明の場合は、空家法第10条に基づく固定資産税情報等の利用

のほか、国土交通省住宅局による「地方公共団体における空家調査の手引き

ver.1」を参考として所有者等の特定をできる限り調査します。具体的な特定

方法は以下のとおりとします。

【所有者等の特定方法】

(6)調査結果の取扱い

1次調査、2次調査の実施結果を踏まえて、市内における空家等の実態を把握

します。調査の結果を「空家等情報記録簿」等に記録して管理します。

(7)関係機関との情報共有

市は、集約した空家等の情報を必要に応じ、関係部局で共有し、空家等対策に

活用します。なお、特定空家等にかかる情報については、必要に応じ、県及び影

響を及ぼすと考えられる周辺市町村に提供します。

(8)継続した情報収集(把握)

市は、調査結果が無駄にならないように、継続して情報を収集し、その把握に

努めます。

○ 固定資産税情報等の利用

・税務・戸籍等担当部局等と連携し、行政情報の内部利用により特定

○ 住民等への聞き取り

・自治会(共同住宅などの場合には、管理会社や管理組合)への聞き取り

○ 登記簿謄本等の活用

・登記簿謄本を入手するには、空家の家屋番号(通常は敷地の地番と同じ)を特定

(14)

空家等情報記録簿

市 町 村 名 物件番号

空家等の分類

□危険

□特定( □衛生 □景観 □生活環境の保全 ) □その他

日 時

平成 年 月 日 時 分

把握方法 □通報等 □パトロール等

通報者・発見者

住所・所属

氏 名 電話番号

日 時

平成 年 月 日 時 分

確認方法 □現地調査 □写真等

現地確認者 所 属 氏 名 備 考

住 所 氏 名

電話番号 区 分

□所有者 □相続人 □管理者 □不明 □その他( ) 備 考

地名地番 都市計画区域

□都計区域内 □都計区域外 区域区分 □市街化区域 □調整区域 □非線引 用途地域等 防火地域 □防火 □準防火 □指定無

前面道路

□県道 □市道 □無接道 □その他( ) 幅員 m □通学路等 □その他 敷地面積 ㎡ 備 考

用 途

□戸建住宅 □店舗併用 □店舗 □倉庫等 建 築 年 年 構 造

□木造 □鉄骨 □鉄筋 □その他 建築面積 ㎡ 階 数

延べ面積 ㎡ 利用状況

□居住・利用中 □空家(空家となった時期 )□その他( ) 備 考

建物の傾き

□有 □無 特記事項 屋根材・外壁の破損

□有 □無 特記事項 窓等の破損

□有 □無 特記事項

看板等の破損

□有 □無 特記事項 門・塀・擁壁の破損

□有 □無 特記事項 樹木等の腐朽、繁茂

□有 □無 特記事項

異臭の発生 □有 □無 特記事項 ゴミの飛散 □有 □無 特記事項 景観・生活環境の問題 □有 □無 特記事項 対

応 状 況 等

市町村の対応状況 (対応方針)

県の対応状況

(15)

12

【経過】

(16)

4.所有者等による空家等の適切な管理の促進に関する事項

空家等は、所有者等の財産であることから、所有者等が自らの責任で、適正な管理に

努める義務があります。

しかしながら、空家等に関する問題は、多種多様であるため、所有者等が適切な管理

を行うに当たって、どこにどのように相談すればよいのか、分からないといったことも

考えられます。

そこで、市では空家等に対する総合相談窓口を設けるとともに、岐阜県住宅供給公社

に設置されている相談窓口「空き家・すまい総合相談室」と連携し、販売・賃貸、適正

管理、解体など幅広いニーズに対応する相談体制を整備します。

<空き家・すまい総合相談室 実施体制>

<土岐市総合相談窓口>

土岐市総務部まちづくり推進課

□TEL:0572-54-1111(内線186・190)

□相談時間:毎週月∼金 8:30∼17:15(祝休日除く)

<空き家・すまい総合相談室>

岐阜県住宅供給公社内

□TEL:0584-81-8511

(17)

14

行政及び各種団体等による空家セミナー等の開催を周知し、所有者等へ空家等の適正

管理の重要性を普及啓発します。また、所有者等の死亡により空家となる場合には、市

役所における各種手続の中で相続人・管理人に対しても普及啓発を行います。

その他、土岐市の固定資産税納入通知書を送付する際には、空家等の適正管理及び土

岐市空き家バンクの登録・活用について封書に告知文を掲載するなど、周知に努めます。

所有者等が死亡又は不明等の場合は、市において調査して、相続人などの空家等の適

正管理を行う義務者を特定し、的確な指導・助言を行うなど、空家等の適正管理を促し

ます。

しかし、相続登記がなされず、相続人や管理人等が不明となることが管理不全状態の

空家等増加の一因となっていることから、相続発生時や建物の滅失の際に速やかに相

続・滅失登記ができるよう、司法書士会及び土地家屋調査士会と連携して取り組める体

(18)

5.空家等及び除却した空家等に係る跡地の活用の促進に関する事項

所有者等に対して空家等の利活用を促すとともに、所有者等の意向調査の結果を踏ま

え、関係団体を活用した利活用の提案や自治会等の地域との連携による活用などを検討

します。

(1)地域住民からの要望による活用

地域からの要望により、地域交流、地域活性化、福祉サービスの拠点など地域貢献に

ついて利活用可能な空家等については、所有者等の意向を踏まえ、地域住民に情報を提

供します。

また、市において修繕を実施し、移住のためのお試しハウスとしての活用や跡地を地

域防災に活用するなど、地域住民との協働による活用について検討します。

(2)利活用可能な空家等及び空き地の情報提供

〇土岐市空き家バンク事業の活用

空き家バンクとは、空家の賃貸・売却を希望する人から申込みを受けた情報を、空家

の利用を希望する人に紹介する制度です。また、空き家バンクに協力している不動産仲介

業者等の関係事業者団体と協定を締結し、所有者等に対して利活用の企画・提案等を実施

しています。

なお、住宅を建築することのできる空き地についてもその有効活用に繋げるため、同

様の取組みを行っています。

(空き家バンクの流れ)

① 空 き 家 バ ン ク へ の登録申請

②空き家の調査

③空き家の情報

⑤ 利 用 申 請 の 情 報 を提供

④ 空 き 家 バ ン ク の 利用申請

⑥所有者から利用希望者へ連絡

(19)

16

(3)空家等の状態・品質の改善、把握

○土岐市空き家リフォーム補助金の活用促進

長い間使用されなかった建物を改修したり、長く使用できるように良好な状態を維持

したりするために、土岐市空き家リフォーム補助金の活用を促進します。

○中古住宅の性能の把握

中古住宅の購入希望者が、物件の状態・品質を把握できるようにするため、第三者が

客観的に住宅の検査・調査を行うインスペクション(既存住宅状況調査)の普及啓発に

努めます。

(4)新たな住宅セーフティネット制度活用の検討

利活用可能な空家等について、住宅確保要配慮者(低額所得者、高齢者、障がい者及

び子育て世帯等)の住居確保に向けた住宅施策の観点から活用を検討します。

(5)地域に応じた柔軟な対策の検討

他の建築物との敷地の合併、菜園等への転換、シェアハウスや農産物加工所、地域の

駐車場など柔軟な対応を検討します。

(6)関係法令等の遵守

空家等を従前の用途以外で活用する場合は、建築基準法、都市計画法、消防法、旅館

(20)

6.特定空家等に対する措置その他の特定空家等への対処に関する事項

特定空家等とは、空家法第2条第2項において、以下の状態にある空家等と規定され

ています。

・そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態

・著しく衛生上有害となるおそれのある状態

・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態

・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

(1)基本的方針

空家等のうち、特定空家等に該当するおそれのあるものについては、速やかな改善が

求められることから、所有者等に対して、早期に助言又は指導を行うことが必要です。

このため、特定空家等に該当するか否かの判断に関わらず、市は、所有者等に対し、

除却、修繕、立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置をとる

よう、助言又は指導を行い、所有者等自らの責任において、早期に解決が図られるよう

に努めます。

なお、所有者等やその相続人など、空家等を適正に管理する義務のある者をどうして

も特定できない場合は、空家法に基づく略式代執行を含めて、市が所有者等に代わり、

危険性を除去することも検討します。

(2)特定空家等に関する判定の手続き

空家等が特定空家等に該当するか否かについては、多角的な観点から判断する必要が

あるため、市の関係各課の長で組織する「土岐市空家等対策庁内連絡会議」(以下「庁内

連絡会議」という。)に、意見聴取したうえで市が判断するものとします。

(3)特定空家等の判断基準

空家等が特定空家等に該当するか否かを判断する基準は、「『特定空家等に対する措

置』に関する適切な実施を図るために必要な指針(ガイドライン)」等に定める内容を

基本とします。

(4)土岐市空家等対策審議会との調整

特定空家等に対して、空家法第14条に基づく措置を講ずるか否かについては、市は

「土岐市空家等対策審議会」(詳細後述)に諮り、判断するものとします。

(5)特定空家等に対する措置

特定空家等に対する措置については、『特定空家等に対する措置』に関する適切な実

施を図るために必要な指針(ガイドライン)』を参考として実施しますが、対応フロー

については、以下のとおりです。

なお、空家法に基づく「勧告」を行うことにより、固定資産税の住宅用地の特例が解

(21)

18

※特定空家等への対応フロー

※参考 固定資産税の住宅用地の特例

※アパート・マンション等の場合は、戸数×200平方メートル以下の部分が小規模住宅用

地となります。

※併用住宅の場合は、建物の構造、階数、住宅としての利用部分の割合により、住宅用地

となる面積が異なります。

住宅用地の区分 住宅用地区分の範囲

特例率

固定資産税 都市計画税

小規模住宅用地

面 積 が 200 平 方 メ ー ト ル 以 下 の 住 宅 用

地 (200 平方 メ ー トル を超 え る 場合 は 1

戸当たり200平方メートルまでの部分)

1/6 1/3

一般住宅用地 小規模住宅用地以外の住宅用地 1/3 2/3

職員による立ち入り調査等

所有者等の調査 情報記録簿

作 成

意見聴取 特定空家等の判断

所有者 不明の場合

所有者が 判明した場合

助言・指導

緊急応急措置

土岐市空家等対策

庁内連絡会議

報告

勧 告

命 令

土岐市空家等

対策審議会

意見聴取

報告 助言

報告

事前公告

略式代執行

戒告書通知

代執行令書通知

行政代執行

税特例解除 意見聴取

報告

意見聴取

(22)

7.住民等からの空家等に関する相談への対応に関する事項

市では、住民からの空家等に関する相談に対して、前述の総合窓口(総務部まちづく

り推進課)において空家等全般の相談に応じるほか、内容に応じて担当課と調整し、迅

速な回答に努めています。

また、市の担当課において対応が困難な空家等の専門的な相談等には、岐阜県住宅供

給公社内に設置している「空き家・すまい総合相談室」において対応しています。

8.空家等に関する対策の実施体制に関する事項

空家等の対策を実施するに際しては、庁内の様々な部局に関係することから、必要に

応じて対策に関する協議を行い、実施の検討をしていくこととしています。

空家等の対策を実施する上での検討組織は、庁内の関係部局で構成する土岐市空家等

対策庁内連絡会議及び外部有識者で構成する土岐市空家等対策審議会とし、適切な対応

が実施できる体制を整えていきます。

ア 主管部局

空家等に関する対策にかかる事務の主管部局は、総務部まちづくり推進課としま

す。

イ 土岐市空家等対策庁内連絡会議

空家等の適正管理や利活用の促進等の対策を総合的に推進していくため、土岐市

空家等対策庁内連絡会議を設置します。同会議の委員については、土岐市空家等対

策庁内連絡会議設置要綱に定めます。

ウ 土岐市空家等対策審議会

本計画に関すること、市内の特定空家等に対する措置、その他市長が必要と認め

ることに関し、調査及び審議するため、地方自治法(昭和22年法律第67号)第

138条の 4 第3項の規定に基づき、市の附属機関として「土岐市空家等対策審議

会」を設置します。この審議会は、法務、不動産、建築、福祉等に関する専門知識

又は学識経験を有する者、関係行政機関の職員、その他市長が必要と認める者から

委員を委嘱し、12名以内で組織されます。任期は、委嘱の日から諮問に係る答申

の日までです。

□土岐市空家等対策審議会

岐阜県司法書士会

一般社団法人岐阜県建築士事務所協会

岐阜県土地家屋調査士会

公益社団法人岐阜県宅地建物取引業協会

(23)

20

エ 役割分担

空家等対策においては、市と民間事業者がどのような役割を主体的に果たすのか

を明確にすることが、効果的な対策の実施につながります。

〇市の役割

市は、地域の安全・安心なまちづくりを推進する観点から、空家法や本計画に

基づき、空家等対策において主体的な役割を担います。

〇民間事業者の役割

不動産、建築、解体等の民間事業者等は、その専門性を活かして、所有者等へ

の普及啓発や行政機関への支援を行い、空家等の適正な維持管理や利活用を推進

する役割を担います。

〇市と民間事業者の連携

前述のとおり、空家等対策は市が主体的な役割を担いますが、市と民間事業者

が連携することで、より効果的な対策の実施が可能となります。市が設置する審

参照

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