201710_201711_2 サムライ知恵袋 ― こうべ企業の窓口
試算表(会計入力)
今回は、試算表(会計⼊⼒)について、お話させていただきます。 定期的に試算表を作成されていますでしょうか。
『試算表』(Trial Balance)とは、勘定口座への転記が正しく行われたかを確認するための 表とされていますが、現在は、会計ソフトを利用して作成しているため、その作成方法や利 用方法も大きく変わってきています。
まず、私の税理⼠修行時代(平成 9 年頃)は、市販の会計ソフトは、消費税の会計⼊⼒に おいて、まだまだ難しい点があり、税理⼠事務所で会計⼊⼒を行っておりました。 私の記憶では平成 14 年くらいから市販の会計ソフトのレベルが一定のレベルになり、こ の頃から会社ご自身で会計ソフトを購⼊して会計⼊⼒を行う『自計化』を言われるようにな りました。
その背景としまして、同時期にそれまでは振替伝票や金銭出納帳を不正防止をも含めて 手書きで記帳されていることが前提とされていましたが、必ずしも手書きの記帳を必要とし なくなったという風潮もありました。
まず、ここで、会計ソフトを利用されている事を大前提としまして、会計⼊⼒は、自社で されていますでしょうか、税理⼠事務所にお任せになっていますでしょうか。
やはり理想は、自社の中に経理・財務に詳しい方がおられ、その方が、又はその方の指導 の下で会計⼊⼒をされることです。もしくは良好な関係の顧問税理⼠等がおり、どんな質問 にもお答えいただいて会計処理を行うことです。
しかし、昨今の風潮として恐ろしいことは、会計処理・会計⼊⼒をやっつけ仕事と捉えて いるように思われることです。これは会社様にも税理⼠事務所に言えることです。
会計⼊⼒は御社で⼊⼒していただける事を前提に顧問料月額、〇〇円。
この言葉の持つ意味は非常に深いと思います。
まず、税理⼠事務所として、会計⼊⼒を会社様が行っていただけるならば、会計⼊⼒の負 担が減少し、より多くの顧問先を担当できるようになり、結論としては収⼊が増加すると考 えているようです。また、最近は会計⼊⼒を嫌がる税理⼠さんも多いそうです。
会社様は、自社で会計⼊⼒すれば、顧問料が少し減少するとか、見たい時に試算表を見る ことができ、会社の判断が容易にできるとか言われ、不慣れな経理担当者に会計⼊⼒をさせ ているようなケースは無いでしょうか。
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させていただいたのは事実です。
当然いずれの場合も大いに問題があり、⼊⼒ミスの発見漏れは、税務調査時の大きな問題 になります。何より、試算表を一定の時期に作成できないことは、経営判断ミスの大きな原 因になりかねません。
現在のコンピュータ会計の試算表は ・売上目標達成の為の確認
・支店ごと、部門ごと、工事ごとなどの経営状況の確認 ・融資の必要性の確認
・決算予想、納税予想
など、いろいろな確認や予想が可能になっています。
会社と税理⼠事務所が一体になって、コンピュータを駆使して、もっと多角的に経営状況を 確認する必要があるのではないでしょうか。
毎期、毎期、安定して利益を出している中⼩企業様の会計⼊⼒等は、本当にすごいもので す。会計・財務的なミスは一切無く、摘要(総勘定元帳等に仕訳発生の原因等を記載するも の)も相手先、内容の記載順序、半角全角なども機械のように恐ろしく正確に⼊⼒されてい ます。毎期、安定して⿊字決算されている中⼩企業様の会計⼊⼒は決してやっつけ作業では、 無いという事をお分かり下さい。
(この内容は、2017 年 10 月時点の情報です)
⻑⾕川和弘税理⼠事務所 税理⼠ ⻑⾕川和弘 〒650-0016